JP3568096B2 - オーディオディスクのエンコード装置及びオーディオデータの伝送方法、製造方法並びにデコード方法 - Google Patents

オーディオディスクのエンコード装置及びオーディオデータの伝送方法、製造方法並びにデコード方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオディスクのエンコード装置及びオーディオデータの伝送方法、製造方法並びにデコード方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオーディオ再生用光ディスクとしてはCD(コンパクトディスク)が知られている。また、CDより高密度な光ディスクとしてDVD(デジタルビデオディスク)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DVD(以下、DVD−ビデオ)ではビデオ信号が主、オーディオ信号が従として記録されるので、次のような問題点がある。
(1)オーディオ信号がビデオ信号と一体化されており、オーディオ信号の記録容量が少ない。
(2)オーディオ信号の時間を管理することができない。
(3)曲名などの簡単な文字情報を取り出すことができない。
【0004】
また、ビデオに比べて、オーディオのユーザは使い方の層が幅広いので、CDのようにTOC(テーブルオブコンテンツ)の領域を設けることにより簡易な再生方法が求められる。しかしながら、DVD−ビデオでは、ナビゲーションコントロールパック(CONTパック)と複数のビデオ(V)パック及びオーディオ(A)パックによりビデオコンテンツブロックユニットを構成してV、Aパックの再生などをCONTパックにより制御するので、オーディオ信号を主として記録しようとしてもユーザにとって簡易に再生することができず、使い勝手が悪いという問題点がある。
【0005】
また、DVD−ビデオでは、時間管理をビデオフレーム単位でのみ行うので、オーディオ信号を主として記録しようとしても、ビデオに比べてオーディオ信号は連続性が重要であるので実時間の管理が困難であるという問題点がある。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑み、オーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって簡易に再生することができて使い勝手がよいオーディオディスクのエンコード装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、オーディオ信号を主として記録する場合に実時間の管理を簡単にすることができるオーディオディスクのエンコード装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、オーディオ信号を主として記録する場合にDVDビデオディスクプレーヤが再生可能なオーディオディスクのエンコード装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、オーディオ信号を主として記録する場合にTOC(テーブルオブコンテンツ)情報により簡易再生を行うことができるオーディオディスクのエンコード装置を提供することを目的とする。
本発明はまた、オーディオ信号を主としてオーディオディスクに記録する場合にその前に遠隔地の編集者がオーディオ信号を編集することができるオーディオデータの伝送方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、オーディオデータを含むパックに対して、オーディオデータを管理する情報を含むコントロールパックを設けたものである。
【0008】
すなわち本発明によれば、オーディオデータを第1のパック内に配置し、オーディオデータ以外の他のデータを第2のパック内に配置し、前記第1のパック内のオーディオデータを管理する情報を第3のパック内に配置し、前記第2のパック内のデータを管理する情報を含む第4のパック内に配置して、前記第3のパックを先頭として1以上の前記第1、第2、第4のパックを配置するとともに、前記第4のパックを先頭として1以上の前記第1、第2、第3のパックを配置したデータ構造にフォーマット化する手段を、
有するオーディオディスクのエンコード装置が提供される。
【0012】
また、本発明は上記目的を達成するために、フォーマット化されたデータを伝送媒体を介して伝送するようにしたものである。
すなわち本発明によれば、請求項1ないし24のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置によりフォーマット化されたデータ媒体を伝送媒体を介して伝送することを特徴とするオーディオデータの伝送方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1はDVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示す説明図、図2は図1のオーディオコンテンツブロックユニットを示す説明図、図3は図2のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明図、図4は図2のオーディオコントロールパックのフォーマットを詳しく示す説明図、図5は図4のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図、図6は図5のネームスペース情報により表示される例を示す説明図、図7は図4のオーディオサーチデータエリアのフォーマットを詳しく示す説明図、図8は図1のオーディオコンテンツブロックユニットの他の構成例を示す説明図である。
【0014】
図1(a)、(b)はそれぞれDVD−ビデオ、DVD−オーディオの各フォーマットを示し、DVD−オーディオのフォーマットはエリアの名称が異なるがDVD−ビデオと互換性を有する。まず、大別してDVD−ビデオのフォーマットは先頭のビデオマネージャ(VMG)と、それに続く複数のビデオタイトルセット(VTS)の各エリアにより構成され、他方、DVD−オーディオのフォーマットはこれに対応してオーディオマネージャ(AMG)と、それに続く複数のオーディオタイトルセット(ATS)の各エリアにより構成されている。
【0015】
VTSの各々は先頭のVTSインフォメーション(VTSI)と、それに続く1以上のビデオコンテンツブロックセット(VCBS)と最後のVTSIにより構成され、他方、ATSの各々はこれに対応して先頭のATSインフォメーション(ATSI)と、それに続く1以上のオーディオコンテンツブロックセット(ACBS)と最後のATSIにより構成されている。ATSIには、ACBS内の各曲の演奏時間が実時間でセットされる。
【0016】
VCBSの各々は複数のVCBにより構成され、他方、ACBS(タイトルセット)の各々は複数のACBにより構成されている。VCBの各々はビデオの1タイトル(Title)分であり、ACBの各々はこれに対応してオーディオの1タイトル(Title)分である。VCBの各々(1タイトル)は複数のチャプタにより構成され、他方、ACBの各々(1タイトル)はこれに対応して複数のトラックにより構成されている。チャプタ(Chapter)とトラック(Track)の各々は共にパートオブタイトル(PTT)を含む。
【0017】
チャプタの各々は複数のセル(CELL)により構成され、他方、トラックの各々はこれに対応して複数のインデックス(Index)により構成されている。セルの各々は複数のVCBユニット(VCBU)により構成され、他方、インデックスの各々はこれに対応して複数のACBユニット(ACBU)により構成されている。VCBユニットとACBユニットの各々は、複数のパックにより構成され、1パックは2048バイトで構成されている。
【0018】
VCBユニットの各々は、先頭のナビゲーションコントロールパック(以下、CONTパック)と、それに続く複数のビデオ(V)パック、オーディオ(A)パック及びサブピクチャ(SP)パックにより構成され、他方、ACBユニットの各々は、これに対応して先頭のオーディオコントロールパック(以下、A−CONTパック)と、それに続く複数のAパックとVパックにより構成されている。
【0019】
CONTパックには後続のVパックを制御する情報が配置され、A−CONTパックにはCDのTOC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管理するための情報が配置される。Aパックにはオーディオデータが配置され、Vパックにはビデオデータの他、オーディオデータ以外の例えばクローズドキャプション(CC)データが配置される。
【0020】
そして、図2に示すようにVCBユニットは0.4〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成され、ACBユニットは0.5〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成されている。また、DVD−オーディオのACBユニットにおけるA−CONTパックは、DVD−ビデオのVCBユニットにおける第3パックに配置される。
【0021】
A−CONTパックは基本的にオーディオ時間の0.5秒単位に配置され、インデックスの切れ目では0.5〜1.0秒の範囲で完結するように配置される。また、オーディオの時間(GOF:Group of Audio Frame単位)はA−CONTパックにより示され、そのデータ位置はオーディオフレームナンバと、ファーストアクセスユニットポインタとフレームヘッダの数により決まる。また、A−CONTパック直前のAパックは、オーディオ時間の0.5秒単位でパディングすることを強制しない。
【0022】
隣接するAパックは、オーディオ信号が互いに関連するように配置され、例えばステレオの場合にはLチャネルパックとRチャネルパックが隣接して配置され、また、5チャネルのマルチチャネルの場合にも同様に隣接して配置される。Vパックはオーディオ信号の再生時に映像を表示する場合にそのAパックに隣接して配置される。AパックとVパックは、図3に示すように2034バイトのユーザデータ(Aデータ、Vデータ)に対して4バイトのパックスタート情報と、6バイトのSCR(System Clock Reference:システム時刻基準参照値)情報と、3バイトMux rate(Multiplex rate:プログラム・ストリームの多重化速度)情報と1バイトのスタッフィングの合計14バイトが付加されて構成されている(1パック=合計2048バイト)。この場合、タイムスタンプであるSCR情報を、ACBユニット内の先頭パックでは「1」として同一タイトル内で連続とすることにより同一タイトル内のAパックの時間を管理することができる。
【0023】
これに対し、A−CONTパックは図4に示すように、14バイトのパックヘッダと、24バイトのシステムヘッダと、1003バイトのACD(オーディオキャラクタディスプレイ)パケットと、1007バイトのASD(オーディオサーチデータ)パケットにより構成されている。また、ACDパケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリーム(sub stream)IDと、図5に詳しく示すような636バイトのACD(オーディオキャラクタディスプレイ)情報と、360バイトの保留エリア(reservedと示すこともある)により構成されている。ASDパケットは同じく6バイトのパケットヘッダ及び1バイトのサブストリームIDと、図7に詳しく示すような1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)により構成されている。
【0024】
636バイトのACD情報エリアは、図5に詳しく示すように48バイトのジェネラル情報エリアと、第1の言語の文字「1」及び第2の言語の文字「2」毎に294バイトのエリアを有し、この各エリアは93バイトのネームスペースエリア、各々93バイトの2つのフリースペースエリアと15バイトのデータポインタエリアにより構成されている。第1の言語の文字「1」と第2の言語の文字「2」の一方のネームスペースエリアには例えば図6に示すように楽曲名を日本語で表示するためのデータが配置され、他方のネームスペースエリアには英語で表示するためのデータが配置される。なお、この表示言語はディスク発行元が決定してよい。
【0025】
48バイトのジェネラル情報は、例えば16バイトのサービスレベル情報と、12バイトの言語コード情報と、6バイトの文字セットコード情報と、6バイトの表示アイテム情報と、2バイトの「前のACD情報との相違」情報と、6バイトの保留情報により構成される。16バイトのサービスレベル情報は、表示サイズ、表示の種類、オーディオ/ビデオ/SPの区別、ストリームなどを示し、また、文字はマンダトリー(必須)、ビットマップはオプション(随意)である。12バイトの言語コード情報はビデオファイルと同様に文字「1」「2」の言語をそれぞれ2バイトで示し、1ファイル中最大8言語分を示す。英語はマンダトリーである。
【0026】
6バイトの文字セットコード情報は、言語コードに対応した文字コードを最大15個持つことが可能であり、文字「1」「2」の言語の有無と種類を1バイトで示す。コード例を以下に示す。
1.ISO646
2.ISO8859−1
3.MS−JIS
6バイトの表示アイテム情報は、図5に示すフリースペース「1」「2」、データポインタの有無、IDを示す。ネームスペースはマンダトリーであり、タイトルネーム、ミュージックネーム、アーティストネームは必ず記述する。
【0027】
1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)は、図7に詳しく示すように16バイトのジェネラル情報と、8バイトの現在の番号情報と、16バイトの現在時刻情報と、8バイトのタイトルセットサーチ情報と、8バイトのタイトルサーチ情報と、404バイトのトラックサーチ情報と、408バイトのインデックスサーチ情報と、80バイトのハイライトサーチ情報と、52バイトの保留エリアにより構成されている。
【0028】
8バイトの現在の番号情報は、タイトルセットの現在のタイトル番号(2バイト:BCD)と、タイトルセットの現在のトラック番号(2バイト:BCD)と、トラックの現在のインデックス番号(2バイト:BCD)と保留領域(2バイト)により構成されている。16バイトの現在時刻情報は、トラックのプレイバック時間(4バイト:BCD)と、トラックの残りのプレーバック時間(4バイト:BCD)と、タイトルの絶対時間(4バイト:BCD)とタイトルの残りの絶対時間(4バイト:BCD)により構成されている。
【0029】
8バイトのタイトルセットサーチ情報は、タイトルセットの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルセットの最後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。8バイトのタイトルサーチ情報は、タイトルの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルの最後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。404バイトのトラックサーチ情報は、タイトルのトラック及びセクタ番号(4バイト×99)と、タイトルの最初のトラック番号(4バイト)とタイトルの最後のトラック番号(4バイト)により構成されている。
【0030】
408バイトのインデックスサーチ情報は、トラックのインデックス及びセクタ番号(4バイト×100)と、トラックの最初のインデックス番号(4バイト)とトラックの最後のインデックス番号(4バイト)により構成されている。80バイトのハイライトサーチ情報は、トラックのインセクタ番号(4バイト×10)とトラックのアウトセクタ番号(4バイト×10)により構成されている。
【0031】
このようなフォーマットによれば、複数のAパックの先頭に、CDのTOC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管理するためのA−CONTパックが配置されるので、オーディオデータはビデオデータなどとは一体化されず、記録容量を多くすることができる。また、A−CONTパックによりオーディオ時間を管理することができ、また、A−CONTパックによりオーディオデータに関する曲名などの簡単な文字情報を取り出すことができる。
【0032】
また、A−CONTパック内にタイトル、スタートアドレス、演奏時間などのTOC情報を配置するので、オーディオ再生中であってもユーザの操作に応じた情報をA−CONTパックから取り出して再生を開始することができる。また、オーディオマネージャインフォメーション(AMGI)とオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)内にTOC情報を配置することにより、必要なTOC情報を再生器内のメモリに記憶させて、ユーザの操作に応じた情報をメモリから即座に読み出して再生を開始することができる。また、DVD−ビデオにおけるプログラムチェーンインフォメーション(PGCI)のような大きな容量の情報を記憶する必要がないので、ディスクを効率的に管理することができる。
【0033】
さらに、
1.コンテンツ内に画像(V)データがない場合、
(1)タイトル、楽章、インデックスの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(2)GOF(オーディオフレーム)単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(3)タイトル、楽章、インデックスの時間を実時間で管理することができる。
【0034】
また、
2.コンテンツ内に画像(V)データがある場合、
オーディオデータに関しては、
上記(1)〜(3)の他に、
(4)タイトル、楽章中の現在時間、残り時間を実時間で表示、管理することができる。
ビデオデータに関しては、
(1)タイトル、PTT、セルの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(2)ビデオフレーム単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(3)タイトル、PTT、セルの時間を実時間で管理することができる。
(4)PTT又はタイトル中の現在時間、残り時間をビデオフレーム単位時間で表示、管理することができる。
【0035】
なお、図1(b)のACBUではA−CONTとCONTを含んでいるが図8に示すように、VパックとCONTを含まないように構成してもよい。この場合は、ビデオ信号は記録されないが、オーディオ信号の記録容量が割り増しになる特徴があり、ディスクサイズを小型にでき、また再生機能が簡略にできるのでポータブル用の再生装置に適するものを提供できる。
【0036】
次に、第2の実施形態について説明する。図9は第2の実施形態のACBU及びVCBUを示し、図10は第2の実施形態のACD(オーディオキャラクタディスプレイ)情報の他の例を示し、図11は第2の実施形態のASD(オーディオサーチデータ)を示し、図12は図9のCONTパックを詳しく示し、図13は図12のPCIデータを詳しく示し、図14は図13のPCI一般情報を詳しく示し、図15は図13の記録情報を詳しく示し、図16は図12のDSIを詳しく示し、図17は図16のDSI一般情報を詳しく示し、図18は図16のシームレス再生情報を詳しく示し、図19は図16のシームレス用アングル情報によるシームレス・アングル変更の概念を示し、図20は図16のVOBUサーチ情報の一例を示し、図21は図16のVOBUサーチ情報を詳しく示し、図22は図16の同期情報を詳しく示している。
また、図23は第1、第2の実施形態のリードインエリアの構成を示し、図24は図23のコントロールデータブロックを詳しく示し、図25は図24のフィジカル・フォーマット・インフォメーションを詳しく示している。
【0037】
ところで、上記第1の実施形態では、オーディオプレーヤがAパックの再生を制御するために、図7に詳しく示すA−CONTパック内のASD(オーディオサーチデータ)を用いており、このときシームレス再生するときには現在番号及び現在時刻に基づいており、また、ジャンプ再生するときにはタイトルセットサーチ、タイトルサーチ、トラックサーチ、インデックスサーチ、ハイライトサーチのサーチ情報に基づいている。
【0038】
これに対し、この第2の実施形態のオーディオディスクでは、DVDビデオディスクプレーヤを用いて再生可能なように、その基本フォーマットは図1(a)に示すDVDビデオ規格に基づいて構成されている。そして、VCBユニット(VCBU)は図9に示すようにA−CONTパックは含まず、先頭のCONTパックと、比較的多い数のAパックと比較的少ない数のVパックにより構成されている。また、このACBUはVパックの後の最初のAパックを先頭としてVCBUと略同じ間隔の0.4〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成されている。ここで、VCBUはDVDビデオ規格ではVOBUとも呼ばれている。
【0039】
そして、ACBUがA−CONTパックを含まないので、第1の実施形態においてA−CONTパック内に含まれていたACDパケットとASDパケットは図1(a)に示すVMG(ビデオマネージャ)とVTS(ビデオタイトルセット)の一方又は両方に配置される。又は、図1(a)の破線で示すように、VMGとVTSに対応して追加され、併設されたAMGとATSの両方に配置される。これらAMG、ATSは、図1(b)に示したAMG、ATSと同じ機能を持つので説明は省略する。
【0040】
ここで、第1の実施形態のACDパケットは、ACBユニット毎(0.5〜1.0秒毎)に1つ設けられるA−CONTパック内に設けられているので多数の画面分のデータを収容することができるが、第2の実施形態ではVMG(ビデオマネージャ)やVTS(ビデオタイトルセット)に収容するので、収容データ量が制限され、したがって、曲毎や楽章毎のタイトル名などのみの比較的少ないデータ量で収容される。また、以下に詳しく示すオーディオ再生制御情報も1種類程度で収容してもよい。
【0041】
また、このACDパケット内のACDエリアは第1の実施形態(図5)のように第1の言語の文字「1」と第2の言語の文字「2」のデータを有するように構成してもよいが、代わりに図10に示すように文字「2」に関するデータを省略して、48バイトのジェネラル情報エリアと、例えば図6に示すような楽曲名などのいわゆる「オーディオ・ナビゲーション」を表示するための1つの言語の文字「1」に関する294バイトのエリアと294バイトのオーディオ再生制御情報エリアにより構成してもよい。文字「1」のエリアは、第1の実施形態と同様に93バイトのネームスペースエリアと、各々93バイトの2つのフリースペースエリアと、15バイトのデータポインタエリアにより構成されている。
【0042】
オーディオ再生制御情報エリアの内容は任意であり、例えば各々25バイトの10種類分のオーディオ再生制御情報エリア(250バイト)と44バイトの保留エリアにより構成される。これらのオーディオ再生制御情報は、Aパックに配置されている楽曲をユーザが再生する場合に、例えばその楽曲のジャンル(クラシック、ジャズ、ロック、BGM)に応じて、また、同一ジャンルであってもその楽曲の演奏状態、録音状態、雰囲気などに応じて再生時の音質が最も良くなるようにいわゆるプロのミキサが推奨するデータである。保留エリアにはオーディオ信号のチャネル数が6の場合、チャネル数を2にミクスダウンしてステレオ再生できるようなミキシング係数を収納させる。
【0043】
また、Aパックをシームレス再生するときにはCONTパックを用いるので、ASDは図11に示すように、第1の実施形態(図7)における8バイトの現在の番号情報と16バイトの現在時刻情報が省略され、その分が保留エリア(76バイト)として用いられている。このため、第1の実施形態のようにきめ細かい表示や再生制御はできないが、DVDビデオディスクプレーヤが再生できるので、第1の実施形態のようにDVDオーディオディスクプレーヤのみが再生でき、DVDビデオディスクプレーヤが再生できないディスクが普及するまでの過渡期において有効なオーディオディスクを実現することができる。
【0044】
次に図12を参照してCONTパックの構成について詳しく説明する。このCONTパックはDVDビデオ規格ではナビゲーション・パック、通称ナビ(NV)パックと呼ばれており、14バイトのパックヘッダと、24バイトのシステムヘッダと、PCI(プレゼンテーション・コントロール・インフォメーション)パケットとDSI(データ・サーチ・インフォメーション)パケットにより構成されている。PCIは再生制御情報と呼ばれており、このPCIパケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリームIDと図13に詳しく示す979バイトのPCIデータにより構成され(合計986バイト)、また、DSIパケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリームIDと図16に詳しく示すDSIデータにより構成されている(合計1024バイト)。
【0045】
PCIデータはVOBUの再生を制御するナビゲーション・データであり、図13に詳しく示すように60バイトのPCI一般情報(PCI GI)と、36バイトの非シームレス用アングル情報(NSML AGLI)と、694バイトのハイライト情報(HLI)と189バイトの記録情報(RECI)の4つの情報により構成されている。
【0046】
PCI一般情報は図14に詳しく示すように、
・4バイトの「NVパック(=CONTパック)のLBN」(NV PCK LBN)と、
・2バイトの「VOBUのカテゴリ」(VOBU CAT)と、
・2バイトの保留エリアと、
・4バイトの「VOBUのユーザ操作制御情報」(VOBU UOP CTL)と、
・4バイトの「VOBUの開始PTM」(VOBU S PTM)と、
・4バイトの「VOBUの終了PTM」(VOBU E PTM)と、
・4バイトの「VOBU内シーケンス・エンドの終了PTM」(VOBU SES PTM)と、
・4バイトの「セル内経過時間」(C ELTM)と
・32バイトの保留エリアにより構成されている。
【0047】
「NVパックのLBN」(NV PCK LBN)には、本PCIが含まれるNVパックのアドレスが本PCIが含まれるVOBSの先頭LBからRLBNで記述されており、また、「VOBUのカテゴリ」(VOBU CAT)には、本VOBUのアナログ・プロテクション・システム(APS)の状態が記述されている。
【0048】
図13に示した非シームレス用アングル情報(NSML AGLI)は、アングル変更時の行き先アドレスに関する情報であり、また、アングル・セル変更が非シームレスに変更されるとき、すなわちシームレス・アングル変更フラグが「非シームレス」に設定されている場合のみ、有効である。図13に示したハイライト情報(HLI)はサブピクチャ表示領域内の一矩形領域をハイライトする情報であり、この情報に基づいて特定矩形領域内のビデオとサブピクチャの色の混合比(コントラスト)を変更することができる。また、各サブピクチャ・ストリームのサブピクチャ・ユニット(SPU)の再生期間は、ハイライト情報(HLI)の有効期間と同一である。
【0049】
図13に示した記録情報(RECI)は図15に詳しく示すように、
・10バイトの「ビデオストリーム内のビデオデータのISRC」(ISRC V)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#0内オーディオデータのISRC」(ISRC A0)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#1内オーディオデータのISRC」(ISRC A1)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#2内オーディオデータのISRC」(ISRC A2)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#3内オーディオデータのISRC」(ISRC A3)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#4内オーディオデータのISRC」(ISRC A4)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#5内オーディオデータのISRC」(ISRC A5)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#6内オーディオデータのISRC」(ISRC A6)と、
・10バイトの「デコーディング・オーディオ・ストリーム#7内オーディオデータのISRC」(ISRC A7)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#0、#8、#16又は#24内SPデータのISRC」(ISRC SP0)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#1、#9、#17又は#25内SPデータのISRC」(ISRC SP1)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#2、#10、#18又は#26内SPデータのISRC」(ISRC SP2)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#3、#11、#19又は#27内SPデータのISRC」(ISRC SP3)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#4、#12、#20又は#28内SPデータのISRC」(ISRC SP4)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#5、#13、#21又は#29内SPデータのISRC」(ISRC SP5)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#6、#14、#22又は#30内SPデータのISRC」(ISRC SP6)と、
・10バイトの「デコーディング・SPストリーム#7、#15、#23又は#31内SPデータのISRC」(ISRC SP7)と、
・1バイトの「ISRC用に選択されたSPストリームのグループ」(ISRC
SP SEL)と、
・18バイトの保留エリアにより構成されている。
【0050】
図12に示したデータサーチ情報(DSI)はデータをサーチして、VOBUのシームレス再生を実行するためのナビゲーションデータであり、図16に詳しく示すように
・32バイトのDSI一般情報(DSI GI)と、
・148バイトのシームレス再生情報(SML PBI)と、
・54バイトのシームレス用アングル情報(SML AGLI)と、
・168バイトのVOBUサーチ情報(VOBU SRI)と、
・144バイトの同期情報(SYNCI)と、
・471バイトの保留エリアにより構成されている。
【0051】
DSI一般情報(DSI GI)は図17に詳しく示すように
・4バイトの「NV PCKのSCRベース(base)」(NV PCK SCR)と、
・4バイトの「NV PCKのLBN」(NV PCK LBN)と、
・4バイトの「VOBUの終了アドレス」(VOBU EA)と、
・4バイトの「VOBUの第1リファレンス・ピクチャの終了アドレス」(VOBU 1STREF EA)と、
・4バイトの「VOBUの第2リファレンス・ピクチャの終了アドレス」(VOBU 2NDREF EA)と、
・4バイトの「VOBUの第3リファレンス・ピクチャの終了アドレス」(VOBU 3RDREF EA)と、
・2バイトの「VOBUのVOB ID番号」(VOBU VOB IDN)と、
・1バイトの保留エリアと、
・1バイトの「VOBUのセルID番号」(VOBU C IDN)と、
・4バイトの「セル経過時間」(C ELTM)により構成されている。
【0052】
図16に示したシームレス再生情報(SML PBI)は、図18に詳しく示すように
・2バイトの「シームレスVOBUのカテゴリ」(VOBU SML CAT)と、
・4バイトの「インタリーブド・ユニットの終了アドレス」(ILVU EA)と、
・4バイトの「次のインタリーブド・ユニットの開始アドレス」(NXT ILVU SA)と、
・2バイトの「次のインタリーブド・ユニットのサイズ」(NXT ILVU SZ)と、
・4バイトの「VOB内のビデオの開始PTM」(VOB V S PTM)と、
・4バイトの「VOB内のビデオの終了PTM」(VOB V E PTM)と、
・8バイト×8の「VOB内のオーディオの終了PTM」(VOB A STPPTM)と、
・8バイト×8の「VOB内のオーディオのギャップ長」(VOB A GAPLEN)により構成されている。
【0053】
図16に示したシームレス用アングル情報は、図19に示すようにアングル変更時の行き先アドレスに関する情報であり、アングル変更がシームレスで実行される場合、すなわちシームレス・アングル変更フラグが「シームレス」に設定されている場合にのみ、有効である。
【0054】
図16に示したVOBUサーチ情報(VOBU SRI)には、図20に示すようにこのセルで、本DSIが含まれるVOBUの再生開始時刻の前後0.5×n秒に再生されるVOBUの先頭アドレスが記述され、また、1つのセル内でのみ有効である。この情報は図21に詳しく示すように、
・4バイトの「ビデオデータの持つ次のVOBU先頭アドレス」(FWDI VIDEO)と、
・4バイトの「+240VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI240)と、
・4バイトの「+120VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI120)と、
・4バイトの「+60VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 60)と、
・4バイトの「+20VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 20)と、
・4バイトの「+15VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 15)と、
・4バイトの「+14VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 14)と、
・4バイトの「+13VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 13)と、
・4バイトの「+12VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 12)と、
・4バイトの「+11VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 11)と、
・4バイトの「+10VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 10)と、
・4バイトの「+9VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 9)と、
・4バイトの「+8VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 8)と、
・4バイトの「+7VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 7)と、
・4バイトの「+6VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 6)と、
・4バイトの「+5VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 5)と、
・4バイトの「+4VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 4)と、
・4バイトの「+3VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 3)と、
・4バイトの「+2VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 2)と、
・4バイトの「+1VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI 1)と、
・4バイトの「次のVOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(FWDI Next)と、
・4バイトの「前のVOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI Prev)と、
・4バイトの「−1VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 1)と、
・4バイトの「−2VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 2)と、
・4バイトの「−3VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 3)と、
・4バイトの「−4VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 4)と、
・4バイトの「−5VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 5)と、
・4バイトの「−6VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 6)と、
・4バイトの「−7VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 7)と、
・4バイトの「−8VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 8)と、
・4バイトの「−9VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 9)と、
・4バイトの「−10VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 10)と、
・4バイトの「−11VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 11)と、
・4バイトの「−12VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 12)と、
・4バイトの「−13VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 13)と、
・4バイトの「−14VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 14)と、
・4バイトの「−15VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 15)と、
・4バイトの「−20VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 20)と、
・4バイトの「−60VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI 60)と、
・4バイトの「−120VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI120)と、
・4バイトの「−240VOBU先頭アドレスとビデオ存在フラグ」(BWDI240)と、
・4バイトの「ビデオデータを持つ前のVOBUの先頭アドレス」(BWDI VIDEO)により構成されている。
【0055】
図16に示した同期情報(SYNCI)は、本DSIが含まれるVOBUのビデオデータと同期して再生されるオーディオデータとサブピクチャデータのアドレス情報であり、図22に詳しく示すように
・2バイト×8の「対象オーディオ・パック(A PCK)のアドレス」(A SYNCA 0 to 7)と
・4バイト×32の「対象サブピクチャ・パック(SP PCK)用VOBU先頭アドレス」(SP SYNCA 0 to 31)により構成されている。
【0056】
次に第1、第2の実施形態のディスク識別子について説明する。DVDの記録エリアは、図23に示すように概略的にリードインエリアとデータエリアにより構成されている。また、DVDのリードインエリアは
・リードインスタートからセクタ番号「02F000h」の前までのオール00hのブロックと、
・セクタ番号「02F000h」からセクタ番号「02F020h」の前までの2ブロック分のリファレンスコードブロックと、
・セクタ番号「02F020h」からセクタ番号「02F200h」の前までの30ブロック分のオール00hのブロックと、
・セクタ番号「02F200h」からセクタ番号「02FE00h」の前までの192ブロック分のコントロールデータブロックと、
・セクタ番号「02FE00h」からセクタ番号「030000h」の前までの32ブロック分のオール00hのブロックにより構成されている。
【0057】
また、データエリアの先頭(セクタ番号「030000h」)からはISO9660とマイクロUDF(ユニバーサル・ディスク・フォーマット)のデータが記録され、次にオーディオタイトルセット(TS)、ビデオTS、コンピュータTSなどが記録される。
【0058】
上記のリードインエリアにおけるコントロールデータブロックは図24に示すように、フィジカル・フォーマット・インフォメーションのセクタと、ディスク製造インフォメーションのセクタと、著作権インフォメーションのセクタにより構成されている。また、フィジカル・フォーマット・インフォメーションのセクタは図25に示すように、ブックタイプ及びパートバージョンのエリアと、ディスクサイズ及びミニマムリードアウトレートのエリアと、ディスク構造のエリアと、記録密度のエリアと、データエリアアロケーションのエリアなどにより構成されている。
【0059】
そして、ブックタイプ及びパートバージョンのエリアはディスク識別子として割り当てられ、その上位ビットにより、
・「DVD−ROMディスク」か、
・「DVD−RAMディスク」か又は
・「DVD−Write Onceディスク」かが示され、更に「DVD−ROMディスク」の場合には、下位ビットにより
・「コンピュータプログラム・ディスク」か、
・「純粋ビデオ・ディスク」か、
・「ビデオ+オーディオ・ナビゲーション・ディスク:Van−ディスク」か
・「オーディオ・ディスク」か又は
・「オーディオ・ディスク・タイプ2」か
を示す識別子が記述される。
【0060】
したがって、このブックタイプ及びパートバージョンにより、第1の実施形態に係るディスクには「DVD−ROM−オーディオディスク」を示すディスク識別子が記述され、また、第2の実施形態に係るディスクには「DVD−ROM−Van−ディスク」を示すディスク識別子が記述される。また、「DVD−ROM−純粋ビデオ・ディスク」のリードインエリアには曲や楽章の頭出し情報などのTOC情報が設けられていないが、第1の実施形態の「DVD−ROM−オーディオディスク」と第2の実施形態の「DVD−ROM−Van−ディスク」のリードインエリアにはこのTOC情報が設けられる。
【0061】
したがって、この第2の実施形態によれば、VOBユニット内のAパックの数がVパックより多いので、Vパックをディスプレイにより再生する場合には静止画や動きが少ない動画となるが、VOBユニット内のAパックをDVDビデオ規格のCONTパック(NVパック)に基づいて再生することができるので、DVDビデオプレーヤが再生することができる。
【0062】
ところで、オーディオデータをタイトル、トラック、インデックスの3階層に記録してサーチしたり、ランダムアクセス可能にすると便利な反面、TOC情報が煩雑になる問題が発生する。また、TOC情報を利用して簡易な再生を行う場合にオーディオデータのサンプリング周波数などが特定できないと再生に移行することができないという問題が発生する。DVDビデオディスクに採用されているリードインエリアにTOC情報を記録する場合、このTOC情報についてもDVDビデオとの互換性と、それ自身のアクセス性の利便性を考慮しないと普及の妨げになる問題が発生する。
【0063】
そこで、TOC情報をATS順にトラック単位で配列して構成することにより、効率的にデータ管理することができる。また、このTOC情報内にトラック毎にオーディオデータのサンプリング周波数や量子化ビット数を収納することにより、TOC情報を利用して簡易な再生を行う場合に直ぐに再生に移行することができる。更に、TOC情報をDVDビデオディスクに採用されているリードインエリア内のコントロールデータブロックの著作権インフォメーションの空きエリア(リザーブエリア)にも記録する。
【0064】
また、図24に示したように、DVDのリードインエリア内のコントロールデータブロックのセクタ番号「2」〜「15」は著作権インフォメーション用として確保されているので、一例としてこの中のリザーブ領域(セクタ番号「8」〜「15」)内にTOC情報を配置する。
【0065】
図26はこのTOC情報の具体例を示している。このTOC情報はSAPP(シンプルオーディオプレイポインタ)と呼ばれ、
・16バイトのシンプルオーディオプレイポインタテーブルインフォメーション(SAPPTI)と、
・各々が48バイトのn個のシンプルオーディオプレイポインタ#1〜#n(SAPP#1〜#nと
により構成されている。SAPPTIは12バイトのSAPPTIアイデンティファイヤと、2バイトのSAPP数と2バイトのSAPPTIエンドアドレスにより構成されている。
【0066】
SAPP#1〜#nはそれぞれ48バイトで構成され、その内訳は図27に示すように、
・1バイトのSAPPのタイトル番号と、
・1バイトのSAPPのトラック番号と、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックの最初のセルのスタートプレゼンテーション時間と、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックの再生時間と、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックのポーズ時間と、
・図28に詳しく示すように4バイトの、SAPPで指されたトラックの属性(SAPP−ATR)と、
・18バイトのリザーブ(保留)領域と、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックのスタートアドレスと、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックの最初のセルのスタートアドレスと、
・4バイトの、SAPPで指されたトラックのエンドアドレスと
により構成されている。
【0067】
また、上記の4バイト(32ビットb31〜b0)のトラック属性(SAPP−ATR)として、図28に示すように量子化ビット数Qを4ビット(b23〜b20)で記録し、サンプリング周波数fsを4ビット(b15〜b12)で記録し、デコーディングオーディオストリーム番号を3ビット(b7〜b5)で記録する。そして、このSAPP情報を更に、トラック(楽章)をn個に分割してトラックに属するアルバム番号と共に記録する。
【0068】
次に図29、図30を参照して第3の実施形態のディスクについて説明する。図29は第3の実施形態のディスクDVD−ROM−オーディオディスクタイプ2を示し、このフォーマットは概略的にDVD−ビデオデータとしてビデオタイトルセット(VTS)と、DVD−オーディオデータとしてオーディオタイトルセット(ATS)により構成されている。また、詳しくは、VTSは図1(a)に示すビデオマネージャ(VMG)と、ビデオ及びオーディオのビデオマネージャメニュー(VMGM)と、VMG内のVMGIにより管理されるVTS<1>により構成されている。
【0069】
他方、ATSは図1(b)に示すオーディオマネージャ(AMG)と、ビデオ及びオーディオのオーディオマネージャメニュー(AMGM)と、VTS側のVTS<1>内のオーディオデータと対を成し、かつAMG内のAMGIにより管理されるATS<1>と、VTS側とは対をなさず、同じくAMG内のAMGIにより管理されるATS<2>により構成されている。また、このATS<2>は図30に示すように、A−CONTパックを含まず、Aパックのみにより構成されている。なお、ビデオタイトルセット(VTS)を省略して、オーディオタイトルセット(ATS)のみにより構成してよい。
【0070】
この第3の実施形態のディスクにおけるリードインエリアは、図25に示すブックタイプ及びパートバージョンにより「DVD−ROM−オーディオディスクタイプ2」を示すディスク識別子が記述されることを除き、第2の実施形態と同一である。したがって、このディスクはDVDビデオプレーヤにより再生はできず、専用のプレーヤにより再生できるフォーマットであるが、TOC情報をDVDビデオディスクに採用されているリードインエリア内のコントロールデータブロックの著作権インフォメーションの空きエリア(リザーブエリア)にも記録するので、簡易再生を行うことができる。また、第2の実施形態と同様に、TOC情報をATS順にトラック単位で配列して構成することにより、効率的にデータ管理することができ、さらに、このTOC情報内にトラック毎にオーディオデータのサンプリング周波数や量子化ビット数を収納することにより、TOC情報を利用して簡易な再生を行う場合に直ぐに再生に移行することができる。なお、各実施形態においてTOC情報は、リードインエリア内に記録する外に、図42(a)あるいは図42(b)のように、AMGやATSのような管理エリア内、あるいはパック内に記録するようにしてもよい。
【0071】
次に、図31を参照してエンコーダの構成を詳細に説明する。アナログオーディオ信号AはA/Dコンバータ31により十分高いサンプリング周波数(サンプリング周期Δt)、例えば192kHzでサンプリングされて例えば24ビットの高分解能のPCM信号に変換され、高分解能の曲線αに対応するデータ列
xb1,x1 ,xa1,x2,xb2,x3,xa2,・・・,xbi,x2i−1,xai,x2i,・・・
に変換される。
【0072】
このデータ列(xbi,x2i−1,xai,x2i)は信号処理回路32及びメモリ33により図3に示すユーザデータにエンコードされる。信号処理回路32では、まず、1/2の帯域を通過させるローパスフィルタ例えばFIRフィルタにより、高分解能の曲線αに対応するデータ列(xbi,x2i−1,xai,x2i)から、帯域制限された低分解能の曲線βに対応するデータ列
xc1,*,*,*,xc2,*,*,*,xc3,*,*,*,・・・,xci,*,*,*,・・・
を得、次にこのデータ列の内、データ「*」を間引くことによりデータ列
xc1,xc2,xc3,・・・,xci,・・・
を生成する。
【0073】
ここで、データ列xciはA/Dコンバータ31によりA/D変換されたデジタルデータの帯域制限してサンプリング周波数を1/4に低減したデータ列となっている。また、データ列(xbi,x2i−1,xai,x2i)の内、データxi を間引くことによりデータ列
xb1,xa1,xb2,xa2,・・・,xbi,xai,・・・
を生成する。
【0074】
そして、これらのデータ列xci、xbi、xaiに基づいて、差分
xbi−xci=Δ1i
xai−xci=Δ2i
を演算する。ここで、差分データΔ1i、Δ2iは例えば24ビット又はそれ以下であり、また、ビット数は固定でも可変でもよい。次いでデータ列xci及び差分データΔ1i、Δ2iをユーザデータ(図3参照)にパッキングし(1パケット=2034バイト)、そのユーザデータをDVDフォーマット化部34に出力する。
【0075】
また、ビデオ信号VはA/Dコンバータ36によりデジタル信号に変換され、次いでこのデジタルビデオ信号がVエンコーダ37によりMPEGフォーマットにエンコードされ、次いで図3に示すユーザデータにパッキングされてDVDフォーマット化部34に印加される。DVDフォーマット化部34は第1の実施形態の「DVD−ROM−オーディオディスク」、第2の実施形態の「DVD−ROM−Van−ディスク」又は第3の実施形態の「DVD−ROM−オーディオディスクタイプ2」のフォーマットにパッキングする。そして、このパッキングデータはディスクに応じた変調方式で変調回路35により変調され、この変調データに基づいてディスクが製造される。
【0076】
ところで、最終的なディスクを製造するまでの中間工程では、上記のようなフォーマットに変換した後、これを通信インタフェース(I/F)39及び通信回線を介して、又は記録部38により一旦中間記録記媒体に記録して通信インタフェース(I/F)39及び通信回線を介して、又はこの中間記録記媒体を手渡しなどして、レコーディング・プロデューサ、エンジニアなどと呼ばれている編集者の端末に伝送して編集者がこれを編集し、その後にディスクに応じた変調方式で変調回路35により変調して最終的なディスクを製造することが行われる。
【0077】
図32はこの場合の処理を示すフローチャートであり、ビデオ信号Vを入力して図31に示すようにVエンコード処理すると共に(ステップS101、S102)、オーディオ信号Aを入力して図31に示すように信号処理し(ステップS103、S104)、更に文字情報やディスク識別子などを入力して符号化する(ステップS105、S106)。そして、これらの情報を第1〜第3の実施形態のようなDVDフォーマットに変換し(ステップS107)、編集者の端末に伝送するために出力する(ステップS108)。
【0078】
次に他の処理を示す。図41に示すエンコーダには上記のようにエンコードされたデータをデコードするためのコンピュータプログラムCPを入力して、例えば図29のCTS部に収納できるように構成される。あるいはさらにエンコードするためのプログラムが入力される。図33はこの他の処理を示し、ステップS105’では文字情報やディスク識別子などと共に、第1〜第3の実施形態のようなフォーマットをデコードするためのプログラムを入力して符号化する。ビデオ信号Vとオーディオ信号Aの処理は図32に示す場合と同一である。そして、これらの情報を第1〜第3の実施形態のようなフォーマットに変換してこれをスクランブル処理し(ステップS107’)、編集者の端末に伝送するために所定のレートで出力して他の媒体に記録する(ステップS109、S110)。
【0079】
図34はデータ送信側(エンコード側)とデータ受信側(上記の編集者)の端末(パソコン)107を示している。また、図35はデータ受信側のパソコン106の処理を示し、このパソコン106には、ディスクドライブ装置104又はネットワークターミナル105から第1〜第3の実施形態のようなフォーマットのオーディオソースやデコードプログラムが供給される。
【0080】
パソコン106は例えばインテル社のPP55Cの拡張命令セット(MMX)のように、主として画像や音声などのデジタル信号を効率的に処理するために追加された特定用途向けの命令セットを有するCPU106aと、データ処理時のバッファとして使用されるRAM106bと、ディスクドライブ装置104又はネットワークターミナル105から供給されるデータを変換するデータコンバータ106cと、処理後のオーディオデータをD/A変換器とアンプを介して複数のスピーカ(図では103L、103R、更にはサラウンド用のスピーカ103C、103S)に供給するためのオーディオインタフェース(I/F)106dと、図示省略の表示部の表示制御を行うディスプレイプロセッサ106eと、図示省略のマウスやキーボードからの操作入力信号に基づいて操作信号を発生する操作信号発生部106fを有する。
【0081】
このような構成において、図35に示すようにデータ受信側のパソコン106のCPU106aは、上記のデコードプログラムが入力可能な状態で、不図示のキーボードを介してプログラムロード命令(コマンド)が入力すると(ステップS1)、デコードプログラムをにロードし(ステップS2)、ロードが終了するとプログラムロードフラグをセットし(ステップS3)、終了する。このとき、CPU106aはMMX対応であるので、高速信号処理が可能になる。
【0082】
また、CPU106aは上記のオーディオソースが入力可能な状態で、不図示のキーボードを介してプレイコマンドが入力すると、最初のトラックにアクセスしてそのディスクの種類を示すディスク識別子を読み取り、そのディスク識別子が「オーディオソース」か否かをチェックし(ステップS4)、YESの場合にはデコード処理を実行し(ステップS5)、次いで処理後のオーディオデータとビデオデータをそれぞれオーディオI/F106dとディスプレイプロセッサ106eに渡す(ステップS6)。次いでステップS5に戻り、デコード処理を繰り返す。この処理により編集者は、記録媒体や通信媒体を介して伝送されたオーディオ信号等を編集することができる。なお、ステップS4において「DVDオーディオソース」でない場合には「演奏不能」を不図示の表示部に表示し(ステップS7)、終了する。また、必要な場合、エンコード処理を行うようにしてもよい。
【0083】
次に、上記のプログラムや、このプログラムにより処理されたデジタルオーディオ信号を通信回線を介して伝送する実施例について説明する。図36は図34に示すパソコン106内のネットワークターミナル105を詳細に示すブロック図、図37及び図38は図36のデータ変換部の処理を示すフローチャート、図39は通信ネットワークを示す説明図、図40は図39のネットワーク上のパケット処理を示す説明図である。このターミナル105はデータ送信側とデータ受信側のパソコン106の両方に設けられ、パソコン106の内部バスに接続される受信バッファT1及び送信バッファT2と、データ変換部T4と、通信インタフェースであるアダプタT3と、端末T6とコントローラT5を有する。
【0084】
データ送信側のデータ変換部T4は図37に示すように、送信バッファT2に蓄えられている送信データを所定長に分割してパケット化し(ステップS41)、次いでパケットの先頭には宛て先アドレスを含むヘッダを付与し(ステップS42)、次いでこれをアダプタT3と端末T6を介してネットワークNW上に出力する(ステップS43)。データ受信側のデータ変換部T4は図38に示すように、ネットワークNWから端末T6とアダプタT3を介して受信したパケットからヘッダを除去し(ステップS51)、次いで受信データを復元し(ステップS52)、次いでこれを受信バッファT1を介して図34に示す内部RAM106bに転送する(ステップS53)。
【0085】
データ送信側とデータ受信側の端末T6は例えば図39に示すようなネットワークNWを介して接続される。このネットワークNWでは例えばCATV回線や、インターネットと呼ばれるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )のプロトコルを用いてデータがパケット▲1▼▲2▼▲3▼…単位で伝送される。この場合、データ送信側から出力されたパケット▲1▼▲2▼▲3▼…は図39、図40に示すように、ネットワークNW上のルータRにより最適ルートが選択されてパケット▲1▼▲2▼▲3▼…毎に分離され、次いでルータRにより分離された各パケットはパケット交換器Pn(n=1〜k)を介してパケット▲1▼▲2▼▲3▼…順にデータ受信側のパソコン106に送られる。
【0086】
したがって、データ受信側のパソコン106では、データ送信側から伝送されたオーディオソースを、プログラムRAM106b上のプログラムに基づいてデコードすることができる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、オーディオデータを含むパックに対して、オーディオデータを管理する情報を含むコントロールパックを設けたので、オーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって簡易に再生することができ、また、実時間の管理を簡単にすることができる
た本発明によれば、フォーマット化されたデータを伝送媒体を介して伝送するようにしたので、オーディオ信号を主としてオーディオディスクに記録する場合にその前に遠隔地の編集者がオーディオ信号を編集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1のオーディオコンテンツブロックユニットを示す説明図である。
【図3】図2のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図4】図2のオーディオコントロールパックのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図5】図4のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図6】図5のネームスペース情報により表示される例を示す説明図である。
【図7】図4のオーディオサーチデータエリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図8】図1のオーディオコンテンツブロックユニットの他の構成例を示す説明図である。
【図9】第2の実施形態のACBU及びVCBUを示す説明図である。
【図10】第2の実施形態のACD(オーディオキャラクタディスプレイ)情報の他の例を示す説明図である。
【図11】第2の実施形態のASD(オーディオサーチデータ)を示す説明図である。
【図12】図9のCONTパックを詳しく示す説明図である。
【図13】図12のPCIデータを詳しく示す説明図である。
【図14】図13のPCI一般情報を詳しく示す説明図である。
【図15】図13の記録情報を詳しく示す説明図である。
【図16】図12のDSIデータを詳しく示す説明図である。
【図17】図16のDSI一般情報を詳しく示す説明図である。
【図18】図16のシームレス再生情報を詳しく示す説明図である。
【図19】図16のシームレス用アングル情報によるシームレス・アングル変更の概念を示す説明図である。
【図20】図16のVOBUサーチ情報の一例を示す説明図である。
【図21】図16のVOBUサーチ情報を詳しく示す説明図である。
【図22】図16の同期情報を詳しく示す説明図である。
【図23】第1、第2の実施形態のリードインエリアの構成を示す説明図である。
【図24】図23のコントロールデータブロックを詳しく示す説明図である。
【図25】図24のフィジカル・フォーマット・インフォメーションを詳しく示す説明図である。
【図26】図24の著作権インフォメーションエリアに記録されるTOC情報の具体例を示す説明図である。
【図27】図24の著作権インフォメーションエリアに記録されるTOC情報を詳しく示す説明図である。
【図28】図27の属性情報を詳しく示す説明図である。
【図29】第3の実施形態のディスクの基本フォーマットを示す説明図である。
【図30】第3の実施形態のオーディオタイトルセット(ATS)の一部を示す説明図である。
【図31】オーディオディスクのエンコード装置を示すブロック図である。
【図32】オーディオディスクのエンコード方法を示すフローチャートである。
【図33】オーディオディスクの他のエンコード方法を示すフローチャートである。
【図34】オーディオデータを伝送するための端末を示すブロック図である。
【図35】図34の端末の処理を示すフローチャートである。
【図36】図34に示すパソコン内のネットワークターミナルを詳細に示すブロック図である。
【図37】データ送信側のデータ変換部の処理を示すフローチャートである。
【図38】データ受信側のデータ変換部の処理を示すフローチャートである。
【図39】通信ネットワークを示す説明図である。
【図40】図39のネットワーク上のパケット処理を示す説明図である。
【図41】オーディオディスクのエンコード装置の他の例を示すブロック図である。
【図42】DVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマットの他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
A オーディオパック(第1のパック)
ACB オーディオコンテンツブロック
ACBS オーディオコンテンツブロックセット
ACBU オーディオコンテンツブロックユニット
AMG オーディオマネージャ
ATS オーディオタイトルセット
ATSI オーディオタイトルセットインフォメーション
A−CONT オーディオコントロールパック(第3のパック)
CONT ナビゲーションコントロールパック(第4のパック)
V ビデオパック(第2のパック)
34 DVDフォーマット化部(フォーマット化する手段)
106 パソコン(伝送手段)

Claims (16)

  1. オーディオデータを第1のパック内に配置し、オーディオデータ以外の他のデータを第2のパック内に配置し、前記第1のパック内のオーディオデータを管理する情報を第3のパック内に配置し、前記第2のパック内のデータを管理する情報を含む第4のパック内に配置して、前記第3のパックを先頭として1以上の前記第1、第2、第4のパックを配置するとともに、前記第4のパックを先頭として1以上の前記第1、第2、第3のパックを配置したデータ構造にフォーマット化する手段を、
    有するオーディオディスクのエンコード装置。
  2. 前記データ構造は、先頭の第3のパックから後続のオーディオコンテンツブロックユニットの先頭の第3のパックの前のパックまでを1オーディオコンテンツブロックユニットとすることを特徴とする請求項1記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  3. 前記第3のパックは、1オーディオコンテンツブロックユニットに対応して所定のオーディオ時間毎に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  4. 前記第3のパックは、グループオブオーディオフレーム単位の時間情報を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  5. 前記第3のパックは、ディスクのテーブルオブコンテンツ情報を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  6. 前記オーディオコンテンツブロックユニットの他にオーディオマネージャインフォメーションを更に含み、前記オーディオマネージャインフォメーションは更に第1のパック内のオーディオにアクセスするための情報を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  7. 前記オーディオコンテンツブロックユニットの他にオーディオタイトルセットインフォメーションを更に含み、前記オーディオタイトルセットインフォメーションは更に第1のパック内のオーディオにアクセスするための情報を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  8. 前記第3のパックは更に、前記第1のパック内のオーディオデータの時間を管理する情報を含むとともに、前記第4のパックは更に、前記第2のパック内のデータの時間を管理する情報を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  9. 前記第1のパック内のオーディオデータの時間を管理する情報の単位がオーディオフレームであり、前記第2のパック内のデータの時間の単位がビデオフレームであることを特徴とする請求項8記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  10. 前記TOC情報はオーディオデータのサンプリング周波数を含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  11. 前記TOC情報はオーディオデータの量子化ビット数を含むことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  12. 前記TOC情報は前記コントロールデータブロック内のセクタ8以降に記録されていることを特徴とする請求項10又は11に記載のオーディオディスクのエンコード装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置によりフォーマット化されたデータ構造を伝送媒体を介して伝送することを特徴とするオーディオデータの伝送方法。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置によりフォーマット化されたデータ構造とそのデータ構造をデコードするためのプログラムを伝送媒体を介して伝送することを特徴とするオーディオデータの伝送方法。
  15. 請求項1ないし12のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置によりフォーマット化されたデータ構造を伝送媒体を介して受信しオーディオディスクを製造することを特徴とするオーディオデータの製造方法。
  16. 請求項1ないし13のいずれか1つに記載のオーディオディスクのエンコード装置によりフォーマット化されたデータ構造とそのデータ構造をデコードするためのプログラムを伝送媒体を介して受け取り前記データ構造をデコード製造することを特徴とするオーディオデータのデコード方法。
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