JP3959595B2

JP3959595B2 - Skin cleanser containing extract from Udo

Info

Publication number: JP3959595B2
Application number: JP2001117111A
Authority: JP
Inventors: 年晴八木; 治雄中澤; 友岳森田
Original assignee: 株式会社マグノール
Priority date: 2001-04-16
Filing date: 2001-04-16
Publication date: 2007-08-15
Anticipated expiration: 2021-04-16
Also published as: JP2002316922A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウドからの抽出物を含む皮膚洗浄料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、食用としているウドの茎や葉からエタノール等により抽出した抽出物を生鮮牛肉、生鮮レタスなどの匂い、味などを長期に維持するために食品保存剤として使用する提案（特開平５−１２３１４０号公報）や、ウドの茎や葉からエタノール等により抽出した抽出物をヘルペスなどウィルスによる治療薬に用いる提案（特開平６−２１９９５９号公報）や、ウドの茎や葉からエタノール等により抽出した抽出物を入浴剤に用いる提案（特開平１０−７５４６号公報）がなされている。
従来のウドの茎や葉からエタノール等により抽出した抽出物は、食品保存剤や治療薬として抗菌性が必ずしも十分なものとは言えず、エタノール可溶性の有効成分と共に微生物の栄養分となる水溶性栄養成分を包含しているため、抽出物を水で希釈して有効成分の濃度が薄くなると保存中に微生物が増殖して変質するという問題があった。
この問題を解決するために、本出願人は、先に、保存中に微生物が増殖して変質することがなく、安定性に優れる上、環境汚染や毒性などの恐れがなく、安全に使用できるウドの抽出物およびその製造方法（特開２００１−２７０８３４号公報）を提案した。
【０００３】
一方、石けんにフェノール、クレゾールなどのフェノール類およびその誘導体、パラクロロフェノール、オルトベンジルパラクロロフェノールなどのハロゲン化フェノール類およびその誘導体、およびトコフェロール類を配合した抗菌性石けんが提案されている（特開昭５４−１２３１０６号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、石けんなどに含まれるフェノール、クレゾールなどのフェノール類およびその誘導体、パラクロロフェノール、オルトベンジルパラクロロフェノールなどのハロゲン化フェノール類およびその誘導体などは、肌に直接接触させて使用するため、肌荒れやアレルギーなどの発症が問題となっている。
そのため、このような化学合成品ではなく、天然由来の物質を使用し皮膚在住菌に対する抗菌活性を有する皮膚洗浄剤が強く求められている。
本発明の目的は、従来の化学物質を主成分とする製品と異なり、環境汚染や毒性等が少なく安全に使用できる天然由来の物質を利用した皮膚洗浄剤であって、肌荒れやアレルギーなどの発症がない上、皮膚在住菌に対する抗菌活性を有する新規な皮膚洗浄剤を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は課題を解決するために鋭意研究した結果、本出願人が先に提案した天然由来の物質であるウドの抽出物が皮膚洗浄剤の抗菌成分として有効であることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明の請求項１は、ウド根部を細断及び／又は粉砕、乾燥してウド根部の乾燥断片及び／又は粉末を作り、水により煮出して微生物の栄養分となる水溶性栄養成分を除去し、微生物の栄養分となる水溶性栄養成分を除去したウド根部の断片及び／又は粉末を乾燥し、乾燥したウド根部の断片及び／又は粉末に対してエタノールを使用して有効成分を抽出して作った有効成分を含むエタノールの溶液、
あるいは前記エタノール溶液を水を用いて希釈した溶液からなる
ウド（学名：Ａｒａｌｉａｃｏｒｄａｔａ）からの抽出物であって、微生物の栄養分となる水溶性栄養成分を含まず、細菌に対する高い抗菌性を有する抽出物を含有することを特徴とする皮膚洗浄料である。
【０００６】
本発明の請求項２は、請求項１記載の皮膚洗浄料において、ビタミンＣおよび／または食用有機酸を添加してｐＨ４〜５に調整したことを特徴とする。
【０００７】
本発明の請求項３は、請求項１あるいは請求項２記載の皮膚洗浄料において、にきびの改善用に使用することを特徴とする。
【０００８】
本発明の皮膚洗浄料は、ウドからの抽出物を抗菌成分として含有することにより、皮膚洗浄料の有する本来の特性を損なうことなく、黄色ブドウ状球菌、大腸菌などの有害細菌に対する高い抗菌性を付与することができ、顔・全身を洗浄するための洗浄料として有用である上、ウドからの抽出物中の有効成分が人の皮膚によく付着しかつ馴染み、水で洗っても流出しにくいなどの理由により作用効果が維持・持続するので、例えばにきびの改善効果がある。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に本発明を詳細に説明する。
本発明の皮膚洗浄料は、具体的には、例えば、化粧石けん、透明石けん、浮石石けん、薬用石けん、デオドラント石けんなどの固形洗浄料、さらにはコンバーあるいはシンデットバーとよばれる脂肪酸モノグリセリド硫酸、脂肪酸メタルタウリッド、脂肪酸イセチオン酸エステル、ドデシル硫酸などのナトリウム塩をそれぞれ主原料とした中性の固形洗浄料、Ｎ−アミルグルタミン酸モノナトリウム塩を主剤とした弱酸性の低刺激性固形洗浄料、ラウリル硫酸エステルのトリエタノールアミン塩、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルのラウロイルサルコシン酸などを主剤とし、一般にボデイシャンプーや洗顔料、全身洗浄料と称される液状またはクリーム状洗浄料、特殊舞台化粧料の洗浄に用いられる有機溶剤含有の液体クレンジング、無水油性クリームで映画・演劇などで使用されるドーランを落とすために使われるリクイファイニングクリーム、メイクアップ化粧の主流を占める油性化粧料を落とすのに適しているＷ／Ｏ型およびＯ／Ｗ型クレンジングクリーム、クレンジングクリームを乳液状にした乳化系クレンジングローション、化粧水タイプのクレンジングローション、石けんの洗浄作用を保持しながらメイクアップや肌の汚れを洗い落とすクレンジングフォームなどを挙げることができる。
【００１０】
本発明の皮膚洗浄料は、ウドからの抽出物を抗菌成分として含有すること以外は特にその成分を指定されるものではなく、顔・全身の洗浄に用いられるものであればよく、その形態も固形、液状、クリーム状、乳液状、泡状、ゲル状、粉末状のいずれでもよい。
【００１１】
本発明の皮膚洗浄料にはラノリンなどの油性成分、プロピレングリコールなどの保湿剤、水溶性高分子物質、タルク、カオリン、チタン白などの粉末類、ビタミンなどの薬剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、色素、香料などの他にパラベンなどの従来皮膚洗浄料に使用されている抗菌剤あるいはその他の成分を本発明の作用効果を損なわない範囲で含有せしめることができる。
【００１２】
本発明の皮膚洗浄料はアルカリ性〜中性〜酸性のいずれの範囲においても効果を発揮するので、特に限定されない。しかし、アルカリ性の場合より中性〜酸性の場合の方が抗菌性が高いので好ましく、さらに酸性物質を添加してｐＨ４〜５の範囲に調整するとさらに抗菌性が高いので特に好ましい。
【００１３】
本発明で用いる酸性物質は安全性の高いものであればよく特に限定されるものではない。
中でも、ビタミンＣなどのビタミンやグルコノデルタラクトン、食用として認められている食用酸は好ましく使用できる。食用有機酸としては、具体的には例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、グルコン酸、乳酸、酢酸、アジピン酸、フィチン酸、アスコルビン酸あるいはこれらの２種以上の混合物などを挙げることができる。
【００１４】
本発明の皮膚洗浄料において、ウドからの抽出物の添加量はウドからの抽出物の殺菌効果などの作用効果が安定的に発揮され維持される範囲であればよく特に限定されない。しかし、ウドからの抽出物を皮膚洗浄料全体に対して約１容量％程度添加して、接触法によるブドウ状球菌に対する活性が皮膚洗浄剤１ｇ当たり１ユニット以上となるようにすることが好ましい。１ユニット未満ではウドからの抽出物の殺菌効果などの作用効果が安定的に発揮されない恐れがあり、また安定的に維持されない恐れがある。ウドからの抽出物の添加量の上限は、皮膚洗浄料の種類によっても異なるが、あまり多量に添加すると本発明の皮膚洗浄料の洗浄作用などを損うなどの恐れがあるので、皮膚洗浄料の作用効果全体を考えて選定される。
なお、１ユニットとは、試料１ｍｌ当たり黄色ブドウ状菌を２０万個添加し３０℃、３０分間加温した時、全ての黄色ブドウ状菌を殺菌できる活性と定義する。
【００１５】
本発明の皮膚洗浄料に含有するウドからの抽出物中の有効成分は人の皮膚によく付着しかつ馴染み、水で洗っても流出しにくい特性がある。したがって、作用効果が長期わたって維持・持続するという効果がある。
本発明の皮膚洗浄料は有効成分は人の皮膚によく付着しかつ馴染み、水で洗っても流出しにくいなどの効果、洗浄効果、殺菌効果、その他の各種効果の相乗作用によって例えばにきびに対して優れた改善効果がある。なお本発明の皮膚洗浄料がにきびに対して優れた改善効果がある理由は上記の理由に限定されず、他の理由の存在も否定できない。
【００１６】
次に本発明において用いるウドからの抽出物について述べる。
本発明者等はウドの各部から抽出した抽出物について抗菌性に差異があることを見出した。それによると、ウドの茎部からの抽出物よりも根部からの抽出物の方が抗菌性が優れていることが判明した。
そこで、本発明で用いるウドからの抽出物の一実施形態であるウドの根部を用いた例について説明する。この場合、ウドの根部とは根系全般であって、地上部以外の全ての部分を含む。周知のように、ウドは日本全土の山地で自生し畑で栽培もされる多年草であり、茎は太く円柱形で高さは１．５ｍ内外、葉は柄があり互生で毛があり、夏に茎の上部に円錐形の散形花序をなし、淡緑色の小花をつける。
本発明では、天然物でも、栽培物でも、これらの混合物でもいずれも用いることができる。ウドは栽培による多量生産が可能であり、２〜３年肥培管理した根系を用いることが好ましい。更に、株分けした根株を春から秋まで畑で肥培管理し、充実した根系を用いることもできる。
【００１７】
ウド根部からの抽出物は、黄色ブドウ状球菌、大腸菌等の細菌に対する高い抗菌性を有することから、ウドの茎や葉などに含まれる有効成分［（−）−ピラマ−８（１４）１５−ジエン−１９酸、ファルカリンジオール、ジヒドロファルカリンジオール、アグノロール（ＩＵＰＡＣＣ名：５，５’ジアリル−２，２’−ジヒドロキシビフェニル）］以外に、ウド根部特有の有効成分を含むものと考えられる。
しかし、ウド根部の有効成分は、日常食用としているウドから抽出されるものであるため、毒性は認めることができず安全性が高いものである。
【００１８】
次に、ウド根部から有効成分を含む抽出物を製造する方法について説明する。工程（１）において、ウド根部を細断及び／又は粉砕し、それを乾燥して乾燥断片（例えば、約２ｍｍ幅の断片）及び／又は粉末（以下、まとめて断片と称すことがある）を作る。この断片を更に粉砕した粉末を用いることもできる。粉砕の程度は特に限定されない。乾燥の程度も特に限定されないが、含有水分が５質量％以下、好ましくは１質量％以下になるように乾燥するのが好ましい。
【００１９】
工程（２）において、ウド根部の乾燥断片を水により煮出して微生物の栄養分となるグルコース、アミノ酸、蛋白質、炭水化物などの水溶性栄養成分を除去する。
使用する水の量は、ウド根部乾燥断片に対して３〜２５質量倍の水を使用することが好ましく、更に好ましくはウド根部乾燥断片に対して５〜２０質量倍、特に好ましくは８〜１５質量倍の水を使用することが望ましい。３質量倍未満の水の使用量では、水が馴染まず現実的に調製が困難であり、２５質量倍を超える水を使用すると、不経済となる。
ウド根部の乾燥断片を水により煮出す条件は、グルコース、アミノ酸、蛋白質、炭水化物等の水溶性栄養成分を水中に抽出して除去できるような条件であれば特に限定されないが、約８０〜１００℃で約３０分〜２時間程度処理することにより、これらの水溶性栄養成分をほぼ完全に水中に抽出して除去することができる。
【００２０】
工程（３）において、微生物の栄養分となる水溶性栄養成分を除去したウド根部の断片を、次の工程（４）においてエタノールによる抽出処理を容易に効率よく行うために、乾燥する。
乾燥の程度は特に限定されないが、含有水分が５質量％、好ましくは１質量％以下になるように乾燥するのが好ましい。
【００２１】
工程（４）において、乾燥したウド根部の断片からエタノールや、エタノールを含む水溶液（例えば、エタノール８０％の水溶液）により有効成分を抽出して有効成分を含むエタノールの溶液を作る。
【００２２】
これらのエタノールによる抽出は、公知の方法で行うことができる。好ましい方法としては、ソックレー抽出器等を用いて使用する低級アルコール或は低級アルコール以外の有機溶媒の沸点下で還流させて抽出する方法を挙げることができる。
【００２３】
使用するエタノールの量は、乾燥したウド根部の断片に対して３〜２５質量倍が好ましく、更に好ましくは５〜２０質量倍、特に好ましくは８〜１５質量倍が望ましい。
【００２４】
３質量倍未満では、黄色ブドウ状球菌、大腸菌などの細菌に対する高い抗菌性を有する有効成分を完全にエタノール中に抽出できない恐れがあり、２５質量倍を超えるエタノールを使用すると、前記有効成分以外の雑成分が抽出されて効能が低下する恐れがあると共に不経済となる。
【００２５】
更に、工程（５）において、工程（４）で得られた前記有効成分を含むエタノール溶液を水で希釈する。前記有効成分を含むエタノール溶液はそのまま使用することもできるが、通常は水で希釈して使用に供する。
希釈する水としては、有効成分を含むエタノール溶液に対して５〜５００質量倍の水を使用することが好ましく、更に好ましくは６〜２００質量倍、特に好ましくは１０〜１００質量倍の水を使用することが望ましい。５質量倍未満の水の使用量では、有効成分の濃度が高すぎる場合があり、５００質量倍を超える水を使用すると、有効成分の濃度が低くすぎて効果が発揮できない恐れがある。
【００２６】
本発明で用いるウド根部からの抽出物は、通常、食用に供されているウドから抽出されたものであって、従来の化学物質を主成分とする製品と異なり、環境汚染や毒性等が少なく安全に使用できる。このウド根部からの抽出物には、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、酸化防止剤、粘度調整剤、顔料、色素、香料等の添加剤を添加することができる。
【００２７】
前記有効成分を含むエタノール溶液を適量の水で希釈したウド根部からの抽出物は、そのまま或は、濾過や遠心分離にかけ、固形のゴミ等の不溶物や不純物を取り除いた後、使用することが好ましい。
【００２８】
【実施例】
次に、実施例および比較例によって本発明を説明するが、本発明の主旨を逸脱しない限り本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
（ウドからの抽出物の調製例）
ウド根部をカッターで約２ｍｍ幅程度に細断し、それを通風下、常温で約２４時間乾燥した乾燥断片１００ｇを水１ｋｇに浸し、２時間煮沸して、微生物の栄養分となるグルコース、アミノ酸、蛋白質、炭水化物などの水溶性栄養成分を水中に抽出して除去した後、水切り袋に入れ、大気中、室温下で２４時間乾燥させた。乾燥したウド根部の断片に対して２０質量倍の８０％エタノールを添加し、２時間還流した。得られた有効成分を含むエタノール溶液に対して１０質量倍の水により希釈してウド根部からの抽出物を得た。
【００２９】
ウド根部からの抽出物を食品分析した結果、グルコース、アミノ酸、蛋白質、炭水化物などの水溶性栄養成分は含まれていなかった。
【００３０】
このようにして得られたウド根部からの抽出物の黄色ブドウ状球菌、大腸菌等の細菌に対する抗菌性を試験した結果を次に示す。
【００３１】
（抗菌性試験１）
ウド根部からの抽出物１ｍｌに大腸菌（ＥｓｃｈｅｒｉｃｈｉａｃｏｌｉＫ１２及びＥｓｃｈｅｒｉｃｈｉａｃｏｌｉＢ）を約１０⁴ 個添加し、室温で３０分〜２４時間放置した。放置した菌体液をＬＢ倍地に植菌したところ、個体・液体倍地ともに大腸菌の増殖は全く認められなかった。
【００３２】
（抗菌性試験２）
ウド根部からの抽出物１ｍｌに黄色ブドウ状球菌（Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓａｕｒｅｕｓ）を約１０⁶ 個添加し、すぐに菌体液を２０μｌＬＢ倍地に植菌したところ、個体・液体倍地ともに黄色ブドウ状球菌の増殖は全く認められなかった。
【００３３】
（抗菌性試験３）
ウド根部からの抽出物を更に水で５〜１０質量倍希釈し、黄色ブドウ状球菌（Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓａｕｒｅｕｓ）を約１０⁶ 個添加し、室温で３０分〜２４時間放置した。放置した菌体液をＬＢ倍地に植菌したところ、個体・液体倍地ともに黄色ブドウ状球菌の増殖は全く認められなかった。
【００３４】
（実施例１）
上記ウドからの抽出物を用いて下記の組成の固形石けん（スキンソープ）（本発明の皮膚洗浄剤）を作った。なお％は質量％を示す。
石けん素地７９％
白糖１６％
濃グリセリン２．８％
ヒドロキシジエタンスルホン酸０．２％
精製水１％
ウド根部からの抽出物１％
全体のｐＨは１０．１であった。
【００３５】
パネルメンバー（女子大生）１０人（Ａ〜Ｊ）にこの固形石けん（スキンソープ）（本発明の皮膚洗浄剤）を用いて１日に１〜２回洗顔するのを１週間続けるテストを行ってもらい、下記の評価基準により(1).洗浄力、(2).泡立ち、(3).洗浄後の肌のすっきり感、(4).香り、(5).肌荒れ、にきびなどの改善および(6).総合評価を行った。パネルメンバー各人（Ａ〜Ｊ）の各評価項目毎の評価結果を表１に示す。そして各評価項目毎の平均評価結果を図１に示す。
【００３６】
評価基準：
(1) 洗浄力
１悪い
２少し悪い
３普通
４まあまあよい
５非常によい
【００３７】
(2) 泡立ち
１悪い
２少し悪い
３普通
４まあまあよい
５よい
【００３８】
(3) 洗浄後の肌のすっきり感
１よくない
２少しよくない
３普通
４すこしすっきりする
５すっきりする
【００３９】
(4) 香り
１気になる
２少し気になる
３普通
４まあまあよい香り
５よい香り
【００４０】
(5) 肌荒れ、にきびなどの改善
１悪くなった
２少し悪くなった
３変化なし
４少し改善された
５改善された
【００４１】
(6) 総合評価
１悪い
２少し気になる
３普通
４よい
５非常によい
【００４２】
【表１】

【００４３】
表１および図１から、この固形石けん（スキンソープ）（本発明の皮膚洗浄剤）は、各評価項目（(1).洗浄力、(2).泡立ち、(3).洗浄後の肌のすっきり感、(4).香り、(5).肌荒れ、にきびなどの改善）に優れており、(6).総合評価も高いことが判る。
【００４４】
次にこの固形石けん（スキンソープ）（本発明の皮膚洗浄剤）の黄色ブドウ状球菌に対する殺菌効果をテストした。
テスト方法：
固形石けんを１．０×１．０×０．２ｃｍの小片とした。
一方、濾紙を０．５×０．５ｃｍに切って、オートクレーブ滅菌した後、２×１０⁷ ｃｅｌｌｓ／ｍｌの菌液にこの濾紙を浸した。浸した濾紙を室温１分処理あるいは３０℃３０分処理を行った後、１ｍｌの滅菌生理食塩水中で攪拌して懸濁液を作った。この懸濁液１０μｌをＬＢ寒天培地に塗布し、３０℃で菌体を培養し、コロニーの生育の具合を観察した。
ウド根部からの抽出物を添加しなかった以外は実施例１と同様にして比較のための固形石けん（スキンソープ）を作り同様にして黄色ブドウ状球菌に対する殺菌効果をテストした。
テストの結果、本発明の固形石けん（スキンソープ）で室温１分処理したものは比較の固形石けん（スキンソープ）よりコロニー数が大きく減少した。一方、本発明の固形石けん（スキンソープ）で３０℃３０分処理を行ったものはコロニーが生じなかった。
【００４５】
（実施例２）
上記ウドからの抽出物を含有する下記の組成の液状全身洗浄料（本発明の皮膚洗浄料）およびクレンジングフォーム（本発明の皮膚洗浄料）を実施例１とほぼ同様にして作り、実施例１と同様にして評価を行った。ただし液状全身洗浄料については８週間、入浴の際に使用し、クレンジングフォームについては３０日間、毎晩、化粧料を落とし皮膚の洗浄に使用した。
【００４６】
（液状全身洗浄料）
ラウリン酸２．５％
ミリスチン酸７．５％
パルミチン酸２．５％
オレイン酸２．５％
ラウリルジエタノールアミド５．０％
プロピレングリコール１０．０％
グリセリン５．０％
砂糖５．０％
苛性カリ３．６％
ウド根部からの抽出物１％
香料適量
染料適量
金属イオン封鎖剤適量
精製水残部
【００４７】
（クレンジングフォーム）
ステアリン酸１０．０％
ラウリン酸４．０％
ミリスチン酸１２．０％
パルミチン酸１０．０％
オレインアルコール１．５％
ラノリン誘導体１．０％
グリセリン１８．０％
水酸化カリウム６．０％
ウド根部からの抽出物１％
香料適量
精製水残部
【００４８】
この液状全身洗浄料（本発明の皮膚洗浄剤）、クレンジングフォーム（本発明の皮膚洗浄剤）は、各評価項目（(1).洗浄力、(2).泡立ち、(3).洗浄後の肌のすっきり感、(4).香り、(5).肌荒れ、にきびなどの改善）に優れており、(6).総合評価も高かった。
また、この液状全身洗浄料、クレンジングフォームは、実施例１の結果と同様の優れた殺菌効果を示した。
【００４９】
【発明の効果】
本発明の請求項１記載の皮膚洗浄料は、従来の化学物質を主成分とする製品と異なり、環境汚染や毒性等が少なく安全に使用できる天然由来の物質であるウドの抽出物を抗菌成分として含有するので、肌荒れやアレルギーなどの発症がない上、皮膚在住菌に対する抗菌活性を有するという顕著な効果を奏する。
【００５０】
本発明の請求項２記載の皮膚洗浄料は、ビタミンＣおよび／または食用有機酸を添加してｐＨ４〜５に調整したので、請求項１記載の皮膚洗浄料と同じ効果を奏するとともに安定してさらに高い抗菌活性を有するという顕著な効果を奏する。
【００５１】
本発明の請求項３記載の皮膚洗浄料は、請求項１記載の皮膚洗浄料と同じ効果を奏するとともににきびの改善用に好適であるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 (1).洗浄力、(2).泡立ち、(3).洗浄後の肌のすっきり感、(4).香り、(5).肌荒れ、にきびなどの改善および(6).総合評価を行った際の各評価項目毎の平均評価結果を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a skin cleanser comprising an extract from udder.
[0002]
[Prior art]
A proposal to use an extract extracted from edible stalks and leaves with ethanol or the like as a food preservative in order to maintain the smell, taste, etc. of fresh beef and fresh lettuce for a long period of time (Japanese Patent Laid-Open No. 5-123140) No.), proposals using extracts extracted from udder stems and leaves with ethanol, etc., for therapeutic drugs with viruses such as herpes (Japanese Patent Laid-Open No. 6-219959), extraction from udder stems and leaves with ethanol, etc. A proposal (JP-A-10-7546) for using an extract as a bathing agent has been made.
Extracts extracted from traditional udder stems and leaves with ethanol, etc., are not necessarily antibacterial as food preservatives or therapeutic agents, and water-soluble nutrients that serve as nutrients for microorganisms along with ethanol-soluble active ingredients Since the components are included, there is a problem that microorganisms grow and deteriorate during storage when the extract is diluted with water and the concentration of the active ingredient is reduced.
In order to solve this problem, the applicant does not proliferate or deteriorate microorganisms during storage, and is excellent in stability and can be used safely without fear of environmental pollution or toxicity. An extract of udo and a production method thereof ( Japanese Patent Laid-Open No. 2001-270834) have been proposed.
[0003]
On the other hand, antibacterial soaps in which phenols such as phenol and cresol and derivatives thereof, halogenated phenols and derivatives such as parachlorophenol and orthobenzyl parachlorophenol, and tocopherols have been proposed. No. 54-123106).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, phenols and their derivatives, such as phenol and cresol, which are contained in soaps, and halogenated phenols and their derivatives, such as parachlorophenol and orthobenzylparachlorophenol, are used in direct contact with the skin. And onset of allergies are a problem.
For this reason, there is a strong demand for skin cleansing agents that have antibacterial activity against bacteria living in the skin using naturally derived substances rather than such chemically synthesized products.
The purpose of the present invention is a skin cleanser that uses a naturally-occurring substance that is safe to use and has little environmental pollution or toxicity, unlike conventional chemical-based products. The present invention also provides a novel skin cleanser having antibacterial activity against skin-resident bacteria.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the problems, the present inventors have found that an extract of udo, which is a naturally-derived substance previously proposed by the applicant, is effective as an antibacterial component of a skin cleanser. The invention has been completed.
Claim 1 of the present invention is to cut and / or pulverize the udder root, dry it to make a dried fragment and / or powder of the udd root, boil it with water to remove water-soluble nutritional components that become nutrients of microorganisms, Made from dried udder root fragments and / or powder from which water-soluble nutrients, which are nutrients for microorganisms, have been removed, and extracted active ingredients using ethanol from the dried udder root fragments and / or powder . A solution of ethanol containing active ingredients,
Oh Rui consists solution prepared by diluting the ethanol solution with water Udo (scientific name: Aralia cordata) and an extract from, free of water-soluble nutrients as a nutrient of microorganisms, high antibacterial against bacteria It is a skin cleanser characterized by containing the extract which has.
[0006]
Claim 2 of the present invention, in the skin cleanser of claim 1, wherein the adjusted to pH4~5 by adding vitamin C and / or an edible organic acid.
[0007]
A third aspect of the present invention is characterized in that the skin cleansing material according to the first or second aspect is used for improving acne.
[0008]
The skin cleanser of the present invention contains an extract from udd as an antibacterial component, and thus has high antibacterial properties against harmful bacteria such as Staphylococcus aureus and Escherichia coli without impairing the original properties of the skin cleanser. It can be applied and is useful as a cleansing agent to clean the face and whole body. In addition, the active ingredient in the extract from Udo adheres well to human skin and is familiar, and even if washed with water, it does not easily flow out. The effect is maintained and maintained for reasons such as, for example, there is an effect of improving acne.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail.
Specifically, the skin cleansing agent of the present invention includes, for example, solid soaps such as cosmetic soap, transparent soap, fossil soap, medicinal soap, deodorant soap, and fatty acid monoglyceride sulfate, fatty acid metal tau, which is called a convertor or a cinder bar. Neutral solid detergent mainly composed of sodium salts such as lid, fatty acid isethionate, dodecylsulfuric acid, etc., mildly acidic low-irritant solid detergent mainly composed of N-amyl glutamate monosodium salt, lauryl sulfate Triethanolamine salt of lauryl polyoxyethylene sulfate, lauroyl sarcosine acid, etc. are mainly used for washing body shampoos, facial cleansers, liquid or cream cleansers called whole body cleansers, and special stage cosmetics. Cleansing liquid containing organic solvent W / O type and O / W type suitable for removing refining cream used to drop dolan used in movies and theaters, and oily cosmetics that dominate the makeup makeup A cleansing cream, an emulsifying cleansing lotion obtained by making the cleansing cream into an emulsion, a lotion type cleansing lotion, a cleansing foam that cleans up makeup and skin dirt while retaining the cleaning action of soap.
[0010]
The skin cleansing material of the present invention is not particularly specified as long as it contains an extract from udd as an antibacterial component, and it may be used as long as it is used for washing the face and the whole body. Any of solid, liquid, cream, emulsion, foam, gel, and powder may be used.
[0011]
Skin cleansers of the present invention include oily components such as lanolin, moisturizers such as propylene glycol, water-soluble polymer substances, powders such as talc, kaolin and titanium white, drugs such as vitamins, preservatives, and sequestering agents. In addition to pigments, fragrances, and the like, antibacterial agents or other components conventionally used in skin cleansing agents such as parabens can be contained within a range that does not impair the effects of the present invention.
[0012]
The skin cleanser of the present invention is not particularly limited because it exhibits an effect in any of alkaline, neutral, and acidic ranges. However, the neutral to acidic case is more preferable than the alkaline case because the antibacterial property is higher, and it is particularly preferable to add an acidic substance to adjust the pH to the range of 4 to 5 because the antibacterial property is higher.
[0013]
The acidic substance used in the present invention is not particularly limited as long as it has high safety.
Among them, vitamins such as vitamin C, glucono delta lactone, and edible acids that are recognized as edible can be preferably used. Specific examples of edible organic acids include citric acid, tartaric acid, malic acid, fumaric acid, succinic acid, gluconic acid, lactic acid, acetic acid, adipic acid, phytic acid, ascorbic acid, or a mixture of two or more thereof. Can be mentioned.
[0014]
In the skin cleansing agent of the present invention, the amount of the extract extracted from the ud is not particularly limited as long as the effects such as the bactericidal effect of the extract from the ud are stably exhibited and maintained. However, it is preferable to add about 1% by volume of an extract from udder to the whole skin cleanser so that the activity against staphylococci by the contact method is 1 unit or more per gram of skin cleanser. If it is less than 1 unit, there is a possibility that the action and effect such as the bactericidal effect of the extract from the udd may not be stably exhibited and may not be stably maintained. The upper limit of the amount of the extract extracted from Udo varies depending on the type of skin cleanser, but if it is added too much, the cleansing action of the skin cleanser of the present invention may be impaired. It is selected considering the overall effect of
One unit is defined as an activity capable of sterilizing all S. aureus when 200,000 S. aureus is added per 1 ml of sample and heated at 30 ° C. for 30 minutes.
[0015]
The active ingredient in the extract from the ud contained in the skin cleansing agent of the present invention has a characteristic that it adheres well to the human skin and becomes familiar, and does not easily flow out even when washed with water. Therefore, there exists an effect that an effect is maintained and maintained over a long period of time.
The skin cleanser of the present invention has an active ingredient that adheres well to the human skin and is familiar, and has an effect such as being difficult to flow out even if washed with water, a cleansing effect, a bactericidal effect, and other various effects. And has an excellent improvement effect. The reason why the skin cleanser of the present invention has an excellent improvement effect on acne is not limited to the above reason, and the existence of other reasons cannot be denied.
[0016]
Next, the extract from udo used in the present invention will be described.
The present inventors have found that there is a difference in antibacterial properties for the extracts extracted from each part of the ud. According to this, it was found that the extract from the root part was superior in antibacterial activity than the extract from the stem part of the udder.
Therefore, an example using the root of the ud which is an embodiment of the extract from the ud used in the present invention will be described. In this case, the root part of the ud is the whole root system and includes all parts other than the above-ground part. As is well known, Udo is a perennial grass that grows naturally in the mountains throughout Japan and is cultivated in the field. The stem is thick and cylindrical, the height is 1.5 m inside and outside, the leaves are patterned, and the hair is alternating and hairy. In the upper part of the stem, a cone-shaped inflorescence is formed, and a light green floret is attached.
In the present invention, any of natural products, cultivated products, and mixtures thereof can be used. Udo can be mass-produced by cultivation, and it is preferable to use a root system that has been cultivated for 2-3 years. Furthermore, it is possible to fertilize and manage the root stocks that have been divided in the field from spring to autumn, and use a full root system.
[0017]
Since the extract from the root of udo has high antibacterial activity against bacteria such as Staphylococcus aureus and Escherichia coli, the active ingredient [(−)-pyrama-8 (14) 15− contained in the stem and leaves of udo In addition to diene-19 acid, falcalin diol, dihydrofalcalin diol, and agnolol (IUPACC name: 5,5 ′ diallyl-2,2′-dihydroxybiphenyl)], it is considered to contain an active ingredient peculiar to the udo root.
However, since the active ingredient in the root of the udder is extracted from the udd, which is used for daily consumption, toxicity cannot be observed and it is highly safe.
[0018]
Next, a method for producing an extract containing an active ingredient from the root of the udder will be described. In step (1), the root is shredded and / or crushed, and dried to obtain dried pieces (for example, pieces having a width of about 2 mm) and / or powder (hereinafter, collectively referred to as pieces). create. It is also possible to use a powder obtained by further grinding this fragment. The degree of pulverization is not particularly limited. The degree of drying is not particularly limited, but it is preferable to dry so that the water content is 5% by mass or less, preferably 1% by mass or less.
[0019]
In the step (2), the dried fragments of the roots are boiled with water to remove water-soluble nutrient components such as glucose, amino acids, proteins, and carbohydrates, which are nutrients for microorganisms.
The amount of water to be used is preferably 3 to 25 times by mass of water, more preferably 5 to 20 times by mass, and particularly preferably 8 to 15 times by mass of the dried udder root. It is desirable to use double the mass of water. If the amount of water used is less than 3 times by mass, it is difficult to prepare because the water is not compatible, and if it exceeds 25 times by mass, it becomes uneconomical.
The conditions for boiling the dried pod roots with water are not particularly limited as long as water-soluble nutritional components such as glucose, amino acids, proteins, and carbohydrates can be extracted and removed in water, but about 80 to 100 ° C. In about 30 minutes to 2 hours, these water-soluble nutrient components can be almost completely extracted and removed in water.
[0020]
In step (3), a fragment of Udo root removing the water-soluble nutrients as a nutrient of microorganisms, the extraction treatment with ethanol in order to carry out easily and efficiently in the next step (4), and dried.
The degree of drying is not particularly limited, but drying is preferably performed so that the moisture content is 5% by mass, preferably 1% by mass or less.
[0021]
In step (4), and ethanol from fragments of dried Udo root, an aqueous solution containing ethanol (e.g., 80% ethanol aqueous solution) to extract more active ingredient form a solution of ethanol containing the active ingredient.
[00 22 ]
Extraction with these ethanol can be carried out by known methods. As a preferred method, there can be mentioned a method of extraction by refluxing at a boiling point of a lower alcohol or an organic solvent other than the lower alcohol used using a Sockley extractor or the like.
[00 23]
The amount of ethanol to be used is preferably 3 to 25 times by mass, more preferably 5 to 20 times by mass, and particularly preferably 8 to 15 times by mass with respect to the dried udder root fragment.
[00 24]
If the amount is less than 3 times by mass, there may not be extracted completely in ethanol an active ingredient having high antibacterial against Staphylococcus aureus, bacteria such as E. coli, using ethanol of more than 25 times by mass, other than the active ingredient The miscellaneous components may be extracted and the efficacy may be lowered, and it becomes uneconomical.
[00 25]
Furthermore, in the step (5) , the ethanol solution containing the active ingredient obtained in the step ( 4) is diluted with water. Although the ethanol solution containing the active ingredient can be used as it is, it is usually diluted with water for use.
As the water to be diluted, it is preferable to use 5-500 mass times water, more preferably 6-200 mass times, particularly preferably 10-100 mass times water to the ethanol solution containing the active ingredient. It is desirable to do. If the amount of water used is less than 5 times by mass, the concentration of the active ingredient may be too high. If water exceeding 500 times by mass is used, the concentration of the active ingredient may be too low to exhibit the effect.
[00 26]
The extract from the roots of the udo used in the present invention is usually extracted from edible edibles, and unlike conventional products mainly composed of chemical substances, it has less environmental pollution and toxicity. It can be used safely. Additives such as antioxidants, viscosity modifiers, pigments, dyes, and fragrances can be added to the extract from the udder root without departing from the spirit of the present invention.
[00 27]
Extracts from Udo root diluted ethanol solvent solution containing the active ingredient in an appropriate amount of water, as it is or subjected to filtration or centrifugation, after removing insoluble matter and impurities such as dust solid, using Is preferred.
[00 28]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example and a comparative example demonstrate this invention, unless it deviates from the main point of this invention, this invention is not limited to these Examples.
(Example of preparation of extract from Udo)
Chop the udder root to about 2 mm wide with a cutter, and then submerge 100 g of dried pieces dried at room temperature for about 24 hours in a draft, boil in 1 kg of water, boil for 2 hours, glucose, amino acids, which are nutrients for microorganisms, Water-soluble nutrient components such as proteins and carbohydrates were extracted and removed in water, then placed in a draining bag and dried in the air at room temperature for 24 hours. 20% by mass of 80% ethanol was added to the dried udder root fragment and refluxed for 2 hours. The obtained ethanol solution containing the active ingredient was diluted with 10 times by mass of water to obtain an extract from the root of the udder.
[00 29]
As a result of food analysis of the extract from the root of the udo, it did not contain water-soluble nutrient components such as glucose, amino acids, proteins and carbohydrates.
[00 30]
The results of testing the antibacterial activity of the extract from the root of the udder thus obtained against bacteria such as Staphylococcus aureus and Escherichia coli are shown below.
[00 31]
(Antimicrobial test 1)
About 10 ⁴ E. coli ( Escherichia coli K12 and Escherichia coli B) were added to 1 ml of extract from the root of the udder, and left at room temperature for 30 minutes to 24 hours. When the left bacterial cell fluid was inoculated into the LB medium, no growth of E. coli was observed in both the individual and the liquid medium.
[00 32]
(Antimicrobial test 2)
About 10 ⁶ Staphylococcus aureus was added to 1 ml of the extract from the root of the udder, and the cell fluid was immediately inoculated into 20 μl LB medium. Was not recognized at all.
[00 33]
(Antimicrobial test 3)
The extract from the root of the udder was further diluted 5 to 10 times with water, about 10 ⁶ Staphylococcus aureus was added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 30 minutes to 24 hours. When the left bacterial cell fluid was inoculated into the LB medium, no growth of Staphylococcus aureus was observed in both the individual and the liquid medium.
[00 34]
Example 1
A solid soap (skin soap) (skin cleansing agent of the present invention) having the following composition was prepared using the above extract from Udo. In addition,% shows the mass%.
Soap base 79%
Sucrose 16%
Concentrated glycerin 2.8%
Hydroxydiethanesulfonic acid 0.2%
Purified water 1%
1% extract from root
The overall pH was 10.1.
[00 35]
A panel member (female college student) of 10 people (A to J) was tested for 1 week using this solid soap (skin soap) (the skin cleanser of the present invention) for 1 week. (1) Detergency, (2) Foaming, (3) Clean skin feeling after washing, (4) Fragrance, (5) Improvement of rough skin, acne, etc. 6). Comprehensive evaluation was conducted. Table 1 shows the evaluation results for each evaluation item of each panel member (A to J). And the average evaluation result for every evaluation item is shown in FIG.
[00 36]
Evaluation criteria:
(1) Detergency 1 Bad 2 Slightly bad 3 Normal 4 Fair 5 Very good [00 37]
(2) Foaming 1 Bad 2 Slightly bad 3 Normal 4 Fair 5 Good [00 38]
(3) 3 to 4 usually refreshing 5 to neat little not 2 a little better refreshing feeling 1 is not good for the skin after washing [00 39]
(4) Scent 1 Worry 2 Slightly worried 3 Normal 4 Fair scent 5 Good scent [00 40]
(5) Improvement of rough skin, acne, etc. 1 worsened 2 a little worse 3 no change 4 slightly improved 5 improved [00 41]
(6) Overall rating 1 Bad 2 A little worrisome 3 Normal 4 Good 5 Very good [00 42]
[Table 1]

[00 43]
From Table 1 and FIG. 1, this soap (skin soap) (the skin cleanser of the present invention) was evaluated in each evaluation item ((1). Detergency, (2). Foaming, (3). (4) .Aroma, (5) .Improves rough skin, acne, etc.) and (6) .High overall evaluation.
[00 44]
Next, the bactericidal effect of this solid soap (skin soap) (the skin cleanser of the present invention) against Staphylococcus aureus was tested.
Test method:
Solid soap was made into small pieces of 1.0 × 1.0 × 0.2 cm.
On the other hand, the filter paper was cut into 0.5 × 0.5 cm and sterilized by autoclave, and then immersed in 2 × 10 ⁷ cells / ml of bacterial solution. The soaked filter paper was treated at room temperature for 1 minute or at 30 ° C. for 30 minutes, and then stirred in 1 ml of sterile physiological saline to form a suspension. 10 μl of this suspension was applied to an LB agar medium, the cells were cultured at 30 ° C., and the state of colony growth was observed.
A solid soap (skin soap) for comparison was made in the same manner as in Example 1 except that no extract from the root of the udder was added, and the bactericidal effect against Staphylococcus aureus was tested in the same manner.
As a result of the test, the number of colonies decreased significantly when the solid soap (skin soap) of the present invention was treated for 1 minute at room temperature than the comparative soap (skin soap). On the other hand, no colony was produced in the case where the solid soap (skin soap) of the present invention was treated at 30 ° C. for 30 minutes.
[00 45]
(Example 2)
A liquid whole body cleanser (skin cleanser of the present invention) and cleansing foam (skin cleanser of the present invention) having the following composition containing the extract from the above-mentioned udd were prepared in substantially the same manner as in Example 1, and Example 1 Evaluation was performed in the same manner as above. However, the liquid whole body cleansing agent was used for 8 weeks at the time of bathing, and the cleansing foam was used for washing the skin by dropping the cosmetic every night for 30 days.
[00 46 ]
(Liquid whole body cleaning fee)
Lauric acid 2.5%
Myristic acid 7.5%
Palmitic acid 2.5%
Oleic acid 2.5%
Lauryl diethanolamide 5.0%
Propylene glycol 10.0%
Glycerin 5.0%
Sugar 5.0%
Caustic potash 3.6%
1% extract from root
Perfume appropriate amount dye appropriate amount sequestering agent appropriate amount purified water remainder [00 47 ]
(Cleansing foam)
Stearic acid 10.0%
Lauric acid 4.0%
Myristic acid 12.0%
Palmitic acid 10.0%
Oleic alcohol 1.5%
Lanolin derivative 1.0%
Glycerin 18.0%
Potassium hydroxide 6.0%
1% extract from root
Perfume appropriate amount purified water balance [00 48 ]
This liquid whole body cleanser (skin cleanser of the present invention) and cleansing foam (skin cleanser of the present invention) are evaluated according to the evaluation items ((1). Detergency, (2). Foaming, (3). (4) .Scent, (5) .Improvement of rough skin, acne, etc.) (6) .Overall evaluation was also high.
Moreover, this liquid whole body washing | cleaning material and cleansing foam showed the same outstanding bactericidal effect as the result of Example 1. FIG.
[00 49 ]
【The invention's effect】
The skin cleansing agent according to claim 1 of the present invention is an antibacterial component of an extract of udo, which is a naturally derived substance that can be safely used with less environmental pollution and toxicity, etc. Therefore, there is no onset of rough skin or allergies, and there is a remarkable effect of having antibacterial activity against bacteria resident on the skin.
[00 50 ]
Since the skin cleanser according to claim 2 of the present invention is adjusted to pH 4 to 5 by adding vitamin C and / or edible organic acid, it has the same effect as the skin cleanser according to claim 1 and is stable. Further, it has a remarkable effect of having a high antibacterial activity.
[00 51 ]
Skin cleanser according to claim 3 of the present invention exhibits a remarkable effect that with a suitable for the improvement of acne the same effect as claim 1 wherein the skin cleanser.
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] (1). Detergency, (2). Foaming, (3). Refreshing skin after washing, (4). Fragrance, (5). Improvement of rough skin, acne, etc. (6). It is a graph which shows the average evaluation result for every evaluation item at the time of comprehensive evaluation.

Claims

Shredded and / or crushed and dried udder root to make dried pod root fragments and / or powder, boiled with water to remove water-soluble nutrients that become microbial nutrients, water-soluble nutrients that become microbial nutrients A solution of ethanol containing an active ingredient produced by drying an active ingredient extracted with ethanol from dried udo root fragment and / or powder after drying the udder root fragment and / or powder from which the ingredients have been removed ,
Oh Rui consists solution prepared by diluting the ethanol solution with water Udo (scientific name: Aralia cordata) and an extract from, free of water-soluble nutrients as a nutrient of microorganisms, high antibacterial against bacteria A skin cleanser comprising an extract having the same.

The skin cleanser according to claim 1, wherein vitamin C and / or edible organic acid is added to adjust the pH to 4-5.

The skin cleansing material according to claim 1 or 2, which is used for improving acne.