JP2004032322A - 映像音声記録再生システム、映像音声再生システム、及び再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスク上に存在する、デジタル出力不可能なコンテンツを、IEEE1394バス経由で視聴することができないという課題があった。
【解決手段】コントローラはディスク上の信号形式を読み出し、デジタル伝送できない場合には自身の入力をアナログに切り替える。即ち、DVDレコーダ200から読み出したデジタル映像音声データが、ディスクから読み出したビデオオブジェクト情報210から、STB100のデジタル入力不可能な種類のデジタル映像音声データであったと判断された場合には、これをIEEE1394バス501上へは出力させずに、アナログ映像音声信号へと変換してDVDレコーダ200のアナログ出力端子204に出力させ、該出力されるアナログ映像音声信号を、STB100のアナログ入力端子110から入力するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】コントローラはディスク上の信号形式を読み出し、デジタル伝送できない場合には自身の入力をアナログに切り替える。即ち、DVDレコーダ200から読み出したデジタル映像音声データが、ディスクから読み出したビデオオブジェクト情報210から、STB100のデジタル入力不可能な種類のデジタル映像音声データであったと判断された場合には、これをIEEE1394バス501上へは出力させずに、アナログ映像音声信号へと変換してDVDレコーダ200のアナログ出力端子204に出力させ、該出力されるアナログ映像音声信号を、STB100のアナログ入力端子110から入力するようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルインターフェースを介してディスク、テープ等の記録再生機器を制御する映像音声記録再生システム、及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリアル伝送方式としてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394方式が注目されている。IEEE1394方式は、従来のSCSI(small computer system interface)方式等によるコンピュータデータの伝送に代わって用いることができるだけではなく、音声や映像などのAVデータの伝送にも用いることができる。これはIEEE1394方式では、非同期通信と等時性通信の2つの通信方法が定義されているからである。等時性通信は、AVデータのような実時間性が要求されるデータの伝送に用いることができるデータ伝送方法である。等時性通信では、伝送の開始に先立って、データを伝送するのに必要な帯域を取得する。そして、その帯域を使ってデータの伝送を行う。これにより、データ伝送の実時間性が保証される。一方、非同期通信は、コンピュータデータの伝送のような、実時間性が要求されないデータの伝送や機器制御に用いられる伝送方法である。以下、本発明においては、機器制御に用いられるコマンドの授受は全てこの非同期通信を用いて行うことを前提として説明する。
【0003】
IEEE1394上の伝送プロトコルとして、種々の方法が提案されているが、そのうちの一つとして、AVプロトコルと呼ばれるものがある。AVプロトコルは、IEC(International Electrotechnical Commission)61883として規格化されており、実時間性が必要となるAVデータを等時性通信で送受信する方法、機器に与えるコマンドを非同期通信で送受信する方法、等が規定されている。
【0004】
さて、IEC−61883規格では、コンパクトディスク(以下、CD)やミニディスク(以下、MD)などのAV用再生機器、記録再生機器で、AVデータの入出力を扱うために、出力プラグおよび入力プラグと呼ばれる概念を用いる。プラグは、AV装置間の仮想的な接続端子であり、等時性通信データの送受信を司る。なお、複数の機能を一体化した複合装置では、それぞれの機能単位ごとにプラグを持つこともある。たとえば、CDラジカセは、CDプレーヤ、チューナ(ラジオ)、カセットテープレコーダという機能単位が複合されていると考える。このような機器では、機能単位ごとに、等時性通信データの入出力を司るプラグをもつことがある。機能単位に属するプラグには、外部からのデータの受け入れを行うデスティネーションプラグと、外部へデータを送り出すソースプラグの2つがある。これらのプラグには、その属性や動作状態がある。しかし、前述のAVプロトコルでは、これらのプラグに関する情報を扱う方法が規定されていない。これらの情報をリスト構造で保持する方法、およびそのリストを外部からアクセスする方法は、IEEE1394トレード・アソシエーション(以下、TA)における AV/C DISC Subunit General Specification(version1.0 January 26, 1999) 規格、およびその拡張である AV/C Disc Subunit Enhancements for Hard Disk Drive Specification 規格として定義されている。
【0005】
図4は、従来の記録再生システムにおいてAV信号をディスク装置に記録または再生させる動作を表す図である。STB(セットトップボックス)100とDVDレコーダ200とはIEEE1394バス501で接続されている。また、STB100のアナログ信号出力108は、TV500のアナログ入力端子502に接続されている。STB100には内部に、BSデジタル放送を受信するチューナサブユニット109がある。アンテナ入力端子103はSTBが外部のBSアンテナからのアンテナ信号を入力するための端子であり、チューナサブユニット109のアンテナ入力104に接続されている。チューナサブユニット109はアンテナ入力104からアンテナ信号を入力し、これをデコードしたAV信号をアナログ出力105とソースプラグ107の両方またはどちらか一方に出力する。アナログ出力105はアナログ信号出力端子108に接続されている。出力プラグ101および入力プラグ102は、STB100とIEEE1394バス501とを結ぶ論理的な仮想プラグであり、IEC−61883規格で定義されているOutput Plug Control Register および Input Plug Control Register である。STB100はIEEE1394バス501との間の等時性通信信号の授受をこのプラグ群を用いて行う。STB100とIEEE1394バス501との実体としての接続は、物理的なケーブル(図示せず)を用いて行われている。チューナサブユニット109はデジタル入出力端子としてソースプラグ107およびデスティネーションプラグ106をもつ。
【0006】
DVDレコーダ200には内部にディスクサブユニット207がある。出力プラグ201,入力プラグ202,ソースプラグ205およびデスティネーションプラグ206は、STB100における出力プラグ101,入力プラグ102,ソースプラグ107およびデスティネーションプラグ106と同様であるので説明を省略する。DVDレコーダ200に挿入されたDVDディスク208には、ディスク上のコンテンツ情報を記録しておくための領域であるコンテンツリスト209があり、ディスク上に記録されているコンテンツはすべてこのコンテンツリスト209上にリスト上のオブジェクトとして表現されている。たとえば映像音声データは、ビデオオブジェクト212としてコンテンツリスト209上に登録されている。コンテンツリスト209上の各々のオブジェクトには、そのオブジェクトに関する各種の情報を記録しておくためのオブジェクト情報を持っており、たとえばビデオオブジェクト212にはビデオオブジェクト情報210が記録されている。ビデオオブジェクト情報210上に記録されている情報の例として、ビデオオブジェクト212の信号形式をあらわすビデオシグナル情報211があり、ここにはビデオオブジェクト212がどのような信号形式で記録されているかが記録されている。
【0007】
STB100が、自身の出力するAV信号をDVDレコーダ200に記録させる場合の動作を以下に示す。STB100はアンテナ入力104から入力したアンテナ信号をデコードし、MPEG2−TS 形式の信号としてソースプラグ107および出力プラグ101を介してIEEE1394バス501へと出力している。STB100はDVDレコーダ200に対し、接続コマンド(図示せず)を送信することにより、DVDレコーダ200の入力プラグ202とディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206とを接続させる。次にSTB100は、デスティネーションプラグ206に対してコンフィギュアコマンド(図示せず)を送信することにより、デスティネーションプラグ206から入力させる信号の種類をデスティネーションプラグ206に設定する。具体的には、STB100が出力しているAV信号の種類がMPEG2−TSであるので、デスティネーションプラグ206には信号の種類としてMPEG2−TSを設定する。次にSTB100がデスティネーションプラグ206に対して記録コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はデスティネーションプラグ206から入力しているMPEG2−TS信号をDVDディスク208上へ記録開始する。この記録を開始する際、ディスクサブユニット207はコンテンツリスト209にビデオオブジェクト212を新規に1つ追加することにより、新しいコンテンツがDVDディスク208上に録画されることを記録する。ビデオオブジェクト212にはその属性情報としてビデオオブジェクト情報210が付随し、このビデオオブジェクト情報もまたDVDディスク208への記録開始時に記録される。ビデオオブジェクト情報210の中には、ビデオオブジェクト212の信号の種類を記録しておくビデオシグナル情報211があり、これもまたDVDディスク208への録画開始時に記録される。ここでは具体的には、MPEG2−TS という信号種類が記録される。以上のようにして、STB100が出力するAV信号は、DVDディスク208へと録画され、録画の際にはAV信号の種類を表すビデオシグナル情報211もDVDディスク208上へと書き込まれる。なお、これらのコンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210,およびビデオシグナル情報211は、読み出しコマンドによってSTB100が読み出すことができる。
【0008】
次に、STB100がDVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させる場合の動作について説明する。STB100は読み出しコマンド(図示せず)を用いてDVDディスク208上のコンテンツリスト209を読み出し、コンテンツリスト209上に記録されているビデオオブジェクト212の属性情報であるビデオオブジェクト情報210,ビデオシグナル情報211を順に読み出すことにより、目的のコンテンツがどのような種類のAV信号で記録されているのかを知る。STB100は、ビデオシグナル情報211から読み出したAV信号の種類がMPEG2−TSであった場合には、STB100がこの種類のAV信号を入力してデコードすることが可能であると判断し、ディスクサブユニット207に再生動作を行わせようとする。具体的には、コンフィギュアコマンド(図示せず)をソースプラグ205に対して送信し、目的のビデオオブジェクト212をソースプラグ205と関連付ける。次にSTB100はDVDレコーダ200に対して接続コマンド(図示せず)を送ることによってDVDレコーダ200のソースプラグ205と出力プラグ201とを接続する。そしてSTB100がソースプラグ205に対して再生コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はビデオオブジェクト212を再生し、この再生信号はソースプラグ205および出力プラグ201を通じてIEEE1394バス501上へと出力される。STB100はIEEE1394バス501から入力プラグ102を通じてこの再生信号を入力し、入力プラグ102から入力した再生信号をデスティネーションプラグ106へ入力することによってチューナサブユニット109がこの再生信号をデコードしてアナログ信号にする。このアナログ信号はアナログ出力105からアナログ出力端子108を通じて出力され、TV500のアナログ入力端子502からTV500へ入力されることによって視聴者がこれを見ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記録再生システムにおいては、DVDレコーダ200に記録させることのできる信号の形式はIEEE1394バス501を介して伝送可能なデジタル信号形式に限られており、これ以外の例えばアナログ入力した信号をDVDディスク208に記録させることができないという課題がある。
【0010】
また上記従来の記録再生システムにおいては、DVDディスク208上に記録されているコンテンツの信号形式がIEEE1394バス501に対して出力できない種類の信号、例えばMPEG2−PS信号であった場合には、DVDレコーダ200はこのコンテンツをIEEE1394バス501上へは出力することができず、このコンテンツを再生したとしてもSTB100は再生信号を入力することができずに、視聴者がTV500でこれを見ることができないという課題がある。
【0011】
また上記従来の記録再生システムにおいては、DVDディスク208に記録されているオブジェトの信号形式が、DVDレコーダ200にとってデジタル出力可能な種類の信号であるのかどうかが、ビデオシグナル情報211を読み出さない限り判別不可能であり、再生のための手順が煩雑であるという課題がある。
【0012】
本発明は、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることが可能な映像音声記録システムを提供することを目的とする。
【0013】
また本発明は、DVDディスクに記録されている、IEEE1394バス上へ出力することができない形式のコンテンツを、視聴者がTVで見ることが可能な映像音声再生システムを提供することを目的とする。
【0014】
また本発明は、STBがビデオシグナル情報を読み出さずとも、DVDレコーダがDVDディスクに記録されているコンテンツをデジタル出力することが可能か否かを判別可能な再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明(請求項1)は、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置と、前記記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して、前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置とからなる映像音声記録システムであって、前記記録装置は、入力したアナログ映像音声信号を、前記デスティネーションプラグに設定された前記信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、前記信号モード識別情報を、前記デジタル映像音声データに付随する情報として保存するものである。
【0016】
また、本発明(請求項2)は、デジタル映像音声データを再生する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0017】
また、本発明(請求項3)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものである。
【0018】
また、本発明(請求項4)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0019】
また、本発明(請求項5)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わないものである。
【0020】
また、本発明(請求項6)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による映像音声記録再生システムの構成を示す。図1において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。STB100にはアナログ入力端子110があり、外部からのアナログ信号を入力する。またSTB100にはアナログ出力切替スイッチ111があり、このスイッチはアナログ出力端子108へと出力するアナログ信号を選択するのに用いられる。具体的にはSTB100は、チューナサブユニット109がアナログ出力105から出力するアナログ信号と、STB100がアナログ入力端子110から入力するアナログ信号とをアナログ出力切り替えスイッチ111で選択して、アナログ出力端子108へと出力する。
【0022】
DVDレコーダ200にはアナログチューナ213がある。アナログチューナ213は機器外部の地上波アンテナからアンテナ入力端子215およびアンテナ入力214を介してアンテナ信号を入力し、チューナ出力224からアナログ信号を出力する。ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206は、STB100からの接続コマンド(図示せず)によって、入力プラグ202またはチューナ出力224のいずれか一方と接続されることにより、映像音声信号を入力する。
【0023】
ディスクサブユニット207の内部にはエンコード切替部219がある。エンコード切替部219は内部にMPEG2−PSエンコーダ217とMPEG2−TSエンコーダ218とがあり、切替スイッチ225によって、エンコーダ入力226から入力した信号をどのようにエンコーダ出力227へと出力するかを切り替える。具体的には、エンコーダ入力226から入力した信号を、MPEG2−TS信号としてエンコードして出力するか、MPEG2−PS信号としてエンコードして出力するか、または何もエンコードを行わず出力するかのいずれかをエンコード切替スイッチ225によって選択する。
【0024】
DVDレコーダ200にはデコーダ216がある。このデコーダ216はDVDディスク208上のコンテンツが再生される際には、そのコンテンツがMPEG2−TS形式でエンコードされている場合であれ、またMPEG2−PS形式でエンコードされている場合であれ、いずれの場合にも当該コンテンツをアナログ信号にデコードしてアナログ出力端子204へと出力する。アナログ出力端子204はSTB100のアナログ入力端子110へと接続されている。
【0025】
以下、STB100がDVDレコーダ200を制御し、アナログチューナ213がチューナ出力224から出力するアナログ信号をDVDディスク208上に記録させる手順について説明する。
【0026】
まずSTB100はDVDレコーダ200に対して接続コマンド(図示せず)を送信し、機器内部の接続切り替えを行う。ここで接続コマンドとは、本実施の形態1のように、ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206に対して接続される可能性のある信号源または入力プラグが複数ある場合に、いずれの信号源または入力プラグをデスティネーションプラグに接続するかを指示する際に用いられるコマンドである。具体的に本実施の形態1では、アナログチューナ213のチューナ出力224と、ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206とを、接続コマンドを送信することによって接続させる。
【0027】
次にSTB100は上記デスティネーションプラグ206に対してコンフィギュアコマンド(図示せず)を送信し、デスティネーションプラグ206から記録を行わせたい信号の形式を指定する。具体的には、チューナ出力224から入力したアナログ信号を、MPEG2−TS形式にエンコードさせてDVDディスク208に記録させたいのか、またはMPEG2−PS形式にエンコードさせてDVDディスク208に記録させたいのかを指定する。
【0028】
デスティネーションプラグ206に対してのコンフィギュアコマンドを受信したディスクサブユニット207は、コンフィギュアコマンドによって指定された信号形式に応じてエンコード切替部219の中の切り替えスイッチ225を切り替えることにより、MPEG2−PSエンコーダ217またはMPEG2−TSエンコーダ218のいずれを用いて、入力したアナログ信号をデジタル信号にエンコードするのかを切り替える。ここでは、コンフィギュアコマンドによってMPEG2−PS形式が指定された場合について説明する。STB100がデスティネーションプラグ206に対して記録コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はデスティネーションプラグ206からエンコード切替部219を経由して入力しているMPEG2−PS信号をDVDディスク208上へ記録開始するとともに、DVDディスク208上に存在するコンテンツリスト209上に新しいビデオオブジェクト212を追加する。これと同時にビデオオブジェクト212の属性情報であるビデオオブジェクト情報210もまた、ディスクサブユニット207によってDVDディスク208上へと書き込まれる。このビデオオブジェクト情報210にはビデオシグナル情報211が含まれており、ディスクサブユニット207はこのビデオシグナル情報211には、現在記録中であるMPEG2−PSを示すデータを書き込む。これら一連のコンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210,およびビデオシグナル情報211は、全てIEEE1394バス501上からSTB100によって読み出すことが可能である。
【0029】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録された、MPEG2−PS形式で記録されたコンテンツを再生させるときの動作について説明する。なお、MPEG2−TS形式で記録されたコンテンツを再生させるときの動作については既に説明したので、ここでは説明を省略する。
【0030】
STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210およびビデオシグナル情報211を読み出す。これらの情報を読み出したSTB100は、コンテンツリスト209に記載されているビデオオブジェクト212の記録されている信号形式が、MPEG2−PS形式であることを知る。MPEG2−PS形式のデジタル信号はIEEE1394バス501上で伝送するための規格が存在しないため、IEEE1394バス501経由でSTB100が入力することはできない。そこでSTB100は、アナログ出力切替スイッチ111を切り替えて、アナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力できるようにしたのち、ビデオオブジェクト212を再生させる再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207に対して送信する。ディスクサブユニット207はこの再生コマンドを受けて、ビデオオブジェクト212の再生を開始する。デコーダ216は、DVDディスク208上のコンテンツを再生する際には常に再生信号をアナログ信号にデコードし、アナログ出力端子204に出力を行っているので、STB100がアナログ出力切替スイッチ111を切り替えてアナログ入力端子110からの入力をアナログ出力端子108へと出力することにより、視聴者は当該コンテンツをTV500上で視聴する。
【0031】
以上のような本実施の形態1の映像音声記録再生システムは、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置(DVDレコーダ200)と、前記記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置(STB100)とからなる映像音声記録システムであって、前記記録装置は、入力したアナログ映像音声信号を、前記デスティネーションプラグに設定された前記信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、前記信号モード識別情報を、前記デジタル映像音声データに付随する情報として保存する映像音声記録再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して、記録させることができる効果が得られる。
【0032】
また、本実施の形態1の映像音声記録再生システムは、デジタル映像音声データを再生する再生装置(DVDレコーダ200)と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置(STB100)のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置(STB100)とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、IEEE1394バス上へ出力することができない形式のコンテンツを、視聴者がTVで見ることが可能となる効果が得られる。
【0033】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図2に、本実施の形態2による映像音声記録再生システムの構成を示す。図2において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。デコーダ216は、デコード中のデジタル信号の種別に応じて、デコード中のデジタル信号がデジタル出力可能な種類のデジタル信号であるのか否かを識別してエンプティパケット切り替え信号221として出力する。具体的には、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−TS信号である場合には、これをデジタル出力することが可能であると判断して、デジタル出力可能に対応する状態をエンプティパケット切り替え信号221として出力する。また、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−PS信号である場合には、これをデジタル出力することが不可能であると判断して、デジタル出力不可能に対応する状態をエンプティパケット切り替え信号221として出力する。エンプティパケット発生部220は、出力プラグ201を介してIEEE1394バス501上へ出力するためのエンプティパケットを生成する。ここでいうエンプティパケットとは、AV信号を含まず、ヘッダ領域のみで構成される、等時性通信用のパケットのことである。エンプティパケット切替部222は、デコーダ216の出力するエンプティパケット切替信号221に基づいて、DVDディスク208から再生しているデジタル信号またはエンプティパケット発生部220で生成したエンプティパケットを選択し、ソースプラグ205へと出力する。すなわち、エンプティパケット切り替え信号221の指し示す状態がデジタル出力可能に対応する状態であればDVDディスク208から再生しているデジタル信号を出力プラグ201へと出力し、また、エンプティパケット切り替え信号221の指し示す状態がデジタル出力不可能に対応する状態であればエンプティパケット発生部220の出力するエンプティパケットを出力プラグ201へと出力する。
【0034】
エンプティパケット検出部112は、入力プラグ102から入力している等時性通信データがエンプティパケットであるか否かを識別し、その識別結果に基づきアナログ出力切替スイッチ111を切り替える。すなわち、入力プラグ102からエンプティパケットを入力している間はアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力させ、入力プラグ102からエンプティパケット以外の等時性通信データを入力している間はアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へ出力させる。
【0035】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させるときの動作について説明する。STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209を読み出す。読み出したコンテンツリスト209の中にビデオオブジェクト212が存在することをSTB100は知り、これを再生させるために再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207へと送信する。この時点でSTB100は、再生を開始させたビデオオブジェクト212の信号形式を知らないので、ビデオオブジェクト212の再生出力がIEEE1394バス501から出力されるのか否かを知らない。デコーダ216は、再生しているビデオオブジェクト212の信号形式を検出し、エンプティパケット切替部222を制御する。すなわち、デコーダ216のデコードしている信号がMPEG2−TS信号であるときにはDVDディスク208の再生出力を出力プラグ201に出力させ、MPEG2−PS信号であるときにはエンプティパケット発生部220の生成するエンプティパケットを出力プラグ201へと出力させる。
【0036】
エンプティパケット検出部112は、IEEE1394バス501経由で送られてくる等時性通信データがエンプティパケットであるかどうかを検出し、アナログ出力切替スイッチ111を制御する。すなわち、エンプティパケットが送られてきているときにはアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へ出力させ、また、エンプティパケット以外の等時性通信データが送られてきているときにはアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へと出力させる。
【0037】
これにより、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−PS信号であった場合には、デコーダ216の出力するアナログ信号はアナログ出力端子204,アナログ入力端子110,アナログ切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。また、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−TS信号であった場合には、DVDディスク208の再生出力はソースプラグ205,出力プラグ201,IEEE1394バス501,入力プラグ102,デスティネーションプラグ106を経由してチューナサブユニット109に入力され、チューナサブユニット109はこのMPEG2−TS信号をデコードしてアナログ出力105から出力し、この出力はアナログ信号切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。
【0038】
以上のような本実施の形態2による映像音声記録再生システムは、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることができる映像音声記録再生システムを得ることが可能となる。
【0039】
また、本実施の形態2における再生装置は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる。
【0040】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図3に、本実施の形態3による映像音声記録再生システムの構成を示す。図3において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。デコーダ216は、デコード中のデジタル信号の種別に応じて、デコード中のデジタル信号がデジタル出力可能な種類のデジタル信号であるのか否かを識別してオフライン切替信号223として出力する。具体的には、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−TS信号である場合には、これをデジタル出力することが可能であると判断して、デジタル出力可能に対応する状態をオフライン切替信号223として出力する。また、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−PS信号である場合には、これをデジタル出力することが不可能であると判断して、デジタル出力不可能に対応する状態をオフライン切替信号223として出力する。出力プラグ201は、IEC−61883規格にて規定されている Output Plug Control Register (以下、OPCR と略記する)である。OPCR にはその動作や属性をあらわす領域があり、その中の on−line 領域は当該 OPCRが等時性通信データを出力することが可能かどうかを表している。すなわち、出力プラグ201の on−line領域が値0の時には出力プラグ201からは等時性データは出力されない。またこの on−line 領域は、機器内部からのみ書き換えが可能であるが、読み出しにおいては機器外部から読み出すことが可能である。すなわち、STB100がDVDレコーダ200の出力プラグ201のレジスタの内容を非同期通信を用いて読み出し、on−line 領域の値を知ることが可能である。出力プラグ201の on−line 領域は、オフライン切替信号223によって書き換えられる。すなわち、オフライン切替信号223がデジタル出力可能に対応する状態であるときにはon−line 領域の値は1であり、逆にオフライン切替信号223がデジタル出力不可能に対応する状態であるときには on−line 領域の値は0である。
【0041】
オフライン検出部114は出力プラグ201の on−line 領域の値を非同期通信を用いて読み出し、その読み出し結果に基づきアナログ出力切替スイッチ111を切り替える。すなわち、出力プラグ201の on−line 領域の値が0である間はアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力させ、出力プラグ201の on−line 領域の値が1である間はアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へ出力させる。
【0042】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させるときの動作について説明する。STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209を読み出す。読み出したコンテンツリスト209の中にビデオオブジェクト212が存在することをSTB100は知り、これを再生させるために再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207へと送信する。この時点でSTB100は、再生を開始させたビデオオブジェクト212の信号形式を知らないので、ビデオオブジェクト212の再生出力がIEEE1394バス501から出力されるのか否かを知らない。デコーダ216は、再生しているビデオオブジェクト212の信号形式を検出し、オフライン切替信号223を出力することにより出力プラグ201の on−line 領域の値を書き換える。すなわち、デコーダ216のデコードしている信号がMPEG2−TS信号であるときには on−line 領域の値を1にし、MPEG2−PS信号であるときには出力プラグ201の on−line 領域の値を0にする。
【0043】
オフライン検出部114は、出力プラグ201の on−line 領域の値を読み出し、アナログ出力切替スイッチ111を制御する。すなわち、出力プラグ201の on−line 領域の値が0であるときにはアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へ出力させ、また、出力プラグ201のon−line 領域の値が1であるときにはアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へと出力させる。
【0044】
これにより、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−PS信号であった場合には、デコーダ216の出力するアナログ信号はアナログ出力端子204,アナログ入力端子110,アナログ切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。また、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−TS信号であった場合には、DVDディスク208の再生出力はソースプラグ205,出力プラグ201,IEEE1394バス501,入力プラグ102,デスティネーションプラグ106を経由してチューナサブユニット109に入力され、チューナサブユニット109はこのMPEG2−TS信号をデコードしてアナログ出力105から出力し、この出力はアナログ信号切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。
【0045】
以上のような実施の形態3の映像音声記録再生システムは、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることができる映像音声記録再生システムを得ることが可能となる。
【0046】
また、本実施の形態3の再生装置は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わないものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本願第1の発明(請求項1に対応)は、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置と、記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置とからなる映像音声記録システムであって、記録装置は入力したアナログ映像音声信号を、デスティネーションプラグに設定された信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、信号モード識別情報をデジタル映像音声データに付随する情報として保存することを特徴とする映像音声記録システムであり、アナログ映像音声信号を、IEEE1394バス501を介して伝送可能な信号形式以外のデジタル映像音声データに変換して記録装置に記録させることが可能になるという優れた効果がある。
【0048】
また本願第2の発明(請求項2に対応)は、デジタル映像音声データを再生する再生装置と、再生装置から読み出した、デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、デジタル映像音声データが再生制御装置のデジタル入力可能な種類のデジタル映像音声データであった場合にはデジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに再生装置の出力するデジタル映像音声データをバス上から入力し、デジタル映像音声データが再生制御装置のデジタル入力不可能な種類のデジタル映像音声データであった場合にはデジタル映像音声データをバス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、再生装置の出力するアナログ映像音声信号を、再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とからなることを特徴とする映像音声再生システムであり、記録装置上に記録されているデジタル映像音声データがIEEE1394バス上を伝送不可能な形式であった場合にも、再生制御装置の入力をアナログ入力に切り替えることによって視聴者はこれを視聴することができるようになるという優れた効果がある。
【0049】
また本願第3の発明(請求項3に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0050】
また本願第4の発明(請求項4に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムであるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0051】
また、本願第5の発明(請求項5に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へ遷移させることにより前記バスへの出力を行なわない再生装置であるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0052】
また、本願第6の発明(請求項6に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムであるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図3】本発明の第3の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図4】従来の映像音声記録再生システムの構成図
【符号の説明】
100 STB(セットトップボックス)
101 出力プラグ
102 入力プラグ
103 アンテナ入力端子
104 アンテナ入力
105 アナログ出力
106 デスティネーションプラグ
107 ソースプラグ
108 アナログ出力端子
109 チューナサブユニット
110 アナログ入力端子
111 アナログ出力切替スイッチ
112 エンプティパケット検出部
113 アナログ出力選択信号
114 オフライン検出部
115 アナログ出力選択信号
200 DVDレコーダ
201 出力プラグ
202 入力プラグ
204 アナログ出力端子
205 ソースプラグ
206 デスティネーションプラグ
207 ディスクサブユニット
208 DVDディスク
209 コンテンツリスト
210 ビデオオブジェクト情報
211 ビデオシグナル情報
212 ビデオオブジェクト
213 アナログチューナ
214 アンテナ入力
215 アンテナ入力端子
216 デコーダ
217 MPEG2−PSエンコーダ
218 MPEG2−TSエンコーダ
219 エンコード切替部
220 エンプティパケット発生部
221 エンプティパケット切替信号
222 エンプティパケット切替部
223 オフライン切替信号
224 チューナ出力
225 切替スイッチ
226 エンコーダ入力
227 エンコーダ出力
500 TV
501 IEEE1394バス
502 アナログ入力端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルインターフェースを介してディスク、テープ等の記録再生機器を制御する映像音声記録再生システム、及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、シリアル伝送方式としてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394方式が注目されている。IEEE1394方式は、従来のSCSI(small computer system interface)方式等によるコンピュータデータの伝送に代わって用いることができるだけではなく、音声や映像などのAVデータの伝送にも用いることができる。これはIEEE1394方式では、非同期通信と等時性通信の2つの通信方法が定義されているからである。等時性通信は、AVデータのような実時間性が要求されるデータの伝送に用いることができるデータ伝送方法である。等時性通信では、伝送の開始に先立って、データを伝送するのに必要な帯域を取得する。そして、その帯域を使ってデータの伝送を行う。これにより、データ伝送の実時間性が保証される。一方、非同期通信は、コンピュータデータの伝送のような、実時間性が要求されないデータの伝送や機器制御に用いられる伝送方法である。以下、本発明においては、機器制御に用いられるコマンドの授受は全てこの非同期通信を用いて行うことを前提として説明する。
【0003】
IEEE1394上の伝送プロトコルとして、種々の方法が提案されているが、そのうちの一つとして、AVプロトコルと呼ばれるものがある。AVプロトコルは、IEC(International Electrotechnical Commission)61883として規格化されており、実時間性が必要となるAVデータを等時性通信で送受信する方法、機器に与えるコマンドを非同期通信で送受信する方法、等が規定されている。
【0004】
さて、IEC−61883規格では、コンパクトディスク(以下、CD)やミニディスク(以下、MD)などのAV用再生機器、記録再生機器で、AVデータの入出力を扱うために、出力プラグおよび入力プラグと呼ばれる概念を用いる。プラグは、AV装置間の仮想的な接続端子であり、等時性通信データの送受信を司る。なお、複数の機能を一体化した複合装置では、それぞれの機能単位ごとにプラグを持つこともある。たとえば、CDラジカセは、CDプレーヤ、チューナ(ラジオ)、カセットテープレコーダという機能単位が複合されていると考える。このような機器では、機能単位ごとに、等時性通信データの入出力を司るプラグをもつことがある。機能単位に属するプラグには、外部からのデータの受け入れを行うデスティネーションプラグと、外部へデータを送り出すソースプラグの2つがある。これらのプラグには、その属性や動作状態がある。しかし、前述のAVプロトコルでは、これらのプラグに関する情報を扱う方法が規定されていない。これらの情報をリスト構造で保持する方法、およびそのリストを外部からアクセスする方法は、IEEE1394トレード・アソシエーション(以下、TA)における AV/C DISC Subunit General Specification(version1.0 January 26, 1999) 規格、およびその拡張である AV/C Disc Subunit Enhancements for Hard Disk Drive Specification 規格として定義されている。
【0005】
図4は、従来の記録再生システムにおいてAV信号をディスク装置に記録または再生させる動作を表す図である。STB(セットトップボックス)100とDVDレコーダ200とはIEEE1394バス501で接続されている。また、STB100のアナログ信号出力108は、TV500のアナログ入力端子502に接続されている。STB100には内部に、BSデジタル放送を受信するチューナサブユニット109がある。アンテナ入力端子103はSTBが外部のBSアンテナからのアンテナ信号を入力するための端子であり、チューナサブユニット109のアンテナ入力104に接続されている。チューナサブユニット109はアンテナ入力104からアンテナ信号を入力し、これをデコードしたAV信号をアナログ出力105とソースプラグ107の両方またはどちらか一方に出力する。アナログ出力105はアナログ信号出力端子108に接続されている。出力プラグ101および入力プラグ102は、STB100とIEEE1394バス501とを結ぶ論理的な仮想プラグであり、IEC−61883規格で定義されているOutput Plug Control Register および Input Plug Control Register である。STB100はIEEE1394バス501との間の等時性通信信号の授受をこのプラグ群を用いて行う。STB100とIEEE1394バス501との実体としての接続は、物理的なケーブル(図示せず)を用いて行われている。チューナサブユニット109はデジタル入出力端子としてソースプラグ107およびデスティネーションプラグ106をもつ。
【0006】
DVDレコーダ200には内部にディスクサブユニット207がある。出力プラグ201,入力プラグ202,ソースプラグ205およびデスティネーションプラグ206は、STB100における出力プラグ101,入力プラグ102,ソースプラグ107およびデスティネーションプラグ106と同様であるので説明を省略する。DVDレコーダ200に挿入されたDVDディスク208には、ディスク上のコンテンツ情報を記録しておくための領域であるコンテンツリスト209があり、ディスク上に記録されているコンテンツはすべてこのコンテンツリスト209上にリスト上のオブジェクトとして表現されている。たとえば映像音声データは、ビデオオブジェクト212としてコンテンツリスト209上に登録されている。コンテンツリスト209上の各々のオブジェクトには、そのオブジェクトに関する各種の情報を記録しておくためのオブジェクト情報を持っており、たとえばビデオオブジェクト212にはビデオオブジェクト情報210が記録されている。ビデオオブジェクト情報210上に記録されている情報の例として、ビデオオブジェクト212の信号形式をあらわすビデオシグナル情報211があり、ここにはビデオオブジェクト212がどのような信号形式で記録されているかが記録されている。
【0007】
STB100が、自身の出力するAV信号をDVDレコーダ200に記録させる場合の動作を以下に示す。STB100はアンテナ入力104から入力したアンテナ信号をデコードし、MPEG2−TS 形式の信号としてソースプラグ107および出力プラグ101を介してIEEE1394バス501へと出力している。STB100はDVDレコーダ200に対し、接続コマンド(図示せず)を送信することにより、DVDレコーダ200の入力プラグ202とディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206とを接続させる。次にSTB100は、デスティネーションプラグ206に対してコンフィギュアコマンド(図示せず)を送信することにより、デスティネーションプラグ206から入力させる信号の種類をデスティネーションプラグ206に設定する。具体的には、STB100が出力しているAV信号の種類がMPEG2−TSであるので、デスティネーションプラグ206には信号の種類としてMPEG2−TSを設定する。次にSTB100がデスティネーションプラグ206に対して記録コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はデスティネーションプラグ206から入力しているMPEG2−TS信号をDVDディスク208上へ記録開始する。この記録を開始する際、ディスクサブユニット207はコンテンツリスト209にビデオオブジェクト212を新規に1つ追加することにより、新しいコンテンツがDVDディスク208上に録画されることを記録する。ビデオオブジェクト212にはその属性情報としてビデオオブジェクト情報210が付随し、このビデオオブジェクト情報もまたDVDディスク208への記録開始時に記録される。ビデオオブジェクト情報210の中には、ビデオオブジェクト212の信号の種類を記録しておくビデオシグナル情報211があり、これもまたDVDディスク208への録画開始時に記録される。ここでは具体的には、MPEG2−TS という信号種類が記録される。以上のようにして、STB100が出力するAV信号は、DVDディスク208へと録画され、録画の際にはAV信号の種類を表すビデオシグナル情報211もDVDディスク208上へと書き込まれる。なお、これらのコンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210,およびビデオシグナル情報211は、読み出しコマンドによってSTB100が読み出すことができる。
【0008】
次に、STB100がDVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させる場合の動作について説明する。STB100は読み出しコマンド(図示せず)を用いてDVDディスク208上のコンテンツリスト209を読み出し、コンテンツリスト209上に記録されているビデオオブジェクト212の属性情報であるビデオオブジェクト情報210,ビデオシグナル情報211を順に読み出すことにより、目的のコンテンツがどのような種類のAV信号で記録されているのかを知る。STB100は、ビデオシグナル情報211から読み出したAV信号の種類がMPEG2−TSであった場合には、STB100がこの種類のAV信号を入力してデコードすることが可能であると判断し、ディスクサブユニット207に再生動作を行わせようとする。具体的には、コンフィギュアコマンド(図示せず)をソースプラグ205に対して送信し、目的のビデオオブジェクト212をソースプラグ205と関連付ける。次にSTB100はDVDレコーダ200に対して接続コマンド(図示せず)を送ることによってDVDレコーダ200のソースプラグ205と出力プラグ201とを接続する。そしてSTB100がソースプラグ205に対して再生コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はビデオオブジェクト212を再生し、この再生信号はソースプラグ205および出力プラグ201を通じてIEEE1394バス501上へと出力される。STB100はIEEE1394バス501から入力プラグ102を通じてこの再生信号を入力し、入力プラグ102から入力した再生信号をデスティネーションプラグ106へ入力することによってチューナサブユニット109がこの再生信号をデコードしてアナログ信号にする。このアナログ信号はアナログ出力105からアナログ出力端子108を通じて出力され、TV500のアナログ入力端子502からTV500へ入力されることによって視聴者がこれを見ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記録再生システムにおいては、DVDレコーダ200に記録させることのできる信号の形式はIEEE1394バス501を介して伝送可能なデジタル信号形式に限られており、これ以外の例えばアナログ入力した信号をDVDディスク208に記録させることができないという課題がある。
【0010】
また上記従来の記録再生システムにおいては、DVDディスク208上に記録されているコンテンツの信号形式がIEEE1394バス501に対して出力できない種類の信号、例えばMPEG2−PS信号であった場合には、DVDレコーダ200はこのコンテンツをIEEE1394バス501上へは出力することができず、このコンテンツを再生したとしてもSTB100は再生信号を入力することができずに、視聴者がTV500でこれを見ることができないという課題がある。
【0011】
また上記従来の記録再生システムにおいては、DVDディスク208に記録されているオブジェトの信号形式が、DVDレコーダ200にとってデジタル出力可能な種類の信号であるのかどうかが、ビデオシグナル情報211を読み出さない限り判別不可能であり、再生のための手順が煩雑であるという課題がある。
【0012】
本発明は、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることが可能な映像音声記録システムを提供することを目的とする。
【0013】
また本発明は、DVDディスクに記録されている、IEEE1394バス上へ出力することができない形式のコンテンツを、視聴者がTVで見ることが可能な映像音声再生システムを提供することを目的とする。
【0014】
また本発明は、STBがビデオシグナル情報を読み出さずとも、DVDレコーダがDVDディスクに記録されているコンテンツをデジタル出力することが可能か否かを判別可能な再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明(請求項1)は、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置と、前記記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して、前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置とからなる映像音声記録システムであって、前記記録装置は、入力したアナログ映像音声信号を、前記デスティネーションプラグに設定された前記信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、前記信号モード識別情報を、前記デジタル映像音声データに付随する情報として保存するものである。
【0016】
また、本発明(請求項2)は、デジタル映像音声データを再生する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0017】
また、本発明(請求項3)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものである。
【0018】
また、本発明(請求項4)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0019】
また、本発明(請求項5)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わないものである。
【0020】
また、本発明(請求項6)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による映像音声記録再生システムの構成を示す。図1において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。STB100にはアナログ入力端子110があり、外部からのアナログ信号を入力する。またSTB100にはアナログ出力切替スイッチ111があり、このスイッチはアナログ出力端子108へと出力するアナログ信号を選択するのに用いられる。具体的にはSTB100は、チューナサブユニット109がアナログ出力105から出力するアナログ信号と、STB100がアナログ入力端子110から入力するアナログ信号とをアナログ出力切り替えスイッチ111で選択して、アナログ出力端子108へと出力する。
【0022】
DVDレコーダ200にはアナログチューナ213がある。アナログチューナ213は機器外部の地上波アンテナからアンテナ入力端子215およびアンテナ入力214を介してアンテナ信号を入力し、チューナ出力224からアナログ信号を出力する。ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206は、STB100からの接続コマンド(図示せず)によって、入力プラグ202またはチューナ出力224のいずれか一方と接続されることにより、映像音声信号を入力する。
【0023】
ディスクサブユニット207の内部にはエンコード切替部219がある。エンコード切替部219は内部にMPEG2−PSエンコーダ217とMPEG2−TSエンコーダ218とがあり、切替スイッチ225によって、エンコーダ入力226から入力した信号をどのようにエンコーダ出力227へと出力するかを切り替える。具体的には、エンコーダ入力226から入力した信号を、MPEG2−TS信号としてエンコードして出力するか、MPEG2−PS信号としてエンコードして出力するか、または何もエンコードを行わず出力するかのいずれかをエンコード切替スイッチ225によって選択する。
【0024】
DVDレコーダ200にはデコーダ216がある。このデコーダ216はDVDディスク208上のコンテンツが再生される際には、そのコンテンツがMPEG2−TS形式でエンコードされている場合であれ、またMPEG2−PS形式でエンコードされている場合であれ、いずれの場合にも当該コンテンツをアナログ信号にデコードしてアナログ出力端子204へと出力する。アナログ出力端子204はSTB100のアナログ入力端子110へと接続されている。
【0025】
以下、STB100がDVDレコーダ200を制御し、アナログチューナ213がチューナ出力224から出力するアナログ信号をDVDディスク208上に記録させる手順について説明する。
【0026】
まずSTB100はDVDレコーダ200に対して接続コマンド(図示せず)を送信し、機器内部の接続切り替えを行う。ここで接続コマンドとは、本実施の形態1のように、ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206に対して接続される可能性のある信号源または入力プラグが複数ある場合に、いずれの信号源または入力プラグをデスティネーションプラグに接続するかを指示する際に用いられるコマンドである。具体的に本実施の形態1では、アナログチューナ213のチューナ出力224と、ディスクサブユニット207のデスティネーションプラグ206とを、接続コマンドを送信することによって接続させる。
【0027】
次にSTB100は上記デスティネーションプラグ206に対してコンフィギュアコマンド(図示せず)を送信し、デスティネーションプラグ206から記録を行わせたい信号の形式を指定する。具体的には、チューナ出力224から入力したアナログ信号を、MPEG2−TS形式にエンコードさせてDVDディスク208に記録させたいのか、またはMPEG2−PS形式にエンコードさせてDVDディスク208に記録させたいのかを指定する。
【0028】
デスティネーションプラグ206に対してのコンフィギュアコマンドを受信したディスクサブユニット207は、コンフィギュアコマンドによって指定された信号形式に応じてエンコード切替部219の中の切り替えスイッチ225を切り替えることにより、MPEG2−PSエンコーダ217またはMPEG2−TSエンコーダ218のいずれを用いて、入力したアナログ信号をデジタル信号にエンコードするのかを切り替える。ここでは、コンフィギュアコマンドによってMPEG2−PS形式が指定された場合について説明する。STB100がデスティネーションプラグ206に対して記録コマンド(図示せず)を送信すると、ディスクサブユニット207はデスティネーションプラグ206からエンコード切替部219を経由して入力しているMPEG2−PS信号をDVDディスク208上へ記録開始するとともに、DVDディスク208上に存在するコンテンツリスト209上に新しいビデオオブジェクト212を追加する。これと同時にビデオオブジェクト212の属性情報であるビデオオブジェクト情報210もまた、ディスクサブユニット207によってDVDディスク208上へと書き込まれる。このビデオオブジェクト情報210にはビデオシグナル情報211が含まれており、ディスクサブユニット207はこのビデオシグナル情報211には、現在記録中であるMPEG2−PSを示すデータを書き込む。これら一連のコンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210,およびビデオシグナル情報211は、全てIEEE1394バス501上からSTB100によって読み出すことが可能である。
【0029】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録された、MPEG2−PS形式で記録されたコンテンツを再生させるときの動作について説明する。なお、MPEG2−TS形式で記録されたコンテンツを再生させるときの動作については既に説明したので、ここでは説明を省略する。
【0030】
STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209,ビデオオブジェクト212,ビデオオブジェクト情報210およびビデオシグナル情報211を読み出す。これらの情報を読み出したSTB100は、コンテンツリスト209に記載されているビデオオブジェクト212の記録されている信号形式が、MPEG2−PS形式であることを知る。MPEG2−PS形式のデジタル信号はIEEE1394バス501上で伝送するための規格が存在しないため、IEEE1394バス501経由でSTB100が入力することはできない。そこでSTB100は、アナログ出力切替スイッチ111を切り替えて、アナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力できるようにしたのち、ビデオオブジェクト212を再生させる再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207に対して送信する。ディスクサブユニット207はこの再生コマンドを受けて、ビデオオブジェクト212の再生を開始する。デコーダ216は、DVDディスク208上のコンテンツを再生する際には常に再生信号をアナログ信号にデコードし、アナログ出力端子204に出力を行っているので、STB100がアナログ出力切替スイッチ111を切り替えてアナログ入力端子110からの入力をアナログ出力端子108へと出力することにより、視聴者は当該コンテンツをTV500上で視聴する。
【0031】
以上のような本実施の形態1の映像音声記録再生システムは、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置(DVDレコーダ200)と、前記記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置(STB100)とからなる映像音声記録システムであって、前記記録装置は、入力したアナログ映像音声信号を、前記デスティネーションプラグに設定された前記信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、前記信号モード識別情報を、前記デジタル映像音声データに付随する情報として保存する映像音声記録再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して、記録させることができる効果が得られる。
【0032】
また、本実施の形態1の映像音声記録再生システムは、デジタル映像音声データを再生する再生装置(DVDレコーダ200)と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置(STB100)のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置(STB100)とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、IEEE1394バス上へ出力することができない形式のコンテンツを、視聴者がTVで見ることが可能となる効果が得られる。
【0033】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図2に、本実施の形態2による映像音声記録再生システムの構成を示す。図2において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。デコーダ216は、デコード中のデジタル信号の種別に応じて、デコード中のデジタル信号がデジタル出力可能な種類のデジタル信号であるのか否かを識別してエンプティパケット切り替え信号221として出力する。具体的には、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−TS信号である場合には、これをデジタル出力することが可能であると判断して、デジタル出力可能に対応する状態をエンプティパケット切り替え信号221として出力する。また、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−PS信号である場合には、これをデジタル出力することが不可能であると判断して、デジタル出力不可能に対応する状態をエンプティパケット切り替え信号221として出力する。エンプティパケット発生部220は、出力プラグ201を介してIEEE1394バス501上へ出力するためのエンプティパケットを生成する。ここでいうエンプティパケットとは、AV信号を含まず、ヘッダ領域のみで構成される、等時性通信用のパケットのことである。エンプティパケット切替部222は、デコーダ216の出力するエンプティパケット切替信号221に基づいて、DVDディスク208から再生しているデジタル信号またはエンプティパケット発生部220で生成したエンプティパケットを選択し、ソースプラグ205へと出力する。すなわち、エンプティパケット切り替え信号221の指し示す状態がデジタル出力可能に対応する状態であればDVDディスク208から再生しているデジタル信号を出力プラグ201へと出力し、また、エンプティパケット切り替え信号221の指し示す状態がデジタル出力不可能に対応する状態であればエンプティパケット発生部220の出力するエンプティパケットを出力プラグ201へと出力する。
【0034】
エンプティパケット検出部112は、入力プラグ102から入力している等時性通信データがエンプティパケットであるか否かを識別し、その識別結果に基づきアナログ出力切替スイッチ111を切り替える。すなわち、入力プラグ102からエンプティパケットを入力している間はアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力させ、入力プラグ102からエンプティパケット以外の等時性通信データを入力している間はアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へ出力させる。
【0035】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させるときの動作について説明する。STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209を読み出す。読み出したコンテンツリスト209の中にビデオオブジェクト212が存在することをSTB100は知り、これを再生させるために再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207へと送信する。この時点でSTB100は、再生を開始させたビデオオブジェクト212の信号形式を知らないので、ビデオオブジェクト212の再生出力がIEEE1394バス501から出力されるのか否かを知らない。デコーダ216は、再生しているビデオオブジェクト212の信号形式を検出し、エンプティパケット切替部222を制御する。すなわち、デコーダ216のデコードしている信号がMPEG2−TS信号であるときにはDVDディスク208の再生出力を出力プラグ201に出力させ、MPEG2−PS信号であるときにはエンプティパケット発生部220の生成するエンプティパケットを出力プラグ201へと出力させる。
【0036】
エンプティパケット検出部112は、IEEE1394バス501経由で送られてくる等時性通信データがエンプティパケットであるかどうかを検出し、アナログ出力切替スイッチ111を制御する。すなわち、エンプティパケットが送られてきているときにはアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へ出力させ、また、エンプティパケット以外の等時性通信データが送られてきているときにはアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へと出力させる。
【0037】
これにより、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−PS信号であった場合には、デコーダ216の出力するアナログ信号はアナログ出力端子204,アナログ入力端子110,アナログ切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。また、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−TS信号であった場合には、DVDディスク208の再生出力はソースプラグ205,出力プラグ201,IEEE1394バス501,入力プラグ102,デスティネーションプラグ106を経由してチューナサブユニット109に入力され、チューナサブユニット109はこのMPEG2−TS信号をデコードしてアナログ出力105から出力し、この出力はアナログ信号切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。
【0038】
以上のような本実施の形態2による映像音声記録再生システムは、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることができる映像音声記録再生システムを得ることが可能となる。
【0039】
また、本実施の形態2における再生装置は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる。
【0040】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図3に、本実施の形態3による映像音声記録再生システムの構成を示す。図3において、図4と同一符号は同一又は相当部分を示す。デコーダ216は、デコード中のデジタル信号の種別に応じて、デコード中のデジタル信号がデジタル出力可能な種類のデジタル信号であるのか否かを識別してオフライン切替信号223として出力する。具体的には、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−TS信号である場合には、これをデジタル出力することが可能であると判断して、デジタル出力可能に対応する状態をオフライン切替信号223として出力する。また、デコーダ216がデコードしているデジタル信号がMPEG2−PS信号である場合には、これをデジタル出力することが不可能であると判断して、デジタル出力不可能に対応する状態をオフライン切替信号223として出力する。出力プラグ201は、IEC−61883規格にて規定されている Output Plug Control Register (以下、OPCR と略記する)である。OPCR にはその動作や属性をあらわす領域があり、その中の on−line 領域は当該 OPCRが等時性通信データを出力することが可能かどうかを表している。すなわち、出力プラグ201の on−line領域が値0の時には出力プラグ201からは等時性データは出力されない。またこの on−line 領域は、機器内部からのみ書き換えが可能であるが、読み出しにおいては機器外部から読み出すことが可能である。すなわち、STB100がDVDレコーダ200の出力プラグ201のレジスタの内容を非同期通信を用いて読み出し、on−line 領域の値を知ることが可能である。出力プラグ201の on−line 領域は、オフライン切替信号223によって書き換えられる。すなわち、オフライン切替信号223がデジタル出力可能に対応する状態であるときにはon−line 領域の値は1であり、逆にオフライン切替信号223がデジタル出力不可能に対応する状態であるときには on−line 領域の値は0である。
【0041】
オフライン検出部114は出力プラグ201の on−line 領域の値を非同期通信を用いて読み出し、その読み出し結果に基づきアナログ出力切替スイッチ111を切り替える。すなわち、出力プラグ201の on−line 領域の値が0である間はアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へと出力させ、出力プラグ201の on−line 領域の値が1である間はアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へ出力させる。
【0042】
次にSTB100がDVDレコーダ200をIEEE1394バス501経由で制御することにより、DVDディスク208上に記録されているコンテンツを再生させるときの動作について説明する。STB100がDVDディスク208を再生させようとする際には、まずディスクサブユニット207に対して読み出しコマンドを送信することにより、コンテンツリスト209を読み出す。読み出したコンテンツリスト209の中にビデオオブジェクト212が存在することをSTB100は知り、これを再生させるために再生コマンド(図示せず)をディスクサブユニット207へと送信する。この時点でSTB100は、再生を開始させたビデオオブジェクト212の信号形式を知らないので、ビデオオブジェクト212の再生出力がIEEE1394バス501から出力されるのか否かを知らない。デコーダ216は、再生しているビデオオブジェクト212の信号形式を検出し、オフライン切替信号223を出力することにより出力プラグ201の on−line 領域の値を書き換える。すなわち、デコーダ216のデコードしている信号がMPEG2−TS信号であるときには on−line 領域の値を1にし、MPEG2−PS信号であるときには出力プラグ201の on−line 領域の値を0にする。
【0043】
オフライン検出部114は、出力プラグ201の on−line 領域の値を読み出し、アナログ出力切替スイッチ111を制御する。すなわち、出力プラグ201の on−line 領域の値が0であるときにはアナログ入力端子110から入力したアナログ信号をアナログ出力端子108へ出力させ、また、出力プラグ201のon−line 領域の値が1であるときにはアナログ出力105の出力をアナログ出力端子108へと出力させる。
【0044】
これにより、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−PS信号であった場合には、デコーダ216の出力するアナログ信号はアナログ出力端子204,アナログ入力端子110,アナログ切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。また、ビデオオブジェクト212の信号形式がMPEG2−TS信号であった場合には、DVDディスク208の再生出力はソースプラグ205,出力プラグ201,IEEE1394バス501,入力プラグ102,デスティネーションプラグ106を経由してチューナサブユニット109に入力され、チューナサブユニット109はこのMPEG2−TS信号をデコードしてアナログ出力105から出力し、この出力はアナログ信号切替スイッチ111およびアナログ出力端子108を経由してTV500に入力され、視聴者はこれを視聴する。
【0045】
以上のような実施の形態3の映像音声記録再生システムは、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムを構成するものであり、DVDレコーダが入力したアナログ信号を、STBが指定する信号形式に変換して記録させることができる映像音声記録再生システムを得ることが可能となる。
【0046】
また、本実施の形態3の再生装置は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わないものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本願第1の発明(請求項1に対応)は、アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置と、記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置とからなる映像音声記録システムであって、記録装置は入力したアナログ映像音声信号を、デスティネーションプラグに設定された信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、信号モード識別情報をデジタル映像音声データに付随する情報として保存することを特徴とする映像音声記録システムであり、アナログ映像音声信号を、IEEE1394バス501を介して伝送可能な信号形式以外のデジタル映像音声データに変換して記録装置に記録させることが可能になるという優れた効果がある。
【0048】
また本願第2の発明(請求項2に対応)は、デジタル映像音声データを再生する再生装置と、再生装置から読み出した、デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、デジタル映像音声データが再生制御装置のデジタル入力可能な種類のデジタル映像音声データであった場合にはデジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに再生装置の出力するデジタル映像音声データをバス上から入力し、デジタル映像音声データが再生制御装置のデジタル入力不可能な種類のデジタル映像音声データであった場合にはデジタル映像音声データをバス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、再生装置の出力するアナログ映像音声信号を、再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とからなることを特徴とする映像音声再生システムであり、記録装置上に記録されているデジタル映像音声データがIEEE1394バス上を伝送不可能な形式であった場合にも、再生制御装置の入力をアナログ入力に切り替えることによって視聴者はこれを視聴することができるようになるという優れた効果がある。
【0049】
また本願第3の発明(請求項3に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力するものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0050】
また本願第4の発明(請求項4に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムであるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0051】
また、本願第5の発明(請求項5に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へ遷移させることにより前記バスへの出力を行なわない再生装置であるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【0052】
また、本願第6の発明(請求項6に対応)は、記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた映像音声再生システムであるものとしたので、STB100がビデオシグナル情報211を読み出さずとも、DVDレコーダ200がコンテンツをデジタル出力するか否かを判別可能な再生装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図3】本発明の第3の実施の形態における映像音声記録再生システムの構成図
【図4】従来の映像音声記録再生システムの構成図
【符号の説明】
100 STB(セットトップボックス)
101 出力プラグ
102 入力プラグ
103 アンテナ入力端子
104 アンテナ入力
105 アナログ出力
106 デスティネーションプラグ
107 ソースプラグ
108 アナログ出力端子
109 チューナサブユニット
110 アナログ入力端子
111 アナログ出力切替スイッチ
112 エンプティパケット検出部
113 アナログ出力選択信号
114 オフライン検出部
115 アナログ出力選択信号
200 DVDレコーダ
201 出力プラグ
202 入力プラグ
204 アナログ出力端子
205 ソースプラグ
206 デスティネーションプラグ
207 ディスクサブユニット
208 DVDディスク
209 コンテンツリスト
210 ビデオオブジェクト情報
211 ビデオシグナル情報
212 ビデオオブジェクト
213 アナログチューナ
214 アンテナ入力
215 アンテナ入力端子
216 デコーダ
217 MPEG2−PSエンコーダ
218 MPEG2−TSエンコーダ
219 エンコード切替部
220 エンプティパケット発生部
221 エンプティパケット切替信号
222 エンプティパケット切替部
223 オフライン切替信号
224 チューナ出力
225 切替スイッチ
226 エンコーダ入力
227 エンコーダ出力
500 TV
501 IEEE1394バス
502 アナログ入力端子
Claims (6)
- アナログ映像音声信号を、複数あるうちのいずれか一つの種類のデジタル映像音声データに変換して記録する記録装置と、前記記録装置が前記アナログ映像音声信号を入力する際に用いるデスティネーションプラグに対して、前記デジタル映像音声データの種類を示す信号モード識別情報を設定する記録制御装置とからなる映像音声記録システムであって、
前記記録装置は、入力したアナログ映像音声信号を、前記デスティネーションプラグに設定された前記信号モード識別情報に対応する種類のデジタル映像音声データに変換して記録するとともに、前記信号モード識別情報を、前記デジタル映像音声データに付随する情報として保存する、
ことを特徴とする映像音声記録システム。 - デジタル映像音声データを再生する再生装置と、
前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた、
ことを特徴とする映像音声再生システム。 - 記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、
各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、
前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する、
ことを特徴とする再生装置。 - 記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、
各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、
前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて、該デジタル映像音声データが前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをバス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグから空データを出力する再生装置と、
前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた、
ことを特徴とする映像音声再生システム。 - 記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、
各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、
前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データは、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、
前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない、
ことを特徴とする再生装置。 - 記録媒体上に記録されたデジタル映像音声データを再生する再生装置であって、
各々の前記デジタル映像音声データにはその信号の種類を示す信号モード識別情報が付随し、
前記デジタル映像音声データの再生の際には、対応する前記信号モード識別情報の内容に基づいて前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データであるか否かを識別し、前記再生装置がデジタル出力可能な種類の前記デジタル映像音声データは、バス上へ出力し、前記再生装置がデジタル出力不可能な種類の前記デジタル映像音声データである場合には、これをアナログ映像音声信号に変換してアナログ出力端子へと出力するとともに、
前記デジタル映像音声データを前記バス上へ出力するのに用いる出力プラグを出力不可能状態へと遷移させることにより前記バスへの出力を行わない再生装置と、
前記再生装置から読み出した、前記デジタル映像音声データの信号の種類を示す信号モード識別情報に基づき、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが当該再生制御装置のデジタル入力可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データをバス上へデジタルデータとして出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記デジタル映像音声データを前記バス上から入力し、前記再生装置から読み出した前記デジタル映像音声データが、当該再生制御装置のデジタル入力不可能な種類の前記デジタル映像音声データであった場合には、前記デジタル映像音声データを前記バス上へは出力させずにアナログ映像音声信号へと変換して前記再生装置のアナログ出力端子に出力させるとともに、前記再生装置の出力する前記アナログ映像音声信号を、前記再生制御装置のアナログ入力端子から入力する再生制御装置とを備えた、
ことを特徴とする映像音声再生システム。
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JP2002185137A JP2004032322A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 映像音声記録再生システム、映像音声再生システム、及び再生装置 |
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JP2002185137A Pending JP2004032322A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 映像音声記録再生システム、映像音声再生システム、及び再生装置 |
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