JP3158634B2 - 高速微小信号電流源 - Google Patents
高速微小信号電流源Info
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- JP3158634B2 JP3158634B2 JP10533792A JP10533792A JP3158634B2 JP 3158634 B2 JP3158634 B2 JP 3158634B2 JP 10533792 A JP10533792 A JP 10533792A JP 10533792 A JP10533792 A JP 10533792A JP 3158634 B2 JP3158634 B2 JP 3158634B2
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- Optical Communication System (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信機器等、微小な
電流が用いられる機器の測定、調整、検査等に利用され
る信号源としての高速微小信号電流源に関するものであ
る。
電流が用いられる機器の測定、調整、検査等に利用され
る信号源としての高速微小信号電流源に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光通信機器等の微小な信号電流を取り扱
う機器の電子回路や回路素子等の測定、調整、検査等を
行なう場合には、信号源として微小な電流源が必要とさ
れる。また、光通信機器等における信号は、周波数の高
いものが普通であることから、信号源の周波数は、高周
波であり、したがって、微小電流源には、高速応答性が
要求されている。
う機器の電子回路や回路素子等の測定、調整、検査等を
行なう場合には、信号源として微小な電流源が必要とさ
れる。また、光通信機器等における信号は、周波数の高
いものが普通であることから、信号源の周波数は、高周
波であり、したがって、微小電流源には、高速応答性が
要求されている。
【0003】従来の技術では、微小な電流源を得るため
には、電圧源として用いられる信号電流発生器の出力回
路に、高抵抗値の直列抵抗を介在させるのが一般的であ
るが、実際には、入手可能な高抵抗には限界があり、し
たがって、あまり小さい電流値を得ることは困難であ
る。また、高抵抗を用いると、分布容量の影響を受け
て、回路の時定数が大きくなり、高周波特性が悪くな
り、高速応答性に欠けるという問題もある。
には、電圧源として用いられる信号電流発生器の出力回
路に、高抵抗値の直列抵抗を介在させるのが一般的であ
るが、実際には、入手可能な高抵抗には限界があり、し
たがって、あまり小さい電流値を得ることは困難であ
る。また、高抵抗を用いると、分布容量の影響を受け
て、回路の時定数が大きくなり、高周波特性が悪くな
り、高速応答性に欠けるという問題もある。
【0004】小さい電流値を得るためには、電圧源の出
力電圧を小さくする方法もあるが、この方法で信号源を
実現すると、信号源のインピーダンスを大きくできない
から、信号源から出力電流が供給される電流入力端子の
オフセット電圧の影響を受けやすく、必要とする微小な
電流値を正確に得ることは困難である。
力電圧を小さくする方法もあるが、この方法で信号源を
実現すると、信号源のインピーダンスを大きくできない
から、信号源から出力電流が供給される電流入力端子の
オフセット電圧の影響を受けやすく、必要とする微小な
電流値を正確に得ることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、可調整で、
かつ、微小、高速な電流源を得ることを目的とするもの
である。
情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、可調整で、
かつ、微小、高速な電流源を得ることを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速微小信号
電流源において、所定の波形の光信号を発生させる光信
号発生手段と、該光信号発生手段からの光信号を減衰さ
せて信号電流源の電流値を設定するための可変の光減衰
手段と、該光減衰手段により減衰された光信号を信号電
流に変換する光電変換手段を有することを特徴とするも
のである。
電流源において、所定の波形の光信号を発生させる光信
号発生手段と、該光信号発生手段からの光信号を減衰さ
せて信号電流源の電流値を設定するための可変の光減衰
手段と、該光減衰手段により減衰された光信号を信号電
流に変換する光電変換手段を有することを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】本発明によれば、信号電流源の電流波形は、光
信号発生手段の光信号の波形で決定され、光信号発生手
段は高速で変調された光信号を発生させることができ
る。また、信号電流源の電流値の設定は、光信号発生手
段からの光信号を減衰させる可変の光減衰手段によって
行なわれるから、大きな減衰量を簡単に得ることがで
き、電流値を変化させても、高速性に影響を与えること
はない。
信号発生手段の光信号の波形で決定され、光信号発生手
段は高速で変調された光信号を発生させることができ
る。また、信号電流源の電流値の設定は、光信号発生手
段からの光信号を減衰させる可変の光減衰手段によって
行なわれるから、大きな減衰量を簡単に得ることがで
き、電流値を変化させても、高速性に影響を与えること
はない。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の高速微小電流源の一実施例
の概略構成図である。図中、1は本体部、2は信号電流
発生器、3はプローブ、4はバイアス電流設定部、5は
電流合成部、6は発光素子、7,9は光伝送路、8は可
変光減衰器、10は受光素子、11は電池、12は電流
出力端子である。
の概略構成図である。図中、1は本体部、2は信号電流
発生器、3はプローブ、4はバイアス電流設定部、5は
電流合成部、6は発光素子、7,9は光伝送路、8は可
変光減衰器、10は受光素子、11は電池、12は電流
出力端子である。
【0009】本体部1は、バイアス電流設定部4、電流
合成部5、発光素子6、光伝送路7、可変光減衰器8よ
り構成され、外部に配置された信号電流発生器2からの
信号電流を受ける。信号電流発生器2は、本体部1に内
蔵されてもよいが、その出力波形は、電流源の目的に応
じた波形とされる。バイアス電流設定部4は、発光素子
6の動作点を設定するものである。信号電流発生器2の
出力とバイアス電流設定部4の出力は、合成部5で合成
され、発光素子6に入力される。発光素子6としては、
LED(発光ダイオード)やLD(レーザダイオード)
が用いられる。発光素子6の光出力は、光伝送路7を通
して可変光減衰器8に加えられ、光伝送路9から本体部
1の外部のプローブ3に伝送される。
合成部5、発光素子6、光伝送路7、可変光減衰器8よ
り構成され、外部に配置された信号電流発生器2からの
信号電流を受ける。信号電流発生器2は、本体部1に内
蔵されてもよいが、その出力波形は、電流源の目的に応
じた波形とされる。バイアス電流設定部4は、発光素子
6の動作点を設定するものである。信号電流発生器2の
出力とバイアス電流設定部4の出力は、合成部5で合成
され、発光素子6に入力される。発光素子6としては、
LED(発光ダイオード)やLD(レーザダイオード)
が用いられる。発光素子6の光出力は、光伝送路7を通
して可変光減衰器8に加えられ、光伝送路9から本体部
1の外部のプローブ3に伝送される。
【0010】本体部1から光伝送路9を介してプローブ
3に伝送された光信号は、受光素子10に入射され、光
電流となり、電流出力端子12から出力される。受光素
子10は、この実施例ではフォトダイオードを用いた。
フォトダイオードを用いた場合、電流出力端子12に接
続される負荷側にオフセット電圧が存在し、この電圧が
フォトダイオードに対して順方向のバイアス電圧となる
極性の場合には、フォトダイオードに光電流とは無関係
な順電流が流れてしまう。電池11は、これを防止する
ために設けられるものであり、出力先のオフセット電圧
が、フォトダイオードに対して順方向になることがなけ
れば、電池11は必要でない。
3に伝送された光信号は、受光素子10に入射され、光
電流となり、電流出力端子12から出力される。受光素
子10は、この実施例ではフォトダイオードを用いた。
フォトダイオードを用いた場合、電流出力端子12に接
続される負荷側にオフセット電圧が存在し、この電圧が
フォトダイオードに対して順方向のバイアス電圧となる
極性の場合には、フォトダイオードに光電流とは無関係
な順電流が流れてしまう。電池11は、これを防止する
ために設けられるものであり、出力先のオフセット電圧
が、フォトダイオードに対して順方向になることがなけ
れば、電池11は必要でない。
【0011】動作について説明する。信号電流発生器2
により所望の波形の電流が発生される。上述したよう
に、電流源が、周波数の高い機器の試験等に用いられる
から、信号電流発生器2の出力は、高い周波数である。
発光素子6の光信号は、信号電流発生器2とバイアス電
流設定部4からの入力電流に応じた波形と光パワーであ
る。この光出力は、光信号として可変光減衰器8により
減衰される。減衰比により電流源の電流値が設定される
が、光の減衰は、容易に広範囲の減衰値が得られる。ま
た、電気信号の減衰に用いられる減衰器のように、イン
ピーダンス等を配慮する必要はない。減衰された光信号
が、フォトダイオード10により電流に変換され、電流
出力端子12が電流源の端子となる。フォトダイオード
10へ入力される光信号は、微弱なものとできるから、
微小な電流源を構成することが可能である。また、フォ
トダイオードの感度は、広範囲の光パワーと周波数に対
して一定であるから、電流源の高速応答性は良好であ
る。
により所望の波形の電流が発生される。上述したよう
に、電流源が、周波数の高い機器の試験等に用いられる
から、信号電流発生器2の出力は、高い周波数である。
発光素子6の光信号は、信号電流発生器2とバイアス電
流設定部4からの入力電流に応じた波形と光パワーであ
る。この光出力は、光信号として可変光減衰器8により
減衰される。減衰比により電流源の電流値が設定される
が、光の減衰は、容易に広範囲の減衰値が得られる。ま
た、電気信号の減衰に用いられる減衰器のように、イン
ピーダンス等を配慮する必要はない。減衰された光信号
が、フォトダイオード10により電流に変換され、電流
出力端子12が電流源の端子となる。フォトダイオード
10へ入力される光信号は、微弱なものとできるから、
微小な電流源を構成することが可能である。また、フォ
トダイオードの感度は、広範囲の光パワーと周波数に対
して一定であるから、電流源の高速応答性は良好であ
る。
【0012】上述した実施例の電流源を構成する場合に
は、事前に校正を行なっておくのがよい。校正は、信号
電流発生器の出力を零にしておいて、電流出力端子12
に発生する直流電流を測定し、電流値と可変光減衰器の
減衰率との関係を求めておくことにより校正値を決定す
ることができる。
は、事前に校正を行なっておくのがよい。校正は、信号
電流発生器の出力を零にしておいて、電流出力端子12
に発生する直流電流を測定し、電流値と可変光減衰器の
減衰率との関係を求めておくことにより校正値を決定す
ることができる。
【0013】図2は可変光減衰器の一例である。図中、
13は入力側の光ファイバ、14は出力側の光ファイ
バ、15,16はレンズ、17はNDフィルタである。
この例では、図1で説明した光伝送路として光ファイバ
を用いた。入力側の光ファイバ13からの光がレンズ1
5により平行な光束にされて、NDフィルタ17により
減衰され、レンズ16により集束されて、出力側の光フ
ァイバ14に入射される。NDフィルタ17は、その濃
度が連続的に変化しているから、レンズ15,16間の
光路への挿入位置により減衰量を設定することができ
る。NDフィルタの位置は、矢印に示す上下方向に、手
動で、あるいは、パルスモータ等を用いて、可変調整さ
れる。NDフィルタの代わりに光学楔等の可変面積型の
光減衰器等を用いてもよいことは明らかである。また、
光導波路構造のものや、カー効果やファラディ効果を利
用した減衰器等、適宜の減衰器を利用することができ
る。
13は入力側の光ファイバ、14は出力側の光ファイ
バ、15,16はレンズ、17はNDフィルタである。
この例では、図1で説明した光伝送路として光ファイバ
を用いた。入力側の光ファイバ13からの光がレンズ1
5により平行な光束にされて、NDフィルタ17により
減衰され、レンズ16により集束されて、出力側の光フ
ァイバ14に入射される。NDフィルタ17は、その濃
度が連続的に変化しているから、レンズ15,16間の
光路への挿入位置により減衰量を設定することができ
る。NDフィルタの位置は、矢印に示す上下方向に、手
動で、あるいは、パルスモータ等を用いて、可変調整さ
れる。NDフィルタの代わりに光学楔等の可変面積型の
光減衰器等を用いてもよいことは明らかである。また、
光導波路構造のものや、カー効果やファラディ効果を利
用した減衰器等、適宜の減衰器を利用することができ
る。
【0014】上述した実施例では、受光素子としては、
フォトダイオードを用いたが、これに限られるものでは
なく、光電管等他の光電変換素子を用いることができ
る。
フォトダイオードを用いたが、これに限られるものでは
なく、光電管等他の光電変換素子を用いることができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、簡単な構成で、容易に調整を行なうことがで
きる高速微小信号電流源を提供できるという効果があ
る。
によれば、簡単な構成で、容易に調整を行なうことがで
きる高速微小信号電流源を提供できるという効果があ
る。
【図1】本発明の高速微小電流源の一実施例の概略構成
図である。
図である。
【図2】図1における可変光減衰器の一例の構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 本体部 2 信号電流発生器 3 プローブ 4 バイアス電流設定部 5 電流合成部 6 発光素子 7,9 光伝送路 8 可変光減衰器 10 受光素子 11 電池 12 電流出力端子 13 入力側の光ファイバ 14 出力側の光ファイバ 15,16 レンズ 17 NDフィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の波形の光信号を発生させる光信号
発生手段と、該光信号発生手段からの光信号を減衰させ
て信号電流源の電流値を設定するための可変の光減衰手
段と、該光減衰手段により減衰された光信号を信号電流
に変換する光電変換手段を有することを特徴とする高速
微小信号電流源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10533792A JP3158634B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高速微小信号電流源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10533792A JP3158634B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高速微小信号電流源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282589A JPH05282589A (ja) | 1993-10-29 |
JP3158634B2 true JP3158634B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=14404919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10533792A Expired - Fee Related JP3158634B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高速微小信号電流源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158634B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102345913B (zh) * | 2010-07-22 | 2014-02-26 | 阿自倍尔株式会社 | 送风控制装置及方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013001570A1 (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-03 | 株式会社日立製作所 | 光エネルギー供給装置およびシステム |
KR102090368B1 (ko) * | 2017-09-29 | 2020-03-17 | 주식회사 피피아이 | 패치코드용 극성감지기 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP10533792A patent/JP3158634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102345913B (zh) * | 2010-07-22 | 2014-02-26 | 阿自倍尔株式会社 | 送风控制装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05282589A (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |