JP3959002B2 - 電気応答流体及び流体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、EHD(Electro Hydro Dynamics)流動効果を有する電気応答流体に関し、特に高い流動効果が得られる電気応答流体並びにそれを用いた流体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ある種の流体に金属電極を浸して直流高電圧を印加すると、EHD現象により、流体の流動が起こることは良く知られている。このような流体を、ここでは「電気応答流体」と呼ぶ。近年、このEHD現象を応用しようとする研究が種々なされている。例えば特開平6−165542号には、図20に示すように、面電極131に対向してリング電極132を設置し、これらを電気応答流体133中に浸漬させるようにしたEHD効果を利用した流れ発生装置が開示されている。この装置では、電気応答流体133として電気伝導度の高い媒体、例えばフロン系媒体であるR113にエタノールを混合させることによって電気伝導度を高めた媒体を使用している。面電極131とリング電極132との間に高電圧を印加すると、リング電極132の回りに不平等電界が生じ、電気応答流体133は、図20のPaで示すようなジェットとなって噴流する。このジェットをポンプやアクチュエータの動力として利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、使用されている電気応答流体としては、上述したようにフロン系媒体にエタノールを混合したもの、ハイドロカーボン、ハイドロカーボンにアルコールを添加したもの等が利用されている。しかし、このような電気応答流体では、圧力発生装置やモータとして実用に耐えうる出力が得られないのが現状である。本発明者等もハイドロフルオロエーテルやDBDN(ドデカン二酸ジ−n−ブチル)等の電気応答流体を使用して研究を重ねたが、十分な出力を得ることはできなかった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、高い流動効果が得られ、出力を向上させることができる電気応答流体及び流体装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、好ましい電気応答流体について鋭意研究を重ねたところ、エーテル結合を持ちハロゲン元素を含む流体が、その流体中で放電を行うと、放電を行う前後において得られる出力が変化し、放電を行うことで出力を向上させることができることを見出した。その原理は定かではないが、流体中にマスクロクラスタによる誘導流動が発生しているものと推定される。
【0006】
本発明は、このような知見に基づきなされたもので、本発明に係る電気応答流体は、エーテル結合を持ちハロゲン元素を含む、放電処理がなされた電気に応答する流体であることを特徴とする。ここで、好ましい放電条件は、電極形状や電極サイズ等により異なるが、100Vを下回ると、一般的には放電が発生し難くなる。また、放電電圧として20kVを超える電圧を印加するのは、現状の技術では難しくなる。従って、好ましい放電電圧は、例えば放電電圧100V〜20kV、より好ましくは2kV〜13kVである。また、好ましい放電時間は1秒〜20秒、より好ましくは5〜20秒である。20秒を超えると、流体の内部に混入する煤の量が極端に多くなるので好ましくない。
【0007】
なお、ここで、「放電」とは、液中に配置した対向する電極間おいてストリーマが発生する現象を言う。また、「平等電界」とは、同じ形状、同じ材質の電極を対向配置して電極間のどこでも電界強度が一定の状態のことを言い、「不平等電界」とは、「平等電界」ではない電界の状態のことを言う。
【0008】
本発明に係る流体装置は、エーテル結合を持ちハロゲン元素を含む、放電処理がなされた電気に応答する電気応答流体と、この電気応答流体内に不平等電界を付与する電極と、この電極に電圧を印加する電圧印加手段とを備え、前記電極によって前記電気応答流体に不平等電界を与えることにより、前記電気応答流体と前記電極との間に相対的な力を生じさせるようにしたことを特徴とする。
【0009】
なお、流体装置としては、例えばポンプ、アクチュエータ等が挙げられる。上述した電気応答流体と電極との間の相対的な力は、例えば流路(チューブ、スリット等)を流れる電気応答流体の流動エネルギーとして、又は電極に対する駆動エネルギーに変換される。前者の場合、流路における電気応答流体の移動を動力として取出す動力取出し手段(バルーン、ベローズ、ダイアフラム、ピストン、羽根車等)を介して動力を外部に取り出すことができる。また、後者の場合、電極は、例えば互いに対向する第1電極及び第2電極を備え、第1電極は、第2電極に対して移動可能に配置され、且つ電気応答流体に対する不平等電界の付与によって生じた電気応答流体と電極との間の相対的な力によって移動するように構成することができる。この場合、第1電極の移動力を動力として取り出す動力取出し手段(回転軸、直動軸等)を介して動力を外部に取出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
電気応答流体として、ハイドロフルオロカーボン(住友スリーエム社製のHFE−7200)の溶液を用い、この電気応答流体に対する放電処理を行うための放電装置として、図1に示すような装置を用いた。この放電装置は、ガラス製のビーカ1の中に、電気応答流体の溶液2を入れ、溶液2の中に平板電極3を垂直に浸漬し、この平板電極3に対して垂直に所定のギャップを介して対向するように針状電極4を浸漬する。各電極3,4は、電線5によって高電圧電源6に接続する。
【0011】
このような放電装置を用い、放電条件として下記表1に示す条件で放電処理を行った。また、比較例として放電処理を行わない電気応答流体を用意した。
【0012】
【表1】
Figure 0003959002
【0013】
実施例1,2は、電極ギャップが0.5mmであるため、やや放電し難かった。メンブランフィルタは、φ0.45μmのメッシュを使用した。放電によってメンブレンフィルタ上には、僅かに黒色残渣が残った。また、実施例2の5Aろ紙でろ過後の液体は、黄色であった。実施例3,4は、実施例1,2よりも液体の色は薄かった。実施例5,6は、煤が少なく、殆ど着色はなかった。実施例7,8は、煤が実施例5,6よりも多かった。実施例9は、実施例1,2と同じくややハロゲン臭が強く、煤は多量であった。液体も黄色であった。
【0014】
次に、表1の条件で生成された放電処理後の実施例1〜9の電気応答流体と、放電処理を行わない比較例の電気応答流体の流動効果を測定するため、図2に示すような実験装置を使用した。すなわち、ガラス製のシャーレ11の中に、線状電極12と環状電極13とを配置した。図3にその詳細を示すように、線状電極12は、先端を上方に向けて立設し、環状電極13をシャーレ11の底部に線状電極12と同軸で配置した。線状電極12の基端側を90°曲げて環状電極13の下部を通し、線状電極12の傾斜を防止した。線状電極12及び環状電極12のリード部14,15には、電界の影響をなくすため、被覆16,17を施した。線状電極12にノズル型ガラス管18を、細いほうを下にして被せ、ガラス管18を固定台19で固定した。そして、シャーレ11の中に上記の実施例1〜9と比較例の電気応答流体を入れ、線状電極12及び環状電極13に、直流電源20からアンプ21及びリード部14,15を介して直流電圧を0〜10kVまで順次変化させて印加した。そして、そのときのガラス管18を上昇する電気応答流体の高さから圧力を求めた。その結果を図4に示す。
【0015】
図4からも明らかなように、比較例の電気応答流体を使用した場合、印加電圧を0〜10kVに上昇させても、得られる圧力は、0.3〜0.8kPaであったが、実施例1の電気応答流体を使用した場合、0〜10kVに上昇させたときに得られる圧力は、0.3〜5kPaと、比較例の6倍以上であった。また、実施例2〜9の電気応答流体を使用した場合、10kVで得られる圧力は、2.1〜3.9kPaと、比較例の2.6〜4.9倍であった。
【0016】
次に、本発明の電気応答流体を使用した流体装置の実施形態を説明する。
図5及び図6は、本発明の電気応答流体を流体装置として回転アクチュエータに応用した例を示す図である。
いま、図5(a)に示すように、平板電極21を電気応答流体の中に水平に配置し、その上に線状電極22を平板電極21に対して直角に配置し、両電極21,22に高電圧を印加すると、電気応答流体には、EHD現象により、同図白抜き矢印で示すような、液面上昇を発生させる流れが発生する。平板電極21と線状電極22とを同図(b)に示すように90°回転させると、流体の流れはそのまま横方向に発生する。次に、同図(c)に示すように、線状電極22を平板電極21よりも下方の位置に移動させると、流体の流れは線状電極22の片側を沿うように発生する。更に同図(d)に示すように、線状電極22を平板電極21の下を通して向こう側まで延長すると、流体の流れは線状電極22の平板電極21に対して両側に発生する。そこで、同図(e)に示すように、平板電極21を線状電極22に対して傾斜させると、流体の流れは平板電極21の一方の側にのみ発生し、その流れの反作用により平板電極21に直線方向の移動力が付与される。続いて、同図(f)に示すように、両電極21,22の間の電界が均一にかかるように、線状電極22を板状電極23に変更し、更に同図(g)に示すように、板状電極23を環状電極24とし、回転軸25と連結することにより、直線運動を回転運動に変えることができる。
【0017】
以上の原理に基づいて構成されたのが、図6に示す回転型アクチュエータである。この回転型アクチュエータは、アクリルパイプ31の両端をアクリル製の下板32と上板33とで塞ぎ、下板32と上板33とをボルト34で固定し、アルミテープで製作した環状電極(第2電極)35を下板32の窪みに配置し、アルミテープで製作した羽根電極(第1電極)36をステンレス製の回転軸37に取り付けたものである。なお、回転軸37の回転部分にはベアリング38を用い、回転軸37のぶれを防止した。
アクリルパイプ31の内部に上記実施例1〜9のいずれかの電気応答流体を充填し、電極35,36間に高電圧を印加することにより、回転軸38を回転駆動する。この回転駆動力を動力取出し手段としての回転軸37を介して外部に取出すことで、回転型アクチュエータとして機能させることができる。この実施形態によれば、高い回転数及び始動トルクを得ることができる。
【0018】
図7及び図8は、本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータを示す図である。
このポンプ型アクチュエータは、同軸結合されるアクリル製の円板状の底部41及び蓋部42と、蓋部42の上部に取り付けられるポンプ部43とから構成されている。底部41には、その上面中央の窪みの中心に同軸的に線状電極44が立設され、底部41と蓋部42とはボルト45で固定される。ポンプ部43はバルーン構造の可動部46を装着したもので、このポンプ部43は、蓋部42の中央の穴に装着されている。
【0019】
図8は、ポンプ部43の詳細を示した図である。このポンプ部43は、アクリル製の円筒状のポンプ本体47の両端に窪み48,49を形成すると共に、その軸中心に線状電極44が所定ギャップを介して挿入される貫通孔50(流路)を形成してなる。下端側の窪み48の側壁には、アルミテープ製の環状電極51が装着されている。底部41に装着した線状電極44は、ステンレス製とし、その先端が貫通孔50から僅かに上部に突出する構造とした。
【0020】
ポンプ部43の内部に、上述した実施例1〜9のいずれかの電気応答流体52が充填された状態で、線状電極44と環状電極51との間に図示しない電源から高電圧を印加すると、EHD現象により、図中矢印で示すように、流体52が貫通孔50内を上昇し可動部46を突出させる。この突出力を用いてポンピング動作を行うことができる。
【0021】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
図9は、シャーレ61に収容された本発明に係る電気応答流体62に浸漬された細線による環状電極63と、この環状電極63に対して同軸配置された線状電極64とに、直流電源65からリード部68a,68bを介して直流電圧を印加するようにしてものである。これにより、線状電極64の周囲にガラス管66によって形成された流路67に電気応答流体62の流れを生じさせて、この流体の流れを図示しない動力取出し手段によって動力に変換して外部に取出すポンプ部60が形成されている。この例では、線状電極64に直流電圧を印加するリード部68aがガラス管66の上端で線状電極64に接続されている。
【0022】
図10は、図9の環状電極63に代えて、平板電極71を使用した例である。
図11は、図9の環状電極63に代えて、線状電極72を使用した例である。
図12は、図9の環状電極63に代えて、シャーレ61の底部全面に広がる平板電極73を使用した例である。
図13は、図10の線状電極64からのリード部68aの取り出し方向を逆にした例である。
図14は、図11の線状電極64及びガラス管66を曲げた曲線電極74及び曲線状のガラス管75を使用してポンプ部70を構成した例である。
【0023】
図15は、ポンプ部80に、スリット状の流路を形成した流体装置の例である。角型のシャーレ81には、電気応答流体82が収容され、電気応答流体82には、数mmの間隙を介して2枚のアクリル板83,84を対向配置させて、その両側をシリコーンゴムのスペーサ85,86で塞ぎ、スペーサ85,86の間に棒状の電極87を配置し、電極87の両側にスリット状の流路88,89を形成したものである。スペーサ85,86の下面には、電極90,91が配置され、電極87と電極90,91との間に直流電源92からリード部93a,93bを介して直流電圧が印加されるようになっている。
【0024】
図16は、回転型アクチュエータの他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。この実施形態は、図6に示した羽電極(第1電極)36を複数枚にした例である。
シャーレ101の底面に設けられた環状電極102(第2電極)には、互いに90°の角度で回転軸103の周りに配置された4枚の羽根電極104が、環状電極102に対して傾斜するように対向配置されている。シャーレ101の中に電気応答流体105を充填し、回転軸103と環状電極102とに直流電源106からリード部107a,107bを介して直流電圧を印加すると、前述した原理により、羽根電極104が環状電極102に対して回転移動して、回転軸103が回転する。この回転力を外部動力として取出すことにより、回転型アクチュエータを構成することができる。
【0025】
図17は、図16の環状電極102及び羽根電極104に代えて、シャーレ101の側壁内面に配置された環状電極111及びこの環状電極111の内側で回転する線状電極112を使用した例を示している。線状電極112は、回転軸103から半径方向に互いに逆向きに延びる2つの部分と、これら部分からそれぞれ90°の角度を変えて互いに逆向きに延びる2つの部分とから構成され、その先端が環状電極111に所定のギャップを介して対向する。この例の場合にも、線状電極112が環状電極111に対して傾斜しているので、回転軸103には、回転駆動力が生じる。この回転駆動力を外部に取出すことにより、回転型アクチュエータが構成される。
【0026】
図18は、図17の線状電極112に代えて、環状電極111に所定角度を持って対向する4つの羽根電極113を使用した例を示している。
【0027】
図19は、直動型のアクチュエータの例を示していいる。
電気応答流体120を収容する長尺状のシャーレ121の底部には長手方向に延びる平板電極122(第2電極)が設けられ、この平板電極122に対向し平板電極122の長手方向に往復動するキャリッジ123が設けられている。キャリッジ123の平板電極122と対向する面には、平板電極122に対して互いに逆方向に傾斜した一対の電極124,25(第1電極)が配置されている。これら電極124,125は、スイッチ126を介して直流電源127から択一的に直流電圧を印加される。このため、キャリッジ123は、スイッチ126によって電極124に直流電圧が印加されている場合と、スイッチ126によって電極125に直流電圧が印加されている場合とで、図中矢印で示すように、互いに逆向きに直線移動する。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、高い流動効果が得られ、アクチュエータとしての出力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1〜9に係る電気応答流体を得るための放電装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例1〜9および比較例の電気応答流体の印加電圧対圧力の関係を示すための実験装置の構成を示す図である。
【図3】 同実験装置の一部を拡大して示す図である。
【図4】 同実験装置を用いて測定された結果を示すグラフである。
【図5】 同電気応答流体を用いた回転型アクチュエータの原理を説明するための図である。
【図6】 同回転型アクチュエータの分解斜視図である。
【図7】 同電気応答流体を用いたポンプ型アクチュエータの分解斜視図である。
【図8】 同アクチュエータのポンプ部の斜視図(a)及び断面図(b)である。
【図9】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図10】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図11】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図12】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図13】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図14】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図15】 本発明の他の実施形態に係るポンプ型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図16】 本発明の他の実施形態に係る回転型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図17】 本発明の他の実施形態に係る回転型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図18】 本発明の他の実施形態に係る回転型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図19】 本発明の他の実施形態に係る直動型アクチュエータの概略構成を示す図である。
【図20】 EHD現象を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ビーカ、
2…溶液、
3,21,71,73,122…平板電極、
4…針状電極、
5…電線、
6…高電圧電源、
11,61,81,101,121…シャーレ、
12,22,44,64,72,112…線状電極、
13,24,35,51,63,102,111…環状電極、
18,66,75…ガラス管、
20,65,92,127…直流電源、
23…板状電極、
25,37,103…回転軸、
36,104,113…羽根電極、
43,60,70,80…ポンプ部、
52,62,82,105,120…電気応答流体、
67,89…流路、
123…キャリッジ。

Claims (6)

  1. エーテル結合を持ちハロゲン元素を含む、放電処理がなされた電気応答流体。
  2. エーテル結合を持ちハロゲン元素を含む、放電処理がなされた電気応答流体と、
    この電気応答流体内に不平等電界を付与する電極と、
    この電極に電圧を印加する電圧印加手段と
    を備え、前記電極によって前記電気応答流体に不平等電界を与えることにより、前記電気応答流体と前記電極との間に相対的な力を生じさせるようにした
    ことを特徴とする流体装置。
  3. 前記不平等電界の付与によって生じた前記電気応答流体と電極との間の相対的な力によって前記電気応答流体が移動する流路を備えたことを特徴とする請求項2記載の流体装置。
  4. 前記電極は、互いに対向する第1電極及び第2電極を備え、
    前記第1電極は、前記第2電極に対して移動可能に配置され、前記電気応答流体に対する不平等電界の付与によって生じた前記電気応答流体と電極との間の相対的な力によって移動するものである
    ことを特徴とする請求項2記載の流体装置。
  5. 前記流路における前記電気応答流体の移動を動力として取り出す動力取出し手段を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の流体装置。
  6. 前記第1電極の移動力を動力として取り出す動力取出し手段を更に備えたことを特徴とする請求項4記載の流体装置。
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