JP3963437B2 - 受光方法および受光装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を電気信号に変換するフォトダイオードのうち、特に増倍率を有するアバランシェフォトダイオード(以下、APDと記す)の増倍率を正確に設定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
APDは、pn接合型の受光素子のうち、逆バイアスの印加で生じる電子なだれ現象によって光電流を増倍するように構成され、一般的なフォトダイオードやフォトトランジスタ等の他の半導体受光素子に比べて、高速で高感度な受光特性を有し、光通信機器や光測定機器に多用されている。
【0003】
このAPDの増倍率Mは、一般的に逆バイアスを大きくする程増大して出力も大きくなるが、増倍率Mの増加に伴ってショット雑音も増大するため、通常はS/N比が最大となるような増倍率(最適増倍率)Moで使用している。
【0004】
ところが、APDの増倍率Mは、逆バイアス電圧が一定であっても温度変化によって変化し、この増倍率Mの変動によって、受光感度やS/Nが変化してしまう。
【0005】
このため、APDの製造元は温度に対する増倍率の変化特性を公開し、そのAPDを利用して機器を製造するメーカでは、APDの周囲の温度をセンサで検出し、その検出した温度に応じて逆バイアス電圧を制御して、APDの増倍率を安定化していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、温度変化に対するAPDの増倍率の変化は、素子毎にばらつきがあり一様でないため、上記のように温度制御しても増倍率の変動を防ぎきれないという問題があった。
【0007】
本発明は、この問題を解決して、APDの増倍率を所望値に正しく設定した状態で受光できる受光方法および受光装置を提供することを目的としている。
【0008】
なお、本発明は、0ボルトの逆バイアス電圧が印加されたAPDには増倍作用がなく(即ち増倍率Mが1)、しかも温度依存性がないことに着目して、所望の増倍率を正確に設定できるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の受光方法は、
受光対象光をアバランシェフォトダイオードで受けて該受光対象光に対応する電気信号を出力する受光方法において、
前記受光対象光を入射する前の準備段階として、基準光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させる段階(S2)と、
前記基準光が入射されている状態で前記アバランシェフォトダイオードに0ボルトの逆バイアス電圧を印加して該アバランシェフォトダイオードの出力電流を記憶する段階(S3、S4)と、
前記基準光が入射されている状態で前記アバランシェフォトダイオードの出力電流が前記記憶された電流値の所望値倍となるように前記アバランシェフォトダイオードの逆バイアス電圧を設定する段階(S5、S6)と、
前記設定された逆バイアス電圧が印加されている状態で、前記基準光に代えて前記受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させる段階(S7)とを含んでいる。
【0010】
また、本発明の受光装置は、
バランシェフォトダイオード(21)と、該アバランシェフォトダイオードに逆バイアス電圧を印加する電圧可変の電源(22)とを有し、受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードで受け、該受光対象光に対応する電気信号を出力する受光装置において、
基準光を出射する基準光発生器(25、41)と、
前記アバランシェフォトダイオードに前記基準光と前記受光対象光のいずれかを選択的に入射させるための切替手段(26、45、46、47)と、
前記切替手段と前記電源の電圧とを制御する制御手段(30)とを備え、
前記制御手段は、前記受光対象光を入射させる前の準備段階として、前記基準光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させ、前記アバランシェフォトダイオードに0ボルトの逆バイアス電圧を印加させた状態で、前記アバランシェフォトダイオードの出力電流値(A)を記憶し、さらに、前記基準光が入射している状態で前記アバランシェフォトダイオードの出力電流値が前記記憶した出力電流値の所望値倍(Mo・A)となるように逆バイアス電圧を設定し、該設定した逆バイアス電圧を保持した状態で、前記基準光に代わり前記受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した受光装置20の構成を示している。
【0012】
この受光装置20は、例えば、光中継器、光受信機等の各種の光通信機器や、光サンプリング装置、光パルス試験器等の各種の光測定器の受光部あるいはその一部として用いられるものであって、入力端子20aから入射される受光対象光Xを後述する光スイッチ26を介してSi(シリコン)型のAPD21で受ける。
【0013】
APD21は、出力電圧を変化させることができる電源22と負荷回路23に接続されている。
【0014】
電源22は、可変の直流電源であり、例えばD/A変換器で構成され、後述する制御部30からのデータに対応する逆バイアス電圧VrをAPD21に印加する。
【0015】
負荷回路23は、光を受けたAPD21が出力する電流Iを受けて、その電流Iに比例した電圧V(I)を出力する。なお、この負荷回路23は、一般には、APD21に直列接続された負荷抵抗、あるいはこの負荷抵抗と負荷抵抗に流れる電流を電圧に変換する電流電圧変換器とによって構成されている。
【0016】
この負荷回路23の出力電圧は、受光装置20の受光対象光Xの強度の変化に対応して電圧が変化する受光信号として図示しない信号処理部へ出力されれて、処理される。
【0017】
基準光発生器25は、APD21の受光範囲内の所定波長の基準光Rを出射する。この基準光Rは、少なくとも増倍率を設定する間は強度が一定の連続光とする。
【0018】
光スイッチ26は、この実施形態の基準光入射手段を構成するものであり、制御部30の制御を受けて、入力端子20aから入射される受光対象光Xと基準光Rのいずれかを一方を選択的にAPD21に入射させる。
【0019】
A/D変換器27は、負荷回路23の出力電圧V(I)をディジタル値に変換して制御部30に出力する。
【0020】
制御部30は、マイクロコンピュータで構成され、例えば他の処理部から通信や測定等を開始を指示する指示信号Hを受けると、A/D変換器27を介して入力される負荷回路23の出力電圧V(I)を、APD21の出力電流Iに対応する値として受け、電源22および光スイッチ26を制御してアバランシェフォトダイオード21に印加される逆バイアス電圧Vrが、所望増倍率Moに対応した電圧になるように制御する。
【0021】
図2は、この制御部30の処理手順を示すフローチャートである。
以下、このフローチャートに基づいて受光装置20の動作を説明する。
【0022】
前記した指示信号Hが入力されると、制御部30は、光スイッチ26を基準光発生器25側に接続して、基準光RをAPD21に入射させるとともに、逆バイアス電圧Vrを0ボルトに設定する(S1〜S3)。
【0023】
そして、このときの負荷回路23の出力電圧V(I)(基準光Rが連続光なので直流電圧となる)を基準値Aとして図示しないメモリに記憶する(S4)。
【0024】
なお、前記したように、逆バイアス電圧が0ボルトのとき、Si系のAPD21は増倍作用がない状態、即ち、入射される光の光子1個が電子1個に変換される増倍率M=1の状態であり、しかも、この増倍率は基準光Rのパワーが一定であれば、周囲温度の変化による影響を受けない。
【0025】
次に、逆バイアス電圧Vrを所定ステップΔVずつ増加させ、そのときに負荷回路23の出力電圧V(I)と、所望の増倍率Moに基準値Aを乗じた値Mo・Aと比較する(S5、S6)。
【0026】
そして、出力電圧V(I)がMo・Aに等しく(あるいは最も近く)なったときの逆バイアス電圧Vrを、現環境でAPD21に所望の増倍率Moを与える逆バイアス電圧とし、この逆バイアス電圧をAPD21に印加した状態で、光スイッチ26を入力端子20a側に切り換えて、受光対象光XをAPD21に入射させる(S7)。
【0027】
このとき、APD21の増倍率Mは、現環境下で正確に所望値Moに設定されているので、受光対象光Xを高いS/Nで電気信号に変換することができる。
【0028】
なお、上記受光装置20では、受光対象光Xの代わりに基準光RをAPD21に入射させるために光スイッチ26を用い、この光スイッチ26を制御部30によって制御していたが、これは本発明を限定するものでなく、図3のように、手作業等で基準光発生器25を入力端子20aに接続してから、前記した逆バイアス電圧の可変制御によってAPD21の増倍率Mを所望値Moに設定してから、基準光発生器25を入力端子20aから外して、受光対象光Xを入力端子20aに入射させてもよい。
【0029】
また、前記説明では、強度が一定の基準光Rを用いていたが、基準光Rは、その強度が変調されていてもよい。この場合には、変調による強度の変化に対応して変化する出力電圧V(I)の平均値やピーク値を検出して、逆バイアス電圧を設定する。
【0030】
例えば、基準光Rの強度が正弦波で変調されている場合、出力電圧V(I)も正弦波状に変化するが、制御部30は、逆バイアス電圧0ボルト時の出力電圧V(I)の平均値を基準値Aとして記憶し、出力電圧V(I)の平均値が、Mo・Aに等しく(あるいは最も近く)なったときの逆バイアス電圧を求める。
【0031】
また、基準光Rの強度がパルス波で変調されている場合、出力電圧V(I)もパルス状に変化するが、制御部30は、逆バイアス電圧0ボルト時の出力電圧V(I)のピーク値を基準値Aとして記憶し、出力電圧V(I)のピーク値が、Mo・Aに等しく(あるいは最も近く)なったときの逆バイアス電圧を求める。
【0032】
また、受光装置20として予め光源を有している場合には、その光源を基準光発生器として兼用することも可能である。
【0033】
例えば、図4に示すように、入力端子40aから入射される被測定光Xと、パルス発生器41から所定周期で出射される光パルスPとを、偏波合成器42で互いの偏波方向が直交するように合成して非線形光学結晶43に入射し、非線形光学結晶43から出力される光パルスPsを受光対象光としてAPD21で受光する光サンプリング方式の受光装置40の場合には、サンプリング用の光パルスPを基準光として用いることができる。
【0034】
なお、非線形光学結晶43は、図5に示すように、互いに偏波方向が直交し、且つその一方の偏波方向が所定方向となる2つの光X、Rを受ける毎に、その2つの光の周波数の和に等しい周波数を有し、2つの光のパワーの積に比例するパワーを有する光パルスPsを出射する。
【0035】
このような光サンプリング方式の受光装置40の場合、図4に示しているように被測定光Xの入射を光スイッチ45で規制しても、非線形光学結晶43から光パルスPは出射されないが、偏波合成器42と非線形光学結晶43の間に例えばλ/2板のような偏波回転素子46を移動装置47によって挿入して、図6に示すように、偏波合成器42から出射された光パルスPの偏波方向を前記所定方向に対して45°傾けて、互いに偏波方向が直交する2つの光パルス成分Px、Pyを生じさせて、非線形光学結晶43に入射させることで、非線形光学結晶43から光パルスPを出射させることができる。
【0036】
この受光装置40の制御部30は、図7に示すように、光スイッチ45を開いて被測定光Xの入射を規制し(S2a)、偏波回転素子46を偏波合成器42と非線形光学結晶43の間に挿入させて(S2b)、非線形光学結晶43から光パルスPを基準光RとしてAPD21に入射させ、逆バイアス電圧0ボルトのときに得られる出力電圧V(I)のピーク値を基準値Aとして記憶し、出力電圧V(I)がMo・Aに等しく(または最も近く)なったときの逆バイアス電圧を、現環境下でAPD21に所望の増倍率Moを与える逆バイアス電圧とし、偏波回転素子46を偏波合成器42と非線形光学結晶43の間から退出させ(S7a)、光スイッチ45を閉じて被測定光Xの入射の規制を解除して、被測定光Xを光パルスPでサンプリングして得られる光パルスPsをAPD21に入射させる(S7b)。
【0037】
また、前記実施形態では、逆バイアス電圧を0ボルトから所定ステップΔVずつ増加させていたが、前記したように、APD21の製造元から温度の変化に対して最適増倍率Moを与える逆バイアス電圧を示すデータが与えられている場合には、例えば図8に示す受光装置50のように、制御部30のメモリ30aにそのデータを初期設定しておくとともに、温度センサ51を用いてAPD21周辺の温度を検出できるようにしておく。
【0038】
そして、図9に示すように、逆バイアス電圧0ボルト時の出力電圧を基準値Aとして記憶し、温度センサ51で検出される温度に対応した逆バイアス電圧のデータをメモリ30aから読み出してその電圧をAPD21に印加し(S5a)、出力電圧V(I)とMo・Aとを比較し(S5b)、出力電圧V(I)がMo・Aより大きいときには逆バイアス電圧を減少させ(S5c)、出力電圧V(I)がMo・Aより小さいときには逆バイアス電圧を増加させ(S5d)て、出力電圧V(I)がMo・Aに等しくなったときに、基準光Rに代わって測定光Xを入射させるとともに、現在の逆バイアス電圧のデータで、その温度に対応するメモリ30aのデータを更新する(S8)。
【0039】
このように構成した受光装置50では、出力電圧V(I)がMo・Aとなるまでの逆バイアス電圧の可変回数が少なくて済み、速やかにAPD21の増倍率を所望値Moに設定することができる。
【0040】
なお、このように温度に対する逆バイアス電圧のデータをメモリ30aに記憶しておき、温度センサ51で検出される温度に対応する電圧データを読み出してから逆バイアス電圧を調整する方法は、図7の処理S5、S6の代わりに、図9の処理S5a〜S5dを行なうことで、光サンプリング方式の受光装置40にも全く同様に適用できる。
【0041】
また、前記したように、逆バイアス電圧が0ボルトのときのAPD21の増倍率Mは1で温度依存性もたないから、基準光Rのパワー(光パルスPの場合ピークパワー)が温度変化によらず一定であれば、逆バイアス電圧が0ボルトのときのAPD21の出力電流Iも常に一定値となる。したがって、このような安定な基準光Rを用いる場合には、逆バイアス電圧が0ボルトのときの出力電流(出力電圧)を最初の1回だけ求めてこれを基準値Aとして記憶し、以後のバイアス設定時の際にもこの基準値Aを用いばよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の受光方法は、アバランシェフォトダイオードに基準光を入射し、0ボルトの逆バイアス電圧を印加した状態で、アバランシェフォトダイオードの出力電流を測定し、その基準光を入射した状態で、アバランシェフォトダイオードの出力電流が前記測定値の所望値倍になるまで逆バイアス電圧を変化させて、アバランシェフォトダイオードの増倍率を所望値に設定している。
【0043】
また、本発明の受光装置は、基準光発生器から出射された基準光をアバランシェフォトダイオードに入射させ、このときに、制御手段が、アバランシェフォトダイオードの出力電流を検出しながら電源を制御して逆バイアス電圧を変化させて、逆バイアス電圧が0ボルトのときの出力電流の所望値倍の出力電流が得られる逆バイアス電圧を求め、求めた逆バイアス電圧を基準光に代わって受光対象光が入射されるときにアバランシェフォトダイオードに印加させるようにしている。
【0044】
このため、温度が変化しても、アバランシェフォトダイオードに対してその温度環境下で常に正確な増倍率を設定することができ、受光対象光を高いS/Nで電気信号に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の要部の処理手順を示すフローチャート
【図3】実施形態の変形例を示す図
【図4】光サンプリング型の実施形態の構成を示す図
【図5】図4の要部の動作を説明するための図
【図6】図4の要部の動作を説明するための図
【図7】図4の要部の処理手順を示すフローチャート
【図8】温度センサを用いた実施形態の構成を示す図
【図9】図8の実施形態の要部の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
20、40、50……受光装置、21……APD、22……電源、23……負荷回路、25……基準光発生器、26……光スイッチ、27……A/D変換器、30……制御部、41……光パルス発生器、42……偏波合成器、43……非線形光学結晶、45……光スイッチ、46……偏波回転素子、47……移動装置、51……温度センサ

Claims (4)

  1. 受光対象光をアバランシェフォトダイオードで受けて該受光対象光に対応する電気信号を出力する受光方法において、
    前記受光対象光を入射する前の準備段階として、基準光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させる段階(S2)と、
    前記基準光が入射されている状態で前記アバランシェフォトダイオードに0ボルトの逆バイアス電圧を印加して該アバランシェフォトダイオードの出力電流を記憶する段階(S3、S4)と、
    前記基準光が入射されている状態で前記アバランシェフォトダイオードの出力電流が前記記憶された電流値の所望値倍となるように前記アバランシェフォトダイオードの逆バイアス電圧を設定する段階(S5、S6)と、
    前記設定された逆バイアス電圧が印加されている状態で、前記基準光に代えて前記受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させる段階(S7)とを含むことを特徴とする受光方法。
  2. 前記アバランシェフォトダイオードに最適増倍率(Mo)を与える周辺温度毎の逆バイアス電圧のデータを予め記憶しておくとともに、
    前記逆バイアス電圧を設定する前段階として、前記アバランシェフォトダイオードの周辺温度を検出する段階を含み、
    前記逆バイアス電圧を設定する際には、前記検出した周辺温度に対応した逆バイアス電圧を前記アバランシェフォトダイオードに初期値として印加してから、前記アバランシェフォトダイオードの出力電流が前記記憶された電流値の前記最適増倍率となるように可変設定することを特徴とする請求項1記載の受光方法。
  3. アバランシェフォトダイオード(21)と、該アバランシェフォトダイオードに逆バイアス電圧を印加する電圧可変の電源(22)とを有し、受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードで受け、該受光対象光に対応する電気信号を出力する受光装置において、
    基準光を出射する基準光発生器(25、41)と、
    前記アバランシェフォトダイオードに前記基準光と前記受光対象光のいずれかを選択的に入射させるための切替手段(26、45、46、47)と、
    前記切替手段と前記電源の電圧とを制御する制御手段(30)とを備え、
    前記制御手段は、前記受光対象光を入射させる前の準備段階として、前記基準光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させ、前記アバランシェフォトダイオードに0ボルトの逆バイアス電圧を印加させた状態で、前記アバランシェフォトダイオードの出力電流値(A)を記憶し、さらに、前記基準光が入射している状態で前記アバランシェフォトダイオードの出力電流値が前記記憶した出力電流値の所望値倍(Mo・A)となるように逆バイアス電圧を設定し、該設定した逆バイアス電圧を保持した状態で、前記基準光に代わり前記受光対象光を前記アバランシェフォトダイオードに入射させることを特徴とする受光装置。
  4. 前記アバランシェフォトダイオードに最適増倍率(Mo)を与える周辺温度毎の逆バイアス電圧のデータを予め記憶しているメモリ(30a)と、
    前記アバランシェフォトダイオードの周辺温度を検出する温度センサ(51)とを備え、
    前記制御手段は、前記逆バイアス電圧を設定する際に、前記温度センサによって検出した周辺温度に対応した逆バイアス電圧を前記メモリから読み出して前記アバランシェフォトダイオードに初期値として印加してから、前記アバランシェフォトダイオードの出力電流が前記記憶された電流値の前記最適増倍率となるように可変設定することを特徴とする請求項3記載の受光装置。
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