JP3964320B2 - カーテンウォールおよび建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンウォールおよび建物に係り、室内の換気を行うのに好適なカーテンウォールおよび建物に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、建物の外壁であるカーテンウォールを、上下方向および水平方向にそれぞれ並設された複数のカーテンウォールユニットで形成することが知られている。また、カーテンウォールユニットに、外気取入用の取入口を設けることも知られている。この取入口は、カーテンウォールユニットを構成する枠体の中でも、下側に配置される下枠の外表面に設けられ、この取入口が止水性の確保のために庇状のカバーで覆われている。
このようなカーテンウォールによれば、取入口から外気を室内に取り入れて換気できるから、カーテンウォールの一部に人手によって開閉する換気窓を設ける必要がなく、高層の建物に適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の外気の取入口は専ら、下枠の外表面に設けられているため、下枠の見付け寸法が大きくなったり、止水用のカバーが見栄えを悪くしているなど、外観が損なわれるという問題があった。
また、下枠の内部では、取入口から雨水等が入ることを想定して、複雑な止水構造が採用されており、下枠の組立が煩雑で、しかも高価になるという問題もあった。
【0004】
なお、ユニットタイプのカーテンウォールばかりではなく、ガラス面材や石材製の面材を、方立および無目材を介して建物躯体側へ取り付けるタイプのカーテンウォールにおいても、従来では、取入口を備えた横材等を配置して換気可能に構成しており、このような場合でもやはり、同様な問題が存在する。
【0005】
本発明の目的は、外観部分のデザインの自由度を高めて外観を良好にでき、かつ作業の繁雑さやコストアップを伴わずに止水性を確実に確保できるカーテンウォールおよび建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のカーテンウォールは、縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され、前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた縦材により構成され、前記縦材には、前記縦目地の室内側に連続して、当該縦目地よりも見付け方向の幅寸法が広くされたゴンドラガイドレール形成部が設けられ、このゴンドラガイドレール形成部に前記取入口が設けられていることを特徴とする。
【0007】
このような構成では、縦目地の室外側開口よりも室内側の位置、すなわち縦目地の奥側において、換気部材に取入口を設けることにより、この取入口と縦目地とが連通され、外気が縦目地から取入口を通して室内に取り入れられるようになり、建物内の換気が行われる。従って、従来とは異なり、横材(下枠)等の外表面に取入口を設ける必要がなく、横材等の見付け寸法が小さくなるうえ、カバー等も不要になるから、デザインの自由度が高まり、外観が良好になる。
また、換気部材は縦目地に沿って上下方向に設けられるので、雨水等が縦目地内に入ったり、さらには、取入口の内部に入り込んだ場合でも、換気部材の鉛直な側面(外面、内面)を伝って雨水が確実に排水され、換気部材に滞留することがない。このため、換気部材には複雑な止水構造が不要であり、煩雑な組立作業やコストアップを招かずに止水性が確実に確保される。
以上により、本発明の目的が達成される。
【0008】
また、前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた縦材により構成されているので、縦材に取入口を通して中空部に導入された外気が、縦材の連通孔を介して室内空間に取り入れられて建物内の換気が行われる。従って、万一取入口から中空部内に雨水が入り込んでも、この雨水は中空部内を流れ落ちて排水されるので、連通孔を越えて室内側に雨水が浸入することがなく、さらに確実に止水性を確保できる。
【0009】
さらに、前記縦材には、前記縦目地の室内側に連続して、当該縦目地よりも見付け方向の幅寸法が広くされたゴンドラガイドレール形成部が設けられ、このゴンドラガイドレール形成部に前記取入口が設けられているので、縦目地の奥側がゴンドラガイドレールによって広い空間となり、このゴンドラガイドレール部分を通して取入口と縦目地とが連通されるため、取入口からの外気の取入がスムーズに行われるようになり、換気が効率的に行われる。
【0010】
また、本発明のカーテンウォールは、縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され、前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた縦材により構成され、この縦材は、プレキャストコンクリート製の外壁部材に予め取り付けられたものでもよい。
さらには、本発明のカーテンウォールでは、前記縦材は、四周枠組みされたカーテンウォールユニット用枠体の縦枠であってもよい。
このような構成では、カーテンウォールユニットの縦枠が縦材を兼用するので、別途縦材を設ける必要がなく、経済的である。
【0011】
また、本発明のカーテンウォールは、縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され、前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた換気ボックスにより構成され、この換気ボックスは、プレキャストコンクリート製の外壁部材に予め取り付けられたものでもよい。
このような構成では、前述の縦材と同様に、一旦中空部に導入された外気が、換気ボックスの連通孔を介して室内空間に取り入れられるので、万一取入口から中空部内に雨水が入り込んでも、この雨水は中空部内を流れ落ちて排水されるので、連通孔を越えて室内側に雨水が浸入することがなく、止水性を確保できる。
また、長尺の縦材を配置しなくても、換気に必要な寸法を有した換気ボックスを採用することで、効率よく換気が行える。
【0012】
さらに、本発明のカーテンウォールでは、前記換気部材は、プレキャストコンクリート製の外壁部分で支持されていることが望ましい。
このような構成では、換気部材がプレキャストコンクリート(PC)製の外壁部分に近接配置されて支持されるか、あるいは、外壁部分に埋設されることで支持される。そして、換気部材がPC製の外壁部分で支持されることにより、換気部材自身が補強されるから、この換気部材でも種々の内部造作物が良好に支持されるようになり、内部造作物の納まりの自由度が高まる。
【0013】
一方、本発明の建物は、外壁が以上に説明したいずれかのカーテンウォールで形成されていることを特徴とするものであり、このようなカーテンウォールを備えることで、前述の作用効果があり、本発明の目的が達成される。
【0014】
この際、本発明の建物では、前記換気部材の取入口を介して室外と室内空間とを連通させる外気取入流路と、この外気取入流路と室内空間とを仕切る内窓とが設けられ、この内窓を構成する障子の開閉に伴って、前記外気取入流路と室内空間との連通および遮断が自動的に行われることが望ましい。
なお、ここで、外気取入流路とは、その一部または全部として、前述の縦材または換気ボックスの取入口、中空部、および室内側の連通孔を含んで形成される空間を意味する。
このような構成では、建物がカーテンウォールと内窓とを備えた、いわゆるダブルスキン構造となるが、換気を行いたい時には、いかにも住宅等で換気を行う場合のように窓(内窓)を開けるだけでよいから、違和感なく換気が行えるうえ、機器類を操作するなどの煩わしさがなく、換気が容易に行われる。
【0015】
この際、本発明の建物では、前記外気取入流路の室内側開口には、室内側に開く方向に付勢された換気扉が設けられ、この換気扉は、前記障子の開動作に連動して開き、前記障子の閉動作に伴い当該障子によって押し戻されて閉じる構成とされていることが望ましい。
このような構成では、内窓の障子の開閉動作に連動する換気扉を設け、この換気扉が室内側に開くように付勢されていることにより、障子を開けるだけで自動的に換気扉が開くので、換気が容易に行われるとともに、障子を閉めれば換気扉も閉じるので、換気が不要な時には室内の気密性を確保できる。
【0016】
また、本発明の建物では、前記内窓を構成する縦枠の前記障子が当接される側面に前記外気取入流路の室内側開口が設けられ、この室内側開口は、前記障子を閉めた状態では当該障子の縦框によって覆われて、前記外気取入流路と前記室内空間との連通が遮断され、前記障子を開けた状態で前記縦枠と前記縦框との隙間を通じて前記外気取入流路が前記室内空間に連通される構成とすることも可能である。
このような構成では、内窓の障子を開閉することにより、障子を開ければ外気取入流路と室内空間とが連通され、障子を閉めれば連通が遮断されるので、換気が容易に行われるとともに、換気が不要な時には室内の気密性が確保できる。また、内窓の縦枠に外気取入流路の室内側開口を設けることで、この開口と障子との開閉が同時になされ、外気取入流路と室内空間との連通および遮断のための可動部材等を別途設ける必要がないので、部品点数を削減でき、可動部材等に掛かるメンテナンスを省略できる。
【0017】
さらに、本発明の建物では、前記外気取入流路のうち、少なくとも一部は可撓性を有する部材によって区画形成されていることが望ましい。
ここで、通常、建物の外壁面を構成するカーテンウォールは、地震や強風により生じる建物の層間変形に対して、ロッキングやスウェイ移動することで破損しないように取り付けられており、このようなカーテンウォールと、建物に固定された内窓や内壁等の内部造作との間には、地震時等において相対的な移動量の差が生じることになる。
このような構成では、可撓性を有する部材によって外気取入流路の全部または一部を形成することにより、上記した相対的な移動量の差が生じた場合であっても、この差を部材の変形により吸収できるので、外気取入流路を良好に維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、カーテンウォール1の主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
【0019】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る建物について、図1ないし図6に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る建物2の外壁を形成するカーテンウォール1の外観姿図である。図2は、カーテンウォール1の縦断面図、図3は、カーテンウォール1の横断面図である。図4は、図2の要部を拡大して示す縦断面図である。図5、図6は共に、図3の要部を拡大して示す横断面図である。
【0020】
カーテンウォール1は、複数のカーテンウォールユニット10を上下方向および水平方向に併設した構成であり、水平方向に併設された一対のカーテンウォールユニット10の水平方向両側には、PC版(プレキャストコンクリート製の外壁部材)20が配置されており、上下方向に直線状に延びたPC製の外壁部分が形成されている。
【0021】
具体的に、カーテンウォールユニット10は、建物2の各階の床スラブ3間に跨って配置され、この床スラブ3に対してファスナーやブラケット等を介して固定されている。このカーテンウォールユニット10は、それぞれアルミの押出形材製の上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした矩形状の枠体14を備え、この枠体14内には、ガラス面材15が嵌め込まれている。
一方、PC版20は、その水平方向の両側に予め埋設されたアルミの押出形材製の縦材21を備えている。
【0022】
これらのカーテンウォールユニット10およびPC版20は、略同じ大きさの外部露出面を有した外観矩形状に形成され、カーテンウォールユニット10同士間や、カーテンウォールユニット10とPC版20との間は、上下に連続した縦目地31、あるいは水平方向に連続した横目地32になっている。従って、特にカーテンウォールユニット10とPC版20との間では、図5に示すように、縦目地31に沿って縦枠13および縦材21が配置されることになる。
【0023】
図5において、このような縦枠13および縦材21は、室外側のレインバリア用のシール材16,22、および室内側のウインドバリア用のシール材17,23を介して互いに当接されている。また、縦枠13および縦材21には、対抗し合う向きに開口した断面コ字形状のゴンドラガイドレール形成部18,24が設けられており、これらにより、上下に連続し、かつ縦目地31と連通したゴンドラガイドレール33が形成されている。
【0024】
以下には、カーテンウォール1での換気構造について詳説する。
図5に示すように、PC版20に埋設された換気部材としての縦材21には、前述のゴンドラガイドレール形成部24に相当する部位に、外気取入用の取入口25が穿設されており、ゴンドラガイドレール33と縦材21の中空部26とが連通している。この取入口25は、縦材21の下部側において、所定の高さ範囲内に複数個穿設されている。ただし、この際の具体的な数や、取入口25一つの大きさ等は、その実施にあたって任意に決められてよい。
【0025】
また、中空部26を形成している室内側面部27には、当該中空部26と室内側とを連通させる連通孔28が穿設されている。この連通孔28は、縦材21の上部側において、所定の高さ範囲内に複数個穿設されている。連通孔28の具体的な数や、取入口25一つの大きさ等も、その実施にあたって任意に決められてよい。
【0026】
このように、連通孔28と取入口25とが上下に離間して穿設されていることにより、万一取入口25から中空部26内に雨水が入り込んでも、連通孔28に達することがなく、室内側に漏れ出す心配がない(図5、図6では、図示し易くするために、同一高さレベルに描かれている)。
また、中空部26の下端側は閉塞プレート29で塞がれており、中空部26内に入り込んだ雨水は、中空部26の内面を伝い落ちて閉塞プレート29まで達し、ここに設けられた図示略の排水孔から外側に排水される。
【0027】
カーテンウォールユニット10の室内側には引違い窓(内窓)40が設けられている。つまり、建物2は、カーテンウォール1とその室内側の引違い窓40とを備えたダブルスキン構造とされ、引違い窓40によって建物2の内部が室内空間4と窓側空間(カーテンウォール1および引違い窓40間の空間)5に仕切られている。
【0028】
引違い窓40は、それぞれアルミの押出形材製とされた窓上枠41、窓下枠42、および左右の窓縦枠43とを四周枠組して構成された窓枠44を備え、この窓枠44内には、内外一対の障子45(45A,45B)が配置されている。
【0029】
窓枠44において、窓縦枠43の上端側は、窓上枠41よりも上方に延設されており、その上端間には天枠46が架設され、この天枠46が上方の大梁6にブラケットを介して固定されている。天枠46と窓上枠41とは上下に離間しており、この間の空間を通して窓側空間5と天井裏のダクト7とが連通している。
また、窓下枠42およびこの室内側の水平な框材8には、上下に貫通した多数のスリット8A,42Aが穿設され、これらのスリット8A,42Aおよび床下空間とを通して室内空間4と窓側空間5とが連通している。これにより、引違い窓40の障子45が閉め切られている場合、室内空間4内の空気を床下空間→窓側空間5→ダクト7→空調機→室内空間4といった具合に循環させることが可能である。
【0030】
窓枠44内における窓縦枠43の内側(図5中の右側)には、上方のブラインド9(図4)をガイドするガイド枠47が立設されている。ガイド枠47は、天枠46の室外側を通ってさらに上方に延設されており、そのガイド溝471によって電動式で上げ下げするブラインド9の一側端縁をガイドする。なお、図4においては、ガイド枠47の図示を省略してある。
【0031】
図5において、窓縦枠43とガイド枠47との間は、前述の連通孔28を通して縦材21の中空部26と連通した枠内連通部48になっている。枠内連通部48の上部側は、図示を省略するが、窓縦枠43の上端とガイド枠47の途中位置とに架設された短尺な閉塞形材で塞がれている。
【0032】
このような枠内連通部48の室外側は、下方の窓下枠42、窓縦枠43、上方の図示しない閉塞形材、およびガイド枠47に跨って設けられた環状のシール材481を、縦材21の連通孔28周りに密着させることで止水処理されている。また、枠内連通部48の室内側は、一連のシール材482を換気扉49に密着させることで止水処理されている。
【0033】
ここで、換気扉49は、バネ付きのヒンジ491により、常時、室内空間4側に付勢されている。従って、図5に示すように、引違い窓40の外障子45Bが閉められている状態では、換気扉49の室外側面がシール材482に密着し、かつ室内側面が外障子45Bの竪框451に設けられた回転自在なローラ452に当接している。
【0034】
また、換気扉49は、外障子45Bが所定幅だけ開けられると、図6に示すように、室内空間4側に自動的に回動して開き、枠内連通部48と室内空間4とを連通させる。これにより、室外、縦目地31、ゴンドラガイドレール33、中空部26、枠内連通部48、および室内空間4が連通し、外気を室内空間4内に取り入れることが可能である。そして、本実施形態では、中空部26および枠内連通部48により、本発明に係る外気取入流路50が形成されている。
【0035】
さらに、障子45を再度閉めれば、ローラ452が換気扉49の室外側面を転がりながら当該換気扉49を押し戻すように回動させ、外気取入流路50を遮断する。
【0036】
なお、本実施形態では、外障子45Bの移動量は、図6に示すように、換気扉49が略90度回動した位置となるように規制されている。この状態では、ローラ452がガイド枠47側に移動しているが、開放した換気扉49にも依然として当接しており、換気を行った後に外障子45Bを勢いよく閉めた場合でも、ローラ452が換気扉49に衝撃を与えるようにぶつかる心配がなく、双方に変形や破損が生じないようになっている。
【0037】
ただし、外障子45Bを図6の位置からさらに移動できるように構成してもよい。また、外障子45Bを図6の位置からさらに移動させる場合には、換気扉49をその移動に伴ってより回動させてもよいし、略90度以上は回動しないようにストッパー等を設けてもよい。そして、これらの場合、外障子45Bを閉めるに際しては、ローラ452と換気扉49とが勢いよくぶつかる可能性があるため、例えば、竪框451に設けられたシール材453を、ローラ452よりも先に換気扉49に確実に接触させるようにして、緩衝材として機能させる等、何らかの緩衝手段を設けることが望ましい。
なお、図示を省略するが、内障子45Aの戸先側でも、略同様な換気構造が設けられている。
【0038】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1) 建物2では、カーテンウォール1に形成された縦目地31の奥側において、縦材21に取入口25が設けられ、この取入口25の室内側に形成された外気取入流路50により、建物2の外部と室内空間4とが連通可能であるため、外気を縦目地31から取入口25を通して室内空間4に取り入れることができ、建物2内を確実に換気できる。従って、従来とは異なり、下枠12等の外表面に取入口を設ける必要がなく、下枠12等の見付け寸法を小さくできるうえ、カバー等も不要にでき、デザインの自由度を高めて外観を良好にでき、意匠性を向上させることができる。
【0039】
(2) また、縦材21は上下方向に長尺に設けられているので、雨水等が縦目地31や、ゴンドラガイドレール33、さらには、取入口25から中空部26内に入り込んだ場合でも、縦材21の鉛直な側面(外面、内面)を伝って雨水を確実に下方に伝い落とすことができ、下方に設けられた排水孔から外部に確実に排水できる。このため、縦材21には雨水が滞留することがないから、縦材21での複雑な止水構造を不要にでき、煩雑な組立作業やコストアップを招かずに止水性を確実に確保できる。
【0040】
(3) 縦目地31と取入口25との間には、ゴンドラガイドレール33によって広い空間が設けられているため、取入口25からの外気の取入をスムーズに行うことができ、換気を効率的に行える。
【0041】
(4) さらに、縦材21はPC製の外壁部分であるPC版20に埋設されて支持されているため、縦材21自身をPC版20で補強でき、内部造作物としての引違い窓40の窓下枠42、窓縦枠43、およびガイド枠47等をシール材481を介して確実に当接させて支持できる。このことにより、各枠42,43,47の納まりを工夫して枠内連通部48を十分な大きさに形成でき、外気の流通を良好に行うことができる。
【0042】
(5) 縦材21がPC版20に埋設されていることにより、これらの互いの対向面間では、室内外を連通させるような隙間をなくすことができ、複雑なシール構造を不要にできる。
【0043】
(6) そして、建物2は、内部に引違い窓40を備えたダブルスキン構造になっているが、室内空間4の換気を行う場合には、住宅等で換気を行う場合のように引違い窓40の障子45を開けるだけでよいため、換気扉49が自動的に開いて違和感なく換気できるうえ、機器類を操作するなどの煩わしい操作を不要にでき、容易に換気できる。
【0044】
(7) また、障子45が閉められている場合には、この障子45で単に外気取入流路50が塞がれるのではなく、外気取入流路50が換気扉49によって確実に塞がれるので、換気を行わない時の室内空間4の気密性を確実に確保できる。
【0045】
(8) 縦材21の取入口25と連通孔28とは、上下に離間して穿設されているので、万一取入口25から中空部26内に雨水が入り込んでも、連通孔28に達することがなく、枠内連通部48内に漏れ出すのを防止できる。
【0046】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る建物2Aについて、図7ないし図9に基づいて説明する。
図7は、本実施形態に係る建物2Aの外壁を形成するカーテンウォール1Aの横断面図である。図8および図9は、図7の要部を拡大して示す横断面図および斜視図である。
【0047】
建物2Aの外壁部分は、前述の第1実施形態と同様に、複数のカーテンウォールユニット10を併設して構成されたカーテンウォール1Aと、カーテンウォールユニット10の水平方向両側に設けられたPC版20とで形成されている。また、建物2Aは、カーテンウォールユニット10の室内側に引違い窓(内窓)80を備えたダブルスキン構造とされ、縦目地31に沿ってPC版20に予め埋設された換気ボックス61を有して構成される換気構造を備えている。
一方、カーテンウォール1Aでの換気構造は、前述の第1実施形態と構成が相違しており、以下、この換気構造の相違点について詳説する。
【0048】
図8および図9に示すように、PC版20に埋設された換気部材としての換気ボックス61は、中空部611を有したアルミの押出形材製であって、その下端部614は、PC版20の下端(各階の床レベル)から所定高さ上がった位置とされ、その上端部615は、引違い窓80の窓上枠81と略同一高さ位置とされている。また換気ボックス61には、縦目地31の奥側の位置に、縦材21の高さ方向全長に渡って細長状に形成された外気取入用の取入口612が穿設されている。さらに、換気ボックス61の室内側側面には、中空部611と室内側とを連通させる連通孔613が穿設されている。
【0049】
引違い窓80は、それぞれアルミの押出形材製の窓上枠81、窓下枠82、および左右の窓縦枠83を四周枠組して構成された窓枠を備え、この窓枠内に内外一対の障子85を備えている。窓下枠82の室内外側には、それぞれの前述の第1実施形態におけるスリット8A,42Aに換えて格子状のグレーチング82Aが設けられ、これらのグレーチング82Aおよび床下空間を通して室内空間4と窓側空間5とが連通している。
窓縦枠83は、中空部831を有し、その室外側および障子85が当接する側の側面には、それぞれ連通孔832,833が穿設されている。そして、障子85が当接する側の連通孔833には、多数の孔が設けられたアルミ製のパンチングパネル834が取り付けられ、室内側から連通孔833を通して中空部831の中が見えなくなっている。
【0050】
換気ボックス61と窓縦枠83との間には、それぞれの連通孔613,832を連結する、可撓性を有した蛇腹状のフレキシブルダクト71が設けられている。このフレキシブルダクト71は、中空部711を有した樹脂製で、その室内外両端縁には、それぞれの端縁の外周に沿った環状の嵌合突起712が形成されている。そして、この嵌合突起712と連通孔613,832の周囲に設けられた凹部との嵌合によって、換気ボックス61および窓縦枠83の連通孔613,832が水密性および気密性を有して連結されることとなる。
【0051】
また、フレキシブルダクト71は、換気ボックス61よりも高さ寸法が短く形成されており、フレキシブルダクト71の下端部714は、換気ボックス61の下端部614よりも高く位置され、その上端部715は、換気ボックス61の上端部615よりも低く位置されている。また、フレキシブルダクト71の下端部714および上端部715には、それぞれ室外側に向かって下方および上方に広がる傾斜が設けられている。
このように、フレキシブルダクト71の下端部714は、換気ボックス61の下端部614よりも高く位置され、室外側に向かって下方に下がる傾斜が設けられていることにより、万一取入口612から中空部611内に雨水が入り込んでも、連通孔613に達することがなく、室内側に漏れ出す心配がなく、中空部611内に入り込んだ雨水は縦目地31側に排水される。
【0052】
次に、本実施形態の換気構造における外気の導入方法について説明する。
引違い窓80の障子85を閉めた状態においては、障子85の縦框851が窓縦枠83の連通孔833を囲むように設けられたシール材835に当接し、縦框851の側面が連通孔833を塞いでいる。従って、この状態では室外と室内空間4とが連通されず、室外に対する室内の気密性が確保されている。
図8に示すように、障子85を開ければ連通孔833と室内空間4とが連通される。これにより、室外、縦目地31、中空部611,711,831、および室内空間4が連通され、外気を室内空間4内に取り入れることが可能である。
従って、本実施形態では、互いに連通された中空部611,711,831により、外気取入流路が形成され、室外と室内空間4とが連通されることとなる。
なお、この際、外気を導入するものに限らず、外気取入流路を通って内気が建物2Aの外部に流出することで、室内が換気されるものであってもよい。
【0053】
また、窓縦枠83の室外側には、障子85の開放方向に沿って突片836が形成されており、この突片836の先端側に縦框851の室外側側面と当接するシール材837が設けられている。そして、このシール材837の位置を縦框851が超えない範囲に障子85の移動量が規制されている。すなわち、シール材837が縦框851に当接している状態では、室内空間4と窓側空間5とが連通されないので、窓縦枠83の連通孔833から流入した外気は、室内空間4のみに流入することになる。
なお、障子85の移動量の規制を解除可能に構成してもよい。その場合、規制を解除して障子85を大きく開くことにより、窓側空間5に出入り可能で、窓側空間5の掃除やブラインド9等のメンテナンスが可能となる。
【0054】
このような本実施形態によれば、前述の効果に加えて次のような効果がある。
(9) 換気ボックス61の中空部611、フレキシブルダクト71の中空部711、および引違い窓80の窓縦枠83の中空部831を互いに連通して外気取入流路を形成することにより、室外と室内空間4とが連通されることとなり、外気を縦目地31から取入口612を通して室内空間4に取り入れることができ、建物2内を確実に換気できる。また、換気が不要な時には、障子85を閉めれば窓縦枠83の連通孔833が障子85の縦框851で覆われ塞がれるので、換気が不要な時には室内空間4の気密性を確保できる。
【0055】
(10) 引違い窓80の窓縦枠83に外気取入流路の連通孔833を設けることで、この連通孔833と障子85との開閉が同時になされ、外気取入流路と室内空間4との連通および遮断のために前述の第1実施形態で採用した換気扉のような可動部材を設ける必要がないので、部品点数を削減でき、可動部材に掛かるメンテナンスを省略できる。
【0056】
(11) 地震時や強風時における建物の層間変形よってカーテンウォール1Aと引違い窓80との間に相対的な移動が生じても、可撓性を有するフレキシブルダクト71の変形により相対移動を吸収できるので、外気取入流路を良好に維持することができる。また、設計条件によってカーテンウォール1Aや引違い窓80の位置や形状が異なる場合であっても、変形可能な範囲であればフレキシブルダクト71を取り付けることができるので、設計条件によらずフレキシブルダクト71を共通して利用できる。
【0057】
(12) フレキシブルダクト71の下端部714を換気ボックス61の下端部614よりも高くし、室外側に向かって傾斜を設けることにより、万一取入口612から中空部611内に雨水が入り込んでも、室内側に漏れ出す心配がなく、中空部611内に入り込んだ雨水は縦目地31側に排水されるので、防水性能を確保できる。
【0058】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、縦材21および換気ボックス61がPC版20に埋設されていたが、このような縦材21や換気ボックス61を後付けしてもよい。すなわち、PC版20側には予めアンカー部材等を埋め込んで突設させておき、このアンカー部材に縦材21や換気ボックス61を固定してもよい。ただし、このような場合には、縦材21や換気ボックス61とPC版20との互いの対向面にシール材を介装し、止水性および気密性を確実に確保する必要がある。
【0059】
前記実施形態では、縦材21および換気ボックス61に取入口25,612が設けられていたが、このような取入口25,612を縦材21や換気ボックス61に対向した枠体14の縦枠13に設けてもよく、またこれらの両方に設けてもよい。さらに、隣接するカーテンウォールユニット10の対向し合う縦枠13の両方、または一方に設けてもよい。
【0060】
図10には、そのような縦枠13の両方に取入口25を設けた例が示されている。このような構成によれば、換気を行わない状態では、縦枠13に設けられた連通孔28が、シール材492を備えた換気扉49で塞がれている。
この換気扉49は、室外側が縦枠13に係止されており、ラッチ等の適宜な係脱手段を換気扉49の室内側に設けることで、点線矢印で示すように、手動によって開閉可能に構成されている。勿論、建物内に引違い窓等が設けられている場合には、その障子の動きに連動して換気扉49を回動させる構成にしてもよい。
また、図10に示すような場合でも、取入口25と連通孔28とは、上下に離間させて設けることが望ましい(図10では、図示し易くするために、同一高さレベルに描かれている)。
以上の構成では、縦目地31の奥側において、縦枠13に取入口25が設けられているので、前記実施形態と同様に本発明の目的を達成できる。加えて、取入口25が設けられた各縦枠13が本発明に係る縦材であるから、縦枠13の他に別途専用の縦材を設ける必要がなく、経済的である。
【0061】
前記実施形態では、本発明に係る内窓が引違い窓40,80であったが、内窓としては、開き窓、上げ下げ窓、辷り出し窓、ルーバー窓など、任意の形態の窓であってよく、また、嵌め殺し窓であってもよい。
さらに、前記第1実施形態の換気扉49は引違い窓40の動きに連動して開閉する構成であったが、手動で開閉できる構成でも勿論よい。特に内窓が嵌め殺し窓の場合には、障子との連動が不可能であるため、手動式とするか、別途開閉装置を設けて換気扉49のみを自動開閉させることになる。
ただし、本発明では、内窓は必須の構成要件ではなく、建物をダブルスキン構造にするか否かは任意である。
【0062】
また、前記第1実施形態で説明したゴンドラガイドレール33も必要に応じて設けられればよく、縦枠13や縦材21にゴンドラガイドレール形成部18,24が存在しない場合でも本発明に含まれる。
【0063】
また、前記第2実施形態で説明したフレキシブルダクト71は、蛇腹状に限らず、伸縮性を有したゴム製の筒状部材から構成してもよい。また、当該フレキシブルダクト71に換えて、アルミ等の金属製ダクトを用い、この金属製ダクトと縦材あるいは窓縦枠との間を伸縮性を有する材料で連結してもよい。
【0064】
さらに、本発明のカーテンウォールとしては、前記実施形態で説明したようなユニットタイプの他、面材を方立および無目材を介して支持させるタイプも含まれる。
【0065】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明のカーテンウォールおよび建物によれば、外観部分のデザインの自由度を高めて外観を良好にでき、かつ作業の繁雑さやコストアップを伴わずに止水性を確実に確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建物の外壁を形成するカーテンウォールの外観姿図である。
【図2】前記カーテンウォールの縦断面図であり、図1のII−II線断面図である。
【図3】前記カーテンウォールの横断面図であり、図1のIII−III線断面図である。
【図4】図2の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図5】図3の要部を拡大して示す横断面図であり、内窓を構成する障子が閉められた状態を説明するための図である。
【図6】図3の要部を拡大して示す横断面図であり、前記障子が開けられた状態を説明するための図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る建物の外壁を形成するカーテンウォールを示す横断面図である。
【図8】図7の要部を拡大して示す横断面図であり、内窓を構成する障子が開けられた状態を説明するための図である。
【図9】図7の要部を示す一部を断面した斜視図である。
【図10】本発明の変形例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1,1A…カーテンウォール、2,2A…建物、4…室内空間、13…縦枠、18,24…ゴンドラガイドレール形成部、20…プレキャストコンクリート製の外壁部分を形成するPC版、21…換気部材である縦材、25,612…取入口、26,611…中空部、28,613…連通孔、31…縦目地、40,80…内窓、45,45A,45B,85…障子、451,851…縦框、49…換気扉、50…外気取入流路、61…換気部材である換気ボックス、71…フレキシブルダクト、83…窓縦枠、833…室内側開口である連通孔。

Claims (10)

  1. 縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され
    前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた縦材により構成され、
    前記縦材には、前記縦目地の室内側に連続して、当該縦目地よりも見付け方向の幅寸法が広くされたゴンドラガイドレール形成部が設けられ、このゴンドラガイドレール形成部に前記取入口が設けられているカーテンウォール。
  2. 縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され
    前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた縦材により構成され、この縦材は、プレキャストコンクリート製の外壁部材に予め取り付けられているカーテンウォール。
  3. 前記縦材は、四周枠組みされたカーテンウォールユニット用枠体の縦枠である請求項1または請求項2に記載のカーテンウォール。
  4. 前記換気部材は、プレキャストコンクリート製の外壁部分で支持されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカーテンウォール。
  5. 縦目地に沿って配置された換気部材を備え、この換気部材には当該縦目地の室外側開口よりも室内側の位置に取入口が設けられ、この縦目地および取入口を通して外気を室内に取入可能に構成され
    前記換気部材は、前記取入口を通して室外に連通された中空部と、この中空部を室内空間に連通させる連通孔とを備えた換気ボックスにより構成され、この換気ボックスは、プレキャストコンクリート製の外壁部材に予め取り付けられているカーテンウォール。
  6. 外壁が請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のカーテンウォールで形成されている建物。
  7. 前記換気部材の取入口を介して室外と室内空間とを連通させる外気取入流路と、この外気取入流路と室内空間とを仕切る内窓とが設けられ、この内窓を構成する障子の開閉に伴って、前記外気取入流路と室内空間との連通および遮断が自動的に行われる請求項6に記載の建物。
  8. 前記外気取入流路の室内側開口には、室内側に開く方向に付勢された換気扉が設けられ、この換気扉は、前記障子の開動作に連動して開き、前記障子の閉動作に伴い当該障子によって押し戻されて閉じる構成とされている請求項7に記載の建物。
  9. 前記内窓を構成する縦枠の前記障子が当接される側面に前記外気取入流路の室内側開口が設けられ、この室内側開口は、前記障子を閉めた状態では当該障子の縦框によって覆われて、前記外気取入流路と前記室内空間との連通が遮断され、前記障子を開けた状態で前記縦枠と前記縦框との隙間を通じて前記外気取入流路が前記室内空間に連通される請求項7に記載の建物。
  10. 前記外気取入流路のうち、少なくとも一部は可撓性を有する部材によって区画形成されている請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の建物。
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