JP3957251B2 - オーディオ情報再生システム、オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生方法 - Google Patents

オーディオ情報再生システム、オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ情報再生システム、オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生方法の技術分野に属し、より詳細には、音声情報及び音声情報以外の音情報を含むオーディオ情報と、当該オーディオ情報の再生態様の制御に用いられる再生制御情報と、を共に伝送し、当該再生制御情報を用いてオーディオ情報の再生を制御することが可能なオーディオ情報再生システム、オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来のCD(Compact Disk)に対して約7倍に記録容量を向上させたDVDが一般化しつつある。
【0003】
そして、このDVDにディジタル的に情報を記録する場合の統一的な規格としては、映画等の動画情報を主として記録するためのいわゆるDVDビデオ規格と、高音質のオーディオ情報を主として記録するためのいわゆるDVDオーディオ規格とが夫々策定されており、夫々動画情報の作成者又はオーディオ情報の作成者等に頒布されつつあるところである。
【0004】
このうち、DVDオーディオ規格に基づけば、その大容量が故に、例えば臨場感のあるいわゆるサラウンド再生のための制御情報やそのための3チャンネル以上複数チャンネルのオーディオ情報を一度に再生し、当該サラウンド再生を楽しむことが可能となる。
【0005】
このとき、当該サラウンド再生を十分に楽しむためには、3以上のスピーカを用いることが必要であるが、当該オーディオ情報を再生しようとする使用者が通常の右再生用のスピーカと左再生用のスピーカとしか持ち合わせていない場合もあり得る。
【0006】
このような場合に対応すべく、DVDオーディオ規格においては、3チャンネル以上複数チャンネル(具体的には、後述するDVDオーディオ規格においては6チャンネル)のオーディオ情報を用いて2チャンネル(右再生用及び左再生用の2チャンネル)のオーディオ情報を合成する(当該合成によりチャンネル数を低減することを一般にダウンミックス処理と称する。)ための合成係数をテーブル化したものを予め用意しておき、当該複数チャンネルのオーディオ情報と共にDVDに記録しておくことが可能となっている。
【0007】
ここで、当該合成係数とは、3以上の各チャンネルのオーディオ情報のレベルに夫々乗じられることにより、右チャンネル用のオーディオ情報と左チャンネル用のオーディオ情報とを合成するための係数であり、DVDオーディオ規格においては、複数種類の当該合成係数がテーブル化されてDVDに記録されることとなっている。
【0008】
更に、当該ダウンミックス処理については、本来的にはDVDプレーヤ自体において当該ダウンミックス処理を行い、2チャンネル化した後にオーディオ情報を外部に出力するのであるが、簡略化されたDVDプレーヤの場合を考えると、ダウンミックス処理自体を当該DVDプレーヤで行うことはせず、3以上複数チャンネルのオーディオ情報と共に上記合成係数をアンプ(DVDプレーヤから出力されたオーディオ情報を増幅処理してスピーカ等に出力するアンプ(増幅器))に出力し、当該アンプ側でダウンミックス処理を行ってスピーカ等に出力する方がより高音質の再生を行うことができることとなる。
【0009】
一方、近年、複数の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータとディジタルビデオカメラ又はMD(Mini Disc)プレーヤ等)間でシリアルバスを介してリアルタイムに情報を伝送するための新たな規格として、いわゆるIEEE1394規格(正式名称は、「IEEE Std.1394-1995 IEEE Standard for a High Performance Serial Bus」である。)が公表され、それに準拠したシリアルポートを備えたディジタルビデオカメラやパーソナルコンピュータ等が製品化されつつある。
【0010】
このIEEE1394規格においては、光ディスクプレーヤ又はアンプ等の複数の情報処理装置(以下、単にノードと称する。)間をシリアルバスにより接続し、これら各ノード間で複数チャンネル分(当該規格においては、一のシリアルバスで接続されている系内では最大で63個の異なるチャンネルを用いて情報伝送できることが規格化されている。)の情報伝送を時分割的に実行するように規格化されている。
【0011】
ここで、IEEE1394規格では、既にシリアルバスで相互に接続されているノード群に新たに他のノードを接続する場合(すなわち、バス接続時)又は上記ノード群から一のノードの接続を取り外す場合(すなわち、バス開放時)において、いわゆるバスリセットと称されるシリアルバスの初期化が実行されることが規格化されている。そして、当該バスリセット後に予め設定された所定の手順に則って新たなシリアルバスの接続形態(以下、当該接続形態をトポロジと称する。)が構築される。
【0012】
そして、トポロジの構成後に実際に情報を伝送する場合には、当該情報の伝送を開始しようとするノードである伝送ノードは、IRM(Isochronous Resource Manager)ノード(構成されたトポロジ内にある全てのノードの通信状態(具体的には、各ノードの使用チャンネル及び後述する伝送占有時間)を管理し、他のノードが識別可能に現在の使用チャンネル及び現在各ノードにおいて占有されている伝送占有時間を表示するノード)に対して現在の他のノードによる通信状態を照会し、自己が使用したいチャンネル及び伝送占有時間が使用可能であるならば、当該伝送ノードは情報を伝送する権利を獲得し(より具体的には、伝送ノードが使用するチャンネル及び後述する伝送占有時間を当該伝送ノードが確保して)情報伝送を開始する。このとき、当該情報伝送の直前に、当該伝送ノードは、上記IRMノードにおける通信状態の表示を書き換える旨(すなわち、当該伝送ノードが情報伝送を開始することによりシリアルバス上の使用中チャンネル及び伝送占有時間が変化するので、この変化後の新しい通信状態に当該表示内容を書き換える必要がある。)をIRMノードに伝送し、これを受けたIRMノードはその表示内容を更新する処理を夫々実行する。この後は、当該更新後の表示内容が他のノードから夫々参照することが可能となるのである。
【0013】
次に、上記伝送占有時間について略説する。
【0014】
IEEE1394規格においては、各ノードからの情報はアイソクロナスサイクル(ここで、「サイクル」とは、シリアルバス上を時分割的に分割して形成される一のサイクルをいう。)と称される単位毎に纏められて送信される。このアイソクロナスサイクルには、他のアイソクロナスサイクル内に含まれる情報と同期して伝送される情報(具体的には、画像情報又はオーディオ情報等)が含まれるアイソクロナス伝送領域と、他の情報とは無関係に非同期で伝送される情報(具体的には、上記画像情報又はオーディオ情報の出力等を制御するための制御情報等)が含まれるアシンクロナス伝送領域とが含まれている。そして、このアイソクロナス伝送領域内の情報が異なったチャンネル毎に時分割されており、夫々のチャンネル毎に異なった情報が伝送される。
【0015】
このとき、当該アイソクロナス伝送領域においては、一のアイソクロナスサイクル内におけるアイソクロナス伝送領域の時間的長さが最大で100μsecであることが規格化されており、従って、一のアイソクロナス伝送領域内の各チャンネルに割り当てられる情報がその伝送のために占有する時間の合計も100μsec以下とする必要がある。この時、当該一のチャンネルがアイソクロナスサイクル内で占有する伝送時間が上記伝送占有時間である。
【0016】
なお、この伝送占有時間は、場合によってはシリアルバスの使用帯域と称されることもあり、また、シリアルバスの使用容量と称される場合もある。
【0017】
一方、一のアイソクロナスサイクル内において、アイソクロナス伝送領域の長さが100μsec未満(零の場合も含む。)であるときは、当該アイソクロナス伝送領域以外のアイソクロナスサイクル内の時間は専らアシンクロナス伝送領域として用いられる。
【0018】
上述した概要を有するIEEE1394規格によれば、伝送すべき伝送情報における画像情報又はオーディオ情報等の属性によらず、大容量の情報を迅速に伝送することができると共に、伝送情報の他に例えば複写制御情報等を伝送することが可能であるため、当該伝送情報に対する著作権上の保護を万全としつつ伝送することも可能となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したDVDプレーヤとアンプとを上記IEEE1394規格のシリアルバスにより接続し、上述したような3以上複数チャンネルのオーディオ情報とダウンミックス処理のための合成係数とを当該DVDプレーヤからアンプに伝送してダウンミックス処理を実行する場合を考えると、当該合成係数の情報量が大きいため、上述した一のアイソクロナスサイクル内で全ての合成係数を一度にアンプに伝送してダウンミックス処理を実行することができないという問題点があった。
【0020】
すなわち、上記した合成係数はダウンミックス処理すべき複数チャンネルのオーディオ情報毎に予め設定されてDVDに記録されているものであるが、上述したようにその情報量が大きいため一のアイソクロナスサイクル内で一度に伝送することができない。従って、一の合成係数を分解し複数のアイソクロナスサイクルを用いて時間差を持って個別に伝送するしかないわけであるが、この場合に、伝送後のアンプにおいてオーディオ情報とそのダウンミックス処理に用いるべき合成係数との対応関係が取れなくなってしまう場合があり、この場合には予め定められている対応関係に基づいたダウンミックス処理が実行できなくなってしまうのである。
【0021】
そこで、本発明は、上記した問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、一のアイソクロナスサイクル内で一度に伝送できない情報量を有する合成係数であっても確実にこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことが可能なオーディオ情報再生システム、オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されているDVDオーディオディスク等の情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出するピックアップ等の検出手段と、前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示すTPデータ等の対応情報を生成するCPU等の生成手段と、前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成し前記バス上に出力するパケット化部等の出力手段と、を備える。
【0023】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力するので、当該各情報を受け取った場合に、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0024】
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報、前記オーディオ情報と当該再生制御情報との対応関係を示すTPデータ等の対応情報又は前記オーディオ情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を、当該伝送情報が伝送される前記バスから取得し、当該取得したオーディオ情報を再生するオーディオ情報再生装置であって、前記取得した伝送情報から前記情報単位を抽出するリンク層解読部等の抽出手段と、複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報及び前記対応情報を取得するパケット判読部等の取得手段と、前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生するダウンミックス演算部等の再生手段と、を備える。
【0025】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んだ情報単位が伝送されて来るので、当該情報単位を取得することにより得られた対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報を用いる場合であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0026】
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、前記再生制御情報を含む前記情報単位は、前記再生態様に基づいて予め設定された時間間隔毎に前記バス上に出力されている。
【0027】
よって、予め設定された時間間隔毎に再生制御情報を含む情報単位が出力されるので、確実に当該再生制御情報を伝送することができる。
【0028】
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、前記再生制御情報は、前記バス上において他の前記情報単位と同期して伝送される同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されている。
【0029】
よって、簡易な処理で再生制御情報を伝送することができる。
【0030】
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、前記再生制御情報は、前記バス上において他の前記情報単位とは非同期で伝送される非同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されている。
【0031】
よって、必要なときに逐次再生制御情報を伝送することができる。
【0032】
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置において、前記再生制御情報は、2以上の第1チャンネル数により前記情報記録媒体に記録されている前記オーディオ情報を、当該第1チャンネル数より少ない第2チャンネル数のオーディオ情報として再生するためのチャンネル数低減制御情報であるように構成される。
【0033】
よって、チャンネル数低減のための再生制御情報を確実に伝送して低減されたチャンネル数によるオーディオ情報の再生を行うことができる。
【0034】
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置において、前記バスはIEEE1394規格に基づいて前記伝送情報が伝送されるシリアルバスであると共に、前記情報単位は前記IEEE1394規格におけるアイソクロナスサイクルの一部を構成するものであるように構成される。
【0035】
よって、IEEE1394規格の下で再生制御情報を確実に伝送することができる。
【0036】
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されているDVDオーディオディスク等の情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出するピックアップ等の検出手段と、前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示すTPデータ等の対応情報を生成するCPU等の生成手段と、前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御手段の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成しバス上に出力するパケット化部等の出力手段と、を備える第1オーディオ情報再生装置と、前記伝送情報を前記バスから取得し、当該取得した伝送情報から前記情報単位を抽出するリンク層解読部等の抽出手段と、複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報の一部及び前記対応情報を取得するパケット判読部等の取得手段と、前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生するダウンミックス演算部等の再生手段と、を備える第2オーディオ情報再生装置と、前記バスと、により構成されている。
【0037】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力すると共に当該情報単位を取得して再生制御を行うので、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0038】
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されているDVDオーディオディスク等の情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出工程と、前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示す対応情報を生成する生成工程と、前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成しバス上に出力する出力工程と、を備える。
【0039】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力するので、当該各情報を受け取った場合に、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0040】
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報、前記オーディオ情報と当該再生制御情報との対応関係を示すTPデータ等の対応情報又は当該オーディオ情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を、当該伝送情報が伝送されている前記バスから取得し、当該取得したオーディオ情報を再生するオーディオ情報再生方法であって、前記取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出工程と、複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報及び前記対応情報を取得する取得工程と、前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生工程と、を備える。
【0041】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んだ情報単位が伝送されて来るので、当該情報単位を取得することにより得られた対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報を用いる場合であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0042】
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってシリアルバス等のバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する合成係数テーブル等の再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されているDVDオーディオディスク等の情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出工程と、前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示すTPデータ等の対応情報を生成する生成工程と、前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成し前記バス上に出力する出力工程と、を備える第1オーディオ情報再生方法と、前記伝送情報を前記バスから取得し、当該取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出工程と、複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報の一部及び前記対応情報を取得する取得工程と、前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生工程と、を備える第2オーディオ情報再生方法と、により構成されている。
【0043】
よって、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力すると共に当該情報単位を取得して再生制御を行うので、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0045】
(I)前提事項の説明
始めに、本発明に係る具体的な実施形態を説明する前に、その前提となる上述したDVDオーディオ規格及びIEEE1394規格について説明する。
【0046】
(i)DVDオーディオ規格について
先ず、実施形態に係るDVDオーディオ規格について、図1を用いて説明する。
【0047】
なお、図1は後述するDVDオーディオディスクにDVDオーディオ規格に基づいてオーディオ情報を記録する場合の記録フォーマットを示す図である。
【0048】
図1に示すように、DVDオーディオ規格に基づいてオーディオ情報が記録される情報記録媒体としての光ディスクであるDVDオーディオディスク200は、その最内周部にリードインエリアLIを有すると共にその最外周部にリードアウトエリアLOを有し、それらの間には、一つのボリュームスペースVSが形成されている。
【0049】
そして、当該ボリュームスペースVS内に、リードインエリアLI側から、DVDオーディオディスク200内に記録されるオーディオ情報のファイル構造を管理するための情報を含むUDF(Universal Disk Format)201と、実際にオーディオ情報及び当該オーディオ情報に関連する静止画情報を含む少なくとも一つのオーディオゾーン200’と、動画情報又はサブピクチャ情報(例えば、動画中に表示される字幕等の文字情報をいう。)を含む少なくとも一つのビデオゾーン200”と、画像情報又はオーディオ情報以外の情報(例えば、単なる文字情報等)を含むアザーゾーン200"'が形成されている。
【0050】
次に、オーディオゾーン200’内に含まれるオーディオ情報は、夫々にID(識別)番号を有する複数のATS(Audio Title Set)203(ATS#1〜ATS#n)に分割されており、更に、オーディオゾーン200’内のATS203以外の部分には、当該オーディオゾーン200’の先頭から、オーディオ情報を複数チャンネルで再生するのに必要な情報であるSAPPT(Simple Audio Play Pointer Table)204(このSAPPT204はオーディオゾーン200’を有する全てのDVDオーディオディスク200内に必ず記録されている。)と、オーディオゾーン200’内に記録されている後述するタイトルグループの再生処理に必要な情報であるAMG(Audio Manager)202と、オーディオゾーン200’内に含まれるオーディオ情報に対応する静止画のデータである静止画データ205と、が記録されている。
【0051】
そして、SAPPT204には、複数チャンネルで再生できる全てのトラック(曲)のDVDオーディオディスク200上の記録位置を示す開始アドレス及び終了アドレス並びに各トラックの先頭PTS(Presentation Time Stamp)、トラック再生時間等が記録されている。
【0052】
また、AMG202には、例えば、視聴者に対して項目選択を促すためのメニューや、違法コピー防止のための情報、又は夫々のタイトルを再生処理するためのアクセステーブル等、当該DVDオーディオディスク200に記録されているオーディオ情報の全体に係わる情報が記録されている。
【0053】
次に、一のATS203は、ATSI(Audio Title Set Information)211を先頭として、夫々にID番号を有する複数のAOB(Audio Object)210から構成されている。
【0054】
ここで、複数のAOB210により構成されている部分を一般にAOBセット(AOBS)という。このAOBセットはオーディオ情報の実体部分を他の制御情報等と区分して扱うためのものである。
【0055】
次に、ATS203の先頭に記録されるATSI211には、複数のセル(セルについては後述する。)を組みあわせた論理的区分であるプログラムチェインに関する種々の情報であるATSPGCI(Audio Title Set Program Chain Information)等の情報が記録される。
【0056】
なお、後述するダウンミックス処理に必要な再生制御情報としての上記合成係数テーブル(Down Mix Coefficient Table;DMCT)CTは各ATS203毎に異なるものであり、当該ATS203毎にATSI211内に含まれている。ここで、一の合成係数テーブルには、DVDオーディオ規格に基づいてDVDオーディオディスク200に記録されている6チャンネルのオーディオ情報の夫々に乗算されてダウンミックス処理されるべき六つの合成係数が一組として含まれている。
【0057】
一方、各AOB210には、オーディオ情報の実体部分が含まれている。そして、一のAOB210は、夫々にID番号を有する複数のセル220により構成されている。
【0058】
次に、一のセル220は、階層構造の最下層である夫々パック化された複数のオーディオパック230により構成される。ここで、オーディオパック230は、DVDオーディオディスク200に記録されるべきオーディオ情報を所定の大きさ毎にパック化したものである。
【0059】
なお、一のセル220内には、上記オーディオパック230以外に、一又は複数のオーディオパック230に代えて、作曲者や著作権に関する情報、曲名や歌詞などのテキスト情報、インターネットのホームページへアクセスするためのアクセス情報、BPM(Beat Per Minutes)又は拍情報等を含むリアルタイム情報パック(Real Time Information Pack)を含ませることもできる。
【0060】
次に、一のオーディオパック230には、その先頭から、パックヘッダ240と、当該オーディオパック230内において、オーディオ情報を含んでいるDVDオーディオ規格に基づくプライベートストリーム1と称される形式に基づいたパケットであることを識別するための識別番号等が含まれているパケットヘッダ241と、実際にオーディオ情報を含んでいることを識別するための識別番号及び後述するDVDプレーヤDVによりDVDオーディオディスク200から再生したオーディオ情報をIEEE1394規格により伝送した後、例えば、DVDオーディオ規格に対応した後述するアンプAPにより伝送されたディジタル信号を変換及び増幅処理してスピーカにより音情報として再生する際の当該再生態様(具体的には、再生時のチャンネル数、エンファシス処理を施して再生するか否か或いはダイナミックレンジの制御を行って再生するか否か等)を制御するための出力制御データ等が含まれているプライベートヘッダ242と、オーディオ情報の実体部分であるオーディオデータ243とが含まれている。
【0061】
そして、後述する各実施形態においては、上記したプライベートヘッダ242内に含まれている出力制御データを、再生したオーディオ情報と共に伝送し、伝送先である上記アンプAPにおいて当該出力制御データに基づき種々の処理をオーディオ情報に対して施した後に音情報として出力する構成となっている。
【0062】
(ii)IEEE1394規格について
次に、実施形態に係るIEEE1394規格(以下、単にシリアルバス規格と称する。)に基づいたバスとしてのシリアルバスによる情報伝送について、図2乃至図4を用いて一般的に説明する。
【0063】
なお、図2は当該シリアルバス規格におけるトポロジの一形態を例示する図であり、図3はシリアルバス上の伝送形態を例示する図であり、図4はアイソクロナスサイクルの構成を示す図である。
【0064】
上記シリアルバス規格は、現存する又は将来考えられる種々の電気製品を含む情報処理装置全てをシリアルに接続し、相互に情報の授受を行おうとするためのシリアルバスの規格である。
【0065】
より具体的には、各ノードの接続時の設定が全て自動で行なわれ、更に電源を断にすることなく新たなノードを接続することが可能となっている。
【0066】
一方、情報伝送の態様については、100Mbps(bit per second)乃至3.2Gbpsの範囲で高速伝送が可能であり、更にリアルタイム伝送、双方向伝送及び多チャンネル伝送により多種の情報を伝送することが可能となっている。
【0067】
また、各ノードの接続の形態については、図2(a)に示す情報伝送システムSのように、例えば、パーソナルコンピュータPCをルートノード(上述したようなツリー状トポロジにおける頂点のノード)として、CDプレーヤCP、MDプレーヤMP、デジタルビデオカメラDVC、プリンタPR、LD(LASER Disc)プレーヤLP、チューナT、スピーカSP、アンプAP、テレビジョン装置TV、ディジタルビデオテープレコーダVT、DVDプレーヤDV及び放送電波受信用のセットトップボックス(Set Top Box)SB等の種々の電気製品をデータバスとしてのシリアルバスBにより夫々接続し、これらをパーソナルコンピュータPCにより統括して制御することが可能となっている。
【0068】
ここで、当該シリアルバス規格においては、一つの系(シリアルバスBでツリー状に接続されている系)の中に含むことが可能な情報処理装置(上記ノードに相当する。)の数は最大で63個であり、更に、一つの系の中に二つのノード間の接続を最大で16個まで含ませることができる。なお、当該一つの系内で複数のノードNDを図2(b)に示すようにループ状に接続することは規格上禁止されている。
【0069】
次に、実際の伝送形態について、具体的に例示しつつ説明する。
【0070】
始めに、図3(a)に示すように、デジタルビデオカメラDVC、ディジタルビデオテープレコーダVT、パーソナルコンピュータPC及びセットトップボックスSBが夫々ノードとして相互にシリアルバスBにより接続され、情報伝送を行っているとする。より具体的には、デジタルビデオカメラDVCからはビデオデータを、ディジタルビデオテープレコーダVTからは所定の制御コマンドを、パーソナルコンピュータPCからは同様に他の機器を制御するための制御コマンドを、セットトップボックスSBからは受信した放送電波に含まれていた画像データ(例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)規格により圧縮されたMPEGデータ)を、夫々シリアルバスB上に送出しているとする。
【0071】
この場合、シリアルバスB上における送出された各情報の伝送形態としては、図3(b)に示すように、夫々のノードからの情報が、シリアルバスB上を時分割的に夫々占有しつつ伝送される。そして、各情報は、125μsecの長さを有するシリアルバスB上の同期単位である上記アイソクロナスサイクルIC内に挿入されて伝送される。
【0072】
次に、上記アイソクロナスサイクルIC内のデータ構造について、図4を用いて説明する。
【0073】
図4に示すように、アイソクロナスサイクルICは、全てのノードの基準時刻を合わせるためにアイソクロナスサイクルICの先頭に常に挿入されるサイクルスタートパケットCSPと、複数チャンネル分のアイソクロナスパケットIPにより構成され、時間的に同期した情報が夫々のアイソクロナスパケットIPに含まれることにより構成されているアイソクロナス伝送領域ICTと、非同期の情報(例えば、種々の制御情報及び当該各制御情報に対応する応答情報等)が含まれているアシンクロナス伝送領域ACTと、により構成されている。
【0074】
また、各アイソクロナス伝送領域ICTの最後尾及びアシンクロナス伝送領域ACTの最後尾には、一のアイソクロナス伝送領域ICTの終了又は一のアシンクロナス伝送領域ACTの終了を示す時間的間隙であるサブアクションギャップSGが挿入されている。更に、各アイソクロナスパケットIPの間及びサイクルスタートパケットCSPと先頭のアイソクロナスパケットIPの間には、夫々のパケットの終了を示す時間的間隙であるアイソクロナスギャップIGが挿入されている。このとき、上記サブアクションギャップSGの長さはアイソクロナスギャップIGの長さよりも長く設定されている。
【0075】
次に、一のアイソクロナスパケットIPは、各アイソクロナスパケットIP内のデータ量を示す情報や各アイソクロナスパケットIP内の情報を伝送するチャンネルを示す情報等を含むIP(Isochronous Packet)ヘッダIPHと、後述するCIPヘッダCIPHと、実際の映像情報又は音声情報を含むデータ領域DFと、により構成されている。
【0076】
一方、アシンクロナス伝送領域ACTは、各ノードからの情報の送出を行った旨の意志表示を当該各ノードが行うための時間的間隙であるアービトレーションリセットギャップAPGと、非同期に伝送される制御情報等のデータが含まれるデータパケットDPと、送信先のノードからの返信に用いられるデータが含まれるアクノリッジパケットACPとにより構成されている。ここで、データパケットDPとアクノリッジパケットACPとの間には、一のデータパケットDPの終了を示す時間的間隙であるアシンクロナスギャップAGが挿入されている。
【0077】
次に、一のデータパケットDPは、各データパケットDPの宛先を示す情報を含むAP(Asynchronous Packet)ヘッダAPHと、アシンクロナス伝送領域ACTを占有するデータパケットDPの伝送占有時間を示す情報及び占有するチャンネルを示す情報又は実際の制御情報等を含むデータ領域ADFと、により構成されている。
【0078】
上記したシリアルバス規格によれば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置から高速に制御情報等を伝送することにより、家庭電化製品又はDVDプレーヤ等の音響映像装置等を一元的に制御することが可能となると共に、各ノード間でも画像情報又はオーディオ情報等を迅速且つ正確に相互伝送することが可能となる。
【0079】
(II)第1実施形態
次に、上述した前提事項を踏まえた本発明の第1実施形態について、図5乃至図11を用いて説明する。
【0080】
なお、以下に説明する各実施形態は、上述したDVDオーディオ規格に基づいてオーディオ情報及び画像情報等が記録されているDVDオーディオディスク200から当該オーディオ情報及び画像情報を再生して外部に出力すると共に、当該再生したオーディオ情報を上記シリアルバス規格に基づいて伝送するノードの一つとしてのDVDプレーヤDVと、当該伝送されたオーディオ情報に対して外部に出力するための増幅処理等を行うノードの一つとしてのアンプAPと、が上述したシリアルバス規格に準拠したシリアルバスBにより接続されており(図2(a)参照)、当該DVDプレーヤDVから3以上複数チャンネル(具体的には、6チャンネル)の当該オーディオ情報を伝送し、これをアンプAPにおいて2チャンネルのオーディオ情報に変換して(すなわち、上記ダウンミックス処理を行って)出力する場合について本発明を適用した実施の形態である。
【0081】
また、図5及び図6は当該DVDプレーヤDVの構成を夫々示すブロック図であり、図7及び図8は第1実施形態に係るアイソクロナスパケットIPの具体的な構成を示す図であり、図9は当該アンプAPの構成を示すブロック図であり、図10は第1実施形態に係るオーディオ情報及び合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートであり、図11は当該伝送処理により伝送されるデータブロックの具体的な構成を示す図である。
【0082】
先ず、第1実施形態に係るDVDプレーヤDVの構成について図5及び図6を用いて説明する。
【0083】
図5に示すように、第1実施形態に係るDVDプレーヤDVは、スピンドルモータ2と、検出手段としてのピックアップ3と、ヘッドアンプ4と、サーボコントローラ5と、A/D(Analog/Digital)コンバータ6と、RF(Radio Frequency)復号器7と、データ復号器8と、RAM(Random Access Memory)9及び11と、生成手段としてのCPU10と、入力部12と、出力手段としてのパケット化部13と、により構成されている。
【0084】
また、データ復号器8は、デマルチプレクサ81と、ビデオデコーダ82と、サブピクチャデコーダ83と、混合器84と、エンコーダ85と、D/A(Digital/Analog)コンバータ86及び88と、オーディオデコーダ87と、メモリコントローラ89と、により構成されている。
【0085】
更に、パケット化部13は、図6に示すように、ラベル付加部20と、RAM21と、パラレル/シリアル変換部22と、リンク層形成部23と、物理層形成部24と、により構成されている。
【0086】
次に、概要動作を説明する。
【0087】
スピンドルモータ2は、図示しないターンテーブル上に載置されているDVDオーディオディスク200をサーボコントローラ5から出力される後述するスピンドル制御信号Sspdに基づいて所定の線速度で回転させる。
【0088】
このとき、ピックアップ3は、DVDオーディオディスク200に情報再生用のレーザ光等の光ビームBを照射すると共に当該光ビームBのDVDオーディオディスク200の情報記録面からの反射光を受光し、当該受光した反射光の光量に対応する検出信号をへッドアンプ4に出力する。
【0089】
これにより、ヘッドアンプ4は、ピックアップ3から出力された上記検出信号に対して予め設定された増幅処理等を施し、光ビームBの焦点位置の上記情報記録面に垂直な方向の位置のずれを示すフォーカスエラー信号Sfe並びに当該焦点位置の情報記録面に平行な方向の位置のずれを示すトラッキングエラー信号Steを生成してサーボコントローラ5に出力すると共に、記録されている記録情報に対応してDVDオーディオディスク200上に形成されているピット列により光ビームBが回折されることにより得られる当該光ビームBの回折光成分を含むRF信号Srfを生成して、A/Dコンバータ6に出力する。
【0090】
そして、サーボコントローラ5は、CPU10からのサーボ制御信号Ssycに対応してトラッキングサーボ制御用及びフォーカスサーボ制御用のサーボループを形成し、ヘッドアンプ4から出力されたフォーカスエラー信号Sfeに基づきフォーカスアクチュエータ駆動信号Sfdを生成してピックアップ3の図示しないフォーカスアクチュエータに出力すると共に、トラッキングエラー信号Steに基づきトラッキングアクチュエータ駆動信号Stdを生成しピックアップ3の図示しないトラッキングアクチュエータに出力する。
【0091】
これらに加えて、サーボコントローラ5は、DVDオーディオディスク200の回転周期に同期した周期を有してRF復号器7から出力される同期信号Ssyncと図示しない基準信号との周波数差及び位相差を検出し、当該周波数差及び位相差に基づき上記スピンドル制御信号Sspdを生成してスピンドルモータ2に出力する。
【0092】
これらのサーボコントローラ5の作用により、光ビームBは、上記基準信号に対応した所定の線速度で回転駆動されたDVDオーディオディスク200の情報記録面上に合焦しながら、上記ピット列上を正確に移動するように制御される。
【0093】
一方、ヘッドアンプ4からA/Dコンバータ6に出力されたRF信号Srfは、当該A/Dコンバータ6によりディジタル化され、ディジタルRF信号Srfdに変換されてRF復号器7に出力される。
【0094】
そして、RF復号器7は、出力されたデジタルRF信号Srfdから上記同期信号Ssyncを抽出してサーボコントローラ5に出力すると共に、DVDオーディオディスク200に記録されている記録情報における例えば8/16変調等の記録変調方式に基づいた復調処理並びにエラー訂正処理を行うことにより、デジタルRF信号Srfdを、ビデオストリーム、オーディオストリーム及びサプビクチャストリームを含んで図1に示したデータ構造を有する記録情報データストリームSdstに復号し、データ復号器8に出力する。
【0095】
これらに加えて、RF復号器7は、復号された記録情報データストリームSdstから上述したプライベートヘッダ242内に含まれている出力制御データを抽出し、出力制御信号SfkとしてCPU10へ出力する。
【0096】
次に、データ復号器8は、CPU10の制御に基づいて、RF復号器7から出力される記録情報データストリームSdstからビデオストリーム(主として図1に示すビデオゾーン200”から検出されたビデオストリーム)、オーディオストリーム(主として図1に示すオーディオゾーン200’から検出されたオーディオストリーム)及びサブビクチャストリームを夫々抽出し、各ストリーム毎に規定されている所定の符号化方式に基づいてこれらを夫々復号し、夫々ビデオデータ、オーディオデータSad並びにサブピクチャデータを生成する。
【0097】
更に、パケット化部13は、CPU10からの制御信号Scに基づき、当該CPU10から出力されてくる付加データSapであって、上記出力制御信号Sfk及び後述する伝送信号Sieに含まれるべきアイソクロナスパケットIPを形成するために必要な付加情報を含む付加データSap並びに上記オーディオデータSadを上記シリアルバス規格に準拠するようにパケット化して上記アイソクロナスパケットIPを生成し、伝送信号Sieとして図示しないIEEE1394インターフェースを介してシリアルバスB上に出力する。
【0098】
次に、データ復号器8の細部動作について、図5を用いて説明する。
【0099】
先ず、デマルチプレクサ81は、RF復号器7から出力された記録情報データストリームSdstからビデオストリームSvst、オーディオストリームSast及びサブピクチャストリームSsstを夫々抽出し、ビデオストリ一ムSvstをビデオデコーダ82に、オーディオストリームSastをオーディオデコーダ87に、更にサブピクチャストリームSsstをサプピクチャデコーダ83に、それぞれデータバス80、メモリコントローラ89並びにRAM9を介して分配する。
【0100】
そして、オーディオデコーダ87は,CPU10から出力されるオーディオストリームに対するデコード制御信号Sdas(具体的には、ストリーム番号並びに符号化方式コード等を含む。)に基づいて、デマルチプレクサ81から出力された、最大で8ストリームあるオーデイオストリームSastのうちの一のオーディオストリームSastの復号処理を行ってオーディオデータSadを生成し、D/Aコンバータ88及びパケット化部13に出力する。
【0101】
ここで、第1実施形態においては、再生されるオーディオストリームSastにはサラウンド再生用の6チャンネルのオーディオデータが一定周期のサンプリングクロック毎に切り換わりつつ含まれているものとして以下の説明を行うが、このとき、当該オーディオデコーダ87は、当該サンプリングクロックに同期したクロック信号Sscを生成してCPU10へ出力する。
【0102】
一方、ビデオデコーダ82は、CPU10から出力される、ビデオストリームSvstに対するデコード制御信号Sdvs(具体的には、符号化方式コード等を含む。)に基づいて、デマルチプレクサ81から出力されたビデオストリームSvstの復号処理を行ってビデオデータSvdを生成し、混合器84に出力する。
【0103】
更に、サブピクチャデコーダ83は、CPU10から出力される、サブピクチャストリームSsstに対するデコード制御信号Sdss(具体的には、ストリーム番号並びに符号化方式コード等を含む。)に基づいて、デマルチプレクサ81から出力されたサブピクチャストリームSsstの復号処理を行ってサブピクチャデータSsdを生成し、混合器84に出力する。
【0104】
これらにより、混合器84は、CPU10から出力される重畳制御信号Smxcに基づいて、ビデオデータSvdとサブピクチャデータSsdを合成する。このとき、混合器84は、CPU10からHレベルの重畳制御信号Smxcが出力された場合には、ビデオデータSvdにサブピクチャデータSsdを重量したデータを重畳ビデオデータSmxvとしてエンコーダ85に出力すると共に、CPU10からLレベルの重畳制御信号Smxcが出力された場合には、ビデオデータSvdへのサブピクチャデータSsdの重畳を行うことなくビデオデータSvdを重畳ビデオデータSmxvとしてエンコーダ85に出力する。
【0105】
そして、エンコーダ85は、出力された重畳ビデオデータSmxvを所定のテレビジョン方式に準じたビデオフォーマットデータに符号化してD/Aコンバータ86に出力する。
【0106】
これにより、D/Aコンバータ86は、出力されたビデオフォーマットデータをアナログ信号に変換して図示しない外部モニタ等に出力する。
【0107】
また、上述した動作に対応して、CPU10は、使用者によって操作される入力部12から出力される操作指令に応じてサーボコントローラ5を制御すべく、当該サーボコントローラ5に対して上記サーボ制御信号Ssycを出力すると共に、データ復号器8中の上記各デコーダのデコード処理を制御すべく、上記各デコード制御信号Sdas、Sdvs及びSdss並びに重畳制御信号Smxcを生成してデータ復号器8に出力し、更に主としてDVDプレーヤDV全体の情報再生動作に関わる動作制御を行う。なお、当該CPU10の処理は、RAM11との間でデータの授受を行いつつ実行される。
【0108】
次に、パケット化部13の細部動作及び当該細部動作に関連するCPU10の動作を説明する。
【0109】
上述したように、パケット化部13は、上記オーディオデータSad及び上記付加データSapに含まれている情報を用いてアイソクロナスパケットIPを構成するのであるが、当該パケット化動作は、オーディオデコーダ87から出力されてくるクロック信号Sscに含まれている上記サンプリングクロックに同期してCPU10が制御することにより実行される。
【0110】
すなわち、CPU10は、クロック信号Ssc中のサンプリングクロックの立ち上がりを検出すると、先ず、32ビットのICヘッダIPH(図4参照)を付加データSapとしてRAM21内に書き込み、更に当該ICヘッダIPHの内容をエラー訂正するためのエラー訂正符号を32ビットRAM21内に書き込む。なお、後述する図7においては、当該ICヘッダIPHそのものと当該エラー訂正符号を纏めてICヘッダIPHとしている。
【0111】
次に、CPU10は、64ビットのCIPヘッダCIPH(図4参照)を付加データSapとしてRAM21内に書き込む。
【0112】
このとき、RAM21への書込みは、当該RAM21とCPU10との間に接続されている図示しないデータバスに付加データSapを出力しつつ同様にRAM21とCPU10との間に接続されている図示しないアドレスバスを一バイトづつインクリメントしながら実行される。
【0113】
これと並行して、ラベル付加部20は、入力されるオーディオデータSadに対応して各チャンネル毎に後述する8ビットのラベルを生成し、当該生成されたレベル及び当該オーディオデータSadがラベル付加データSblとしてRAM21に書き込まれる。このとき、1チャンネル当たりのデータ長は32ビットであり、このうちラベルが8ビット分を占有しオーディオデータSadが24ビット分を占有する。
【0114】
次に、CPU10はRF復号器7から出力されている出力制御信号Sfkに含まれている出力制御データを付加データSapとしてRAM21に書き込む。
【0115】
そして、上述したラベル付加部20によるラベル付加データSblのRAM21への書き込み及びCPU10による付加データSapのRAM21への書込みが、異なるオーディオデータSadについて予め設定されている回数(以下、この回数をnとする。)だけ繰り返される。
【0116】
ここで、当該繰り返し数nは、パケット化するオーディオデータ243(Sad)のサンプリング周波数及び量子化ビット数並びにシリアルバス規格におけるインターフェースの伝送ビットレート等に基づいて予め設定されるものであり、具体的には、例えば、nの値が「16」とされている。
【0117】
次に、ラベル付加データSbl及び付加データSapのRAM21への書込みが全て終了すると、最後に、アイソクロナスパケットIP内の全データをエラー訂正するための32ビットのエラー訂正符号データCRCをRAM21内に書き込む。
【0118】
以上の動作により、RAM21上には、一のアイソクロナスパケットIPを構成すべき全てのデータが書き込まれる。
【0119】
そして、RAM21は、各データの書込みが終了すると、当該各データをパラレルデータであるメモリ信号Smrとしてパラレル/シリアル変換部22へ出力する。
【0120】
これにより、パラレル/シリアル変換部22は、メモリ信号Smrの内容をシリアルデータに変換し、シリアルメモリ信号Ssrとしてリンク層形成部23へ出力する。
【0121】
そして、リンク層形成部23は、シリアルバス規格に準拠してシリアルメモリ信号Ssrに含まれるデータを用いてアイソクロナスパケットIPとしてのリンク層を形成し、リンク信号Slkを生成して物理層形成部24へ出力する。
【0122】
最後に、物理層形成部24は、シリアルバス規格に準拠してリンク信号Slkに含まれるデータを用いてアイソクロナスパケットIPとしての物理層を形成し、最終的に当該アイソクロナスパケットIPを生成して伝送信号Sieを形成し図示しないIEEE1394インターフェース及びシリアルバスBを介して後述するアンプAPに出力する。
【0123】
次に、伝送信号Sieとしてパケット化部13から出力されるアイソクロナスパケットIPの具体的構成について、図7及び図8に例示しつつ説明する。なお、以下の図7及び図8においては、説明の容易化のため、アイソクロナスパケットIPにおける4バイト(32ビット)を横一列として示している。
【0124】
図7に示すように、一のアイソクロナスパケットIPは、全体として32ビット×(4+n×8+1)列の構成を有している。
【0125】
このうち、先頭の4列は、上記ICヘッダICH及びCIPヘッダCIPHにより占められている。
【0126】
次に、当該先頭の4列以降のアイソクロナスパケットIP内には、夫々8列毎にデータブロックDBが含まれている。
【0127】
ここで、当該各データブロックDBには、後述するように、第1乃至第3実施形態毎に異なる態様でダウンミックス処理すべきオーディオデータSad及び当該ダウンミックス処理に用いられる合成係数テーブル等の情報が含まれることとなる。
【0128】
そして、一のアイソクロナスパケットIPの最後尾には、当該アイソクロナスパケットIP内の全データをエラー訂正するための上記エラー訂正データCRCが32ビット付加されており、以上の各データにより最終的に一のアイソクロナスパケットIPが構成されている。
【0129】
次に、上記CIPヘッダCIPHとして具体的には、図8に示すように、当該CIPヘッダCIPHを含むアイソクロナスパケットIPを送出したノードを識別するためのノード識別子(Source ID)SIDと、データ領域DF内に含まれているデータブロックの数を示すデータブロック数DBSと、一のノードから送出された複数のデータ領域DF内のデータに対して送出順に連続して付与される順番情報(Data Block Counter)DBCと、データ領域DF内に含まれているデータの種類を示すデータ識別子(Format ID。第1実施形態の場合はオーディオデータSadであることを示す内容を有する。)FMTと、データ識別子FMTにより示されるデータの種類に関連するデータ(アイソクロナスパケットIP内に含まれているオーディオデータSadのサンプリング周波数及び後続する各データの形式(8ビットのラベルと24ビットの具体的データを有するデータ形式であること)等)である関連情報(Format Dependent Field)FDFと、データ領域DF内に含まれているデータが、当該データを受信するノードにおいて受信された後対応する処理が開始される時間である処理時間情報SYTと、が少なくとも含まれている。
【0130】
ここで、以上説明したように、図7に示す8列毎のデータブロックDBにより、伝送するオーディオデータSadにおける一のサンプルタイミングに対応する一情報単位のデータが構成されることとなるが、上述したように一のアイソクロナスパケットIPにはn個のサンプルタイミングに対応する当該一情報単位のデータが組み込まれるので、結果として、8列毎のデータブロックDBが合計でn組だけ一のアイソクロナスパケットIP内に配列されることとなる。
【0131】
なお、図7に示したアイソクロナスパケットIPの構成においては、第5列目乃至第(4+n×8+1)列目が図4に示すデータ領域DFに相当している。
【0132】
次に、第1実施形態に係るアンプAPの構成について図9を用いて説明する。
【0133】
図9に示すように、第1実施形態に係るアンプAPは、CPU25と、メモリ26と、物理層解読部27と、抽出手段としてのリンク層解読部28と、取得手段としてのパケット判読部29と、再生手段としてのダウンミックス演算部30と、D/Aコンバータ31と、出力アンプ32と、により構成されている。
【0134】
次に、概要動作を説明する。
【0135】
先ず、物理層解読部27は、シリアルバスBを介してDVDプレーヤDVから伝送されてくる伝送信号Sieを受信し、当該伝送信号Sie内に含まれている各アイソクロナスパケットIPの物理層の内容をシリアルバス規格に準拠して解読し、上記リンク信号Slkを生成してリンク層解読部28へ出力する。
【0136】
次に、リンク層解読部28は、シリアルバス規格に準拠してリンク信号Slk内に含まれている各アイソクロナスパケットIPのリンク層の内容を解読し、リンク解読信号Spuを生成してパケット判読部9へ出力する。
【0137】
そして、パケット判読部9は、リンク解読信号Spuに含まれている各アイソクロナスパケットIPのパケット化を解くと共にその内容を判読し、上記合成係数以外のダウンミックス処理に必要な種々の情報をダウンミックス情報信号SetcとしてCPU25へ出力すると共に、判読した上記オーディオデータSadをダウンミックス演算部30へ出力する。
【0138】
これと並行して、第1実施形態並びに後述する第2及び第3実施形態においては、上記合成係数を複数組含んで伝送信号Sieに含まれて伝送されてきた複数の合成係数テーブル並びに当該各合成係数テーブルと当該各合成係数テーブルが用いてダウンミックス処理されるべきオーディオデータSadとの関係を示す後述する対応情報としてのテーブルパリティデータ(以下、単にTPデータと称する。)は、パケット判読部29からテーブル信号SisoとしてCPU25へ出力される。
【0139】
また、後述する第4乃至第6実施形態においては、上記各合成係数テーブル並びにTPデータは、リンク層解読部28からテーブル信号SfcpとしてCPU25へ出力される。
【0140】
これらにより、CPU25は、テーブル信号Siso又はSfcpとして入力されている各合成係数テーブル自体をテーブル信号Sctgとしてメモリ26に記憶させる。
【0141】
そして、図示しない操作部からアンプAPにおいてダウンミックス処理すべきことを示す指示信号Surが入力されると、当該指示信号Surに基づいて、ダウンミックス演算部30におけるダウンミックス処理の開始を制御する制御信号Sdmを当該ダウンミックス演算部30へ出力すると共に、メモリ26に記憶させている合成係数テーブルのうち実際にダウンミックス処理に用いられる合成係数テーブルを示すテーブル番号情報Snoをメモリ26に出力する。
【0142】
これにより、メモリ26は、テーブル番号情報Snoにより示されている番号に相当する合成係数テーブルを、記憶している各合成係数テーブルから抽出し、合成係数信号Sctとしてダウンミックス演算部30へ出力する。
【0143】
そして、ダウンミックス演算部30は、オーディオデータSadに対してダウンミックス処理を施すべきことがCPU25を介して制御信号Sdmとして使用者から指示されると、上記合成係数信号Sctとして入力されている合成係数を用いて当該オーディオデータSadに対してダウンミックス処理を施し、2チャンネルにダウンミックスされたオーディオデータSadを含む出力信号Soutを生成してD/Aコンバータ31に出力する。
【0144】
一方、当該ダウンミックス処理を行うべき指示が成されていないときは、入力されたオーディオデータSadをそのまま出力信号SoutとしてD/Aコンバータ31に出力する。
【0145】
これにより、D/Aコンバータ31は、入力されている出力信号Soutをアナログ化し、アナログ出力信号Saoとして出力アンプに出力する。
【0146】
最後に、出力アンプ32は、当該アナログ出力信号Saoに含まれている各チャンネル毎のオーディオデータSadに対して増幅等の予め設定された処理を施し、オーディオ出力として図示しないスピーカ等に出力する。
【0147】
次に、上述した構成を有するDVDプレーヤDV及びアンプAP間で実行される第1実施形態に係るオーディオデータSad及び合成係数テーブル等の伝送処理について、図10及び図11を用いて説明する。
【0148】
なお、図10は当該伝送処理を示すフローチャートであり、図11は第1実施形態の処理においてDVDプレーヤDVにおいて形成されるデータブロックの構成を夫々示す図である。
【0149】
図10に示すように、第1実施形態のオーディオデータSad及び合成係数テーブル等の伝送処理においては、先ず、DVDプレーヤDV及びアンプAPの夫々において、電源投入(ステップS1及びS15)及び相互の認識(ステップS2及びS16)が実行される。このとき、相互認識に必要な情報の授受は上記アシンクロナス伝送領域ACT内のデータパケットDP又はアクロリッジパケットACPを用いて実行される。
【0150】
そして、互いが認識できないときは(ステップS2;N及びS16;N)夫々が認識できるまで認識処理を繰り返し、認識できたときは(ステップS2;Y及びS16;Y)、次に、再生準備完了コマンド(すなわち、アンプAPにおいてシリアルバスBを介した合成係数テーブルの受信が可能であり、当該合成係数テーブルの送信を促す旨の再生準備完了コマンド)SCをアシンクロナス領域ACT内の上記データパケットDPに格納してアンプAPからDVDプレーヤDVに送信する(ステップS17)。
【0151】
次に、当該再生準備完了コマンドSCを受信した(ステップS3)DVDプレーヤDVは、当該再生準備完了コマンドSCに対応するウエイト(待機)コマンド(すなわち、合成係数テーブルをDVDオーディオディスク200から再生するまでアンプAPを待機させるためのウエイトコマンド)WCを上記データパケットDPに格納してアンプAPに出力し(ステップS4)、当該ウエイトコマンドWCを受信した(ステップS18)アンプAPは上記合成係数テーブルCTを受信するまで待機する。
【0152】
次に、DVDプレーヤDVにおいて、DVDオーディオディスク200からのオーディオデータSad等の再生処理を開始する(ステップS5)と共に、当該DVDプレーヤDVから、後ほど伝送する合成係数テーブルと当該伝送される合成係数テーブルを用いてダウンミックス処理されるべきオーディオデータSadとの関係を示す上記TPデータのうち、後続する合成係数テーブルCTを示すTPデータTPDをデータ「1」としてアイソクロナスパケットIP内の上記データブロックDBに格納してアンプAPに送信し(ステップS6)、当該アンプAPにおいてこれを受信すると共にそれまでにアンプAP内に設定・記憶されているTPデータTPDの値(電源投入直後においては「0」とされている。)を「1」に更新する(ステップS19)。なお、このときに伝送されるTPデータTPDは、アンプAPに対して当該アンプAPにおいて設定されているTPデータが今後変化することを認識させるために伝送されるものである。
【0153】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成について図11(a)を用いて説明すると、先ず、その第1列目乃至第6列目は、夫々の列内で後続するデータが全てゼロ(「0」)データであることを示すラベルLB1乃至LB6(夫々8ビット)を先頭としてゼロデータZR(夫々24ビット)により占められている。
【0154】
更に、第7列目には、当該第7列目内で後続する各データの属性を示すラベルLB7(8ビット)を先頭として、上記出力制御データのうち全てのアイソクロナスパケットIPに格納して伝送すべき出力制御データである第1出力制御データ(24ビット)が含まれている。
【0155】
ここで、当該ラベルLB7は、上記ラベルLB1乃至LB6とは異なる8ビットの値を有し、後続する24ビットのデータが上記第1出力制御データであることを示している。
【0156】
更に、当該第1出力制御データとして具体的には、後続するデータが第1出力制御データであることを示すアドレスデータAR(例えば、8ビットの値で「00000001」を有している。)と、伝送後におけるオーディオデータSadの再生時のダイナミックレンジを制御するためのダイナミックレンジ制御データDRC(8ビット)と、ダウンミックス処理に用いられる合成係数テーブルの番号を示すダウンミックスコードデータDMC(4ビット)と、オーディオデータSadに対していわゆるエンファシス処理が行われているか否かを示すエンファシスフラグEF(1ビット)と、当該再生時にオーディオ情報をダウンミックスすることが許可されているか否かを示すダウンミックスモードデータDMM(1ビット)と、上記ダウンミックスコードデータDMCが実際に値を有するか否かを示すダウンミックスコード識別データDMCV(1ビット)と、予備データRD(1ビット)と、が含まれている。
【0157】
次に、第8列目には、当該第8列目内で後続する各データの属性を示すラベルLB8(8ビット)を先頭として、上述した出力制御データのうち伝送後の再生時におけるサンプリング周波数の変更時等の必要な場合のみにアイソクロナスパケットIPに格納して伝送すべき出力制御データである第2出力制御データ(24ビット)が含まれている。
【0158】
ここで、当該ラベルLB8は、ラベルLB1乃至LB7とは異なる8ビットの値を有し、後続する24ビットのデータが上記第1出力制御データでもなくまたオーディオデータAD1乃至AD6でもないことを示している。
【0159】
更に、当該第2出力制御データとして具体的には、後続するデータが第2出力制御データのうちのTPデータTPDであることを示すアドレスデータAR(例えば、8ビットの値で「00000011」を有している。)と、上記TPデータTPD(1ビット)と、ゼロデータZR(7ビット)と、が含まれている。
【0160】
TPデータTPDの送受信が完了すると、次に、DVDプレーヤDVにおいてDVDオーディオディスク200内の上記ATSI211に含まれている上記合成係数テーブルCTを当該DVDオーディオディスク200から読み込む(ステップS7)。そして、読み込んだ合成係数テーブルCTを示すTPデータTPD(その値は「1」である。)を図11(a)に示す態様のデータブロックDBに格納して再度伝送してアンプAPに一時的に格納した後、当該合成係数テーブルCTをデータブロックDB内に格納してアンプAPに送信し(ステップS8)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS20)。
【0161】
このとき、当該合成係数テーブルCTを含むデータブロックDB1の具体的構成としては、図11(b)に示すように、先ず、その第1列目乃至第7列目については夫々上記したTPデータTPDを含む場合のデータブロックDBと同様の構成とされ、次に、第8列目については、上記ラベルLB8(8ビット)を先頭として、後続するデータが合成係数テーブルCTであることを示すアドレスデータAR(例えば、8ビットの値で「00000100」を有している。)と、当該合成係数テーブルCT(16ビット)と、が含まれている。
【0162】
なお、一の合成係数テーブルCTとして伝送されるデータのデータ量は、複数の合成係数テーブルCT分を含んで合計288バイトあることが規格化されているので、ステップS8及びS20の処理は、図11(b)に示すデータブロックDBを144回(288バイト/16ビット)伝送するまで繰り返されることとなる。
【0163】
そして、アンプAPにおいて合成係数テーブルCTが全て受信されると、当該受信した合成係数テーブルCTを用いたダウンミックス処理を伴う再生開始準備が完了した旨の再生OKコマンドPOをDVDプレーヤDVに出力し(ステップS21)、これを当該DVDプレーヤDVにおいて受信し(ステップS9)、その後、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSad自体及び当該オーディオデータSadを示すTPデータTPA(当該オーディオデータSadと同じデータブロックDB内に格納されて同時に送信される。)を含むデータブロックDBを形成してアンプAPに送信し(ステップS10)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS22)。
【0164】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPAを含むデータブロックDB2の具体的構成について図11(c)を用いて説明すると、先ず、その第1列目乃至第6列目は、夫々にラベルLB1乃至LB6(夫々8ビット)を先頭として実際のオーディオデータSad(オーディオサンプリング情報)であるオーディオデータAD1乃至AD6(夫々24ビット)により占められている。ここで、各オーディオデータAD1乃至AD6は、夫々に第1チャンネル乃至第6チャンネルのオーディオデータSadに対応している。また、各ラベルLB1乃至LB6には夫々に後続するオーディオデータAD1乃至AD6の属性(具体的には、チャンネル番号等)を示す情報が含まれている。
【0165】
更に、第7列目については上記したTPデータTPDを含む場合のデータブロックDB(図11(a)参照)と同様の構成とされ、次に、第8列目については、当該第8列目内で後続する各データの属性を示すラベルLB8(8ビット)を先頭として、上記第2出力制御データ(24ビット)が含まれている。
【0166】
このとき、当該第2出力制御データとして具体的には、後続するデータが第2出力制御データであることを示すアドレスデータAR(例えば、8ビットの値で「00000010」を有している。)と、サラウンド再生における予め設定されたチャンネルグループ(例えば、後方再生に用いられるチャンネルグループ)の伝送後再生時のサンプリング周波数を指定するためのサンプリング周波数データFS2(4ビット)と、オーディオデータSadにおけるチャンネル形式を示すチャンネル形式データMCT(4ビット)と、伝送後再生時のチャンネル配分(各オーディオデータSadにおけるチャンネル配分)を示すチャンネル配分データCA(5ビット)と、同じデータブロックDB内に格納されて同時に送信されるオーディオデータSadを示すTPデータTPA(1ビット。その値は「1」とされている。)と、予備データRD(2ビット)と、が含まれている。
【0167】
そして、DVDプレーヤDVにおいては、次に、必要なオーディオデータSadを全て送信し終わったか否かを確認し(ステップS11)、終了しているときは(ステップS11;Y)そのまま再生処理を終了し、一方、終了していないときは(ステップS11;N)、ステップS12を介してステップS6に戻り、全てのオーディオデータSadの送信が完了するまで上記したステップS6乃至S12の処理を繰り返す。
【0168】
他方、TPデータTPAと共にオーディオデータSadを受信したアンプAPにおいては、ステップS22において受信したTPデータTPAの値とステップS20において合成係数テーブルCTと共に伝送されたTPデータTPDの値とを比較し(ステップS23)、一致していれば(ステップS23;Y)、夫々のステップにおいて受信した合成係数テーブルCTとオーディオデータSapとが相互に対応関係にあるものであると判定し、その合成係数テーブルCTを用いてダウンミックス演算部30において当該オーディオデータSapに対してダウンミックス処理を施して再生し(ステップS25)、その後全てのオーディオデータSadの再生が終了したか否かが判定され(ステップS26)、終了しているときは(ステップS26;Y)そのまま処理を終了し、終了していないときは(ステップS26;N)、ステップS22に戻って再生が終了するまで上記したステップS22乃至S26の処理を繰り返す。
【0169】
一方、ステップS23の判定において、ステップS22及びS8において夫々受信したTPデータTPAの値とTPデータTPDの値とが一致していないときは(ステップS23;N)、受信した合成係数テーブルCTとオーディオデータSapとは対応関係にないと判定し、新たな合成係数テーブルCTを伝送することを要求する伝送要求コマンドTAをDVDプレーヤDVに送信した後(ステップS24)、ステップS19に移行して当該新たな合成係数テーブルCTが送信されてくるのを待機する。
【0170】
これにより、当該伝送要求コマンドTAを受信した(ステップS12)DVDプレーヤDVは、ステップS6に戻って新たなTPデータTPDの送信及び新たな合成係数テーブルCTの読み込みを実行し、以下上述したステップS8乃至S12の処理を繰り返す。
【0171】
なお、上記した第1実施形態の伝送処理において、図11に夫々示すデータブロックDB0乃至DB2は一のアイソクロナスパケットIC内に全て含まれている必要は必ずしもなく、夫々のデータブロックの間に他のデータを含むデータブロックDBが伝送されてもよい。
【0172】
これは、アンプAPにおいては、図11(a)に示すデータブロックDB0が伝送された後に最初に図11(b)に示す形態のデータブロックDB1が伝送されてくると、当該データブロックDB1に含まれている合成係数テーブルCTが当該データブロックDB0により伝送されたTPデータTPDに対応するものであると無条件に認識し、一方、図11(b)に示すデータブロックDB1が伝送された後に最初に図11(c)に示す形態のデータブロックDB2が伝送されてくると、当該データブロックDB2に含まれているTPデータTPA(同時に伝送されるオーディオデータSadに対応づけられているTPデータTPA)が当該データブロックDB1により伝送された合成係数テーブルCTに対応するものであると無条件に認識することがCPU25における処理上予め設定されていることによる。
【0173】
以上説明したように、第1実施形態におけるオーディオデータSad等の伝送処理によれば、オーディオデータSad、合成係数テーブルCT或いはTPデータTPD又はTPAのうち少なくともいずれか一つを含んでアイソクロナスパケットICを形成しシリアルバスB上に出力するので、当該オーディオデータSad等をアンプAPが受け取った場合に、TPデータTPD又はTPAを用いて合成係数テーブルCTとオーディオデータSadとを対応づけることにより当該オーディオデータSadのダウンミックス処理が可能となり、一のアイソクロナスパケットICの中に含ませることができない情報量(288バイト)を有する合成係数テーブルCTであっても正確にこれを活用してオーディオデータSadのダウンミックス処理を行うことができる。
【0174】
また、合成係数テーブルCTがアイソクロナスパケットIC内に格納されて当該シリアルバスB上に出力されているので、簡易な処理で合成係数テーブルCTを伝送することができる。
【0175】
更に、シリアルバス規格の下で接続されているDVDプレーヤDVとアンプAP間で合成係数テーブルCTを確実に伝送することができる。
【0176】
なお、図10に示した第1実施形態に係る伝送処理のうち、ステップS3、S17、S4、S18、S9及びS21の処理が必要となるのは、DVDプレーヤDVがシリアルバスB上に接続されている他のパーソナルコンピュータPCによって制御されている場合のみであり、当該DVDプレーヤDVにおける入力部12により当該DVDプレーヤDVを制御してダウンミックス処理を行う場合(すなわち、DVDプレーヤDVの処理の進行状況とアンプAPにおける処理の進行状況とを使用者が把握しながら伝送処理を行う場合)には、当該ステップS3、S17、S4、S18、S9及びS21の処理は行っても行わなくてもいずれでも構わない。
【0177】
また、図11に示したデータブロックDBの構成のうち、その第8列目については、上述した第2出力制御データを伝送しない場合には、アドレスデータARの値を第2出力制御データを伝送する場合とは異なる値(例えば、「00000001」)とすることによって、例えば文字データ等の任意データを伝送するように構成することもできる。
【0178】
(III)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図11及び図12を用いて説明する。
【0179】
なお、図12は第2実施形態に係るオーディオデータSad及び合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【0180】
上述した第1実施形態では、DVDプレーヤDV及びアンプAPの双方について電源が断とされていた状態からオーディオデータSadの伝送を開始する場合について説明したが、第2実施形態においては、上記合成係数テーブルCTがATS203毎に変化することに鑑み、一のATS203内に含まれているオーディオデータSadのダウンミックス処理を伴う再生が終了し、次のATS203内のオーディオデータSadの再生に移行する際の合成係数テーブルCTの更新処理を伴うオーディオデータSadの再生処理を行う。
【0181】
なお、第2実施形態におけるDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成は、共に第1実施形態の場合と全く同様であるので、細部の説明は省略する。また、図12に示す伝送処理において、上述した第1実施形態における伝送処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
【0182】
図12に示すように、第2実施形態のオーディオデータSadの伝送処理においては、DVDプレーヤDV及びアンプAPの夫々において、第1実施形態の伝送処理により伝送を開始した合成係数テーブルCTを用いたダウンミックス処理が継続されていることが前提となる(ステップS30及びS40)。
【0183】
そして、当該再生中においては、DVDプレーヤDVにおいて一のATS203内に含まれているオーディオデータSadの再生が全て終了したか否かが常に監視されている(ステップS31)。そして、当該一のATS203内に含まれているオーディオデータSadの再生が終了していないときは(ステップS31;N)、当該再生が終了するまで第1実施形態の態様でダウンミックス処理を伴う再生を継続し、一方、当該再生が終了しているときは(ステップS31;Y)、アンプAPにおけるダウンミックス処理を伴う再生も終了し(ステップS41)、次に再生すべきオーディオデータSadを含んでいるATS203の先頭を検索する(ステップS32)。
【0184】
そして、当該再生すべきATS203が検索できたら、次に、DVDプレーヤDVから、アンプAP内に現在設定されているTPデータTPD(第1実施形態からの継続として第2実施形態を見た場合には、当該TPデータTPDは「1」となっている。)を反転すべく(すなわち、新たな合成係数テーブルCTがこれから送信されることをアンプAPに認識させるべく)、新たなTPデータTPDをデータ「0」としてデータブロックDBに格納してアンプAPに送信し(ステップS33)、アンプAPにおいてこれを受信すると共にそれまでに設定・記憶されているTPデータTPDの値(「1」)を「0」に更新する(ステップS42)。
【0185】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成については図11(a)に示す場合と全く同様となる。
【0186】
新たなTPデータTPDの送受信が完了すると、次に、DVDプレーヤDVにおいて上記合成係数テーブルCTをDVDオーディオディスク200から読み込む(ステップS34)。そして、読み込んだ合成係数テーブルCTを示すTPデータTPD(その値は「0」である。)を図11(a)に示す態様で再度伝送してアンプAPに一時的に格納した後、当該合成係数テーブルCTをデータブロックDB内に格納してアンプAPに送信し(ステップS35)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS43)。
【0187】
このとき、当該合成係数テーブルCTを含むデータブロックDB1の具体的構成としては、図11(b)に示す場合と全く同様となる。
【0188】
そして、アンプAPにおいて合成係数テーブルCTが全て受信されると、第1実施形態の場合と同様の再生OKコマンドPOをDVDプレーヤDVに出力し(ステップS44)、これを当該DVDプレーヤDVにおいて受信し(ステップS36)、その後、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSadを含むデータブロックDBを形成して対応するTPデータTPA(その値は「0」である。)と共にアンプAPに送信し(ステップS37)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS45)。
【0189】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPAを含むデータブロックDB2の具体的構成としては、図11(c)に示す場合と全く同様となる。
【0190】
そして、これ以後は、上述した第1実施形態と同様の処理が、DVDプレーヤDV(ステップS11乃至S12)及びアンプAP(ステップS23乃至S26)が実行されて処理が終了する。
【0191】
ここで、第2実施形態中のステップS33において伝送されるTPデータTPDの値については、それまでにアンプAP内に設定・記憶されているTPデータTPDの値が「0」であるときはこれを反転させるべく値「1」を有するTPデータTPDがステップS33において伝送され、一方、それまでにアンプAP内に設定・記憶されているTPデータTPDの値が「1」であるときはこれを反転させるべく値「0」を有するTPデータTPDがステップS33において伝送される。そして、以後のステップS35において伝送されるTPデータTPD及びステップS37において伝送されるTPデータTPAの値は、このステップS33において伝送されたTPデータTPDの値と同じものとされる。
【0192】
以上説明した第2実施形態の伝送処理によれば、ATS203が切り換る度にTPデータTPD及びTPAの値を「0」又は「1」の間で相互に反転させつつ合成係数テーブルCT及びオーディオデータSadに付加して伝送するので、ATS203が切り換った場合にダウンミックス処理を伴う再生を継続する場合にも、上述した第1実施形態の伝送処理と同様の効果を奏することができる。
【0193】
(IV)第3実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第3実施形態について、図13及び図14を用いて説明する。
【0194】
なお、図13は第3実施形態に係るオーディオデータSadの伝送処理を示すフローチャートであり、図14は第3実施形態の処理においてDVDプレーヤDVにおいて形成されるデータブロックDBの構成を夫々示す図である。
【0195】
上述した第1実施形態では、DVDプレーヤDV及びアンプAPの双方について電源が断とされていた状態からオーディオデータSadの伝送を開始する場合について説明し、更に第2実施形態では、DVDプレーヤDVにおけるオーディオデータSadの再生においてATS203が切り換った直後におけるダウンミックス処理を伴う再生について説明したが、第3実施形態においては、既にDVDプレーヤDVからアンプAPへの合成係数テーブルCTの伝送が開始されている場合において、シリアルバスBに接続されている他のアンプAPにおける入力選択がDVDプレーヤDVに切り換えられたとき、又はシリアルバスBに新たに他のアンプAPが接続されたとき(すなわち、上記バスリセットが発生したとき)等に、当該他のアンプAPにおいてダウンミックス処理を伴うオーディオデータSadの再生処理を開始する。
【0196】
なお、第3実施形態におけるDVDプレーヤDV及び他のアンプAPの構成は、共に第1又は第2実施形態のDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成と全く同様であるので、細部の説明は省略する。また、図13に示す伝送処理において、上述した第1実施形態における伝送処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
【0197】
図13に示すように、第3実施形態のオーディオデータSadの伝送処理においては、先ず、DVDプレーヤDVにおいては今までの再生処理が継続されている(ステップS50)と共に、他のアンプAPにおいて上記入力切り換えが行われ(ステップS60)、当該入力切り換えに伴ってDVDプレーヤDV及びアンプAPにおいて相互の認識(ステップS51及びS61)が実行される。このとき、相互認識に必要な情報の授受は上記アシンクロナス伝送領域ACT内のデータパケットDP及びアクノリッジパケットACPを用いて実行される。
【0198】
そして、互いが認識できないときは(ステップS51;N及びS61;N)夫々が認識できるまで認識処理を繰り返し、認識できたときは(ステップS51;Y及びS61;Y)、次に、第1実施形態と同様の再生準備完了コマンドSCを上記データパケットDPに格納して他のアンプAPからDVDプレーヤDVに送信する(ステップS62)。
【0199】
次に、当該再生準備完了コマンドSCを受信した(ステップS52)DVDプレーヤDVから、現在継続されている(ステップS50参照)ダウンミックス処理を伴う再生処理において用いられている値(「0」又は「1」)を有するTPデータTPDを、現在再生されているオーディオデータSadを含む上記データブロックDBに格納してアンプAPに送信し(ステップS53)、当該他のアンプAPにおいてこれを受信すると共に初期状態のTPデータTPDの値(入力切り換え直後においては「0」とされている。)を当該受信したTPデータTPDの値に更新する(ステップS63)。
【0200】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成について図14(a)を用いて説明すると、当該データブロックDB0’の構成は、その第1列目乃至第6列目が夫々にラベルLB1乃至LB6(夫々8ビット)を先頭として再生されているオーディオデータSadであるオーディオデータAD1乃至AD6(夫々24ビット)により占められている以外は図11(a)に示す場合と全く同様となる。
【0201】
TPデータTPDの送受信が完了すると、次に、DVDプレーヤDVから、現在再生しているオーディオデータSadが含まれているデータブロックDBに、現在使用されている合成係数テーブルCT(ステップS50における再生処理において既にDVDオーディオディスク200から読み込まれており、DVDプレーヤDV内のRAM11に記憶されているものである。)を示すTPデータTPD(その値はステップS53において伝送したものの値と同一である。)を図14(a)に示す態様のデータブロックDBに格納して再度伝送して他のアンプAPに一時的に格納した後、当該使用されている合成係数テーブルCTをデータブロックDB内に格納してアンプAPに送信し(ステップS54)、これを他のアンプAPにおいて受信する(ステップS64)。
【0202】
このとき、当該合成係数テーブルCTを含むデータブロックDB1’の具体的構成としては、図14(b)に示すように、その第1列目乃至第6列目が夫々にラベルLB1乃至LB6(夫々8ビット)を先頭として再生中のオーディオデータSadであるオーディオデータAD1乃至AD6(夫々24ビット)により占められている以外は図11(b)に示す場合と全く同様となる。
【0203】
そして、他のアンプAPにおいて合成係数テーブルCTが全て受信されると、確認のため現在使用されている値を有するTPデータTPDを、現在再生されているオーディオデータSadを含む上記データブロックDBに格納して他のアンプAPに再度送信し(ステップS55)、当該他のアンプAPにおいてこれを受信する(ステップS65)。
【0204】
その後、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSad自体(現在再生が継続されているもの)及び当該オーディオデータSadを示すTPデータTPA(その値はステップS53及びS54において伝送したものの値と同一である。)を含むデータブロックDBを形成して他のアンプAPに送信し(ステップS56)、これを他のアンプAPにおいて受信する(ステップS66)。
【0205】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPAを含むデータブロックDB2の具体的構成としては、図14(c)に示すように図11(c)に示す場合と全く同様となる。
【0206】
そして、これ以後は、上述した第1又は第2実施形態と同様の処理が、DVDプレーヤDV(ステップS11乃至S12)及び他のアンプAP(ステップS23乃至S26)において実行されて再生処理が終了する。
【0207】
以上説明した第3実施形態の伝送処理によれば、既にDVDプレーヤDVからアンプAPへの合成係数テーブルCTの伝送が開始されている場合において、他のアンプAPにおける入力選択切り換え又は新たな他のアンプAPの接続が為された場合でも、上述した第1又は第2実施形態の伝送処理と同様の効果を奏することができる。
【0208】
(V)第4実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第4実施形態について、図15及び図16を用いて説明する。
【0209】
なお、図15は第4実施形態に係るオーディオデータSadの伝送処理を示すフローチャートであり、図16は第4実施形態の処理においてDVDプレーヤDVにおいて形成されるアシンクロナス伝送領域ACT内のデータパケットDPの構成を示す図である。また、図15に示す伝送処理において、上述した第1実施形態における伝送処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
【0210】
上述した第1乃至第3実施形態においては、合成係数テーブルCTはアイソクロナスパケットIP内のデータブロックDBに格納されて伝送されたが、以下の第4乃至第6実施形態においては、これをアシンクロナス伝送領域ACT内のデータパケットDPに格納して伝送する。
【0211】
そして、第4実施形態は、このうちDVDプレーヤDV及びアンプAPの双方について電源が断とされていた状態からオーディオデータSadの伝送を開始する場合の実施形態である。
【0212】
なお、第4乃至第6実施形態におけるDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成は、共に第1乃至第3実施形態の場合と全く同様であるので、細部の説明は省略する。
【0213】
第4実施形態のオーディオデータSadの伝送処理においては、図15に示すように、始めに、DVDプレーヤDV及びアンプAPにおいて、第1実施形態の場合と同様の各コマンドの授受(ステップS1乃至S4及びS15乃至S18)が実行された後、DVDプレーヤDVにおいて、オーディオデータSad等の再生処理が開始され(ステップS5)、更に再生されているオーディオデータSadに対応させるべき合成係数テーブルCTがDVDオーディオディスク200から読み込まれる(ステップS7)。
【0214】
次に、DVDプレーヤDVから、当該読み込まれた合成係数テーブルCTを示すTPデータTPDをデータ「1」として上記データブロックDBに格納してアンプAPに送信し(ステップS71)、当該アンプAPにおいてこれを受信すると共にそれまでにアンプAP内において設定・記憶されているTPデータTPDの値(電源投入直後においては「0」とされている。)を「1」に更新する(ステップS76)。なお、このときに伝送されるTPデータTPDは、アンプAPに対して当該アンプAPにおいて設定されているTPデータが今後変化することを認識させるために伝送されるものである。
【0215】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成については図11(a)に示す場合と全く同様となる。
【0216】
TPデータTPDの送受信が完了すると、次に、上記再生準備完了コマンドSCをアシンクロナス領域ACT内の上記データパケットDPに格納してアンプAPからDVDプレーヤDVに再度送信する(ステップS77)。
【0217】
そして、当該再生準備完了コマンドSCを受信した(ステップS72)DVDプレーヤDVは、読み込んだ(ステップS70参照)合成係数テーブルCTを示すTPデータTPD(その値は「1」である。)と共に当該合成係数テーブルCTをデータパケットDP内に格納してアンプAPに送信し(ステップS73)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS78)。
【0218】
このとき、当該TPデータTPD及び合成係数テーブルCTを含むデータパケットDPの具体的構成としては、図16に示すように、その第1列目には、オーディオデータSadの送信先のノード(第4実施形態の場合はアンプAP)を識別するための送信先ノード識別子DI(16ビット)と、複数のデータパケットDP間の照合に用いられるトランザクションラベルTL(6ビット)と、データを再送させる場合のその方法を示すリトライコードRT(2ビット)と、データパケットDPの種類とその伝送方式を示すトランザクションコードTD(8ビット)と、伝送の優先順位を示すプライオリティコードPR(8ビット)と、が格納されて伝送される。
【0219】
また、第2乃至第3列目には、オーディオデータSadの送信元のノード(第4実施形態の場合はDVDプレーヤDV)を識別するための送信元ノード識別子SI(16ビット)と、アシンクロナス伝送領域ACTにおいて伝送されるべき他のコマンドやその返答が含まれるコマンド領域FCP(1列半分24ビット)と、が格納されて伝送される。
【0220】
次に、第4列目には、データパケットDPのデータ長を示すデータ長情報DL(16ビット)と、データパケットDPの種類と拡張されたその伝送方式を示す拡張トランザクションコードETD(16ビット)と、が格納されて伝送される。
【0221】
更に、第5列目には、第1乃至第4列目に含まれるデータの誤りを訂正するためのヘッダ誤り訂正コードHCRC(32ビット)が格納されて伝送される。
【0222】
また、第6列目には、伝送されるコマンドを複数含むコマンドセットを他のコマンドセットから識別するためのコマンドセット識別子CID(4ビット。第4実施形態の場合には、実際にはその値が「0000」とされている。)と、伝送されるコマンドの機能分類及び伝送後の当該コマンドの処理結果を示すコマンドコードCC(4ビット)と、送信先の機器(第4実施形態ではアンプAP)内の機能をその単位毎に特定するための機能アドレスデータAR1(5ビット)と、他のデータパケットDP間で機能アドレスデータAR1が同一である場合にそれらを識別するための識別アドレスデータAR2(3ビット)と、当該データパケットDP内には合成係数テーブルCTが含まれていることを示すテーブルコマンドOCD(8ビット)と、後続する合成係数テーブルCTを示すTPデータTPD(8ビット。その値は「1」である。)と、が格納されて伝送される。
【0223】
そして、第7列目以降には、伝送すべき合成係数テーブル(288バイト)CT1乃至CT16自体が、予め設定された所定の間隔で予備データRDを含みながら格納されて伝送される。
【0224】
最後に、データパケットDPとしての最終行には、データパケットDP全体の誤り訂正を行うための誤り訂正コードCRCが格納されて伝送される。
【0225】
そして、アンプAPにおいて合成係数テーブルCTを含むデータパケットDPが全て受信されると、当該受信した旨の返答信号ACKがアンプAPからアクノリッジパケットACPを用いて送信され(ステップS79)、これをDVDプレーヤDVにおいて受信し(ステップS74)、当該合成係数テーブルCTの伝送完了をDVDプレーヤDVにおいて確認する。
【0226】
当該返答信号により合成係数テーブルCTの伝送完了が確認されると、次に、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSad自体及び当該オーディオデータSadを示すTPデータTPAを含むデータブロックDBを形成してアイソクロナスパケットIPによりアンプAPに送信し(ステップS75)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS80)。
【0227】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPA(その値は「1」である。)を含むデータブロックDBの具体的構成は図11(c)に示す場合を全く同様である。
【0228】
そして、これ以後は、上述した第1乃至第3実施形態と同様の処理が、DVDプレーヤDV(ステップS11乃至S12)及び他のアンプAP(ステップS23乃至S26)において実行されて再生処理が終了する。
【0229】
以上説明したように、第4実施形態におけるオーディオデータSad等の伝送処理によれば、合成係数テーブルCT及びTPデータTPDを含んでデータパケットDPを形成してシリアルバスB上に出力すると共に、オーディオデータSad及びTPデータTPAを含んでデータブロックDBを形成してシリアルバスB上に出力するので、当該オーディオデータSad等をアンプAPが受け取った場合に、TPデータTPD又はTPAを用いて合成係数テーブルCTとオーディオデータSadとを対応づけることにより当該オーディオデータSadのダウンミックス処理が可能となり、一のアイソクロナスパケットICの中に含ませることができない情報量(288バイト)を有する合成係数テーブルCTであっても正確にこれを活用してオーディオデータSadのダウンミックス処理を行うことができる。
【0230】
また、合成係数テーブルCTがアシンクロナス伝送領域ACTにおいてデータパケットDP内に格納されて当該シリアルバスB上に出力されているので、必要なときに逐次合成係数テーブルCTを伝送することができる。
【0231】
更に、シリアルバス規格の下で接続されているDVDプレーヤDVとアンプAP間で合成係数テーブルCTを確実に伝送することができる。
【0232】
(VI)第5実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第5実施形態について、図16及び図17を用いて説明する。
【0233】
なお、図17は第5実施形態に係るオーディオデータSadの伝送処理を示すフローチャートである。
【0234】
上述した第4実施形態では、データパケットDPを用いて合成係数テーブルCTを伝送する場合であってDVDプレーヤDV及びアンプAPの双方について電源が断とされていた状態からオーディオデータSadの伝送を開始する場合について説明したが、第5実施形態においては、第2実施形態の場合と同様に、一のATS203内に含まれているオーディオデータSadのダウンミックス処理を伴う再生が終了し、次のATS203内のオーディオデータSadの再生に移行する際の合成係数テーブルCTの更新処理を伴うオーディオデータSadの再生処理を行う。
【0235】
なお、第5実施形態におけるDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成は、共に第1乃至第4実施形態の場合と全く同様であるので、細部の説明は省略する。また、図17に示す伝送処理において、上述した第2実施形態及び第4実施形態における伝送処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
【0236】
図17に示すように、第5実施形態のオーディオデータSadの伝送処理においては、DVDプレーヤDV及びアンプAPの夫々において、第2実施形態の場合と同様のオーディオデータSad再生処理(ステップS30、S40及びS41)及び新たなATS203の検索処理が実行される(ステップS31及びS32)。
【0237】
そして、当該再生すべきATS203が検索できたら、次に、DVDプレーヤDVから、アンプAP内に現在設定されているTPデータTPA(第4実施形態からの継続として第5実施形態を見た場合には、当該TPデータTPAは「1」となっている。)を反転すべく、新たなTPデータTPDをデータ「0」としてデータブロックDBに格納してアンプAPに送信し(ステップS33)、アンプAPにおいてこれを受信すると共にそれまでに設定・記憶されているTPデータTPDの値(「1」)を「0」に更新する(ステップS42)。
【0238】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成については図11(a)に示す場合と全く同様となる。
【0239】
新たなTPデータTPDの送受信が完了すると、第1実施形態の場合と同様のデータパケットDPを用いた再生準備完了コマンドSCの授受(ステップS17及びS3)及びウエイトコマンドWCの授受を行った(ステップS4及びS18)後、アンプAPにおいて上記合成係数テーブルCTを受信するまで待機する。
【0240】
次に、DVDプレーヤDVにおいて上記合成係数テーブルCTをDVDオーディオディスク200から読み込む(ステップS7)。そして、読み込んだ合成係数テーブルCTを示すTPデータTPD(その値は「0」である。)を図11(a)に示す態様で再度伝送してアンプAPに一時的に格納した後、当該合成係数テーブルCTをデータパケットDP内に格納してアンプAPに送信し(ステップS73)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS78)。
【0241】
このとき、当該合成係数テーブルCTを含むデータパケットDPの具体的構成としては、図16に示す場合と全く同様となる。
【0242】
そして、アンプAPにおいて合成係数テーブルCTが全て受信されると、当該受信した旨の返答信号ACKがアンプAPからアクノリッジパケットACPを用いて送信され(ステップS79)、これをDVDプレーヤDVにおいて受信し(ステップS74)、当該合成係数テーブルCTの伝送完了をDVDプレーヤDVにおいて確認する。
【0243】
当該返答信号により合成係数テーブルCTの伝送完了が確認されると、次に、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSadを含むデータブロックDBを形成して対応するTPデータTPA(その値は「0」である。)と共にアンプAPに送信し(ステップS37)、これをアンプAPにおいて受信する(ステップS45)。
【0244】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPAを含むデータブロックDB2の具体的構成としては、図11(c)に示す場合と全く同様となる。
【0245】
そして、これ以後は、上述した第4実施形態と同様の処理が、DVDプレーヤDV(ステップS11乃至S12)及びアンプAP(ステップS23乃至S26)が実行されて処理が終了する。
【0246】
ここで、第5実施形態中のステップS33において伝送されるTPデータTPDの値については、それまでにアンプAP内に設定・記憶されているTPデータTPDの値が「0」であるときはこれを反転させるべく値「1」を有するTPデータTPDがステップS33において伝送され、一方、それまでにアンプAP内に設定・記憶されているTPデータTPDの値が「1」であるときはこれを反転させるべく値「0」を有するTPデータTPDがステップS33において伝送される。そして、以後のステップS73において伝送されるTPデータTPD及びステップS37において伝送されるTPデータTPAの値は、このステップS33において伝送されたTPデータTPDの値と同じものとされる。
【0247】
以上説明した第5実施形態の伝送処理によれば、ATS203が切り換る度にTPデータTPD及びTPAの値を「0」又は「1」の間で相互に反転させつつ合成係数テーブルCT及びオーディオデータSadに付加して伝送するので、ATS203が切り換った場合にダウンミックス処理を伴う再生を継続する場合にも、上述した第4実施形態の伝送処理と同様の効果を奏することができる。
【0248】
(VII)第6実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第6実施形態について、図14、図16及び図18を用いて説明する。
【0249】
なお、図18は第6実施形態に係るオーディオデータSadの伝送処理を示すフローチャートである。
【0250】
上述した第4及び第5実施形態では、DVDプレーヤDV及びアンプAPの双方について電源が断とされていた状態からオーディオデータSadの伝送を開始する場合及びDVDプレーヤDVにおけるオーディオデータSadの再生においてATS203が切り換った直後におけるダウンミックス処理を伴う再生について説明したが、第6実施形態においては、第3実施形態の場合と同様に、既にDVDプレーヤDVからアンプAPへの合成係数テーブルCTの伝送が開始されている場合において、シリアルバスBに接続されている他のアンプAPにおける入力選択がDVDプレーヤDVに切り換えられたとき、又はシリアルバスBに新たに他のアンプAPが接続されたとき等に、当該他のアンプAPにおいてダウンミックス処理を伴うオーディオデータSadの再生処理を開始する。
【0251】
なお、第6実施形態におけるDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成は、共に第1乃至第5実施形態の場合と全く同様であるので、細部の説明は省略する。また、図18に示す伝送処理において、上述した第3及び第4実施形態における伝送処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
【0252】
図18に示すように、第6実施形態のオーディオデータSadの伝送処理においては、先ず、DVDプレーヤDV及びアンプAPにおいて、第3実施形態の場合と同様の再生処理(ステップS50)、入力切り換え・相互認識処理(ステップS60、S61及びS51)、再生準備完了コマンドSCの授受(ステップS62及びS52)及びTPデータTPDの授受(ステップS53及びS63)が実行される。
【0253】
ここで、当該伝送されるTPデータTPDを含むデータブロックDB0の具体的構成について図14(a)に示す場合と全く同様である。
【0254】
そして、TPデータTPDの送受信が完了すると、次に、DVDプレーヤDVから、現在使用されている合成係数テーブルCT(ステップS50における再生処理において既にDVDオーディオディスク200から読み込まれており、DVDプレーヤDV内のRAM11に記憶されているものである。)を示すTPデータTPD(その値はステップS53において伝送したものの値と同一である。)を図14(a)に示す態様で格納して再度伝送して他のアンプAPに一時的に格納した後、現在再生しているオーディオデータSadが含まれているアイソクロナスサイクルIC内のデータパケットDPに当該使用されている合成係数テーブルCTを格納してアンプAPに送信し(ステップS80)、これを他のアンプAPにおいて受信する(ステップS81)。
【0255】
このとき、当該合成係数テーブルCTを含むデータパケットDPの具体的構成としては、図16に示すものと全く同様である。
【0256】
そして、他のアンプAPにおいて合成係数テーブルCTが全て受信されると、当該受信した旨の返答信号ACKがアンプAPからアクノリッジパケットACPを用いて送信され(ステップS79)、これをDVDプレーヤDVにおいて受信し(ステップS74)、当該合成係数テーブルCTの伝送完了をDVDプレーヤDVにおいて確認する。
【0257】
当該返答信号により合成係数テーブルCTの伝送完了が確認されると、ダウンミックス処理すべきオーディオデータSad自体(現在再生が継続されているもの)及び当該オーディオデータSadを示すTPデータTPA(その値はステップS53及びS80において伝送したものの値と同一である。)を含むデータブロックDBを形成して他のアンプAPに送信し(ステップS56)、これを他のアンプAPにおいて受信する(ステップS66)。
【0258】
ここで、当該伝送されるオーディオデータSad及びTPデータTPAを含むデータブロックDB2の具体的構成としては、図14(c)に示すように図11(c)に示す場合と全く同様となる。
【0259】
そして、これ以後は、上述した第4実施形態と同様の処理が、DVDプレーヤDV(ステップS11乃至S12)及び他のアンプAP(ステップS23乃至S26)において実行されて再生処理が終了する。
【0260】
以上説明した第6実施形態の伝送処理によれば、既にDVDプレーヤDVからアンプAPへの合成係数テーブルCTの伝送が開始されている場合において、他のアンプAPにおける入力選択切り換え又は新たな他のアンプAPの接続が為された場合でも、上述した第4又は第5実施形態の伝送処理と同様の効果を奏することができる。
【0261】
(VIII)第7実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第7実施形態について図14を用いて説明する。
【0262】
上述した第1乃至第6実施形態では、電源投入時(第1及び第4実施形態)、合成係数テーブルCT更新時(第2及び第5実施形態)並びに新たなアンプAPの接続時(第3及び第6実施形態)において、各種のコマンドの授受を伴って合成係数テーブルCT及びオーディオデータSadを伝送する場合について説明したが、第7実施形態においては、DVDプレーヤDV又はアンプAPの動作状態又は接続状態に拘わらず、予め設定された間隔で最新の合成係数テーブルCTを繰り返し伝送する。
【0263】
なお、第7実施形態におけるDVDプレーヤDV及びアンプAPの構成は、共に第1乃至第6実施形態の場合と全く同様であるので、細部の説明は省略する。
【0264】
第7実施形態においては、DVDプレーヤDVから再生されるオーディオデータSadについて合成係数テーブルCTが更新される(すなわち、新たなATS203に移行する)度に、その後予め設定された時間間隔(例えば、30ミリ秒)でその更新された合成係数テーブルCTを伝送し続ける。そして、このときのデータブロックDBの具体的構成は、図14(b)に示すものと全く同様となる。
【0265】
また、TPデータTPDについては、当該合成係数データCTが更新されたときには、上述した処理(例えば、第1実施形態におけるステップS6及びS19)と同様の処理を行って新たなTPデータTPDを伝送することにより、それまでDVDプレーヤDV及びアンプAPにおいて設定されていた当該TPデータTPDを他の値に反転させ(すなわち、「0」が設定されていればこれを「1」に反転させ、一方「1」が設定されていれば「0」に反転させる。)、その後、反転後と同じ値のTPデータTPD(当該TPデータTPDは図14(a)に示すデータブロックDB0’に含まれて伝送される。)と共に更新された合成係数テーブルCTを図14(b)に示すデータブロックDBの態様で伝送することとなる。
【0266】
そして、実際のダウンミックス処理を伴う再生処理を開始するときは、その時に設定されているTPデータTPDと同じTPデータTPAと共に再生すべきオーディオデータSadを図14(c)に示すデータブロックDBの態様で伝送して再生処理を開始する。
【0267】
なお、TPデータTPD又は合成係数テーブルCTの伝送時において、対応するデータブロックDB内における当該TPデータTPD又は合成係数テーブルCTが含まれていることのアンプAPにおける識別は、当該データブロックDBにおける第8列目のアドレスデータARの値をTPデータTPD又は合成係数テーブルCTで異なる値とする(より具体的には、当該第8列目にTPデータTPDを含ませるときは「03h」とし、当該第8列目に合成係数テーブルCTを含ませるときは「04h」とする。)ことにより行う。
【0268】
上述した第7実施形態の伝送方法によれば、電源投入時、合成係数テーブルCT更新時並びに新たなアンプAPの接続時の区別なく同様の第7実施形態の態様で合成係数テーブルCT並びにTPデータTPD及びTPAを伝送し、上記した第1乃至第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0269】
なお、例えば30ミリ秒間隔で合成係数テーブルCTをシリアルバス規格の下で伝送する場合には、当該合成係数テーブルCTによるデータの占有率は約11%となるが、この占有率であれば他のデータの伝送に影響を与えることはない。また、新たな合成係数テーブルCTは30ミリ秒後でないと伝送されてこないこととなるが、この点も、再生処理上問題とはならないことが確認されている。
【0270】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力するので、当該各情報を受け取った場合に、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0271】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であってもこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0272】
請求項2に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んだ情報単位が伝送されて来るので、当該情報単位を取得することにより得られた対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報を用いる場合であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0273】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であってもこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0274】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、予め設定された時間間隔毎に再生制御情報を含む情報単位が出力されるので、確実に当該再生制御情報を伝送することができる。
【0275】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、再生制御情報が同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されているので、簡易な処理で再生制御情報を伝送することができる。
【0276】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、再生制御情報が非同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されているので、必要なときに逐次再生制御情報を伝送することができる。
【0277】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、再生制御情報がチャンネル数低減制御情報であるので、チャンネル数低減のための再生制御情報を確実に伝送して低減されたチャンネル数によるオーディオ情報の再生を行うことができる。
【0278】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、バスがIEEE1394規格に基づいて伝送情報が伝送されるシリアルバスであると共に、情報単位がIEEE1394規格におけるアイソクロナスサイクルの一部を構成するものであるので、IEEE1394規格の下で再生制御情報を確実に伝送することができる。
【0279】
請求項8に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力すると共に当該情報単位を取得して再生制御を行うので、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0280】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であってもこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0281】
請求項9に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力するので、当該各情報を受け取った場合に、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0282】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であっても、これを伝送してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0283】
請求項10に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んだ情報単位が伝送されて来るので、当該情報単位を取得することにより得られた対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報を用いる場合であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0284】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であってもこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0285】
請求項11に記載の発明によれば、オーディオ情報、再生制御情報又は対応情報のうち少なくともいずれか一つを含んで情報単位を形成しバス上に出力すると共に当該情報単位を取得して再生制御を行うので、対応情報を用いて再生制御情報とオーディオ情報とを対応づけることにより当該オーディオ情報の再生制御が可能となり、一の情報単位の中に含ませることができない情報量を有する再生制御情報であっても正確にこれを活用してオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【0286】
従って、一の情報単位に格納して一度に伝送できない情報量を有する再生制御情報であってもこれを伝送し、正確な対応関係に基づいてオーディオ情報の再生制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDオーディオディスクの記録フォーマットを示す図である。
【図2】IEEE1394規格により接続された電気製品(ノード)の例を示す図であり、(a)はシリアル接続された電気機器の例を示す図であり、(b)はループ接続を示す図である。
【図3】シリアルバス上の伝送形態を例示する図である。
【図4】アイソクロナスサイクルの構成を示す図である。
【図5】第1実施形態のDVDプレーヤの概要構成を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態のパケット化部の概要構成を示すブロック図である。
【図7】第1実施形態に係るアイソクロナスパケットの構成を例示する図である。
【図8】実施形態に係るCIPヘッダの構成を例示する図である。
【図9】第1実施形態のアンプの概要構成を示すブロック図である。
【図10】第1実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【図11】第1実施形態に係るデータブロックの構成を例示する図であり、(a)は例示する図(I)であり、(b)は例示する図(II)であり、(c)は例示する図(III)である。
【図12】第2実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【図13】第3実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【図14】第3実施形態に係るデータブロックの構成を例示する図であり、(a)は例示する図(I)であり、(b)は例示する図(II)であり、(c)は例示する図(III)である。
【図15】第4実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【図16】第4実施形態に係るデータパケットの構成を例示する図である。
【図17】第5実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【図18】第6実施形態の合成係数テーブル等の伝送処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…スピンドルモータ
3…ピックアップ
4…ヘッドアンプ
5…サーボコントローラ
6…A/Dコンバータ
7…RF増幅器
8…データ復号器
9、11、21…RAM
10、25…CPU
12…入力部
13…パケット化部
20…ラベル付加部
22…パラレル/シリアル変換部
23…リンク層形成部
24…物理層形成部
26…メモリ
27…物理層解読部
28…リンク層解読部
29…パケット判読部
30…ダウンミックス演算部
31、86、88…D/Aコンバータ
32…出力アンプ
80…データバス
81…デマルチプレクサ
82…ビデオデコーダ
83…サブピクチャデコーダ
84…混合器
85…エンコーダ
87…オーディオデコーダ
89…メモリコントローラ
200…DVDオーディオディスク
200’…オーディオゾーン
200”…ビデオゾーン
200"'…アザーゾーン
201…UDF
202…AMG
203…ATS
204…SAPPT
205…静止画データ
210…AOB
211…ATSI
220…セル
230…オーディオパック
240…パックヘッダ
241…パケットヘッダ
242…プライベートヘッダ
243…オーディオデータ
S…情報伝送システム
B…シリアルバス
ND…ノード
PC…パーソナルコンピュータ
CP…CDプレーヤ
MP…MDプレーヤ
DVC…デジタルビデオカメラ
PR…プリンタ
LP…LDプレーヤ
SB…セットトップボックス
T…チューナ
SP…スピーカ
AP…アンプ
TV…テレビジョン装置
VT…ディジタルビデオテープレコーダ
VS…ボリュームスペース
DV…DVDプレーヤ
IC…アイソクロナスサイクル
CSP…サイクルスタートパケット
ICT…アイソクロナス伝送領域
ACT…アシンクロナス伝送領域
APG…アービトレーションリセットギャップ
DP…データパケット
DB、DB0、DB0’、DB1、DB1’、DB2、DB2’…データブロック
ACP…アクノリッジパケット
APH…APヘッダ
SG…サブアクションギャップ
IG…アイソクロナスギャップ
AG…アシンクロナスギャップ
IPH…IPヘッダ
IP…アイソクロナスパケット
CIPH…CIPヘッダ
LO…リードアウトエリア
LI…リードインエリア
LB1、LB2、LB3、LB4、LB5、LB6、LB7、LB8…ラベル
AD1、AD2、AD3、AD4、AD5、AD6、Sad…オーディオデータ
DRC…ダイナミックレンジ制御データ
EF…エンファシスフラグ
RD…予備データ
DMM…ダウンミックスモードデータ
DMCV…ダウンミックスコード識別データ
DMC…ダウンミックスコードデータ
AR…アドレスデータ
FS2…サンプリング周波数データ
MCT…チャンネル形式データ
CA…チャンネル配分データ
TP…テーブルパリティデータ
OD…任意データ
CRC…エラー訂正データ
SID…ノード識別子
DBS…データブロック数
DBC…順番情報
FMT…データ識別子
FDF…関連情報
SYT…処理時間情報
DI…送信先ノード識別子
TL…トランザクションラベル
RT…リトライコード
TD…トランザクションコード
PR…プライオリティコード
SI…送信元ノード識別子
FCP…コマンド領域
DL…データ長情報
ETD…拡張トランザクションコード
HCRC…ヘッダ誤り訂正コード
CID…コマンドセット識別子
CC…コマンドコード
AR1…機能アドレスデータ
AR2…識別アドレスデータ
OCD…テーブルコマンド
TPD、TPA…TPデータ
CT、CT1、CT2、CT3、CT4、CT5、CT6、CT7、CT8、CT9、CT10、CT11、CT12、CT13、CT14、CT15、CT16…合成係数テーブル
RD…予備データ
CRC…誤り訂正コード
WC…ウエイトコマンド
SC…再生準備完了コマンド
PO…再生OKコマンド
ACK…返答信号
TA…伝送要求コマンド
ZR…ゼロデータ
Sspd…スピンドル制御信号
Std…トラッキングアクチュエータ駆動信号
Sfd…フォーカスアクチュエータ駆動信号
Ssync…同期信号
Sfe…フォーカスエラー信号
Ste…トラッキングエラー信号
Ssyc…サーボ制御信号
Srf…RF信号
Srfd…ディジタルRF信号
Sfk…出力制御信号
Sdst…記録情報データストリーム
Sdvs、Sdss、Sdas…デコード制御信号
Sc、Sdm…制御信号
Sap…付加データ
Svst…ビデオストリーム
Ssst…サブピクチャストリーム
Ssc…クロック信号
Svd…ビデオデータ
Ssd…サブピクチャデータ
Smxv…重畳ビデオデータ
Sast…オーディオストリーム
Sie…伝送信号
Smxc…重畳制御信号
Sbl…ラベル付加データ
Smr…メモリ信号
Ssr…シリアルメモリ信号
Slk…リンク信号
Spu…リンク解読信号
Setc…ダウンミックス情報信号
Siso、Sfcp、Sctg…テーブル信号
Sur…指示信号
Sno…テーブル番号情報
Sct…合成係数信号
Sout…出力信号
Sao…アナログ出力信号

Claims (11)

  1. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されている情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出手段と、
    前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示す対応情報を生成する生成手段と、
    前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成し前記バス上に出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  2. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報、前記オーディオ情報と当該再生制御情報との対応関係を示す対応情報又は前記オーディオ情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を、当該伝送情報が伝送される前記バスから取得し、当該取得したオーディオ情報を再生するオーディオ情報再生装置であって、
    前記取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出手段と、
    複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報及び前記対応情報を取得する取得手段と、
    前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記再生制御情報を含む前記情報単位は、前記再生態様に基づいて予め設定された時間間隔毎に前記バス上に出力されていることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  4. 請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記再生制御情報は、前記バス上において他の前記情報単位と同期して伝送される同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されていることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  5. 請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記再生制御情報は、前記バス上において他の前記情報単位とは非同期で伝送される非同期情報単位内に格納されて当該バス上に出力されていることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記再生制御情報は、2以上の第1チャンネル数により前記情報記録媒体に記録されている前記オーディオ情報を、当該第1チャンネル数より少ない第2チャンネル数のオーディオ情報として再生するためのチャンネル数低減制御情報であることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記バスはIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格に基づいて前記伝送情報が伝送されるシリアルバスであると共に、
    前記情報単位は前記IEEE1394規格におけるアイソクロナスサイクルの一部を構成するものであることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  8. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されている情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出手段と、
    前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示す対応情報を生成する生成手段と、
    前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御手段の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成しバス上に出力する出力手段と、
    を備える第1オーディオ情報再生装置と、
    前記伝送情報を前記バスから取得し、当該取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出手段と、
    複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報の一部及び前記対応情報を取得する取得手段と、
    前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生手段と、
    を備える第2オーディオ情報再生装置と、
    前記バスと、
    により構成されることを特徴とするオーディオ情報再生システム。
  9. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されている情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出工程と、
    前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示す対応情報を生成する生成工程と、
    前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を形成しバス上に出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生方法。
  10. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報、前記オーディオ情報と当該再生制御情報との対応関係を示す対応情報又は当該オーディオ情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位を複数個含んで構成される伝送情報を、当該伝送情報が伝送されている前記バスから取得し、当該取得したオーディオ情報を再生するオーディオ情報再生方法であって、
    前記取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出工程と、
    複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報及び前記対応情報を取得する取得工程と、
    前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生工程と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生方法。
  11. 再生すべきオーディオ情報の再生態様を制御する再生制御情報であってバスを介した伝送時に形成される一の情報単位の中に挿入することが可能な情報量よりも大きな情報量を有する再生制御情報と、前記オーディオ情報と、が夫々記録されている情報記録媒体から当該オーディオ情報及び再生制御情報を検出する検出工程と、
    前記検出されたオーディオ情報と前記検出された再生制御情報との対応関係を示す対応情報を生成する生成工程と、
    前記検出されたオーディオ情報、前記検出された再生制御情報の一部又は前記生成された対応情報のうち少なくともいずれか一つを含む前記情報単位により構成される伝送情報を形成し前記バス上に出力する出力工程と、
    を備える第1オーディオ情報再生方法と、
    前記伝送情報を前記バスから取得し、当該取得した伝送情報から前記情報単位を抽出する抽出工程と、
    複数の前記抽出された情報単位から前記オーディオ情報、前記再生制御情報の一部及び前記対応情報を取得する取得工程と、
    前記取得された対応情報により示される前記再生制御情報を用いて前記取得されたオーディオ情報の再生態様を制御し、当該オーディオ情報を再生する再生工程と、
    を備える第2オーディオ情報再生方法と、
    により構成されることを特徴とするオーディオ情報再生方法。
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