JP3954636B2 - 記録システム - Google Patents

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本発明は、DVD+R等の記録可能な情報記録媒体に対して記録を行う記録システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータ(PC)は、その機能が向上するに伴い、音楽や映像といったAV(Audio-Visual)情報を取り扱うことが可能になってきている。これらのAV情報は、その情報量が非常に大きいため、情報記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)系の光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、情報記録再生装置としての光ディスク装置がPCの周辺機器の一つとして普及するようになってきている。
DVD系の記録型ディスクとして、DVD+R(Recordable)やDVD+RW(Rewritable)などのディスクがある。これらは物理特性がDVD−ROMディスクに近く、DVD−ROMドライブとの互換性に優れたディスクである。
DVD+RWへデータ記録を行う場合、データ記録に先立って"フォーマット"と呼ばれる処理を行う必要がある。従来、フォーマット処理はディスク全面をダミーデータで記録してしまう処理であり、このためデータ記録前に膨大な時間を必要としていた。しかし、DVD+RWにおけるフォーマット処理では、データ記録に最低限必要な領域を記録しただけでユーザからのデータ記録、再生等の要求を可能にし、残りの領域はユーザからのアクセスがない時間を利用して、ドライブがバックグラウンドで未記録領域をダミーデータで記録する、いわゆるバックグラウンドフォーマットと呼ばれる方式を採用しており、従来ディスクに対してフォーマットに要する時間が格段に削減された。また、バックグラウンドフォーマット中、ディスク全面を記録し終わる前にディスクを取り出すことも可能である。このとき、DVD−ROMドライブとの互換を取るために、ディスク排出前に、最終記録アドレスからテンポラリリードアウトを記録してディスクを取り出すモードが用意されている。
一方、DVD+Rはデータの書き換えができないライトワンスディスクであり、データ記録はシーケンシャルに行う必要がある。ファイル単位で追記されたデータをDVD−ROMドライブで読ませるために、予めファイル情報を記録する領域をセッションの先頭にリザーブしておき、セッションクローズする際に記録データのファイル情報をリザーブ領域に記録する方式が一般的である。
前述したように、DVD+Rのデータ記録はディスク内周からシーケンシャルに記録する必要があるが、記録領域を複数のトラック(DVD+Rではフラグメントと呼ぶ)に分割して記録することで、セッションの先頭領域を後から記録することが可能になる。また、セッションをクローズした場合も、新規にセッションを追加することでセッションクローズ後のデータの追記が可能となる。このようにDVD+Rではマルチトラック、マルチセッション記録方式が採用されている。
DVD+Rではトラックを追加した場合、トラックの情報がリードインのセッショディスクコントロールブロック(Session Disc Control Block、以下、SDCB)と呼ばれる領域に記録される。SDCBには当該セッション内の全トラックの情報と、当該セッションに先行する全セッションの情報などが含まれる。SDCBはトラックを追加する毎に更新され新たな領域に追加記録される。リードイン内にはSDCBを16回更新するだけの領域が存在することから、セッション内に記録可能なトラックは最大16トラックとなっている。
ところで、DVD−ROMディスクではディスクの半径位置35mmまではデータが記録されていることになっている。このため、少量のデータを記録してセッションをクローズした場合、DVD−ROMドライブでは正常に読み出せないディスクが存在することなる。
DVD+RWディスクでは、このような場合を考慮して所定量のデータが記録されずにセッションをクローズする場合は、所定の位置までダミーデータを記録してから(テンポラリ)リードアウトを記録するモードが用意されている。
即ち、バックグラウンドフォーマット中にユーザからディスク取り出し要求があった場合、ダミーデータ記録、或いは、ユーザデータ記録サイズをチェックし、記録サイズが所定量よりも小さければ、所定の記録領域をダミーデータで記録してからテンポラリリードアウトを付加してディスクを取り出す。従って、データ記録容量が小さい場合も、取り出したディスクがDVD−ROMドライブで正常に読み出されることを保証することが可能となっている。
また、DVD−R/RWディスクなどの場合は、所定の記録容量以下でセッションをクローズする場合、リードアウト領域を所定の領域まで記録するようになっている。DVD+RWにおいても、テンポラリリードアウトの長さを可変にする情報記録再生装置が提案されている。
しかしながら、DVD+Rに関しては、セッションクローズ時に、このようなDVD−ROMドライブとの互換性を保証するモードは用意されておらず、記録容量が小さくても規定のリードアウトを記録してセッションをクローズするのみであり、セッションクローズしたディスクがDVD−ROMドライブで正常に読み出せない可能性がある。
本発明は、記録データサイズが小さい場合にも取り出した情報記録媒体をDVD−ROMドライブで正常に再生することを保証する記録システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ホストと、ホストからの要求に応じて情報記録媒体にデータの記録を行う情報記録装置と、を備えた記録システムであって、前記情報記録媒体は、リードイン領域、データ記録領域、リードアウト領域が形成され、前記データ記録領域は、複数の記録区分に分割され、さらに前記各記録区分内を複数の記録ブロックに分割されて記録が行われ得るものであり、前記リードイン領域内の所定の領域に前記記録区分の前記記録ブロックの管理情報が記録されるものであって、前記ホストは、前記情報記録装置に、最後の前記記録区分を終了する要求を出し、前記情報記録装置は、前記最後の記録区分の終了要求を受領した場合、所定の領域までデータが記録されないとき、該所定の領域までダミーデータを記録した後、前記リードアウト領域を形成し、前記管理情報を更新することを特徴とする。
従って、所定の領域まで含むようリードアウト領域を形成するため、例えば記録データサイズが小さい場合にも取り出した情報記録媒体をDVD−ROMドライブで正常に再生することができる。また、所定の領域までのダミーデータ記録を記録ブロックの追記で実行させることで、例えばDVD+R規格に反することなく、記録領域を追加することができ、かつ、記録データ量が少ない場合も所定の領域までは記録されていることになるので、例えばDVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
請求項記載の発明は、請求項に記載の記録システムにおいて、前記情報記録装置は、新たな記録ブロックを形成して、該記録ブロックに前記ダミーデータを記録することを特徴とする。
従って、所定の領域までのダミーデータ記録を記録ブロックの追記で実行させることで、例えばDVD+R規格に反することなく、記録領域を追加することができ、かつ、記録データ量が少ない場合も所定の領域までは記録されていることになるので、例えばDVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の記録システムにおいて、前記情報記録媒体はディスク状であり、前記所定の領域は、半径位置が35mmまでの領域であることを特徴とする。
従って、具体的に現状のDVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の記録システムにおいて、前記情報記録媒体はディスク状であり、前記所定の位置は、半径位置が30mmまでの領域であることを特徴とする。
従って、具体的に半径位置が30mmまでの領域であってもDVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
請求項記載の発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システムにおいて、前記情報記録媒体は、書き換えができない情報記録媒体であることを特徴とする。また、請求項記載の発明は、請求項5に記載の記録システムにおいて、前記情報記録媒体は、DVD+Rであることを特徴とする。
従って、具体的に、DVD+R規格に反することなく、記録領域を追加することができ、かつ、記録データ量が少ない場合も所定の領域までは記録されていることになるので、例えばDVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
請求項記載の発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システムにおいて、前記ホストと前記情報記録装置は、同一の筐体内に配置されることを特徴とする。また、請求項記載の発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システムにおいて、前記情報記録装置は、前記ホストと別の筐体内に配置されることを特徴とする。
従って、配置に制限されることがなく、汎用的な記録システムを提供することができる。
請求項記載の発明は、請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システムにおいて、前記所定の領域までデータが記録されないとき、該所定の領域までダミーデータを記録するか否かをユーザに選択させるモードを備えたことを特徴とする。
従って、ユーザが望む方法でセッションクローズを行うことが可能となる。
本発明によれば、記録データサイズが小さい場合にも取り出した情報記録媒体をDVD−ROMドライブ等で正常に再生することを保証する記録システムを提供することができる。
以下に、本発明における記録システムを実施するための最良の形態について説明する。まず、本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置1の概略構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置1は、情報記録媒体としての光ディスク2を回転駆動するためのスピンドルモータ3、光ピックアップ装置4、レーザコントロール回路5、モータドライバ6、再生信号処理回路7、サーボコントローラ8、バッファRAM9、バッファマネージャ10、インターフェース11、ROM12、CPU13及びRAM14などを備えて構成されている。なお、図1中に示す矢印は代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
より詳細には、まず、光ディスク2としては、DVD+Rの規格に準拠した情報記録媒体(以下、単に、DVD+Rという)が対象とされている。
光ピックアップ装置4は、光源としての半導体レーザ、この半導体レーザから出射されるレーザ光を光ディスク2の記録面に導くとともに記録面で反射された戻り光を所定の受光位置まで導く対物レンズ等を含む光学系、受光位置に配置されて戻り光を受光する受光器、及び、駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータ等)(何れも図示せず)などを含んで構成されている。受光器からは、受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路7に出力される。
サーボコントローラ8では、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置4のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成するとともに、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置4のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成する。これらの制御信号はサーボコントローラ8からモータドライバ6に出力される。
モータドライバ6では、サーボコントローラ8からの制御信号に基づいて光ピックアップ装置4のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ディスク2の線速度が一定となるようにスピンドルモータ3を制御する。さらに、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ピックアップ装置4用のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置4を光ディスク2の目標トラックに向けて半径方向に移動させる。
インターフェース11は、外部装置となるホスト(例えば、PC)と双方向の通信インターフェースであり、ATAPI及びSCSI等の標準インターフェースに準拠している。
CPU13は、ROM12、RAM14とともに当該光ディスク装置1が備えるマイクロコンピュータ(コンピュータ)を構成している。記憶媒体としても機能するROM12には、CPU13により解読可能なコードで記述された後述するような制御プログラムを含むプログラムが格納されている。CPU13は、ROM12に格納されているプログラムに従って上述の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM14に保存する。なお、当該光ディスク装置1の電源が投入されると、ROM12に格納されているプログラムは、CPU13のメインメモリ(図示せず)にロード(インストール)される。このCPU13による制御処理の一つとして、後述するように、セッションクローズ時のデータ記録容量をチェックし、データ記録容量が小さければ所定の領域まで新規トラックを追加してセッションをクローズするなどの処理を行う処理が含まれている。
次に、本実施の形態で対象としている光ディスク2であるDVD+Rのマルチセッションフォーマット例を図2に示す模式図を参照して説明する。なお、当該光ディスク2におけるファイルシステムとしては、シーケンシャルUDF規格に準拠するものとする。
図2に示す例では、説明を簡単にするため、例えば、光ディスク2上に存在する1つの記録区分としてのセッション(オープンセッション又はクローズセッション)SessionNを示している。このセッションSessionNには、記録ブロックとして3つのトラック(DVD+Rでは、フラグメント)N,N+1,N+2が存在しているケースを示している。また、当該セッションSessionNの所定の領域、例えば、リードイン(或いは、イントロ)には管理情報領域となるセッションディスクコントロールブロックSDCB(Session Disc Control Block)が当該セッションSessionNのデータ記録が完了する毎に新たに確保され、データ記録に関する管理情報が記録される。
ここに、この図2を参照して本実施の形態の光ディスク2に対する記録時のセッションクローズ動作の原理について簡単に説明する。図2は、DVD+Rによる光ディスク2に対するセッションクローズ時のダミーデータ記録の様子を模式的に示す。本実施の形態では、ダミーデータ記録を行うための所定の領域に関する閾値を、その一例としてディスク半径位置35mmとしている。ユーザからセッションクローズ要求があった場合、従来では、図2(a)に示すようにリードアウト(Lead Out)開始位置をユーザデータの終了アドレスとしていたが、本実施の形態では、データ記録サイズを判断し、データ記録サイズがディスク半径位置R=35mmよりも小さかった場合には、図2(b)に示すように、リードアウト(Lead Out)の終了アドレスがディスク半径位置R=35mmとなるようトラックN+3を新規に追記しダミーデータを記録し、最後にリードアウト(Lead Out)を付加してセッションクローズ処理を行わせるようにしたものである。このようなトラック記録の際、DVD+R規格を満たすためSDCBにトラックN+3の情報を追加して更新する。
図3にこのようなSDCBのフォーマット例を示す。図3に示すように、SDCB内には"Contents Descriptor""Unknown Contents Descriptor Actions""Drive ID""Session Number(セッション番号)"等の記述を含む他、SDCB特有の情報として各々16バイト構成の複数(0〜N)の"Session Item(セッションアイテム)"が存在する。
このような"Session Item(セッションアイテム)"には、当該セッション内のフラグメント情報を示す"Fragment Item"と、当該セッション以前のセッション情報を示す"Previous Session Item"との2種類が存在する。
図4に"Fragment Item"のフォーマット例を示す。"Fragment Item"のフォーマット中には、"Fragment number(フラグメント番号)""Fragmentstart address(フラグメントの開始アドレス)""Fragment end address(フラグメントの終了アドレス)"等のフラグメント情報が管理情報として記述されるように設定されている。このような"Fragment Item"は当該セッション内に存在するフラグメント毎に"Session Item"の一つとして用意される。図2に示す例であれば、図2(a)ではN〜N+2の3つの"Fragment Item"が存在するが、図2(b)ではN〜N+3の4つの"Fragment Item"が存在することとなる。
図5に"Previous Session Item"のフォーマット例を示す。"PreviousSession Item"のフォーマット中には、"Previous session number(以前のセッション番号)""Previous session start address(以前の当該セッションの開始アドレス)""Previous session end address(以前の当該セッションの終了アドレス)"等のセッション情報が管理情報として記述されるように設定されている。このような"Previous Session Item"は当該セッション以前に存在するセッション毎に"Session Item"の一つとして用意される。図2に示す例であれば、図2(a)(b)の各SDCBに各々(N−1)個ずつの"Previous Session Item"が存在することとなる。
このようなSDCBにおいても、各々追記領域があり、例えば、トラック、セクションの追加によりSDCBの情報も同様に追加される。
このような構成において、CPU13より実行されるセッションクローズ処理の制御例を図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、記録動作に際しては、光ディスク2を複数のセッション(記録区分)に分割するとともに、各セッション(記録区分)内を複数のトラック=フラグメント(記録ブロック)に分割して記録する周知の記録手段の機能が発揮されるものとする。
まず、この処理はユーザからセッションクローズの要求があった場合に実行されるものであり、当該要求があった場合、既に記録されているデータサイズをチェックし(ステップS1)、ディスク半径位置R=35mm以下であるか否かを判断する(S2)。これらのステップS1,S2の処理が判断手段の機能と実行されるが、例えば、最終セッションのリードアウトの終了アドレス等に基づき判断すればよい。データサイズがディスク半径位置R=35mm以下でなければ(S2のN)、通常通りにセッションクローズ処理を行い(S6)、セッションクローズ処理を終了する。
一方、データサイズがディスク半径位置R=35mm以下の場合には(S2のY)、リードアウトを含めてディスク半径位置R=35mmとなるよう新規のトラックを追加記録し(S4)、新規に追加記録したトラック情報を当該セッションのSDCBに更新記録する(S5)。その後、通常通りにセッションクローズ処理を行い(S6)、セッションクローズ処理を終了する。これらのステップS4,S5,S6の処理が追加終了処理手段の機能として実行される。
ところで、セッションクローズ時に新規にトラックを追記するためには、リードイン内にSDCBを追記するための領域がなければならないので、データサイズがディスク半径位置R=35mm以下の場合には(S2のY)、SDCB領域にSDCBを追加する領域(空き領域)があるかどうかをチェックし(S3)、SDCB領域に空きがなかったらユーザに対してエラー報告する処理を行う(S7)。このステップS7の処理が報告手段の機能として実行される。このように、SDCBを更新する領域に空きがない場合はユーザに対しエラー報告させることで、DVD+R規格に反した光ディスク2が作成されてしまうことを回避することが可能となる。
なお、本実施の形態では、現状のDVD−ROMディスクの規格でディスク半径位置35mmまでデータが記録されていることとされている点に対応させて、ステップS4の処理によりダミーデータ記録を行うかどうかの判定閾値を、ディスク半径位置R=35mmの位置としたが、DVD+RWドライブの中には、バックグラウンドフォーマットにおけるDVD−ROM互換モードの半径閾値を30mmとしているドライブも存在する。これは、30mm付近までデータ記録されていればほとんどのDVD−ROMドライブでの再生互換が実証されているためである。従って、本実施の形態のダミーデータ記録を行うための判定閾値となる所定の半径位置としては、例えば、ディスク半径位置30mmの如く設定することも可能である。この点は、以下の実施の形態でも同様である。
このように、本実施の形態によれば、所定の領域(例えば、ディスク半径位置R=35mm)までのダミーデータ記録を新規トラックの追記で実行させることで、DVD+R規格に反することなく、記録領域を追加することができ、かつ、記録データ量が少ない場合も所定の領域(例えば、ディスク半径位置R=35mm)までは記録されていることになるので、DVD−ROMドライブでの読み出しを保証することができる。
また、本実施の形態の処理制御において、ステップS4等による追加終了処理手段の処理を実行させるか否か、即ち、DVD−ROM互換性を重要視するか否かの選択モードを用意しておき、ユーザに選択自在とし、ユーザからセッションクローズ要求があった場合に、まず、ユーザ要求がDVD−ROM互換性を重要視するモードかどうかをチェックするようにしてもよい(S8)。このモード判定の結果、DVD−ROM互換性を重要視するモードが選択されていなければ(S8のN)、通常通りセッションクローズ処理を行い(S6)、処理を終了する。一方、DVD−ROM互換性を重要視するモードが選択されている場合には(S8のY)、データサイズに応じて前述の処理が実行される。
即ち、所定のデータ量以下でセッションクローズを行った光ディスク2であっても、全てのDVD−ROMドライブで再生できないわけではなく、また、ダミーデータ記録はDVD−ROMとの互換性を高める反面、ダミーデータ記録による処理時間の増大といった欠点を合わせて含んでいることから、所定の領域までのダミーデータ記録を行うかどうかをユーザに選択させることで、ユーザが望む方法でセッションクローズを行うことが可能となる。
本発明の第二の実施の形態を図7に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。
本実施の形態において、CPU13より実行されるセッションクローズ処理の制御例を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザからセッションクローズの要求があった場合、既に記録されているデータサイズをチェックし(S1)、ディスク半径位置R=35mm以下であるか否かを判断する(S2)。データサイズがディスク半径位置R=35mm以下でなければ(S2のN)、通常通りにセッションクローズ処理を行い(S6)、セッションクローズ処理を終了する。
一方、データサイズがディスク半径位置R=35mm以下の場合には(S2のY)、リードアウトを含めてディスク半径位置R=35mmとなるようにダミーデータを記録し(S9)、トラックサイズを変更した最終トラックの終了アドレスを更新したSDCBに更新記録する(S10)。その後、通常通りにセッションクローズ処理を行い(S6)、セッションクローズ処理を終了する。これらのステップS4,S5,S6の処理が追加終了処理手段の機能として実行される。これらのステップS9,S10,S6の処理が追加終了処理手段の機能として実行される。
ここに、第一の実施の形態の場合の処理例との違いは、第一の実施の形態ではダミーデータ記録を、新規トラックを追記することで実行しているのに対し、本実施の形態では最終トラックのトラックサイズを変更することで実現している点である。
即ち、トラックを追加する際には、セッション内に存在する全トラック情報を含んだSDCBが新たに追加記録される。従って、リードイン内に存在する複数のSDCBのうち、最外周に記録されているSDCBが有効なSDCBとなる。この場合、第一の実施の形態では、セッションクローズ時に所定の領域までをダミーデータで記録し、その領域を新規トラックとして追加更新されたSDCBを新規に追記するが、新規トラックとしてSDCB情報を更新するのではなく、最終トラックのトラックサイズを変更してSDCBを更新してもよい。つまり、セッションクローズ時に最終トラックの終了アドレスを、ダミーデータ記録を行った最終アドレスに変更してSDCBを更新することで、セッション内のトラック数を変更することなくダミーデータ記録を行うことが可能になる。これによれば、ダミーデータ記録でトラック記録を行わないため、セッション内にユーザが意図しないトラックが生成されることを防ぐことが可能となる。
なお、図7中には特に図示しないが、本実施の形態の場合も、ステップS3,S7,S8の処理を含めてもよいのはもちろんである。
また、これらの実施の形態では、光ディスク2がDVD+Rである場合について説明したが、これに限らず、セッションやトラックといった複数のデータ領域(記録ブロック)に分割してデータ記録されるとともに、データ記録に関する管理情報が所定の管理情報領域に記録され、かつ、当該管理情報は所定のデータ記録が完了する毎に更新されて新たな管理情報領域に追加記録される情報記録媒体であればよい。
また、本実施の形態の光ディスク装置1は、ホストと同一の筐体内に配置される、いわゆる内蔵型であってもよく、或いは、ホストとは別の筐体内に配置される、いわゆる外付け型であってもよい。
さらには、情報記録装置として光ディスク装置が用いられる場合について説明したが、これに限らず、情報記録の対象媒体として、セッションやトラックといった複数のデータ領域に分割してデータ記録するとともに、データ記録に関する管理情報を所定の管理情報領域に記録し、かつ、当該管理情報を所定のデータ記録が完了する毎に更新されて新たな管理情報領域に追加記録する情報記録媒体を用いる情報記録装置であればよい。もちろん、記録のみならず、再生機能を備えた情報記録再生装置であってもよい。
本発明の第一の実施の形態の光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。 DVD+Rのマルチセッションフォーマット例及びセッションクローズ原理を示す模式図である。 SDCBのフォーマット例を示す説明図である。 "Fragment Item"のフォーマット例を示す説明図である。 "Previous Session Item"のフォーマット例を示す説明図である。 セッションクローズ処理制御例を示す概略フローチャートである。 本発明の第二の実施の形態のセッションクローズ処理制御例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
2 情報記録媒体、DVD+R
S1,S2 判断手段
S4,S5,S6 追加終了処理手段
S7 報告手段
S9,S10,S6 追加終了処理手段

Claims (9)

  1. ホストと、
    ホストからの要求に応じて情報記録媒体にデータの記録を行う情報記録装置と、を備えた記録システムであって、
    前記情報記録媒体は、リードイン領域、データ記録領域、リードアウト領域が形成され、前記データ記録領域は、複数の記録区分に分割され、さらに前記各記録区分内を複数の記録ブロックに分割されて記録が行われ得るものであり、前記リードイン領域内の所定の領域に前記記録区分の前記記録ブロックの管理情報が記録されるものであって、
    前記ホストは、前記情報記録装置に、最後の前記記録区分を終了する要求を出し、
    前記情報記録装置は、前記最後の記録区分の終了要求を受領した場合、所定の領域までデータが記録されないとき、該所定の領域までダミーデータを記録した後、前記リードアウト領域を形成し、前記管理情報を更新することを特徴とする記録システム。
  2. 前記情報記録装置は、
    新たな記録ブロックを形成して、該記録ブロックに前記ダミーデータを記録することを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記情報記録媒体はディスク状であり、
    前記所定の領域は、半径位置が35mmまでの領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録システム。
  4. 前記情報記録媒体はディスク状であり、
    前記所定の位置は、半径位置が30mmまでの領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録システム。
  5. 前記情報記録媒体は、
    書き換えができない情報記録媒体であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システム。
  6. 前記情報記録媒体は、DVD+Rであることを特徴とする請求項に記載の記録システム。
  7. 前記ホストと前記情報記録装置は、同一の筐体内に配置されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システム。
  8. 前記情報記録装置は、前記ホストと別の筐体内に配置されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システム。
  9. 前記所定の領域までデータが記録されないとき、該所定の領域までダミーデータを記録するか否かをユーザに選択させるモードを備えたことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の記録システム。
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