JP3959911B2 - 近接スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを覆うことで、この検出ヘッドをシールドする金属製ケースを用いた近接スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高周波近接スイッチには非シールドタイプとシールドタイプとがある。非シールドタイプは、その検出ヘッドの周部が金属製ケースで覆われていない近接スイッチであり、この近接スイッチにあっては、その検出ヘッドの発生磁界の磁束が広がりやすく、長距離検出が可能である。
【0003】
また、シールドタイプは、図16及び図17に示すように、その検出ヘッド21の周部が金属製ケース22で覆われている近接スイッチであり、予め、周囲金属の影響を受けた状態になっている。そのために、金属製ケース22以外の周囲金属の影響を受け難く、金属中に埋め込むことも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の非シールドタイプの近接スイッチにあっては、周囲金属の影響を受けて、取り付ける対象が金属の場合に検出性能が減少することがあるため、取付場所に制限があるという問題点があった。
【0005】
これは、近接スイッチの検出ヘッドの発生磁界が周囲金属に達すると、そこで渦電流損が起こり、発生磁界の磁束の数と広がりが抑制されることで起こる。
【0006】
また、上記した従来のシールドタイプの近接スイッチにあっては、検出ヘッドの周部を覆う金属製ケース22が周囲金属の影響と同じ原理で作用して、検出ヘッド21の発生磁界の磁束の数と広がりを抑制していたし、また、発生磁界の磁束が、金属製ケース22の内面で渦電流を起こすことに消費されることで、検出対象である被検出物体を検知するために使用する磁束の広がりが大きく減少していた。また、金属製ケース22の内面に流れる渦電流が2次回路となり、ここでの損失が検出性能を低下させていた。
【0007】
このために、検出距離が、非シールドタイプの近接スイッチの1/2〜1/3程度になるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる近接スイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る近接スイッチは、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、磁束誘導体が、金属製ケース本体の内周面部と検出ヘッドの周面部との間に介装される円筒部と、金属製ケース本体の先端面部を覆うフランジ部とからなる金属部品から構成したものである。
【0010】
かかる構成により、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、磁束誘導があるために、この磁束誘導が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0011】
しかも、磁束が磁束誘導を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0017】
かかる構成により、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属部品があるために、この金属部品が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0018】
しかも、磁束が金属部品を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0019】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る近接スイッチは、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、磁束誘導体が、金属製ケース本体の内周面部に装着され金属製ケース本体に組み付けられた検出ヘッドの周面部に当接した金属部品であり、金属部品が、金属製ケース本体の内周面部と検出ヘッドの周面部との間に介装される円筒部と、金属製ケース本体の先端面部を覆うフランジ部とから構成したものである。
【0020】
かかる構成により、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属部品があるために、この金属部品が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0021】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る近接スイッチは、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、磁束誘導体が、金属製ケースの内周面部から金属製ケースの先端面部にかけて形成された金属膜層であることを特徴とするものである
【0022】
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る近接スイッチは、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、磁束誘導体が、金属製ケースの内周面部から金属製ケースの先端面部にかけて形成され且つ金属製ケースの外周面部に、その先側部分を除いて形成された金属膜層であることを特徴とする
【0023】
かかる構成により、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層があるために、この金属膜層が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0024】
しかも、磁束が金属膜層を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0026】
かかる構成により、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層があるために、この金属膜層が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0027】
しかも、磁束が金属膜層を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は本発明に係る近接スイッチ(実施の形態1)の斜視図、図2は同近接スイッチ(実施の形態1)の一部省略した縦断面図、図3は同近接スイッチ(実施の形態1)の一部省略した正面図、図4は同近接スイッチ(実施の形態1)の一部省略した側面図、図5は金属製ケースの縦断面図である。
【0030】
金属製ケース2は、強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなるもので、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッド8を覆うことで、この検出ヘッド8を磁気シールドするケース本体(金属製ケース本体)2Aを有しており、このケース本体2Aには、検出ヘッド8の発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向イに開放する磁束誘導手段としての磁束誘導体である金属部品13が組み付けてある。
【0031】
そして、金属製ケース2のケース本体2Aの内周面部2aには金属部品収容部2Bが形成してあり、この金属部品収容部2Bは検出ヘッド8の周面部8aが対向するものである。
【0032】
また、金属部品13は、コバルトCoやニッケルNiなどの強磁性材料又は高透磁率の材料で製作されていて、図6に示すように、この金属部品13は、円筒部13Aと、この円筒部13Aの前縁部に外方に略直角に屈曲されたフランジ部13Bとを有している。
【0033】
そして、図5に示すように、金属部品13は、その円筒部13Aを金属部品収容部2Bに挿入し、フランジ部13Bを金属製ケース2の先端面部2bに当接して、この金属製ケース2に装着してある。
【0034】
検出ヘッド8の発生磁界は、周囲金属であるケース本体2Aに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、金属部品13があるために、この金属部品13が検出ヘッド8の発生磁界の磁束を被検出物体検出方向イに誘導して開放することができる。しかも、磁束が金属部品13を通るために、ケース本体2A側に行く磁束数が減少し、このケース本体2Aで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0035】
本発明に係る近接スイッチ1は、上記した金属製ケース2を使用するものである。そして、この金属製ケース2の前端側にはコイルケース3が、金属製ケース2の後端側には樹脂製ケース4がそれぞれ取り付けてある。そして、金属製ケース2と樹脂製ケース4とで本体ケース5を構成している。そして、コイルケース3内にはフェライトコア6と検出コイル7とが収容してあり、これらで検出ヘッド8が構成してある。
【0036】
また、フェライトコア6はコア本体6Aを備えており、このコア本体6Aには、検出コイル7を収納するリング状の溝からなるコイル収納部12が形成してあり、コイル収納部12の中心部にはコア部6Bが設けてある。そして、フェライトコア6は検出コイル7の発生磁束を被検出物体検出方向イに向かって誘導するものである。
【0037】
また、金属製ケース2内には電子回路基板9が収容してあり、この電子回路基板9には検出コイル7に接続され且つ被検出物体に応じて発振状態が変化する発振回路(図示せず)と、この発振回路の発振状態の変化を検出する検出回路(図示せず)とが実装してあり、検出コイル7が発振周波数を決める一要素となるように回路構成されている。
【0038】
また、電子回路基板9にはケーブル10が接続してあり、このケーブル10は樹脂製ケース4側から外部に導出してある。また、本体ケース5内には充填樹脂11が充填してある。
【0039】
そして、金属製ケース2に検出ヘッド8を組み込んだ状態では、金属部品13は、金属製ケース2の内周面部2aと検出ヘッド8の周面部8aとの間に介在されており、金属部品13のフランジ部13Bは近接スイッチ1の前面に露出している。
【0040】
このように、近接スイッチ1に金属部品13を装着することにより、図7に示すように、この金属部品13が検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロを誘導して、この磁束ロを大きく開放するようになる。
【0041】
磁束コントロールによる検出距離への効果を確認するために、図8の(1)、(2)、(3)に示す3種類の近接スイッチのモデルに対して距離特性を測定した。
【0042】
第1の近接スイッチのモデルaは、金属部品13がなく、検出ヘッド8の周面部8aの外側を直接に金属製ケース2で覆った構成である。また、第2の近接スイッチのモデルbは、強磁性体であるコバルト薄膜シートから成り且つフランジ部13Bの無い円筒部13Aのみの金属部品13−1を、金属製ケース2の内周面部2aと検出ヘッド8の周面部8aとの間に挿入した構成である。また、第3の近接スイッチのモデルcは上記した本発明の近接スイッチの実施の形態1に該当するものであり、強磁性体であるコバルト薄膜シートから成り且つフランジ部13Bの付きの円筒部13Aで構成された金属部品13を、金属製ケース2と検出ヘッド8の周面部8aとの間に挿入した構成である。なお、第1、第2、第3の近接スイッチa、b、cにはフェライトコア6及び検出コイル7は同一のものが使用してある。
【0043】
そして、第1、第2、第3の近接スイッチのモデルa、b、cについての距離特性(距離10%変化時のG値変化率)は、[表1]のようになり、その距離特性グラフは図9のようになる。
【0044】
【表1】
Figure 0003959911
【0045】
距離特性グラフを見ると、第1、第2の近接スイッチのモデルa、bではほとんど差がないが、第1、第3の近接スイッチのモデルa、cでは特性が異なり、7mm→7.7mmで1.7%、12mm→13.2mmで0.5%の差があり、第3の近接スイッチ(本発明の近接スイッチ)のモデルcでは著しく検出距離が伸びていることが分かる。
【0046】
図10の(1)に示すように第1の近接スイッチのモデルaにおいては、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されるために、被検出物体Gを検出するための検出距離はLである。また、図10の(2)に示すように第2の近接スイッチのモデルbにおいては、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されるが、円筒部13Aのみの金属部品13−1で磁束ロが誘導されるために、この誘導分、検出距離はL+L1になり、第1の近接スイッチのモデルaに比較して伸びている。
【0047】
また、図10の(3)に示すように第3の近接スイッチのモデルcにおいては、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されることなく、金属部品13の円筒部13Aからフランジ部13Bにかけて磁束ロが誘導され、このフランジ部13Bが金属製ケース2の先端側で開いていることにより、このフランジ部13Bに沿って磁束ロが開放される。このために、検出距離はL+L2になり、第1、第2の近接スイッチのモデルa、bに比較して大きく伸びている。
【0048】
なお、検出コイル7に高周波電流を流しておき、この検出コイル7に金属などの被検出物体Gが接近すると、被検出物体Gに磁気誘導による渦電流が流れて交流磁界が発生し、この交流磁界が検出コイル7に作用して、この検出コイル7のインピーダンスが変化し、この検出コイル7のインピーダンス変化で発振周波数が変わったり、停止したりするものであり、この発振回路の発振状態によって検出物体Gの接近を検知する。
【0049】
上記のように、本発明の実施の形態1にあっては、検出ヘッド8の発生磁界は、周囲金属である金属製ケース2に達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなり且つフランジ部13B付きの金属部品13があるために、この金属部品13が検出ヘッド8の発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向イに大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッド8の検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0050】
しかも、磁束が金属部品13を通るために、金属製ケース2側に行く磁束数が減少し、この金属製ケース2で起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0051】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を図11乃至図13に示す。
【0052】
本発明の実施の形態2は、その磁束誘導手段が上記した本発明の実施の形態1と異なり、他の構成は同じであるために、同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0053】
本発明の実施の形態2における金属製ケース2は、被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して被検出物体の接近を検知する検出ヘッド8を覆うことで、この検出ヘッド8を磁気シールドする金属製のケース本体(金属製ケース本体)2Aを有しており、このケース本体2Aには、検出ヘッド8の発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向イに開放する磁束誘導手段としての磁束誘導体である金属膜層14が形成してある。
【0054】
すなわち、磁束誘導手段は、金属製ケース2のケース本体2Aの内周面部(検出ヘッド8の周面部8aに対向する内周面部)2aからケース本体2Aの先端面部2bにかけて磁束誘導体である金属膜層14を形成して構成してある。この金属膜層14は、コバルトCoやニッケルNiなどの強磁性材料又は高透磁率である材料を部分メッキもしくは部分蒸着することにより形成されている。
【0055】
そして、金属膜層14は金属製ケース2のケース本体2Aの内周面部2aに形成された円筒部14Aと、ケース本体2Aの先端面部2bに形成された端面部14Bとを有している。
【0056】
この金属膜層14は、上記した本発明の実施の形態1の場合における金属部品13と同様に機能するものであり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されることなく、金属膜層14の円筒部14Aから端面部14Bにかけて磁束ロが誘導され、この端面部14Bが金属製ケース2の先端側で開いていることにより、この端面部14Bに沿って磁束ロが大きく開放される。
【0057】
上記のように、金属製ケース2にあっては、金属膜層14があるために、この金属膜層14が検出ヘッド8の発生磁界の磁束を被検出物体検出方向イに誘導して開放することができる。しかも、磁束が金属膜層14を通るために、ケース本体2A側に行く磁束数が減少し、このケース本体2Aで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0058】
本発明に係る近接スイッチ1は、上記した金属製ケース2を使用するものである。すなわち、ケース本体2Aの内周面部2aからケース本体2Aの先端面部2bにかけて磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層14が形成された金属製ケース2を検出ヘッド8の外周方に配置したものである。このために、検出ヘッド8の発生磁界は、周囲金属である金属製ケース2に達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、金属膜層14があるために、この金属膜層14が検出ヘッド8の発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向イに大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッド8の検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0059】
(実施の形態3)
本発明に係る近接スイッチの実施の形態3を図14に示す。この本発明に係る近接スイッチの実施の形態3は、その磁束誘導手段が上記した本発明に係る近接スイッチの実施の形態1及び実施の形態2と異なり、他の構成は同じであるために、同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0060】
本発明に係る近接スイッチの実施の形態3にあっては、金属製ケース2の内周面部2aの全域から金属製ケース2の先端面部2bにかけて金属膜層15を形成し、しかも、金属製ケース2の外周面部2cに、その先側部分2dを除いて金属膜層16が形成してある。この場合、金属膜層16は、金属膜層15と同様にコバルトCoやニッケルNiなどの強磁性材料又は高透磁率である材料を部分メッキもしくは部分蒸着することで形成されている。
【0061】
金属膜層15、16は、上記した本発明に係る近接スイッチの実施の形態1の場合における金属部品13と同様に機能するものであり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されることなく、金属膜層15、16により磁束ロが誘導され、この端面部15Bが金属製ケース2の先端側で開いていることにより、この端面部15Bに沿って磁束ロが広がり、検出距離が大きく伸びるようになる。
【0062】
上記のように、本発明に係る近接スイッチの実施の形態3にあっては、金属膜層15、16が検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロを誘導して被検出物体検出方向イに大きく開放するために、より多くの磁束ロが検知に使用できて、検出ヘッド8の検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0063】
しかも、磁束ロが金属膜層15、16を通るために、金属製ケース2側に行く磁束数が減少し、この金属製ケース2で起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0064】
(実施の形態4)
本発明に係る近接スイッチの実施の形態4を図15に示す。この本発明に係る近接スイッチの実施の形態4は、その磁束誘導手段が上記した本発明に係る近接スイッチの実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3と異なり、他の構成は同じであるために、同じ部分については同じ符号を付して説明を省略する。
【0065】
本発明に係る近接スイッチ1にあっては、その金属製ケース2の先端面部2bが後方に傾斜する傾斜面に形成してあり、また、検出ヘッド8のコイルケース3には、その外周面部3aの先端側に、金属製ケース2の傾斜した先端面部2bに合致する斜面部17aを有する肉厚部17が形成されていて、コイルケース3の前面部3Aが肉厚部17の前面部17bの分だけ広くなされている。
【0066】
そして、コイルケース3の外周面部3aから肉厚部17の斜面部17aにかけて磁束誘導体である金属膜層18が形成してあり、この金属膜層18の端面18Bは金属製ケース2の先端側で開いている。金属膜層18は、コバルトCoやニッケルNiなどの強磁性材料又は高透磁率である材料を部分メッキもしくは部分蒸着して形成されている。
【0067】
そして、検出ヘッド8を金属製ケース2に挿入した状態では、金属膜層18が、金属製ケース2の内周面部2aから金属製ケース2の先端面部2bにかけて沿わせてあり、金属膜層18の端面部18Bは被検出物体検出方向イに開いている。そして、この金属膜層18が近接スイッチ1の磁束誘導手段を構成している。
【0068】
そして、金属膜層18は、上記した本発明の実施の形態1の場合における金属部品13と同様の機能を有するものであり、検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロが金属製ケース2の先端部で制限されることなく、金属膜層18が検出ヘッド8の発生磁界の磁束ロを誘導して被検出物体検出方向イに大きく開放するために、より多くの磁束ロが検知に使用できて、検出ヘッド8の検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0069】
しかも、磁束ロが金属膜層18を通るために、金属製ケース2側に行く磁束数が減少し、この金属製ケース2で起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0070】
なお、本発明に係る近接スイッチの実施の形態1における金属部品13を備えた金属製ケース2、本発明に係る近接スイッチの実施の形態2における金属膜層14を有する金属製ケース2、本発明に係る近接スイッチの実施の形態3における金属膜層15、16を有する金属製ケース2は、近接スイッチ以外に使用することができるものである。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る近接スイッチにあっては、検出ヘッドの発生磁界は、周囲金属である金属製ケースに達すると、そこで渦電流損が起こり、検出ヘッドの発生磁界の磁束の数と広がりとが抑制されるが、磁束誘導があるために、この磁束誘導が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0072】
しかも、磁束が磁束誘導を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【0073】
また、磁束誘導が、強磁性体もしくは高透磁率の材料からなるものであり、また、金属製ケース本体の内周面部と検出ヘッドの周面部との間に介装され且つ強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属部品であり、金属製ケースの内周面部から金属製ケースの先端面部にかけて形成され且つ強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層であり、金属製ケースの内周面部から金属製ケースの先端面部にかけて形成され且つ金属製ケースの外周面部に、その先側部分を除いて形成され且つ強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層である場合、金属部品及び金属膜層が検出ヘッドの発生磁界の磁束を被検出物体検出方向に誘導して開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。
【0074】
また、本発明に係る近接スイッチによれば、磁束誘導体が、検出ヘッドの外周面部に形成され且つ磁性体もしくは高透磁率の材料からなる金属膜層であることにより、この金属膜層が検出ヘッドの発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に大きく開放するために、より多くの磁束が検知に使用できて、検出ヘッドの検出感度が向上し、シールドタイプでありながら非シールドタイプに近い検出距離の長距離化が可能になる。しかも、磁束が金属膜層を通るために、金属製ケース側に行く磁束数が減少し、この金属製ケースで起こる渦電流損が減少することにより、この渦電流が原因の検出性能低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る近接スイッチ(実施の形態1)の斜視図である。
【図2】同近接スイッチ(実施の形態1)の一部省略した縦断面図である。
【図3】同近接スイッチ(実施の形態1)の一部省略した正面図である。
【図4】同近接スイッチ(実施の形態1)の一部破断した側面図である。
【図5】金属製ケースの縦断面図である。
【図6】金属部品の側面図である。
【図7】本発明に係る近接スイッチ(実施の形態1)における発生磁界の説明図である。
【図8】(1)、(2)、(3)は第1、第2、第3の近接スイッチのモデルの説明図である。
【図9】第1、第2、第3の近接スイッチのモデルの距離特性グラフである。
【図10】(1)、(2)、(3)は第1、第2、第3の近接スイッチのモデルにおける発生磁界の説明図である。
【図11】本発明に係る近接スイッチ(実施の形態2)の一部省略した正面図である。
【図12】同近接スイッチ(実施の形態2)の一部破断した側面図である。
【図13】金属製ケースの縦断面図である。
【図14】本発明に係る近接スイッチ(実施の形態3)の構成説明図である。
【図15】本発明に係る近接スイッチ(実施の形態4)の構成説明図である。
【図16】従来の近接スイッチの一部省略した正面図である。
【図17】同近接スイッチの一部破断した側面図である。
【符号の説明】
1 近接スイッチ
2 金属製ケース
2a 内周面部
2b 先端面部
2A 金属製ケース本体
2B 金属部品収容部
3 コイルケース
4 樹脂ケース
6 フェライトコア
6A コア本体
6B コア部
7 検出コイル
8 検出ヘッド
8a 周面部
9 電子回路基板
10 ケーブル
11 充填樹脂
12 コイル収納部
13 金属部品(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
13A 円筒部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
13B フランジ部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
14 金属膜層(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
14A 円筒部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
14B 端面部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
15 金属膜層(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
15B 端面部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
16 金属膜層(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
17 肉厚部
17a 斜面部
17b 前面部
18 金属膜層(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
18B 端面部(磁束誘導手段)(磁束誘導体)
G 被検出物体
イ 被検出物体検出方向
ロ 磁束

Claims (4)

  1. 被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して前記被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、前記検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、
    前記検出ヘッドの前記発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、
    前記磁束誘導体が、前記金属製ケース本体の内周面部と前記検出ヘッドの周面部との間に介装される円筒部と、前記金属製ケース本体の先端面部を覆うフランジ部とからなる金属部品から構成したことを特徴とする近接スイッチ。
  2. 被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して前記被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、前記検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、
    前記検出ヘッドの前記発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、
    前記磁束誘導体が、前記金属製ケース本体の内周面部に装着されて前記金属製ケース本体に組み付けられた前記検出ヘッドの周面部に当接した金属部品であり、
    前記金属部品が、前記金属製ケース本体の内周面部と前記検出ヘッドの周面部との間に介装される円筒部と、前記金属製ケース本体の先端面部を覆うフランジ部とから構成したことを特徴とする近接スイッチ。
  3. 被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して前記被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、前記検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、
    前記検出ヘッドの前記発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、
    前記磁束誘導体が、前記金属製ケースの内周面部から前記金属製ケースの先端面部にかけて形成された金属膜層であることを特徴とする近接スイッチ。
  4. 被検出物体の接近による発生磁界の磁束の変化を検出して前記被検出物体の接近を検知する検出ヘッドを有し、前記検出ヘッドの周部を強磁性体もしくは高透磁率の材料を除く金属材料からなる金属製ケースで覆ったシールドタイプの近接スイッチであって、
    前記検出ヘッドの前記発生磁界の磁束を誘導して被検出物体検出方向に開放するために強磁性体もしくは高透磁率の材料からなる磁束誘導体を備えており、
    前記磁束誘導体が、前記金属製ケースの内周面部から前記金属製ケースの先端面部にかけて形成され且つ前記金属製ケースの外周面部に、その先側部分を除いて形成された金属膜層であることを特徴とする近接スイッチ。
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