JP3959057B2 - 端子、及びこれを利用したアッセンブリー - Google Patents

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Description

本発明は、電動コンプレッサー用コネクタ等に適用される、端子、及びこれを利用したアッセンブリーに関する。
一般に、電動コンプレッサー用コネクタに代表される、圧着端子を使用したアッセンブリーは、その特定機能を果たすように、当該圧着端子、コネクタハウジング、及びクラスターピンが有機的に結合して組み立てられている。
具体的には、圧着端子は、クラスターピンが挿入される矩形筒と、クラスターピンの挿入方向に関連して矩形筒の奥側に配置されており、電線が圧着されるワイヤーバレルとを一体に備えている。コネクタハウジングは、その内部に端子収容室が形成されており、上面に端子収容室の矩形筒収容部に連通するピン挿入孔が形成されている。クラスターピンは、外周面が円周形状を呈している丸棒部材である。
上記アッセンブリーの組み立てに際しては、まず、端子のワイヤーバレルに電線が圧着される。その後、この電線圧着済みの端子を、その矩形筒側からコネクタハウジングの端子収容室内に収容する。最後に、コネクタハウジングのピン挿入孔からクラスターピンを圧着端子の矩形筒内に挿入する。
かかるアッセンブリーに利用される圧着端子の典型的な例としては、特許文献1で提案されているものを挙げることができる。この特許文献1で開示されている圧着端子は、矩形筒の上壁内面をその板厚方向に段付き潰し加工することにより、高い耐こじり機能を保持しながら、固定接触点を突設した場合を含めて端子の突付をなくし、それによって当該圧着端子が損傷を受けるのを防止するように構成されている。
特開2000−353561号公報(段落0006〜0018)
ところで、上記アッセンブリーに利用される圧着端子には、コネクタハウジングとの嵌合及びクラスターピンの挿入の双方を容易且つ確実にすることが、当該圧着端子を設計する上で重要なファクターの1つとなっている。
そこで、上記特許文献1に係る圧着端子では、上記の設計上の要件を満たすため、矩形筒の左側壁及び右側壁の両者のピン挿入側端部全領域に亘って、コネクタハウジング端子収容室の内面と交わる面及びクラスターピンの外周面と交わる面の両面に、それぞれ、当該矩形筒の内方及び外方の双方に向かって漸次傾斜する2つの面取り部を設けている。換言すると、上記矩形筒のピン挿入側端部全領域にわたって内外に傾斜方向の異なる2つの面取り部が形成されている。そのため、内外に面取りを行う関係から矩形筒の肉厚が厚くなってしまうといった問題がある。しかも、一般に圧着端子が一枚の金属板から形成されることから、面取り部分だけを肉厚に出来ない関係から、当該端子の各構成要素全ての肉厚が厚くなってしまうといった問題にまで派生する。その結果、上記圧着端子は、全体として、その重量が重くなるとともに、その厚みも増している。これに伴って、この圧着端子を利用したアッセンブリーも、当該圧着端子と同様に大型化をきたしてしまうといった問題にまで派生するのである。
本発明は、上記技術的課題に鑑みなされたもので、矩形筒の肉厚を厚くすることなく、ハウジングとの嵌合及び接続金具の挿入の双方を容易且つ確実に行える、軽量且つ薄型の端子を提供すると共に、この端子を利用することによって、軽量且つ薄型のアッセンブリーを提供することを目的とする。
第2の観点に係る本発明は、外周面が円周形状を呈している接続金具の予め定める領域が挿入される矩形筒、及び接続金具の挿入方向に関連して矩形筒よりも奥側に配置されており、電線が圧着されるワイヤーバレルを備え、矩形筒側からハウジングの端子収容室内に収容され、さらに、ハウジングの端子収容室の矩形筒収容部に連通している接続金具挿入孔から接続金具が矩形筒内に挿入される端子であって、上記矩形筒の相対向する第1の壁及び第2の壁の両者の接続金具挿入側端部にその奥行き方向に向かって形成されており、上記接続金具の挿入時に当該接続金具の第1の壁又は第2の壁側への挿入ぶれを吸収するための切り欠きと、これら切り欠きの奥側であって、上記接続金具の挿入時に当該接続金具の外周面と交わる面に、上記矩形筒の内方に向かって漸次傾斜するように形成されている第1の面取り部と、上記切り欠きと連続している、上記第1の壁及び第2の壁の接続金具挿入側端部であって、上記ハウジングの端子収容室内への嵌入時に当該端子収容室の内面と交わる面に、上記矩形筒の外方に向かって漸次傾斜するよう形成されている第2の面取り部とを含む。
上記構成では、従来のように、矩形筒の相対向する第1の壁及び第2の壁の両者の接続金具挿入側端部全領域に亘って、ハウジングの端子収容室の内面と交わる面及び接続金具の外周面と交わる面の両面に、それぞれ、矩形筒の内方及び外方の双方に向かって漸次傾斜する2つの面取り部を設けるのではなく、上記矩形筒の接続金具挿入側端部には、切り欠きが設けられており、この切り欠きの奥側であって、上記接続金具の挿入時に接続金具の外周面と交わる面には、矩形筒の内方に向かって漸次傾斜する第1の面取り部が設けられており、上記切り欠きと連続する、上記矩形筒の接続金具挿入側端部の、ハウジングの端子収容室への嵌入時に端子収容室の内面と交わる面には、矩形筒の外方に向かって漸次傾斜する第2の面取り部が設けられている。これにより、端子を矩形筒側からハウジングの端子収容室内に収容するときに端子及びハウジング同士の嵌合ぶれがあると、第2の面取り部が端子収容室の内面と交わって当該端子収容室内面に当接し、矩形筒が端子収容室内に滑らかに嵌まり込む。他方、接続金具をハウジングの接続金具挿入孔から矩形筒内に挿入するときに端子に対する接続金具の挿入ぶれがあると、第1の面取り部が接続金具の外周面と交わって当該接続金具外周面に当接し、接続金具が矩形筒内に滑らかに案内される。そのため、矩形筒の肉厚を厚くすることなく、ハウジングとの嵌合及び接続金具の挿入の双方を容易且つ確実に行えるようになる。その結果、端子は、軽量化且つ薄型化する。加えて、矩形筒内に接続金具を挿入する際に生じる、第1の壁側又は第2の壁側への接続金具の挿入ぶれは、上記矩形筒の接続金具挿入側端部の奥行き方向に向かって形成されている切り欠きによって吸収される。これに伴って、接続金具の外周面は、第1の面取り部に確実に当接する。その結果、矩形筒内への接続金具の挿入に関しては、より容易且つ正確となる。
上記矩形筒は、その展開状態において、長手のベースと、このベースの長手方向に沿って一体的に設けられており、且つ、当該長手方向と交差する方向に伸びる第1のウィング及び第2のウィングとを含み、これら第1のウィング及び第2のウィングのうちの一方のウィングの自由端部を他方のウィングの自由端部にオーバーラップさせ且つ接続金具挿入用の矩形空間を区画するように、当該両ウィングを上記ベース側に向かって折り曲げて成り、上記両ウィングは、相手方のウィングが上記オーバーラップを解除するのを規制するように互いに係合されている。
上記構成では、第1のウィング及び第2のウィングのうち一方のウィングが他方のウィングにオーバーラップした状態で、両ウィングが鉤形にフックしている。その結果、両ウィングは、互いの相手方のウィングのスプリングバックを防止する。
上記第1の観点及び第2の観点に係る端子は、上記矩形筒内に隆起するように設けられており、上記接続金具が挿入されたときに、上記矩形筒内において当該矩形筒の相対向する第3の壁及び第4の壁のうち一方の壁に向かって当該接続金具を弾発的に付勢することによって係止するランスをさらに含む。
上記構成では、ランスの付勢力により、矩形筒内の相対向する第3の壁及び第4の壁の両者(換言すると、第1の壁及び第2の壁の両者の第1の面取り部を結ぶ線分と交差する方向)に対する接続金具の位置決めが行われる。これに伴って端子金具の挿入時にぶれが生じると、当該接続金具外周面は、第1の面取り部に必然的に当接するように誘導されることになる。その結果、矩形筒内への接続金具の挿入に関しては、一層容易となり、その位置決め精度も向上する。
上記ランスは、上記矩形筒成形要素から上記接続金具の反挿入方向側に向かって延びている、上記ベースの余長部を、その矩形筒成形要素側を支点として、上記接続金具の挿入方向に沿い且つ当該ベースに対して予め定める角度を以って折り返されている折り返し片と、上記矩形筒の相対向する第3の壁及び第4の壁のうちの他方の壁となっていると共に上記接続金具の反挿入方向側が自由端となっている、上記ベースの一部領域を、そのワイヤーバレル成形要素側を支点として、上記折り返し片に向かい且つ上記ベースに対して予め定める角度を以って切り起こされている切り起こし片とを含み、上記折り返し片の自由端部は、上記切り欠きのベース側の切り欠きラインとほぼ面一状態となっており、上記切り起こし片の自由端部は、上記折り返し片の自由端部の下面に当接している。
上記構成では、折り返し片は、接続金具の挿入方向の手前側から片持ち支持されており、その自由端部が接続金具に接触する。他方、切り起こし片は、接続金具の挿入方向の奥側から片持ち支持されており、その自由端部が下側から折り返し片の自由端部と接触している。換言すると、折り返し片の自由端部及び切り起こし片の自由端部同士の接触領域は、接続金具挿入方向奥側を支点とする板ばね(即ち、切り起こし片)の自由端部に対して、接続金具挿入方向手前側を支点とする板ばね(即ち、折り返し片)の自由端部を重ねた、いわゆるアンチストレスオーバー構造を成している。これにより、矩形筒の肉厚を薄くしているのにも拘らず、ランスの付勢力及び強度が増す。そのため、ランスは、接続金具の外周面を第1の面取り部へ誘導する精度が増す。その結果、矩形筒内への接続金具の挿入に関しては、より一層容易となり、その位置決め精度もより一層向上する。
第3の観点に係る本発明は、上記端子を利用したアッセンブリーであって、上記端子のワイヤーバレルに電線が圧着された状態で当該端子が装着される端子スタンドが形成されているホルダーを含み、上記端子の矩形筒を上記ハウジングの端子収容室側に向けて、当該端子が上記ホルダーの端子スタンドに沿わせた状態で装着されており、この状態で、上記ハウジングの端子収容室内に上記端子がその矩形筒側から収容されるように、上記ホルダーと当該ハウジングとが嵌め合わされており、さらに、上記ハウジングの接続金具挿入孔から上記接続金具が上記端子の矩形筒内に挿入されている。
上記構成では、上記種々の特定事項を有する端子を利用している。その結果、アッセンブリーは、軽量化且つ薄型化する。加えて、電線圧着済みの端子をホルダーの端子スタンドに装着した後、この部分組み立て品に対して、ハウジング及び接続金具が、それぞれ、嵌合及び挿入されている。そのため、特定機能を果たすように、端子、ホルダー、ハウジング、及び接続金具を有機的に結合した状態において、当該端子は、振動や衝撃等により位置ずれすることはない。その結果、アッセンブリーは、電動コンプレッサー用コネクタ等として有用なものとなる。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、矩形筒の肉厚を厚くすることなく、ハウジングとの嵌合及び接続金具の挿入の双方を容易且つ正確に行える、軽量且つ薄型の端子を提供できると共に、この端子を利用することによって、軽量且つ薄型のアッセンブリーを提供できる、といった優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
〔1.アッセンブリーの構成〕
図1は本発明の実施の形態に係るアッセンブリーの外観構成を示す斜視図、図2はアッセンブリーの分解斜視図である。図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るアッセンブリーAは、電動コンプレッサー用コネクタに適用されるものであって、その特定機能を果たすように、電線Wが圧着されている複数(本実施の形態においては3個)の圧着端子T、CPAホルダーH、コネクタハウジングCH、及び圧着端子Tに対応した数(本実施の形態においては3本)のクラスターピンPを有機的に結合して組み立てられている。具体的には、図2に示すように、電線圧着済みの各圧着端子Tが予め定める態様でCPAホルダーHに装着され、この状態で、各圧着端子Tを内部に収容するように、コネクタハウジングCHが上方から嵌め込まれ、さらに、コネクタハウジングCHの上方から各クラスターピンPが挿入されている。
〔2.圧着端子〕
〔2−1.圧着端子の構成〕
図5は本発明の実施の形態に係る圧着端子の外観構成を示す斜視図である。また、図7は圧着端子を5方向から視た図であって、同図(A)は平面図、同図(B)は底面図、同図(C)はピン挿入方向から視た正面図、同図(D)は右側面図、同図(E)は左側面図である。さらに、図8は図7(A)のVIII−VIII線に沿う拡大断面図である。さらにまた、図9は図7(D)のIX−IX線に沿う拡大断面図である。これらの図を参照して、本実施の形態に係る圧着端子Tは、クラスターピンPが挿入される矩形筒1と、絶縁被覆が皮剥ぎされた芯線を含む電線Wの一端部が圧着されるワイヤーバレル2とを一体に備えている。
矩形筒1は、底壁1Bと、この底壁1Bの幅方向両端から互いに対向するように立設されている左側壁1L及び右側壁1Rと、これら左側壁1L及び右側壁1Rの上側において底壁1Bと互いに対向するように設けられている上壁1Uとを備えている。因みに、クラスターピンPの挿入方向Dから視て左側の壁を左側壁1Lと称し、右側の壁を右側壁1Rと称している。ピン挿入方向Dに関連する手前側において、底壁1B、左側壁1L、右側壁1R及び上壁1Uにより区画されている開口から、クラスターピンPが矩形筒1内に挿入される。
ワイヤーバレル2は、ピン挿入方向Dに関連して矩形筒1よりも奥側に配置されており、ピン挿入方向D側から視てほぼU字形に湾曲している。このワイヤーバレル2の内面には、複数(本実施の形態においては7本)のチャネル加工溝2Aが形成されている。このように、チャネル加工溝2Aを形成することにより、ワイヤーバレル2の電線圧着力が増す。
矩形筒1の左側壁1L及び右側壁1Rの両者の各ピン挿入側端部には、それぞれ、切り欠き3L,3Rが設けられている(特に、図5、図7(D)、図7(E)、図8及び図9においてよく示されている)。左側壁側の切り欠き3Lは、クラスターピンPの挿入時に当該クラスターピンPの左側壁方向への挿入ぶれを吸収するためのものであって、当該左側壁1Lのピン挿入側端部の奥行き方向に向かって形成されている。他方、右側壁側の切り欠き3Rは、クラスターピンPの挿入時に当該クラスターピンPの右側壁方向への挿入ぶれを吸収するためのものであって、当該右側壁1Rのピン挿入側端部の奥行き方向に向かって形成されている。
左側壁1L及び右側壁1Rの両者の各切り欠き3L,3Rの奥側であって、クラスターピンPの挿入時に当該クラスターピンPの外周面と交わる面には、それぞれ、第1の面取り部4L,4Rが設けられている。これら第1の面取り部4L,4Rは、それぞれ、矩形筒1の内方に向かって漸次傾斜するように形成されている(特に、図5及び図9においてよく示されている)。
他方、上記切り欠き3L,3Rの底壁側の切り欠きラインと連続する、上記左側壁1L及び右側壁1Rの両者の各ピン挿入側端部であって、コネクタハウジングCHの端子収容室20(図15(A)及び図15(C)参照)への嵌入時に当該端子収容室20の内面と交わる面には、それぞれ、第2の面取り部5L,5Rが設けられている。これら第2の面取り部5L,5Rは、それぞれ、矩形筒1の外方に向かって漸次傾斜するように形成されている(特に、図5及び図9においてよく示されている)。
左側壁1L及び右側壁1Rの両者の各ワイヤーバレル側端部には、ぞれぞれ、CPAホルダーHのスタビライザーF121S,B121S(図10参照)に係合する係合切り欠き6L,6Rが形成されている。
矩形筒1の内部には、ランス7が矩形筒1の底壁1Bから隆起するように設けられている(特に、図8においてよく示されている)。このランス7は、クラスターピンPが挿入されたときに、矩形筒1内において当該矩形筒1の上壁1Uに向かって当該クラスターピンPを弾発的に付勢することによって係止するためのものである。具体的には、ランス7は、ピン挿入方向Dの手前側から底壁1Bに片持ち支持されており、その自由端部がピンPに接触する折り返し片7Aと、ピン挿入方向Dの奥側から底壁1Bに片持ち支持されており、その自由端部が折り返し片7Aの自由端部に接触する切り起こし片7Bとを備えている。折り返し片7Aの自由端部は、切り欠き3L,3Rの底壁側の切り欠きラインとほぼ面一状態となっている。他方、切り起こし片7Bの自由端部は、折り返し片7Aの自由端部の下面に当接している。換言すると、折り返し片7Aの自由端部及び切り起こし片7Bの自由端部同士の接触領域は、ピン挿入方向奥側を支点とする板ばね(即ち、切り起こし片7B)の自由端部に対して、ピン挿入方向手前側を支点とする板ばね(即ち、折り返し片7A)の自由端部を重ねた、いわゆるアンチストレスオーバー構造をとなっている。
矩形筒1の左側壁1L及び右側壁1Rの両者には、それぞれ、リテーナー8L,8Rがピン挿入方向Dの手前側を支点として矩形筒1の外方に向かって折曲形成されている(特に、図7(A)、図7(B)及び図9においてよく示されている)。これらリテーナー8L,8Rは、圧着端子TをコネクタハウジングCHの端子収容室20内に収容したときにその収容状態を保つために当該端子収容室20に係止させるためのものである。それゆえ、左側壁側のリテーナー8Lは、当該リテーナー8Lの支点を起点として矩形筒1の奥行き方向(即ち、ピン挿入方向Dの奥側)に向かうに従って当該左側壁1Lに対するクリアランスが漸次拡がっており、その自由端部は、左側壁1Lに対してほぼ平行となるように当該左側壁1Lに向かって折り曲げられている。他方、右側壁側のリテーナー8Rは、当該リテーナー8Rの支点を起点として矩形筒1の奥行き方向(即ち、ピン挿入方向Dの奥側)に向かうに従って当該右側壁1Rに対するクリアランスが漸次拡がっており、その自由端部は、右側壁1Rに対してほぼ平行となるように当該右側壁1Rに向かって折り曲げられている。
〔2−2.圧着端子の成形〕
図6は曲げ加工前の圧着端子の展開図である。図6を参照して、上記圧着端子Tは、1枚の金属板から成形される。すなわち、圧着端子Tの成形に際しては、展開状態で成形されている複数の圧着端子TがランナーRに連なった状態で金属板から打ち抜く工程と、この打ち抜き工程終了後に、上記各部を折り曲げて圧着端子Tの最終形態に成形する工程と、この折り曲げ工程終了後に、各圧着端子TをランナーRから切り離す工程とが含まれている。したがって、圧着端子Tは、上記打ち抜き工程が終了した時点での展開状態においては、ランナーRに片持ち支持されている長手のベースBを備えており、このベースBに関連させて上記各部の成形要素が設けられている。
具体的には、ピン挿入方向Dの手前側であって、ベースBの矩形筒1の底壁1Bとなる領域には、上記切り起こし片7Bの上記予め定める方向への折り曲げを可能にする打ち抜き孔B1が開けられている。加えて、この領域には、ベースBの長手方向に沿って一体に設けられており、且つ、当該長手方向と直交する左右方向に沿って延びている、第1のウィングW1及び第2のウィングW2が備えられている。なお、両ウィングW1,W2の長さは、ほぼ同寸に設定されている。
第1のウィングW1の基部であって、当該第1のウィングW1の左側壁1Lとなる領域の主要面には、上記リテーナー8Lの上記予め定める方向への折り曲げを可能にする打ち抜き孔W11が開けられており、同領域においてピン挿入方向Dに関連する後端辺には、上記係合切り欠き6Lが形成されている。この第1のウィングW1のピン挿入方向Dに関連する前端辺には、当該第1のウィングW1の基部及び自由端部の曲げ加工を容易にするための切り込みW12,W13が入れられている。加えて、上記第1のウィングW1の自由端部であって、その自由端辺には、係止舌片W14が当該第1のウィングW1の外方(即ち、ピン挿入方向Dから視て左方向)に向かって突出して形成されており、同自由端部において矩形筒1の上壁1Uの左肩となる領域には、一対の係止孔W15がピン挿入方向Dに沿って開けられている。
他方、第2のウィングW2の基部であって、第2のウィングW2の右側壁1Rとなる領域には、上記リテーナー8Rの上記予め定める方向への折り曲げを可能にする打ち抜き孔W21が開けられており、同領域においてピン挿入方向Dに関連する後端辺には、上記係合切り欠き6Rが形成されている。この第2のウィングW2のピン挿入方向Dに関連する前端辺には、当該第2のウィングW2の基部及び自由端部の曲げ加工を容易にするための切り込みW22,W23が入れられている。加えて、上記第2のウィングW2の自由端部であって、その自由端辺には、一対の係止舌片W24が当該第2のウィングW2の外方(即ち、ピン挿入方向Dから視て右方向)に向かって突出して形成されており、同自由端部において矩形筒1の上壁1Uの右肩となる領域には、係止孔W25がピン挿入方向Dに沿って開けられている。
上記両ウィングW1,W2とベースBとの境界領域の双方には、それぞれ、当該両ウィングW1,W2の基部の曲げ加工を容易にするための長孔9L,9Rがピン挿入方向Dと直交する左右方向に沿って開けられている。
ピン挿入方向Dの奥側であって、ベースBのランナーRと両ウィングW1,W2との間の領域には、ベースBの長手方向に沿って一体に設けられ、且つ、当該長手方向と直交する左右方向に沿って延びている、第1のバレルウィングBW1及び第2のバレルウィングBW2が備えられている。なお、両バレルウィングBW1,BW2の長さは、ほぼ同寸に設定されている。
矩形筒1の成形要素である両ウィングW1,W2からクラスターピンPの反挿入方向側に向かって延びている、ベースBの余長部B2は、曲げ加工により圧着端子Tが最終形態に成形された時点で上記折り返し片7Aとなるものであって、その自由端部側には、一対の舌片B2L,B2Rがその長手方向(即ち、ピン挿入方向D)と直交する左右方向に向かって突出して形成されている。
上記折り曲げ工程において、矩形筒1を成形する際には、まず、ランス7が成形される。具体的には、切り起こし片7Bを、そのワイヤーバレル成形要素側を支点として、ベースBに対して予め定める角度(例えば、35度前後)を以って上方に向かって折り曲げる。そして、切り起こし片7Bの自由端部を、ベースBに向かって折り曲げて鉤形とする。その後、ベースBの余長部B2を、その矩形筒成形要素側を支点として、ベースBに対して予め定める角度(例えば、12度前後)を以って当該余長部B2の自由端部が切り起こし片7Bの自由端部に当接するまで折り返す。この折り返した部分が折り返し片7Aとなる。そして、折り返し片7A(ベース余長部B2)の自由端部を、当該自由端部が切り起こし片7Bの自由端部と密着するよう、ベースBに向かって折り曲げて鉤形とする。これら一連の切り起こし片7B及びベースBの余長部B2(折り返し片7A)の曲げ加工により、ランス7が完成する(図8参照)。
上記ランス7を成形するための曲げ加工が終了すると、第1のウィングW1の基部を、ベースBの長手方向に沿って鉛直方向に向かって90度内側(第2のウィングW2側)に折り曲げる。これにより、矩形筒1の左側壁1Lが成形される。このとき、折り返し片7Aとなっている、ベース余長部B2の第1のウィング側の舌片B2Lにリテーナー8Lが当接し、当該リテーナー8Lがピン挿入方向Dの手前側を支点として左側壁1Lの外方に向かって拡開する(図9参照)。この拡開したリテーナー8Lには、舌片B2Lを支点とする弾性力が付与される。続いて、第1のウィングW1の自由端部を、その切り込みラインに沿って水平方向に向かって90度内側(第2のウィングW2側)に折り曲げる。その後、第2のウィングW2の基部を、ベースBの長手方向に沿って鉛直方向に向かって90度内側(第1のウィングW1側)に折り曲げる。これにより、矩形筒1の右側壁1Rが成形される。このとき、折り返し片7Aとなっている、ベース余長部B2の第2のウィング側の舌片B2Rにリテーナー8Rが当接し、当該リテーナー8Rがピン挿入方向Dの手前側を支点として右側壁1Rの外方に向かって拡開する(図9参照)。この拡開したリテーナー8Rには、舌片B2Rを支点とする弾性力が付与される。また、第1のウィングW1の係止舌片W14が第2のウィングW2の係止孔W25に嵌まり込む(図7(D)参照)。これにより、第1のウィングW1の自由端部は、第2のウィングW2によって係止される。続いて、第2のウィングW2の自由端部を、第1のウィングW1の自由端部にオーバーラップさせ且つピン挿入用の矩形空間を区画するように、当該第2のウィングW2の自由端部の切り込みラインに沿って水平方向に向かって90度内側(第1のウィングW1)に折り曲げる。この段階で、ベースBを底壁1Bとした、矩形筒1の上壁1Uが成形される。最後に、第2のウィングW2の係止舌片W24を、第1のウィングW1の係止孔W15に曲げ入れる(図7(E)参照)。これにより、第2のウィングW2の自由端部は、第1のウィングW1によって係止される。これら一連の両ウィングW1,W2の曲げ加工により、矩形筒1が完成する(図5参照)。
他方、上記折り曲げ工程において、ワイヤーバレル2を成形する際には、両バレルウィングBW1,BW2を、ベースBと共にほぼU字形を呈するよう、当該ベースBの長手方向に沿い且つ当該両バレルウィングBW1,BW2が互いに対向する方向に向かって折り曲げる。この両バレルウィングBW1,BW2の曲げ加工により、ワイヤーバレル2が完成する。
〔3.CPAホルダーの構成〕
図10は本発明の実施の形態に係るCPAホルダーの外観構成を示す斜視図である。また、図11(A)はCPAホルダーの正面図、図11(B)はCPAホルダーの右側面図である。さらに、図12(A)はCPAホルダーの左側面図、図12(B)は図11(A)のXIIB−XIIB線に沿う断面図、図12(C)はCPAホルダーの背面図である。
本実施の形態に係るCPAホルダーHは、合成樹脂を素材とする成形品であって、図2に示すように、電線圧着済みの複数(本実施の形態においては3個)の圧着端子Tがその矩形筒1を上にして装着され、且つ、各圧着端子Tのワイヤーバレル2に圧着された電線Wを端子装着姿勢と直交する方向(本実施の形態においては右方向)に引き出した状態で、当該各圧着端子Tを保持するように構成されている。
図10〜図12を参照して、具体的には、CPAホルダーHは、平面形状がほぼC字形を呈している背面ブロック10と、上記の状態で圧着端子Tを保持するための端子保持ブロック11とを備えている。
端子保持ブロック11は、背面ブロック10の主要部(背面部)と所定の間隔を開けた状態で当該背面ブロック10と一体に設けられている。この端子保持ブロック11は、左右方向に所定の間隔を開けて整列している複数(本実施の形態においては3つ)の端子スタンド12と、これら端子スタンド12の整列方向に沿って掘り込まれている電線案内溝13とを備えている。
各端子スタンド12には、それぞれ、電線案内溝13を挟む前後方向に、圧着端子Tがその矩形筒1を上にして装着される端子スタンドエレメントF121,B121が設けられている。これら両側の端子スタンドエレメントF121,B121は、それぞれ、圧着端子Tの矩形筒1の係合切り欠き6L,6Rに係合するスタビライザーF121S,B121Sを含んでおり、各スタビライザーF121S,B121Sを頂点として、圧着端子Tの矩形筒1の上壁1Uを左側に向けた状態での、当該矩形筒1の後端面から電線Wが圧着されているワイヤーバレル2の後端に到る、外郭形状に合致する段付き構造を有している。各後ろ側の端子スタンドエレメントB121と背面ブロック10の主要部との間には、それぞれ、空隙14を当該背面ブロック10及び各端子スタンド12の間で挟まれるように生じさせるために隔壁15が介在されており、各隔壁15が各端子スタンド12と一体となっている(特に、図12(B)においてよく示されている)。加えて、各端子スタンド12同士の間には、それぞれ、係合片F16,B16が電線案内溝13を挟んで前後方向に配置されており、これら両側の係合片F16,B16が、それぞれ、各端子スタンド12と共に電線案内溝13を区画している(特に、図10、図11(B)及び図12(B)においてよく示されている)。
各前側の係合片F16は、コネクタハウジングCHの正面側の係合孔24(図13、図14(B)及び図15(B)参照)に係合するものであって、その先端部には、それぞれ、鉤形の係合爪F161が前方に向かって突出して形成されている(特に、図10及び図12(B)においてよく示されている)。
他方、各後ろ側の係合片B16は、コネクタハウジングCHの背面側の係合孔24(図15(B)参照)に係合するものであって、その先端部には、ぞれぞれ、鉤形の係合爪B161が後方に向かって突出して形成されている(特に、図12(B)においてよく示されている)。これら各後ろ側の係合片B16の係合爪B161は、それぞれ、隔壁15同士の間から背面ブロック10及び端子保持ブロック11の両者によって区画されている空隙14に臨んでいる。加えて、背面ブロック10の主要部において、各係合片B16と対応する位置には、それぞれ、スリット17が形成されており、各スリット17は、ぞれぞれ、当該主要部の下端から上方向に延びている(特に、図12(B)及び図12(C)においてよく示されている)。それゆえ、各係合片B16は、それぞれ、各スリット17を介して露出して見える。
電線案内溝13は、その一端(本実施の形態では右端)が開口されており、他端(本実施の形態においては左端)が閉塞されている(特に、図10、図11(B)及び図12(A)においてよく示されている)。この電線案内溝13の各端子スタンド12と対応する位置には、それぞれ、各端子スタンド12に沿わせて装着される圧着端子Tに圧着された、電線Wの屈曲部(屈曲角度はほぼ90度)を引っ掛けるための突起18が形成されている(特に、図11(B)及び図12(B)においてよく示されている)。これら各突起18は、それぞれ、電線案内溝13の開口に向かうに従って順次高くなるように設置されている。詳細には、左側の端子スタンド12に対応する突起18が最も低い位置に配置されており、右側の端子スタンド12に対応する突起18が最も高い位置に配置されており、その中間位置に中央の端子スタンド12が配置されている。加えて、左側の端子スタンド12及び右側の端子スタンド12に対応する突起18は、電線案内溝13の後ろ側の内面から当該溝13内に突出している一方、中央の端子スタンド12に対応する突起18は、電線案内溝13の前側の内面から当該電線案内溝13内に突出している。なお、電線案内溝13の幅寸法は、電線Wの幅寸法とほぼ同一に設定されている。
〔4.コネクタハウジングの構成〕
図13は本発明の本実施の形態に係るコネクタハウジングの外観構成を示す斜視図である。また、図14(A)はコネクタハウジングの平面図、図14(B)はコネクタハウジングの正面図である。さらに、図15(A)は図14(A)のXVA−XVA線に沿う断面図、図15(B)は図14(A)のXVB−XVB線に沿う断面図、図15(C)は図14(A)のXVC−XVC線に沿う断面図である。
本実施の形態に係るコネクタハウジングCHは、合成樹脂を素材とする成形品であって、図2に示すように、複数(本実施の形態においては3個)の圧着端子Tを保持した状態のCPAホルダーHと嵌り合うように構成される。
図13から図14を参照して、具体的には、本コネクタハウジングCHは、その上部が厚肉に形成されており、内部には、複数(本実施の形態においては3つ)の端子収容室20が形成されている(特に、図15(C)においてよく示されている)。隣接する端子収容室20同士の間には、それぞれ、空隙21が形成されており、各空隙21により各端子収容室20同士が互いに絶縁分離されている。これら各端子収容室20の矩形筒収容部には、それぞれ、圧着端子Tの矩形筒1からその左右外方に漸次拡開している、リテーナー8L,8Rの自由端部が係止する凹み201が形成されている(特に、図15(A)においてよく示されている)。これら各凹み201は、それぞれ、各端子収容室20の矩形筒収容部の幅方向両側に配置されている。
コネクタハウジングCHの上面には、クラスターピンPの一部領域を当該コネクタハウジングCH内に挿入するための複数(本実施の形態においては3つ)のピン挿入孔22が開けられている(特に、図13、図14(A)及び図15(C)においてよく示されている)。これら各ピン挿入孔22は、それぞれ、各端子収容室20の矩形筒収容部に連通しており、当該各ピン挿入孔22には、それぞれ、シリコンゴム製のリングパッキン23が嵌め込まれている(特に、図15(A)及び図15(C)においてよく示されている)。なお、リングパッキン23の内径は、クラスターピンPの外径とほぼ同一に設定されている。
空隙21が区画されている領域であって、コネクタハウジングCHの正面及び背面の両者には、それぞれ、CPAホルダーHの各係合片F16,B16の係合爪F161,B161が係合する係合孔24が開けられている(特に、図13、図14(B)及び図15(B)においてよく示されている)。
コネクタハウジングCHの幅寸法は、図1に示すように、その両側面がCPAホルダーHとの嵌合時において当該CPAホルダーHの両側面と面一となるように、CPAホルダーHの幅寸法と同寸に設定されている。このコネクタハウジングCHの一側面(本実施の形態においては右側面)には、ボス25が下方に向かって突出して形成されている(特に、図13、図14(B)及び図15(C)においてよく示されている)。このボス25は、図1に示すように、CPAホルダーHとの嵌合時において当該CPAホルダーHに保持されている圧着端子Tの電線Wのインナーとアウターとの境界部をその電線案内溝13に密着させるものであって、その幅寸法は、当該電線案内溝13の幅寸法と同寸に設定されている。
〔5.アッセンブリーの組み立て〕
図3(A)はアッセンブリーの平面図、図3(B)はアッセンブリーの正面図である。また、図4(A)は図3(A)のIVA−IVA線に沿う断面図、図4(B)は図3(A)のIVB−IVB線に沿う断面図、図4(C)は図3(A)のIVC−IVC線に沿う断面図である。主として、これらの図及び図2を参照して、本実施の形態に係るアッセンブリーAの組み立て手順について説明する。
〔5−1.電線の圧着〕
本アッセンブリーAの組み立てに際しては、まず、圧着端子Tのワイヤーバレル2に電線Wの一端部を圧着する。具体的には、電線Wの一端部がワイヤーバレル2内にセットされ、この状態で当該ワイヤーバレル2が、図外の端子圧着装置のクリンパー及びアンビルによってかしめられる。
〔5−2.圧着端子のCPAホルダーへの装着〕
上記電線Wのワイヤーバレル2への圧着工程が終了すると、図2に示すように、電線圧着済みの圧着端子TをCPAホルダーHに装着する。具体的には、まず、所要の冶具を使用して、圧着端子Tのワイヤーバレル2の圧着した電線Wの圧着側を、ベースB(矩形筒1の底壁1Bの延長線)に対して右方向ほぼ90度屈曲させる。その後、矩形筒1を上にして、圧着端子TをCPAホルダーHの端子スタンド12に装着する。詳細には、図4(C)に示すように、圧着端子Tを端子スタンド12に嵌め込むと共に、屈曲させた電線Wをその屈曲部を突起18に引っ掛けながら電線案内溝13に嵌め込む。このとき、図2に示すように、矩形筒1の係合切り欠き6L,6Rが端子スタンドエレメントF121,B121のスタビライザーF121S,B121Sに係止し、結果的に圧着端子Tが当該スタビライザーF121S,B121Sを含む端子スタンドエレメントF121,B121の段付き形状に沿った状態でスタンディングする。他方、電線Wは、電線案内溝13の開口からCPAホルダーHの右外方に引き出される。
〔5−3.CPAホルダーとコネクタハウジングとの嵌合〕
上記圧着端子TのCPAホルダーHへの担持(保持)工程が終了すると、図2に示すように、CPAホルダーHに担持された圧着端子Tが端子収容室20内に収容されるように、コネクタハウジングCHを当該CPAホルダーHに対して嵌め込む。このとき、圧着端子Tの矩形筒1から拡開したリテーナー8L,8Rが端子収容室20の矩形筒収容部手前の段部に当接し、その当接力により当該リテーナー8L,8Rが内側に弾性変形する。その後、矩形筒1のピン挿入側端部が矩形筒収容部の上端に達すると、リテーナー8L,8Rは上記当接力から解放され、当該リテーナー8L,8Rが弾性復元する。その結果、図4(A)に示すように、リテーナー8L,8Rの自由端部は、矩形筒収容部の凹み201に係止する。他方、CPAホルダーHの係合片F16,B16は、隣り合う端子収容室20同士の間に形成されている空隙21内に入り込み、その係合爪F161,B161が当該空隙21を区画している端子収容室20の外面に当接する。そうすると、この当接力により、係合片F16,B16は、互いに近接する方向に弾性変形する。圧着端子Tが端子収容室20内に収容されると、上記当接力から解放されて係合片F16,B16が弾性復元し、図3(B)及び図4(B)に示すように、その係合爪F161,B161が、それぞれ、コネクタハウジングCHの正面側及び背面側の双方の係合孔24に係合する。これにより、CPAホルダーH及びコネクタハウジングCHの両者の嵌合が成立する。このとき、図4(C)に示すように、圧着端子Tに圧着されている電線Wのインナーとアウターとの境界部は、コネクタハウジングCHのボス25の押圧力によって電線案内溝13に密着する。
上記嵌合の過程において、図16において一点鎖線で示すように、所定ラインL1に対して「+D1」方向へのコネクタハウジングCHの嵌合ぶれがあると、圧着端子Tにおける矩形筒1の右側壁側の第2の面取り部5R(即ち、右外向きの面取り部)が、端子収容室20の矩形筒収容部の右側の内面と交わって当該矩形筒収容部内面に当接する。そのため、上記コネクタハウジングCHの嵌合ぶれ(即ち、左側壁側へのぶれ)は、所定ラインL1に矯正され、矩形筒1が端子収容室20の矩形筒収容部内に滑らかに嵌まり込む。その結果、図16において実線で示すように、圧着端子Tは、コネクタハウジングCHの端子収容室20内に設計通りに収容される。
逆に、図16において二点鎖線で示すように、所定ラインL1に対して「−D1」方向へのコネクタハウジングCHの嵌合ぶれがあると、圧着端子Tにおける矩形筒1の左側壁側の第2の面取り部5L(即ち、左外向きの面取り部)が、端子収容室20の矩形筒収容部の左側の内面と交わって当該矩形筒収容部内面に当接する。そのため、上記コネクタハウジングCHの嵌合ぶれ(即ち、右側壁側へのぶれ)は、所定ラインL1に矯正され、矩形筒1が端子収容室20の矩形筒収容部内に滑らかに嵌まり込む。その結果、図16において実線で示すように、圧着端子Tは、コネクタハウジングCHの端子収容室20内に設計通りに収容される。
〔5−4.クラスターピンの圧着端子への挿入〕
上記コネクタハウジングCHのCPAホルダーHへの嵌合工程が終了すると、図2に示すように、クラスターピンPを、コネクタハウジングCHのピン挿入孔22から圧着端子Tの矩形筒1内に挿入する。このとき、図4(C)に示すように、クラスターピンPは、圧着端子Tの矩形筒1内のランス7により矩形筒1の上壁1Uに向かって付勢される。換言すると、ランス7の付勢力によって、矩形筒1内におけるクラスターピンPの底壁1B及び上壁1U(即ち、上下方向)に対する位置決めが行われる。
上記挿入過程において、図17において一点鎖線で示すように、所定ラインL2に対して「+D2」方向へのクラスターピンPの挿入ぶれが生じると、クラスターピンPの外周面は、上記ランス7の付勢力により必然的に圧着端子Tにおける矩形筒1の左側壁側の第1の面取り部4L(即ち、左内向きの面取り部)に誘導され、当該第1の面取り部4LがクラスターピンPの外周面と交わって当該クラスターピンPの外周面に当接する。そのため、上記クラスターピンPの挿入ぶれ(即ち、左側壁側へのぶれ)は、所定ラインL1に矯正され、クラスターピンPが矩形筒1内に滑らかに案内される。その結果、図17において実線で示すように、クラスターピンPは、圧着端子Tの矩形筒1内に設計通りに挿入される。加えて、第1の面取り部4Lは、左側壁1Lの切り欠き3Lの奥側に位置している。そのため、上記第1の面取り部4Lの矯正作用と相俟って、この切り欠き3Lによって、上記クラスターピンPの挿入ぶれは吸収される。
逆に、図17において二点鎖線で示すように、所定ラインL2に対して「−D2」方向へのクラスターピンPの挿入ぶれが生じると、クラスターピンPの外周面は、上記ランス7の付勢力により必然的に圧着端子Tにおける矩形筒1の右側壁側の第1の面取り部4R(即ち、右内向きの面取り部)に誘導され、当該第1の面取り部4RがクラスターピンPの外周面と交わって当該クラスターピンPの外周面に当接する。そのため、上記クラスターピンPの挿入ぶれ(即ち、右側壁側へのぶれ)は、所定ラインL1に矯正され、クラスターピンPが矩形筒1内に滑らかに案内される。その結果、図17において実線で示すように、クラスターピンPは、圧着端子Tの矩形筒1内に設計通りに挿入される。加えて、第1の面取り部4Rは、右側壁1Rの切り欠き3Rの奥側に位置している。そのため、上記第1の面取り部4Rの矯正作用と相俟って、この切り欠き3Rによって、上記クラスターピンPの挿入ぶれは吸収される。
〔6.作用・効果〕
本実施の形態によると、主として、以下の作用・効果を奏する。
(1)従来のように、矩形筒1の相対向する左側壁1L及び右側壁1Rの両者のピン挿入側端部全領域に亘って、コネクタハウジングCHの端子収容室20の内面と交わる面及びクラスターピンPの外周面と交わる面の両面に、それぞれ、矩形筒1の内方及び外方の双方に向かって漸次傾斜する2つの面取り部を設けていない。すなわち、上記矩形筒1のピン挿入側端部には、切り欠き3L,3Rが設けられており、この切り欠き3L,3Rの奥側であって、クラスターピンPの挿入時に当該クラスターピンPの外周面と交わる面には、矩形筒1の内方に向かって漸次傾斜する第1の面取り部4L,4Rが設けられており、上記切り欠き3L,3Rの底壁側の切り欠きラインと連続する、上記矩形筒1のピン挿入側端部の、コネクタハウジングCHの端子収容室20への嵌入時に当該端子収容室20の内面と交わる面には、矩形筒1の外方に向かって漸次傾斜する第2の面取り部5L,5Rが設けられている。これにより、圧着端子Tを矩形筒側からコネクタハウジングCHの端子収容室20内に収容するときに圧着端子T及びコネクタハウジングCH同士の嵌合ぶれがあると、第2の面取り部5L,5Rが端子収容室20の内面と交わって当該端子収容室20の内面に当接し、矩形筒1が端子収容室20内に滑らかに嵌まり込む。他方、クラスターピンPをコネクタハウジングCHのピン挿入孔22から矩形筒1内に挿入するときに圧着端子Tに対するクラスターピンPの挿入ぶれがあると、第1の面取り部4L,4RがクラスターピンPの外周面と交わって当該クラスターピンPの外周面に当接し、クラスターピンPが矩形筒1内に滑らかに案内される。そのため、矩形筒1の肉厚を厚くすることなく、コネクタハウジングCHとの嵌合及びクラスターピンPの挿入の双方を容易且つ確実に行えるようになる。その結果、圧着端子Tは、軽量化且つ薄型化する。加えて、矩形筒1内にクラスターピンPを挿入する際に生じる、左側壁側又は右側壁側へのクラスターピンPの挿入ぶれは、上記矩形筒1のピン挿入側端部の奥行き方向に向かって形成されている切り欠き3L,3Rによって吸収される。これに伴って、クラスターピンPの外周面は、第1の面取り部4L,4Rに確実に当接する。その結果、矩形筒1内へのピンの挿入に関しては、より容易且つ正確となる。
(2)第2のウィングW2の自由端部を第1のウィングW1の自由端部にオーバーラップさせ且つピン挿入用の矩形空間を区画するように、当該両ウィングW1,W2をベース側に向かって折り曲げることによって、矩形筒1が成形されている。このとき、上記両ウィングW1,W2は、相手方のウィングW1が上記オーバーラップを解除するのを規制するように互いに係合されている。換言すると、第2のウィングW2が第1のウィングW1にオーバーラップした状態で、両ウィングW1,W2が鉤形にフックしている。それゆえ、両ウィングW1,W2は、互いの相手方のウィングのスプリングバックを防止する。
(3)ランス7の付勢力により、矩形筒1内の相対向する底壁1B及び上壁1Uの両者(換言すると、上下方向)に対するクラスターピンPの位置決めが行われる。これに伴って、クラスターピンPの挿入時にぶれが生じると、当該クラスターピンPの外周面は、第1の面取り部4L,4Rに必然的に当接するように誘導される。その結果、矩形筒1内へのクラスターピンPの挿入に関しては、一層容易となり、その位置決め精度も向上する。
(4)ランス7は、クラスターピンPの挿入方向Dの手前側から片持ち支持されており、その自由端部がクラスターピンPに接触する折り返し片7Aと、クラスターピンPの挿入方向Dの奥側から片持ち支持されており、その自由端部が下側から折り返し片7Aの自由端部と接触している切り起こし片7Bとを含んでいる。換言すると、ランス7は、ピン挿入方向奥側を支点とする板ばね(即ち、切り起こし片7B)の自由端部に対して、ピン挿入方向手前側を支点とする板ばね(即ち、折り返し片7A)の自由端部を重ねた、いわゆるアンチストレスオーバー構造を有している。これにより、矩形筒1の肉厚を薄くしているのにも拘らず、ランス7の付勢力及び強度が増す。そのため、ランス7は、クラスターピンPの外周面を第1の面取り部4L,4Rへ誘導する精度が増す。その結果、矩形筒1内へのクラスターピンPの挿入に関しては、より一層容易となり、その位置決め精度もより一層向上する。
(5)アッセンブリーAは、上記種々の特定事項を有する圧着端子Tを利用している。その結果、アッセンブリーAは、軽量化且つ薄型化する。加えて、電線圧着済みの圧着端子TをCPAホルダーHの端子スタンド12に装着した後、この部分組み立て品に対して、コネクタハウジングCH及びクラスターピンPが、それぞれ、嵌合及び挿入されている。そのため、特定機能を果たすように、圧着端子T、CPAホルダーH、コネクタハウジングCH、及びクラスターピンPを有機的に結合した状態において、当該圧着端子Tは、振動や衝撃等により位置ずれすることはない。その結果、アッセンブリーAは、電動コンプレッサー用コネクタとして有用なものとなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、切り欠き3L,3Rを形成することなく、第1の面取り部4L,4Rを形成しても、本発明の目的は十分に達成し得る。また、切り欠き3L,3Rの底壁側及び上壁側の切り欠きラインの双方に連続して第2の面取り部5L,5Rを形成してもよい。さらに、エッチング加工により、圧着端子Tの展開状態を成形してもよい。なお、アッセンブリーAに組み込まれる圧着端子T及びクラスターピンPの数に関しては、2つ以上であれば任意であることは云うまでもない。その他、本発明の請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
本発明は、電動コンプレッサー用コネクタ等に適用される、端子、及びこれを利用したアッセンブリーに関する。矩形筒1の左側壁1L及び右側壁1Rのピン挿入側端部に、その奥行き方向に向かって切り欠き3L,3Rを設ける。切り欠き3L,3Rの奥側であって、ピン挿入時にピンの外周面と交わる面に、矩形筒1の内方に向かって漸次傾斜する第1の面取り部4L,4Rを設けける。他方、切り欠き3L,3Rの底壁側の切り欠きラインと連続する、矩形筒1の左側壁1L及び右側壁1Rのピン挿入側端部であって、ハウジングの端子収容室への嵌入時に当該端子収容室の内面と交わる面に、矩形筒1の外方に向かって漸次傾斜する第2の面取り部5L,5Rを設けることによって、矩形筒の肉厚を厚くすることなく、ハウジングとの嵌合及び接続金具の挿入の双方を容易且つ正確に行える。
本発明の実施の形態に係るアッセンブリーの外観構成を示す斜視図。 アッセンブリーの分解斜視図。 (A)はアッセンブリーの平面図、(B)はアッセンブリーの正面図。 (A)は図3(A)のIVA−IVA線に沿う断面図、(B)は図3(A)のIVB−IVB線に沿う断面図、(C)は図3(A)のIVC−IVC線に沿う断面図。 本発明の実施の形態に係る圧着端子の外観構成を示す斜視図。 曲げ加工前の圧着端子の展開図。 圧着端子を5方向から視た図であって、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)はピン挿入方向から視た正面図、(D)は右側面図、(E)は左側面図。 図7(A)のVIII−VIII線に沿う拡大断面図。 図7(D)のIX−IX線に沿う拡大断面図。 本発明の実施の形態に係るCPAホルダーの外観構成を示す斜視図。 (A)はCPAホルダーの正面図、(B)はCPAホルダーの右側面図。 (A)はCPAホルダーの左側面図、(B)は図11(A)のXIIB−XIIB線に沿う断面図、(C)はCPAホルダーの背面図。 本発明の本実施の形態に係るコネクタハウジングの外観構成を示す斜視図。 (A)はコネクタハウジングの平面図、(B)はコネクタハウジングの正面図。 (A)は図14(A)のXVA−XVA線に沿う断面図、(B)は図14(A)のXVB−XVB線に沿う断面図、(C)は図14(A)のXVC−XVC線に沿う断面図。 圧着端子の第2の面取り部のコネクタハウジングに対する矯正メカニズムを図解的に示す図。 圧着端子の第1の面取り部のクラスターピンに対する矯正メカニズムを図解的に示す図。
符号の説明
A アッセンブリー
W 電線
T 圧着端子
H CPAホルダー
CH コネクタハウジング
P クラスターピン
D ピン挿入方向
1 矩形筒
1B 底壁
1L 左側壁
1R 右側壁
1U 上壁
2 ワイヤーバレル
3L,3R 切り欠き
4L,4R 第1の面取り部
5L,5R 第2の面取り部
7 ランス
7A 折り返し片
7B 切り起こし片
B ベース
B2 余長部
W1 第1のウィング
W2 第2のウィング
12 端子スタンド
20 端子収容室
22 ピン挿入孔

Claims (5)

  1. 外周面が円周形状を呈している接続金具の予め定める領域が挿入される矩形筒、及び接続金具の挿入方向に関連して矩形筒よりも奥側に配置されており、電線が圧着されるワイヤーバレルを備え、
    矩形筒側からハウジングの端子収容室内に収容され、
    さらに、ハウジングの端子収容室の矩形筒収容部に連通している接続金具挿入孔から接続金具が矩形筒内に挿入される端子であって、
    上記矩形筒の相対向する第1の壁及び第2の壁の両者の接続金具挿入側端部にその奥行き方向に向かって形成されており、上記接続金具の挿入時に当該接続金具の第1の壁又は
    これら切り欠きの奥側であって、上記接続金具の挿入時に当該接続金具の外周面と交わる面に、上記矩形筒の内方に向かって漸次傾斜するように形成されている第1の面取り部と、
    上記切り欠きと連続している、上記第1の壁及び第2の壁の接続金具挿入側端部であって、上記ハウジングの端子収容室内への嵌入時に当該端子収容室の内面と交わる面に、上記矩形筒の外方に向かって漸次傾斜するよう形成されている第2の面取り部とを含むことを特徴とする端子。
  2. 上記矩形筒は、その展開状態において、長手のベースと、このベースの長手方向に沿って一体的に設けられており、且つ、当該長手方向と交差する方向に伸びる第1のウィング及び第2のウィングとを含み、これら第1のウィング及び第2のウィングのうちの一方のウィングの自由端部を他方のウィングの自由端部にオーバーラップさせ且つ接続金具挿入用の矩形空間を区画するように、当該両ウィングを上記ベース側に向かって折り曲げて成り、
    上記両ウィングは、相手方のウィングが上記オーバーラップを解除するのを規制するように互いに係合されていることを特徴とする請求項1に記載の端子。
  3. 上記矩形筒内に隆起するように設けられており、上記接続金具が挿入されたときに、上記矩形筒内において当該矩形筒の相対向する第3の壁及び第4の壁のうち一方の壁に向かって当該接続金具を弾発的に付勢することによって係止するランスをさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の端子。
  4. 上記ランスは、
    上記矩形筒成形要素から上記接続金具の反挿入方向側に向かって延びている、上記ベースの余長部を、その矩形筒成形要素側を支点として、上記接続金具の挿入方向に沿い且つ当該ベースに対して予め定める角度を以って折り返されている折り返し片と、
    上記矩形筒の相対向する第3の壁及び第4の壁のうちの他方の壁となっていると共に上記接続金具の反挿入方向側が自由端となっている、上記ベースの一部領域を、そのワイヤーバレル成形要素側を支点として、上記折り返し片に向かい且つ上記ベースに対して予め定める角度を以って切り起こされている切り起こし片とを含み、
    上記折り返し片の自由端部は、上記切り欠きのベース側の切り欠きラインとほぼ面一状態となっており、
    上記切り起こし片の自由端部は、上記折り返し片の自由端部の下面に当接していることを特徴とする請求項3に記載の端子。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の端子を利用したアッセンブリーであって、
    上記端子のワイヤーバレルに電線が圧着された状態で当該端子が装着される端子スタンドが形成されているホルダーを含み、
    上記端子の矩形筒を上記ハウジングの端子収容室側に向けて、当該端子が上記ホルダーの端子スタンドに沿わせた状態で装着されており、
    この状態で、上記ハウジングの端子収容室内に上記端子がその矩形筒側から収容されるように、上記ホルダーと当該ハウジングとが嵌め合わされており、
    さらに、上記ハウジングの接続金具挿入孔から上記接続金具が上記端子の矩形筒内に挿入されていることを特徴とするアッセンブリー。
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