JP3962451B2 - エレベータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータの地震発生時などの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータは、地震発生時などでつり合いおもりがガイドレールから脱線した場合に、この脱線事故の確認は専門の技術者が行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来は人手で事故の目視確認を行っていたので、確認作業に手間が掛かり、地震発生時などの復旧作業に多くの時間を費しており、エレベータ利用者への影響が出ていた。
【0004】
この問題を解決するため、つり合いおもりとそのガイドレールとの嵌合状態を自動的に検知する機能と、つり合いおもりが脱線した場合はかごとつり合いおもりの衝突を未然に防ぐことが求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かごとつり合いおもり、及び前記かごの運転用制御装置などを備えたエレベータにおいて、前記つり合いおもりの上下左右の各端部の夫々に取り付けられた磁石と、これらの磁石に対応して前記つり合いおもりを案内する左右のガイドレールの上部、中部、下部の夫々の左右側に設けられた磁気検出器と、前記つり合いおもりのガイドレールとの嵌合状態を検出し、前記つり合いおもりの嵌合が正常のときは前記磁気検出器が反応し、前記つり合いおもりが脱線状態にあるときは前記磁気検出器が反応しないことを確認するエレベータ制御装置とを有することを特徴とする。
【0006】
地震管制により停止したかごの位置を検出し、制御装置内においてつり合いおもりとかごとの位置関係を知り、両方が擦れ違わないようにかごの運転方向を定め、つり合いおもりの異常有無(脱レールなど)のチェック運転を行う。
【0007】
脱レールの検知方法は、つり合いおもりに永久磁石を取付け、これに対してガイドレール側の複数箇所に磁性検出器を設ける。つり合いおもり側の永久磁石がガイドレール側の磁性検出器を通過すると、つり合いおもりが正常にガイドレール上を走行しているときは検出器と磁石が近接して擦れ違い、検出器が反応してつり合いおもりの嵌合は正常と判断する。逆に、つり合いおもりがガイドレール上を走行していないとき、つまり脱線状態にあるときは、検出器と磁石が近接せずに通過するため検出器は反応せず、そのときに脱線と判断する。脱線と判断したときは直ちにかご、つり合いおもりを停止させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を図1、図2に示す実施例に基づいて説明する。
【0009】
エレベータ制御装置1により動く電動機2とかご位置検出器3とにより、かご4が主索6を介してつり合いおもり5とつり合って昇降路7内を昇降する。
【0010】
つり合いおもり5の上下左右端に検出用の磁石9、9…を取付け、これに対応する磁気検出装置10、10…を昇降路行程のつり合いおもりのガイドレール8の下部、中部、上部の夫々左右側に通信線11と共に設ける。更に、地震検出装置12を機械室等に備える。
【0011】
このような構成で、地震が発生した場合、地震検出装置12が揺れの状態を検出し、かご4を最寄階に着床させエレベータの運転を休止させる。
【0012】
この状態でエレベータ制御装置1は、位置検出器3の情報をもとに、かご4とつり合いおもり5が交差しない運転方向を自動的に選択し、低速で運転を行う。たとえば図1に示すような位置でかごが停止した場合は、上昇方向に低速の運転を行うものである。
【0013】
このような運転操作に依り、つり合いおもり5は低速で下降運転を行い、下部磁気検出装置10につり合いおもり5の下端が接近する。この時つり合いおもりに取付けた磁石9に検出装置10が反応し、ガイドレール上を走行していることを確認する。
【0014】
前記動作にて下端の状態を確認した後、運転方向を逆転させ、同様に低速で中間付近の中間部磁気検出装置10の位置まで運転を行う。この時つり合いおもり上端に取付けた磁石9に中間部検出装置10が反応し、ガイドレールとつり合いおもりの嵌合状態上を確認する。
【0015】
前記操作後さらに上昇運転を継続させ、つり合いおもり上端の磁石9が上部磁気検出装置10の位置まで運転を行い、昇降行程全域にわたってつり合いおもりの昇降が確実に行えることを確認の後、エレベータを通常の運転に復旧させる。
このとき万一つり合いおもりがガイドレールから脱線していた場合には、前記いづれかの磁気検出装置10が脱線状態を検出し、直ちにエレベータの運転を休止させる。
【0016】
尚、この検出方法はかごにの脱レールにも同様に適用出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明により、地震発生後のエレベータ復旧作業における点検が、人手によらず機械的に行うことかでき、作業の安全と確実性が増し、作業時間の短縮も得られ客へのサービスも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの概略図。
【図2】図1のつり合いおもり部側面図。
【符号の説明】
1 エレベータ制御装置
2 巻上用電動機
3 位置検出装置
4 かご
5 つり合いおもり
6 主索
7 昇降路
8 つり合いおもりのガイドレール
9 磁石
10 上、中、下部の磁気検出器
11 通信線
12 地震検出装置
Claims (2)
- かごとつり合いおもり、及び前記かごの運転用制御装置などを備えたエレベータにおいて、
前記つり合いおもりの上下左右の各端部の夫々に取り付けられた磁石と、
これらの磁石に対応して前記つり合いおもりを案内する左右のガイドレールの上部、中部、下部の夫々の左右側に設けられた磁気検出器と、
前記つり合いおもりのガイドレールとの嵌合状態を検出し、前記つり合いおもりの嵌合が正常のときは前記磁気検出器が反応し、前記つり合いおもりが脱線状態にあるときは前記磁気検出器が反応しないことを確認するエレベータ制御装置とを有することを特徴とするエレベータ。 - 前記かごの運転用制御装置に地震発生時にかごを停止させるエレベータ地震管制運転制御装置を設け、前記地震管制運転制御装置が作動してかごが停止した時、かごの停止位置を検出して前記かごとつり合いおもりとが擦れ違わない方向にかごの運転方向を選択し、かごを低速運転させて前記エレベータ制御装置によりおもりの嵌合状態を検出させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20158297A JP3962451B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20158297A JP3962451B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | エレベータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149447A JPH1149447A (ja) | 1999-02-23 |
JP3962451B2 true JP3962451B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=16443454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20158297A Expired - Fee Related JP3962451B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3962451B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011010991A1 (en) | 2009-07-20 | 2011-01-27 | Otis Elevator Company | Building sway resistant elevator derailment detection system |
JP7009573B1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-01-25 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの脱レール検出装置 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20158297A patent/JP3962451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1149447A (ja) | 1999-02-23 |
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