JP3964538B2 - Impedance measuring device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる4端子法に従って測定対象体の抵抗値、キャパシタンスおよびインダクタンスを要素とするインピーダンスを測定可能に構成されているインピーダンス測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のインピーダンス測定装置として、図4に示す抵抗測定装置51が従来から知られている。同図に示す抵抗測定装置51は、直流定電流の測定用電流IMDC を測定対象抵抗体2に供給するための定電流源52と、測定対象抵抗体2の各端子における電圧V51,V52および定電流源52の出力電圧V0 を測定するための計測部53と、測定用電流IMDC の導通経路を切り替えるためのスイッチS1,S2,S3と、スイッチS1〜S3を切替制御すると共に計測された電圧V51,V52に基づいて測定対象抵抗体2の抵抗値を演算するCPU(図示せず)と、演算された測定値を表示する表示部(図示せず)とを備えている。
【0003】
この抵抗測定装置51では、測定対象抵抗体2の抵抗値を測定する場合、まず、電流供給用のプローブ41a,41bおよび電圧検出用のプローブ42a,42bを測定対象抵抗体2に接続した後、これらのプローブ41a,41b,42a,42bの接続確認試験を実行する。具体的には、CPUがスイッチS3,S1をそれぞれオン状態およびオフ状態に制御し、その状態で、計測部53が出力電圧V0 を計測する。次いで、CPUがスイッチS3,S1をそれぞれオフ状態およびオン状態に制御し、計測部53が電圧V51を計測する。さらに、CPUがスイッチS1,S2をそれぞれオフ状態およびオン状態に制御し、計測部53が電圧V52を計測する。この場合、出力電圧V0 が定電流源52の出力飽和電圧に達していれば、プローブ41aが断線していたり、未接続または接触不良になったりしている(以下、未接続および接触不良を総称して「未接続」ともいう)と判別し、電圧V51が出力電圧V0 またはその近傍値でなければ、プローブ42aが断線または未接続であると判別する。また、電圧V52が定電流源52の出力飽和電圧に達していれば、プローブ41bが断線または未接続であると判別し、電圧V52が0Vまたはその近傍値でなければ、プローブ42bが断線していると判別する。
【0004】
以上の接続確認試験を実行した後、すべてのプローブ41a,41b,42a,42bが断線していないと判別したときに、抵抗値測定を実行する。この場合、CPUは、スイッチS1およびスイッチS2を交互に繰り返しオン状態に制御することにより、計測部53に対して、電圧V51および電圧V52を交互に繰り返し計測させる。次いで、CPUが、交互に計測された電圧V51および電圧V52の差電圧を逐次演算し、この差電圧を測定用電流IMDC の電流値で逐次除算することにより、除算結果を測定対象抵抗体2の抵抗値として表示部に逐次表示させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この抵抗測定装置51には、以下の問題点がある。
すなわち、この抵抗測定装置51では、プローブ41a,41b,42a,42bの接続確認試験は、測定開始時には行われているが、抵抗値測定の最中には行われていない。このため、測定開始時には、すべてのプローブ41a,41b,42a,42bが断線または未接続でない状態であったとしても、測定の最中にいずれかのプローブが断線したり外れたりした場合には、誤った抵抗値を表示部に表示させてしまうという問題点がある。
【0006】
一方、各測定対象抵抗体2を測定する直前に測定した出力電圧V0 をその都度記憶させ、かつその出力電圧V0 と計測した電圧V51,V52とに基づいて接続確認試験を測定中に実行することは可能ではある。しかし、この場合であっても、測定対象抵抗体2の抵抗値測定を行う都度、接続確認試験を実行しなければならない。したがって、特に、自動抵抗値検査などにおいて数多くの測定対象抵抗体2の抵抗値を繰り返し測定する場合には、複数のスイッチS1〜S3を切替制御しなければならないためにその試験自体に長時間を要する接続確認試験を測定対象抵抗体数よりも数多くしなければならない。このため、この抵抗測定装置51には、抵抗値測定が全体として長時間化する結果、測定コストが上昇しているという問題点がある。
【0007】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、電圧検出用プローブの断線・未接続に起因する誤測定を回避しつつ、インピーダンス測定に要する測定時間を短縮することが可能なインピーダンス測定装置を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載のインピーダンス測定装置は、電流供給用プローブを介して第1の交流定電流を測定対象体に供給した状態で電圧検出用プローブを介して入力した測定対象体の両端電圧に基づいて測定対象体のインピーダンスを測定すると共に、電流供給用プローブおよび電圧検出用プローブの断線を検出可能に構成されているインピーダンス測定装置において、第1の交流定電流の周波数に対して偶数倍の周波数である第2の交流定電流を電圧検出用プローブを介して測定対象体に導通させるための交流定電流源と、第1の交流定電流に同期した同期信号で両端電圧を同期検波する同期検波回路と、交流定電流源の出力電圧に基づいて電圧検出用プローブの断線・未接続を検出するためのプローブ断線・未接続検出回路とを備えたことを特徴とする。
【0009】
一般的に、プローブの断線・未接続を検出するためには、断線・未接続検出用の電流をプローブに導通させ、この電流が導通していなければプローブが断線・未接続状態であると判別する方法が用いられる。この方法を測定中における電圧検出用プローブの断線・未接続検出に応用する場合には、断線・未接続検出用の電流が測定結果に影響を与えないようにする必要がある。
【0010】
このインピーダンス測定装置では、まず、所定周波数の第1の交流定電流を電流供給用プローブを介して測定対象体に供給している状態において、交流定電流源が、電圧検出用プローブに第1の交流定電流の周波数に対して偶数倍の周波数の第2の交流定電流を導通させる。次いで、同期検波回路が第1の交流定電流に同期した同期信号で測定対象体の両端電圧を同期検波する。具体的には、測定対象体の両端電圧と同期信号とを互いに乗算した信号を生成し、この信号を低域ろ波することにより、測定対象体の実効抵抗またはリアクタンスに比例する電圧を出力する。この場合、第2の交流定電流の周波数が同期信号の周波数に対しても偶数倍となる。したがって、同期信号の正サイクル期間および負サイクル期間が、それぞれ交流定電流の1周期と等しいため、交流定電流の電流波形と同期信号との乗算電圧をろ波した場合、第2の交流定電流の正サイクルと負サイクルにそれぞれ相当する乗算電圧は互いに相殺される。このため、実効抵抗またはリアクタンスに比例する電圧の平均値は、測定用電流である第1の交流定電流のみを流した場合の測定対象体の両端電圧と同期信号とを互いに乗算した乗算電圧をろ波した電圧の平均値と等しくなる。この結果、第2の交流定電流を測定対象体に流したとしても、インピーダンス測定に与える影響が排除されるため、別個独立して電圧検出用プローブの断線・未接続確認試験を実行する必要がなく、電圧検出用プローブの断線・未接続確認試験とインピーダンス測定とを並行して処理することが可能となり、インピーダンス測定の時間を短縮することが可能となる。
【0011】
請求項2記載のインピーダンス測定装置は、請求項1記載のインピーダンス測定装置において、プローブ断線・未接続検出回路は、交流定電流源の出力電圧が所定の電圧範囲を外れたときに第2の交流定電流の1周期よりも長時間の検出信号を出力すると共にリトリガ可能なタイマ回路を備えていることを特徴とする。
【0012】
例えば、第2の交流定電流を出力する交流定電流源の出力電圧を整流平滑し、この整流平滑した電圧が所定の電圧値を超えたときに電圧検出用プローブの断線・未接続を検出することもできる。ところが、平滑回路の時定数が長い場合、電圧検出用プローブの断線を検出するのに長時間を要する。一方、この電圧検出用プローブ断線・未接続検出回路では、電圧検出用プローブが断線・未接続状態になると、第2の交流定電流源の出力電圧が所定の電圧範囲を外れるため、タイマ回路が、第2の交流定電流の1周期よりも長時間の検出信号を出力する。この場合、タイマ回路は、リトリガ可能であるため、第2の交流定電流源の出力電圧が次の周期において再度所定の電圧範囲を外れると、その周期においても検出信号を継続して出力する。したがって、タイマ回路は、交流定電流源の出力電圧が各周期において所定の電圧範囲を外れている限り、検出信号を出力し続ける。このため、例えば、電圧検出用プローブが断線・未接続であることを報知したり、測定を停止することにより、誤測定を回避することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るインピーダンス測定装置を抵抗測定装置に適用した好適な実施の形態について説明する。
【0014】
図1に示すように、抵抗測定装置1は、本発明における第1の交流定電流を出力する交流定電流源3、コンデンサ4,5、差動増幅回路6、乗算器7、LPF8、本発明における第2の交流定電流を出力する交流定電流源9,10、飽和検出回路11a〜11d、A/D変換器21、CPU22、および表示部23を備えている。
【0015】
交流定電流源3は、例えば周波数が1kHzで電流値I1 の測定用電流IM を測定対象抵抗体2に供給すると共に測定用電流IM に同期した矩形波の同期信号SSYN を出力する。コンデンサ4は、測定対象抵抗体2がバッテリーなどの電圧源である場合に、その電圧が測定用電流IM に印加されるのを防止する。コンデンサ5は、測定対象抵抗体2の両端電圧における交流成分のみを差動増幅回路6に出力する。乗算器7およびLPF8は、本発明における同期検波回路に相当する。交流定電流源9は、プローブ42aに2kHzの交流定電流I2 を導通させ、交流定電流源10は、プローブ42bに2kHzの交流定電流I3 を導通させる。
【0016】
飽和検出回路11aは、交流定電流源3の出力飽和を検出するための回路であって、図2に示すように、交流定電流源3の出力電圧V11の正の飽和電圧よりも若干低電圧の基準電圧VREF1を生成する基準電圧源12aと、出力電圧V11と基準電圧VREF1とを比較するコンパレータ13aと、コンパレータ13aの出力電圧がハイレベル電圧になったときに1.2msecのパルス幅の飽和検出信号S1 を出力するリトリガ可能なワンショットタイマ14aとを備えている。飽和検出回路11bは、飽和検出回路11cと相俟って本発明におけるプローブ断線・未接続検出回路を構成し、交流定電流源9の出力飽和を検出する。この飽和検出回路11bは、同図に示すように、交流定電流源9の出力電圧V12の正の飽和電圧よりも若干低電圧の基準電圧VREF2を生成する基準電圧源12bと、出力電圧V12と基準電圧VREF2とを比較するコンパレータ13bと、コンパレータ13bの出力電圧がハイレベル電圧になったときに0.6msecのパルス幅の飽和検出信号S2 を出力するリトリガ可能なワンショットタイマ14bとを備えている。飽和検出回路11cは、交流定電流源10の出力飽和を検出するための回路であって、同図に示すように、交流定電流源10の出力電圧V13の正の飽和電圧よりも若干低電圧の基準電圧VREF3を出力する基準電圧源12cと、出力電圧V13と基準電圧VREF3とを比較するコンパレータ13cと、コンパレータ13cの出力電圧がハイレベル電圧になったときに0.6msecのパルス幅の飽和検出信号S3 を出力するリトリガ可能なワンショットタイマ14cとを備えている。
【0017】
飽和検出回路11dは、本発明における差動増幅回路飽和検出手段に相当し、差動増幅回路6の出力飽和を検出する。この飽和検出回路11dは、同図に示すように、差動増幅回路6の出力電圧V1 の正の飽和電圧よりも若干低電圧の基準電圧VREF4を出力する基準電圧源12dと、出力電圧V1 と基準電圧VREF4とを比較するコンパレータ13dと、本発明におけるタイマ回路に相当しコンパレータ13dの出力電圧がハイレベル電圧になったときに1.2msecのパルス幅の飽和検出信号S4 を出力するリトリガ可能なワンショットタイマ14dとを備えている。
【0018】
CPU22は、A/D変換器21を介して入力されたディジタルデータに基づいて測定対象抵抗体2の抵抗値を演算すると共に、その演算した抵抗値を表示部23に表示させる。また、CPU22は、後述するように、飽和検出回路11a〜11dから飽和検出信号S1 〜S4 が出力されたときには、測定不能である旨などを表示部23に表示させる。
【0019】
次に、この抵抗測定装置1の測定動作について、図3に示す波形図を参照して説明する。
【0020】
最初に、測定対象抵抗体2にプローブ41a,41b,42a,42bを接続した状態で図外の測定開始スイッチを操作すると、交流定電流源3が、コンデンサ4およびプローブ41a,41bを介して同図(a)に示す正弦波1kHzの測定用電流IM を測定対象抵抗体2に供給する。同時に、交流定電流源3は、正側および負側の振幅値が同電圧であって、その立ち上がりおよび立ち下がりが測定用電流IM のゼロクロス点に同期する矩形波の同期信号SSYN (同図(b)参照)を乗算器7に出力する。一方、交流定電流源9,10は、同期信号SSYN に同期する正弦波2kHzの交流定電流I2 および交流定電流I3 (同図(c)参照)をそれぞれ出力する。この場合、交流定電流I2 は、交流定電流源9、コンデンサ5、プローブ42a、測定対象抵抗体2、プローブ41b、グランドライン、および交流定電流源9からなる経路を導通し、交流定電流I3 は、交流定電流源10、プローブ42b、測定対象抵抗体2のリード線、プローブ41b、グランドライン、および交流定電流源10からなる経路を導通する。この際に、測定対象抵抗体2には、測定用電流IM と交流定電流I2 との合成電流が導通する。
【0021】
次いで、差動増幅回路6がプローブ42a,42bを介して入力した測定対象抵抗体2の両端電圧を差動増幅することにより出力電圧V1 を出力する。この場合、例えば、測定対象抵抗体2が抵抗成分のみの抵抗体であるとすると、同図(d)に示すように、出力電圧V1 の波形は、測定対象抵抗体2を流れた1kHzの測定用電流IM および2kHzの交流定電流I2 の合成波形となる。次に、乗算器7が出力電圧V1 と同期信号SSYN とを互いに乗算することにより出力電圧V2 を生成する。この際の出力電圧V2 の波形は、同図(b)に示す同期信号SSYN の正負サイクルに応じて極性反転させられるため、同図(e)に示すように、出力電圧V1 を全波整流した波形となる。次いで、LPF8が、出力電圧V2 をろ波することにより、測定対象抵抗体2の実効抵抗に電圧値が比例する電圧V3 を出力する。
【0022】
この場合、同期信号SSYN の正サイクル期間Aおよび負サイクル期間B(同図(b)参照)が、それぞれ2kHzの交流定電流I2 の1周期と等しいため、交流定電流I2 の電流波形と同期信号SSYN との乗算電圧をろ波した場合、交流定電流I2 の正サイクルと負サイクルにそれぞれ相当する乗算電圧は互いに相殺される。このため、この電圧V3 の平均値は、測定用電流IM のみが流れたとした場合の測定対象抵抗体2の両端電圧と同期信号SSYN とを互いに乗算した乗算電圧をろ波した電圧の平均値と等しくなる。この結果、交流定電流I2 を測定対象抵抗体2に流したとしても、電圧V3 の平均値に対する影響が排除される。
【0023】
次いで、A/D変換器21が電圧V3 をディジタルデータに変換し、CPU22に出力する。この後、CPU22は、測定用電流IM の電流値I1 の二乗値でディジタルデータを除算することにより測定対象抵抗体2の抵抗値を演算する。この際に、交流定電流I2 が測定対象抵抗体2に流れることによる電圧V3 の平均値に対する影響が排除されているため、CPU22は、測定対象抵抗体2の抵抗値を正確に測定することができる。なお、測定対象抵抗体2にリアクタンス成分が含まれていたとしても、同様にして、交流定電流I2 が測定対象抵抗体2を流れることによる影響が排除されるため、CPU22は、測定対象抵抗体2が純粋な抵抗体のみならずチョークコイルやコンデンサであったとしても、正確に抵抗値を測定することができる。次いで、CPU22は、演算した抵抗値を表示部23に表示させる。
【0024】
次に、電流供給用のプローブ41a,41bおよび電圧検出用のプローブ42a,42bが断線・未接続の場合や、高インピーダンスのチョークコイルなどが測定対象抵抗体2とされた場合の処理動作について説明する。
【0025】
最初に、両プローブ41a,41bの断線・未接続状態のときの処理動作について説明する。この場合、両プローブ41a,41bのいずれか一方が断線・未接続状態であると、測定用電流IM の導通経路が絶たれることにより交流定電流源3の出力電圧V11が電源電圧まで飽和する。この際の出力電圧V11は、正負の瞬時電圧が正および負の電源電圧となる1kHzの台形波となる。したがって、飽和検出回路11aでは、出力電圧V11が基準電圧VREF1を上回ると、コンパレータ13aが出力レベルをロウレベルからハイレベルに反転し、これにより、ワンショットタイマ14aが、1.2msecのパルス幅の出力信号S1 を出力する。この際に、測定用電流IM の各周期において出力電圧V11が基準電圧VREF1を上回っていると、その都度、ワンショットタイマ14aが出力信号S1 を出力することにより、出力信号S1 が継続して出力され続ける。この状態では、CPU22は、出力信号S1 が出力されたことにより、プローブ41a,41bが断線・未接続である旨を表示部23に表示させる。
【0026】
次に、両プローブ42a,42bが断線・未接続のときの処理動作について説明する。この場合、両プローブ42a,42bのいずれか一方が断線・未接続状態であると、交流定電流I2 ,I3 の導通経路が絶たれることにより交流定電流源9,10の出力電圧V12,V13が電源電圧まで飽和する。この場合にも、出力電圧V11,V12は、正負の瞬時電圧が正および負の電源電圧となる2kHzの台形波となる。したがって、飽和検出回路11bでは、プローブ42aの断線・未接続状態に起因して出力電圧V12が基準電圧VREF2を上回ると、コンパレータ13bが出力レベルをロウレベルからハイレベルに反転し、これにより、ワンショットタイマ14bが、0.6msecのパルス幅の出力信号S2 を出力する。この際に、交流定電流I2 の各周期において出力電圧V12が基準電圧VREF2を上回っていると、その都度、ワンショットタイマ14bが出力信号S2 を出力することにより、出力信号S2 が継続して出力され続ける。この状態では、CPU22は、出力信号S2 が出力されたことにより、プローブ42aが断線・未接続である旨を表示部23に表示させる。同様にして、飽和検出回路11cでは、プローブ42bの断線・未接続状態に起因して交流定電流源10の出力電圧V13が基準電圧VREF3を上回ると、ワンショットタイマ14cが出力信号S3 を出力するため、CPU22が、プローブ42bが断線・未接続である旨を表示部23に表示させる。
【0027】
次に、測定対象抵抗体2が高インピーダンスの場合の処理動作について説明する。この場合、測定対象抵抗体2の両端電圧が大きくなることにより、差動増幅回路6の出力電圧V1 が飽和電圧まで上昇することがある。この際に、飽和検出回路11dでは、出力電圧V1 が1msecの周期で基準電圧VREF4を超えるため、コンパレータ13dが1msecの周期でハイレベル信号を出力することにより、ワンショットタイマ14dが、リトリガされつつ、出力信号S4 を継続して出力する。次いで、CPU22が、出力信号S4 を入力したときに、測定不能な測定対象抵抗体2が測定対象とされた旨を表示部23に表示させる。
【0028】
このように、この抵抗測定装置1によれば、交流定電流源9,10がプローブ42a,42bに対して交流定電流I2 ,I3 を常時導通させ、飽和検出回路11b,11cが出力電圧V12,V13の飽和を検出することにより、プローブ42a,42bが測定中に断線したり外れたりした場合に、プローブ42a,42bの断線・未接続を表示部23に表示させることにより、誤った抵抗測定を防止することができる。また、飽和検出回路11dが差動増幅回路6における出力電圧V1 の飽和を検出することにより、測定対象抵抗体2が高インピーダンスの測定対象であった場合にも、誤った抵抗測定を防止することができる。さらに、リトリガ可能なワンショットタイマ14a〜14dを飽和検出回路11a〜11d内に配設したことにより、交流定電流源3,9,10および差動増幅回路6の出力飽和を迅速かつ確実に検出することができる。
【0029】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、その構成を適宜変更することができる。例えば、本発明の実施形態では、別個独立した交流定電流源9,10がプローブ42a,42bに対してそれぞれ交流定電流I2 ,I3 を導通させているが、本発明は、これに限定されず、交流定電流源9,10に代えて、1つの交流定電流源で構成することもできる。具体的には、交流定電流源から、コンデンサ5、プローブ42a、測定対象抵抗体2、プローブ42b、およびこの交流定電流源からなる導通経路に交流定電流を導通させ、この交流定電流源の出力電圧の飽和を検出すればよい。この構成によれば、断線・未接続の状態のプローブ42a,42bを特定するのは困難であるが、簡易に構成することができる。
【0030】
また、本発明の実施形態では、交流定電流I2 ,I3 の周波数を2kHzとしているが、本発明は、これに限定されず、測定用電流IM の周波数の偶数倍の周波数の交流定電流を用いることができるのは勿論である。
【0031】
さらに、本発明の実施形態では、飽和検出回路11a〜11dは、出力電圧V11,V12,V13,V1 の正電圧側の飽和を検出しているが、本発明は、これに限定されず、出力電圧V11,V12,V13,V1 の負電圧側の飽和を検出してもよいし、両電圧側を同時に検出してもよい。また、飽和検出回路11a〜11dを整流平滑回路およびコンパレータで構成することもできる。また、本発明の実施の形態では、飽和検出信号S1 〜S4 を別個にCPU22に出力しているが、これらの飽和検出信号の論理和信号を生成してもよい。
【0032】
さらに、本発明の実施の形態では、インピーダンスの一態様である実効抵抗を測定する例について説明したが、本発明は、これに限らず、リアクタンス、キャパシタンスおよびインダクタンスを測定するインピーダンスメータに適用することができる。この場合、図3(b)に示した同期信号SSYN の位相を90゜移相した同期信号に基づいて同期検波することによりリアクタンスを測定する測定系を追加し、測定した実効抵抗およびリアクタンスに基づいてインピーダンスを測定することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載のインピーダンス測定装置によれば、第1の交流定電流の周波数に対して偶数倍の周波数の第2の交流定電流を電圧検出用プローブに導通させ、この第2の交流定電流を出力する交流定電流源の出力電圧に基づいて電圧検出用プローブの断線を検出することにより、インピーダンス測定と電圧検出用プローブの断線・未接続確認処理とを並行して処理することができる。この結果、電圧検出用プローブの断線・未接続に起因する誤測定を回避することができると共に、別個独立して電圧検出用プローブの断線・未接続確認処理を行う必要がないため、インピーダンス測定に要する測定時間を短縮することができ、これにより、測定コストを低減することができる。
【0034】
また、請求項2記載のインピーダンス測定装置によれば、プローブ断線・未接続検出回路にリトリガ可能なタイマ回路を用いたことにより、交流定電流源の出力電圧が所定の電圧範囲を外れたことを迅速かつ確実に検出することができ、これにより、電圧検出用プローブの断線・未接続を迅速かつ確実に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置の回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置における飽和検出回路11a〜11dの回路図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る抵抗測定装置の抵抗測定動作を説明するための波形図であって、(a)は測定用電流IM の電流波形図、(b)は同期信号SSYN の信号波形図、(c)は交流定電流I2 ,I3 の電流波形図、(d)は出力電圧V1 の電圧波形図、(e)は出力電圧V2 の電圧波形図である。
【図4】従来の抵抗測定装置の回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗測定装置
2 測定対象抵抗体
3 交流定電流源
7 乗算器
8 LPF
9 交流定電流源
10 交流定電流源
11b 飽和検出回路
11c 飽和検出回路
14b ワンショットタイマ
14c ワンショットタイマ
41a プローブ
41b プローブ
42a プローブ
42b プローブ
IM 測定用電流
I2 交流定電流
I3 交流定電流
V12 出力電圧
V13 出力電圧
SSYN 同期信号
S2 飽和検出信号
S3 飽和検出信号[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an impedance measuring apparatus configured to be able to measure an impedance having a resistance value, capacitance and inductance of a measurement object as elements in accordance with a so-called four-terminal method.
[0002]
[Prior art]
As this type of impedance measuring apparatus, a
[0003]
In the
[0004]
After performing the above connection confirmation test, when it is determined that all the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, this
That is, in the
[0006]
On the other hand, the output voltage V0 measured immediately before measuring each
[0007]
The present invention has been made in view of such problems, and impedance measurement capable of shortening measurement time required for impedance measurement while avoiding erroneous measurement due to disconnection / non-connection of the voltage detection probe. The main purpose is to provide a device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the impedance measuring apparatus according to
[0009]
Generally, in order to detect the disconnection / non-connection of the probe, the disconnection / non-connection detection current is conducted to the probe, and if this current is not conducted, it is determined that the probe is disconnected / unconnected. Is used. When this method is applied to disconnection / non-connection detection of a voltage detection probe during measurement, it is necessary to prevent the current for disconnection / non-connection detection from affecting the measurement result.
[0010]
In this impedance measuring apparatus, first, in a state where the first AC constant current having a predetermined frequency is supplied to the measurement object via the current supply probe, the AC constant current source is connected to the voltage detection probe. The second AC constant current having a frequency that is an even multiple of the frequency of the AC constant current is conducted. Next, the synchronous detection circuit synchronously detects the voltage across the measurement object with a synchronous signal synchronized with the first AC constant current. Specifically, a signal that is obtained by multiplying the voltage across the object to be measured and the synchronization signal is generated, and this signal is low-pass filtered to output a voltage proportional to the effective resistance or reactance of the object to be measured. . In this case, the frequency of the second AC constant current is an even multiple of the frequency of the synchronization signal. Accordingly, since the positive cycle period and the negative cycle period of the synchronization signal are each equal to one cycle of the AC constant current, the second AC constant current is obtained when the multiplication voltage of the AC constant current current waveform and the synchronization signal is filtered. The multiplication voltages corresponding to the positive cycle and the negative cycle are canceled out. For this reason, the average value of the voltage proportional to the effective resistance or reactance is a multiplication voltage obtained by multiplying the voltage across the measurement object and the synchronization signal when only the first AC constant current as the measurement current is passed. It becomes equal to the average value of the filtered voltage. As a result, even if the second AC constant current is passed through the measurement object, the influence on the impedance measurement is eliminated. Therefore, it is necessary to separately perform a disconnection / non-connection confirmation test of the voltage detection probe. In addition, the disconnection / non-connection confirmation test of the voltage detection probe and the impedance measurement can be processed in parallel, and the impedance measurement time can be shortened.
[0011]
The impedance measuring device according to
[0012]
For example, the output voltage of the AC constant current source that outputs the second AC constant current is rectified and smoothed, and disconnection / non-connection of the voltage detection probe is detected when the rectified and smoothed voltage exceeds a predetermined voltage value. You can also. However, when the time constant of the smoothing circuit is long, it takes a long time to detect the disconnection of the voltage detection probe. On the other hand, in this voltage detection probe disconnection / unconnection detection circuit, when the voltage detection probe is disconnected / unconnected, the output voltage of the second AC constant current source is out of the predetermined voltage range. The detection signal is output for a longer time than one cycle of the second AC constant current. In this case, since the timer circuit can be retriggered, if the output voltage of the second AC constant current source is out of the predetermined voltage range again in the next cycle, the detection signal is continuously output in that cycle. Therefore, the timer circuit continues to output the detection signal as long as the output voltage of the AC constant current source is out of the predetermined voltage range in each cycle. For this reason, for example, it is possible to avoid erroneous measurement by notifying that the voltage detection probe is disconnected or not connected or by stopping the measurement.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, a preferred embodiment in which an impedance measuring device according to the invention is applied to a resistance measuring device will be described with reference to the accompanying drawings.
[0014]
As shown in FIG. 1, the
[0015]
The AC constant
[0016]
The saturation detection circuit 11a is a circuit for detecting the output saturation of the AC constant
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
Next, the measuring operation of the
[0020]
First, when a measurement start switch (not shown) is operated in a state where the
[0021]
Next, the differential amplifier 6 differentially amplifies the voltage across the
[0022]
In this case, since the positive cycle period A and the negative cycle period B (see FIG. 4B) of the synchronization signal SSYN are equal to one cycle of the AC constant current I2 of 2 kHz, respectively, the current waveform of the AC constant current I2 and the synchronization signal When the multiplication voltage with SSYN is filtered, the multiplication voltages corresponding to the positive and negative cycles of the AC constant current I2 cancel each other. For this reason, the average value of the voltage V3 is the average value of the filtered voltage of the multiplied voltage obtained by multiplying the voltage across the
[0023]
Next, the A /
[0024]
Next, the processing operation when the
[0025]
First, the processing operation when both the
[0026]
Next, a processing operation when both
[0027]
Next, the processing operation when the
[0028]
Thus, according to the
[0029]
In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, The structure can be changed suitably. For example, in the embodiment of the present invention, the independent AC constant
[0030]
In the embodiment of the present invention, the frequency of the AC constant currents I2 and I3 is 2 kHz. However, the present invention is not limited to this, and an AC constant current having a frequency that is an even multiple of the frequency of the measurement current IM is used. Of course you can.
[0031]
Furthermore, in the embodiment of the present invention, the saturation detection circuits 11a to 11d detect the saturation on the positive voltage side of the output voltages V11, V12, V13, and V1, but the present invention is not limited to this, and the output Saturation on the negative voltage side of the voltages V11, V12, V13, and V1 may be detected, or both voltage sides may be detected simultaneously. Further, the saturation detection circuits 11a to 11d can be constituted by a rectifying / smoothing circuit and a comparator. In the embodiment of the present invention, the saturation detection signals S1 to S4 are separately output to the
[0032]
Furthermore, in the embodiment of the present invention, the example of measuring the effective resistance that is one aspect of the impedance has been described. However, the present invention is not limited to this, and is applied to an impedance meter that measures reactance, capacitance, and inductance. Can do. In this case, a measurement system for measuring reactance is added by synchronous detection based on a synchronization signal obtained by shifting the phase of the synchronization signal SSYN shown in FIG. 3B by 90 °, and based on the measured effective resistance and reactance. Impedance can be measured.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the impedance measuring apparatus of the first aspect, the second AC constant current having a frequency that is an even multiple of the frequency of the first AC constant current is conducted to the voltage detection probe. By detecting the disconnection of the voltage detection probe based on the output voltage of the AC constant current source that outputs the AC constant current of 2, the impedance measurement and the disconnection / non-connection confirmation process of the voltage detection probe are processed in parallel. can do. As a result, it is possible to avoid erroneous measurement due to disconnection / non-connection of the voltage detection probe, and it is not necessary to separately perform disconnection / non-connection confirmation processing of the voltage detection probe. The measurement time required can be shortened, and thereby the measurement cost can be reduced.
[0034]
In addition, according to the impedance measuring apparatus of the second aspect, by using a retriggerable timer circuit for the probe disconnection / non-connection detection circuit, the output voltage of the AC constant current source is out of the predetermined voltage range. It is possible to detect quickly and reliably, and thereby, it is possible to promptly and reliably notify disconnection / non-connection of the voltage detection probe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of a resistance measuring apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram of saturation detection circuits 11a to 11d in the resistance measurement apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are waveform diagrams for explaining a resistance measurement operation of the resistance measurement device according to the embodiment of the present invention, wherein FIG. 3A is a current waveform diagram of a measurement current IM, and FIG. 3B is a synchronization signal SSYN; (C) is a current waveform diagram of the alternating constant currents I2 and I3, (d) is a voltage waveform diagram of the output voltage V1, and (e) is a voltage waveform diagram of the output voltage V2.
FIG. 4 is a circuit diagram of a conventional resistance measuring apparatus.
[Explanation of symbols]
1 Resistance measurement device
2 Resistance object to be measured
3 AC constant current source
7 Multiplier
8 LPF
9 AC constant current source
10 AC constant current source
11b Saturation detection circuit
11c Saturation detection circuit
14b One-shot timer
14c One-shot timer
41a probe
41b probe
42a probe
42b probe
Current for IM measurement
I2 AC constant current
I3 AC constant current
V12 output voltage
V13 output voltage
SSYN Sync signal
S2 Saturation detection signal
S3 Saturation detection signal
Claims (2)
前記第1の交流定電流の周波数に対して偶数倍の周波数である第2の交流定電流を前記電圧検出用プローブを介して前記測定対象体に導通させるための交流定電流源と、前記第1の交流定電流に同期した同期信号で前記両端電圧を同期検波する同期検波回路と、前記交流定電流源の出力電圧に基づいて前記電圧検出用プローブの断線・未接続を検出するためのプローブ断線・未接続検出回路とを備えたことを特徴とするインピーダンス測定装置。The impedance of the measurement object is measured based on the voltage across the measurement object input via the voltage detection probe in a state where the first AC constant current is supplied to the measurement object via the current supply probe. In addition, in the impedance measuring device configured to be able to detect disconnection of the current supply probe and the voltage detection probe,
An AC constant current source for conducting a second AC constant current having a frequency that is an even multiple of the frequency of the first AC constant current to the measurement object through the voltage detection probe; A synchronous detection circuit for synchronously detecting the voltages at both ends with a synchronous signal synchronized with one AC constant current, and a probe for detecting disconnection / non-connection of the voltage detection probe based on the output voltage of the AC constant current source An impedance measuring device comprising a disconnection / unconnection detection circuit.
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