JP3958183B2 - 耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼および成形部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼に関するもので、特に、プラスチックの成形に利用される射出成形機、押出成形機に使用される部品や金型等に必要とされる耐食性、耐摩耗性、靱性に優れたプラスチック成形用鋼および成形部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラスチックの成形に使用される部品や金型には、JIS SKD11に代表されるダイス鋼、あるいは構造用鋼に窒化や硬質クロムメッキなどの表面処理を施したものが使用されてきた。しかし、近年のプラスチック製品に対する高性能化のニーズに伴い、種々の添加剤や強化材が用いられるようになった。特に、電子部品を中心として使用されるようになったハロゲン系やリン系の難燃剤の熱分解による腐食性ガスや強化樹脂に添加されるガラスファイバー等によって、プラスチック成形部品や金型の腐食と摩耗が促進され、型寿命の低下が以前より問題視されるようになってきた。そこで、改良鋼として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4等が提案されている。
【0003】
【引用文献】
(1)特許文献1(特開平1−301838号公報)
(2)特許文献2(特開平3−90538号公報)
(3)特許文献3(特開平6−198713号公報)
(4)特許文献4(特許第3093376号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記に提案された改良鋼は、従来鋼からみれば改善は見られるが、しかし、以下のような問題点を有している。特許文献1に記載の合金鋼は、高温強度と耐食性の改善を目的としてCoを過剰添加しているため、コスト面で不利であるだけでなく、焼入れ焼戻し時の硬度が62HRC程度しか得られないため耐摩耗性が十分に改善されていない。また、特許文献2の合金鋼では、低C含有およびW,Co添加により耐食性と耐摩耗性の改善を狙っているが、炭化物量減少に伴う耐摩耗性の劣化、W添加による加工性の悪化、Co添加による高コスト化などの問題がある。
【0005】
さらに、特許文献3の合金鋼では、焼入れ焼戻し時の硬度が62.5HRC程度であり、耐摩耗性改善が不十分であると共に、Cr量が多過ぎるため一次炭化物が増加し、靱性を十分に確保できていない。また、特許文献4は、C量を低下させ炭化物を抑えることで靱性を改善しているが、一方で耐摩耗性を低下させている。また、耐食性改善のためのCoの添加はコストを上昇させている。このように、上述したいずれの改良鋼では、同時に耐摩耗性、耐食性および靱性を十分に改善するに至っていない。さらに、耐食性の改善を狙った、過剰なCo添加はコストを上昇させるにも関わらず、あまり効果が得られないのが実状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、耐摩耗性、耐食性および靱性を全て十分に改善し、プラスチック成形型の高寿命化を実現する合金鋼を提供することを目的とする。
その発明の要旨とするところは、
(1)質量%で、C:1.0超〜1.8%、Si:0.1〜1.0%、Mn:0.1〜1.0%、Cr:6.0〜9.0%、Mo:2.0〜6.0%、V:1.0〜4.0%、であって、かつ5.1<Cr/C<6.8および0.69<(Mo+V)/Cr<1.25を共に満たし、残部Feおよび不可避的不純物からなる高温焼戻しにより64HRC以上の高硬度を有することを特徴とする耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼。
【0007】
(2)前記(1)に記載の成分組成にさらに、Ni:2.0%未満、Cu:2.0%未満、Co:2.0%未満の1種または2種以上を合計で4.0%以下添加したことを特徴とする耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼。
(3)前記(1)または(2)に記載の鋼よりなる耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形部品である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る成分限定理由について述べる。
C:1.0超〜1.8%
Cは、合金元素と共に炭化物を形成し、耐摩耗性を高める。その効果を十分に得るため、1.0%超必要である。しかし、過剰添加すると巨大な一次炭化物を形成し、靱性を低下させるため、その上限を1.8%とした。
Si:0.1〜1.0%
Siは、製鋼での脱酸効果、焼入れ性のための添加である。0.1%未満では、脱酸効果が不十分であり、また、焼戻し軟化抵抗性に寄与する。しかし、過剰の添加は加工性を低下させるので、その上限を1.0%とした。
【0009】
Mn:0.1〜1.0%
Mnは、焼入れ性のために添加する。しかし、0.1%未満では、その効果が不十分であり、1.0%超える過剰の添加は加工性を低下させるので、その上限を1.0%とした。
Cr:6.0〜9.0%
Crは、Cと共に炭化物を形成し、耐摩耗性を高める。また、マトリックスに固溶して耐食性を高める。それらの効果を得るため、6.0%以上添加する必要がある。しかし、過剰に添加するとCとの巨大な炭化物が形成し靱性と耐焼付き性を低下させるだけでなく、炭化物周囲を起点とした隙間腐食の進行促進により耐食性の劣化を引き起こすため、その上限を9.0%とした。
【0010】
Mo:2.0〜6.0%
Moは、Cと共に微細な析出炭化物を形成し、焼入焼戻硬さを上昇させて耐摩耗性を高める。また、マトリックスに固溶してCrと共に、耐食性向上に寄与する。その効果を得るため2.0%以上添加する。しかし、多過ぎると巨大な炭化物を形成し靱性の低下を招くため、その上限を6.0%とした。
V:1.0〜4.0%
Vは、Cと共に微細かつ硬質な析出炭化物を形成し、焼入焼戻硬さを上昇させて耐摩耗性を向上させる。添加量が少ない場合はその効果が得られないため、1.0%以上添加する。しかし、過剰に添加すると加工性を阻害するため、その上限を4.0%とした。
【0011】
Ni:2.0%未満
Niは、耐食性と靱性を向上させるために添加するが、多過ぎると、切削性が悪化するため、2.0%未満とした。
Cu:2.0%未満
Cuは、耐食性と靱性を向上させるために添加するが、多過ぎると、焼戻し硬さが低下するため、2.0%未満とした。
【0012】
Co:2.0%未満
Coは、マトリックスの耐食性を向上させるため添加するが、高価であるため、添加効果の飽和が見られる2.0%未満とした。
Ni、CuおよびCoの1種または2種以上の合計添加量が多過ぎると焼入焼戻硬さが低下するため4.0%以下とした。
なお、本発明においては、Wを含有しないことも一つの特徴である。従来、WはMoと同様の効果を期待して添加される合金元素であるが、一次炭化物を粗大化させるだけでなく、Moと比較すると耐食性改善効果が低いため添加しない。
【0013】
CrとMo、Vのバランスの最適化
Cr/Cは一次炭化物の量を、(Mo+V)/Crは析出炭化物と一次炭化物の割合を相対的に示す指標である。5.1<Cr/C<6.8および0.69<(Mo+V)/Cr<1.25とするのは、C量に対しCr量を低め、Mo、V量を高めるもので、C量に対しCr量を低めることにより、一次炭化物を低減し、靱性向上、腐食起点を低減して耐食性向上を図る。また、Mo、V量を高めるのは、マトリックス中のMo量を増加させ、耐食性を改善し、Mo、V系析出炭化物の増加を図り、64HRC以上の焼入れ焼き戻し硬さを実現し、耐摩耗性向上、耐焼付性の改善を図る。
【0014】
【実施例】
表1に示す化学成分の材料を、溶製および粉末冶金法によって製造する。これを、1100〜1200℃の温度に加熱して、鍛造および圧延によって試作材(φ80)を製造した。なお、熱間押出しによる製造も可能である。次に、焼き鈍しを800〜950℃の温度で行い、各試験片を切り出して作製した。試験片を1000〜1150℃で焼入れ後、本発明鋼では64HRC以上を狙い450〜600℃で焼戻しを行った。
【0015】
表1の高温ガス腐食試験とは、図1に示すように高温高圧(300℃、60MPa)容器1内において、ペレット状の樹脂とハロゲン系難燃剤から熱分解により腐食性ガスを発生させ、試験片3(サイズ5×10×20mm)をガス腐食環境下で6時間暴露後、その腐食減量から耐食性を評価する試験法である。また、大越式摩耗試験(試験片サイズ:10×25×50mm)は最終荷重:61.8N、摩擦距離:200m、すべり速度:2.4m/sの条件で試験を実施した。
なお、図1において、符号2は加熱装置であり、4は樹脂と難燃剤および水であり、5は温度計および圧力計であり、6は空気吹き込み管であり、7は温度および圧力測定用管を示す。
【0016】
【表1】
【0017】
表1に示すように、焼入れ焼戻し硬さでは、比較鋼No.7〜12が60〜63HRCなのに対し、本発明鋼No.1〜6では64HRC以上の高硬度が得られている。また、高温ガス腐食試験結果において、本発明鋼は比較鋼に比べて腐食減量が少なく、良好な耐食性を示している。次に大越式摩耗試験結果においても、本発明鋼では比摩耗量が比較鋼に比べて抑えられており、耐摩耗性が良好である。特に、Mo量とV量が高い本発明鋼No.4、No.6で優れた耐摩耗性を示している。
【0018】
さらに、シャルピー衝撃値においても、本発明鋼では比較鋼に比べていずれも良好な衝撃値を示しており、靱性が大幅に改善されていることが判る。このように、本発明鋼をプラスチック成形金型に適用した場合、比較例に比べて腐食や摩耗を低減すると共に、さらには靱性向上による金型破損を抑制することで金型の長寿命化を図ることが出来る等優れた効果を有する。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明鋼である耐食性、耐摩耗性、および靱性に優れたプラスチックの成形用鋼は、プラスチックの成形に利用される射出成形機や押出成形機の部品や金型等に使用することで、大幅に型寿命を改善することが出来、長期間の型利用を可能とする工業的に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】高温高圧容器での高温ガス腐食試験機の概略図である。
【符号の説明】
1 高温高圧容器
2 加熱装置
3 試験片
4 樹脂と難燃剤および水
5 温度計および圧力計
6 空気吹き込み管
7 温度および圧力測定用管
Claims (3)
- 質量%で、
C:1.0超〜1.8%、
Si:0.1〜1.0%、
Mn:0.1〜1.0%、
Cr:6.0〜9.0%、
Mo:2.0〜6.0%、
V:1.0〜4.0%、
であって、かつ5.1<Cr/C<6.8および0.69<(Mo+V)/Cr<1.25を共に満たし、残部Feおよび不可避的不純物からなる高温焼戻しにより64HRC以上の高硬度を有することを特徴とする耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼。 - 請求項1に記載の成分組成にさらに、Ni:2.0%未満、Cu:2.0%未満、Co:2.0%未満の1種または2種以上を合計で4.0%以下添加したことを特徴とする耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形用鋼。
- 請求項1または2に記載の鋼よりなる耐食性、耐摩耗性に優れたプラスチック成形部品。
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