JP3965078B2 - ステレオ式車外監視装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車等の車両周囲をステレオカメラにより監視するステレオ式車外監視装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステレオカメラによる画像認識により、車両前方の障害物等の監視対象となる対象物や道路の形状などを監視したり、対象物までの距離を検出するステレオ式車外監視装置が知られている。この監視装置は、車両前方の監視のみならず、車両上に複数車載することにより、側方監視用や後方監視用としても応用することが可能である。しかも、このようなステレオカメラによる監視装置は、パッシブセンサであるため、互いに干渉し合う光や電波によるレーダ等を用いたものと異なり、複数同時に使用することができる。また、監視すべき対象物が、金属であるか否か、または、光の反射率が高いか否か等の物質に依存しないため、車両の側方監視や後方監視には適した特性を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来装置では、他の方式のセンサや画像認識処理手段に比べ、処理情報や計算量が圧倒的に多く、大規模な電子回路やメモリ、高性能のコンピュータ等を使用する必要がある。このため、装置自体が複雑化するばかりでなく、高価なものとなる。その結果、監視体制の強化(監視領域の拡張)を図るために、単に、複数の監視装置を独立して車両上に車載することは、全体のステレオ画像処理および認識処理が複雑となり、コストも高くなる。
【0004】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、監視体制の強化を図りつつ、装置コストの上昇を抑制し得る新規なステレオ式車外監視装置およびその制御方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ステレオ式車外監視装置において、それぞれが車両の異なる部位に取り付けられ、それぞれが異なる監視方向を監視する複数のステレオカメラと、車両の走行状態を検出し、センサ信号を出力するセンサと、前記複数のステレオカメラに共通接続された処理ユニットとを有し、前記処理ユニットは、前記センサからのセンサ信号に応じて、それぞれの前記監視方向の注力量を決定し、当該注力量に応じて時分割の重みを変更し、該時分割によって前記ステレオカメラのいずれかを選択する選択部と、前記選択部によって選択された前記ステレオカメラより出力された一対の画像情報に基づいて、ステレオマッチングによって距離情報を生成する生成部と、前記生成部によって生成された距離情報に基づいて、監視対象となる対象物を認識する認識部とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載記載の発明は、請求項1に記載されたステレオ式車外監視装置において、前記センサ信号は、ステアリングの舵角を示す信号、車速を示す信号、ギヤポジションを示す信号、または、方向指示器の状態を示す信号の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るステレオ式車外監視装置が車載された車両を概略的に示す上面図である。この車両Gには、車両Gのほぼ全周囲をカバーすべく、複数台のステレオカメラ1〜8が設置されている。第1のステレオカメラ1は、車両Gのルーフ前部中央(例えば、ルームミラー近傍)に設置され、車両前方を所定の撮像範囲θ1で監視する。第2のステレオカメラ2は、車両Gのルーフ後部中央に設置され、車両後方を所定の撮像範囲θ2で監視する。第3のステレオカメラ3は、車両Gの右前側方に設置され、例えば、交差点での右折時といった状況に対応すべく、車両右前側方を所定の撮像範囲θ3で監視する。第4のステレオカメラ4は、車両Gの右後側方に設置され、例えば、右車線変更時といった状況に対応すべく、車両右後側方を所定の撮像範囲θ4で監視する。第5のステレオカメラ5は、車両Gの左前側方に設置され、例えば、交差点での左折時といった状況に対応すべく、車両左前側方を所定の撮像範囲θ5で監視する。第6のステレオカメラ6は、車両Gの左後側方に設置され、例えば、左車線変更時といった状況に対応すべく、車両左後側方を所定の撮像範囲θ6で監視する。第7のステレオカメラ7は、車両Gの右前バンパの側方に設置され、例えば、右側路地からの飛び出し車両に対応すべく、車両右前バンパの側方を所定の撮像範囲θ7で監視する。第8のステレオカメラ8は、車両Gの左前バンパの側方に設置され、左側路地からの飛び出し車両に対応すべく、車両左前バンパの側方を所定の撮像範囲θ8で監視する。
【0010】
換言すると、ステレオカメラ1〜8は、それぞれが車両Gの異なる部位に取り付けられ、それぞれが異なる監視方向を撮像することにより、車両Gの全周囲を監視している。また、それぞれのステレオカメラ1〜8は、いずれも各監視領域における監視対象となる対象物を撮像して、一対の撮像画像(ステレオ画像)を出力する。この一対の撮像画像に基づいて、後述する処理ユニット10は、走行車や歩行者といった対象物を認識する。
【0011】
図2は、本実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図である。ステレオカメラ1〜8は、車両Gに設置した1台の処理ユニット10に共通接続されている。この処理ユニット10は、同期信号生成部11と、画像信号選択部12と、距離情報生成部13と、認識部14とを有する。同期信号生成部11とステレオカメラ1〜8とは、同期信号線と映像信号線とでそれぞれ接続されている。同期信号生成部11は、ステレオカメラ1〜8のそれぞれの映像信号(映像1フレーム)を一定の時間間隔で出力させるような同期信号を生成する。この同期信号による制御の下で、ステレオカメラ1〜8は、互いに同期して一対の撮像画像の映像信号をそれぞれ出力する。ステレオカメラ1〜8より出力された映像信号は、画像信号選択部12に入力される。
【0012】
画像信号選択部12は、ステレオカメラ1〜8からのいずれか一つの映像信号を、例えば、アナログマルチプレクサ等により時分割で切換え処理することにより選択する。画像信号選択部12により選択されたステレオカメラ1〜8のいずれか一つの映像信号は、距離情報生成部13に出力される。距離情報生成部13は、ステレオカメラ1〜8のいずれか一つの映像信号に基づいて、ステレオマッチングによって距離情報(視差)を生成する。認識部14は、距離情報生成部13によって生成された距離情報に基づいて、それぞれのステレオカメラ1〜8の画像処理および認識処理を行うことにより、各監視領域における監視対象となる対象物を認識する。このとき、認識部14には、予め、画像信号選択部12により時分割で切換え処理されたステレオカメラ1〜8のいずれか一つの映像信号の時系列的な選択情報が入力されている。これにより、距離情報生成部13および認識部14は、時分割処理によりステレオカメラ1〜8からの画像情報を処理する。
【0013】
図3は、上述した画像信号選択部12によるステレオカメラ1〜8からの映像信号の選択を時分割により切換え処理するタイミングチャートである。このタイミングチャートでは、例えば、1/30秒毎に等間隔で同期信号生成部11より同期信号が出力される。これにより、ステレオカメラ1〜8からは、映像1フレームの映像信号が1/30秒毎の等間隔で出力され、画像信号選択部12に入力される。画像信号選択部12では、ステレオカメラ1〜8からの映像信号が、第1のステレオカメラ(前方監視)1から第8のステレオカメラ(左前バンパ側方監視)8まで1/30秒毎の一定の時間間隔で順次時系列的に選択される。そして、これを1処理サイクルとして、1処理サイクル中におけるステレオカメラ1〜8からの映像信号の選択が繰返し実行される。
【0014】
すなわち、上述した第1の実施形態では、全監視領域から出力されるステレオカメラ1〜8の映像信号を時分割で切換えることにより、順次時系列的に選択する。この選択された映像信号に基づいて、距離情報がステレオマッチングによって生成される。この生成された距離情報と画像信号選択部12により時分割で切換え処理された時系列的な選択情報とに基づいて、各監視領域における監視対象となる対象物が認識される。これにより、車両Gの全周囲における各監視領域に設置したステレオカメラ1〜8の画像認識処理が、1つの処理ユニット10により一括して集中的に行われる。この結果、複数のステレオ画像処理および認識処理が簡素にかつ速やかに行うことができ、装置コストの低減を図れる。それとともに、車両周囲の監視等に多様な機能性を持たせることができ、効果的な監視が行える。
【0015】
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図である。この第2の実施形態では、上述した第1の実施形態の構成に加えて、車両Gの走行状態を検出する検出部20が設けられている。この検出部20は、車速を検出する第1のセンサ21と、左右のステアリング舵角を検出する第2のセンサ22と、ギヤポジション(前進位置・後進位置)を検出する第3のセンサ23とを有する。これらの各センサ21,22,23より出力されるセンサ信号、つまり、車速を示す信号、ステアリングの舵角を示す信号、または、ギヤポジションを示す信号は、処理ユニット10の画像信号選択部12に入力される。画像信号選択部12では、入力された各センサ21,22,23からのセンサ信号に応じて、ステレオカメラ1〜8による各監視方向の注力量が決定される。この決定された注力量に応じて、1処理サイクル中における時分割切換え処理により選択されるステレオカメラ1〜8からの映像信号の選択時間割当が行われる。
【0016】
次に、車両走行状態に応じた、画像信号選択部12よるステレオカメラ1〜8の選択を具体的に説明する。ギヤポジションが前進位置で、かつ、高速(低速判定値V1≦車速V)で走行している状態において、例えば、右車線変更を行うために、ステアリングが右側に操舵された場合(右操舵判定値A1≦舵角A)、車両Gの右前側方を監視する第3のステレオカメラ3が主体的に選択される。
【0017】
図5は、第3のステレオカメラ3が選択された際、1処理サイクル中のステレオカメラ1〜8より出力される映像信号の選択時間割当による注力量を示すタイミングチャートである。この場合、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、例えば、ステレオカメラ1,3,4が割合3、その他のステレオカメラ2,5〜8が割合1の比率で設定される。画像信号選択部12では、上述した各センサ21,22,23のセンサ信号に応じて、ステレオカメラ1〜8による各監視方向の注力量が決定される。この決定された注力量に応じて、1処理サイクル中における時分割切換え処理が行われる。図3に示す時分割切換えタイミングと比較して、ステレオカメラ1〜8より出力される映像信号の選択に伴う時分割の重みが変わっており、前方、右前側方、右後側方に監視の重点がおかれていることが分かる。
【0018】
同様に、高速前進時において(低速判定値V1≦車速V)、ステアリングがあまり操舵されていない場合(左操舵判定値A2≦舵角<右操舵判定値A1)、車両Gの前方を監視する第1のステレオカメラ1が主体的に選択される。これにより、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、例えば、ステレオカメラ1,3,4,5,6が割合3、その他のステレオカメラ2,7〜8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0019】
同様に、高速前進時において、例えば、左車線変更を行うために、ステアリングが左側に操舵された場合(舵角A<左操舵判定値A2)、車両Gの左前側方を監視する第5のステレオカメラ5が主体的に選択される。この第5のステレオカメラ5が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,5,6が割合3、その他のステレオカメラ2,3〜4,7〜8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0020】
一方、低速前進走行時において(車速V<低速判定値V1)、例えば、右折を行うために、ステアリングが右側に操舵された場合(右操舵判定値A1≦舵角A)、車両Gの右前バンパ側方を監視する第7のステレオカメラ7が主体的に選択される。この第7のステレオカメラ7が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,3,4,7が割合3、その他のステレオカメラ2,5〜6,8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0021】
同様に、低速前進走行時において、ステアリングがあまり操舵されていない場合(左操舵判定値A2≦舵角<右操舵判定値A1)、車両Gの前方を監視する第1のステレオカメラ1が主体的に選択される。この第1のステレオカメラ1が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,3,4,7,8が割合3、その他のステレオカメラ2,5〜6が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0022】
同様に、低速前進走行時において、例えば、左折を行うために、ステアリングが左側に操舵された場合(舵角A<左操舵判定値A2)、車両Gの左前バンパ側方を監視する第8のステレオカメラ8が主体的に選択される。この第8のステレオカメラ8が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,5,6,8が割合3、その他のステレオカメラ2〜4,7が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0023】
一方、ギヤポジションが後進位置にある後進走行時において、例えば、ハンドル右切り後退時のように、ステアリングが右側に操舵された場合(右操舵判定値A3≦舵角A)、車両Gの右後側方を監視する第4のステレオカメラ4が主体的に選択される。この第4のステレオカメラ4が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ2,4が割合3、その他のステレオカメラ1,3,5〜8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0024】
同様に、後進走行時において、例えば、直進後退時のように、ステアリングがあまり操舵されていない場合(左操舵判定値A4≦舵角A<右操舵判定値A3)、車両Gの後方を監視する第2のステレオカメラ2が主体的に選択される。この第2のステレオカメラ2が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ2,4,6が割合3、その他のステレオカメラ1,3,5,7〜8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0025】
同様に、後前進走行時において、例えば、ハンドル左切り後退時にように、ステアリングが左に操舵された場合(舵角A<左操舵判定値A4)、車両Gの左後側方を監視する第6のステレオカメラ6が主体的に選択される。この第6のステレオカメラ6が選択されると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ2,6が割合3、その他のステレオカメラ1,3〜5,7〜8が割合1の比率で設定され、監視方向の注力量が決定される。
【0026】
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図である。この第3の実施形態では、上述した第2の実施形態の構成に加えて、車両Gの走行状態を検出する検出部20に第4のセンサ24が付加されている。この第4のセンサ24は、方向指示器の動作状態、つまり、走行時における車両Gの「右折時」または「左折時」のドライバーの意志により操作される方向指示器のON・OFFを検出する。第4のセンサ24より出力されたセンサ信号は、処理ユニット10の画像信号選択部12に入力される。
【0027】
すなわち、右折時、右方向指示器がONになると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,3,4が割合5、その他のステレオカメラ2,5〜8が割合1の比率で設定される。一方、左折時、左方向指示器がONになると、ステレオカメラ1〜8の1処理サイクル中の選択時間割当は、ステレオカメラ1,5,6が割合5、その他のステレオカメラ2〜4,7〜8が割合1の比率で設定される。これにより、画像信号選択部12では、上述した各センサ21,22,23と同様に、方向指示器のセンサ信号に応じて、ステレオカメラ1〜8による各監視方向の注力量が決定される。この決定された注力量に応じて、1処理サイクル中における時分割切換え処理が行われる。
【0028】
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図ある。この第4の実施形態では、上述した第1の実施形態の構成に加えて、処理ユニット10における画像信号選択部12と距離情報生成部13との間に画像補正部15が設けられている。この画像補正部15は、画像信号選択部12より時分割されて出力されるステレオカメラ1〜8の映像信号(一対の画像情報)を、アフィン変換補正等による幾何学的変換処理により補正する。処理ユニット10には、画像補正データメモリ16と画像補正データ選択部17とが設けられている。画像補正データメモリ16には、各ステレオカメラ1〜8のそれぞれの画像補正データが蓄積されている。画像補正データ選択部17は、画像補正データメモリ16に蓄積された各ステレオカメラ1〜8の画像補正データを画像信号選択部12からの選択情報により抽出し、画像補正部15に出力する。
【0029】
すなわち、それぞれのステレオカメラ1〜8における映像信号の一つが画像信号選択部12により時分割選択されると、その選択された映像信号の選択情報が画像補正データ選択部17に伝達される。画像補正データ選択部17は、画像信号選択部12からの選択情報に基づいて、画像補正データメモリ16から画像補正データを選択的に抽出する。これにより、画像補正データ選択部17は、画像信号選択部12と同様に、画像補正データメモリ16に蓄積された画像補正データを時分割切換えにより選択的に抽出する。画像補正データ選択部17により選択された画像補正データは、画像補正部15に入力される。画像補正部15では、画像信号選択部12により時分割で選択されたステレオカメラ1〜8の映像信号が、画像補正データに基づいて、アフィン変換補正により幾何学的変換処理される。このアフィン変換補正されたステレオカメラ1〜8の映像信号が距離情報生成部13に入力される。これにより、距離情報生成部13では、アフィン変換補正された映像信号に基づいて、ステレオマッチングによって距離情報が生成される。この結果、監視対象となる対象物の画像処理および認識処理の精度が一段と高められる。
【0030】
なお、上述した各実施形態において、認識部14で認識された車両周囲における各監視領域の画像認識情報は、例えば、車内に設置したアラーム機構あるいはディスプレイ等の表示機構を介してドライバ等に伝達される。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、車両周囲の各監視領域にそれぞれ設置される複数のステレオカメラを処理ユニットに共通接続している。このため、それぞれのステレオカメラの画像処理および認識処理が、最小限の認識ユニットにより一括して集中的に行うことができる。この結果、複数のステレオ画像処理および認識処理が簡素にかつ速やかに行え、コストの低減化が図れる。しかも、車両周囲の監視等に多様な機能性を持たせることができるとともに、効果的な監視が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるステレオ式車外監視装置が車載された車両を概略的に示す上面図
【図2】第1の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図
【図3】画像信号選択部における時分割切換え処理を示すタイミングチャート
【図4】第2の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図
【図5】1処理サイクル中のステレオカメラより出力される映像信号の選択時間割当による注力量を示すタイミングチャート
【図6】第3の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図
【図7】第4の実施形態に係るステレオ式車外監視装置のブロック構成図
【符号の説明】
G 車両
1 第1のステレオカメラ(前方監視)
2 第2のステレオカメラ(後方監視)
3 第3のステレオカメラ(右前側方監視)
4 第4のステレオカメラ(右後側方監視)
5 第5のステレオカメラ(左前側方監視)
6 第6のステレオカメラ(左後側方監視)
7 第7のステレオカメラ(右前バンパ側方監視)
8 第8のステレオカメラ(左前バンパ側方監視)
10 処理ユニット
11 同期信号生成部
12 画像信号選択部
13 距離情報生成部
14 認識部
15 画像補正部
16 画像補正データメモリ
17 画像補正データ選択部
20 車両走行状態検出部
21 第1のセンサ(車速検出)
22 第2のセンサ(ステアリング舵角検出)
23 第3のセンサ(ギヤポジション検出)
24 第4のセンサ(方向指示器の状態検出)
Claims (2)
- ステレオ式車外監視装置において、
それぞれが車両の異なる部位に取り付けられ、それぞれが異なる監視方向を監視する複数のステレオカメラと、
車両の走行状態を検出し、センサ信号を出力するセンサと、
前記複数のステレオカメラに共通接続された処理ユニットとを有し、
前記処理ユニットは、
前記センサからのセンサ信号に応じて、それぞれの前記監視方向の注力量を決定し、当該注力量に応じて時分割の重みを変更し、該時分割によって前記ステレオカメラのいずれかを選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記ステレオカメラより出力された一対の画像情報に基づいて、ステレオマッチングによって距離情報を生成する生成部と、
前記生成部によって生成された距離情報に基づいて、監視対象となる対象物を認識する認識部とを有することを特徴とするステレオ式車外監視装置。 - 前記センサ信号は、ステアリングの舵角を示す信号、車速を示す信号、ギヤポジションを示す信号、または、方向指示器の状態を示す信号の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載されたステレオ式車外監視装置。
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