JP3964103B2 - キャップ付き容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、キャップ付き容器、特に、手先が不自由な病人或いは高齢者でも容易に開蓋することができるキャップ付き容器に係る。
【0002】
【従来の技術】
【発明の解決しようとする課題】
胴部から起立する口頸部にキャップを螺合させた飲料水入りペットボトルなどが広く市販されている。
【0003】
しかし、該ボトルは、体力の無い病人にとってはキャップを螺脱して外すのが億劫であり、又、該キャップ除去後には、口頸部内の流路は常時開口しているため、誤ってボトルを倒して周囲に水をこぼしてしまう虞がある。更に又、病人が病床に仰向けになったままで前記口頸部開口から直接水を飲もうとすると、該開口に自分の口を付ける前に水が流れ出てしまう不都合がある。
【0004】
そこで、本願発明は、梃の作用を利用したレバー操作により収納液体の流路を容易に開閉可能とするため、口頸部外面へ嵌合させた注出筒部材の内向きフランジ状頂壁から下方小径のテーパ状弾性筒を介してノズルを起立すると共に、該ノズル内方から栓棒を起立し、又、前栓棒上端部を頂壁中心の注出孔に嵌合させて、前記頂壁外周から垂下した筒胴下端の外向きフランジを頂壁上面へ載置させ、ノズル上端の側方への押圧により、外向きフランジの下面外縁を支点としてキャップ状部材が傾斜することで、前記栓棒が注出孔から抜出し可能としたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】
第1の手段は、口頸部2を起立する容器体1と、上記口頸部2の上端面へ、水密に載置させたフランジ状頂壁12の外周から口頸部2外面へ嵌合させて装着筒13を垂下すると共に、フランジ状頂壁12内周から下内方へ垂設した下方小径のテーパ状弾性筒14下端からノズル15を起立し、かつ、該ノズルのほぼ中間部内面からノズル軸線へ向かって突設した複数の支持板17…を介してノズル15上面よりも僅かに高く栓棒16を起立させて設けた注出筒部材11と、上記栓棒16上端部を蓋板32中心部に穿設した注出孔33内へ水密に嵌合させてノズル15上端面上へ載置させた蓋板32外周部から、ノズル15外面へ嵌合させて、筒胴34を垂下し、該筒胴下端に付設した外向きフランジ35を上記頂壁12上面へ載置させ、該フランジ外径を前記頂壁12外径よりも小径としたキャップ状部材31とから成り、上記キャップ状部材31は、外向きフランジ35の突出長さよりも筒胴34の長さを大として、キャップ状部材31上端部を側方へ押圧したとき、外向きフランジ35の下面外縁を支点とする回動により、キャップ状部材31及び栓棒付きノズル15が傾斜することで栓棒16が注出孔33から抜出し可能に構成している。
【0006】
第2の手段は、前記第1の手段を有し、かつ、前記キャップ状部材の蓋板32の裏面からノズルの上部内面へ嵌合させて垂下筒36を垂設して、該垂下筒の外面下端部と前記ノズル15の内面上端部とに、上記キャップ状部材31の上方抜止め用兼液洩れ防止用の第1、第2係合突条19,37 を付設して成る。
【0007】
第3の手段は、前記第1又は第2の手段を有し、かつ、前記キャップ状部材筒胴34の下部内面に第4係合突条38を、かつ、前記ノズル15の下部外面に、上記第4係合突条上面へ係合する第3係合突条20を、それぞれ、設けると共に、前記側方へのキャップ状部材31の傾斜により第4係合突条38が第3係合突条20を強制乗越え可能として成る。
【0008】
第4の手段は、前記第1、第2、又は第3の手段を有し、かつ、
前記キャップ状部材31の筒胴34外面へ、天板42外周から垂設した上半筒部43外面へ、天板外周から垂設した上半筒部43を嵌合させると共に、該上半筒部下端から外方張出し壁部44を介して垂設した下半筒部45を、上記装着筒13の上端部外面へ嵌合させた、カバー筒41を設けて、
装着筒13の上端部外面へ周設した第5係合突条21下面へ、下半筒部内面に周設した第6係合突条46を係合させ、
上記上半筒部43の上端部を側方へ押圧したとき、外向きフランジ35の下面外縁を支点とするキャップ状部材31の傾斜により、カバー筒41が共に傾斜して、このとき、第6係合突条46の一部が該部分に対応する第5係合突条21部分を強制乗越え可能に形成して成る。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1から図3は、本願発明の第1の実施形態を示している。
【0010】
1は、容器体であり、胴部から口頸部2を起立している。
【0011】
図示例では、該口頸部の上端部内面には、容器体未使用の状態での液洩れ防止用の中栓3を嵌合させている。該中栓は、有底筒状のものであり、該筒上端に付設した鍔部4を口頸部2上端面上に載置させている。
【0012】
11は、前記口頸部2外面へ嵌合させた注出筒部材である。該部材は、口頸部2上端面へ、前記鍔部4を介して水密に載置させたフランジ状頂壁12を有し、該頂壁外周から垂下させた装着筒13の内面を、前記口頸部外面へ螺合させている。
【0013】
又、前記フランジ状頂壁12の内周からは、口頸部2下内方へ下方小径のテーパ状弾性筒14を垂下すると共に、該筒下端からノズル15を起立して、該ノズルが側方への押圧により、前記テーパ状弾性筒14の弾性に抗して傾斜可能に設けている。又、前記ノズル15の内方からは、栓棒16を起立する。該栓棒は、ノズル15のほぼ中間部内面からノズル軸線に向かって突出した複数の支持板17…を、下半棒部の外面へ連結させてなり、栓棒外面とノズル15の上部内面及び後述垂下筒内面との間に液体流路18を形成している。又、前記栓棒16の上端部は、ノズル15上面よりも僅かに、好ましくは、後述のキャップ状部材蓋板の厚さとほぼ同程度に、突出させる。尚、前記ノズル15の内面上端部には、後述第2係合突条への係止により後述キャップ状部材の上方抜出しを防止する第1係合突条19を周設しており、又、前記フランジ状頂壁12よりも上方のノズル部分外面には、後述第4係合突条との係合により注出孔の閉塞状態を保持する第3係合突条20を周設している。
【0014】
31は、前記注出筒部材11の外面に嵌合されたキャップ状部材である。該部材は、ノズル上端面へ蓋板32下面外周部を載置して、該蓋板中央部に穿設した注出孔33内を液密に前記栓棒16の上端部で液密に閉塞すると共に、前記頂壁外周から垂下した筒胴34を前記ノズル15外面へ嵌合させている。該筒胴34の下端部には、前記フランジ状頂壁12の外径よりも小外径であり、かつ、該頂壁上に載置された外向きフランジ35が付設されている。又、前記キャップ状部材の蓋板32の裏面からは、前記ノズル上部内へ嵌合させて、垂下筒36を垂設している。
【0015】
前記キャップ状部材31は、前記外向きフランジ35の突出長に対する筒胴34の長さを大とすることで、図3の如く、キャップ部材上端部を側方へ押して該部材を外向きフランジ下面外縁を中心に傾けるレバー操作により、ノズルの栓棒16上端部が注出孔33内から抜出しできるように設ける。又、前記垂下筒36の下端部外面には、第2係合突条37を周設しており、該突条が前記キャップ状部材31の傾斜状態で第1係合突条19下面に当接することで、前記キャップ状部材の上方抜出しを防止すると共に、これら第1、第2係合突条により、垂下筒外面とノズル上端部内面との間からの液洩れを防止している。又、図示例では、前記筒胴34の内面下部には第4係合突条38を周設している。該突条は、前記第3係合突条20下面に係止させると共に、前述のレバー操作により、引き上げられて第3係合突条を強制的に乗り越えさせることが可能に設けている。この場合には、所要の引き上げ力が得られるように、前記筒胴34の筒長を更に大とすることが望ましい。
【0016】
尚、前述の容器体1、中栓3、注出筒部材11、及び、キャップ状部材31は、それぞれ、合成樹脂材で一体成形することができる。
【0017】
前記構成によれば、図1に示す未使用状態で、まず、前記中栓3は口頸部2上端面を液密に閉塞しており、例えば、本願容器を取り落として注出孔33が開口したような場合でも、図3に想像線で示す如く、内容液の流出を防止している。
【0018】
前記容器を使用するときには、予め、前記装着筒13を口頸部2外面から外して、中栓3を除去した後、前記装着筒を口頸部へ再装着しておく。この作業は、既述の病人等が出来ない場合には、その介添え人等の手によって行うと良い。
【0019】
前記中栓を除去した状態で、図3に示す如く、力点Aであるキャップ状部材31上端部を、側方へ押圧すると、該部材が外向きフランジ35の下面外縁を支点Bとして回動するため、梃の原理により、作用点Cである第3、第4係合突条20,38 において、前記支点の反対側から、該第4係合突条38の一部が第3係合突条20の対応部分を乗り越えることで、両突条の係合が解け、而して、前記栓棒16上端部が注出孔33内から相対的に下降して該孔を開く。該開口状態を保持したまま、容器を傾けて利用者が自分の口を注出孔に付けると、該孔からの吸飲が可能となる。
【0020】
又、前記力点Aへの押圧力を解除すると、ノズル15及びキャップ状部材31が、前記テーパ状弾性筒14の弾性復元力により、垂直状態に復帰すると共に、前記第3、第4係合突条20,38 が相互に係合し、かつ、前記栓棒16上端部が再び注出孔33内へ嵌合されて前記液体流路18を遮断する。
【0021】
図4及び図5は、本願の第2の実施形態を示している。
【0022】
該形態は、前記キャップ状部材31の外面に、有頂のカバー筒41を装着したものであり、その他の構造は、第1の実施形態と同じである。
【0023】
前記カバー筒41は、前記キャップ状部材31の筒胴34外面へ、天板42外周から垂設した上半筒部43を嵌合させると共に、該上半筒部下端から外方張出し壁部44を介して垂設した下半筒部45の下部内面を、上記装着筒13の上端部外面へ嵌合させたものである。該上端部は、図示の如く、小外径部13aに形成されており、かつ、該小外径部の上部外面に周設した第5係合突条21の下面に、前記下半筒部45の下端部内面に付設した第6係合突条46を係止させている。これら第5、第6係合突条は、後述の如く、上記上半筒部43の上端部を側方へ押圧したとき、外向きフランジ35の下面外縁を支点とするキャップ状部材31の傾斜により、カバー筒41が共に傾斜することで、第6係合突条46による第5係合突条21の強制乗越え可能な大きさに形成し、更に、前記カバー筒41の筒長は、前記押圧により、第6係合突条46による第5係合突条21の強制乗越えと、既述第4係合突条38による第3係合突条20の強制乗越えとが可能な長さに設ける。
【0024】
尚、前記カバー筒41は、合成樹脂材料により、成形することができる。
【0025】
前記構成において、図4状態から、第1の実施形態の場合と同様に中栓3を外し、図5の如く、次に、力点Aである上半筒部43上端部を側方へ押圧すると、前記カバー筒41及びキャップ状部材31が外向きフランジ下面外縁を支点Bとして回動して、梃の作用により、第1の作用点C1 である第3、第4係合突条20,38 及び第2の作用点C2 である第5、第6係合突条21,46 において、第4係合突条38が第3係合突条20を、又、第6係合突条46が第5係合突条21をそれぞれ乗り越え、而して、カバー筒41をキャップ状部材31から外れ、かつ、前記栓棒16上端部が注出孔33内から離脱する。その他図3の場合と同じ作用は説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】
本願発明は如上の構成であり、請求項1記載の発明は次の効果を奏する。
○本願容器は、口頸部2外面へ嵌合させた注出筒部材 11のフランジ状頂壁12内周から、下方小径のテーパ状弾性筒14を介してノズル15を起立し、又、該ノズル内方から起立した栓棒16の先端部を、キャップ状部材31の蓋板32中央の注出孔33内へ嵌合させて、前記蓋板32外周から垂下した筒胴34下端の外向きフランジ35を前記頂壁12上面へ載置させ、かつ、該外向きフランジ35の突出長よりも筒胴34の長さを大として、側方へのキャップ状部材31上端部の押圧により、外向きフランジ35の下面外縁を支点として、前記ノズル15が傾斜することで前記栓棒16が注出孔33から抜出し可能としたから、前記支点を中心とするキャップ状部材の梃作用により、握力の弱い病人等が注出孔を僅かな力で容易に開口することができる。
○前記ノズル15は、前記フランジ状頂壁12内周から垂設させた下方小径のテーパ状弾性筒14下端から起立したから、前記押圧によりノズルを側方へ傾けた後に該押圧力を解消すると、直ちに起立状態に復帰して液体流路18を遮断するので、本願容器を誤って倒したときでも収納液体が周囲にこぼれることを防止できる。
○前記キャップ状部材31は、前記ノズル15内方から起立した栓棒16上端部を前記注出孔33内へ水密に嵌合させたから、該嵌合状態では容器を上下逆さまにしても液洩れを生じず、従って、例えば病床から起き上がれない病人も、自らの口内へキャップ状部材上端部を差し込み、該上端部を容器体に対して傾けることで、周囲に水をこぼさず、又、他人の手も借りずに、簡単に吸水することができる。
【0027】
又、請求項2の発明によれば、前記キャップ状部材の蓋板32裏面からノズル筒上部内面へ嵌合させて垂下筒36を垂設して、該垂下筒の外面下端部と前記ノズル15の内面上端部とに、キャップ状部材上方抜止め用兼液洩れ防止用の第1、第2係合突条19,37 を付設したから、身体の不自由な病人等が、前記キャップ状部材の上方抜出しによりノズルから液体をこぼすことを心配することなく、安心して本願容器を取り扱うことができ、かつ、前記筒胴34内面及びノズル外面間の液洩れも確実に防止できる。
【0028】
又、請求項3の発明によれば、前記キャップ状部材筒胴34の下部内面に第4係合突条38を、かつ、前記ノズル15の下部外面に、上記第4係合突条上面へ係合する第3係合突条20を、それぞれ、設けると共に、前記側方へのキャップ状部材31の傾斜により第4係合突条38が第3係合突条20を強制乗越え可能としたから、該乗越えにより第3、第4係合突条相互の係合を解除しない限り、注出孔33の閉塞状態を確実に保持することができ、特に、前記テーパ状弾性筒14の弾性が疲労により減退したときにも、注出孔からの液洩れを防止できる。
【0029】
又、請求項4の発明によれば、前記キャップ状部材31の筒胴34外面へ、天板外周から垂設した上半筒部43内面を嵌合させると共に、該上半筒部下端から外方張出し壁部44を介して垂設した下半筒部45を、上記装着筒13の上端部外面へ嵌合させて成るカバー筒41を設け、かつ、前記装着筒13の上端部外面へ周設した第5係合突条21下面へ、下半筒部内面に周設した第6係合突条46を係合させたから、前記カバー筒41装着によりキャップ状部材の注出孔33への塵の付着を防止できると共に、上半筒部43上部を側方へ押圧することで、該上部を力点A、前記外向きフランジの下面外縁を支点B、前記第5、第6係合突条21,46 の設置箇所を第2の作用点C2 とするキャップ状部材31の梃作用により、前記第5、第6係合突条相互の係合を容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1実施形態に係る容器の要部縦断面図である。
【図2】 図1容器の要部斜視図である。
【図3】 図1容器の使用状態説明図である。
【図4】 本願発明の第2実施形態に係る容器の要部縦断面図である。
【図5】 図4容器の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1…容器体 2…口頸部
3…中栓 4…鍔部
11…注出筒部材 12…フランジ状頂壁
13…装着筒 14…テーパ状弾性筒
15…ノズル 16…栓棒
17…支持板 18…液体流路
19…第1係合突条 20…第3係合突条
21…第5係合突条
31…キャップ状部材 32…蓋板
33…注出孔 34…筒胴
35…外向きフランジ 36…垂下筒
37…第2係合突条 38…第4係合突条
41…カバー筒 42…天板
43…上半筒部 44…外方張出し壁部
45…下半筒部 46…第6係合突条
Claims (4)
- 口頸部2を起立する容器体1と、上記口頸部2の上端面へ、水密に載置させたフランジ状頂壁12の外周から口頸部2外面へ嵌合させて装着筒13を垂下すると共に、フランジ状頂壁12内周から下内方へ垂設した下方小径のテーパ状弾性筒14下端からノズル15を起立し、かつ、該ノズルのほぼ中間部内面からノズル軸線へ向かって突設した複数の支持板17…を介してノズル15上面よりも僅かに高く栓棒16を起立させて設けた注出筒部材11と、上記栓棒16上端部を蓋板32中心部に穿設した注出孔33内へ水密に嵌合させてノズル15上端面上へ載置させた蓋板32外周部から、ノズル15外面へ嵌合させて、筒胴34を垂下し、該筒胴下端に付設した外向きフランジ35を上記頂壁12上面へ載置させ、該フランジ外径を前記頂壁12外径よりも小径としたキャップ状部材31とから成り、上記キャップ状部材31は、外向きフランジ35の突出長さよりも筒胴34の長さを大として、キャップ状部材31上端部を側方へ押圧したとき、外向きフランジ35の下面外縁を支点とする回動により、キャップ状部材31及び栓棒付きノズル15が傾斜することで栓棒16が注出孔33から抜出し可能に構成したことを特徴とする、キャップ付き容器。
- 前記キャップ状部材の蓋板32の裏面から前記ノズル15の上部内面へ嵌合させて垂下筒36を垂設して、該垂下筒の外面下端部と前記ノズル15の内面上端部とに、上記キャップ状部材31の上方抜止め用兼液洩れ防止用の第1、第2係合突条19,37 を付設したことを特徴とする、請求項1記載のキャップ付き容器。
- 前記キャップ状部材筒胴34の下部内面に第4係合突条38を、かつ、前記ノズル15の下部外面に、上記第4係合突条上面へ係合する第3係合突条20を、それぞれ、設けると共に、前記側方へのキャップ状部材31の傾斜により第4係合突条38が第3係合突条20を強制乗越え可能としたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のキャップ付き容器。
- 前記キャップ状部材31の筒胴34外面へ、天板42外周から垂設した上半筒部43内面を嵌合させると共に、該上半筒部下端から外方張出し壁部44を介して垂設した下半筒部45を、上記装着筒13の上端部外面へ嵌合させた、カバー筒41を設けて、
装着筒13の上端部外面へ周設した第5係合突条21下面へ、下半筒部内面に周設した第6係合突条46を係合させ、
上記上半筒部43の上端部を側方へ押圧したとき、外向きフランジ35の下面外縁を支点とするキャップ状部材31の傾斜により、カバー筒41が共に傾斜して、このとき、第6係合突条46の一部が該部分に対応する第5係合突条21部分を強制乗越え可能に形成したことを特徴とする、請求項1、請求項2、又は請求項3記載のキャップ付き容器。
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