JP2003006983A - 光ディスクの記録再生方法および記録再生システム - Google Patents

光ディスクの記録再生方法および記録再生システム

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JP2003006983A
JP2003006983A JP2001185949A JP2001185949A JP2003006983A JP 2003006983 A JP2003006983 A JP 2003006983A JP 2001185949 A JP2001185949 A JP 2001185949A JP 2001185949 A JP2001185949 A JP 2001185949A JP 2003006983 A JP2003006983 A JP 2003006983A
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JP2001185949A
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Masao Hashimoto
雅央 橋本
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータが記録されたDVDビデオ
ディスクを再生する際に、ビデオデータの再生処理がオ
ーディオ出力に影響を与えないようにして、より高品質
の音声を出力可能にする技術を提供する。 【解決手段】 光ディスク記録装置は光ディスクに一連
のオーディオデータが記録されていることを光ディスク
再生装置が認識可能にするための識別情報を記録し、光
ディスク再生装置は前記識別情報を認識した場合にビデ
オデータの再生処理を禁止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクへのデ
ータの記録および再生方法に関し、具体的にはDVDビ
デオディスクにオーディオデータを記録して再生する際
に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオデータやオーディオデー
タ、またはコンピュータ用データを記憶できるメディア
としてCD(Compact Disk)やLD(Laser Disk)等が
使用されてきたが、最近ではこれらに比べてはるかに多
くの記憶容量を有するDVD(Digital Versatile Dis
k)が次世代の記録メディアとして期待され、徐々に普
及してきている。
【0003】DVDは、CDと同じサイズでありながら
高画質の映像データ、高音質で多種の音声データ、およ
び字幕データ等の大量のデータを記録することができ、
普通のCDの数倍のデータを記憶可能となっている。
【0004】このDVDには、DVD−ROM、DVD
ビデオ、DVDオーディオ等の再生専用ディスクと、D
VD−RAM、DVD−R、DVD−RW等の記録再生
ディスクがあり、それぞれのフォーマットが関連性をも
って規格に定められている。最近では記録再生可能なD
VD記録装置の開発がさかんに行われ、それぞれの規格
に準じて所望のデータをDVDに記録することができ
る。このDVD記録装置によって記録されたDVDは、
その記録フォーマットに対応したDVD再生装置によっ
て再生することができる。
【0005】各種DVDの中でも、映画やドラマ等のビ
デオデータが記録されたDVDビデオディスクがもっと
も広く知られており、これを再生可能なDVDビデオ再
生装置が一般に普及している。したがって、使用者が前
記したDVD記録再生装置を用いてデータを記録する
際、DVDビデオ再生装置で再生可能なフォーマットで
記録する場合が多い。
【0006】ここで、図1を参照して、DVDビデオフ
ォーマットに従って記録されたDVDビデオディスクの
論理構造について説明する。
【0007】図1に示すように、DVDビデオディスク
の記録領域は、リードイン領域10と、ボリューム領域
20と、リードアウト領域30とで構成され、これらの
領域はDVDビデオディスクの内側から外側に向かって
配置される。
【0008】リードイン領域10には、DVD再生装置
の読み出し開始時の動作を安定させるためのデータや、
後述するプログラムチェーン(PGC)の情報データ等
が格納されている。
【0009】リードアウト領域30にはDVD再生装置
にDVDビデオディスクの再生終了を知らせるためのデ
ータ等が格納されている。
【0010】ボリューム領域20は、ボリュームファイ
ル管理領域21と、DVDビデオ領域22とで構成され
る。さらに、ボリュームファイル管理領域21には、複
数のファイルのファイル名と、各ファイルが占めている
論理ブロック群のアドレスとの対応付けを示すファイル
システム情報が格納され、複数の論理ブロックをファイ
ルとして管理する。そして、DVDビデオ再生装置は、
ボリュームファイル管理領域21に格納されるファイル
システム管理情報に基づいてファイル単位でDVDにア
クセスすることを実現する。また、DVDビデオ領域2
2には、ビデオデータやオーディオデータ、およびDV
Dに特有なサブピクチャデータ等からなるビデオオブジ
ェクトセット(VOBS)が格納されている。
【0011】ビデオデータは、MPEG2ビデオフォー
マットに従って圧縮されたデータで構成される。圧縮さ
れたデータのビットレートは最大9.8Mbpsであ
り、可変レートに対応しているので高品質な画像を再生
することが可能である。
【0012】オーディオデータは、3つの方式(リニア
PCM、ドルビーデジタル、MPEGオーディオ)が許
されており、タイトルについては全部で8ストリームま
で存在することができ、ストリームは言語などの属性に
よって区別される。例えばリニアPCMで記録する場
合、 サンプリング周波数96kHz、24ビットまで
対応可能であり、CDをはるかに越える高品質のオーデ
ィオが再生できる。また、ドルビーデジタルやMPEG
オーディオの場合は、サンプリング周波数は48kHz
である。MPEGオーディオはMPEG2オーディオに
対応しており、マルチ・チャンネルが可能である。
【0013】サブピクチャデータは、字幕やメニュー、
カラオケの歌詞表示など主映像に重ねるデータをビット
・マップで定義され、データはランレングス方式で圧縮
される。また、サブピクチャデータはタイトル毎に32
ストリームまで存在することができる。
【0014】図2は、ビデオデータやオーディオデー
タ、サブピクチャデータ(以下、プレゼンテーションデ
ータと称する)等をMPEG2で定められたプログラム
ストリームの仕様に沿って多重化したときの構成例を示
す図である。図2中、符号41はパックヘッダ、42は
パケットヘッダ、43はデータ領域である。
【0015】パケットヘッダ42にはデータ領域43に
格納されているデータを識別するための情報(Stream_I
D)等が格納されており、データ領域43には先頭から
プレゼンテーションデータ等が適当なサイズで格納され
ている。
【0016】このように、ビデオデータ、オーディオデ
ータ、サブピクチャデータはそれぞれビデオパックV、
オーディオパックA、サブピクチャパックSPとしてパ
ック化され、1パックを1セクタ(2048byte
s)として記録される。
【0017】図6は、DVDビデオ領域22に格納され
るビデオオブジェクトセット(VOBS)の構成例を示
す説明図である。図6に示すように、パック化されたビ
デオパックV、オーディオパックA、サブピクチャパッ
クSPなどが、一つのナビゲーションパックNVととも
にMPEG2で定められたプログラムストリームの仕様
に沿って時分割多重化され、ビデオオブジェクトユニッ
トVOBUが構成される。
【0018】そして、このビデオオブジェクトユニット
VOBUが複数集まり(VOBU1,VOBU2,・・
・)一つのセルC1が構成され、リアルタイムデータの
再生単位となる。
【0019】さらに、固有のID番号が付与されたセル
C1,C2,・・を再生する順に並べ替えてプログラム
チェーンPGCが構成される。そして、1以上の連結さ
れたPGCで一つのビデオオブジェクトセットVOBS
が構成される。
【0020】上述した構成を有するDVDビデオディス
クがもっとも広く普及しており、近年DVDビデオに関
連した開発もさかんに行われている。
【0021】例えば、特開平11−102573号公報
には、DVDビデオディスクに記録されたデータを種々
の出力手段により再生可能にする技術が開示されてい
る。この技術によれば、DVDビデオに記録された映画
やドラマ等のエンタテイメントソフトウェアを再生する
際に臨場感あふれる音声出力を提供することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】一方、オーディオデー
タの再生に特化したDVDオーディオは、専用の再生装
置を必要とするためDVDビデオに比較して普及率は低
い。そのため、使用者が前述したDVD記録再生装置を
用いてオーディオデータを記録する際であっても、DV
Dビデオ再生装置で再生可能なフォーマットで記録する
場合が多い。
【0023】しかしながら、このようにオーディオデー
タが記録されたDVDビデオディスクは、ビデオデータ
が記録されていないにも関わらずビデオデータの再生処
理は行われるので、このビデオデータの再生処理がオー
ディオ出力に影響を与え音質が低下する心配がある。
【0024】つまり、DVDビデオフォーマットでは一
つのビデオオブジェクトユニットVOBUは1以上のビ
デオパックを有することが規格で定められているので、
DVDビデオディスクにはビデオデータは記録されてい
ないが、VOBUの最初にビデオパックVが存在するた
めにこれの再生処理が行われる。
【0025】例えば、オーディオデータのみが記録され
たDVDビデオディスクは、図3(b)に示すように最
初のビデオパックVの後にオーディオパックが連続して
配置されビデオオブジェクトユニットVOBUが構成さ
れる。
【0026】したがって、オーディオデータのみが記録
されたDVDビデオディスクを再生する際に、ビデオデ
ータの再生処理という余計な処理を省略できれば、より
高品質なオーディオ出力を実現できると考えられる。
【0027】特開平2000?333126号公報に
は、複数の音声プログラムごとに異なる特定の静止画デ
ータを呼び出すことを可能にする技術が開示され、再生
中の音を途切れさせることなくその特定の静止画を表示
できるようにしている。この技術によれば音声が途切れ
ることなく静止画を表示できるが、オーディオ出力に対
するビデオデータの再生処理を制限するものではないの
で、ビデオデータの再生処理によるオーディオ出力への
影響を回避することはできない。
【0028】本発明は、オーディオデータが記録された
DVDビデオディスクを再生する際に、ビデオデータの
再生処理がオーディオ出力に影響を与えないようにし
て、より高品質のオーディオを出力可能にする技術を提
供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、光ディスク記録装置
は光ディスクに一連のオーディオデータが記録されてい
ることを光ディスク再生装置が認識可能にするための識
別情報を記録し、光ディスク再生装置は光ディスクにア
クセスして前記識別情報を認識した場合にビデオデータ
の再生処理を禁止するようにした光ディスクの記録再生
方法である。なお、光ディスク記録装置としては、DV
D−RAM、DVD−R、DVD−RW記録装置等があ
り、光ディスク再生装置は前記記録装置により記録した
光ディスクを再生可能なものである。
【0030】これにより、光ディスクのオーディオデー
タを再生するあいだはビデオデータの再生処理が禁止さ
れるので、ビデオデータの再生処理がオーディオ出力に
与える影響を回避することができ、高品質のオーディオ
出力を提供することができる。特に、長時間のオーディ
オデータのみが記録された光ディスクを再生する際に有
効である。
【0031】また、前記識別情報は、オーディオデータ
のみで構成される再生単位に少なくとも一つ設けるよう
にする。つまり、オーディオデータとともにビデオデー
タが記録されている光ディスクであっても、1再生単位
がオーディオデータのみからなる場合は、その部分を再
生するときだけビデオデータの再生処理は禁止される。
なお、再生単位としては、1以上のプレゼンテーション
パックからなるビデオオブジェクトユニット、1以上の
ビデオオブジェクトユニットからなるセル、1以上のセ
ルからなるプログラムチェーン、1枚の光ディスク等が
考えられる。
【0032】これにより、ビデオデータが記録されてい
る光ディスクであっても、オーディオデータのみが記録
されたオーディオユニットを再生する際にビデオデータ
の再生処理による影響を回避することができる。
【0033】また、前記光ディスク記録装置は、DVD
ビデオのフォーマットで記録可能であることが望まし
い。すなわち、DVDビデオフォーマットで記録するこ
とにより、一般に普及しているDVDビデオ再生装置で
も本発明を適用して高品質のオーディオを出力すること
ができる。なお、DVDビデオ再生装置による識別情報
の判定やビデオデータ再生処理の制御等は、DVDビデ
オ再生装置の記憶装置にプログラムをインストールする
などして、ソフト的に実現可能である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、DVD
ビデオのフォーマットに従って長時間(約6時間48
分)のオーディオデータをリニアPCM方式で記録した
DVDビデオディスクの実施例について説明する。
【0035】図1はDVDビデオディスクの論理構造を
示す説明図であり、図2はビデオデータやオーディオデ
ータをMPEG2で定められたプログラムストリームの
仕様に沿って多重化したときのパック構造を示す説明図
である。
【0036】本実施形態のDVDビデオディスクも、従
来のDVDビデオディスクと同様に図1に示す論理構造
および図2に示すパック構造を有する。なお、詳細は従
来技術の欄で説明しているので、ここでは省略する。
【0037】図3は、DVDビデオ領域22に格納され
るビデオオブジェクトセット(VOBS)の構成例を示
す説明図である。本実施形態では、図3に示すようにビ
デオデータVとオーディオデータA、およびオリジナル
データORGがパック化されて、一つのナビゲーション
パックNVとともにMPEG2で定められたプログラム
ストリームの仕様に沿って時分割多重化され、ビデオオ
ブジェクトユニットVOBUが構成される。なお、本実
施形態のDVDビデオディスクにはオーディオデータの
みが記録されているが、DVDビデオフォーマットでは
ビデオパックを有することが規格で定められているの
で、一つのビデオオブジェクトユニットVOBUは1以
上のビデオパックを有する。
【0038】これらのパックで構成されたビデオオブジ
ェクトユニットVOBUが複数集まり(VOBU1,V
OBU2,・・・)一つのセルC1が構成され、リアル
タイムデータの再生単位となる。さらに、固有のID番
号が付与されたセルC1,C2,・・を再生する順に並
べ替えてプログラムチェーンPGCが構成される。そし
て、1以上の連結されたプログラムチェーンPGC1,
PCG2,・・で一つのビデオオブジェクトセットVO
BSが構成される。
【0039】本実施形態のビデオオブジェクトユニット
VOBUは、従来VOBUと異なり、各VOBUごとに
そのVOBUに記録されているデータの種類を示す識別
情報、つまり本実施例ではリニアPCM方式のオーディ
オデータが記録されていることをDVD再生装置に認識
させるための識別情報が格納されたオリジナルパックO
RGを有する。
【0040】通常、パケットヘッダ42には、データ領
域43に格納されているデータを識別するための情報
(Stream_ID)等が格納されているが、オリジナルパッ
クORGでは、この識別情報をビデオデータやオーディ
オデータのものと異なる値にし、この値により当該パッ
クがオリジナルパックであることを制御装置に認識させ
る。
【0041】さらに、オリジナルパックORGのデータ
領域43には、当該VOBUに記録されているデータを
識別するための情報(Sub_Stream_ID)が格納される。
例えば、当該DVDビデオディスクにはリニアPCM方
式のオーディオデータのみが記録されているので、識別
情報Sub_Stream_IDにはリニアPCM方式
のオーディオデータのStream_IDの値が格納さ
れる。この識別情報に従ってDVD再生装置の再生処理
を禁止したり許可したりする。
【0042】つまり、DVD再生装置で所定のVOBU
を再生するに際し、オリジナルパックORGに格納され
た識別情報(Sub_Stream_ID)をもとにVOBUに記録
されているデータはオーディオデータであると判定され
ると、ビデオデータの再生処理を禁止するように制御す
る。これにより、ビデオデータの再生処理がオーディオ
データ出力に与える影響を回避することができるので、
より高品質のオーディオ出力を提供することができる。
【0043】図4は、本実施例に係るDVDビデオディ
スクを再生可能なDVDビデオ再生装置の概略構成図で
ある。
【0044】図4に示すDVDビデオ再生装置は、基台
(図示しない)にセットしたDVDビデオディスク10
0をクランプして回転駆動するモータ110と、DVD
ビデオディスクに格納されたデータを読み取り電気信号
に変換するピックアップ120と、モータ110とピッ
クアップ120とを含む機構系を制御する機構制御部1
30と、DVDビデオディスクの再生処理等を制御する
システムインタフェース制御部140と、ピックアップ
120から読み出された信号に復調、誤り訂正等の処理
を施す信号処理部150と、MPEG2に圧縮されてい
るビデオデータを元に戻すビデオデコーダ160と、色
差信号をNTSC方式またはPAL方式にエンコードす
るNTSC/PALエンコーダと、デジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器180、200と、圧
縮されたオーディオデータを伸張するオーディオデコー
ダ190とで構成される。
【0045】機構制御部130は、システムインタフェ
ース制御部140から指示されたトラック位置に応じて
モータ110の動作を制御したり、ピックアップのアク
チュエータを制御することによりピックアップ120の
位置の移動を制御したりする。
【0046】システムインタフェース制御部140は、
CPU141とメモリ142を含んでいる。メモリ14
2には、DVDビデオディスクの再生処理等を実現する
ためのプログラム(識別情報を認識するプログラムおよ
び認識結果に基づいてビデオデータの再生処理を制御す
るプログラム)が格納され、CPU141がこのプログ
ラムを実行することにより再生処理等の制御処理が行わ
れる。
【0047】信号処理部150は、復調部151,誤り
訂正部152、デマルチプレクサ153を含む。復調部
151は、DVDビデオディスクに記録しやすいように
変調されている信号を元の形に復調する。誤り訂正部1
52は、RS−PC(リードソロモン積符号)を用いて
信号のエラーが訂正される。デマルチプレクサ153
は、ビデオデータ、オーディオデータ等がプログラムス
トリームの仕様に沿って時分割多重化されているのを、
それぞれの識別情報(Stream_ID)に従って分離する。
【0048】デマルチプレクサ153で分離されたビデ
オデータはビデオデコーダ160に転送され、NTSC
/PALエンコーダ170,D/A変換器190を介し
てビデオ出力され、オーディオ信号はオーディオデコー
ダに転送され、D/A変換器200を介してオーディオ
出力される。
【0049】また、デマルチプレクサ153で分離され
たオリジナルデータはシステムインタフェース制御部1
40に転送され、CPU141によってオリジナルデー
タに格納された識別情報(Sub_Stream_ID)を解析され
る。そして、解析結果に従ってビデオデータの再生処理
が行われる。
【0050】図5は、図4のDVDビデオ再生装置によ
りDVDビデオディスクに格納されたビデオオブジェク
トユニットVOBUを再生するときの前処理手順を示す
フローチャートである。
【0051】まず、それぞれのパックに付されている識
別情報に基づいて、再生するVOBUがオリジナルパッ
ク(ORG_PCK)を含んでいるか判定する(ステッ
プS1)。本実施形態では、オリジナルデータの識別情
報(Stream_ID)として、ビデオデータやオーディオデ
ータ等のStream_IDとして現在使用されている
値以外の値を使用する。そしてパックのStream_
IDがその値であった場合にはオリジナルデータと判断
するようにする。
【0052】ステップS1でオリジナルパックがないと
判定した場合は、ステップS3に移行してビデオデータ
の再生処理を許可し、さらにステップS5に移行してオ
ーディオデータの再生処理を許可する。
【0053】一方、ステップS1でオリジナルパックが
あると判定した場合は、ステップS2に移行して、当該
パックのデータ領域に格納されている識別情報(Sub_St
ream_ID)をもとに再生しようとするVOBUがオーデ
ィオデータのみから構成されるユニット(オーディオユ
ニットと称する)であるか判定する。
【0054】ステップS2で再生するVOBUはオーデ
ィオユニットでないと判定した場合は、ステップS3に
移行してビデオデータの再生処理を許可し、さらにステ
ップS5に移行してオーディオデータの再生出力を許可
する。
【0055】一方、ステップS2で再生するVOBUが
オーディオユニットであると判定した場合は、ステップ
S4に移行してビデオデータの再生処理を禁止し、さら
にステップS5に移行してオーディオデータの再生処理
を許可する。
【0056】このようにオーディオユニットを再生する
場合は、ビデオデータの再生処理を禁止するようにして
いるので、ビデオデータの再生処理がオーディオ出力に
与える影響を回避することができ、出力されるオーディ
オの音質が低下するという心配がなくなる。
【0057】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではない。
【0058】例えば、本実施形態ではビデオオブジェク
トユニットVOBUごとにオリジナルパックを設けて、
該VOBUに記録されているデータをDVD再生装置に
認識させるようにしているが、セル単位やプログラムチ
ェーンPGC単位、またはDVDビデオディスク単位で
先頭のVOBUにだけオリジナルパックを設けて、それ
ぞれを構成するデータがオーディオデータであることを
認識させるようにしてもよい。特にDVDビデオディス
クに長時間のオーディオデータが記録されているときに
は、オリジナルパックの認識処理回数を少なくできるの
で、CPUにかかる負荷を軽減でき効率的である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスクに一連のオ
ーディオデータが記録されていることを光ディスク再生
装置が認識可能にするための識別情報を記録し、光ディ
スク再生装置は光ディスクにアクセスして前記識別情報
を認識した場合にビデオデータの再生処理を禁止するよ
うにしたので、ビデオデータの再生処理がオーディオ出
力に与える影響を除去することができ、高品質でオーデ
ィオを出力することができるという効果を奏する。特
に、長時間のオーディオデータを光ディスクに記録して
再生する場合に適用にして有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDビデオディスクの論理構造を示す説明図
である。
【図2】ビデオデータやオーディオデータをMPEG2
で定められたプログラムストリームの仕様に沿って多重
化したときのパック構造を示す説明図である。
【図3】DVDビデオ領域22に格納される本実施形態
のビデオオブジェクトセット(VOBS)の構成例を示
す説明図である。
【図4】本実施例に係るDVDビデオディスクを再生可
能なDVDビデオ再生装置の概略構成図である。
【図5】DVDビデオ再生装置によりDVDビデオディ
スクに格納されたビデオオブジェクトユニットVOBU
を再生するときの前処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】DVDビデオ領域22に格納される一般的なビ
デオオブジェクトセット(VOBS)の構成例を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 リードイン領域 20 ボリューム領域 21 ボリュームファイル管理領域 22 DVDビデオ領域 30 リードアウト領域 41 パックヘッダ 42 パケットヘッダ 43 データ領域 100 DVDビデオディスク 110 モータ 120 ピックアップ 130 機構制御部 140 システムインタフェース制御部 150 信号処理部 160 ビデオデコーダ 170 NTSC/PALエンコーダ 180 D/A変換器 190 オーディオデコーダ 200 D/A変換器 NV ナビゲーションパック V ビデオパック A オーディオパック SP サブピクチャパック ORG オリジナルパック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA02 AB04 CC06 CC11 DD06 5C053 FA24 GB01 GB05 GB11 GB38 JA01 JA21 5D044 AB06 AB07 BC04 CC04 DE49 EF05 FG18 GK14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVDビデオのフォーマットで記録可能
    な光ディスク記録装置によりオーディオデータを記録
    し、光ディスク再生装置により前記光ディスクを再生す
    る光ディスクの記録再生方法において、 前記光ディスク記録装置は、前記光ディスクに一連のオ
    ーディオデータが記録されていることを前記光ディスク
    再生装置が認識可能にするための識別情報を、オーディ
    オデータのみで構成される再生単位に少なくとも一つ記
    録し、 前記光ディスク再生装置は、光ディスクにアクセスして
    前記識別情報を認識した場合にビデオデータの再生処理
    を禁止することを特徴とする光ディスクの記録再生方
    法。
  2. 【請求項2】 光ディスク記録装置によりオーディオデ
    ータを記録し、光ディスク再生装置により当該光ディス
    クを再生する光ディスクの記録再生方法において、 前記光ディスク記録装置は、前記光ディスクに一連のオ
    ーディオデータが記録されていることを前記光ディスク
    再生装置が認識可能にするための識別情報を記録し、 前記光ディスク再生装置は、光ディスクにアクセスして
    前記識別情報を認識した場合にビデオデータの再生処理
    を禁止することを特徴とする光ディスクの記録再生方
    法。
  3. 【請求項3】 前記識別情報は、オーディオデータのみ
    で構成される再生単位に少なくとも一つ設けられること
    を特徴とする請求項2に記載の光ディスクの記録再生方
    法。
  4. 【請求項4】 前記光ディスク記録装置は、DVDビデ
    オのフォーマットで記録可能であることを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の光ディスクの記録再生方
    法。
  5. 【請求項5】 光ディスクにDVDビデオのフォーマッ
    トでオーディオデータを記録可能な光ディスク記録手段
    と、前記光ディスクを再生可能な光ディスク再生手段と
    で構成される光ディスクの記録再生システムにおいて、 前記光ディスク記録手段は、前記光ディスクに一連のオ
    ーディオデータが記録されていることを前記光ディスク
    再生手段が認識可能にするための識別情報を、オーディ
    オデータのみで構成される再生単位に少なくとも一つ記
    録する識別情報記録手段を備え、 前記光ディスク再生手段は、光ディスクにアクセスして
    前記識別情報を認識した場合にビデオデータの再生処理
    を禁止する再生処理禁止手段を備えることを特徴とする
    光ディスクの記録再生システム。
  6. 【請求項6】 光ディスクにオーディオデータを記録可
    能な光ディスク記録手段と、前記光ディスクを再生可能
    な光ディスク再生手段とで構成される光ディスクの記録
    再生システムにおいて、 前記光ディスク記録手段は、前記光ディスクに一連のオ
    ーディオデータが記録されていることを前記光ディスク
    再生手段が認識可能にするための識別情報を記録する識
    別情報記録手段を備え、 前記光ディスク再生手段は、光ディスクにアクセスして
    前記識別情報を認識した場合にビデオデータの再生処理
    を禁止する再生処理制御手段を備えることを特徴とする
    光ディスクの記録再生システム。
  7. 【請求項7】 前記識別情報記録手段は、オーディオデ
    ータのみで構成される再生単位に少なくとも一つ前記識
    別情報を記録することを特徴とする請求項6に記載の光
    ディスクの記録再生システム。
  8. 【請求項8】 前記光ディスク記録手段は、DVDビデ
    オのフォーマットで記録可能であることを特徴とする請
    求項6または請求項7に記載の光ディスクの記録再生シ
    ステム。
JP2001185949A 2001-06-20 2001-06-20 光ディスクの記録再生方法および記録再生システム Pending JP2003006983A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006068334A1 (en) * 2004-12-21 2006-06-29 Lg Electronics Inc. Recording medium, method and apparatus for managing a file system information of the recording medium

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