JP3958278B2 - 画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理方法に関するものであり、特にディジタル画像の信号処理方法に関するものである。
近年、薄型のディスプレイとして液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等が注目されている。
LCDやPDP、FEDは、固定画素のマトリックス駆動型のディスプレイであり、ディジタル画像信号によって駆動可能である。
これらのディスプレイの階調数は、各画素に対応した映像信号のビット数により表現される。
一方、人間の見た目にきれいに表示できるよう画像信号に各種信号処理を施し、ディスプレイに表示する技術が考えられている。
たとえば、画像の輪郭部分や高周波成分を強調し、みかけ上解像度の高い画像として表示する、エッジ強調処理がある。
図8は、画像信号にエッジ強調を行う場合の構成を示す図である。
図8中、800はエッジ強調器である。
入力端子801から入力された画像信号は、ハイパスフィルター803へ出力するとともに、加算器807へ出力する。
ハイパスフィルター803では、入力された画像信号の高周波成分を抽出し、乗算器805へ出力する。
乗算器805では、制御部809の指示により、画像の高周波成分をどの程度強調するかを示す強調係数と高周波成分を乗算し、加算器807へ出力する。
この強調係数を制御することにより、画像の高周波成分の強調具合を調整することが出来る。
ところで、乗算器805から出力される高周波成分のビット精度として、入力端子801から入力された8ビットの画像信号を、ハイパスフィルター803と、乗算器805との演算により、12ビットに増加させることができる。
すると、加算器807では、本来の8ビットの画素信号と、乗算器805から出力される12ビットの調整された高周波成分を加算し、高周波成分が強調された12ビットの画素信号を四捨五入器811へ出力することになる。
なお、制御部809より出力される強調係数をマイナスの値をとる事により、エッジ強調をする代わりに、画像を滑らかにすることも出来る。
四捨五入器811では、12ビットの画像信号を8ビットの画素信号にするため、四捨五入により、下位4ビットを捨てて出力端子813へ8ビットの画素信号として出力する。
ところで、プリンターなどでは、2値化処理方法として古くからディザ処理による中間調処理方式が提案されている。特に特許文献1に示されるように、プリンターなどの分野では、文字領域や写真領域などに画像分離し、画像領域に応じて2値化処理方法を変える方法がある。
特開2000−134471号公報
ところが、エッジ強調を行って画素信号のビット数を増やした後、単純に画素信号の四捨五入を行ってビット数を減らす場合、画像によっては、擬似輪郭を発生しやすい。
特に、一面の青空のような自然画のように、ダイナミックレンジが狭い画像は、隣接した画素の相関が高く、擬似輪郭が発生しやすく、また視覚上、より目に付きやすい。
一方、擬似輪郭を防止するために、四捨五入のかわりに、常時ディザ処理を行う場合には、ダイナミックレンジが広い画像や、エッジ強調処理がなされた画像は、隣接した画素に相関があまりなく、擬似輪郭も発生し難いので、ディザ処理を施してもあまり効果がない。逆にこの場合は、ディザ処理による固定パターン状のノイズが目に付き、ディザによる弊害が発生し易い。
本発明は上記の従来技術の課題を鑑みなされたもので、その目的とするところは、効果的に擬似輪郭の発生を抑制し、高画質な表示を行うことが可能な画像処理方法を提供することにある。
本発明の画像処理方法は、入力された画像データのダイナミックレンジを検出するダイナミックレンジ検出工程と、
入力された画像データに階調数の増大を伴うエッジ強調処理処理を施すエッジ強調工程と、
入力された画像データに1画素あたりの階調数の低下を伴うディザ処理を、複数のディザマトリクスを用いて施すディザ処理工程とからなる画像処理方法において、
前記ディザ処理工程は、前記エッジ強調が相対的に弱い処理の場合又は前記ダイナミックレンジが相対的に狭い画像の場合には、複数ビットの閾値からなるディザマトリクスを選択することによって、前記ディザ処理における擬似階調数が増大するように処理することを特徴とする。
本発明によれば、入力画像信号のダイナミックレンジの大きさとエッジ強調の強弱に応じて、ディザによる擬似階調数を制御することができる。これにより、より効果的に擬似輪郭を抑制し、高画質な表示を行い得る信号処理を施すことが出来る。
具体的には、エッジ強調が相対的に弱い処理モードの場合には、当該モードよりエッジ強調が強い処理モードの場合に比べて、ディザ処理における擬似階調数が増大するように、当該擬似階調数を決定する。或いは、ダイナミックレンジが相対的に狭い画像モードの場合には、ダイナミックレンジが相対的に広い画像モードの場合に比べて、ディザ処理における擬似階調数が増大するように、当該擬似階調数を決定する。こうして、より効果的に擬似輪郭を抑制し、高画質な表示を行うことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の画像処理方法を実施するための画像処理装置を示すブロック図である。
まず、ディジタル化された画像信号は入力端子1に入力される。
本実施形態では入力されるディジタル画素信号は8ビットで量子化されていることとする。
入力端子1に入力されたディジタル画素信号は、遅延器3とダイナミックレンジ検出器9へ出力される。
遅延器3では、ダイナミックレンジ検出器9で画像信号のダイナミックレンジの検出が完了するまでディジタル画素信号を遅延させる。
ダイナミックレンジの検出方法の例としては、入力画像の一画面中の画素信号の最大値と最小値の差の絶対値を求める方法があり、こうして求められた絶対値を予め設定した閾値と比較すれば、ダイナミックレンジの広い画像信号、又は狭い画像信号を相対的に区別することができる。
遅延させたディジタル画像信号は、エッジ強調器5へ出力される。
エッジ強調器5では、制御部11の指示により、画像のエッジ部分を強調させる処理を行い、ディザ器7へ出力する。ここで、エッジ強調器5では、8ビットで入力された画素信号を、エッジ強調処理によって演算精度を保つために12ビットに増加する。制御部11は、ダイナミックレンジの大きさに係るパラメータと、エッジ強調の大きさに係るパラメータと、をそれぞれ信号として受信して、それらパラメータに応じて、ディザ処理における擬似階調数を決定する制御を行う。
図2は、図1中のディザ器7の構成を説明した図である。
図1中のエッジ強調器5から出力された12ビットの画素信号は、図2中の加算器25へ入力される。
一方、閾値マトリックス23は、図3の(a)〜(e)のいずれかで示される閾値マトリクスを画素の位置に応じて加算器25へ出力する。
この閾値マトリックスは、メモリーまたはレジスターなどで構成され、制御器11により、書き換えることが出来る。
加算器25では、12ビットの画素信号と4ビットのディザマトリックスの閾値を加算し、割り算器27へ出力する。
この加算器25においては、12ビットの画素信号と4ビットの閾値データを加算した結果、最上位ビットが桁上がりする場合、クリッピング処理を行い12ビットとして割り算器27へ出力しても良い。
クリッピング処理とは、画素信号のビット長が、設定された最大値を超えた場合に、その最大値に置き換える処理をいう。
割り算器27では、入力された12ビットの画素信号を8ビットに減らすために、割り算を行い図1中の出力端子13へ出力する。
なお、この割り算器27は切り捨て処理をする割り算である。
例えば、この割り算器27では、加算器25から出力された画素信号が12ビットにクリッピングされた画素信号である場合には、4ビットシフトすることによって、割り算器を実現しても良い。
ここで、ディザマトリクスを使用して、画素信号の四捨五入を実現する場合について説明する。
マトリクスすべての値の最上位ビットに1を設定する。すなわち、4ビットの閾値マトリクスならばすべて8に設定する。
加算器25において、12ビット画素信号と閾値マトリクス23の閾値を加算し、割り算器27へ出力する。
そして、割り算器27において下位4ビットを切り捨てれば、四捨五入を行うことが出来る。
一方、ダイナミックレンジ検出器9に入力された画像信号は、1フレーム分を単位として画像のダイナミックレンジが検出され、その大きさを制御部11へ出力する。
制御部11では、エッジ強調器5のエッジの強調度合いを制御するとともに、ダイナミックレンジ検出器9から入力されるダイナミックレンジの大きさと、エッジ強調器5のエッジ強調の強弱に応じて、ディザ器7のディザマトリックスの閾値を制御する。
図3中(a)は、閾値マトリックスのビット長は4ビットであり、擬似的に表現できるビット数は0〜15の4ビット(16階調)であるマトリクスを示している。また、マトリクスのサイズは縦横4x4のサイズのマトリクスになっている。
図3中(b)は、閾値マトリクスのビットは4ビットであるが、最下位ビットは0になっており、実際に擬似的に表現できるビット数は、0、2、4、6、8、10、12、14の3ビット(8階調)であるマトリクスを示している。
また、図3中(c)は、閾値マトリクスのビットは4ビットであるが、下位2ビットは0となっており、実際に擬似的に表現できるビット数は、0、4、8、12の2ビット(4階調)であるマトリクスを示している。
図4は、ダイナミックレンジの大きさと、エッジ強調の強弱に応じて、ディザマトリックスの閾値を制御した場合の各パラメータの対応テーブルを示す図である。エッジ強調の強弱は、前述したとおり乗算器において高周波成分に乗算する係数を大きくしたり小さくしたりすることにより、達成できる。
図4中、例えば、ダイナミックレンジが狭くて、エッジ強調が弱い画像の場合(モード1)は、もっとも画像が滑らかであり、エッジ強調処理を行ったあとに切り捨て処理を行うともっとも擬似輪郭が発生しやすい。そこで、このモード1の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は4ビットとし、ディザマトリクスとして図3の(a)を使用する。
この場合、表現できる見かけの階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数4ビットの合計12ビットになる。
また、図4中、ダイナミックレンジが広い画像で、エッジ強調が弱い処理を行う場合(モード2)は、相対的に2番目に画像が滑らかであり、比較的擬似輪郭が発生しやすい。
そこで、このモード2の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は3ビットとし、ディザマトリクスは図3の(b)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数3ビットの合計11ビットになる。
また、図4中、ダイナミックレンジが狭い画像で、エッジ強調が強い処理を行う場合(モード3)は、比較的擬似輪郭が発生しにくいので、ディザで表現する擬似階調ビット数は2ビットとし、ディザマトリクスとしては図3中(c)を使用する。
このモード3の場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数2ビットの合計10ビットになる。
また、図4中、ダイナミックレンジが広くて、エッジ強調が強い処理を行う場合(モード4)は、もっとも擬似輪郭が発生しづらく、また、視覚的に擬似輪郭も目立たないため、ディザ処理は行わず画像信号の四捨五入を行う。
ただし、四捨五入を行う実現方法として、図3中(d)のように、ディザマトリックスの閾値をすべて8に固定し、12ビットに拡張された画素信号に加算し、下位4ビットを切り捨てることにより実現しても良い。
この場合、表現できる階調数は、8ビットになる。
(実施形態2)
図5は、本発明の別の実施形態による画像処理方法を実現する画像処理装置の構成を示すブロック図である。
まず、ディジタル化された画像信号は入力端子501に入力される。
本実施形態では入力されるディジタル画素信号は8ビットで量子化されているものとする。
入力端子501に入力されたディジタル画素信号は、遅延器503とダイナミックレンジ検出器511へ出力される。
遅延器503では、ダイナミックレンジ検出器511で画像のダイナミックレンジの検出が完了するまでディジタル画像信号を遅延させる。たとえば、遅延器503は、TV信号の1画面分のダイナミックレンジを検出したい場合は、1フレーム分遅延させる。
遅延させたディジタル画像信号は、解像度変換器505へ出力される。
解像度変換器505では、図示しない固定画素表示デバイスの画素数のような表示デバイスの解像度に合わせるために、入力信号の解像度を変換する。
例えば、表示デバイスの解像度が水平1280画素、垂直720画素であり、入力した画像信号の水平画素数が720画素で、垂直の画素数が480画素である場合、水平は16/9倍、垂直は3/2倍に拡大処理をする。
本発明に用いられる拡大処理としては、特に限定されることは無いが、ニアリストネイバーを除く方法、例えば、バイリニアのような線形補間、バイキュービックのような3次畳み込みによる補間方法が好ましく用いられる。
また、表示デバイスの解像度が1280画素、垂直720画素であり、入力した画像信号が、水平1920画素、垂直1080画素である場合、水平2/3倍、垂直も2/3倍に縮小処理を行う。この時、例えば8ビットで入力された画像は10ビットに拡張される。
本発明に用いられる縮小処理としては、単純に画素信号を間引く方法や、上記線形補間や3次畳み込みによる補間方法によって、座標変換を行った後に、不要な座標位置の画素信号を間引く方法が挙げられる。
エッジ強調器507では、制御部513の指示により、画像のエッジ部分を強調させ、ディザ器509へ出力する。ここで、エッジ強調器507では、10ビットで入力された画素信号を、エッジ強調処理によって増加したビットの演算精度を保つために12ビットに増加する。
一方、ダイナミックレンジ検出器511に入力された画像信号は、1フレーム分の画像のダイナミックレンジを検出し、その大きさを制御部513へ出力する。
制御部513では、解像度変換器505の拡大、縮小率を設定するとともに、エッジ強調器507のエッジの強調具合を制御し、ダイナミックレンジ検出器511から入力されるダイナミックレンジの大きさと、エッジ強調器507のエッジ強調の強弱と、解像度変換器505の拡大又は縮小、つまりスケーリング率に応じて、ディザ器509のディザマトリックスの閾値を制御する。
ディザマトリックスの閾値としては、図3に示したものと同じマトリクスを採用し得る。
図3中(e)は、閾値マトリクスのビットは4ビットであるが、下位3ビットは0となっており、実際に擬似的に表現できるビット数は、0、8の1ビット(2値)である。
図6は、解像度変換の拡大、縮小と、ダイナミックレンジの大きさと、エッジ強調の強弱に応じて、ディザマトリックスの閾値を制御した場合の各モードと各処理の関係を示す図である。
特に図6は解像度変換の拡大処理がエッジ強調の強弱よりも優先する処理モードの対応テーブルを示しており、ディザによる擬似階調数をより多くして擬似輪郭を防止することを説明するための図である。
図6中、例えば、ダイナミックレンジが狭く、解像度変換が拡大で、かつ、エッジ強調が弱い画像の場合(モード11)は、もっとも画像が滑らかであり、もっとも擬似輪郭が発生しやすい。そこで、このモード11の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は4ビットとし、ディザマトリクスとしては図3の(a)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の階調数8ビットとディザによる擬似階調数4ビットの合計12ビットになる。
図6中、例えば、ダイナミックレンジが広く、解像度変換が拡大で、かつ、エッジ強調が弱い画像の場合(モード12)は、2番目に滑らかな画像と判断し、このモード12の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は3ビットとし、ディザマトリクスとしては図3の(b)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数3ビットの合計11ビットになる。
また、図6中、例えば、ダイナミックレンジが狭く、解像度変換処理が縮小で、かつ、エッジ強調が弱い画像の場合(モード15)は、丁度中間程度に擬似輪郭が発生しやすい。
そこで、このモード15の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は2ビットとし、ディザマトリクスとしては図3の(c)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数2ビットの合計10ビットになる。
また、図6中、例えば、ダイナミックレンジが狭く、解像度変換処理が縮小で、かつ、エッジ強調が強い画像の場合(モード17)は、2番目に擬似輪郭が発生しにくい。
そこで、このモード17の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は1ビットとし、ディザマトリクスとしては図3中(e)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数1ビットの合計9ビットになる。
また、図6中、例えば、ダイナミックレンジが広く、解像度変換が縮小で、かつ、エッジ強調が強い画像の場合(モード18)は、もっとも擬似輪郭が発生しにくいので、ディザ処理を行わず、四捨五入によって切り捨てることにする。
ただし、四捨五入を行う実現方法として、図3中(d)のように、ディザマトリックスの閾値をすべて8に固定し、12ビットに拡張された画素信号に加算し、下位4ビットを切り捨てることにより実現しても良い。
この場合、表現できる階調数は、8ビットになる。
図7はエッジ強調の強弱が解像度変換の拡大縮小よりも優先する処理モードの対応テーブルを示しており、ディザによる擬似階調数をより多くして擬似輪郭を防止することを説明するための図である。
図7中、モード21は図6のモード11と同じである。同様に、モード22は図6のモード12と、モード27は図6のモード17と、モード28は図6のモード18と同じ処理である。
一方、モード23は、図6のモード15とは異なり、ディザ処理における擬似諧調ビット数が増えている。同様に、モード24は図6のモード16とは異なり、ディザ処理における擬似諧調ビット数が増えている。モード25は図6のモード13とは異なり、ディザ処理における擬似諧調ビット数が減っている。モード26は図6のモード14とは異なり、ディザ処理における擬似諧調ビット数が減っている。
図6の処理モードは、解像度変換の拡大又は縮小率が大きい場合に好ましく、図7の処理モードはその逆で解像度変換の拡大又は縮小率が小さい場合に好ましい。
また、図7中、例えば、エッジ強調が弱く、解像度変換処理が縮小でかつ、ダイナミックレンジが広い画像の場合(モード24)は、丁度中間程度に擬似輪郭が発生しやすい。
そこで、このモード24の場合には、ディザで表現する擬似階調ビット数は2ビットとし、ディザマトリクスとしては図3の(c)を使用する。
この場合、表現できる階調数は、本来の画像の画素信号の階調数8ビットとディザによる擬似階調数2ビットの合計10ビットになる。
以上の各実施形態のように画像処理が施された実階調数(擬似階調数は含まない)のデジタル画素信号は、固定画素のマトリックス駆動型のディスプレイの変調駆動回路に入力され、そこで、パルス幅変調、電圧振幅変調或いは電流振幅変調が、更にはパルス幅変調と電圧振幅変調(或いは電流振幅変調)とが組み合わされた変調が施されて、変調出力信号となり各画素に供給される。各画素では変調出力信号に応じた実階調数で輝度を呈することになるが、一画面の画像でみると、ディザ処理により擬似階調分が上乗せされているので、実階調数プラス擬似階調数分の画像を再生表示できる。
本発明が好ましく適用できる固定画素のマトリックス駆動型のディスプレイとしては、FEDやSED(表面伝導型ディスプレイ)などのように、少なくとも1つの電子放出素子と蛍光体とを組み合わせた画素を有する電子線蛍光ディスプレイ、或いは、PDP、ELD(エレクトロルミネッセンスディスプレイ)などの自発光ディスプレイや、LCDのようなディスプレイが挙げられる。
本発明の画像処理方法を実現する画像処理装置の構成を示すブロック図である。 ディザ器の構成を示すブロック図である。 ディザ器の閾値マトリクスを示す図である。 本発明の一実施形態による画像処理方法の各処理パラメータの対応関係テーブルを示す図である。 本発明の画像処理方法を実現する別の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の別の実施形態による画像処理方法の各処理パラメータの対応関係テーブルを示す図である。 本発明の別の実施形態による画像処理方法の各処理パラメータの別の対応関係テーブルを示す図である。 エッジ強調器の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1、501、801 入力端子
3、503 遅延器
5、507 エッジ強調器
7、509 ディザ器
9、511 ダイナミックレンジ検出器
1、513、809 制御部
3、515、813 出力端子
23 閾値マトリックス
25 加算器
27 割り算器
505 解像度変換器
800 エッジ強調器
803 ハイパスフィルター
805 乗算器
807 加算器
811 四捨五入器

Claims (2)

  1. 入力された画像データのダイナミックレンジを検出するダイナミックレンジ検出工程と、
    入力された画像データに階調数の増大を伴うエッジ強調処理処理を施すエッジ強調工程と、
    入力された画像データに1画素あたりの階調数の低下を伴うディザ処理を、複数のディザマトリクスを用いて施すディザ処理工程とからなる画像処理方法において、
    前記ディザ処理工程は、前記エッジ強調が相対的に弱い処理の場合又は前記ダイナミックレンジが相対的に狭い画像の場合には、複数ビットの閾値からなるディザマトリクスを選択することによって、前記ディザ処理における擬似階調数が増大するように処理することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記エッジ強調が弱く且つ前記ダイナミックレンジが狭い場合に、前記ディザ処理における擬似階調数が最大となるディザマトリクスを選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
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