JP3958120B2 - 高熱伝導複合材料及びこれを表皮材として用いたハニカムサンドイッチパネル - Google Patents

高熱伝導複合材料及びこれを表皮材として用いたハニカムサンドイッチパネル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば人工衛星搭載用機器のパネルとして適用する高熱伝導複合材料及びこれを表皮材として用いたハニカムサンドイッチパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は例えば特開昭63−102927号公報に開示された従来の熱伝導性積層体を示す分解斜視図である。
同図において、11は複数の金属層、12は複数の高分子母材複合材料層、13はその高分子母材複合材料層12に設けられた補強材、14は接着剤層であり、前記金属層11と、前記補強剤13を有する高分子母材複合材料層12とを、接着剤14で接着して積層することにより、ヒートシンクとして有用な熱伝導性積層体(高熱伝導複合材料)10としたものである。なお、前記高分子母材複合材料層12は、繊維、ホイスカ等からなる補強材13を同一方向またはランダム方向に樹脂中に配置して該樹脂で包埋したものである。
【0003】
図6は例えば特開2000−85697公報に記載されたハニカムサンドイッチパネルを示す斜視図である。
同図において、21はアルミ製のハニカムコア、22は炭素繊維を強化材とする複合材料製の表皮材、23は前記ハニカムコア21と前記表皮材22とを接着している接着剤であり、これらによってハニカムサンドイッチパネル20が構成されている。24は前記表皮材22上に接着されたヒートシンクであり、このヒートシンク24は、高熱伝導性炭素繊維を強化材とし有機材を母材とする複合材料製の積層板からなっている。25は前記ヒートシンク24上に搭載された高発熱機器である。
【0004】
次に動作について説明する。
高発熱機器25で発生した熱は、ヒートシンク24を介して炭素繊維強化複合材料製の表皮材22およびアルミ製のハニカムコア21に伝達されることにより、ハニカムサンドイッチパネル20から放熱される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の高熱伝導複合材料及びこれを表皮材としたハニカムサンドイッチパネルは以上のように構成されているので、図6の従来例において、ヒートシンク24として用いる熱伝導性(炭素繊維を強化材とする)積層板や、高熱伝導性の繊維を一層ずつ積層して作製され表皮材22として用いる炭素繊維強化複合材料は、いずれも繊維方向には繊維を通して熱が良く伝わるため、積層板の主に面内方向には熱伝導が高くなるが、他方、積層板の面外方向では繊維間の熱伝導がよくない樹脂を介して熱が伝わるので、面外方向の熱伝導率が低いという課題があった。また、図6のハニカムサンドイッチパネル20においては、高熱伝導性炭素繊維を強化材とする複合材料からなる積層板をヒートシンク24として表皮材22上に接着することにより、ハニカムサンドイッチパネル20の放熱性が高められているが、前記ヒートシンク24として用いられた複合材料からなる積層板では、上述のように面内方向の熱伝導性は優れるが、面外方向の熱伝導は劣るため、ハニカムサンドイッチパネル20における放熱性を向上する効果は小さいという課題があった。
【0006】
一方、図5の従来例においては、熱伝導のよい金属層11を高分子母材複合材料層12と重ねて積層板を構成しているが、金属層11にあっても面内方向の熱伝導を高める効果は大きいが、面外方向の熱伝導を高めることにはあまり寄与しないという課題があった。また、前記金属層11と高分子母材複合材料層12を接着剤14で接合しているため、一般的に熱伝導のよくない接着剤14層の存在によって面外方向の熱伝導がいっそう低くなるという課題があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で面外方向の熱伝導性を高めることができる高熱伝導複合材料及びこれを表皮材として用いたハニカムサンドイッチパネルを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る高熱伝導複合材料は、高熱伝導繊維からなる織物を強化材とし、これを母材に埋め込んだ高熱伝導複合材料において、織物の一部を母材の表面に露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔したものである。
【0009】
この発明に係る高熱伝導複合材料は、これの表面側を平坦状に削り込んで織物の一部を露出させたものである。
【0010】
この発明に係る高熱伝導複合材料は、ピッチ系炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維のいずれかよりなる織物を強化材とし、樹脂または炭素を母材としたものである。
【0011】
この発明に係る高熱伝導複合材料は、織物がピッチ系炭素繊維からなり、母材が炭素からなるものである。
【0013】
この発明に係るハニカムサンドイッチパネルは、熱伝導性のハニカムコアと、このハニカムコアを一体的に挟み込んだ熱伝導性の表皮材とからなるハニカムサンドイッチパネルにおいて、高熱伝導繊維からなる織物を強化材とし、この織物強化材の一部を母材表面に露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔して、板状に形成された高熱伝導複合材料を表皮材としたものである。
【0014】
この発明に係るハニカムサンドイッチパネルは、ハニカムコアを挟む表皮材の相互間にヒートパイプを配置したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による高熱伝導複合材料を示す平面図、図2は図1の断面図である。
図において、1は高熱伝導繊維からなる織物、2は母材、3は前記織物1を強化材として前記母材2に埋め込むことにより形成された高熱伝導複合材料である。さらに詳しく述べると、前記高熱伝導複合材料3は、上下両面を平坦に削り加工することによって、その上下両面の全面にわたって前記織物1の一部(高熱伝導繊維)を露出させた平板状に形成されているもので、1aは前記織物1の露出面を示す。
【0016】
以上説明した実施の形態1によれば、高熱伝導繊維からなる織物1を母材2に埋め込んで形成された高熱伝導複合材料3の上下両面部分を前記織物1の一部の高熱伝導繊維ともども削って、前記織物1の一部を前記高熱伝導複合材料3の上下両面に露出させるように構成したので、前記高熱伝導複合材料3上に発熱機器を実装すると、母材2で覆われていない前記織物1の露出面1aに発熱機器が直接接合されることにより、その発熱機器と前記織物1の高熱伝導繊維との接触面積が大きくなる。しかも、その高熱伝導繊維は織構造を有しているため、発熱機器で発生した熱は、前記高熱伝導複合材料3の発熱機器実装面から反対側の面に速やかに伝達される。したがって、高熱伝導複合材料3の特に面外方向の熱伝導率が高くなるという放熱効果がある。
【0017】
次に、上記実施の形態1による高熱伝導複合材料を実施した結果について説明する。
高熱伝導のピッチ系炭素繊維(熱伝導率:400〜1200W/m・K)で織物1を形成し、エポキシ樹脂を母材2とした高熱伝導複合材料3を作製(面外方向の熱伝導率:3〜5W/m・K)し、この高熱伝導複合材料3の上下両面を、図2に示すように、織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ。これによって得られた高熱伝導複合材料3の面外方向の熱伝導率を測定した結果、11〜13W/m・Kという高い熱伝導率値が得られた。
【0018】
実施の形態2.
この実施の形態2では、ピッチ系炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維のいずれかよりなる高熱伝導繊維で織物1を形成し、この織物1を強化材とし樹脂を母材2とした高熱伝導複合材料3の上下両面を、前記織物1の一部が露出するまで削り込んで上下両面が平坦な板状の高熱伝導複合材料3を形成したものである。
【0019】
この実施の形態2による高熱伝導複合材料3にあっても、上記実施の形態1の場合と同様に面外方向の熱伝導率が高くなるという効果が得られる。
【0020】
次に、上記実施の形態2による高熱伝導複合材料を実施した結果について説明する。
高熱伝導の銅繊維(熱伝導率:400W/m・K)で織物1を形成し、母材2をエポキシ樹脂とする高熱伝導複合材料3を作製(面外方向の熱伝導率:3W/m・K)し、この高熱伝導複合材料3の上下両面を、図2に示すように、織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ。これによって得られた高熱伝導複合材料3の面外方向の熱伝導率を測定した結果、11W/m・Kという高い熱伝導率値が得られた。
【0021】
実施の形態3.
この実施の形態3では、ピッチ系炭素繊維からなる高熱伝導繊維で織物1を形成し、この織物1を強化材とし炭素を母材2とした高熱伝導複合材料3の上下両面を、前記織物1の一部が露出するまで削り込んで上下両面が平坦な板状の高熱伝導複合材料3を形成したものである。この実施の形態3による高熱伝導複合材料3にあっても、上記実施の形態1の場合と同様に面外方向の熱伝導率が高くなるという効果が得られる。
【0022】
次に、上記実施の形態3による高熱伝導複合材料を実施した結果について説明する。
高熱伝導のピッチ系炭素繊維(熱伝導率:400〜1200W/m・K)で織物1を形成し、母材2を炭素とした高熱伝導複合材料3を作製(面外方向の熱伝導率:3〜5W/m・K)し、この高熱伝導複合材料3の上下両面を、図2に示すように、織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ。これによって得られた高熱伝導複合材料3の面外方向の熱伝導率を測定した結果、11〜13W/m・Kという高い熱伝導率値が得られた。
【0023】
実施の形態4.
図1および図2に基づいて説明した実施の形態1から実施の形態3による高熱伝導複合材料3の母材2には熱伝導を妨げる空孔が存在することから、この実施の形態4では、その空孔は高熱伝導性のフィラー、例えば銀(熱伝導率:420W/m・K)、銅(熱伝導率:400W/m・K)、アルミニウム(熱伝導率:120W/m・K)、アルミナ(熱伝導率:21W/m・K)、窒化アルミ(熱伝導率:160W/m・K)、炭化珪素(熱伝導率:150〜180W/m・K)などの粉末を1種類以上添加して熱伝導率を高めた樹脂で充填封孔したものであり、これによって、高熱伝導複合材料3の熱伝導性をさらに高めることができるという効果がある。
【0024】
次に、実施の形態4による高熱伝導複合材料の実施結果を説明する。
高熱伝導のピッチ系炭素繊維(熱伝導率:400〜1200W/m・K)で織物1を形成し、母材2を炭素とした高熱伝導複合材料3を作製(面外方向の熱伝導率:3〜5W/m・K)し、この高熱伝導複合材料3の前記母材2に存在する空孔を高熱伝導の銀(熱伝導率:420W/m・K)のフィラーを含有させた樹脂で充填処理した後、高熱伝導複合材料3の上下両面を、図2に示すように、織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ。これによって得られた高熱伝導複合材料3の面外方向の熱伝導率を測定した結果、11〜13W/m・Kという高い熱伝導率値が得られた。
【0025】
なお、高熱伝導性炭素繊維からなる織物1を強化材とし炭素を母材2とする高熱伝導複合材料3、所謂C/Cにおいては、製造工程でCFRP(炭素繊維強化樹脂)を焼いてC/Cとするため、約10%の多量の空孔が存在する。
したがって、実施の形態4による高熱伝導複合材料としてC/Cを用いる場合は、この実施の形態4による空孔の封孔処理を施すことにより、高熱伝導複合材料3の熱伝導性をいっそう効果的に向上させることができる。
【0026】
実施の形態5.
図3はこの発明の実施の形態5によるハニカムサンドイッチパネルを示す断面図である。
同図において、4はアルミニウム等の熱伝導部材からなるハニカムコア、5,6はそのハニカムコア4を一体結合状態に挟み込んだ表皮材であり、この表皮材5,6は、上記実施の形態1から実施の形態4による高熱伝導複合材料3からなるものである。すなわち、この実施の形態5では、ハニカムサンドイッチパネルの表皮材5,6として、上記実施の形態1から実施の形態4による高熱伝導複合材料3を用いたものである。7は表皮材5上に搭載した発熱機器である。
【0027】
このように、ハニカムサンドイッチパネルの表皮材5,6として高熱伝導複合材料3を用いることにより、片側の表皮材5上に発熱機器7を実装した場合、その発熱機器7で発生した熱は、発熱機器7が実装された表皮材5から熱伝導性のハニカムコア4を介して反対側の表皮材6に速やかに伝達されるので、ハニカムサンドイッチパネルの面外方向の熱伝導率が高くなるという効果が得られる。
【0028】
次に、上記実施の形態5によるハニカムサンドイッチパネルの実施結果について説明する。
高熱伝導のピッチ系炭素繊維(熱伝導率:400〜1200W/m・K)で織物1を形成し、母材2を炭素とした高熱伝導複合材料3を作製し、この高熱伝導複合材料3の上下両面を、織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ後、その高熱伝導複合材料3をハニカムサンドイッチパネルの表皮材5,6としてハニカムコア4に接合させた。これにより得られたハニカムサンドイッチパネルに発熱機器7を実装して放熱特性を調べた結果、ハニカムサンドイッチパネルの面外方向の放熱性が向上した。
【0029】
実施の形態6.
図4はこの発明の実施の形態6によるハニカムサンドイッチパネルを示す断面図である。
同図において、8はハニカムサンドイッチパネルに埋め込んだヒートパイプである。すなわち、この実施の形態6では、上記実施の形態5によるハニカムサンドイッチパネルにヒートパイプ8を埋め込んだものである。したがって、この実施の形態6によるハニカムサンドイッチパネルの表皮材5,6は、上記実施の形態5の場合と同様の高熱伝導複合材料からなっている。
【0030】
このように、高熱伝導複合材料を表皮材5,6とし且つヒートパイプ8を埋め込んだハニカムサンドイッチパネルでは、この上に発熱機器7を実装した場合、高熱伝導複合材料の面外方向に優れた熱伝導性が得られることに加え、前記ヒートパイプ8による熱伝導によって、ハニカムサンドイッチパネル全体の面外方向の熱伝導率がさらに高くなるという効果がある。
【0031】
次に、上記実施の形態6によるハニカムサンドイッチパネルの実施結果について説明する。
高熱伝導のピッチ系炭素繊維(熱伝導率:400〜1200W/m・K)で織物1を形成し、母材2を炭素とした高熱伝導複合材料3を作製し、この高熱伝導複合材料3の上下両面を、前記織物1の一部が露出するまで平坦面状に削り込んだ後、その高熱伝導複合材料3をハニカムサンドイッチパネルの表皮材5,6としてハニカムコア4およびハニカムコア4の相互間に配置したヒートパイプ8に接合させた。このようにしてヒートパイプ8が埋め込まれたハニカムサンドイッチパネルに発熱機器7を実装して放熱特性を調べた結果、ハニカムサンドイッチパネルの面外方向の放熱性は、上記実施の形態5の場合よりもさらに向上した。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、高熱伝導繊維からなる織物を強化材とする高熱伝導複合材料の表面に織物の一部を露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔するように構成したので、高熱伝導複合材料の面外方向の熱伝導率が顕著に高くなるという効果がある。
【0033】
この発明によれば、高熱伝導複合材料の表面側を平坦状に削り込んで織物の一部を露出させるように構成したので、高熱伝導複合材料を削り込むだけで、その表面に織物の一部を容易に露出させることができるという効果がある。
【0034】
この発明によれば、ピッチ系炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維のいずれかよりなる織物を強化材とし、樹脂または炭素を母材とした高熱伝導複合材料を形成するように構成したので、高熱伝導複合材料の面外方向の熱伝導率が顕著に高くなるという効果がある。
【0035】
この発明によれば、ピッチ系炭素繊維からなる織物を強化材とし、炭素を母材とする高熱伝導複合材料を形成するように構成したので、高熱伝導複合材料の面外方向の熱伝導率が顕著に高くなるという効果がある。
【0037】
この発明によれば、熱伝導性のハニカムコアと、このハニカムコアを一体的に挟み込んだ熱伝導性の表皮材とからなるハニカムサンドイッチパネルにおいて、高熱伝導繊維からなる織物を強化材とし、この織物強化材の一部を母材表面に露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔して、板状に形成された高熱伝導複合材料を表皮材とするように構成したので、ハニカムサンドイッチパネルの面外方向の放熱性が向上するという効果がある。
【0038】
この発明によれば、高熱伝導複合材料をハニカムサンドイッチパネルの表皮材とし、そのハニカムコアを挟む表皮材の相互間にヒートパイプを配置するように構成したので、ハニカムサンドイッチパネルの面外方向の放熱性がいっそう向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による高熱伝導複合材料を示す平面図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態5によるハニカムサンドイッチパネルを示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態6によるハニカムサンドイッチパネルを示す断面図である。
【図5】 従来の高熱伝導複合材料を示す分解斜視図である。
【図6】 従来のハニカムサンドイッチパネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 織物、1a 露出面、2 母材、3 高熱伝導複合材料、4 ハニカムコア、5,6 表皮材、7 発熱機器、8 ヒートパイプ。

Claims (6)

  1. 高熱伝導繊維からなる織物を強化材とし、これを母材に埋め込んだ高熱伝導複合材料において、前記織物の一部を表面に露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔したことを特徴とする高熱伝導複合材料。
  2. 高熱伝導繊維の織物を強化材とする複合材料の表面側を平坦状に削り込んで前記織物の一部を露出させたことを特徴とする請求項1記載の高熱伝導複合材料。
  3. 織物は、ピッチ系炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維のいずれかよりなり、母材は樹脂または炭素からなっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高熱伝導複合材料。
  4. 織物はピッチ系炭素繊維からなり、母材が炭素からなることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の高熱伝導複合材料。
  5. 熱伝導性のハニカムコアと、このハニカムコアを一体的に挟み込んだ熱伝導性の表皮材とからなるハニカムサンドイッチパネルにおいて、高熱伝導繊維からなる織物を強化材とし、この織物強化材の一部を母材表面に露出させ、母材に存在する空孔を高熱伝導性のフィラーを添加した樹脂で封孔して、板状に形成された高熱伝導複合材料を前記表皮材としたことを特徴とするハニカムサンドイッチパネル。
  6. ハニカムコアを挟む表皮材の相互間にヒートパイプを配置したことを特徴とする請求項5記載のハニカムサンドイッチパネル。
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