JP3955879B1 - 吸気用往復装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性に優れると共に、全体がシンプルな構造となって、エア吸込部材の動きがスムーズで作業し易い、往復動させることができる吸気用往復装置を提供する。
【解決手段】真空引き用のエア排出口12を有しかつ一壁面10にスリット11が形成された中空エアケース1と、該エアケースに沿って移動自在に配設される走行部材9とを備え、該走行部材は、側方開口状のエア吸込口20を有しかつエア吸込口と内部で連通したエア排出部21を一部に有すると共にエア排出部がスリットに侵入した状態で移動して吸込口から吸い込んだエアがエアケースの内部13へと送られる走行本体2を具備し、一壁面のスリットにおける走行部材を除いた開口範囲を閉鎖すると共に走行本体の前後間で一壁面から離間してエア排出部をスリットに侵入させる密封ベルト3を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エア吸込口を有する吸気用往復装置に関するものである。
従来の吸気用往復装置は、支柱の上部に旋回自在に設けた旋回アームから、移動自在なトロリを介して、ワーク吸着部材を有するホースを吊り下げ、かつ、支柱の下方に設置した空気吸引装置(真空装置)に接続したフレキシブルな吸込ホースを旋回アームに沿わせて、トロリ近傍にてワーク吸着用吸込ホースの上端に連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−16378号公報
従来のこのような吸気用往復装置は、トロリを旋回アームに沿って往復動させる度に、フレキシブル吸込ホースが伸びた状態と撓んだ状態とを繰り返すので、ホースの老朽化が早くなり、耐久性が悪い。また、撓んだホースは絡み易く作動の妨げとなると共に、撓んだホースは垂れ下がった状態となって邪魔になる。また、旋回アームは支柱に取付けられて水平状態に保たれており、トロリは水平方向にしか移動できないので、ワーク吸着部材の移動は水平方向に限られている。また、1本の旋回アームには、1つのワーク吸着部材しか設けられず、2つ以上のワーク吸着部材を設けて使用することができない。
そこで、本発明は、耐久性に優れると共に、全体がシンプルな構造となって、エア吸込部材の動きがスムーズで作業し易く、さらに、水平方向に限らず鉛直方向等にも往復動させることができる吸気用往復装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る吸気用往復装置は、真空引き用のエア排出口を有しかつ一壁面にスリットが形成された中空エアケースと、該エアケースに沿って移動自在に配設される走行部材と、を備え;該走行部材は、側方開口状のエア吸込口を有しかつ該エア吸込口と内部で連通したエア排出部を一部に有すると共に該エア排出部が上記エアケースのスリットに侵入した状態で移動して上記吸込口から吸い込んだエアが上記エアケースの内部へと送られる走行本体を具備し;かつ、上記一壁面のスリットにおける上記走行部材を除いた開口範囲を閉鎖すると共に上記走行本体の前後間で上記一壁面から離間して上記エア排出部をスリットに侵入させる密封ベルトを備え;かつ、上記エアケースの上記一壁面は、上記スリットを挟んで横断面視ハの字状の傾斜部が形成され、かつ、上記密封ベルトは、該傾斜部に密接して折曲側縁が形成され;さらに、上記走行部材は、上記エアケースの外部にて上記走行本体の前後に配設され上記密封ベルトを上記エアケースの上記開口範囲を閉鎖する状態から上記エアケースから離間する状態へ方向転換すると共に上記密封ベルトを押さえて上記折曲側縁を形成するテーパローラ部を両端に有する方向転換ローラを具備する。
また、上記走行部材は、上記走行本体の上記エア排出部の前後に夫々配設され上記一壁面の上記傾斜部内面に当接して上記密封ベルト及び上記一壁面を上記方向転換ローラと共挟みする左右一対の挟みテーパローラを具備する。
また、上記方向転換ローラは、上下動自在として上記走行本体に配設され、かつ、上記走行部材は、上記方向転換ローラを上記密封ベルトへ押さえる弾発付勢手段を具備する。
また、上記走行部材は、上記走行本体の前後に配設されると共に上記一壁面から離間した状態の上記密封ベルトが掛けられかつ夫々前後方向に移動自在なテンションローラと、該前後一対のテンションローラを前方向・後方向に弾発付勢して上記密封ベルトにテンションを掛ける弾発付勢手段と、を具備する。
また、上記走行本体の上記エア排出部が挿入される開口を有しかつ上記走行本体と共に前後移動する板状滑りシール部材を具備し、かつ、上記走行部材は、上記走行本体に付設され該滑りシール部材を押圧して該滑りシール部材で上記エア排出部と上記スリットとの間を密封状とするプッシュ部材を有する。
また、上記走行部材は、上記走行本体に設けられ上記方向転換ローラの前後方向外側において上記密封ベルトに近接して開口されると共に上記走行本体の上記エア排出部に連通した吸込部を有する。
また、上記走行部材は、前後の上記方向転換ローラの間において上記走行本体に形成され上記一壁面の外面に近接して開口されると共に上記エア排出部に連通した吸込小孔を有する。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
エア吸込用フレキシブルホース等が備わっていなくても、エア吸込口を有する走行部材を移動自在に走行させることができ、ホースが絡んで移動が妨げられるような虞れが無く、耐久性にも優れる。しかも、ホースが撓んで邪魔となるような状況も無いので、装置全体の構造をシンプルにすることができる。また、走行部材は、ローラの回転により移動するので、非常にスムーズになり、作業性が良い。
また、走行部材のエア吸込口に、吸盤部材を有するエアホースを接続することで、ワークを吸着して搬送することが可能であり、あるいは、掃除機用吸込口を設けることで、移動式の掃除装置にすることができる等、多用途に用いることができる。
そして、エアケースの内部が、確実に、常時密封状態に保たれて、エアケース内のエア吸込力を全て、走行部材のエア吸込口に集中させることができ、漏れなく吸い込むことができる。よって、ワーク搬送用に用いる場合、ワークを強く吸着することができ、搬送中に落下するようなことがない。
また、密封ベルトは、一壁面の傾斜部に沿って折曲げられて折曲側縁が形成された状態で密着するので、シール性が非常に高く、しかも、ベルトの断面係数が上昇するため、密封性が確実に保たれる。
また、エアケースを、水平方向だけでなく、鉛直方向に設けたり、あるいは、旋回可能となるように設けても、エア吸込口からエアを吸込ませながら、走行部材を移動自在に走行させることができるので、様々な作業場所や作業用途に用いることができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図1〜図6に示したように、本発明に係る吸気用往復装置の実施の一形態は、真空引き用のエア排出口12を有しかつ一壁面10にスリット11が形成された中空エアケース1と、エアケース1に沿って移動自在に配設される走行部材9と、走行部材9を前後動させるアクチュエータ70と、を備え、例えば、ワークWを吸着力により吊り下げて搬送する装置として使用される。
エアケース1は、横断面略矩形状の角パイプ材の中空ケースの一壁面10の中央にスリット11を形成したガイドケース17と、(真空引き用のパイプ38(又はフレキシブルホース)が接続される)エア排出口12を有しガイドケース17の一端を封鎖するように取付けられた端部ケース18と、ガイドケース17の他端を封鎖する閉じ部材15と、を有する。
ガイドケース17の一壁面10は、スリット11を中央に有する中央平面部16と、中央平面部16の両端を横断面ハの字状に折曲げた傾斜部14,14とを一体に有する。各傾斜部14は、中央平面部16に対して(約10°〜20°であり、より好ましくは15°の)所定角度θ(図3(b)参照)だけ傾斜している。
エアケース1は、ステンレス鋼板や鋼板やアルミ板材を折曲加工して成形したり、あるいは、アルミ材の押出成形により、形成される。
また、エアケース1のエア排出口12には、パイプ38を介して真空引きを行うためのブロワ47が接続される。また、走行部材9の後述のエア吸込口20には、エアホース37が接続され、エアホース37は、ワークWを吸着する吸盤部材39を下端に有する。
また、本発明の装置は、一壁面10のスリット11における走行部材9を除いた開口範囲11aを閉鎖すると共に走行本体2の前後間で一壁面10から離間して後述のエア排出部21をスリット11に侵入させる密封ベルト3を備える。密封ベルト3は、例えば、樹脂系平ベルト等の帯電防止タイプのものを使用する。そして、その両端部30,30が、エアケース1の閉じ部材15と端部ケース18の外部に固定されている。
次に、走行部材9は、側方開口状のエア吸込口20を有しかつエア吸込口20と内部で連通したエア排出部21を一部に有すると共にエア排出部21がエアケース1のスリット11に侵入した状態で移動して吸込口20から吸い込んだエアがエアケース1の内部13へと送られる走行本体2を具備する。この走行本体2は、エアケース1の外部に設けられると共にスリット11に挿入される侵入部23を一部に有する外側移動体22と、エアケース1の内部13において外側移動体22の侵入部23に螺着される内側移動体27と、を有する。
本発明においては、走行部材9が移動する方向を前後方向(図1,図2において左側を前側とする)とし、エア吸込口20が開口する方向を左右方向とする。
図2,図3,図6〜図10において、外側移動体22は、略直方体形に形成され左右方向に円形エア吸込口20を開口する吸込空洞部76が貫設されたブロック部24と、ブロック部24の左右に付設され後述のテンションローラ7,7用の軸部材41,41を保持する前後方向帯板状軸受部40,40と、ブロック部24の前後の夫々において左右に付設され後述の方向転換ローラ5用の短軸部材50を保持する第2軸受部65…と、前側第2軸受部65の前部と後側第2軸受部65の後部に付設され後述の吸込部33…が形成された帯板部材68,68とを有する。各帯板部材68は、左右に離間した位置に2つの吸込部33,33が上下に貫通され、かつ、下面(エアケース1側の面)に広範囲にわたって吸込易くする左右横長状吸込溝32が形成されて両吸込部33,33の下部が開口する。
また、ブロック部24は、吸込空洞部76から前後へ貫通されたエア吸込孔部26,26を有する。各エア吸込孔部26はエアパイプ部材35の一端が接続され、かつ、エアパイプ部材35は二股に分かれて上述の各帯板部材68の2つの吸込部33,33にエア吸込自在に連通されている。
また、ブロック部24は、一部の左右方向中央が幅狭状に段差状に形成されエアケース1のスリット11の幅よりも僅かに小さく形成された矩形状の侵入部23を有し、かつ、吸込空洞部76に連通され侵入部23へ開口する矩形状排出空洞部77を有する。
また、走行部材9は、前後の方向転換ローラ5,5の間において走行本体2に形成され一壁面10の外面に近接して開口されると共にエア排出部21に連通した吸込小孔34を有し(図2,図6参照)、具体的には、ブロック部24は、排出空洞部77の左右両側部位に、吸込空洞部76から一壁面10側の外面へ細吸込小孔34,34が貫設されており、一壁面10の外面10aのうち密封ベルト3が離間した範囲に散在する粉状物62…が吸い込まれる。
また、図2〜図4,図7〜図9において、走行部材9は、エアケース1の外部にて走行本体2の前後に配設され後述の密封ベルト3をエアケース1の一壁面10のスリット11における走行部材9を除いた開口範囲11aを閉鎖する状態からエアケース1から離間する状態へ方向転換する方向転換ローラ5,5を具備する。各方向転換ローラ5は、略円柱形状を有すると共に、密封ベルト3を押さえて折曲側縁31,31を形成させる左右方向外側へ拡開状のテーパローラ部51を両端に有する。密封ベルト3の折曲側縁31,31は、各方向転換ローラ5のテーパローラ部51,51により折曲げられてエアケース1の傾斜部14,14に密着状に押えつけられる。各方向転換ローラ5は、両端に形成されたベアリング受け孔19,19にベアリング52,52を介して短軸部材50,50が差し込まれて、左右方向軸心L5 に回転自在である。
かつ、各方向転換ローラ5は、上下動自在となるように保持する第2軸受部65を介して、走行本体2に付設される。
第2軸受部65は、短軸部材50が差込まれる開口57aを有する略四角筒状の滑り軸受部材57と、ブロック部24に固着され滑り軸受部材57が嵌込まれる開口58aを有する保持板材58と、保持板材58が左右方向内側に付設される受け板体59と、を有する。さらには、短軸部材50は、平行に対向状に形成された一対の面取部50a,50aと、面取部50a以外の部位に形成され後述のコイルバネ56が嵌込まれる溝部53と、が端部に形成されており、短軸部材50の一対の面取部50a,50aが滑り軸受部材57の開口57aの垂直面に滑り自在に密接している。
また、保持板材58は、開口58aから上方へ貫設された孔部58bを有する。また、滑り軸受部材57は、一部(上部)に貫設された孔部57bを有する。そして、短軸部材50の溝部53と、滑り軸受部材57の孔部57bと、保持板材58の孔部58bとは一直線状に形成されており、コイルバネ56が保持される。
さらに、走行部材9は、方向転換ローラ5,5を密封ベルト3へ押し付ける弾発付勢手段60,60を具備する。
具体的には、各弾発付勢手段60は、上述した第2軸受部65のうちの、短軸部材50の溝部53と、滑り軸受部材57と、保持板材58と、さらに、コイルバネ56と、から構成される。そして、短軸部材50が、コイルバネ56の弾発付勢により、滑り軸受部材57の開口57a内をエアケース1側へ押圧されて、方向転換ローラ5は、密封ベルト3をエアケース1へ押し付ける側へ押圧される。滑り軸受部材57は摩擦抵抗が少なく帯電防止仕様の樹脂材等から成る。
また、受け板体59は、保持板材58の孔部58bに連通する雌ネジ67が形成され、この雌ネジ67に螺着自在な調節ネジ66を螺進退することにより、コイルバネ56の一端に当接するように設けられた小円柱状押さえ部材69を押圧し、コイルバネ56の弾発付勢力を調節自在となる。例えば、調節ネジ66の螺進退により、押さえ部材69を 2.5mm〜3.5mm (好ましくは3mm)の範囲内で調節自在とし、また、コイルバネ56の弾発力を 4.5kg〜5.0kg (好ましくは、 4.8kg)とする。
次に、図2,図3,図10において、走行部材9は、走行本体2の前後に配設されると共に一壁面10から離間した状態の密封ベルト3が掛けられかつ夫々前後方向に移動自在なテンションローラ7,7と、前後一対のテンションローラ7,7を前方向・後方向に弾発付勢して密封ベルト3にテンションを掛ける弾発付勢手段8,8と、を具備する。密封ベルト3は、一側の方向転換ローラ5によってエアケース1から離間した状態となり、かつ、一側のテンションローラ7によって他側へ転換され、かつ、他側のテンションローラ7によって他側の方向転換ローラ5側へと転換される。
各テンションローラ7は左右方向軸心L7 方向の軸部材41と、軸部材41廻りに回転自在として相互に離間して付設された左右一対のテーパローラ71,71とを有する。
そして、弾発付勢手段8は、軸部材41の(テーパローラ71,71間の)中央に設けられた膨出部82に前後方向内側へ突設されたロッド材81と、ブロック部24に形成されロッド材81が差込まれる溝部25と、ロッド材81に外嵌されロッド材81をブロック部24に対して前後方向外側へ弾発付勢するコイルバネ83と、左右一対の軸受部40,40の内側面に形成されテンションローラ7用の軸部材41が前後移動自在として嵌込まれる前後長円状溝43と、を有する。
次に、図2〜図4,図6,図11,図12において、内側移動体27について説明する。内側移動体27は、前後方向に長尺状の帯板形状を有し、かつ、ブロック部24の侵入部23が嵌込まれる矩形状浅凹み部54が一面(エアケース1の一壁面10側の面)の中央に形成され、かつ、浅凹み部54から他面に貫通された矩形状排出用開口55を有する。そして、外側移動体22の侵入部23と内側移動体27とが連結され、ブロック部24の排出空洞部77と内側移動体27の排出用開口55とがエアケース1の内部13に連通して、上述したエア排出部21を成している。
また、走行部材9は、走行本体2のエア排出部21の前後に夫々配設され一壁面10の傾斜部14,14の内面14a,14aに当接して密封ベルト3及び一壁面10を方向転換ローラ5,5と共挟みする左右一対の挟みテーパローラ6,6を具備する。
具体的には、内側移動体27の左右側面には、前部・後部の夫々に軸部75が一本ずつ(計4本)突設されており、テーパローラ6が、図示省略の滑り軸受を介して各軸部75に左右方向軸心L6 廻りに回転自在に付設されている。かつ、各テーパローラ6は、左右方向外側へテーパ状に縮径するように形成されている。
テーパローラ6のテーパ傾斜角度と、方向転換ローラ5のテーパ傾斜角度は、エアケース1の傾斜部14の傾斜角度θと同じ角度に形成されている。
また、図2〜図4,図6,図12〜図14において、本発明の装置は、走行本体2のエア排出部21が挿入される開口42を有しかつ走行本体2と共に前後移動する平板状滑りシール部材4を具備し、滑りシール部材4は、エアケース1のスリット11と、走行本体2の侵入部23との間の隙間を密封して、外部のエアがスリット11を介してエアケース1の内部13に入るのを防ぐものである。
具体的には、滑りシール部材4の開口42は、ブロック部24の侵入部23が隙間無く挿入される矩形状を有する。かつ、滑りシール部材4は、その一面44の左右側縁に沿う細長小段差部44a,44aをもって段付面45,45が形成されており、一面44には、小段差部44aによって、開口42に沿って突条部49が形成される。
そして、滑りシール部材4が走行部材9にセットされた状態では、一面44の段付面45,45がエアケース1の一壁面10のうち中央平面部16の内面に当接し、かつ、突条部49が一壁面10のスリット11と侵入部23の間の隙間に差し込まれている。
また、滑りシール部材4は、前後の方向転換ローラ5,5の軸心L5 ,L5 よりも前方・後方へ所定寸法S,Sだけ突出するシール範囲61,61を有し、滑りシール部材4は密封ベルト3が一壁面10から離間している範囲を密封すると共に、シール範囲61,61において、スリット11の上記開口範囲11aも密封するのでシール性が高くなる。
滑りシール部材4は樹脂材から成り、帯電防止仕様であるためクリーンルーム等での使用に有効であると共に、滑り特性及び耐摩耗性に優れており、走行部材9がスムーズに走行するのを妨げない。
かつ、図2,図4,図6,図11,図12において、走行部材9は、走行本体2に付設され滑りシール部材4を押圧して滑りシール部材4でエア排出部21とスリット11との間を密封状とするプッシュ部材73を有する。
具体的には、内側移動体27の前後一箇所ずつと、左右側縁に二箇所ずつの計六箇所に形成された取付孔に、各々、プッシュ部材73が挿着されており、プッシュ部材73…が、滑りシール部材4の他面48を押圧して、エアケース1の中央平面部16の内面に押し付けて密封する。プッシュ部材73は、例えば、スプリングプランジャーである。
また、図1〜図3に示したように、走行部材9は、走行本体2・テンションローラ7・方向転換ローラ5を包囲状とするケーシング部材72を具備する。ケーシング部材72は、一面が開口した略直方体箱形状を有し、走行本体2・テンションローラ7・方向転換ローラ5に被せられた状態で、前後一対の帯板部材68,68に螺着されて固定される。ケーシング部材72によって、各ローラが外部から見えないため、シンプルな外観になる。
次に、本発明の吸気用往復装置の使用方法及び作用について説明する。
図1に示したように、走行部材9のエア吸込口20に、先端に吸盤部材39を有するエアホース37が接続され、エアケース1内は、エア排出口12に接続したパイプ38を介して、ブロワ47により真空引きされる。このとき、密封ベルト3が、エアケース1のスリット11における走行部材9を除いた開口範囲11aを閉鎖している(図5参照)。真空引きによって、密封ベルト3がエアケース1の一壁面10に強く吸引されると共に、滑りシール部材4が一壁面10に内部13側から強く吸着されて、シール機能が増した状態で閉鎖している。
そして、真空引きによるエア吸込力により、吸盤部材39でワークWを吸着した後、走行部材9をエアケース1に沿って移動させる場合の作用について説明する。
先ず、エアホース37を上述した図示省略の巻上装置で、ワークWを持ち上げる。そして、図1,図2に於て、走行部材9をアクチュエータ70等で駆動させて、例えば、前側(矢印64の方向)に移動させる場合、方向転換ローラ5,5は軸心L5 ,L5 廻りを反時計回りに回転し、かつ、挟みテーパローラ6,6は軸心L6 ,L6 廻りを時計回りに回転して、密封ベルト3とエアケース1の一壁面10を共挟みする。かつ、テンションローラ7,7は軸心L7 ,L7 廻りを時計回りに回転しながら、弾発付勢手段8,8により前方向・後方向へ弾発付勢されて密封ベルト3に常時テンションを掛けており、密封ベルト3の張りと伸びを吸収している。
また、滑りシール部材4は、走行本体2のエア排出部21とスリット11との間を常時密封する状態を保ちながら(図4,図6,図12参照)、走行部材9と共に移動し、エアケース1の内部13とエア排出部21の内部が密封状態に保たれたまま、走行部材9がエアケース1に沿って移動可能となる。
また、前後一対のテンションローラ7,7が、走行部材9が停止した状態から高速で移動開始する瞬間に、密封ベルト3に掛かる張力が弾発付勢手段8のコイルバネ83に逃がされるので、密封ベルト3に過大な張力が掛かるのが防がれて、耐久性が向上する。
また、図1〜図5において、密封ベルト3は、両端部30,30がエアケース1に固着されると共に、一壁面10の傾斜部14,14に沿って折曲げられた折曲側縁31,31が形成された状態で密着するので、シール性が非常に高い。しかも、ベルト3の断面係数が上昇するため、密封性が一層確実に保たれる。
また、滑りシール部材4は、一面44の段付面45,45がエアケース1の一壁面10のうち中央平面部16の内面に当接し、かつ、突条部49が一壁面10のスリット11と侵入部23の間の隙間に差し込まれた状態で、プッシュ部材73…によって押圧されており、エア排出部21とスリット11との間が常時密封状とされている。そして、滑りシール部材4は中央平面部16の内面と接触して滑りながら走行するが、滑り特性及び耐摩耗性に優れているため、スムーズに走行するのを妨げない。
また、滑りシール部材4は、密封ベルト3が一壁面10から離間している範囲を密封すると共に、シール範囲61,61において、スリット11の上記開口範囲11aも密封するのでシール性が高くなる。
なお、図15は比較例を示し、横断面中央にスリット92が形成された平坦な一壁面91を有するエアケース90に、長尺状のベルト3が付設されたものであるが、ベルト3の両端を引張った状態でエアケース90に固定することにより、ベルト3は、横断面の両側が反り上がり、密封性が非常に悪くなり、スリット92から外部のエアを吸ってしまう欠点がある。
これに対し、図2〜図4において、本発明の装置は、ベルト3の両側縁は、ローラ5…とローラ6…とで挟持されており、しかも、方向転換ローラ5,5は弾発付勢手段60…によって密封ベルト3をエアケース1に押し付ける方向へ常時押圧されているので、密封状態が確実に保持された状態で走行部材9が移動する折曲側縁31,31が形成される。これにより、密封ベルト3が反り上がるのが確実に防がれると共に、エアケース1の内部13からの吸引力によってベルト3の横断面中央部がスリット11を介して内部13へ撓んでしまうことが、防がれるため、密封性が確実に保たれる。
また、一壁面11の傾斜部14,14がハの字状に形成されているので、走行部材9が走行中にエアケース1に対して左右方向へ移動するのが制限され、横振れが防止される。
そして、図1において、走行部材9の移動可能ストロークはガイドケース17の両端間(閉じ部材15手前から端部ケース18手前)の範囲にわたり、吸盤部材39でワークWを吸着したまま、走行部材9を所望の位置まで移動させたら、ブロワ47の真空引きを止めて、吸盤部材39からワークWを離脱させる。
なお、走行部材9を反対側に移動させる場合には、方向転換ローラ5・挟みテーパローラ6・テンションローラ7は夫々反対方向に回転する。
また、図2,図3,図6に於て、走行部材9がエアケース1に沿って移動中に、吸込部33…が、方向転換ローラ5の前後方向外側のベルト3上に溜まっている粉状物62…を吸込み、さらに、走行本体2に形成された吸込小孔34が、エアケース1の一壁面10の外面10aのうちのベルト3が離間した範囲に溜まっている粉状物62…を吸込み、エアケース1の内部13へと排出する。よって、クリーンルーム等のように粉状物62…を空気中に混入させたくない場所での使用が有効である。
なお、端部ケース18を支柱に旋回自在に取付けて、エアケース1を鉛直軸心廻りに水平方向に揺動するように構成してもよい。また、エアケース1を、スリット11が横方向に開口状となるよう鉛直方向に配設してもよく、従来のフレキシブルホースを用いたものと違い、走行部材9の鉛直方向の移動も容易である。
また、1つのエアケース1に複数台の走行部材9…を移動自在に設けても、共通のブロワ47の真空引きによって、各走行部材9がエアケース1の内部13へ吸込力を受けるので、各吸盤部材39からエアを吸引させることができる。このように、1つのエアケース1と1台のブロワ47だけしか設けていないにも関わらず、複数台の走行部材9…でエア吸込作業を行い得て、広い作業場で用いる場合等に有効であると共に、コスト削減にもなる。これに対し、従来のようなフレキシブルホースをレールに沿わせて伸縮させる装置に於て、1つのレールに複数の往復部材を設けるとすれば、ホース同士が絡みつく虞れがあり、また、1本のホースに対し1台の真空装置を要するので装置自体の構造が複雑かつコスト高となる。
そして、本発明に於ては、内部が中空の角パイプ材が既設され、真空装置(ブロワ)が取付けられていれば、このパイプ材に上述のようなスリット11を形成し、本発明の走行部材9を取り付けることにより、本発明の吸気用往復装置を容易に形成できる。
また、図1に於て、エアホース37の先端に、吸盤部材39に替えて、掃除機や集塵機の吸込口や各種吸込ホースと部品を取り付けることで、移動自在な掃除装置にすることができる(図示省略)。
なお、図3,図4において、走行部材9は両吸込みタイプに形成されてもよく、ブロック部24のエア吸込口20を封鎖する蓋部材46を取外して、継手部材36を介してエアホース37を接続するのも自由である(図示省略)。
以上のように、本発明に係る吸気用往復装置は、真空引き用のエア排出口12を有しかつ一壁面10にスリット11が形成された中空エアケース1と、エアケース1に沿って移動自在に配設される走行部材9と、を備え、走行部材9は、側方開口状のエア吸込口20を有しかつエア吸込口20と内部で連通したエア排出部21を一部に有すると共にエア排出部21がエアケース1のスリット11に侵入した状態で移動して吸込口20から吸い込んだエアがエアケース1の内部13へと送られる走行本体2を具備し、かつ、一壁面10のスリット11における走行部材9を除いた開口範囲11aを閉鎖すると共に走行本体2の前後間で一壁面10から離間してエア排出部21をスリット11に侵入させる密封ベルト3を備え、かつ、エアケース1の一壁面10は、スリット11を挟んで横断面視ハの字状の傾斜部14,14が形成され、かつ、密封ベルト3は、傾斜部14,14に密接して折曲側縁31,31が形成され、さらに、走行部材9は、エアケース1の外部にて走行本体2の前後に配設され密封ベルト3をエアケース1の開口範囲11aを閉鎖する状態からエアケース1から離間する状態へ方向転換すると共に密封ベルト3を押さえて折曲側縁31,31を形成するテーパローラ部51を両端に有する方向転換ローラ5,5を具備するので、エア吸込用フレキシブルホース等が備わっていなくても、エア吸込口20を有する走行部材9を移動自在に走行させることができ、ホースが絡んで移動が妨げられるような虞れが無く、耐久性にも優れる。しかも、ホースが撓んで邪魔となるような状況も無いので、装置全体の構造をシンプルにすることができる。また、走行部材9は、ローラ5…,ローラ6…の回転により移動するので、非常にスムーズになり、作業性が良い。
また、走行部材9のエア吸込口20に、吸盤部材39を有するエアホース37を接続することで、ワークWを吸着して搬送することが可能であり、あるいは、掃除機用吸込口を設けることで、移動式の掃除装置にすることができる等、多用途に用いることができる。
そして、エアケース1の内部13が、確実に、常時密封状態に保たれて、エアケース1内のエア吸込力を全て、走行本体2のエア吸込口20に集中させることができ、漏れなく吸い込むことができる。よって、ワークW搬送用に用いる場合、ワークWを強く吸着することができ、搬送中に落下するようなことがない。
また、密封ベルト3は、一壁面10の傾斜部14,14に沿って折曲げられた折曲側縁31,31が形成された状態で密着するので、シール性が非常に高く、しかも、ベルト3の断面係数が上昇するため、密封性が確実に保たれる。
しかも、方向転換ローラ5…と、挟みローラ…によって、密封ベルト3を挟持した状態で走行するので、ベルト3に確実に折曲側縁31,31を形成させることができ、密封性が確実になる。
また、ハの字状に形成された傾斜部14,14に沿ってローラ5…,6…が回転するので、走行部材9が走行中にエアケース1に対して左右方向へ移動するのが制限される。よって、横振れが防止され安定して走行できる。そして、密封状態が崩れない。
また、密封ベルト3がエアケース1の一壁面10に強く吸引されると共に、滑りシール部材4が一壁面10に内部13側から強く吸着されて、シール機能が増した状態で閉鎖している。
また、密封ベルト3は吸込力で強く閉鎖するので、シール機能が増し、密封状態が一層確実に保たれる。
また、エアケース1を、水平方向だけでなく、鉛直方向に設けたり、あるいは、旋回可能となるように設けても、エア吸込口20からエアを吸込ませながら、走行部材9を移動自在に走行させることができるので、様々な作業場所や作業用途に用いることができる。
また、走行部材9は、走行本体2のエア排出部21の前後に夫々配設され一壁面10の傾斜部14,14内面14a,14aに当接して密封ベルト3及び一壁面10を方向転換ローラ5,5と共挟みする左右一対の挟みテーパローラ6,6を具備するので、走行部材9が走行しながら、密封ベルト3に確実に折曲側縁31,31を形成することができる。よって、密封ベルト3が反り上がるのを確実に防ぐことができると共に、エアケース1の内部13からの吸引力によってベルト3の横断面中央部がスリット11を介して内部13へ撓んでしまうことが、防がれるため、密封性が確実に保たれる。
また、方向転換ローラ5は、上下動自在として走行本体2に配設され、かつ、走行部材9は、方向転換ローラ5を密封ベルト3へ押さえる弾発付勢手段60を具備するので、走行部材9の走行中においても、方向転換ローラ5をエアケース1側へ常時押圧させることができ、密封ベルト3による密封状態を確実に保持できる。
また、走行部材9は、走行本体2の前後に配設されると共に一壁面10から離間した状態の密封ベルト3が掛けられかつ夫々前後方向に移動自在なテンションローラ7,7と、前後一対のテンションローラ7,7を前方向・後方向に弾発付勢して密封ベルト3にテンションを掛ける弾発付勢手段8,8と、を具備するので、テンションローラ7,7が、走行部材9が停止した状態から高速で移動開始する瞬間に、密封ベルト3に掛かる張力が弾発付勢手段8のコイルバネ83に逃がされるので、密封ベルト3に過大な張力が掛かるのが防がれて、耐久性が向上する。また、走行中において、弾発付勢手段8により、密封ベルト3の張りと伸びを吸収できるため、スムーズな走行が可能になる。
また、走行本体2のエア排出部21が挿入される開口42を有しかつ走行本体2と共に前後移動する板状滑りシール部材4を具備し、かつ、走行部材9は、走行本体2に付設され滑りシール部材4を押圧して滑りシール部材4でエア排出部21とスリット11との間を密封状とするプッシュ部材73を有するので、走行部材9が走行中であっても、滑りシール部材4によって、エア排出部21とスリット11との間が常時密封状態を保持することができる。
また、走行部材9は、走行本体2に設けられ方向転換ローラ5,5の前後方向外側において密封ベルト3に近接して開口されると共に走行本体2のエア排出部21に連通した吸込部33を有するので、走行部材9がエアケース1に沿って移動中に、吸込部33…が、方向転換ローラ5の前後方向外側のベルト3上に溜まっている粉状物62…を吸込み、エアケース1の内部13へと排出する。よって、クリーンルーム等のように粉状物62…を空気中に混入させたくない場所での使用が有効である。
また、走行部材9は、前後の方向転換ローラ5,5の間において走行本体2に形成され一壁面10の外面に近接して開口されると共にエア排出部21に連通した吸込小孔34を有するので、走行部材9がエアケース1に沿って移動中に、吸込小孔34が、エアケース1の一壁面10の外面10aのうちのベルト3が離間した範囲に溜まっている粉状物62…を吸込み、エアケース1の内部13へと排出する。よって、クリーンルーム等のように粉状物62…を空気中に混入させたくない場所での使用が有効である。
本発明に係る吸気用往復装置の実施の一形態を示す側面図である。 要部断面側面図である。 正面図であって、(a)は一部断面要部正面図で、(b)は拡大断面正面図である。 一部断面要部正面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 要部拡大断面正面図である。 図7のC−C断面図である。 要部拡大斜視図である。 一部断面要部平面図である。 内側移動体を示す底面図である。 要部拡大断面正面図である。 滑りシール部材を示す平面図である。 図13のD−D断面図である。 比較例を示す要部断面正面図である。
符号の説明
1 エアケース
2 走行本体
3 密封ベルト
4 滑りシール部材
5 方向転換ローラ
6 挟みテーパローラ
7 テンションローラ
8 弾発付勢手段
9 走行部材
10 一壁面
11 スリット
11a 開口範囲
12 エア排出口
13 内部
14 傾斜部
14a 内面
20 エア吸込口
21 エア排出部
31 折曲側縁
33 吸込部
34 吸込小孔
42 開口
51 テーパローラ部
60 弾発付勢手段
73 プッシュ部材

Claims (7)

  1. 真空引き用のエア排出口(12)を有しかつ一壁面(10)にスリット(11)が形成された中空エアケース(1)と、該エアケース(1)に沿って移動自在に配設される走行部材(9)と、を備え、
    該走行部材(9)は、側方開口状のエア吸込口(20)を有しかつ該エア吸込口(20)と内部で連通したエア排出部(21)を一部に有すると共に該エア排出部(21)が上記エアケース(1)のスリット(11)に侵入した状態で移動して上記吸込口(20)から吸い込んだエアが上記エアケース(1)の内部(13)へと送られる走行本体(2)を具備し、
    かつ、上記一壁面(10)のスリット(11)における上記走行部材(9)を除いた開口範囲(11a)を閉鎖すると共に上記走行本体(2)の前後間で上記一壁面(10)から離間して上記エア排出部(21)をスリット(11)に侵入させる密封ベルト(3)を備え、
    かつ、上記エアケース(1)の上記一壁面(10)は、上記スリット(11)を挟んで横断面視ハの字状の傾斜部(14)(14)が形成され、かつ、上記密封ベルト(3)は、該傾斜部(14)(14)に密接して折曲側縁(31)(31)が形成され、
    さらに、上記走行部材(9)は、上記エアケース(1)の外部にて上記走行本体(2)の前後に配設され上記密封ベルト(3)を上記エアケース(1)の上記開口範囲(11a)を閉鎖する状態から上記エアケース(1)から離間する状態へ方向転換すると共に上記密封ベルト(3)を押さえて上記折曲側縁(31)(31)を形成するテーパローラ部(51)を両端に有する方向転換ローラ(5)(5)を具備することを特徴とする吸気用往復装置。
  2. 上記走行部材(9)は、上記走行本体(2)の上記エア排出部(21)の前後に夫々配設され上記一壁面(10)の上記傾斜部(14)(14)内面(14a)(14a)に当接して上記密封ベルト(3)及び上記一壁面(10)を上記方向転換ローラ(5)(5)と共挟みする左右一対の挟みテーパローラ(6)(6)を具備する請求項1記載の吸気用往復装置。
  3. 上記方向転換ローラ(5)は、上下動自在として上記走行本体(2)に配設され、かつ、上記走行部材(9)は、上記方向転換ローラ(5)を上記密封ベルト(3)へ押さえる弾発付勢手段(60)を具備する請求項1又は2記載の吸気用往復装置。
  4. 上記走行部材(9)は、上記走行本体(2)の前後に配設されると共に上記一壁面(10)から離間した状態の上記密封ベルト(3)が掛けられかつ夫々前後方向に移動自在なテンションローラ(7)(7)と、該前後一対のテンションローラ(7)(7)を前方向・後方向に弾発付勢して上記密封ベルト(3)にテンションを掛ける弾発付勢手段(8)(8)と、を具備する請求項1,2又は3記載の吸気用往復装置。
  5. 上記走行本体(2)の上記エア排出部(21)が挿入される開口(42)を有しかつ上記走行本体(2)と共に前後移動する板状滑りシール部材(4)を具備し、
    かつ、上記走行部材(9)は、上記走行本体(2)に付設され該滑りシール部材(4)を押圧して該滑りシール部材(4)で上記エア排出部(21)と上記スリット(11)との間を密封状とするプッシュ部材(73)を有する請求項1,2,3又は4記載の吸気用往復装置。
  6. 上記走行部材(9)は、上記走行本体(2)に設けられ上記方向転換ローラ(5)(5)の前後方向外側において上記密封ベルト(3)に近接して開口されると共に上記走行本体(2)の上記エア排出部(21)に連通した吸込部(33)を有する請求項1,2,3,4又は5記載の吸気用往復装置。
  7. 上記走行部材(9)は、前後の上記方向転換ローラ(5)(5)の間において上記走行本体(2)に形成され上記一壁面(10)の外面に近接して開口されると共に上記エア排出部(21)に連通した吸込小孔(34)を有する請求項1,2,3,4,5又は6記載の吸気用往復装置。
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