JP3955427B2 - リニアモータ用コイルユニットの単体コイル及びその巻き型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータ用コイルユニットの単体コイル及びその巻き型に関する。
【0002】
【従来の技術】
リニアモータは、構造が簡潔で部品点数が少なく、可動体を直線的に駆動できる上に、その駆動が正確かつ迅速である。そのため、例えば半導体製造用の露光装置や高精度な工作機械等、あらゆる分野の直線駆動装置、或いは位置決め装置として広く利用されている。
【0003】
リニアモータは、一般に、磁石を有する磁極ユニットと、コイルを有するコイルユニットとから構成され、その何れか一方が固定体として基台に固定され、他方が可動体として移動テーブル等に連結される。磁極ユニットとコイルユニットは一定の隙間を有して対向、配置される。両者間に磁力を発生させると、この磁力を推力として前記隙間を維持した状態で非接触で可動体が駆動される。
【0004】
リニアモータの形態の1つとして、多極多相型の直流リニアモータが例えば特開平4−75462号公報に開示されている。このリニアモータでは、隣接する磁極が異極となるようにN/S極の磁極を複数配置することにより磁極ユニットを形成している。又、複数個の単体コイルを結線することによって全体として1個のコイルユニットを形成している。
【0005】
コイルユニットを構成する個々の単体コイルは、全体がほぼ矩形のリング状とされている。この矩形の4つの辺のうち、移動方向に対して直交する形で対向する2辺がリニアモータの可動体の推力発生に寄与する一対の有効導体部として機能する。他の対向する2辺は有効導体部を連結する一対の連結導体部を形成しており、この部分はリニアモータの推力発生には特に寄与しない。
【0006】
有効導体部に作用する磁束密度をB(T)、有効導体部中に流れる電流をI(A)、有効導体部の長さをL(m)とすると、リニアモータの推力F(N)は、F=BILとなる。さらに、コイル単体の巻き数nとすると、F=BniLとなる。ただしiは導線1本当たりの電流である。
【0007】
このことから、定められた寸法、或いは構成部材の各種諸元の下で、推力Fをできるだけ大きく確保するには、コイル単体の巻き数nを大きくする必要があることがわかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、巻き数nを大きくすると、有効導体部のみならず連結導体部の横断面もその面積が大きくなるため、複数の単体コイルを連結してコイルユニットを形成する場合の各単体コイルの収まりが問題となる。
【0009】
それは、リニアモータに使用されるコイルユニットの場合、各単体コイルの有効導体部を走行方向に密に並べる関係上、各々の単体コイルの連結導体部の存在が邪魔になり、この連結導体部をどのように処理した上で複数の単体コイルを連続的に並べるかが重要な問題となるためである。
【0010】
例えば、米国特許Re34,674においては、有効導体部の端部付近がコイル平面(有効導体部の軸中心を含む平面)から曲折された単体コイルを、該曲折の程度を変えて3種類用意している。即ち、連結導体部のコイル平面からのオフセット態様が異なる3種類の単体コイルを用意し、これらを走行方向に順次並べ、連結導体部同士の干渉を防止しながら各々の単体コイルの有効導体部が密に整列し得る構成を採用している。
【0011】
しかしながら、この構成は、結果として3種類の単体コイルを必要とし、製造コストが上昇する上に、3種類の連結導体部がそれぞれ独自の走行空間(走行方向横断面における投影面積)を占めるため、全体として連結導体部周りのスペースが非常に大きくなってしまうという問題がある。
【0012】
特に、コイルの巻き数nを増やして有効導体部の横断面積を大きくとり、モータの推力(駆動性能)を高めようとした場合には、それに合わせて連結導体部の横断面積も大きくなり、連結導体部の占める走行空間が非常に大きくなってスペース効率を高めたモータ設計ができない。
【0013】
また、例えば、コイルユニットからの発熱の影響を回避するためにコイルユニット全体を冷却用の密封容器に収容したりするような場合には、連結導体部の占めるスペースが大きくなると、コイルユニットをこの密封容器の中に収容した状態で、磁石ユニットを有効導体部に対して適正な隙間を維持した上で配置するという設計が困難となる場合も生じた。
【0014】
このような点に鑑み、発明者らは先に、特願平11−273579において、これらの欠点を改善したリニアモータ用単体コイル或いはこの単体コイルを用いたコイルユニットを提案した。この特願平11−273579に係る技術は、現時点において未公知の技術ではあるが、本発明が解決しようとする上記問題、或いは本発明の有効性を適正に把握するための参考となるので、ここで簡単に説明する。
【0015】
この技術では、図8の(a)に示すようなコイルシート3を、その大きさを少しずつ変えて複数枚重ね、(b)に示すように、結果としてコイル平面CPに対して有効導体部4の端部を連結導体部6ごとほぼ直角に大きく曲折した形状に形成した鞍型の単体コイル2を使用する。即ち、同図(c)に示されるように、走行方向Aに対して連結導体部6が右側に折り曲げられた単体コイル同士2aと左側に折り曲げられた単体コイル同士2bが相互に相手方の有効導体部4a、4bの間に入り込みようにしてほぼ隙間なく密に整然と並べられる。個々の単体コイル2はコイルユニット10の仕様に合わせて相互に結線され、1個のリニアモータ用のコイルユニットが形成される。
【0016】
3相で駆動する場合には、隣接する単体コイル2の電流の位相は120度ずつずらされ、U、V、Wの3相コイルユニットとされる。リニアモータの構成単位となる1極は、磁石配列の1つのN/S極から隣接するN/S極までで定義される。これに対応する単体コイル2の個数は(1極当たり)U、V、W相の3個となる。
【0017】
上記米国特許Re34、674を含め、従来一般に流通しているリニアモータのコイルユニットは、走行方向を基準にして連結導体部が右又は左に折れ曲がる態様の異なる3種類の単体コイルを組み合わせることによってコイルユニットを形成しており、走行方向(A方向に一致)に垂直な断面で見た場合に3相分のコイル断面が現れるのが特徴である。これは、走行方向横断面における投影面積が少なくとも連結導体部の横断面3個分の面積を有していることを意味する。
【0018】
これに対し、特願平11−273579号に係るコイルユニット10では単体コイル2の種類は1種類のみであり、これを左右に振り分けて組み合わせるだけでコイルユニット10を形成している。したがって同断面には2相分のコイル断面だけが現れるのが大きな特徴である。これは、走行方向横断面における投影面積が基本的に連結導体部の横断面2個分の面積を有しているだけであることを意味する。
【0019】
このほか、a)わずか1種類のみの単体コイル2でコイルユニット10を形成していること、b)有効導体部4の長さLo に対して連結導体部6の長さWo が可能な限り短く形成され、しかも有効導体部4が隙間なく並んでいること、c)一対の連結導体部6を有効導体部4に対してほぼ直角に折り曲げた形状を有しており、連結導体部6が最短の長さ或いは最小の専有スペースのみを占める状態で各有効導体部4を連結していること、などの理由から、この特願平11−273579に係る単体コイル2或いはコイルユニット10は非常に有益な利点を多く得ることに成功している。
【0020】
本発明は、この特願平11−273579号に係る単体コイルのスペース効率を更に高めることを目的としたもので、特に、有効導体部から連結導体部が進行方向左右側に突出する幅を一層短縮し、よりコンパクトな設計を可能とすると共に、磁石ユニットの配置を含めた総合的な設計をより容易化することをその目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、全体がほぼ矩形のリング状とされ、前記矩形の対向する2辺がリニアモータの可動体の推力発生に寄与する一対の有効導体部として、他の対向する2辺が該有効導体部を結ぶ一対の連結導体部としてそれぞれ機能するリニアモータ用コイルユニットの単体コイルにおいて、前記一対の有効導体部のそれぞれの軸中心を含む平面をコイル平面と定義したときに、このコイル平面に対して、前記有効導体部の端部付近がほぼ直角に曲折されることによって、前記一対の連結導体部がコイル平面からオフセットされた状態で該コイル平面と平行に延在された状態とされ、且つ、該連結導体部の横断面の形状が、この延在状態において、コイル平面とほぼ直角の平行辺と、コイル平面に対向し且つコイル平面に対してコイル内周側からコイル外周側に向かって連結導体部がオフセットされた方向と逆の方向に傾斜した傾斜辺と、を有するほぼ台形の形状とされたことにより、上記課題を解決したものである。
【0022】
この発明に係る単体コイルは、特願平11−273579号に係る単体コイルの形状をベースとしている。即ち、有効導体部の端部付近がコイル平面からほぼ直角に曲折され、このほぼ直角の曲折によってコイル平面から連結導体部がオフセットされている(平行に外されている)。その上で、該連結導体部の横断面の形状がほぼ台形とされ、特にコイル平面に対向している(対峙している)部分が、(コイル内周側からコイル外周側に向かって)連結導体部がオフセットされた方向と逆の方向に「傾斜」した形状とされている。
【0023】
この結果、連結導体部のオフセット長さをより短くすることができるようになり、当該単体コイルを用いてコイルユニットを形成した場合に連結導体部の走行方向横断面における投影面積を一層小さくすることができるようになる。なお、この「傾斜」のもたらす作用効果については後に詳述する。
【0024】
更に、連結導体部の外周は、横断面が台形とされていることから、コイル平面と直角又は平行になるため、取り付け部材側或いは磁極ユニット側に対する収まりも良好である。
【0025】
請求項2に記載の発明は、前記傾斜辺のコイル平面に対する傾斜角度が、3〜30度の範囲に設定されたことを特徴としている。
【0026】
この発明は、本発明を「傾斜の角度」の観点でより具体化したものである。本発明は、連結導体部がほぼ直角に曲折された状態でオフセットされ、且つ前記「傾斜」の存在が認められれば、それなりの効果を有することができる。しかしながら、請求項2に記載の発明のように、この傾斜の角度が3〜30度の範囲に設定された場合には、その効果をより端的に得ることができるようになる。なお、更に好ましい傾斜の角度は、5〜20度の範囲である。
【0027】
請求項3に記載の発明は、前記有効導体部が前記コイル平面と平行な側面を有し、前記傾斜辺が、この側面のうち連結導体部がオフセットされた側の側面を含む平面と、コイル平面との間に位置していることを特徴としている。
【0028】
この発明は、本発明を「傾斜辺の形成位置」の観点でより具体化したものである。この位置に傾斜辺が形成されていると、連結導体部の横断面の一部が有効導体部の横断面の延長線上と確実に重なる位置にまで、連結導体部をコイル平面に近付けることができ、オフセット長さをほぼ最小とすることができるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を詳細に説明する。
【0030】
図1は本発明の実施形態に係るリニアモータ用コイルユニットの単体コイルを示すもので、(A)はその斜視図、(B)は(A)の矢示IBに沿う断面図である。
【0031】
この単体コイル12は、全体がほぼ矩形のリング状とされており、この矩形の対向する2辺がリニアモータの可動体の推力発生に寄与する一対の有効導体部14として機能し、他の対向する2辺が該有効導体部14を結ぶ一対の連結導体部16として機能する。
【0032】
ここで、便宜上、有効導体部14のそれぞれの軸中心01、02を含む平面をコイルCP平面と定義する。
【0033】
このコイル平面CPに対して、有効導体部14の端部付近がほぼ直角に曲折されている。それにより一対の連結導体部16は、コイル平面CPからオフセットされた状態で該コイル平面CPと平行に延在された状態とされている。
【0034】
一方、該連結導体部16の横断面の形状は、この延在状態において、コイル平面CPとほぼ直角の平行辺16a、16bと、コイル平面CPに対向し且つコイル平面CPに対してコイル内周側からコイル外周側に向かって連結導体部16が曲折された(オフセットされた)方向と逆の方向に傾斜した傾斜辺16cと、反コイル平面側の辺16dを有するほぼ台形の形状とされている。
【0035】
この結果、コイル平面CP側に傾斜辺16cが位置し、一方、連結導体部16の外周は、(この台形の2つの平行辺16a、16bのうちの1つである)辺16aと辺16dとがそれぞれ位置することになるため、コイル平面CPと直角又は平行な平面が現れることになる。
【0036】
傾斜辺16cのコイル平面CPに対する傾斜角度θは、この実施形態では約15度に設定されている。なお、この傾斜角度は3〜30度の範囲に設定されているのが良く、より好ましくは2〜20度の範囲に設定されているのが良い。
【0037】
前記有効導体部14はその断面が矩形状とされ、コイル平面CPと平行な側面14a、14b及びこれと直角な外側面14c、14dを有する。傾斜辺16cは、このうち曲折した側の側面14aを含む平面EPと、コイル平面CPとの間に位置している。
【0038】
なお、連結導体部16の断面形状における「台形」は、発明の性質上必ずしも幾何学上の正確な台形である必要はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で角を丸めたり或いは各辺16a〜16dが若干湾曲していたとしても、本発明の「台形」の範疇に含まれる。
【0039】
次にこの単体コイル12を用いたコイルユニット60をリニアモータLM用に適用する場合の構成・作用を説明しながら、該単体コイル12の形状に基づく作用について説明する。
【0040】
先ず、図2、3、及び再び特願平11−273579号に係る図8を兼用参照してリニアモータLMの構成から説明する。複数の単体コイル12はU、V、W相用の単体コイル12U、12V、12Wとして用いられる。これら3相の単体コイル12の組立ては、次のようにして行う。即ち、まず各単体コイル12における有効導体部14の外側面14cを隙間なく隣接させると共に、連結導体部16を走行方向Aに対してそれぞれ逆側に折り曲げた単体コイル群を2列用意する(図3における上側に逆U字状に配置された単体コイル群の列と下側にU字状に配置された単体コイル群の列)。次いで、一方の群の1つの有効導体部14の開口部の中に他方の群の2つの有効導体部14の端部が入り込み、結果として有効導体部14が等ピッチで並ぶように各群の単体コイル12同士を対向させる。ここで図3に示されるように、一方の単体コイル群もU、V、W、U、V、W…の順に並べ、他方の単体コイル群もU、V、W、U、V、W…の順に並べる。そして一方の単体コイル群のU相の単体コイル12の有効導体部14の間に他方の単体コイル群のV相およびW相の有効導体部14の端部が介在されるように両単体コイル群の位相を調整する。
【0041】
すると、走行方向に沿ってU、V、W相の各有効導体部14の断面が連続して並ぶようになる。この配列は、有効導体部14に対して連結導体部16がほぼ直角に折れ曲がる単体コイル12を用いることによって可能となるものであるが、走行方向に垂直な断面で見ると2相分のコイルだけが現われており(図2参照)、単体コイル12の種類が1種類のみで済むという極めて有利な配列である。
【0042】
図2の(A)は特願平11−273579における単体コイルの組付状態を示したものであり、同図(B)は本実施形態に係るそれを示している。特願平11−273579の構成に係るコイルユニット10においては、これ自体従来のコイルユニットと比べるとかなりコンパクトになっている。しかしながら、図2の(A)から明らかなように、連結導体部6の走行方向に対する左右幅(連結導体部6の組付状態でのトータルのオフセット幅)W1をかなり大きくしないと隣接する単体コイル2の連結導体部6同士の干渉が避けられない。
【0043】
これに対し、本実施形態に係る単体コイル12は、傾斜辺16cがコイル平面CPに対して連結導体部16が曲折された(オフセットされた)方向と逆の方向に傾斜角度θを有し、しかもその位置が有効導体部14の側面14aを含む平面EPの内側(コイル平面側)に設定されている。その結果、この傾斜角度θの存在により連結導体部16の横断面はコイル平面CP側に大きくシフトすることが可能になり、それにも拘わらず隣接する連結導体部16の曲折部分の外周Gと傾斜辺16cとの干渉は生じない。
【0044】
従って、連結導体部16の走行方向に対する左右幅(連結導体部16の組付状態でのトータルのオフセット幅)W2を前記W1より短縮でき、無駄な領域(空間)Rをなくして一層コンパクトな収まりとすることができる。この短縮は、リニアモータLMの走行方向に対する左右幅方向の短縮に寄与し、同じ幅を確保できる場合にはより厚みのあるケーシングとすることができるため、より安定した走行を実現でき、また、設計によってはより強い推力を発生させるようにすることもできる。
【0045】
更に、連結導体部16の外周は、該連結導体部16の横断面の台形の辺16aと辺16dが現われることから、コイル平面CPと直角又は平行になるため、取り付け部材側或いは磁極ユニット側に対する収まりも良好である。
【0046】
次に、この単体コイルを12の製造方法について説明する。
【0047】
本発明に係る単体コイルは、具体的にどのような製造方法によって製造しても構わない。要は、最終的な形状が結果として本発明に係る形状を有していれば、本発明所定の効果を得ることができる。
【0048】
特願平11−273579においては、図8に示されるように、『まず厚さtの平角線を同一平面上において所定回数巻回して矩形状のコイルシート3を形成した後、一対の連結導体部6を有効導体部4に対して同一方向にほぼ90度折り曲げてコ字形のコイルシート3aとし、且つこのコ字形としたコイルシート3aをその幅及び曲げる位置を若干ずつ変えて複数枚用意してそれぞれを重ね合わせて1個の単体コイル2を得る』という技術を合わせて提案している。
【0049】
しかしながら、この方法では本発明の要求する形状を必ずしも簡易には形成することはできない。しかも、幅及び曲げる位置を少しずつ変えた複数のコイルシートを積層することによって単体コイルを製造するというのは、コスト性、或いは設計変更の柔軟性という観点においても不利である。
【0050】
そこで1本の導線から巻回によって本発明に係る単体コイルを製造すること可能とする方法をここで説明する。
【0051】
図4は本発明にかかるリニアモータ用コイルユニットの単体コイルを製造するための巻き取り装置を模式的に示したものである。
【0052】
図4では、単体コイル12が巻き始められる状態が示されており、便宜上、単体コイル12の素材となる導線Wが送り出される方向がZ軸、水平方向の軸(連結導体部16となる辺の回転中心軸)をX軸、鉛直方向の軸(有効導体部14となる辺の回転中心軸)をY軸と定義している。
【0053】
この巻き取り装置は、導線WをZ軸方向に送り出す導線送り出し機(導線送り出し機構)20と、送り出された導線Wを巻き取る巻線機30とで構成されている。
【0054】
まず導線送り出し機20の構成から説明する。
【0055】
この導線送り出し機20は、基台22、コイルボビン24、ガイドローラ26、及びガイドアーム28を備える。
【0056】
基台22からは鉛直に(Y軸方向に)一対の第1支柱22a、一本の第2支柱22bが立設されている。前記コイルボビン14は第1支柱22aによってX軸周りに回転自在に支持され、巻回・保有している導線Wをリコイルして送り出す。前記ガイドローラ26は、第2支柱22bの頂部においてX軸周りに回転自在に支持され、コイルボビン24から送り出された導線Wの送り出し方向をZ軸方向に変える。前記ガイドアーム28は、第2支柱22bの側面に取り付けられ、導線Wの送り出される位置(座標)を確定・位置決めする。
【0057】
一方、前記巻線機30は、巻き型40及び第1、第2回転機構50、52から主に構成されている。
【0058】
巻き型40は、自身の中心が前記X軸、Y軸の原点Oに一致するように位置決め・配置される。この巻き型40は単体コイル12の矩形の頂点相当位置に導線Wの係止部P1〜P4を有し、自身の回転によって導線Wを矩形状に巻き取る際にそのベースとして機能する。
【0059】
巻き型40の具体的な構造を図2に示す。巻き型40は第1ピース42及び第2ピース44からなる。
【0060】
第1ピース42は、有効導体部14となるべき2辺14Aの内側に配置される。この第1ピース42は連結導体部16となるべき2辺16Aの外側にまで延在され該連結導体部16がそれぞれ巻回される一対の第1巻回部42aを有する。
【0061】
第2ピース44は、連結導体部16となるべき2辺16Aの内側に配置される。この第2ピース44は有効導体部14となるべき2辺14Aの外側にまで延在され該有効導体部14がそれぞれ巻回される一対の第2巻回部44aを有する。
【0062】
第1ピース42の第1巻回部42aは、該第1巻回部42aの端部側に向かうに従って、前記第2ピース側からより大きく離反するように傾斜して形成されている。これは、前記「台形の傾斜辺16c」を形成するためのガイドとなるものである。
【0063】
第1ピース42の第1巻回部42a、及び第2ピース44の第2巻回部44aのそれぞれの端部には、折り返し部42b、44bが、相手ピース側に向けてそれぞれ突出・形成されている。折り返し部42bは、前記「台形の平行な辺16a」を形成するためのガイドとなるもので、この折り返し部42bの存在により連結導体部16における導線Wの巻き取り状態が整形され、該連結導体部16の断面がほぼ「台形」に維持される。
【0064】
又、折り返し部44bの存在により有効導体部14における導線Wの巻き取り状態が整形され、該有効導体部14の断面がほぼ矩形状に維持される。
【0065】
第1ピース42と第2ピース44は、複数のボルト32を介して十字状に且つ分解可能に重ねられている。十字状に重ねると、第1ピース42の第1巻回部42a及び第2ピース44の第2巻回部44aがそれぞれ相手側ピース44、42の外側にまで延在する形となり、このときに形成される4つの交差部がそれぞれ導線Wの係止部P1〜P4として機能する。
【0066】
前記第1回転機構50は、X軸に沿って巻き型40の第2ピース44に押え体53a、53b及びボルト55を介して一体的に設けられたシャフト54、このシャフト54を回転自在に支持する一対の第3支柱56、56(図4)、及び該シャフト54と一体化された円板58、該円板58を回転させるための取っ手60からなる。即ち、この実施形態においては手動で巻き型40をX軸周りに回転させる構成を採用している。
【0067】
前記第2回転機構52は、巻き型40及び第1回転機構50の全体をY軸を中心にして回転可能とする回転基台62によって主に構成される。この回転基台62は、第1回転機構50の取っ手60、円板58及び第3支柱56を介して手動にて回転される。従って、取っ手58、円板60、及び第3支柱56は、第1回転機構50の一部を構成すると共に第2回転機構52の一部を兼ねていることになる。
【0068】
なお、図の符号70、72は、それぞれ第1回転機構50及び第2回転機構52の回転回数をカウントして表示するカウンタである。
【0069】
この実施形態では、このように半自動で巻き型40を回転させる構成を採用しているが、本発明に係る単体ユニットは、上記巻き型40を用いれば、完全に人の手による巻回によっても製造可能である。
【0070】
逆に、円板58或いは回転基台62を図示せぬモータによって電気的に回転させるようにして完全自動化の方向に発展させてもよい。この場合には、各モータの回転は導線送り出し機20からの導線Wの送り出し速度Sが一定となるように制御するようにすると、導線Wの張力Teをほぼ一定に保つことができ、巻きむらのない円滑な巻き取りを行うことができる。導線Wの送り出し速度Sは、ガイドローラ26の回転速度と対応するため、例えばこのガイドローラ26に回転速度センサ(図示省略)を付設することにより検出することができる。
【0071】
次に、巻き型40の作用を中心にしてこの巻き取り装置の作用を説明する。
【0072】
図4〜図6を参照して、コイルボビン24、ガイドローラ26、ガイドアーム28を介してZ軸方向に送り出された導線Wは、巻き型40の係止部P1の部分で折り曲げられ、図6の(a)に示すような最初の有効導体部14fが形成された初期状態とされる。この初期状態の形成に当たっては、導線W自体を直接折り曲げてもよく、巻き型40のX軸回りの回転と組み合わせて行ってもよい。
【0073】
この状態から巻き型40は第2回転機構52によりY軸を回転中心として180度回転される。この回転によって先ず係止部P1において捻れが発生し、導線Wが該係止部P1で強固に係止される。その上で、この係止部P1を起点(或いは始点)として、終点に相当する係止部P2にまで新しく供給される導線Wに沿うようにして巻き型40が回転し、(b)に示されるように、最初の連結導体部16fが張り渡される。この「張り渡し」は新しく供給されるストレスフリーの導線Wに巻き型40が「寄り添う」ような態様で行われるため、Z軸−連結導体部16を含む平面上においてサイドフォース(捻れストレス)のほとんど発生しない状態で行うことができる。即ち、異形コイルでありながら係止部P1で発生した捻れは、次の係止部P2にはほとんど伝搬されない。
【0074】
(b)の状態が形成されると、巻き型40はX軸を回転中心として180度回転される。この回転によって今度は係止部P2において捻れが発生し、導線Wが該係止部P2で強固に係止される。その上で、この係止部P2を起点(或いは始点)として、新しい終点に相当する係止部P3にまで導線Wに沿うようにして巻き型40が回転し、(c)に示されるように、次の有効導体部14sが張り渡される。この「張り渡し」も新しく供給されるストレスフリーの導線Wに巻き型40が「寄り添う」ような態様で行われるため、Z軸−有効導体部14を含む平面上においてサイドフォース(捻れストレス)のほとんど発生しない状態で行うことができる。即ち、係止部P2で発生した捻れも、次の係止部P3にはほとんど伝搬されない。
【0075】
その後は再びX軸を中心として巻き型40は180度回転され、前述した(a)における係止部P1からP2に至る張り渡しとまったく同様に係止部P3からP4への張り渡しが行われる。その結果、次の連結導体部16sが張り渡され、(d)のような状態となり、1周分の巻回が完了する。
【0076】
以降、(a)〜(d)の操作が繰り返され、カウンタ70、72が所定の巻回回数(巻き数)を示した段階で巻き取り操作が終了される。
【0077】
以上の説明から明らかなように、いずれの有効導体部14が巻回されるときも、又、いずれの連結導体部16が巻回されるときも、常に導線Wを係止部P1〜P4のいずれかに係止させた状態で、当該係止部を中心として90度折れ曲げるような態様で該導線Wが巻回されることになる。
【0078】
そのため、たとえ有効導体部14に対して2つの連結導体部16がそれぞれ同一の方向に大きく折れ曲がるような特殊な形状の異形コイルであっても、有効導体部14及び連結導体部16は、双方ともそれぞれの巻回に最適な方向及び角度で導線送り出し機20から新たな導線Wの供給を受けることができる。従って、必要以上に巻回張力を高めなくても無理なく且つ整然と導線Wを巻回していくことができる。
【0079】
又、巻線機30の第1、第2回転機構50、52は常に同一度方向に巻き型40を回転させているものの、巻き型40はこれによってX軸、Y軸を中心として交互に反転させられるため、導線Wに対する巻き型40の回転という観点で観察した場合には、
1)連結導体部16と平行な軸を中心に180度正転((d)→(a))、
2)有効導体部14と平行な軸を中心に180度正転((a)→(b))、
3)連結導体部16と平行な軸を中心に180度逆転((b)→(c))、
4)有効導体部14と平行な軸を中心に180度逆転((c)→(d))、
の4態様を繰り返すことになり、巻回が1周すると、正転によって捻れた導線Wが逆転によって丁度元に戻される態様となる。従って、何回巻回しても捻れが累積しない。
【0080】
更に、前述したように、新たな巻回は常にZ軸−有効導体部14の平面上、或いはZ軸−連結導体部16の平面上のいずれかにおいてサイドフォース(捻れストレス)の殆ど発生しない状態で行われるため、係止部と係止部との間の導線Wには捻れストレスがほとんどなく、所定の係止部によって発生した捻れが次の係止部にまで伝搬されにくい態様が形成される。
【0081】
本実施形態に係る方法あるいは装置によって製造された単体コイル12は、第1、第2巻回部42a、44aの寸法(図4のD1、D2参照)の寸法や巻き数を選択することにより種々の形状とすることができる。また、有効導体部14及び連結導体部16の長さL1、L2も自由に選択することができ、これらをどのように設定しても巻回が不可能となることはない。
【0082】
ところで、特願平11−273579号にて採用されている方式は一般に「整列巻き」と称される方式に属し、本実施形態に係る方式は、(送り出し位置を制御しない限り)「乱巻き」と称される方式に属するものとなる。巻き型40に導線Wを巻回して製造された単体コイル12は、そのままでもその有効導体部14の線密度(導体の線積率)は必ずしも低いわけではない。しかしながら、巻き取り後に成形処理・或いは圧縮処理を施すようにすると、有効導体部14の線密度を一層高めることができ、乱巻き方式であっても整列巻きに比べて遜色のない線密度を得ることができる。また連結導体部16及び有効導体部14の横断面形状をより密度の高い「台形」或いは「矩形」に成形することができるようになる。
【0083】
例えば、このようにして巻き取られた単体コイル12は、巻き型40に巻回した状態のまま、成形具70が装着される。この状態を図7に示す。
【0084】
成形具70は、単体コイル12が巻き取られたままの巻き型40を挟み込むプレート72、74、76、78とで構成される。各プレート72、74、76、78には巻き型40の形状に合致させるために凸部72a、74a、或いは凹部76a、78aがそれぞれ形成されている。なお、図7では、締結用のボルト及びボルト孔の記載は省略されている。
【0085】
成形具70は、当初巻き型40に対して仮締結され、この状態で導線Wに所定の電流が流される。この結果導線Wが発熱し、やがて導線Wの温度が塑性域にまで上昇した段階で成形具70を仮締結状態から締め増す。この結果、該塑性域に入った導線Wを所定形状に成形できる。
【0086】
また、成形により有効導体部14及び連結導体部16の各横断面の矩形及び台形形状、あるいは大きさに関してよりばらつきのない単体コイル12を得ることができるようになる。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、よりコンパクトな単体コイル、或いはこれを利用したコイルユニットを提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るリニアコイルようをコイルユニットの単体コイルを示すもので、(A)はその斜視図、(B)は(A)の矢示1B線に沿う断面図、
【図2】上記単体コイルを用いたコイルユニットの縦断面図
【図3】前記コイルユニット及び磁石ユニットをの配置を示す平面図
【図4】本発明の実施形態に係るリニアコイル用コイルユニットの単体コイルを製造するための巻き取り装置の概略を示す斜視図
【図5】上記巻き取り装置における巻き型の構成を示す、正面、平面、及び縦断面図
【図6】上記巻き取り装置における導線の巻回工程を示す斜視図
【図7】上記実施形態における成形具の構成を示す分解斜視図
【図8】特願平11−273579号(未公知)において開示されているリニアモータ用コイルユニットの製造に係る工程を順を追って示す斜視図
【符号の説明】
LM…リニアモータ
2、12…単体コイル
4、14…有効導体部
14a…側面
6、16…連結導体部
16a、16b…平行辺
16c…傾斜辺
θ…傾斜角度
10、60…コイルユニット
RW…巻き取り装置
20…導線送り出し機(導線送り出し機構)
30…巻線機
40…巻き型
42…第1ピース
42a…第1巻回部
42b…折り返し部
44…第2ピース
44a…第2巻回部
44b…折り返し部
50…第1回転機構
52…第2回転機構
70…成形具
W…導線
P1〜P4…係止部

Claims (4)

  1. 全体がほぼ矩形のリング状とされ、前記矩形の対向する2辺がリニアモータの可動体の推力発生に寄与する一対の有効導体部として、他の対向する2辺が該有効導体部を結ぶ一対の連結導体部としてそれぞれ機能するリニアモータ用コイルユニットの単体コイルにおいて、
    前記一対の有効導体部のそれぞれの軸中心を含む平面をコイル平面と定義したときに、
    このコイル平面に対して、前記有効導体部の端部付近がほぼ直角に曲折されることによって、前記一対の連結導体部がコイル平面からオフセットされた状態で該コイル平面と平行に延在された状態とされ、且つ、
    該連結導体部の横断面の形状が、この延在状態において、コイル平面とほぼ直角の平行辺と、コイル平面に対向し且つコイル平面に対してコイル内周側からコイル外周側に向かって連結導体部がオフセットされた方向と逆の方向に傾斜した傾斜辺と、を有するほぼ台形の形状とされた
    ことを特徴とするリニアモータ用コイルユニットの単体コイル。
  2. 請求項1において、
    前記傾斜辺のコイル平面に対する傾斜角度が、3〜30度の範囲に設定されたことを特徴とするリニアモータ用コイルユニットの単体コイル。
  3. 請求項1又は2において、
    前記有効導体部が前記コイル平面と平行な側面を有し、
    前記傾斜辺が、この側面のうち連結導体部がオフセットされた側の側面を含む平面と、コイル平面との間に位置している
    ことを特徴とするリニアモータ用コイルユニットの単体コイル。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の単体コイルを製造するための巻き型であって、
    前記有効導体部となるべき2辺の内側に収まると共に、前記連結導体部となるべき2辺の外側にまで延在され該連結導体部がそれぞれ巻回される一対の第1巻回部を有する第1ピースと、
    前記連結導体部となるべき2辺の内側に収まると共に、前記有効導体部となるべき2辺の外側にまで延在され該有効導体部がそれぞれ巻回される一対の第2巻回部を有する第2ピースとを、
    前記第1巻回部及び第2巻回部を互いに対向させた状態で十字状に且つ分解可能に重ねて成り、且つ、
    前記第1ピースの第1巻回部の端部に、前記台形の平行辺のガイドとなる折り返し部が、第2ピース側に向けてそれぞれ突出・形成されると共に
    該第1ピースの第1巻回部が、この第1巻回部の端部側に向かうに従って、前記第2ピース側からより大きく離反するように傾斜して形成され、
    前記第1ピースと第2ピースとを十字状に重ねた際に形成される4つの交差部に導線を順次係止させながら、導線を巻回することを可能とした
    ことを特徴とするリニアモータ用コイルユニットの単体コイルの巻き型。
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