JP3962384B2 - 半導体装置及び回路シミュレーション方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置及び回路シミュレーション方法に関し、特に半導体装置内の論理回路の遅延時間を測定し、検証するためのテスト回路並びに回路シミュレーション方法に関するものである。
近年では、半導体集積回路を設計するために、各単位(ライブラリ)の遅延伝播時間の回路シミュレーションが必要となっている。回路シミュレーションには、トランジスタ特性を示すSPICEモデルファイルが用いられる。SPICEモデルファイルは、モデル式中のパラメータ(以下では、SPICEパラメータと称する)を用いて記述されたものである。SPICEパラメータは、テスト回路中に搭載されたトランジスタにおけるDC特性等の電気特性を測定した結果にシミュレーション結果が合うように、解析式のモデルパラメータをフィッティングすることにより作成される(パラメータ抽出)。このSPICEパラメータは、回路全体におけるタイミング等のシミュレーション精度に影響を与えるため、その抽出精度の向上が重要となってくる。
図8は、従来におけるCMOS論理回路の遅延時間を測定するためのテスト回路を示す回路図である。図8に示すように、従来のテスト回路は、論理回路部101とリセット回路102とからなるリングオシレータ107と、リセット回路102からの出力を受ける分周器104と、分周器104からの出力を受けるバッファ回路105と、論理回路部101、リセット回路102、分周器104及びバッファ回路105に電源電圧を供給するためのVDD側端子108と、論理回路部101、リセット回路102、分周器104及びバッファ回路105を接地するためのVss側端子109と、リセット回路102に外部からの入力信号をするためのリセット回路用端子103と、バッファ回路105から外部に信号を出力するための出力端子106とを備えている。
リングオシレータ107では、論理回路部101において、複数のCMOS論理回路(図示せず)が直列に接続されている。リセット回路102は、NANDゲート回路であって、複数連なるCMOS論理回路の一端に位置するCMOS論理回路からの出力を受けて、他端に位置するCMOS論理回路に信号を出力するように論理回路部101と接続されている。つまり、論理回路部101における論理回路は、リセット回路102を介してリング状に接続されている。
リセット回路用端子103に入力信号を入力することによりリングオシレータ107は発振する。リングオシレータ107からの出力信号は、分周器104によって分周された後にバッファ回路105を介して出力端子106から出力される。
特開2002−311091号公報
しかしながら、上述のような従来のテスト回路の構成では、以下のような問題が生じていた。
リングオシレータ107の論理回路部101に配列する複数のCMOS論理回路(図示せず)は、リセット回路102を介してリング状に配列している。実際のウェハ上では、論理回路部101におけるCMOS論理回路は2列に配置しており、一方の列に配置されているCMOS論理回路と他方の列に配置されているCMOS論理回路とは、互いに点対称に配置されている。このような配置のCMOS論理回路を製造する工程では、マスク合わせズレ等が原因となって、一方の列に配置されているCMOS論理回路と他方の列に配置されているCMOS論理回路との間で、コンタクト抵抗や拡散抵抗等に非対称性が生じ、これによってトランジスタ特性が非対称になる場合がある。
また、各MOSトランジスタのゲートパターンを形成するリソグラフィ装置のレンズ収差の影響等によって、一方の列に配置されているCMOS論理回路と他方の列に配置されているCMOS論理回路のように、マスクレイアウト上は同一の寸法を有するCMOS論理回路であっても、上下対称なレイアウト配置をすることで、MOSトランジスタのゲート長が異なった寸法に仕上がることがある。
以上のように、一方の列に配置されているCMOS論理回路と他方の列に配置されているCMOS論理回路とでは、同じ構成のN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタであってもトランジスタ特性が異なったものとなる。
しかしながら、従来では、SPICEパラメータを抽出するために、リングオシレータ107の論理回路部101を構成するCMOS論理回路のDC特性として、基板上で一方向に向かって設けられた1種類のモニタ用CMOSトランジスタ(図示せず)における測定結果を用いていた。このモニタ用CMOSトランジスタでは、2方向に配列するCMOSトランジスタにおける上述のような誤差までもモニタを行うことは不可能であったため、リングオシレータ107を構成するCMOS論理回路の実際のDC特性を正しくモニタすることができなかった。したがって、SPICEパラメータを用いて回路シミュレーションを行なっても、リングオシレータの実測値との誤差が大きく、高精度な検証ができなかった。
そこで、本発明は、CMOS論理回路に用いられているMOSトランジスタの正確なDC特性を把握することによりSPICEパラメータの精度を向上させ、半導体集積回路の伝播遅延時間及び消費電力の回路シミュレーション精度の向上を図ることを目的とする。
本発明の半導体装置は、第1のN型MOSトランジスタと第1のP型MOSトランジスタとを有し、第1方向に回路配置されている第1のCMOS論理回路と、第2のN型MOSトランジスタと第2のP型MOSトランジスタとを有し、前記第1方向と異なる第2方向に回路配置されている第2のCMOS論理回路と、前記第1のN型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第1のモニタ用N型MOSトランジスタと、前記第1のP型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第1のモニタ用P型MOSトランジスタとを有し、前記第1方向に回路配置されている第1のモニタ用CMOSトランジスタと、前記第2のN型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第2のモニタ用N型MOSトランジスタと、前記第2のP型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第2のモニタ用P型MOSトランジスタとを有し、前記第2方向に回路配置されている第2のモニタ用CMOSトランジスタとを備えている。
これにより、論理回路部における第1のCMOS論理回路と第2のCMOS論理回路との間で、回路配置の方向が異なることによって生じる特性の違いまでも、第1および第2のモニタ用CMOSトランジスタでモニタすることができる。したがって、論理回路部における特性等のトランジスタ特性のより正確なモニタが可能となる。
なお、本特許請求の範囲および明細書中において、CMOSトランジスタ又はCMOS論理回路の「回路配置」とは、具体的には、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタとで一体構成されたCMOSトランジスタ又はCMOS論理回路のP型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタの半導体基板上に配置される位置のことをいう。また、「同一トランジスタ構造」とは、各トランジスタサイズが同一に設計された構造をいい、同一トランジスタ構造を有するトランジスタ同士であっても製造時のマスク合わせずれ等によって生じる違いを有していてもよいものとする。また、「チャネル型タイプ」とは、トランジスタのチャネルの導電型タイプをいい、N型MOSトランジスタ又はP型MOSトランジスタのことをいう。
なお、前記第2のCMOS論理回路は、前記第1のCMOS論理回路に対して点対称に配置していてもよい。また、前記半導体装置において、複数の前記第1のCMOS論理回路と複数の前記第2のCMOS論理回路を有する半導体集積回路を備えていてもよい。また、この半導体集積回路は、リングオシレータであってもよい。
また、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと第1のモニタ用P型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタと第2のモニタ用P型MOSトランジスタとは、それぞれ独立してDC特性を測定することができてもよい。
独立してDC特性を測定するための具体的な構造としては、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第1のソース端子、第1のドレイン端子、第1の共通ゲート端子に接続されており、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第2のソース端子、第2のドレイン端子、前記第1の共通ゲート端子に接続されており、前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第3のソース端子、第3のドレイン端子、第2の共通ゲート端子に接続されており、前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第4のソース端子、第4のドレイン端子、前記第2の共通ゲート端子に接続されている構造がある。
なお、他の具体的な構造として、各モニタ用N型MOSトランジスタのソースを共通のソース端子に接続し、各モニタ用P型MOSトランジスタのソースを共通のソース端子に接続し、各モニタ用N型MOSトランジスタおよび各モニタ用P型MOSトランジスタのドレインをそれぞれ異なるドレイン端子に接続する構造などを設けてもよい。
一方、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタの平均DC特性と、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタの平均DC特性とを測定することができてもよい。この場合には、複数のモニタ用MOSトランジスタのDC特性を同時に測定することができるため、AC検証をより簡便に行うことができる。
ここで、複数のモニタ用MOSトランジスタの平均DC特性を測定するための具体的な構造としては、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第1のソース端子、第1のドレイン端子、共通ゲート端子に接続されており、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第2のソース端子、第2のドレイン端子、前記共通ゲート端子に接続されており、前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ前記第1のソース端子、前記第1のドレイン端子、前記共通ゲート端子に接続されており、前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲートは、それぞれ第2のソース端子、第2のドレイン端子、前記共通ゲート端子に接続されている構造がある。この場合には、接続端子を少なくすることができるため、小面積化を測ることが可能となる。
本発明の第1の回路シミュレーション方法は、上述の半導体装置の回路シミュレーション方法であって、前記第1のCMOS論理回路及び前記第2のCMOS論理回路を構成する前記第1のN型MOSトランジスタ、前記第1のP型MOSトランジスタ、前記第2のN型MOSトランジスタ及び前記第2のP型MOSトランジスタの特性を表わすそれぞれのパラメータとして、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタ、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタ、前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタ及び前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのうち、チャネル型タイプと配置方向とが一致するトランジスタから抽出したパラメータを用いてシミュレーションを行なう方法である。この方法によれば、前記半導体装置の各モニタ用MOSトランジスタを用いて測定した特性から、各モニタ用MOSトランジスタのSPICEパラメータを抽出し、この各チャネル型タイプ、各配置方向のモニタ用MOSトランジスタのSPICEパラメータを反映した半導体装置の伝播遅延時間と消費電力との回路シミュレーションを行うことで、回路シミュレーションの精度を向上することができる。
本発明の第2の回路シミュレーション方法も、上述の半導体装置の回路シミュレーション方法であって、前記第1のN型MOSトランジスタ及び前記第2のN型MOSトランジスタの特性のパラメータとして、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタとの平均特性から抽出したパラメータを用い、前記第1のP型MOSトランジスタ及び前記第2のP型MOSトランジスタの特性のパラメータとして、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタの平均特性から抽出したパラメータを用いてシミュレーションを行なう方法である。この方法によれば、前記半導体装置の同チャネル型タイプのモニタ用MOSトランジスタを用いて測定した平均特性から、各チャネル型タイプのモニタ用MOSトランジスタの平均的なSPICEパラメータを抽出し、この各チャネル型タイプのSPICEパラメータを反映した半導体装置の伝播遅延時間と消費電力との回路シミュレーションを行うことで、回路シミュレーションの精度を向上することができる。
本発明の半導体装置によれば、論理回路の各MOSトランジスタの配置方向に応じて正確にトランジスタ特性を測定することができる。
また、本発明の第1および第2の回路シミュレーション方法によれば、回路シミュレーションの精度を向上することができる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す回路図である。
図1に示す半導体装置では、同一のウェハ(図示せず)の上に、リングオシレータ部22とモニタ部7とが設けられている。まず、リングオシレータ部22の構成について説明する。リングオシレータ部22は、論理回路部1とNAND回路であるリセット回路2とからなるリングオシレータ23と、リセット回路2に外部からの入力信号を入力するためのリセット端子3と、リングオシレータ23の出力信号を分周する分周器4と、分周器4からの出力を受けるバッファ回路5と、バッファ回路5から外部に信号を出力するための出力端子6とを備えている。そして、論理回路部1及びリセット回路2は、電源として、電源電圧を供給するための電源電圧端子VDD1と接地するための接地端子VSSとに接続されている。また、分周器4及びバッファ回路5は、電源として、電源電圧を供給するための電源電圧端子2と接地するための接地端子VSSに接続されている。
リセット回路2は、第1入力にリセット端子3が接続され、第2入力に論理回路部1からの出力が接続されており、出力は論理回路部1の入力と分周器4の入力に分岐して接続されている。従って、論理回路部1の入出力は、リセット回路2を介してリング状に接続されている。また、分周器4の出力は、バッファ回路5の入力に接続されており、バッファ回路5の出力は、出力端子6に接続されている。
このリングオシレータ部22では、リセット端子3に入力信号を与えることによってリングオシレータ23が発振する。リングオシレータ23からの出力信号は、分周器4によって分周された後、バッファ回路5を介して出力端子6に出力される。これにより、出力信号の周波数を測定することができる。
次に、モニタ部7について説明する。このモニタ部7は、論理回路部1を構成するN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタのDC特性を測定するために、リングオシレータ部22の近傍に配置されている。
モニタ部7には、モニタ用N型MOSトランジスタ8及びモニタ用P型MOSトランジスタ9からなるモニタ用CMOSトランジスタ26aと、モニタ用N型MOSトランジスタ15及びモニタ用P型MOSトランジスタ16からなるモニタ用CMOSトランジスタ26bとが設けられている。モニタ用CMOSトランジスタ26aにおいて、モニタ用N型MOSトランジスタ8では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子11、ドレイン端子12、共通ゲート端子10に接続されており、モニタ用P型MOSトランジスタ9では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子13、ドレイン端子14、共通ゲート端子10に接続されている。そして、モニタ用N型MOSトランジスタ8の基板は論理回路部1と共通のVSSに接続されており、 モニタ用P型MOSトランジスタ9の基板は論理回路部1と共通のVDD1に接続されている。モニタ用CMOSトランジスタ26bにおいて、モニタ用N型MOSトランジスタ15では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子18、ドレイン端子19、共通ゲート端子17に接続されており、モニタ用P型MOSトランジスタ16では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子20、ドレイン端子21、共通ゲート端子17に接続されている。そして、モニタ用N型MOSトランジスタ15の基板は論理回路部1と共通のVSSに接続されており、 モニタ用P型MOSトランジスタ16の基板は論理回路部1と共通のVDD1に接続されている。
図2は、図1に示す回路構成の半導体装置を半導体基板上に配置した場合のレイアウトを示す平面図である。なお、図2において、図1に示す構成物と同じ構成物には同じ符号を付けている。
図2に示すように、リングオシレータ23を構成する論理回路部1とリセット回路2は近接して設けられている。そして、論理回路部1内には、複数のCMOS論理回路24が2列に配置されている。そして、2列のCMOS論理回路24a, 24bは、信号がリング状に伝播するように、第2のメタル配線30によってリング状に接続されている。ここで、CMOS論理回路24a側に配置されている各CMOS論理回路とCMOS論理回路24b側に配置されている各CMOS論理回路とは、点対称のレイアウトを有している。
一方、モニタ部7内には、論理回路部1に使用されているCMOS論理回路24aと主要部が同一の配置および構成を有するモニタ用CMOSトランジスタ26aと、論理回路部1に使用されているCMOS論理回路24bと主要部が同一の配置および構成を有するモニタ用CMOSトランジスタ26bとが配置されている。すなわち、CMOS論理回路24aのN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタと、モニタ用CMOSトランジスタ26aのモニタ用N型MOSトランジスタ8及びモニタ用P型MOSトランジスタ9とは、各トランジスタサイズ、N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタの配置位置、ゲート電極の引き出し方向などが同一構成になっている。同様に、CMOS論理回路24bのN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタと、モニタ用CMOSトランジスタ26bのモニタ用N型MOSトランジスタ15及びモニタ用P型MOSトランジスタ16とは、各トランジスタサイズ、N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタの配置位置、ゲート電極の引き出し方向などが同一構成になっている。
そして、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15は、論理回路部1のN型MOSトランジスタと同様に、pウェル領域31に形成されたn型ソース・ドレイン領域27aと、ゲート電極28と、n型ソース・ドレイン領域27a及びゲート電極28に接続された第1のメタル配線29とを有している。一方、モニタ用P型MOSトランジスタ9, 16も、論理回路部1のP型MOSトランジスタと同様に、nウェル領域32に形成されたp型ソース・ドレイン領域27bと、ゲート電極28と、p型ソース・ドレイン領域27b及びゲート電極28に接続された第1のメタル配線29とを有している。また、モニタ部7のソース引き出し電極、ドレイン引き出し電極及びゲート引き出し電極と、リングオシレータ33のリング状の接続などには、第2のメタル配線30が用いられている。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るモニタ用トランジスタのVd−Id特性を示す図であり、(a)はモニタ用N型MOSトランジスタの特性、(b)はモニタ用P型MOSトランジスタの特性を示したものである。図3(a)において、実線はモニタ用N型MOSトランジスタ8の特性、点線はモニタ用N型MOSトランジスタ15の特性をそれぞれ示している。図3(b)において、実線はモニタ用P型MOSトランジスタ9の特性、点線はモニタ用P型MOSトランジスタ16の特性をそれぞれ示している。
図3(a), (b)のそれぞれに示すように、同じ条件で形成した2つのモニタ用トランジスタであってもレイアウト方向が異なることにより、Id−Vd特性に誤差が生じている。従来では、単一方向に向かって配置されたモニタ用トランジスタを用いて測定を行っていたため、図3(a), (b)に示すような誤差までは測定することができなかったが、本実施形態ではこの誤差まで正確に測定することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るリングオシレータの遅延伝播特性を回路シミュレーションするためのフロー図である。
図4に示すように、本実施形態のフローでは、STEP1において、各モニタ用MOSトランジスタ8、9、15、16のそれぞれの特性にDC特性を合わせこんだSPICEパラメータを抽出する。
STEP2では、論理回路部1を構成する各トランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとして、レイアウト方向と極性が一致するモニタ用MOSトランジスタから抽出したSPICEパラメータを選択し、論理回路部1の遅延伝播特性のシミュレーションを行う。具体的には、CMOS論理回路24aを構成するN型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとして、レイアウトと極性が一致するモニタ用N型MOSトランジスタ8の特性を表わすSPICEパラメータを選択し、以下同様に、CMOS論理回路24aを構成するP型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとしてモニタ用P型MOSトランジスタ9の特性を表わすSPICEパラメータを選択し、CMOS論理回路24bを構成するN型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとしてモニタ用N型MOSトランジスタ15の特性を表わすSPICEパラメータを選択し、CMOS論理回路24bを構成するP型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとしてモニタ用P型MOSトランジスタ16の特性を表わすSPICEパラメータを選択する。
STEP3では、論理回路部1の遅延伝播特性の実測値と、STEP2で得られた論理回路部1の遅延伝播特性の回路シミュレーション結果とを比較検証して誤差を確認し、誤差が所定の誤差範囲内に入っているか否かを判定する。
一方、STEP3での判定結果がOKであれば、STEP4に進み、SPICEパラメータの誤差を決定する。一方、STEP3での判定結果がNGであれば、STEP5に進み、容量特性等のSPICEパラメータのチューニングを行なった後、再度STEP2に戻って回路シミュレーションを行うことで、SPICEパラメータの遅延伝播特性精度を向上することができる。
以上のように、本実施形態では、同一レイアウトのCMOS論理回路24を2つの方向に複数段並べて構成した論理回路部1のごく近傍に、CMOS論理回路24aと同一レイアウトのモニタ用CMOSトランジスタ26a、並びに、CMOS論理回路24bと同一レイアウトのモニタ用CMOSトランジスタ26bを配置することで、論理回路部1を構成する各CMOS論理回路とほぼ同一のトランジスタのDC特性を測定できる。これによって、リングオシレータを構成するトランジスタに非対称性が生じている場合にも、正確にSPICEパラメータのAC検証を行うことができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す回路図である。
図5に示す半導体装置では、同一のウェハ(図示せず)の上に、リングオシレータ部25とモニタ部34とが設けられている。本実施形態のリングオシレータ部25及びモニタ部34では、第1の実施形態のリングオシレータ部22及びモニタ部7と基本構成は同じであるが、モニタ用CMOSトランジスタ26a, 26bにおけるモニタ用N型MOSトランジスタ8, 15とモニタ用P型MOSトランジスタ9, 16とが、それぞれ共通のソース端子及びドレイン端子に接続される点が異なっている。
まず、リングオシレータ部25の構成について説明する。リングオシレータ部25は、論理回路部1とNAND回路であるリセット回路2とからなるリングオシレータ33と、リセット回路2に外部からの入力信号を入力するためのリセット端子3と、リングオシレータ33の出力信号を分周する分周器4と、分周器4からの出力を受けるバッファ回路5と、バッファ回路5から外部に信号を出力するための出力端子6とを備えている。そして、論理回路部1及びリセット回路2は、電源として、電源電圧を供給するための電源電圧端子VDD1と接地するための接地端子VSSとに接続されている。また、分周器4及びバッファ回路5は、電源として、電源電圧を供給するための電源電圧端子VDD2と接地するための接地端子VSSに接続されている。
リセット回路2は、第1入力にリセット端子3が接続され、第2入力に論理回路部1からの出力が接続されており、出力は論理回路部1の入力と分周器4の入力に分岐して接続されている。従って、論理回路部1の入出力は、リセット回路2を介してリング状に接続されている。
また、分周器4の出力はバッファ回路5の入力に接続されており、バッファ回路5の出力は出力端子6に接続されている。このリングオシレータ部25では、リセット端子3に入力信号を与えることによってリングオシレータ33が発振する。リングオシレータ33からの出力信号は分周器4によって分周された後、バッファ回路5を介して出力端子6に出力される。これにより、出力信号の周波数を測定することができる。
次に、モニタ部34について説明する。このモニタ部34は、論理回路部1を構成するN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタのDC特性を測定するために、リングオシレータ部25の近傍に配置されている。
モニタ部34には、モニタ用N型MOSトランジスタ8及びモニタ用P型MOSトランジスタ9からなるモニタ用CMOSトランジスタ26aと、モニタ用N型MOSトランジスタ15及びモニタ用P型MOSトランジスタ16からなるモニタ用CMOSトランジスタ26bとが設けられている。モニタ用CMOSトランジスタ26aにおいて、モニタ用N型MOSトランジスタ8では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子11、ドレイン端子12、共通ゲート端子10に接続されており、モニタ用P型MOSトランジスタ9では、ソース、ドレイン、ゲート電極がそれぞれソース端子13、ドレイン端子14、共通ゲート端子10に接続されている。そして、モニタ用N型MOSトランジスタ8の基板は論理回路部1と共通のVSSに接続されており、 モニタ用P型MOSトランジスタ9の基板はリングオシレータ33と共通のVDD1に接続されている。
モニタ用CMOSトランジスタ26bにおいて、モニタ用N型MOSトランジスタ15では、ソース、ドレイン、ゲート電極がモニタ用N型MOSトランジスタ8と同じソース端子11、ドレイン端子12、共通ゲート端子10に接続されており、モニタ用P型MOSトランジスタ16では、ソース、ドレイン、ゲート電極がモニタ用P型MOSトランジスタ9と同じソース端子13、ドレイン端子14、共通ゲート端子10に接続されている。そして、モニタ用N型MOSトランジスタ15の基板はリングオシレータ33と共通のVSSに接続されており、 モニタ用P型MOSトランジスタ16の基板はリングオシレータ33と共通のVDD1に接続されている。
図6は、図5に示す回路構成の半導体装置を半導体基板上に配置した場合のレイアウトを示す平面図である。なお、図6において、図5に示す構成物と同じ構成物には、同じ符号を付けている。
図6に示すように、リングオシレータ33の論理回路部1内には、複数のCMOS論理回路24が2列に配置されている。具体的には、m段(mは1以上の整数)のCMOS論理回路24aと、m段のCMOS論理回路24bとが、信号がリング状に伝播するように、第2のメタル配線30によってリング状に接続されている。ここで、CMOS論理回路24a側に配置されている各CMOS論理回路とCMOS論理回路24b側に配置されている各CMOS論理回路とは、点対称のレイアウトを有している。
一方、モニタ部34内には、論理回路部1に使用されているCMOS論理回路24aと主要部が同一の配置および構成を有するモニタ用CMOSトランジスタ26aと、論理回路部1に使用されているCMOS論理回路24bと主要部が同一の配置および構成を有するモニタ用CMOSトランジスタ26bとが配置されている。すなわち、CMOS論理回路24aのN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタと、モニタ用CMOSトランジスタ26aのモニタ用N型MOSトランジスタ8及びモニタ用P型MOSトランジスタ9とは、各トランジスタサイズ、N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタの配置位置、ゲート電極の引き出し方向などが同一構成になっている。同様に、CMOS論理回路24bのN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタと、モニタ用CMOSトランジスタ26bのモニタ用N型MOSトランジスタ15及びモニタ用P型MOSトランジスタ16とは、各トランジスタサイズ、N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタの配置位置、ゲート電極の引き出し方向などが同一構成になっている。
そして、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15は、論理回路部1のN型MOSトランジスタと同様に、pウェル領域31に形成されたn型ソース・ドレイン領域27aと、ゲート電極28と、n型ソース・ドレイン領域27a及びゲート電極28に接続された第1のメタル配線29とを有している。一方、モニタ用P型MOSトランジスタ9, 16も、論理回路部1のP型MOSトランジスタと同様に、nウェル領域32に形成されたp型ソース・ドレイン領域27bと、ゲート電極28と、p型ソース・ドレイン領域27b及びゲート電極28に接続された第1のメタル配線29とを有している。また、モニタ部7のソース引き出し電極、ドレイン引き出し電極、ゲート引き出し電極や、リングオシレータ33のリング状の接続などには、第2のメタル配線30が用いられている。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るリングオシレータの遅延伝播特性を回路シミュレーションするためのフロー図である。本実施形態のフローでは、STEP1において、モニタ用N型MOSトランジスタ8とモニタ用N型MOSトランジスタ15との平均特性、並びに、モニタ用P型MOSトランジスタ9とモニタ用P型MOSトランジスタ16との平均特性に、DC特性を合わせこんだSPICEパラメータを抽出する。
STEP2では、論理回路部1を構成する各トランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとして、極性が一致するモニタ用MOSトランジスタから抽出したSPICEパラメータを選択し、論理回路部1の遅延伝播特性のシミュレーションを行う。具体的には、N型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとして、極性が一致するモニタ用N型MOSトランジスタ8とモニタ用N型MOSトランジスタ15との平均特性から抽出したSPICEパラメータを選択する。同様に、P型MOSトランジスタの特性を表わすSPICEパラメータとして、極性が一致するモニタ用P型MOSトランジスタ9とモニタ用P型MOSトランジスタ16との平均特性から抽出したSPICEパラメータを選択する。
STEP3では、論理回路部1の遅延伝播特性の実測値と、第2のステップで得られた論理回路部1の遅延伝播特性の回路シミュレーション結果とを比較検証して誤差を確認し、誤差が所定の誤差範囲内に入っているか否かを判定する。
STEP3での検索結果がOKであれば、STEP4に進み、SPICEパラメータの誤差を決定する。一方、STEP3での検索結果がNGであれば、STEP5に進み、容量特性等のSPICEパラメータのチューニングを行なった後、再度ステップ2に戻って回路シミュレーションを行なうことで、SPICEパラメータの遅延伝播特性精度を向上することができる。
以上のように、本実施形態では、同一寸法でかつ方向の異なるレイアウトを有するCMOS論理回路24aとCMOS論理回路24bとを、それぞれ同じ段数だけ複数段並べて構成した論理回路部1のごく近傍に、CMOS論理回路24aと同一レイアウトのモニタ用CMOSトランジスタ26a並びに、CMOS論理回路24bと同一レイアウトのモニタ用CMOSトランジスタ26bを配置することで、リングオシレータ33の論理回路部1を構成するCMOS論理回路とほぼ同一のMOSトランジスタのDC特性を測定できる。これによって、リングオシレータを構成する論理回路部のMOSトランジスタに非対称性が生じている場合にも、正確にSPICEパラメータのAC検証を行うことができる。
さらに、本実施形態では、互いに異なるレイアウト方向で配置され、同じ極性を有するモニタ用N型MOSトランジスタ8, 15同士及びP型MOSトランジスタ9, 16同士が、それぞれ共通の端子に接続されている。これにより、接続端子を少なくすることができるため、小面積化を測ることが可能となる。また、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15のDC特性を同時に測定することができるため、AC検証をより簡便に行うことができる。
これについて、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15を例にしてより詳細に説明する。リングオシレータ33のようにCMOS論理回路が異なる方向のレイアウトで配置されている半導体回路においては、レイアウト方向の違いでCMOS論理回路の特性が異なっている。ここで、異なる方向のレイアウトを有するCMOS論理回路24a, 24bの数が互いに同数である場合には、論理回路部1のCMOS論理回路24a, 24bの平均的な遅延伝播特性は、各レイアウト方向に1つずつのN型MOSトランジスタ及びP型MOSトランジスタの電波遅延特性の中間値となる。つまり、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15の伝播遅延特性の中間値(平均値)の測定結果は、論理回路部1におけるN型MOSトランジスタの伝播遅延特性の平均値を正確に反映したものとなる。この場合には、レイアウト方向が互いに異なるモニタ用N型MOSトランジスタ8, 15のそれぞれの伝播遅延特性の値を独立に測定する必要はなく、それらの値の平均値が得られればよい。そこで、本実施形態では、モニタ用N型MOSトランジスタ8, 15を共通の端子に接続することにより、一度の測定によって正確な伝播遅延特性を得ることを可能としているのである。
なお、本実施形態に係る各モニタ用MOSトランジスタのVd−Id特性は、第1の実施形態と同様に図3に示すような特性を有している。
(その他の実施形態)
なお、上述の第1及び第2の実施形態では、CMOS論理回路を複数段接続して構成した半導体装置として論理回路部1を用いて説明したが、本発明における半導体装置はこれに限るものではない。また、第1及び第2の実施形態では、CMOS論理回路としてインバータ回路を用いて説明したが、本発明におけるCMOS論理回路はこれに限るものではない。さらに、第1及び第2の実施形態では、分周器4が設けられている場合について説明したが、分周器がなくても本発明の効果には何ら変わりは生じない。
また、本実施形態におけるCMOS論理回路のレイアウト方向は2方向であったが、レイアウトは2方向以上であってもよい。例えばレイアウトが3方向に配置されている場合には、3方向分のモニタトランジスタを配置することで、本発明の効果を実現することができる。
また、本実施形態における各モニタ用MOSトランジスタは、それぞれ1つの素子であったが、極性並びにレイアウト方向が同一な複数のトランジスタを並列接続しても構わない。
また、本実施形態においては、レイアウト方向の異なるCMOS論理回路の数を同数(m段)としたが、段数が多ければ全く同数でなくても良い。例えば一方が1002段に対し他方が1000段であった場合には、段数が異なることによる誤差はほとんどない。
また、レイアウト方向の異なるCMOS論理回路の数が大きく異なる場合、例えば一方が100段に対し他方が50段で構成された半導体装置に対しては、一方が10段に対し他方が5段のように同じ比率で構成されたモニター回路を用いることによってSPICEパラメータの精度をより向上させることができる。
以上説明したように、本発明は、SPICEパラメータの精度をより向上させることができる点で、産業上の利用可能性は高い。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す回路図である。 図1に示す回路構成の半導体装置を半導体基板上に配置した場合のレイアウトを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るモニタ用トランジスタのVd−Id特性を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るリングオシレータの遅延伝播特性を回路シミュレーションするためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す回路図である。 図5に示す回路構成の半導体装置を半導体基板上に配置した場合のレイアウトを示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るリングオシレータの遅延伝播特性を回路シミュレーションするためのフロー図である。 従来におけるCMOS論理回路の遅延時間を測定するためのテスト回路を示す回路図である。
符号の説明
1 論理回路部
2 リセット回路
3 リセット端子
4 分周器
5 バッファ回路
6 出力端子
7 モニタ部
8 モニタ用N型MOSトランジスタ
9 モニタ用P型MOSトランジスタ
10 共通ゲート端子
11 ソース端子
12 ドレイン端子
13 ソース端子
14 ドレイン端子
15 モニタ用N型MOSトランジスタ
16 モニタ用P型MOSトランジスタ
17 共通ゲート端子
18 ソース端子
19 ドレイン端子
20 ソース端子
21 ドレイン端子
22 リングオシレータ部
23 リングオシレータ
24 CMOS論理回路
24a CMOS論理回路
24b CMOS論理回路
25 リングオシレータ部
26a モニタ用CMOSトランジスタ
26b モニタ用CMOSトランジスタ
27a n型ソース・ドレイン領域
27b p型ソース・ドレイン領域
28 ゲート電極
29 第1のメタル配線
30 第2のメタル配線
31 pウェル領域
32 nウェル領域
33 リングオシレータ
34 モニタ部

Claims (9)

  1. 第1のN型MOSトランジスタと第1のP型MOSトランジスタとを有し、第1方向に回路配置されている第1のCMOS論理回路と、
    第2のN型MOSトランジスタと第2のP型MOSトランジスタとを有し、前記第1方向と異なる第2方向に回路配置されている第2のCMOS論理回路と、
    前記第1のN型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第1のモニタ用N型MOSトランジスタと、前記第1のP型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第1のモニタ用P型MOSトランジスタとを有し、前記第1方向に回路配置されている第1のモニタ用CMOSトランジスタと、
    前記第2のN型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第2のモニタ用N型MOSトランジスタと、前記第2のP型MOSトランジスタと同一トランジスタ構造の第2のモニタ用P型MOSトランジスタとを有し、前記第2方向に回路配置されている第2のモニタ用CMOSトランジスタと
    を備え、
    前記第2のCMOS論理回路は、前記第1のCMOS論理回路に対して点対称に配置している、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    複数の前記第1のCMOS論理回路と複数の前記第2のCMOS論理回路を有する半導体集積回路を備えている、半導体装置。
  3. 請求項に記載の半導体装置であって、
    前記半導体集積回路はリングオシレータである、半導体装置。
  4. 請求項1〜のうちいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタと、前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタと、第2のモニタ用P型MOSトランジスタとのDC特性は、それぞれ独立して測定することができる、半導体装置。
  5. 請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第1のソース端子、第1のドレイン端子及び第1の共通ゲート端子に接続されており、
    前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第2のソース端子、第2のドレイン端子及び前記第1の共通ゲート端子に接続されており、
    前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第3のソース端子、第3のドレイン端子、第2の共通ゲート端子に接続されており、
    前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第4のソース端子、第4のドレイン端子及び前記第2の共通ゲート端子に接続されている、半導体装置。
  6. 請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタとの平均DC特性と、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタの平均DC特性とを測定することができる、半導体装置。
  7. 請求項1〜及びのうちのいずれか1項に記載の半導体装置であって、
    前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第1のソース端子、第1のドレイン端子及び共通ゲート端子に接続されており、
    前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ第2のソース端子、第2のドレイン端子及び前記共通ゲート端子に接続されており、
    前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ前記第1のソース端子、前記第1のドレイン端子及び前記共通ゲート端子に接続されており、
    前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのソース、ドレイン及びゲートは、それぞれ前記第2のソース端子、前記第2のドレイン端子及び前記共通ゲート端子に接続されている、半導体装置。
  8. 請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の回路シミュレーション方法であって、
    前記第1のCMOS論理回路及び前記第2のCMOS論理回路を構成する前記第1のN型MOSトランジスタ、前記第1のP型MOSトランジスタ、前記第2のN型MOSトランジスタ及び前記第2のP型MOSトランジスタの特性を表わすそれぞれのパラメータとして、
    前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタ、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタ、前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタ及び前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタのうち、チャネル型タイプと配置方向とが一致するトランジスタから抽出したパラメータを用いてシミュレーションを行なう、回路シミュレーション方法。
  9. 請求項1〜及びのうちいずれか1項に記載の半導体装置の回路シミュレーション方法であって、
    前記第1のN型MOSトランジスタ及び前記第2のN型MOSトランジスタの特性のパラメータとして、前記第1のモニタ用N型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用N型MOSトランジスタとの平均特性から抽出したパラメータを用い、
    前記第1のP型MOSトランジスタ及び前記第2のP型MOSトランジスタの特性のパラメータとして、前記第1のモニタ用P型MOSトランジスタと前記第2のモニタ用P型MOSトランジスタの平均特性から抽出したパラメータを用いてシミュレーションを行なう、回路シミュレーション方法。
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