JP3957139B2 - トナー供給ローラおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置、静電記録装置およびトナー飛翔記録装置等の画像形成装置などにおいて使用される弾性部材およびこれを装着した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真技術の進歩に伴い、乾式電子写真装置の転写用部材,トナー供給用部材,帯電用部材などとして中抵抗弾性ローラが注目され、転写ローラ,現像ローラ,トナー供給ローラ,帯電ローラなどに用いられている。そして、この中抵抗弾性ローラを形成する材料として、これまで、ゴム弾性を有する高分子エラストマーや高分子フォームが用いられてきた。
従来、このような目的に使用される部材としては、カーボンブラック等の導電性カーボン,金属酸化物,イオン導電剤などにより導電性を付与した、NBR,EPDM,シリコーンゴム,ポリウレタンなどのエラストマーやフォームがあり、用途によりこれらの導電性付与剤を添加しない非導電性部材も用いられている。
これらの中でもポリウレタン材料は、上記導電性部材に適した低硬度の部材が得られ、水、低沸点化合物などの発泡剤を用いる方法、機械的攪拌による方法などにより、低硬度のフォームとすることができ、上記部材に好んで用いられている。ポリウレタンフォームは、ポリウレタンの化学構造を決定する原料およびその配合量の選択によっても硬度を下げることができる。
【0003】
電子写真装置におけるトナー供給部材としてはウレタンフォームやシリコーンフォームからなるローラが用いられているが、ウレタンフォームはシリコーンフォームに比べて機械的強度が強く、安価であることから広く用いられている。
電子写真装置において、トナーは、トナーカートリッジからトナー供給ローラにより現像ローラ上に供給される。トナー供給ローラに対しては、トナーを均一に現像ローラに供給することが求められるため、低硬度で微細セルを有するフォームが好ましく用いられている。フォームからなるトナー供給ローラにおいて、トナーは、トナー供給ローラの表面に付着するだけでなく、フォームの内部にも入り込む。このため、ローラを長期間使用すると、ローラの柔軟性が乏しくなり、トナーが均一に現像ローラに搬送されなくなり、画像不良を引き起こすことがある。また、最近の電子写真装置においては、省エネルギー等の目的で、比較的低融点のトナーが使用されるケースが増加しているが、トナー供給ローラの硬度が高いと、ローラとトナーとの摩擦によりトナーが融着しやすくなる傾向が見られ、より低硬度のトナー供給ローラが求められている。
【0004】
トナー供給ローラの硬度を下げる方法としては種々の方法があり、例えば水等の発泡剤の添加量を増加してフォームの密度を下げることにより、低硬度のフォームを得る方法がある。しかしながら、この方法では、フォームが低硬度になると共にセルが粗大化する傾向が見られ、低硬度と微細セルを同時に満たすことは難しい。フォームからなるトナー供給ローラの場合、低硬度かつ微細セルのフォームを得ることが大きな技術的課題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、初期画像についてはもちろんのこと、長時間使用しても良好な画像が得られ、低硬度かつ微細セルのポリウレタンフォームからなる弾性部材、およびこの弾性部材を装着した画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、長時間使用してもトナー融着が少なく、良好な画像が得られるポリウレタンフォームからなるトナー供給ローラについて鋭意探索した結果、リン酸エステルを配合したポリウレタンフォーム原料を加圧下で発泡成形することにより、低硬度かつ微細セルを有するポリウレタンフォームが得られ、このようなポリウレタンフォームからなるトナー供給ローラは、画像形成装置に装着した場合、初期画像が良好で、長時間使用しても良好な画像が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、(A)ポリオール、ポリイソシアネート、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームまたは(B)ポリオールとポリイソシアネートから合成したウレタンプレポリマー、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームからなるトナー供給ローラにおいて、ポリオールとして、プロピレンオキサイド75〜92重量%とエチレンオキサイドを25〜8重量%付加させ、末端水酸基が1級水酸基である割合が65〜100%で、重量平均分子量2000〜10000、官能基数が2.0〜4.5のポリエーテルポリオールを用い、添加剤として、ポリウレタンフォーム(A)におけるポリオール100重量部またはポリウレタンフォーム(B)におけるウレタンプレポリマー100重量部に対して0.5〜20重量部のリン酸エステルを用い、これらの原料を攪拌混合した後、円筒状のモールドに注入し、注入口を閉じ、加圧下で発泡成形してなるトナー供給ローラ、および該トナー供給ローラを装着した画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の弾性部材は、(A)ポリオール、ポリイソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームまたは(B)ポリオールとポリイソシアネートから合成したウレタンプレポリマー、鎖延長剤、触媒、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームからなるものである。
本発明で用いる添加剤は、リン酸エステルである。リン酸エステルとしては、非ハロゲン系リン酸エステルとハロゲン系リン酸エステルに大別されるが、本発明においてはどちらを用いても効果が得られる。非ハロゲン系リン酸エステルとしては、例えば、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレルジフェニルホスフェートなどが挙げられる。ハロゲン系リン酸エステルとしては、例えば、トリス・クロロエチルホスフェート、トリス・ジクロロプロピルホスフェート、トリス・β−クロロプロピルホスフェート、トリス・トリブロモネオペンチル・ホスフェート、トリス・ジブロモフェニル・ホスフェートなどが挙げられる。また、縮合タイプのリン酸エステルも好ましく用いられ、非ハロゲン縮合リン酸エステルとしては、大八化学社製のCR−733S、CR−735などが用いられ、ハロゲン縮合リン酸エステルとしては、大八化学社製のCR−505、CR−509、CR−512、CR−530、CR−380、CR−504、CR−570、CR−387などが用いられる。
これらのリン酸エステルの使用量は、上記ポリウレタンフォーム(A)におけるポリオール100重量部または上記ポリウレタンフォーム(B)におけるウレタンプレポリマー100重量部に対して0.5〜20重量部であり、好ましくは1.0〜18.0重量部である。リン酸エステルの使用量が0.5重量部未満であると、低硬度かつ微細セルを有するポリウレタンフォームを得ることができない。また、20重量部を超えると、圧縮残留歪が増加したり、トナー融着を起こし、良好な画像が得られないことがある。
【0008】
本発明においては、整泡剤の配合量は、上記ポリウレタンフォーム(A)におけるポリオール100重量部または上記ポリウレタンフォーム(B)におけるポリウレタンプレポリマー100重量部に対して0.5〜5.0重量部が好ましく、0.8〜3.0重量部がより好ましい。
【0009】
本発明で用いるポリオールは、エチレンオキサイドを8〜25重量%、好ましくは10〜20重量%付加させ、末端水酸基が1級水酸基である割合が65〜100%、好ましくは70〜100%で、重量平均分子量2000〜10000、好ましくは2500〜9000、平均官能基数が2.0〜4.5、好ましくは2.5〜4.5のものである。本発明においては、このようなポリオールと他の種類のポリオールとをブレンドして用いることもできる。この場合、本発明に係るポリオールと他のポリオールの使用割合は、本発明に係るポリオール/他のポリオール=70〜100/30〜0(重量比)とすることができる。他のポリオールとしては、上記以外のポリエーテルポリオール,ポリエステルポリオール,ポリイソプレンポリオール,ポリブタジエンポリオール,水素添加ポリブタジエンポリオール,ポリマーポリオールなどが挙げられる。
【0010】
本発明で用いるポリイソシアネートとしては、イソシアネート成分としてトリレンジイソシアネート(TDI),ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI),粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMDI),イソホロンジイソシアネート,水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート,水素添加トリレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート等の不飽和結合を持たないポリイソシアネート類やこれらのイソシアヌレート変性物,カルボジイミド変性物,グリコール変性物等の変性物などが好ましく用いられる。特に好ましくは、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの比率が重量比で80/20であるTDI−80、TDI−80と粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMDI)との比率が重量比で80/20であるブレンドイソシアネート(例えは、日本ポリウレタン社製のコロネート1021)である。
【0011】
本発明で用いるポリイソシアネートは、ポリオールとワンショット法で反応させても、あらかじめポリオールと反応させてウレタンプレポリマーとし、これを水等の発泡剤および整泡剤と反応させても、添加剤としてリン酸エステルを用いることにより、低硬度で微細セルを有するポリウレタンフォームを得ることができる。
本発明の弾性部材は、非導電性部材および導電性部材の両方に適用することができ、非導電性部材の場合は導電剤を添加する必要がない。導電性部材とする場合、カーボン導電剤やイオン導電剤により導電性を付与することが好ましい。カーボン導電剤としては、例えば電化ブラック,ケッチェンブラック,アセチレンブラックなどのガスブラック,インクブラックを含むオイルファーネスブラック,サーマルブラック,チャンネルブラック,ランプブラックなどが挙げられる。カーボンの添加によりポリウレタンフォーム原料の粘度が上昇し、このため攪拌混合が不十分となるのを回避するために水分散カーボンも好ましく用いられる。イオン導電剤としては、例えば過塩素酸リチウム,過塩素酸ナトリウム,過塩素酸カルシウムなどの無機塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライドなどのドデシルトリメチルアンモニウムクロライド,ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドなどのオクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド,ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド,変性脂肪族ジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート,過塩素酸テトラエチルアンモニウム,過塩素酸テトラブチルアンモニウム,ホウフッ化テトラエチルアンモニウム,ホウフッ化テトラブチルアンモニウム,塩化テトラブチルアンモニウムなどの第4級アンモニウム塩などが好ましく用いられる。また、金属酸化物粉末、金属粉末などを導電剤として用いることもできる。
【0012】
フォームを硬化させるための触媒としては、例えばトリエチルアミン,ジメチルシクロヘキシルアミン等のモノアミン類、テトラメチルエチレンジアミン,テトラメチルプロパンジアミン,テトラメチルヘキサンジアミンなどのジアミン類、ペンタメチルジエチレントリアミン,ペンタメチルジプロピレントリアミン,テトラメチルグアニジン等のトリアミン類、トリエチレンジアミン,ジメチルピペラジン,メチルエチルピペラジン,メチルモルホリン,ジメチルアミノエチルモルホリン,ジメチルイミダゾール等の環状アミン類、ジメチルアミノエタノール,ジメチルアミノエトキシエタノール,トリメチルアミノエチルエタノールアミン,メチルヒドロキシエチルピペラジン,ヒドロキシエチルモルホリン等のアルコールアミン類、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル,エチレングリコールビス(ジメチル)アミノプロピルエーテル等のエーテルアミン類、スタナスオクトエート,ジブチル錫ジアセテート,ジブチル錫ジラウレート,ジブチル錫マーカブチド,ジブチル錫チオカルボキシレート,ジブチル錫ジマレエート,ジオクチル錫マーカプチド,ジオクチル錫チオカルボキシレート,フェニル水銀プロピオン酸塩,オクテン酸鉛等の有機金属化合物などが挙げられる。これらの中で、有機錫触媒が特に好ましい。これらの触媒は単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
鎖延長剤としては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。本発明においては、必要に応じて、難燃剤,打抜・裁断加工性改良剤,有機充填剤,無機充填剤等の他の添加剤を、攪拌混合の際に添加することができる。
【0013】
本発明の弾性部材は、ポリウレタンフォーム原料を攪拌混合した後、円筒状のモールドに注入し、注入口を閉じ、加圧下で発泡成形することにより製造されるものである。注入口は、例えば円筒状のモールドの端部に設けることができ、この場合、モールドに注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をすることが好ましい。
このような条件でポリウレタンフォーム原料を発泡成形することにより、ローラ表面の初期圧縮バネ定数が0.3〜0.8N/mm、画像形成装置に組み込み、1000枚印刷した後の圧縮バネ定数が2.0N/mm以下、かつローラ表面のフォームの開口径が400μm以下、フォーム表面の面積に対する該開口の総面積の比率が40%以上である弾性部材を得ることができる。
上記初期圧縮バネ定数が0.3N/mm未満であると、トナーの掻き取りと供給が不十分で画像の濃度低下やむらが発生するおそれがあり、0.8N/mmを超えると、初期画像が良好でも耐熱性に問題があるおそれがある。1000枚印刷した後の圧縮バネ定数が2.0N/mmを超えると、色むらが発生するおそれがある。フォーム表面の面積に対する該開口の総面積の比率が40%未満では、トナーの掻き取りと供給が不十分で画像の濃度低下やむらが発生するおそれがある。初期圧縮バネ定数は好ましくは0.4〜0.6N/mm、画像形成装置に組み込み、1000枚印刷した後の圧縮バネ定数は好ましくは1.6N/mm以下、ローラ表面のフォームの開口径は好ましくは250μm以下、フォーム表面の面積に対する該開口の総面積の比率は好ましくは50%以上である。
【0014】
本発明の弾性部材は、非導電性部材および導電性部材共に種々の用途に供することができ、画像形成装置のトナー供給部材として、特に好ましく用いられる。本発明の弾性部材ををローラ形状のものとする場合、金属製シャフトの周囲にポリウレタンフォームが形成された形態とすることができる。金属製シャフトとしては、硫黄快削鋼などの鋼材に亜鉛等のメッキを施したもの、アルミニウム,ステンレス鋼,りん青銅等からなるものを用いることができる。
【0015】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、実施例および比較例で得られたローラ等について、下記の要領で特性試験を行った。
【0016】
(1)密度
ポリウレタンフォームの空気中での重量を、体積で除した。
(2)圧縮バネ定数
図1に示す測定方法によって、ローラの長手方向3箇所(中央部付近と両端部付近)の圧縮バネ定数をローラの周方向に亘って測定した。図1に示すように、ローラ2のシャフト1をVブロック4にて水平に固定し、ローラ2のポリウレタンフォーム3上部に設置したフォースゲージ5を下方向に一定速度(0.1mm/sec)で移動させて、フォースゲージ5の先端部に設けた直径13mmの円板状圧縮治具(円板圧子)6によって約1.0mmの深さまで圧縮し、測定された応力−歪曲線から、バネ定数を算出する方法にて行った。本測定は、ローラ長手方向に対しては中央部、左端から30mmの部分、右端から30mmの部分、ローラ周方向に対しては90度間隔で4点測定した。
(3)開口径および開口率
ハイロックス社製のCCDビデオカメラを用い、約70倍の倍率で写真撮影を行い、ポリウレタンフォーム表面の開口径を測定し、その平均を求めた。また、開口面積を算出し、ポリウレタンフォーム表面の面積で除して開口率を求めた。
【0017】
実施例1
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部、ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部およびクレジルジフェニルホスフェート(大八化学工業(株)製,CDP)5.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=110.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0018】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.100g/cm3 、圧縮バネ定数が0.49N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が239μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が60%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、良好な画像が得られた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、良好な画像が得られた。耐久試験(1000枚印刷)後の圧縮バネ定数は1.92N/mmであった。
【0019】
実施例2
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部、ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部およびクレジルジフェニルホスフェート(大八化学工業(株)製,CDP)10.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=115.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0020】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.108g/cm3 、圧縮バネ定数が0.45N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が229μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が58%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、良好な画像が得られた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、良好な画像が得られた。耐久試験(1000枚印刷)後の圧縮バネ定数は1.73N/mmであった。
【0021】
実施例3
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部、ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部およびトリクレジルホスフェート(大八化学工業(株)製,TCP)5.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=110.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0022】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.100g/cm3 、圧縮バネ定数が0.47N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が231μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が61%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、良好な画像が得られた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、良好な画像が得られた。耐久試験(1000枚印刷)後の圧縮バネ定数は1.84N/mmであった。
【0023】
実施例4
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部、ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部およびトリクレジルホスフェート(大八化学工業(株)製,TCP)10.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=115.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0024】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.107g/cm3 、圧縮バネ定数が0.43N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が236μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が59%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、良好な画像が得られた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、良好な画像が得られた。耐久試験(1000枚印刷)後の圧縮バネ定数は1.67N/mmであった。
【0025】
比較例1
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部およびポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=105.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0026】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.096g/cm3 、圧縮バネ定数が0.64N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が235μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が59%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、良好な画像が得られた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、良好な画像が得られた。耐久試験(1000枚印刷)後の圧縮バネ定数は2.46N/mmであった。
【0027】
比較例2
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.50重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部およびポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=106.40/34.67となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0028】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.087g/cm3 、圧縮バネ定数が0.60N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が316μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が62%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、画像に濃度むらが現れた。
【0029】
比較例3
グリセリンにエチレンオキサイド12重量%とプロピレンオキサイド88重量%を付加した、重量平均分子量が5000、官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が80%であるポリエーテルポリオール100.00重量部、水2.00重量部、架橋剤としてジエタノールアミン1.00重量部、触媒としてトリレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン0.30重量部、ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SF2965)2.00重量部およびシクロペンタン3.0重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。ポリイソシアネートとしては、80重量%のTDI−80と20重量%のクルードMDIからなるブレンドイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネート1021)(B成分)を用いた。
上記A成分およびB成分を小型発泡機のタンクに仕込み、A成分とB成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分=108.90/29.20となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして2成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを70℃の熱風循環式オーブン中で10分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0030】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム密度が0.086g/cm3 、圧縮バネ定数が0.47N/mm、ローラ表面のフォームの開口径の平均が386μm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が47%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、画像に濃度むらが現れた。
【0031】
比較例4
グリセリンにエチレンオキサイド10重量%とプロピレンオキサイド90重量%を付加した、重量平均分子量が3000、平均官能基数が3、末端水酸基が1級水酸基である割合が55%であるポリエーテルポリオール90.00重量部、水2.00重量部、触媒としてトリエチレンジアミンの33重量%DPG(ジプロピレングリコール)溶液0.60重量部、N−メチルモルフォリン0.30重量部、エーテル変性シリコーンオイル(東レダウコーニングシリコーン(株)製,SRX294A)2.00重量部を攪拌混合し、混合物(A成分)を得た。次に、上記ポリオール10.00重量部とスタナスオクトエート0.12重量部を攪拌混合し、混合物(B成分)を得た。ポリイソシアネートとして、TDI−80(日本ポリウレタン工業(株)製,コロネートT−80)(C成分)を用いた。
上記A成分、B成分およびC成分をそれぞれ小型発泡機のタンクに仕込み、A成分、B成分およびC成分の単位時間当たりの吐出量の重量比がA成分/B成分/C成分=94.90/10.12/30.22となるように、吐出流量を調整し、インペラー回転数を約3000rpmとして3成分を混合攪拌した。その混合物を、中心部に金属製のシャフトを配置した、内径16.0mm、長さ22cmの円筒形状のモールドに、その端部に設けられた開口部から吐出ノズルにより注入し、注入されたポリウレタン原料が発泡して円筒の端部から漏れだす前に端部に蓋をした。これを100℃の熱風循環式オーブン中で20分間加熱して硬化させ、シャフトの外周にポリウレタンフォーム層が形成されたローラをモールドから取り出し、更に120℃の熱風循環式オーブン中で15分間加熱して硬化させ、非導電性ポリウレタンフォームローラを作製した。
【0032】
このポリウレタンフォームローラは、フォーム表面に開口部を持たず、フォーム密度が0.121g/cm3 、圧縮バネ定数が0.86N/mm、フォーム表面の面積に対する開口の総面積の比率(開口率)が0%であった。
このローラをトナー供給ローラとして乾式電子写真装置に組み込み、温度20度、湿度50%RHにおいて48時間放置した後、グレー(濃度8%)の画像を印刷したところ、画像に濃度むらが現れた。更に連続して白ベタ画像を1000枚印刷した後、グレーの画像を再び印刷したところ、画像に更に大きな濃度むらが現れた。
【0033】
【発明の効果】
本発明の弾性部材は、長時間使用してもトナー融着が少なく、良好な画像が得られるものであり、トナー供給ローラなどの画像形成装置用部材として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に示したトナー供給ローラの圧縮バネ定数の測定法を示す概略図である。
【符号の説明】
1:ローラ
2:シャフト
3:ポリウレタンフォーム
4:Vブロック
5:フォースゲージ
6:圧縮治具(円板圧子)

Claims (3)

  1. (A)ポリオール、ポリイソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームまたは(B)ポリオールとポリイソシアネートから合成したウレタンプレポリマー、鎖延長剤、触媒、発泡剤、整泡剤および添加剤を含むポリウレタンフォーム原料を攪拌混合して得られるポリウレタンフォームからなるトナー供給ローラにおいて、ポリオールとして、プロピレンオキサイド75〜92重量%とエチレンオキサイドを25〜8重量%付加させ、末端水酸基が1級水酸基である割合が65〜100%で、重量平均分子量2000〜10000、官能基数が2.0〜4.5のポリエーテルポリオールを用い、添加剤として、ポリウレタンフォーム(A)におけるポリオール100重量部またはポリウレタンフォーム(B)におけるウレタンプレポリマー100重量部に対して0.5〜20重量部のリン酸エステルを用い、これらの原料を攪拌混合した後、円筒状のモールドに注入し、注入口を閉じ、加圧下で発泡成形してなるトナー供給ローラ
  2. ーラ表面の初期圧縮バネ定数が0.3〜0.8N/mm、画像形成装置に組み込み、1000枚印刷した後の圧縮バネ定数が2.0N/mm以下、かつローラ表面のフォームの開口径が400μm以下、フォーム表面の面積に対する該開口の総面積の比率が40%以上である請求項に記載のトナー供給ローラ
  3. 請求項1または2に記載のトナー供給ローラを装着してなる画像形成装置。
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