JP3964373B2 - ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート - Google Patents

ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気泳動記録シートに関し、更に詳しくは柔軟性を有し、ファクシミリ受信先へ鮮明な文字等の送ることができ、しかも繰り返し使用可能な、ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートに関するものである。
従来、磁気表示シート乃至磁気記録方法としては、非磁性体基板の裏面全面に、光吸収性のある磁性粉と光反射性のある非磁性微粉(白色)を封入したマイクロカプセルを塗布してマイクロカプセル塗布層を設け、さらにマイクロカプセルが摩擦圧によって裂壊することを防止するための透明保護層を設けた構造のディスプレーが知られており、このようなディスプレーにおける磁気記録方法は、該ディスプレーの裏面側の一端から他端へ磁気装置でスライド移動してマイクロカプセル中の磁性粉を下部に移動すると共に非磁性粉を上部へ移動させて表示面を白色となし、ついで表示面を棒状永久磁石で接触移動させることにより該部分の磁性粉を上部へ移動させて文字等の表示を行うものである(例えば、特許文献1参照)。また粒径が200〜1000μmの範囲のマイクロカプセルを用いた磁気表示シートも開示されており、幼児用絵本、幼児用玩具、メモ用板や会議用黒板等に用いられることが示されている。この他、このマイクロカプセルを用いる磁気記録シートには、偏平な磁性粉を用いるものがある(例えば、特許文献2参照)。これらのマイクロカプセル磁気記録シートは、いずれも磁気ペンを用いて文字や絵等を記録面に記録し、かつ消去することができ、しかもこれらを繰り返し行うことができる。
特開平2ー146082号公報(第4頁右上段19行〜同下段14行、第4図〜第7図) 特開平1ー145637号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、前述のマイクロカプセル磁気記録シートは、使用目的が決まっている場合が多く、したがって通常卓上で使用する場合がほとんどであったため、表面の筆記用透明シート側に書き込むと裏面の保護層は、透明のためマイクロカプセル分散層の顔料の白色と磁性粉の黒色とで構成されるまだら模様を有しているが、元来、マイクロカプセル磁気表示シートは、表面に記録するなど表面を利用するものであるから、特に裏面を問題にはしなかった。またマイクロカプセル磁気記録シートは、分散層の両側を樹脂シート等で塗布ないし接着しているが、特に樹脂シートを接着している場合は、マイクロカプセル磁気記録シートに、柔軟性がないばかりか、むしろ、該シートは、裏面に消去用磁石が移動可能にするため、該磁石の移動空間を設けているので、該磁気シートは表面からの筆記に対して、シートに剛性をもたせ、たわみのないものの方が好都合であった。
ところが、最近では、このマイクロカプセル磁気記録シートが繰り返し使用可能である点が注目され、これをファクシミリ送信に使用する試みがなされたが、通常、ファクシミリ送受信装置を用いて複数枚のマイクロカプセル磁気記録シートを自動送り手段で連続送信するためには、従来のマイクロカプセル磁気記録シートでは柔軟性がないため、普通紙と一緒に複数枚を自動的に送信することができないという不便があり、また柔軟性をもたせるために該シートの裏面の樹脂シートに代えて不織布を設けると厚みがさらに厚くなりローラーからなる送り装置を通して自動送信することが不可能となり実際には全く使用されていないのが実情である。また、マイクロカプセル磁気記録シートに記録し、このまま送信すると受信先では、十分鮮明な文字等が得られず、非常に読みずらいという問題があった。これらの点にかんがみ本発明者等は種々検討したところ、前者においては、全体的に薄く構成するばかりでなく裏面シートを薄くしてシート全体に柔軟性をもたせ、また後者においては、表面を通過した光(紫外線)がマイクロカプセル磁気記録シートの裏面で乱反射することに原因があることがわかった。そこで、本発明者等は、該マイクロカプセル磁気記録シートの裏面に灰色塗料乃至黒色塗料などの光吸収性被膜を設けてみたところ、この被膜は薄く塗布できるばかりでなく、柔軟性に優れ、ファクシミリ機器により自動送信が容易にでき、しかも受信先でも、極めて鮮明な状態のファクシミリ書類が得られることを見出し、ここに本発明をなすに至った。
したがって、本発明が解決しようとする第1の課題は、柔軟性を有し、ファクシミリ機器により自動送信が容易にでき、しかもファクシミリ受信先へ極めて鮮明な文字等が得られるファクシミリを送ることができ、しかも繰り返し使用可能なファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートを提供することにある。
本発明の上記課題は、以下の各発明によってそれぞれ達成される。
(1)不消情報体を有する筆記用透明シート、白色顔料及び磁性粒子を含む分散液を内包したマイクロカプセルを有する固形分散層及び光吸収性被覆層を、この順に有するファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートにおいて、
(イ)前記マイクロカプセルの平均粒径が30〜170μmである
(ロ)前記固形分散層の厚みが50〜360μmである
(ハ)前記不消情報体を有する筆記用透明シートの厚みが10〜200μmである
(ニ)光吸収性被覆層の厚みが10〜200μmである
(ホ)かつ該マイクロカプセル磁気記録シート全体の厚みが70〜920μm以下である、ことを特徴とするファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート。
(2)不消情報体がファクシミリ送信用様式であることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート。
本発明の第1項に記載のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、不消情報体を有する筆記用透明シート、白色顔料及び磁性粒子を含む分散液を内包したマイクロカプセルを有する固形分散層及び光吸収性被覆層を、この順に有するファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートにおいて、
(イ)前記マイクロカプセルの平均粒径が30〜170μmである
(ロ)前記固形分散層の厚みが50〜360μmである
(ハ)前記不消情報体を有する筆記用透明シートの厚みが10〜200μmである
(ニ)光吸収性被覆層の厚みが10〜200μmである
(ホ)かつ該マイクロカプセル磁気記録シート全体の厚みが70〜920μm以下である、ことを特徴とすることにより、柔軟性を有し、ファクシミリ機器により複数枚のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートを送信位置へ設置した後、自動送り手段で書類などと共に連続送信することができ、しかもファクシミリ受信先へ極めて鮮明な文字等が得られるファクシミリを送ることができ、しかも繰り返し使用可能であるという優れた効果を奏するものである。また前記光吸収性被覆層であることにより、この被覆層は薄く塗布することができ、したがって、ファクシミリ機器により自動送信が容易にできる。しかも該層の色が灰色乃至黒色であることにより、受信先でも、極めて鮮明な状態のファクシミリ書類が得られるという優れた効果を奏するものである。また本発明の第2項に記載のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、不消情報体がファクシミリ送信用様式であることことにより、所定事項を記入のうえ、直ちに送信することができ、しかも繰り返し使用可能であるという優れた効果を奏するものが得られる。
以下に、本発明の実施の形態の最良のものについて説明するが、これは一例であってこれに限定されるものではない。
本発明は、不消情報体を有する筆記用透明シート、白色顔料及び磁性粒子を含む分散液を内包したマイクロカプセルを有する固形分散層及び光吸収性被覆層を、この順に有するファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートにおいて、
(イ)マイクロカプセルの平均粒径が30〜170μmである
(ロ)固形分散層の厚みが50〜420μmである
(ハ)不消情報体を有する筆記用透明シートの厚みが10〜200μmである
(ニ)光吸収性被覆層の厚みが10〜300μmである
(ホ)かつ該マイクロカプセル磁気記録シート全体の厚みが70〜920μm以下である、ことを特徴とするファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートである。
本発明において、分散液中の溶剤は、水にほとんど溶けず、マイクロカプセル化するのに安定的な溶剤でかつ各溶剤が相溶性を有するものである。また磁性材料(例えば磁性粒子など)の動きを良くし、コントラストを良くするために低沸点溶媒と高沸点溶媒を組み合わせて用いるのが好ましく、低沸点溶媒としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロヘキサンである。これらの低沸点溶媒は単独でもまた2種以上を混合してもよい。本発明に用いられる高沸点溶媒は、ドデシルベンゼン、ジペンチルベンゼン、ジフェニルエーテル、安息香酸ベンジル、フタル酸ジエチル、フェニルキシリルエタン、ジエチルベンゼン、ペンチルベンゼン、フタル酸エチル及びフラル酸ブチルである。これらの高沸点溶媒は単独でもまた2種以上を混合してもよい。また低沸点溶媒と高沸点溶媒の混合割合は、低沸点溶剤100重量部に対して高沸点溶剤20〜250重量部であり、好ましくは低沸点溶剤100重量部に対して高沸点溶剤30〜150重量部であり、更に好ましくは低沸点溶剤100重量部に対して高沸点溶剤40〜100重量部である。低沸点溶剤に対する高沸点溶剤の添加割合が20重量%未満では、低沸点溶剤の発散を防止することができず、更に磁気材料と白色顔料を溶剤に分散させるためボールミル等による混合が必要であるが、揮発性の高い低沸点溶剤のみでは混合に使用できないので、高沸点溶剤を20%以上混合することが必要である。また高沸点溶剤が250重量%を越えると、磁性粒子の動きが悪くなる。
本発明において、前記(イ)に記載のマイクロカプセルの粒径は、平均粒径が30〜170μmであり、好ましくは40〜150μmであり、更に好ましくは50〜130μmである。本発明では、平均粒径は30〜170μmの範囲で、筆記用磁石又は消去用磁石の種類如何により鮮明な文字等が記録され、またこのマイクロカプセル磁気記録シートは柔軟性を有し、ファクシミリ機器によって自動送信が極めて容易に行うことができるばかりでなく、ファクシミリ受信先へ極めて鮮明な文字等が得られるファクシミリを送ることができるファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートを作製することができる。前記(ロ)に記載の固形分散層の厚みは、50〜360μmであるが、好ましくは50〜300μmがよく、更に好ましくは60〜250μmがよい。この厚みが、50μm未満であると、表示画像のコントラストがでず、非常に不鮮明となり、また360μmを越えるとファクシミリ用としても用途に支障をきたすので好ましくない。また本発明では、前記(ハ)に記載の不消情報体を有する筆記用透明シートの厚みは10〜200μmである。10μmより薄いとこの表面に記入乃至書き入れにより該表面を傷つけたり、破壊したりする恐れがあるので好ましくない。また200μmを越えると、全体の厚みとの関係でファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートとして好ましくない。更に前記(ニ)に記載の光吸収性被覆層の厚みは10〜300μmである。この厚みが10μm未満では、光吸収効果が十分でなく、また300μmを越えると、ファクシミリ送信に使用する際、送信が困難となる恐れがあるばかりでなく、それ以上厚くしても光吸収効果は変わらない。更にまた前記(ホ)に記載の該マイクロカプセル磁気記録シート全体の厚みは70〜920μmである。全体の厚みは、各層との関係を考慮すると、400〜700μmが好ましい。更に好ましくは400〜600μmである。
本発明に用いられる不消情報体を有する筆記用透明シートとしては、透明又は不透明のいずれでもよいが、直視する場合は、透明のものを用いる。このような透明シートとして、好ましいものは、ポリエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリカーボネート等の透明フィルムが用いられるが、これらに限定されるものではないが、好ましくはポリエチレンテレフタレートフィルムがよい。本発明の不消情報体を有する筆記用透明シートは、筆記用透明シート上に不消情報体が印刷、その他の手段によって設けられる。不消情報体が印刷によって設けられる場合には、印刷物としては、特に限定されるものではなく、文字、画像、表、枠、各種の様式(例えば、ファクシミリ送付状等)、その他、ファクシミリしたい事項等が挙げられる。また印刷手段は、特に、限定されるものではなく、通常用いられる印刷方法でよい。また不消情報体を有する筆記用透明シートの別の形態には、筆記用透明シートとは別の透明シート、好ましくは薄い透明シートがよいが、このような透明シート上に、不消情報体を印刷によって設けた後、この透明シートを前記筆記用透明シート上に接着する等の方法で設けてもよい。またこの被覆は、塗布によって形成されるため薄い層として形成することができる。ここで、ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートを作製する際、筆記用透明シートの表面に有する印刷は、予め透明シートに印刷した後、これにマイクロカプセル被覆層を設け、更にこのマイクロカプセル被覆層の表面に光吸収性被覆層を設けてもよく、また透明シート1上にマイクロカプセル被覆層を設け、ついで、光吸収性被覆層を設けてマイクロカプセル磁気記録シートを作製した後、この透明シート表面に印刷してもよい。このようにして得られたマイクロカプセル磁気記録シートは柔軟性を有し、ファクシミリ機器によって自動送信が極めて容易に行うことができる。
本発明では、固形分散層の裏面に光吸収性被覆層として10〜300μmの厚みで塗布される。この層には、後述のごとく光吸収剤を含有しており、マイクロカプセル固形分散層を通過した光を吸収すると共に、該マイクロカプセル分散層を外的衝撃から保護する役割をも果たしている。この光吸収性被覆層は、被覆形成用結合剤と光吸収剤とからなり、被覆形成用結合剤としては、前記のポリエステル樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート、紫外線硬化性樹脂等の透明樹脂又は不透明樹脂が挙げられる。また光吸収剤には、灰色塗料、黒色顔料 赤色顔料、茶色顔料等が挙げられる。更にこれらの光吸収性被覆層に代えて、着色塗料、特に、灰色塗料、黒色塗料を塗布して光吸収性被覆層を形成してもよい。これらの塗料は、市販のものでもよい。しかし、上記の光吸収性被覆層の厚みの範囲内で得られるならば、光吸収財を含むフィルムを接着剤又は粘着剤により接着してもいずれでもよい。このフィルムに代えて光吸収性被覆層の厚みの範囲内であれば、光吸収性の紙、アルミ箔、ゴム層等を接着してもよい。製造効率から言えば樹脂を塗布し、乾燥するのが好ましい。また光吸収性被覆層の作用効果は、ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートとして用いた場合、受信先において非常に鮮明な画像や文字などの情報が得られると共に、マイクロカプセルに対する局部的な圧力を緩和するように作用してマイクロカプセルの破壊が防止される。本発明では、更に好ましくは光吸収性被覆層を形成するための結合剤としては紫外線硬化性樹脂の接着剤を用いるのがよい。更に前記の紫外線硬化性樹脂を使用する場合について、具体的には、固形分散層に塗布する場合は、液状の紫外線硬化性樹脂に光吸収剤を添加混合した後、直ちに塗布し、紫外線を照射して液状の紫外線硬化性樹脂を硬化させて光吸収性被覆層とする。更に、本発明では、光吸収性被覆層に、白色顔料乃至白色塗料を自動送信に差し支えない厚みで塗布することができ、これにより前記効果に加えて装飾性にも優れたものが得られる。
本発明に用いられるマイクロカプセル内の分散液中には、少なくとも一種の磁性粒子、非磁性粒子等を含有しているが、磁性粒子及び非磁性粒子の粒径は、同程度の大きさであることが好ましい。またこれらは分散剤を用い、さらにボールミル等の機械的方法により分散されることが好ましい。これにより磁性粒子や非磁性粒子等の分散質を均一にかつ短時間で分散することができる。更にこの分散液には微粒子増稠剤を含有していることが好ましく、この場合にはいっそう均一分散した分散質が沈澱しないで長期間安定した状態に保持されるという作用を有する。本発明において、磁性粒子等を分散するための分散剤としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、アニオン系脂肪族エステル混合物、ポリカルボン酸アミン塩、ソルビタントリオレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート等が挙げられる。分散剤の添加量は、通常分散剤の添加量として用いられる量でよく、その添加量は、0.2重量%〜10重量%であり、好ましくは0.4重量%〜3.0重量%である。分散剤の添加量が0.2重量%未満では、十分な分散効果が得られず、また10重量%を越えると分散媒の粘度が高くなり分散媒の特性が損なわれるので好ましくない。本発明に微粒子増稠剤を使用することができ、具体的には、無水珪酸、含水珪酸、珪酸塩(珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム等)、微粉アルミナ、シリカ粉、けいそう土、カリオン、ハードクレー、ソフトクレー、ベントナイト、極微細炭酸カルシウム、極微細活性化炭酸カルシウム、重炭酸カルシウム、含水塩基性炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ベンチジンイエロー等が挙げられる。これらは単独でもまた2種以上を混合してもよい。微粒子増稠剤の分散媒への添加量は、分散媒の種類によって異なるが、分散媒に対して微粒子増稠剤が0.2重量%〜5重量%であり、好ましくは0.4重量%〜2重量%である。微粒子増稠剤の添加量が0.2重量%未満では、磁性粒子並びに非磁性粒子等の調整効果がなく、また5重量%を越えると磁性粒子等の固形粒子の移動に支障をきたすので好ましくない。
本発明に用いられる磁性粒子としては、この技術分野において通常用いられるものでよく、例えば黒色酸化鉄、多孔性酸化鉄、二酸化マンガン含有酸化鉄、二酸化クロム、フェライト、鉄又はニッケルの微粒子、鉄−ニッケル合金等の親和処理を施していない磁性粒子が挙げられ、特に合成磁性酸化鉄が好ましい。これらを1種又は2種以上混合して用いてもよい。市販品としては、例えばトダカラーKN−320(戸田工業(株)製のマグネタイト、タロックスBL−50(チタン工業(株)製、合成酸化鉄)等が挙げられる。好ましいのは、Fe3 4 で表される磁性酸化鉄である。この磁性粒子の粒径は、直径10μm以下が好ましく、好ましくは0.1μm〜5μmであり、更に好ましくは0.1μm〜0.8μmである。また更に好ましくは0.1μm〜0.5μmであって、0.2μm〜0.3μmの粒子を70%以上含有するものがよい。本発明において磁性粒子の粒径が、10μmを越えると文字等の鮮明度が落ちるので好ましくなく、0.1μm未満では筆記や消去の速度がかなり遅くなる。好ましくは0.1μm〜1μmであり、特に好ましくは0.5μm〜1μmである。親和処理を施している磁性粒子は、微粒子増稠剤の能力を低下させてしまうので、好ましくない。磁性粒子は、分散液に対して0.3〜10.0重量%であり、好ましくは0.5〜7.0重量%であり、更に好ましくは1.0〜5.0重量%である。分散液に対する磁性粒子の割合が、0.3重量%未満では、鮮明な文字・画像等ができない。また磁性粒子の割合が10.0重量%を越えると磁性粒子の泳動性が悪いばかりでなく、全体が黒っぽくなり十分なコントラストがでない。また本発明に用いられる非磁性粒子としては、二酸化チタン、リトポン、亜鉛華、鉛白、硫化亜鉛等の白色顔料が挙げられ、酸化チタンは、アナターゼ型又はルチル型のいずれを用いてもよい。好ましくは隠蔽力の点でルチル型酸化チタンがよい。これらはいずれも比重が小さいものが好ましい。更に吸油量(吸油とは溶媒が粒子の内部に吸収されることを意味している)が比較的高いものがよい。この非磁性粒子の粒径は、十分な分散ができれば特に限定されないが、0.1μm〜1μmであり、好ましくは0.1μm〜0.5μmが好ましい。磁性粒子の粒径が大きく、酸化チタンの粒径が小さいと磁性粒子の動きは速いが、黒さがでないので、コントラストが悪いし、また磁性粒子の粒径が小さく、酸化チタンの粒径が大きいと黒さが出てコントラストは良くなるが、磁性粒子の動きが端的に悪くなるので好ましくない。これらの事実から、磁性粒子と非磁性粒子は同程度の粒径で存在するこが必要であることがわかった。
本発明に用いられる非磁性粒子は、分散液に対して5.0〜50.0重量%であり、好ましくは10.0〜40.0重量%であり、更に好ましくは15.0〜35.0重量%である。分散液に対する非磁性粒子の割合が、5.0重量%未満では、薄型では特に全体が黒っぽくなりコントラストがでないばかりか鮮明な文字・画像等ができない。また非磁性粒子の割合が50.0重量%を越えると逆に全体が白っぽくなり十分なコントラストがでない。これらの点を考慮すると、磁性粒子に対する非磁性粒子の割合は、4〜30倍であり、好ましくは5〜20倍であり、更に好ましくは6.0〜15.0倍であるのがよい。これにより薄型でもコントラストに優れた鮮明な画像が得られる。本発明のマイクロカプセルは、バインダーに分散した後、基板に被覆することによりマイクロカプセル磁気記録シートを形成し、磁界を用いて文字や画像を形成する。このマイクロカプセル磁気記録シートに磁界を用いて文字や画像を形成する方法は、磁気表示部材の技術分野において種々の方法が知られており、いづれの方法も使用することができる。本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、磁性粒子、非磁性粒子及び分散媒を含むマイクロカプセルを製造した後、これを水性エマルジョン系接着剤に分散する。得られた分散物を透明フィルム表面シートに塗布した後、乾燥してマイクロカプセルを含む固形分散層を形成し、ついで、該固形分散層上に光吸収性被覆層を塗布することにより製造される。以下にファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートの製造方法の一例を、更に具体的に記載する。
(1)20℃〜60℃のゼラチン水溶液に磁性粒子、非磁性粒子及び分散媒を添加して攪拌する工程、(2)得られた混合溶液にアラビアゴム水溶液を加えた後、pHを下げて酸性とし、更に温度を20℃以下に下げてゼラチン/アラビアゴムの重合体膜を生成させる工程ことにより良好なマイクロカプセルが形成される。(3)該重合体膜を硬化してマイクロカプセルを形成する工程、(4)得られたマイクロカプセルの平均粒径を越える大きさのものを除去することにより上限を揃え、かつ水分を除去する工程、(5)得られたマイクロカプセルを水性透明接着剤に分散してマイクロカプセル分散物を製造する工程、(6)該分散物を透明フィルム支持体に塗布する工程、(7)得られた被覆分散層を乾燥してマイクロカプセルを含む固形分散層(被覆層)を形成する工程及び(8)得られた被覆層の表面に光吸収性被覆層を設ける工程、前記の(4)の工程において、水分を除去するために水溶液を40%〜70%に濃縮することにより適性粘度のマイクロカプセル被覆層を形成することができる。更にマイクロカプセル分散物の粘度は、支持体(基板)に被覆するのに適した粘度で用いることが好ましく、該粘度としては、四季の気温や種々の被覆条件により異なるが、1,000cps〜20,000cpsに調整した後、該粘度調整分散物を基板に塗布し、乾燥してマイクロカプセル被覆層を形成することにより、いっそう鮮明な文字又は画像を記録することができる。また基板に前記のマイクロカプセルを被覆する方法は、通常の塗布方法、例えば刷毛塗り、ローラー塗布、スクリーン印刷法、エアカーテン法、ディップ塗布法等を使用して被覆することができる。塗布後、乾燥するが、乾燥温度は、この技術分野において通常用いられる範囲でよく、例えば40℃〜120℃であり、好ましくは50℃〜90℃である。更に乾燥時間は、10分〜2 時間が通常好ましい。更に好ましくは30分〜50分が好ましい。また乾燥方法としては、温風乾燥又は対流乾燥が好ましい。本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、該シートの表面の全面にわたって消去用磁石を移動して表面に形成されている文字や絵画像等を消去した後、該表面にペン筆記用磁石を用いて書いて文字や絵を描くことにより鮮明な記録をえることができる。このように描いた記録は、再び消去用磁石でその表面をなぞって消去する。また本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、通常の方法で該シートの裏面側に消去用磁石を当てて表面の文字や絵等を消去し、ついでその表面にペン筆記用磁石で文字を書いたり、絵を描いたりすることもできる。本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気表示シートに、磁石を用いて記録又は消去する場合、直径0.3〜2.0mmかつ磁束密度700ガウス以上の特性値を有するペン筆記用磁石を用いることが好ましく、好ましくは希土類磁石であり、磁石の着磁の種類としては両面着磁IPが好ましい(これらの条件であれば、700ガウス以上となる。)磁石は、更に磁石の先端を強磁性体で被覆することにより磁力分布を集中させることができ、効果的に鮮明な記録が得られる。磁石の直径が0.3mm未満のときは、マイクロカプセルの破壊や表面シートを傷つけたり、また使用上危険である。磁石の直径が2.0を越えると、磁力分布が広くなり、筆記物が鮮明性に欠ける。本発明の製造方法で得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気表示シートは、光吸収性被覆層を裏面に有するばかりでなく、塗布層であるため、薄くかつ柔軟性が得られ、ファクシミリ機器によって自動送信が極めて容易に行うことができるという優れた性能を有している。本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートは、この他の用途として、種々の用途に使用することができ、例えば、キャッシュカード、キャッシュレスカード、クレジットカード、プリペードカード等のカード類に使用できるほか、一般的な用途として、例えば、、幼児用絵本、幼児用玩具、文字練習器、各種ゲーム用板、習字板、メモ用板、会議用黒板、クリーンルームでの各種情報ボード、電光掲示板、パソコンの表示用パネル等が挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、この例は本発明を説明するためのものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
〔製造例〕本発明に用いられるマイクロカプセルは、次のようにして製造した。磁性粒子として、平均粒径0.3μmのフェライトの粉体粒子(商品名タロックスBL−50、チタン工業(株)製を粉砕して得た。)2重量%と非磁性粒子として、平均粒径0.26μmの白色酸化チタン粉体(商品名R−820、石原産業(株)製)11.6重量%とを高沸点溶媒として、フタル酸ジブチル40重量%、低沸点溶媒としてトルエン45重量%を混合した混合溶剤85重量%に加え、更に消泡剤としてダッポーSN−350(シリコーン、サンノプコ社製)0.2重量%及び微粒子増稠剤として微粉珪酸〔アエロジル、日本アエロジル社製〕0.5重量%を添加し、更に分散剤として、ノプコサントK963(ポリカルボン酸ナトリウム系界面活性剤、サンノプコ社製)0.7重量%を加えて分散した。次に、pH6に調整したゼラチン濃度3.6%の水溶液にアラビアゴム3.6%の水溶液を加えてマイクロカプセル膜用の水溶液をつくり、約50℃に昇温して該水溶液のpHを5に調整したのち、前記の分散液を加えて分散液滴の平均粒径が約90μmになるように攪拌した。所望の分散液滴が得られたのち、分散液の温度を除冷後さらに10℃まで冷却して分散液滴の界面上に析出したゼラチン/アラビアゴムの重合体膜をゲル化してグルタールアルデヒド25%濃度の水溶液を加えて重合体膜を硬化してゼラチン製マイクロカプセルを得た。このようにして得られたマイクロカプセルを150μmを越える大きさの粒子を網を通して除去して150μm以下の粒子を有するマイクロカプセルスラリー溶液を得た。このマイクロカプセルは、粒径が150μm以下であって、70μm〜120μmの粒子を85%含むものである。
〔実施例1〕
図1は、本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートを示す断面図である。図3は、筆記用透明シート上にファクシミリ送信様式を印刷したマイクロカプセル磁気記録シートを示す平面図である。製造例で得られたマイクロカプセルスラリー溶液は、水分を除去したマイクロカプセル群に水性バインダー4として水性ウレタン樹脂溶液を添加し十分攪拌して塗布用インク状物を形成する。この塗布用インク状物の粘度は、4、000cpsである。得られた塗布用インク状物を、厚みが75μmの筆記用透明シート1に塗布し、70℃の温風で40分間乾燥する。このマイクロカプセル被覆固形分散層2の厚みは、250μmであった。ついでマイクロカプセル被覆固形分散層2上に、更に光吸収性被覆層5として、ポリエチレンテレフタレート樹脂にカーボンブラック(黒色塗料)を分散した被覆液を100μmの厚みで塗布した。その結果、磁気記録シート全体の厚みは425μmであった。図1の如く、前記で得られたマイクロカプセル磁気記録シートの筆記用透明シート1面にファクシミリ用の様式6をオフセット印刷した(図3参照)。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIのファクシミリ用の枠の中に、送信用文章を筆記用磁石ペンにより記入したところ、黒い鮮明な筆記物が得られた。ついで、このマイクロカプセル磁気記録シートを送信用書類の上に重ね、ファクシミリ送受信装置を用いて送信した。送信先において、送信元と同様に黒い鮮明な送信書類が送られていた。ついで、消去しようとするところの表面上の筆記物に裏面から消去用フェライト磁石を接触、走査することにより、表面全面が白くなって消去された。同様に筆記−送信−消去を繰り返した。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIは、500回繰り返したが、ほとんど使用に問題はなく耐久性に優れていた。
〔実施例2〕
製造例で得られたマイクロカプセルスラリー溶液は、水分を除去したマイクロカプセル群に水性バインダーとして水性ウレタン樹脂溶液を添加し十分攪拌して塗布用インク状物を形成する。この塗布用インク状物の粘度は、4、000cpsである。得られた塗布用インク状物を、厚みが50μmの筆記用透明シート1に塗布し、70℃の温風で40分間乾燥する。このマイクロカプセル被覆固形分散層2の厚みは、200μmであった。ついでマイクロカプセル被覆固形分散層2上に、更に光吸収性被覆層5として、ポリエチレンテレフタレート樹脂にカーボンブラック(黒色塗料)を分散した被覆液を100μmの厚みで塗布した。その結果、磁気記録シート全体の厚みは350μmであった。前記で得られたマイクロカプセル磁気記録シートIの筆記用透明シート1面にファクシミリ用の様式6をオフセット印刷した(図3参照)。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIのファクシミリ用の枠の中に、送信用文章を筆記用磁石ペンにより記入したところ、黒い鮮明な筆記物が得られた。ついで、このマイクロカプセル磁気記録シートを送信用書類の上に重ね、ファクシミリ送受信装置を用いて送信した。送信先において、送信元と同様に黒い鮮明な送信書類が送られていた。ついで、消去しようとするところの表面上の筆記物に裏面から消去用フェライト磁石を接触、走査することにより、表面全面が白くなって消去された。同様に筆記−送信−消去を繰り返した。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIは、380回繰り返したが、ほとんど使用に問題はなく耐久性に優れていた。
〔実施例3〕
図2に示す例について説明する。図2は、ファクシミリ用の様式6を印刷した透明シートを設けた断面図である。製造例で得られたマイクロカプセルスラリー溶液は、水分を除去したマイクロカプセル群に水性バインダーとして水性ウレタン樹脂溶液を添加し十分攪拌して塗布用インク状物を形成する。この塗布用インク状物の粘度は、4、000cpsである。得られた塗布用インク状物を、ファクシミリ送信様式6を印刷した、厚みが50μmの筆記用透明シート1aに塗布し、70℃の温風で40分間乾燥する。このマイクロカプセル被覆固形分散層2の厚みは、250μmであった。ついでマイクロカプセル被覆固形分散層2上に、更に光吸収性被覆層5として、ポリエチレンテレフタレート樹脂にカーボンブラック(黒色塗料)を分散した被覆液を80μmの厚みで塗布した。その結果、磁気記録シートの厚みは380μmであった。得られたマイクロカプセル磁気表示シートについて、図2に示される如く、厚み50μmの透明シート1bにファクシミリ用の様式6を印刷した(図3参照)後、この透明シート1bを接着剤で、前記筆記用透明シート1a上に接着し、ファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIIを得た。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIIのファクシミリ用の枠の中に、送信用文章を筆記用磁石ペンにより記入したところ、黒い鮮明な筆記物が得られた。ついで、このマイクロカプセル磁気記録シートを送信用書類の上に重ね、ファクシミリ送受信装置を用いて送信した。送信先において、送信元と同様に黒い鮮明な送信書類が送られていた。ついで、消去しようとするところの表面上の筆記物に裏面から消去用フェライト磁石を接触、走査することにより、表面全面が白くなって消去された。同様に筆記−送信−消去を繰り返した。得られたファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートIIは、1000回繰り返したが、ほとんど使用に問題はなく耐久性に優れていた。
本発明のファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートは、業務用、営業用、家庭用等のいずれの分野においても、簡単かつ容易に使用することがでぢる。
本発明のファクシミリ用マイクロカプセル磁気記録シートを示す断面図である。 ファクシミリ用の様式6を印刷した透明シートを設けたマイクロカプセル磁気記録シートを示す断面図である。 筆記用透明シート上にファクシミリ送信様式を印刷したマイクロカプセル磁気記録シートを示す平面図である。
符号の説明
1、1a 筆記用透明シート
1b ファクシミリ送信様式を印刷した透明シート
2 マイクロカプセル固形分散層
3 マイクロカプセル
4 結合剤
5 光吸収性被覆層
6 不消情報(例えば、ファクシミリ送信様式)
I ファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート

Claims (2)

  1. 不消情報体を有する筆記用透明シート、白色顔料及び磁性粒子を含む分
    散液を内包したマイクロカプセルを有する固形分散層及び光吸収性被覆層を、この順に有するファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シートにおいて、
    (イ)前記マイクロカプセルの平均粒径が30〜170μmである
    (ロ)前記固形分散層の厚みが50〜360μmである
    (ハ)前記不消情報体を有する筆記用透明シートの厚みが10〜200μmである
    (ニ)光吸収性被覆層の厚みが10〜200μmである
    (ホ)かつ該マイクロカプセル磁気記録シート全体の厚みが70〜920μm以下であることを特徴とするファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート。
  2. 不消情報体がファクシミリ送信用様式であることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ送信用マイクロカプセル磁気記録シート。
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