JP3960778B2 - プラグインユニットの挿抜き機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はプラグインユニットの挿抜き機構に関し、特に、電子回路をユニット化したプラグインユニットを筐体内に挿入する操作および引き抜く操作を容易にするためのプラグインユニットの挿抜き機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器において、保守,点検を容易にするために、電子回路をプラグインユニット化し、筐体に装着するようにシステムが構成されている。筐体の背面にはフローティングコネクタが取りつけられており、プラグインユニットを筐体に挿入したとき、プラグインユニットの背面に取付けられているコネクタがフローティングコネクタに嵌合し、電気的に接続されかつ機械的に固定される。
【0003】
このようなプラグインユニットにおいて、ユニットが大型化し、コネクタが多芯になればなるほどコネクタを嵌合させるときの抵抗が大きくなるため、プラグインユニットの挿入操作が難しく、強い力を加えるとコネクタやプラグインユニットあるいは筐体が破損する恐れがある。
【0004】
そこで、従来より、プラグインユニットの前面に操作レバーを設けることによって、プラグインユニットの挿入および引き抜き操作を容易にするとともに、コネクタの保護が図られている、そのような例として、特開平11−54966号公報,特開平6−291478号公報,特開平8−70194号公報に記載された挿抜き機構がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の挿抜き機構は前面の2つの操作レバ-を操作することにより、梃子の応用でプラグインユニットを筐体に挿抜きするものであるため、ユニットの挿抜きの滑らかさに欠ける問題がある。
【0006】
特に、ユニットの厚みが比較的薄い場合に有効であっても、プラグインユニットの厚みが大きくなると、2つのレバーの操作ではユニットの厚みの一方側にのみ力が加わり、力が不均等になってユニットの挿抜きが滑らかに行えないという問題があった。
【0007】
それゆえに、この発明の主たる目的は、挿抜きを円滑に行えるようなプラグインユニットの挿抜き機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、筐体内にプラグインユニットを挿入および引き抜くための挿抜き機構であって、筐体は、その前部にガイド溝が形成されたガイド板を含み、プラグインユニットは、その前面部に回転軸を中心に回動可能に設けられ、回動させたときその先端部に設けられているガイドローラが移動する操作レバーを含み、ガイド溝は操作レバーのガイドローラが通過可能な開口部を有し、該開口部を通して操作レバーのガイドローラをガイド板のガイド溝に挿入して係止させ、ガイド溝の先端にガイドローラを嵌合させた状態で操作レバーを回動させて該ガイドローラをガイド溝に沿って移動させ、この移動によってガイドローラがガイド溝の周壁から受ける反力でプラグインユニットを筐体内に挿入させて装着することを特徴とする。
【0009】
また本発明のプラグインユニットの挿抜き機構の一実施例においては、ガイド溝は、ガイド板の前部に1対設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一実施例においては、筐体内にプラグインユニットを挿入して装着する際に、操作レバーを外側に回動することを特徴とする。
【0011】
また、筐体の背面側には第1のコネクタが配列されていて、プラグインユニットの背面側には第1のコネクタに対応する第2のコネクタが設けられていて、プラグインユニットを筐体に装着したとき第1のコネクタを、対応する筐体の第2のコネクタと嵌合させることを特徴とする。
【0012】
また、プラグインユニットの両側面には内部回路を冷却するための冷却用空気が流入,流出するための流入,流出開口部が形成されており、筐体の一方側側面にはプラグインユニットの流入開口部に吸引空気を送り込むための吸気開口部が形成され、他方側面にはプラグインユニットの流出開口部からの熱せられた冷却空気を排気するための排気開口部が形成されていて、さらに、筐体の両側面には、プラグインユニットが筐体から引き抜かれているとき吸気開口部と排気開口部をそれぞれ遮蔽するためのシャッタ機構が設けられていることを特徴とする。
【0013】
さらに、シャッタ機構は筐体の吸気開口部と排気開口部とをそれぞれ遮蔽するためのシャッタ板と、プラグインユニットが引き抜かれているとき、各シャッタ板で吸気開口部と排気開口部とを遮蔽し、プラグインユニットが筐体に装着されているとき、各シャッタ板による吸気開口部と排気開口部の遮蔽を開放させるリンク機構とを含むことを特徴とする。
【0014】
さらに、プラグインユニットにはその両側面に筐体内のリンク機構に当接する当接部が設けられていて、プラグインユニットが筐体内に挿入されたとき、当接部がリンク部材の端部に当接し、リンク機構によりシャッタ板による吸気開口部および排気開口部の遮蔽を開放させることを特徴とする。
【0015】
また、リンク機構はプラグインユニットが筐体から引き抜かれたとき、シャッタ板で吸気開口部と排気開口部を遮蔽するように移動させるためのばね部材を含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施形態におけるプラグインユニット挿抜き機構が設けられたユニットを筐体に装着する前の状態を示す上面図であり、図2は同じくユニットを筐体に挿入する動作を示す上面図であり、図3は同じくユニットを筐体に装着した後の状態を示す上面図であり、図4はこの発明の一実施形態におけるユニット挿抜き機構の外観斜視図である。
【0017】
図1ないし図4を参照して、この発明の一実施形態について説明する。筐体1には、ユニット2が装着される。このため、筐体1の背面側には第1のコネクタとして、たとえば3個のフローティングコネクタ11が配置されている。フローティングコネクタ11は筐体1に完全に固定されるのではなく、上下左右に多少の遊びを有して固定されており、機械的な誤差があってもユニット2側の第2のコネクタ21が容易に嵌合できるようにされている。筐体1の前面側には図4から明らかなように、ユニット2を筐体1に挿入するときのガイドとなるガイド板12,13がユニット2の高さ分の空間を有して上下に配置されている。ガイド板12,13の前面には、それぞれ1対のガイド溝14,15が形成されている。なお、下側のガイド板13のガイド溝は図示されていない。
【0018】
ユニット2はその内部に電子回路が組込まれていて、比較的厚みがある直方体の箱型形状に形成されている。ユニットの背面側には筐体1のフローティングコネクタ11に挿入される3個のコネクタ21が取付けられている。また、ユニット2の前面側には挿抜き機構3が設けられている。
【0019】
挿抜き機構3は、それぞれが平行に配置されてユニット2の前部上面と下面に取り付けられた金具31,32と、挿抜き用レバー33,34とから構成されている。上側の金具31の両端側には円弧状のガイド孔39,40が形成されている。下側の金具32にも図示しないが同様にして円弧状のガイド孔が形成されている。
【0020】
挿抜き用レバー33,34は、ユニット2の厚みとほぼ等しい幅に形成されており、それぞれ金具31,32の間に固定されたレバー回転軸35,36を中心に回動可能に設けられている。挿抜き用レバー33,34の先端部の上面には上向きにガイドローラ37,38が取りつけられており、挿抜き用レバー33,34の先端部の下面にも下向きにガイドローラ(図示せず)が取付けられている。これらのガイドローラ37,38は、挿抜き用レバー33,34をそれぞれレバー回転軸35,36を中心に外側方向に回動させたとき金具31,32に形成された円弧状のガイド孔39,40に沿って移動する。
【0021】
このように構成された挿抜き機構3によってユニット2を筐体1に装着および引き抜く動作について説明する。図1に示すように、筐体1内にユニット2を手で挿入する。このとき、挿抜き用レバー33,34を内側方向に回動させ、さらにユニット2を手で筐体1に押し込み、コネクタ21がフローティングコネクタ11に勘合される直前に、ガイドローラ37,38がガイド板12,13に当接することにより、一端挿入を停止させる。そして、図2に示すようにガイドローラ37,38をガイド板12,13のガイド溝14,15の先端に嵌合させる。
【0022】
この状態で挿抜き用レバー33,34を指の力でレバー回転軸35,36を中心に外側方向に回動させると、てこの応用によりガイドローラ37,38がガイド溝14,15によって係止されながらガイド孔39,40に沿って回転しながら内側方向に移動し、その反力によってユニット2が図3に示すように筐体1内に押し込まれ、ユニット2のコネクタ21が筐体1のフローティングコネクタ11に嵌合する。
【0023】
このように、ガイドローラ37,38を筐体1のユニット収納部の上面と下面に固定されているガイド板12,13のガイド溝14,15に係止させながら長円のガイド孔39,40に沿って移動させることにより滑らかな動きを実現でき。しかも、挿抜き用レバー33,34はユニット2の厚みとほぼ等しい幅に形成されており、ガイドローラ37,38をガイド溝14,15に係止させたときの反力でユニット2を筐体1内に挿入するようにしたので、比較的厚みが大きく大型のユニットであっても円滑に装着できる。
【0024】
ユニット2を引き抜くときは、図3の状態から、挿抜き用レバー33,34を指の力で内側方向に回動させる。すると、ガイドローラ37,38がガイド溝14,15によって係止されながらガイド孔39,40に沿って外側方向に移動し、そのときの反力によって図2に示すようにユニット2のコネクタ21と筐体1のコネクタ11との嵌合が開放される。さらに、挿抜き用レバー33,34を内側方向に回動させると、レバー回転軸37,38がガイド溝14,15から離れるので、ユニット2を手で手前に引き抜くことにより、筐体1から取出すことができる。
【0025】
この引き抜き操作においても、ガイドローラ37,38を筐体1のユニット収納部の上面と下面に固定されているガイド板12,13のガイド溝14,15に係止させ、その反力でユニット2を筐体1から引き抜くことができるので円滑な操作でユニット2を筐体1から引き抜くことができる。
【0026】
図5はこの発明の他の実施形態における挿抜き機構が装着されたユニットが収納される筐体の正面図であり、図6は同じく筐体の側面図である。
【0027】
図5において、筐体5はユニット20を前面側から上下方向に複数装着可能にされており、筐体5の右側には吸気ダクト6が設けられており、左側には排気ダクト7が設けられている。吸気ダクト6は各ユニット20を冷却するために冷却用の空気を吸引して筐体5内の各ユニット20に供給し、熱せられた空気は排気ダクト7から排気される。このために吸気ダクト6には各ユニット20に対応して風路開口部61が形成されており、排気ダクト7にも図示しないが風路開口部が形成されている。
【0028】
筐体5内のすべてにユニット20が装着されていれば、吸気および排気が効率よく行なわれるが、いずれかのユニットが保守、点検などのために引き抜かれていると、空きスペースとなったユニットに対応する部分の空気の流れに対する抵抗がないため、その部分の風路開口部から吸引された空気が流れ出され、対向する排気ダクト7の風路開口部から排気されてしまうため、各ユニット2への冷却効果が薄れてしまい、ユニット20によっては熱による温度上昇が激しくなり動作に支障をきたすこともあり得る。
【0029】
そこで、以下に述べる他の実施形態では、ユニット20が引き抜かれたとき、対応する吸気側および排気側の風路開口部をシャッタによって自動的に閉じるように構成する。
【0030】
図7はこの発明の他の実施形態におけるユニット挿抜き用レバー構造が設けられたユニットを筐体に装着する前の状態を示す上面図であり、図8は同じく側面図であり、図9は同じくユニットを筐体に挿入する動作を示す上面図であり、図10は同じく側面図であり、図11は同じくユニットを筐体に装着した状態を示す上面図であり、図12は同じく側面図である。
【0031】
図7〜図12において、ユニット20には図1〜図4に示した実施形態と同様にして挿抜き機構3が設けられるとともに、筐体5にはガイド溝14,15の形成されたガイド板12,13が取り付けられている。また、ユニット20の背面にはコネクタ21が筐体5のフローティングコネクタ51に嵌合し易いように、ガイドピン22が各コネクタ21の両側に設けられている。
【0032】
また、ユニット20内には、一方側面から他方側面に延びるように放熱フィン23が設けられている。この放熱フィン23には図示しないが内部で発熱素子が取付けられており、吸気ダクト6および排気ダクト7の風路開口部に連通し、冷却用の空気が流れることによって発熱素子が冷却される。
【0033】
筐体5の両側面には吸引および排気用の風路開口部を遮蔽するためのシャッタ板52,53が設けられている。シャッタ板53に関連してリンク機構54が設けられ、シャッタ板52にも図示しないリンク機構が設けられている。リンク機構54はシャッタ板53と平行に設けられたリンク部材541と、リンク部材541の一端とシャッタ52の一端との間に設けられるリンク部材542と、リンク部材541の他端とシャッタ53の他端との間に設けられかつリンク部材542と平行に設けられたリンク部材543とからなる。これらのリンク部材541,542,543はシャッタ板53とともに平行四辺形を形作っており、各部材の結合部は回動可能になっている。なお、リンク部材541は図示しないばね部材によって常時前方側に付勢されており、シャッタ板53,54は図示しないばね部材によって常時後方側に付勢されている。
【0034】
ユニット20の両側面には図7に示すようにシャッタ押圧部24,25が突出して設けられている。ユニット20が引き出されている状態では、図8に示すようにリンク部材541がばね部材によって付勢されて前方に押し出され、シャッタ板53が後方に引張られているため、シャッタ板53が筐体5の風路開口部61を遮蔽しており、吸気ダクト6からの空気は風路開口部61から筐体5内に流れ込むのが阻止される。反対側側面のシャッタ板52も同様にして排気ダクト7側の風路開口部を遮蔽している。なお、図8において斜線部分が筐体に形成されている風路開口部61を示している。
【0035】
図1の説明と同様にして手でユニット20を筐体5内に押し込むと、図10に示すようにユニット20の側面に設けられているシャッタ押圧部24,25がリンク機構52,53のリンク押圧部544に当接する。このとき図9に示すように挿抜き用レバー33,34の先端に設けられているガイドローラ37,38がガイド板12,13のガイド溝14,15の先端部に位置している。
【0036】
この状態で挿抜き用レバー33,34を外側方向に回動させると、図11に示すようにユニット20が筐体内に押し込まれるとともに、シャッタ押圧部24,25がリンク機構54のリンク押圧部544を押圧する。このため、リンク部材541が背面側に押圧されリンク部材542,543が立ち上るので、シャッタ板53が上方に押し上げられ、通風開口部61が開かれる。これにより、吸引ダクト6からの冷却用空気が風路開口部61からユニット20の放熱フィン23に流れ込むのでユニット20の冷却が行なわれる。排気ダクト7側も同様にしてシャッタ52が開かれるので、ユニット20内で熱せられた空気が排気ダクト7から排気される。
【0037】
したがって、この実施形態によれば、筐体5からユニット20が引き抜かれているときは、シャッタ板52,53によって筐体5の風路開口部を遮蔽し、ユニット20が筐体5に装着されると、シャッタ板52,53による風路開口部の遮蔽を開放させるようにしたので、いずれかのユニットが保守、点検などのために引き抜かれていても、空きスペースとなったユニットに対応する部分の風路開口部がシャッタ板52,53によって遮蔽され、不必要に空気が流れ出すのを防止でき、各ユニット2への冷却効果が薄れてしまうことがない。
【0038】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、操作レバーのガイドローラをガイド板のガイド溝に係止させ、操作レバーを回動させてガイドローラを移動させ、この移動によって前記ガイドローラが前記ガイド溝の周壁から受ける反力でプラグインユニットを円滑に筐体に装着することができる。
【0040】
また、筐体の挿入口の上下面にガイド板を1対設け、プラグインユニットの上下面に板状部を1対取付け、1対の板状部の間であってかつ両側端部に、1対の操作レバーをそれぞれが回転軸を中心に回動可能に設けたので、ユニットの厚みが大きくても円滑に装着できる。
【0041】
また、筐体内にプラグインユニットが装着されている状態において、1対の操作レバーを内側に回動させてガイドローラをガイド溝によって係止させながら、円弧状の長円孔に沿って他方側に移動させ、その反力によってプラグインユニットを筐体から引き抜くようにしたので、ユニットの引き抜きを円滑に行うことができる。
【0042】
さらに、プラグインユニットが筐体から引き抜かれているとき、吸気開口部と排気開口部をシャッタ機構で遮蔽するようにしたので、空きスペースとなったユニットに対応する部分の風路開口部から不必要に空気が流れ出すことがなく、各ユニットへの冷却効果が薄れてしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態におけるプラグインユニット挿抜き機構が設けられたユニットを筐体に装着する前の状態を示す上面図である。
【図2】 同じくユニットを筐体に挿入する動作を示す上面図である。
【図3】 同じくユニットを筐体に装着後の状態を示す上面図である。
【図4】 この発明の一実施形態におけるプラグインユニット挿抜き機構の外観斜視図である。
【図5】 この発明の他の実施形態における挿抜き機構が装着されたユニットが収納される筐体の正面図である。
【図6】 同じく筐体の側面図である。
【図7】 この発明の他の実施形態における挿抜き機構が装着されたユニットを筐体に装着する前の状態を示す上面図である。
【図8】 同じく側面図である。
【図9】 同じくユニットを筐体に挿入する動作を示す上面図である。
【図10】 同じく側面図である。
【図11】 同じくユニットを筐体に装着後の状態を示す上面図である。
【図12】 同じく側面図である。
【符号の説明】
1,5 筐体、2,20 ユニット、3 挿抜き機構、6 吸気ダクト、7 排気ダクト、11,51 フローティングコネクタ、12,13 ガイド板、14,15 ガイド溝、21 コネクタ、23 放熱フィン、24,25 シャッタ押圧部、31,32 金具、33,34 挿抜きレバー、35,36 レバー回転軸、37,38 ガイドローラ、39,40 ガイド孔、52,53 シャッタ板、54 リンク機構、61 風路開口部、541,542,543 リンク部材、544 リンク押圧部。

Claims (8)

  1. 筐体内にプラグインユニットを挿入および引き抜くための挿抜き機構であって、
    前記筐体は、その前部にガイド溝が形成されたガイド板を含み、
    前記プラグインユニットは、
    前記プラグインユニットの前面部に回転軸を中心に回動可能に設けられ、回動させたときその先端部に設けられているガイドローラが移動する操作レバーを含み、
    前記ガイド溝は前記操作レバーのガイドローラが通過可能な開口部を有し、該開口部を通して前記操作レバーのガイドローラを前記ガイド板のガイド溝に挿入して係止させ、前記ガイド溝に前記ガイドローラを嵌合した状態で前記操作レバーを回動させて該ガイドローラを前記ガイド溝に沿って移動させ、この移動によって前記ガイドローラが前記ガイド溝の周壁から受ける反力で前記プラグインユニットを前記筐体内に挿入させて装着することを特徴とする、プラグインユニットの挿抜き機構。
  2. 前記ガイド溝は、前記ガイド板の前部に1対設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  3. 前記筐体内に前記プラグインユニットを挿入して装着する際に、前記操作レバーを外側に回動することを特徴とする、請求項1または2に記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  4. 前記筐体の背面側には第1のコネクタが配列されていて、前記プラグインユニットの背面側には前記第1のコネクタに対応する第2のコネクタが設けられていて、
    前記プラグインユニットを前記筐体に装着したとき第1のコネクタを、対応する筐体の第2のコネクタと嵌合させることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  5. 前記プラグインユニットの両側面には内部回路を冷却するための冷却用空気が流入,流出するための流入,流出開口部が形成されており、
    前記筐体の一方側側面には前記プラグインユニットの流入開口部に吸引空気を送り込むための吸気開口部が形成され、他方側面には前記プラグインユニットの流出開口部からの熱せられた冷却空気を排気するための排気開口部が形成されていて、
    さらに、前記筐体の両側面には、前記プラグインユニットが前記筐体から引き抜かれているとき前記吸気開口部と前記排気開口部をそれぞれ遮蔽するためのシャッタ機構が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  6. 前記シャッタ機構は、
    前記筐体の吸気開口部と排気開口部とをそれぞれ遮蔽するためのシャッタ板と、
    前記プラグインユニットが引き抜かれているとき、前記各シャッタ板で前記吸気開口部と前記排気開口部とを遮蔽し、前記プラグインユニットが前記筐体に装着されているとき、前記各シャッタ板による前記吸気開口部と前記排気開口部の遮蔽を開放させるリンク機構とを含むことを特徴とする、請求項5に記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  7. 前記プラグインユニットにはその両側面に前記筐体内のリンク機構に当接する当接部が設けられていて、
    前記プラグインユニットが前記筐体内に挿入されたとき、前記当接部が前記リンク部材の端部に当接し、前記リンク機構により前記シャッタ板による前記吸気開口部および排気開口部の遮蔽を開放させることを特徴とする、請求項6に記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
  8. 前記リンク機構は、前記プラグインユニットが前記筐体から引き抜かれたとき、記シャッタ板で前記吸気開口部と前記排気開口部を遮蔽するように移動させるためのばね部材を含むことを特徴とする、請求項6または7に記載のプラグインユニットの挿抜き機構。
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