JP3959724B2 - 光記録及び/又は再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は光記録及び/又は再生装置に関し、例えば光磁気デイスク記録再生装置に適用し得る。
従来、光磁気デイスク記録再生装置は、一般にレーザ光スポツトをデイスクの半径方向に移動して目標位置を探すいわゆるシーク動作のとき、トラバース信号のパルスを移動距離の目安としてカウントする。即ち、光磁気デイスク記録再生装置は、DSP(Digital Signal Processor)等で現在位置を確認してから光ピツクアツプを移動させる。
続いて、DSPは、トラツク横断速度に応じた周波数を有するトラバース信号のパルス数をカウントして目標位置まで行こうとする。到着位置と目標位置とに誤差が生じた場合、DSPは、シーク動作を繰り返して目標位置まで到達してシーク動作を終了する。
シークの動作のとき、DSPは、目標位置と現在位置との距離に応じて、シーク動作モードを切り換える。目標位置が近い場合、DSPは光ピツクアツプ内の対物レンズを振つて目標位置に到達する。一方、目標位置が遠い場合、DSPは光ピツクアツプを例えばリニアモータで大きく高速でスライドさせて粗シーク動作してから、対物レンズを振つて目標位置に整定していく。
因みに、トラバース信号とは光ピツクアツプから出力されるトラツキングエラー信号を2値化したものであり、トラツクを横断する毎にパルスが立ち上がる。トラツキングエラー信号は、2分割したビーム反射光による差分信号であり、サーボ信号の1つである。
ところが、光磁気デイスクの記録面上には、物理情報を与えるIDピツトが規則的にプリフオーマツトされている。このため、光ピツクアツプより射出されたレーザ光束がこのIDピツト上を横切るとき、IDピツトからの光束の反射光量はIDピツト上ではない位置からの反射光量と比して減少する。従つて、トラツキングエラー信号レベル自体も変わつてしまい、正常に2値化することができない。
また光磁気デイスクは、記録密度が1倍、4倍、2倍の順でIDピツトの位置が半径方向に揃い難い。このため、シーク動作中のトラバース信号のパルスは、IDピツトに影響されて、不規則な周期で欠落することがあつた。パルス欠落したトラバース信号を使用して移動トラツク数をカウントすると、DSPはトラツク数を誤つてカウントすることになる。このため、DSPは1回粗シーク動作だけで目標位置付近まで到達することが困難となる。従つて、シーク整定までの時間が大きくかかるという問題があつた。
因みに、目標位置が遠いとき上述の問題が顕著となる。なぜなら、目標位置が遠いとき、DSPは光ピツクアツプをデイスクの半径方向に高速で移動させる。このため、トラバース信号は高周波数となり、IDピツトによるパルス欠落期間がパルスの周期に比して大きくなる。従つて、シーク整定までの時間が大きく影響を受けることになる。一方、目標位置が近いとき、トラバース信号は低周波となり、パルスの周期がIDピツトによるパルス欠落期間に比して大きくなることにより、IDピツトの影響はアナログフイルタで除去することができる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録媒体と光束とを記録媒体の半径方向に相対的に移動させて目標位置に整定するまでの時間を従来に比して短縮し得る光記録及び/又は再生装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、光束を生成する発光手段と、光記録媒体と該光記録媒体に照射される光束とを相対的に移動させる移動手段と、光記録媒体に設定されたトラツクに対する光束の走査状態を検出した走査状態検出信号より、光束がトラツクを横断したタイミングに応じた横断タイミング検出信号を出力する横断タイミング検出手段と、該横断タイミング検出信号に基づいて、移動手段を制御する制御手段と、横断タイミング検出信号を受け付ける期間である検出ウインドウと該横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを設定する設定手段と、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合に、横断タイミング検出信号を補間する補間信号を生成する生成手段とを有し、設定手段が、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウを、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合から検出されない場合に移行する直前の検出ウインドウよりも短くすると共に、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウと横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した値が、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合におけるタイミング検出信号の周期の平均値とほぼ等しくなるように設定し、設定手段が設定した検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウと横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した期間に基づいて、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における補間信号の周期が設定されるようにした。
このように横断タイミング検出信号を検出した時から該横断タイミング検出信号を受け付けない期間を設けることによりノイズを除去することができ、また検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合から検出されない場合に移行する直前(通常モード)の検出ウインドウを長く、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合(補間モード)における検出ウインドウを短く取ると共に、ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウと横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した値が、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合におけるタイミング検出信号の周期の平均値とほぼ等しくなるように設定するようにしたことにより、なるべく横断タイミング検出信号を検出しつつ、検出されない場合には精度良く該横断タイミング検出信号の補間を行うことできる。
上述のように本発明によれば、横断タイミング検出信号を検出した時から該横断タイミング検出信号を受け付けない期間を設けることによりノイズを除去することができ、また検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合から検出されない場合に移行する直前の検出ウインドウを長く、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウを短く取ると共に、ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出されない場合における検出ウインドウと横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した値が、検出ウインドウ内で横断タイミング検出信号が検出される場合におけるタイミング検出信号の周期の平均値とほぼ等しくなるように設定するようにしたことにより、なるべく横断タイミング検出信号を検出しつつ、検出されない場合には精度良く該横断タイミング検出信号の補間を行うことできる。かくして光記録媒体と光束とを光記録媒体の半径方向に相対的に移動させて目標位置に整定するまでの時間を従来と比して一段と短縮し得る光記録及び/又は再生装置を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
図1は全体として光デイスク記録再生装置、例えば光磁気デイスク記録再生装置1を示し、コンピユータ用データをデイスク状光記録媒体、例えば光磁気デイスク2に記録再生する。光磁気デイスク記録再生装置1は、デイジタルで粗シーク動作するとき、光磁気デイスク2面上にプリフオーマツトされたIDピツトによるカウントエラーを補正して、目標位置付近に短時間で到達する。
光磁気デイスク記録再生装置1は、光ピツクアツプ固定部3内の発光手段、例えばレーザダイオード(図示せず)からレーザ光束を射出し、光ピツクアツプ可動部4を介して光磁気デイスク2に照射する。光磁気デイスク記録再生装置1は、光磁気デイスク2で反射されて得たレーザ光束を光ピツクアツプ固定部3内で2分割し、この2分割したレーザ光束による差分信号を走査状態検出信号、例えばトラツキングエラー信号として出力する。
光磁気デイスク記録再生装置1は、光ピツクアツプ固定部3と、光磁気デイスク2を回転するスピンドルモータ5とがメカデツキ6上に配されている。また光磁気デイスク記録再生装置1は、光ピツクアツプ固定部3とスピンドルモータ5との間のメカデツキ6上に配された移動手段、例えばリニアモータ7によつて、光ピツクアツプ可動部4を光磁気デイスク2の半径方向に駆動する。
図2に示すように、光磁気デイスク記録再生装置1のサーボ系8は、光ピツクアツプ固定部3よりトラツキングエラー信号S1を集積回路構成の横断タイミング検出手段、例えば2値化及びアナログ処理ブロツク9に与える。2値化及びアナログ処理ブロツク9は、トラツキングエラー信号S1を2値化して横断タイミング検出信号、例えば高速トラバース信号S2及び低速トラバース信号S3を生成する。2値化及びアナログ処理ブロツク9は、この高速トラバース信号S2及び低速トラバース信号S3を集積回路構成のタイミング通知手段、例えばトラバース信号補間ブロツク10に与える。
トラバース信号補間ブロツク10は、制御手段、例えばDSP11より与えられた制御信号S4に応じて、高速トラバース信号S2及び低速トラバース信号S3を切り換えて、現在のシーク速度でのトラバース信号S5としてDSP11に送出する。DSP11は、トラバース信号S5に基づいて、光ピツクアツプ固定部3が射出したレーザ光束のスポツトの現在位置を検出し、この位置に応じたサーボ定数を演算して生成する。
またDSP11は、サーボ定数に基づいた制御信号S6をドライバブロツク12に与えて駆動信号S7を生成させ、この駆動信号S7を光ピツクアツプ可動部4やリニアモータ7に出力する。
サーボ系8は、サーボがかかつた状態で以上の一連の動作を繰り返して、光磁気デイスク2面上のトラツクを走査する。
粗シーク動作するとき、DSP11は現在のトラツクの例えば絶対位置を記憶すると共に、リニアモータ7のサーボ動作をオフとしてリニアモータ7を駆動し、光ピツクアツプ可動部4を高速でスライドさせる。これにより、DSP11は、記憶した絶対位置をトラバース信号S5のパルス数だけ補正して、レーザ光束のスポツト位置を検出する。
このとき、トラバース信号補間ブロツク10は、DSP11に送出中の高速トラバース信号S2にパルス欠落が発生すると、補間パルスを生成して、この補間パルスをトラバース信号S5としてDSP11に送出する。
図3に示すように、トラバース信号補間ブロツク10は、高速トラバース信号S2を信号切換部13を介して高速トラバース信号処理部14に与えて、ウインドウ制御信号S9を生成させる。トラバース信号補間ブロツク10は、ウインドウ制御信号S9によつて所定の検出用待ち受け期間(以下、検出ウインドウという)を信号切換部13に設定し、この検出ウインドウ内でのみ高速トラバース信号S2のパルスを待つて検出させる。
因みに、検出ウインドウは、パルス周期に応じて増減する。またトラバース信号補間ブロツク10は、高速トラバース信号S2の欠落パルスを、欠落直前のパルス周期にほぼ等しい周期で補間する補間パルスS10を高速トラバース信号処理部14で生成させる。
さらにトラバース信号補間ブロツク10は、低速トラバース信号S3を信号切換部13を介して低速トラバース信号処理部15に与えて、低速トラバース信号S3を波形整形した低速トラバース信号S11を生成させる。トラバース信号補間ブロツク10は、シーク速度に応じたパラメータ値がDSP11によつてレジスタ部16に設定される。
これにより、トラバース信号補間ブロツク10は、パラメータ値の信号S12に応じて、高速トラバース信号S2及び低速トラバース信号S3を切り換えてトラバース信号S5として出力する。また高速トラバース信号S2に切り換えているときパルス欠落が発生すると、トラバース信号補間ブロツク10は、補間パルスS10をトラバース信号S5として出力する。
ウインドウ制御手段としての高速トラバース信号処理部14は、高速トラバース信号S2を平均値計測回路17に与え、例えば20〔MHz〕の基準クロツクのパルス数をカウントして高速トラバース信号S2の周期を計測させる。続いて、高速トラバース信号処理部14は、現在から過去に向かつて例えば4周期〜8周期分のパルスをカウントして得た計測結果を演算して平均値Tを生成させる。これにより、平均値Tは、光ピツクアツプ可動部4の移動速度に応じて刻々と更新されることになる。
このとき高速トラバース信号処理部14は、DSP11によつてレジスタ部16に設定されたパラメータ値の信号S13に応じて、通常モード及び補間モードを自動的に切り換えて、それぞれのモードに応じた平均値Tを平均値計測回路17に生成させる。即ち、通常モードのとき、高速トラバース信号処理部14は、高速トラバース信号S2のパルス周期を単純に平均した平均値Tを平均値計測回路17に生成させる。一方、補間モードのとき、高速トラバース信号処理部14は、補間モードに切り換える直前の平均値Tを平均値計測回路17に保持させる。
因みに、通常モードは、高速トラバース信号S2にパルス欠落が無いときの処理モードであり、補間モードは、高速トラバース信号S2にパルス欠落が発生したときの処理モードである。複数パルスによる平均値Tを生成する理由は、高速トラバース信号処理部14を使用する周波数域での現周期をTとし、1つ前の周期をTn−1とする比(T/Tn−1)が限りなく1に近いためであり、誤差を減少させることを目的としている。
高速トラバース信号処理部14は、平均値Tを示す測定信号S14を期間計算回路18に与えて、高速トラバース信号S2のパルスを検出した後のパルスを検出させない期間n0Tと、期間nT及び検出ウインドウでなる期間mTと、補間モードのときのパルスを検出させない期間nTとを演算して生成させる。
このとき高速トラバース信号処理部14は、演算用パラメータm、n及びnがDSP11によつてレジスタ部16に設定され、このパラメータ値の信号S15を期間計算回路18に与える。また高速トラバース信号処理部14は、補間モードのとき、補間モードに入つた直前の平均値Tを使用して期間nTを演算する。
高速トラバース信号処理部14は、期間nT、mT及びnTを示す期間信号S16を期間計算回路18よりウインドウ制御及び補間パルス生成回路19に与える。これにより、高速トラバース信号処理部14は、ウインドウ制御及び補間パルス生成回路19で期間nT及びmTに基づいたウインドウ制御信号S9を生成させ、このウインドウ制御信号S9を信号切換部13に与える。
高速トラバース信号処理部14は、ウインドウ制御及び補間パルス生成回路19で例えば20〔MHz〕の基準クロツクを所定タイミングで取り出して補間パルスS10として出力する。
図4に示すように、通常モードのとき、信号切換部13は、ウインドウ制御信号S9で検出ウインドウ(m−n)Tが設定され、この検出ウインドウ(m−n)Tのときだけ高速トラバース信号S2のパルスを受け付けて検出する。信号切換部13は、高速トラバース信号S2のパルスを検出してトラバース信号S5をDSP11に送出すると、期間nTが経過する迄、他のパルスを受け付けなくなる。
この後、信号切換部13は、再び検出ウインドウ(m−n)Tのときだけ高速トラバース信号S2のパルスを受け付ける。この状態で、高速トラバース信号S2のパルスを検出できないと、信号切換部13は、補間パルスS10をトラバース信号S5として出力し、自動的に補間モードに切り換えられる。続いて、信号切換部13は、補間パルスS10を出力し、期間nTが経過する迄、他のパルスを受け付けなくなる。
補間モードのとき、信号切換部13は、ウインドウ制御信号S9で検出ウインドウ(1−n)Tが設定され、この検出ウインドウ(1−n)Tのときだけ高速トラバース信号S2のパルスを受け付ける。この状態で、高速トラバース信号S2のパルスを検出できないと、信号切換部13は、補間パルスS10をトラバース信号S5として出力し、補間モードに維持されて、上述の補間モードの動作を繰り返す。パルス欠落期間が大きいと、信号切換部13は、補間パルスS10を繰り返し送出することになる。
このようにして、検出ウインドウを固定せず、過去の高速トラバース信号S2の複数パルスによる周期の平均値Tを用いていることにより、補間パルスの周期がパルス欠落直前の周期にほぼ一致して、カウント数を補正する精度を向上させることができる。またトラバース信号のパルスの立ち上がり直後にパルスを受け付けない期間nT及びnTを設けることにより、トラバース信号欠落前後に発生しやすいリンギング的なノイズによる誤カウントを防ぐ。
因みに、補間モードのとき、通常モードから補間モードに切り換えた直後のように、なるべくトラバース信号が来ることを期待して検出ウインドウを大きく設定すると、補間パルスの周期が急速に増大して、カウント数を補正する精度が低下することになる。この現象を回避するため、高速トラバース信号処理部14は、ウインドウパラメータmの値を通常モードと補間モードとで例えば1.5 から1 に切り換える。これにより、高速トラバース信号S2のパルスの未検出のときにも精度良く補間することができる。従つて、高い周波数帯域で補間パルス数が1つから 100個までも、高速トラバース信号S2のパルス欠落を精度良く補間することができる。
図3に示すように、低速トラバース信号処理部15は、トラバース信号S5に対応させてDSP11でレジスタ部16に設定されたパラメータ値の信号S17をサンプリングクロツク生成回路20に与える。低速トラバース信号処理部15は、サンプリングクロツク生成回路20で生成するサンプリングクロツクS18の周期が例えば8種類の周期から信号S17に応じた周期に設定される。
低速トラバース信号処理部15は、設定された周期のサンプリングクロツクS18をパルスノイズ除去回路21に与える。これにより、図5に示すように、低速トラバース信号S3に混入したIDピツトによるノイズ成分が除去されて、波形整形した低速トラバース信号S11がパルスノイズ除去回路21で生成される。
以上の構成において、図6に示すように、光磁気デイスク2の例えば最内周のトラツクから最外周のトラツクに粗シーク動作し、光ピツクアツプ可動部4のスピードが最内周のトラツク及び最外周のトラツクで0となり、この中間のトラツクで最大となる場合を考える。この場合、斜線で示す最内周及び最外周のトラツク付近では、トラバース信号S5が低周波となつて、トラバース信号補間ブロツク10は、低速トラバース信号S11をトラバース信号S5として出力する。
一方、最内周及び最外周のトラツク付近を除く領域にあると、トラバース信号S5が高周波となつて、トラバース信号補間ブロツク10は、高速トラバース信号S2又は補間パルスをトラバース信号S5として出力する。
低速トラバース信号S11から高速トラバース信号S2に切り換えると、高速トラバース信号処理部14は図7に示すパルスカウント処理手順に従って動作する。即ち、高速トラバース信号処理部14は、ステツプSP0から入り、ステツプSP1において、初期化済か否かを判断する。ステツプSP1において否定結果を得ると、初期化されていないと判断してステツプSP2に移る。
ステツプSP2において、高速トラバース信号処理部14は、初期化を始めて、ステツプSP1に戻り上述のステツプSPを繰り返す。ステツプSP1において肯定結果を得ると、高速トラバース信号処理部14は、初期化済と判断してステツプSP3に移り、光ピツクアツプ可動部4のスピードに応じて設定されている検出ウインドウを動作させてステツプSP4に移る。
ステツプSP4において、高速トラバース信号処理部14は、高速トラバース信号S2のパルスを検出したか否かを判断する。ステツプSP4において肯定結果を得ると、高速トラバース信号処理部14はステツプSP1に戻り上述の手順を繰り返す。ここで、ステツプSP4において否定結果を得ると、高速トラバース信号処理部14は高速トラバース信号S2のパルスを検出できなかつたと判断してステツプSP5に移る。ステツプSP5において、高速トラバース信号処理部14は、補間パルスS10をトラバース信号S5としてDSP11に与えてステツプSP3に戻り上述の手順を繰り返す。
このようにして、高周波数領域でカウント誤差を一段と減少させることができることにより、光記録デイスク2面上にプリフオーマツトされたIDピツトの影響によるシーク時間の増加を抑えることができる。従つて、粗シーク時間を一段と減少させることができる。
以上の構成によれば、高速で粗シーク動作させるとき、トラツキングエラー信号S1に基づいて得た高速トラバース信号S2のパルスの欠落を検出し、このパルスの欠落期間に、補間パルスS10を出力して、レーザ光束がトラツクを横断するタイミングをDSP11に通知するトラバース信号補間ブロツク10を設けたことにより、光磁気デイスク2を粗シーク動作するときのシーク時間を従来に比して一段と短縮することができる。
また高速トラバース信号S2の複数パルスによる周期の平均値Tと、周波数に応じてDSP11でパラメータm、n及びnの値を調節して、検出ウインドウ内の高速トラバース信号S2のパルスを検出した直後や、補間パルスS10を出力した直後に、他のパルスを受け付けない期間を設けたことにより、光ピツクアツプ側の特性の不揃いによる、ID部のトラバース信号への影響の差異をトラバース信号補間ブロツク10側で吸収することができる。
さらにハードウエアで自動的に欠落パルスを補間することにより、フアームウエアコードサイズや設計者への負担を軽減することができる。さらに設定可能なパラメータが多いことにより、光記録デイスク毎の特性の差異も吸収することができる。
なお上述の実施例においては、データを記録する際に、レーザダイオードが射出するレーザ光で加熱し、磁化方向を反転させて記録する光磁気デイスク2に記録する光磁気デイスク記録再生装置1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データを記録する際に、任意の発光手段より得た光束を照射し、記録面の蒸発、溶融等の変形や、光物性値の変化等、任意の変化を与えて記録や再生する光デイスク記録再生装置にも適用できる。この場合にも上述と同様の効果を得ることができる。
また上述の実施例においては、プリフオーマツトされたIDピツトによる反射率の変化を原因として発生した高速トラバース信号S2のパルス欠落によるトラツク位置情報の誤りを補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、任意の原因により発生した高速トラバース信号S2のパルスの欠落によるトラツク位置情報の誤りを補正する場合にも適用できる。
さらに上述の実施例においては、DSPで制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロコンピユータや他の制御用集積回路等のインテリジエンスチツプで制御する場合にも適用できる。
本発明は、光デイスクを記録媒体とする光デイスク記録再生装置において広く利用できる。
本発明による光デイスク記録再生装置の一実施例による光磁気デイスク記録再生装置を示す斜視図である。 実施例による光磁気記録再生装置のサーボ系の構成を示すブロツク図である。 トラバース信号補間ブロツクの構成を示すブロツク図である。 パルス欠落の補間状態の説明に供するタイミング図である。 低速トラバース信号の整形状態を示すタイミング図である。 シーク動作のときのトラツク位置に対するシークスピードの例を示す略線図である。 パルスカウント処理手順を示すフローチヤートである。
符号の説明
1……光磁気デイスク記録再生装置、2……光磁気デイスク、3……光ピツクアツプ固定部、4……光ピツクアツプ可動部、5……スピンドルモータ、6……メカデツキ、7……リニアモータ、8……サーボ系、9……2値化及びアナログ処理ブロツク、10……トラバース信号補間ブロツク、11……DSP、12……ドライバブロツク、13……信号切換部、14……高速トラバース信号処理部、15……低速トラバース信号処理部、16……レジスタ部、17……平均値計測回路、18……期間計算回路、19……ウインドウ制御及び補間パルス生成回路、20……サンプリングクロツク生成回路、21……パルスノイズ除去回路。

Claims (3)

  1. 光束を生成する発光手段と、
    光記録媒体と該光記録媒体に照射される上記光束とを相対的に移動させる移動手段と、
    上記光記録媒体に設定されたトラツクに対する上記光束の走査状態を検出した走査状態検出信号より、上記光束が上記トラツクを横断したタイミングに応じた横断タイミング検出信号を出力する横断タイミング検出手段と、
    該横断タイミング検出信号に基づいて、上記移動手段を制御する制御手段と、
    上記横断タイミング検出信号を受け付ける期間である検出ウインドウと該横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを設定する設定手段と、
    上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合に、上記横断タイミング検出信号を補間する補間信号を生成する生成手段と
    を有し、
    上記設定手段は、
    上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合における上記検出ウインドウを、上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出される場合から検出されない場合に移行する直前の上記検出ウインドウよりも短くすると共に、上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合における上記検出ウインドウと上記横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した値が、上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出される場合における上記タイミング検出信号の周期の平均値とほぼ等しくなるように設定し、
    上記設定手段が設定した上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合における上記検出ウインドウと上記横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した期間に基づいて、上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合における上記補間信号の周期が設定される
    ことを特徴とする光記録及び/又は再生装置。
  2. 上記移動手段の上記光記録媒体における位置情報は、上記トラツクの絶対位置情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録及び/又は再生装置。
  3. 上記設定手段は、
    上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出されない場合における上記検出ウインドウと上記横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した期間が、上記検出ウインドウ内で上記横断タイミング検出信号が検出される場合から検出されない場合に移行する直前の上記検出ウインドウと上記横断タイミング検出信号を受け付けない期間とを加算した期間よりも短くなるように設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録及び/又は再生装置。
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