JP3954564B2 - ツールポット - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械の工具マガジンに装着されるツールポットに関し、特に、工具装着孔の周壁を構成可能に、それぞれ、合成樹脂製として、工具装着孔の少なくとも開口端側の内周に位置する内周部と、内周部の周囲に配置される外周部と、を備えて構成される二層タイプの合成樹脂製のツールポットに関する。
従来、合成樹脂製のツールポットとしては、工具装着孔を備えた内周部と内周部の周囲に配置される外周部とを備えた二層タイプとして、内周部をフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂製とし、外周部をガラス繊維等の補強性充填材を混入させたABS樹脂等の熱可塑性樹脂製とするものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、外周部だけでなく、内周部も含めた全体を、ガラス繊維等の補強性充填材を混入させたABS樹脂等の熱可塑性樹脂材料から成形する一層タイプのツールポットもあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−273633公報 特開2001−347434公報
しかし、従来の二層タイプのツールポットでは、内周部が熱硬化性樹脂から形成されていることから、熱可塑性樹脂製の外周部とともに溶融させて、リサイクルすることができなかった。
また、熱可塑性樹脂製の一層タイプでは、剛性を有した状態で工具装着孔の内周側も形成されることから、工具装着孔に挿入させる工具が、工具装着孔への挿入当初に、その軸方向等が少しでもずれていれば、不必要に接触して、傷付けられてしまう場合が生ずる。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、工具への傷付けを防止して、リサイクルも容易に行なえるツールポットを提供することを目的とする。
本発明に係るツールポットは、工具装着孔の周壁を構成可能に、それぞれ、合成樹脂製として、工具装着孔の少なくとも開口端側の内周に位置する内周部と、内周部の周囲に配置される外周部と、を備えて構成されるツールポットにおいて、
内周部と外周部とが、同一の熱可塑性樹脂材料から形成されるとともに、外周部が、内周部に比べて、補強性充填剤の含有量を多くして、成形されていることを特徴とする。
本発明に係るツールポットでは、内周部は、外周部より、補強性充填材の含有量が少なく、剛性を低下させて、強度や硬度を低下させているため、工具と干渉しても、工具を傷付けない。一方、外周部は、内周部に比べて、補強性充填材を多く含有しているため、剛性を向上させており、内周部の変形を防止できて、耐久性を有して工具を保持することが可能となる。
そして、内・外周部は、ともに、熱可塑性樹脂材料から形成されているため、溶融させて、再利用することが可能となる。
したがって、本発明に係るツールポットは、工具への傷付けを防止でき、容易にリサイクルすることができる。
なお、熱可塑性樹脂材料としては、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリスチレン、ポリカーボネート等が例示でき、補強性充填材料としては、ガラス繊維、炭素繊維、雲母、炭酸カルシウム等が例示できる。
そして、内周部は、補強性充填剤の含有量を5重量%未満とし、外周部は、補強性充填剤の含有量を5〜60重量%とすることが望ましい。このような組成では、内周部による工具への傷付けを確実に防止でき、かつ、外周部の十分な強度を確保することができて、さらに、このような内・外周部の熱可塑性樹脂材料は、それら自体、リサイクル品として、容易に入手可能であって、ツールポットの製造コストを1/4〜1/5に著しく低減することが可能となる。特に、外周部の補強充填材の含有量を、15〜60重量%とする場合には、軽量かつ小型とし、さらに、十分な強度を確保できて、実用的なツールポットとすることができる。
さらに、内周部と外周部とが、同じ熱可塑性樹脂材料から形成されていれば、本発明のツールポットを溶融させてリサイクル品の熱可塑性樹脂材料として利用する際、内周部と外周部とが異なった熱可塑性材料としている場合に比べて、同一種の材料として表記できて、その表記が容易になるとともに、溶融するように熱処理する際、その溶融温度を等しくできて、容易にリサイクル処理をすることができる。
さらにまた、外周部を、外周面側を略円柱状とし、内周面側に複数の補強用のリブを設けて、構成してもよい。
このような構成のツールポットでは、外周部の外周面側に補強用のリブを設けずに、外周部の外周面側を、断面外形を円形とするように、略円柱状にできることから、工具の取り出す等の際、ツールポットを精度よく位置決めして停止させるために、外周部の外周面に対して、位置決め停止具に設けた外周部の外周面に対応させた弧状の位置決め面を、押し付ければ、リブに邪魔されずに、位置決め面の中心側に芯合せするようにツールポットを移動させることができる。すなわち、外周部の略円柱状の外周面を利用して、ツールポットを、所定の停止位置に、簡便に、精度良く配置させることができる。さらに、ツールポットがチェーン等のポット保持機構に搬送される構成として、位置決め停止具の位置決め面の押し付け方向が、種々、制限されても、ツールポットの外周面が、略円柱状であって、ツールポットの軸周り方向のどの方向からも位置決め面を、ツールポットの外周面に押し付け可能であることから、容易に対処することができる。そして勿論、リブによって、軽量で強度を確保したツールポットを形成できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜4に示す実施形態のツールポット1は、工具マガジンにおけるポット保持機構としてのチェーン11に、多数保持されて配設されている。
このチェーン11は、相互に対向する外プレート12・12相互と内プレート14・14相互とが、カラー17を外装したピン16によって、所定距離、離隔されて、連結されている。そして、ツールポット1は、対向するプレート12・12やプレート14・14を、それぞれ、貫通し、かつ、外周部5における外周面の段差5aと凹溝5bに嵌合された止め輪20とを利用して、保持されている。なお、内プレート14・14間では、ツールポット1は、スペーサ15を併用して、保持されている。また、ピン16は、止め輪20を利用して止められた両端のカラー19によって、プレート12・12間やプレート14・14間に固定されている。符号18の部材は、各プレート12・14とピン16との間に配設されたブッシュである。
さらに、このチェーン11には、各プレート12・14におけるピン16の並設方向と直交する方向の両端側に、それぞれ、工具マガジンの図示しない駆動・従動スプロケットと係合するように、ベアリングで支持されたローラ21が、配設されており、駆動スプロケットの駆動によって、循環駆動するように構成されている。
ツールポット1は、工具Tのシャンク部Sとプルスタッド部Pとを挿入可能な工具装着孔2を備えて構成され、工具装着孔2の周囲の周壁3が略円筒状に形成されている。工具装着孔2は、周壁3の開口端3a側を、工具Tのシャンク部Sと対応する外広がりのテーパ状のテーパ部2aとして、その奥側を、テーパ部2aより緩やかなテーパ状のテーパ部2bとしている。
そして、周壁3は、先端側のテーパ部2aの内周に位置する内周部4と、内周部4の外周側と奥側のテーパ部2bの周囲とを構成する外周部5と、を備えて構成され、工具装着孔2の底部の部位には、プルスタッド部Pを係止して工具Tを保持するための工具保持機構9が、配設されている。なお、実施形態のツールポット1では、工具Tが保持された際、開口端3a側の内周面(テーパ部)2aには、シャンク部Sが当接するものの、外周部5の内周面(テーパ部)2bには、シャンク部Sは当接しないように、構成されている。
工具保持機構9は、金属製ブロック9a内に、それぞれ、コイルばね9dによって、装着孔2の中心側方向へ付勢されたボール9cを、4個配設させて構成され、装着孔2を侵入してきた工具Tのプルスタッド部Pを、ボール9cによって係止することにより、内周部4の内周面(テーパ部)2aにソケット部Sを当接させて支持させつつ、工具Tを保持することとなる。なお、符号9bの部材は、コイルばね9dの端部を支持する止めリングである。
そして、周壁3の内周部4と外周部5とは、共に、熱可塑性樹脂から射出成形によって形成されており、外周部5が、内周部4に比べて、補強性充填剤の含有量を多くして、成形されている。実施形態の場合、外周部5は、補強性充填剤としてのガラス繊維を30重量%含有したポリアミド(さらに詳しくはナイロン66)から形成され、内周部4は、補強性充填材を含有させていないポリアミド(ナイロン66)から形成されている。また、外周部5には、外周面側に、剛性を高めるための多数のリブ5cが突設されている。
実施形態のツールポット1の製造は、予め射出成形により形成しておいた内周部4と工具保持機構9とを、インサートとして、外周部5を成形する成形型に、セットし、型締め後、外周部5を射出成形により形成すれば、製造することができる。
そして、実施形態のツールポット1では、内周部4が、外周部5より、補強性充填材の含有量を少なくして、剛性を低下させ、強度や硬度を低下させているため、工具Tと干渉しても、工具Tを傷付けない。一方、外周部5は、内周部4に比べて、補強性充填材を多く含有しているため、剛性を向上させており、内周部4の変形を防止できて、耐久性を有して工具Tを保持することが可能となる。
そして、内周部4と外周部5は、ともに、熱可塑性樹脂材料から形成されているため、溶融させて、再利用することが可能となる。
したがって、実施形態のツールポット1は、工具Tへの傷付けを防止でき、容易にリサイクルすることができる。
そして、実施形態の場合、内周部4が、補強性充填剤としてのガラス繊維の含有量を5重量%未満とした0重量%、外周部5が、補強性充填剤としてのガラス繊維の含有量を5〜60重量%の範囲内の30重量%としている。このような組成では、内周部4による工具Tへの傷付けを確実に防止でき、かつ、外周部5の十分な強度を確保することができ、さらに、このような内周部4・外周部5の熱可塑性樹脂材料は、それ自体、リサイクル品として、容易に入手可能であって、ツールポット1の製造コストを1/4〜1/5に著しく低減することが可能となる。
さらに、実施形態の場合、内周部4と外周部5とが、同一の熱可塑性樹脂材料のポリアミドから形成されており、このツールポット1をリサイクル品として利用する際、内周部と外周部とが異なった熱可塑性材料としている場合に比べて、同一種の材料として表記できて、その表記が容易になるとともに、溶融するように熱処理する際、その溶融温度を等しくできて、容易にリサイクル処理をすることができる。
なお、上記の観点を考慮しなければ、内周部4と外周部5とを異なった熱可塑性樹脂材料から形成してもよい。この場合、相互の融点が略等しければ、溶融温度を等しくできて、容易にリサイクル処理をすることができるが、勿論、融点が異なっていてもよい。さらに、使用する熱可塑性樹脂材料は、実施形態のポリアミドに限らず、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリカーボネート等が例示できる。
また、実施形態では、内周部4が、ガラス繊維等の補強性充填材の含有量を無しとしたものを例示したが、ガラス繊維等の補強性充填材は、5重量%未満であれば、工具Tへの傷付きを防止できるため、内周部4の熱可塑性材料には、5重量%未満の含有量の範囲で、補強性充填材を含有させてもよい。勿論、使用できる補強性充填材は、実施形態のガラス繊維に限らず、炭素繊維、雲母、炭酸カルシウム等が例示できる。
さらに、実施形態では、外周部5が、ガラス繊維等の補強性充填材の含有量を30重量%としたが、5〜60重量%(好ましくは15〜60重量%)の範囲としてもよい。5重量%未満では、内周部4の変形を防止できる強度を確保できず、60重量%を超える含有量では、外周部5を成形し難くなってしまう。そして特に、
さらにまた、実施形態では、内周部4を周壁3の開口端3a側の内周側だけに配設した場合を示したが、周壁3の内周面の略全域に内周部4を配設させてもよい。
さらに、実施形態では、外周部5の外周面にリブ5cを設けたツールポット1を示したが、図5〜9に示すツールポット31のように、外周部32の内周側にリブ37を設けてもよい。この外周部32は、周壁3の開口端3a側だけに配置されている内周部4の外周と工具装着孔2の内周における内周部4の奥側とを構成するように配置されている。そして、外周部32は、外周面側を略円柱状とし、内周面側に、外周部32の軸方向に沿って配設される複数(図例では、12個)の補強用のリブ37を設けて、構成されている。そして、工具装着孔2における内周部4によって形成されるテーパ部2aの奥側のテーパ部2bが、各リブ37の突出した先端面37bによって、形成されている。なお、各リブ37の開口端3a側は、開口端3a側に向かって内径と外径とを広げたテーパ管状の内周部4を固着させる収納凹部37aとしている。
また、これらのリブ37は、開口端3a側となる先端側を、外周部32の外周面に設けた略円筒状の鍔部33に連ならせるようにし、かつ、開口端3aから離れる元部側を、円筒状の底部38に連ならせるように、構成され、リブ37における外周部32の軸方向に沿う両端が、外周部32の周方向で連結されている。
なお、このツールポット31は、内周部4は、補強性充填材を含有させていないポリアミド(ナイロン66)から形成され、外周部32は、補強性充填剤としてのガラス繊維を30重量%含有したポリアミド(さらに詳しくはナイロン66)から形成され、ツールポット1と同様としている。さらに、工具装着孔2の底部、すなわち、円筒状底部38には、ツールポット1と同様な工具保持機構9が配設されている。このツールポット31の製造は、内周部4と外周部32とを別々に形成して、接着剤や振動溶着等を利用し、両者を接合させて、製造されている。また、このツールポット31の工具Tの収納保持は、内周部4の内周面2aによってシャンク部Sを当接支持するとともに、工具保持機構9のボール9cによってプルスタッド部Pを係止することにより、行なう。
さらに、外周部32は、鍔部33の部位と凹溝36とを除いた外周面を、断面外形を円形とするように、円筒状の外周面34としている。この円筒状外周面34は、その中心C(図5・6・8参照)を、ツールポット31に収納した工具Tのシャンク部Sの中心と一致させるように、設定されている。
外周部32の外周面における鍔部32の部位は、円筒状外周面34から段差35を設けて大径とし、さらに、キー6を設けるように、平坦面33aが形成されている。
円筒状外周面34の元部側に設けられた凹溝36は、段差35とともに、ツールポット31を、ポット保持機構としてのチェーン41に取り付けるためのものである。すなわち、このツールポット31は、スプロケット40と噛合するチェーン41のローラ44の両端から対向するように延びる外プレート42の一方に対して段差35を当て、他方の外プレート42に対して凹溝36に嵌めた止め輪39を当てて、チェーン41に取り付けられている。
なお、図例のチェーン41は、対向するように配置された2枚の外プレート42・42間を、スプロケット40に噛合する2本のローラ44と、2本のタイロッド45とによって、連結し、さらに、ローラ44の軸方向と直交方向で隣接する外プレート42・42を、内プレート43で連結させて、構成されている。
また、ロボットのアームAがツールポット31を取り出したり、使用したツールポット31を収納させるために、チェーン41の循環駆動によって搬送されるツールポット31の移動軌跡の下方には、図7・8に示すように、位置決め停止具50が、配設されている。この位置決め停止具50は、上下方向に往復移動可能なピストンロッド55に連結保持されており、上面側には、位置決めブロック51を固定させている。位置決めブロック51には、ツールポット31の外周部32における円筒状外周面34の略1/4の外形に対応した1/4円弧状の凹面とした位置決め面51aが、形成されている。
なお、最上昇位置の位置決め面51aの曲率半径の中心位置O(図7・8や図9のB参照)が、ロボットのアームAの工具Tを交換する基準位置Oとしており、その中心位置Oに、ツールポット31の中心C(この中心Cはツールポット31が保持した工具Tのシャンク部Sの中心とも一致する)を、合せて、工具Tの取り出しと収納とを行なうこととなる。また、位置決め面51aの最降下位置は、位置決めブロック51が、チェーン41で搬送されるツールポット31と干渉しない位置としている。
そして、このツールポット31では、工具Tの取出しなどの交換位置に配置されて、チェーン41の駆動が停止された際、その当初の停止位置の中心Cが、交換基準位置Oとずれていても、位置決め停止具50の位置決めブロック51が最上昇位置まで上昇する際、まず、図9のAに示すように、位置決め面51aに、ツールポット31の外周部32における円筒状外周面34の一部が当接し、さらに、位置決め面51aの上昇に伴って、図9のBに示すように、位置決め面51aに案内されるように、ツールポット31がずれ移動し、中心Cを基準位置Oと一致させることとなる。なお、中心Cと基準位置Oとのずれは、駆動用や従動用のスプロケット40とチェーン41との遊び等によって、生ずる。
そして、ツールポット31の中心Cと基準位置Oとを一致させれば、ロボットのアームAが、工具Tをツールポット31から取り出したり、あるいは、使用後の工具Tをツールポット31に収納することとなる。
したがって、このツールポット31では、外周部32の外周面側に補強用のリブを設けずに、外周部32の外周面34側を略円柱状に形成している。そして、工具Tの取り出す等の際、ツールポット31を精度よく位置決めして停止させるために、位置決め停止具50に設けた外周部32の円筒状外周面34に対応させた弧状の位置決め面51aを、ツールポット31に押し付ければ、リブに邪魔されずに、位置決め面51aの中心O側に芯合せするようにツールポット31を移動させることができる。ちなみに、外周部32の外周面に、ツールポット1の外周部5のように、リブ5cが設けられていれば、位置決めブロック51の端部51b(図9のA参照)に、そのリブ5cが引っ掛って、ツールポットは、所定の停止位置Oに配置させることができなくなってしまう。
そのため、外周部32の略円柱状の外周面34を利用して、ツールポット31を、所定の停止位置Oに、簡便に、精度良く配置させることができる。さらに、ツールポット31がチェーン41等のポット保持機構41に搬送される構成として、位置決め停止具50の位置決め面51aの押し付け方向が、種々、制限されても、ツールポット32の円柱状外周面34が、略円柱状であって、ツールポット31の軸周り方向のどの方向からも位置決め面51aを外周面34に対して押し付け可能であることから、容易に対処することができる。そして勿論、ツールポット31は、リブ37によって、軽量として、容易に、強度を確保することができる。
また、実施形態のツールポット1・31では、シャンク部Sを支持するテーパ部2aを設けた内周部4と、シャンク部Sを直接支持しない外周部5・31と、の二層構造であり、外周部5・31を共用して、内周部4を、収納する工具Tに対応させて、変更して使用することも可能であり、そしてその場合には、収納する工具Tに対応させて、内周部4だけを交換すれば、極めて簡便に対処することができる。
勿論、上記の作用効果を考慮しなければ、ツールポット31の内周部4を、工具装着孔2の全長に配置させてもよい。
また、ツールポット31では、外周部32に設けたリブ37が、外周部32の軸方向に沿っており、スライドコア等を使用することなく、容易に、リブ37を成形することができる。
本発明の一実施形態のツールポットにおける縦断面図である。 実施形態のツールポットの縦断面図であり、図1のII−II部位に対応する。 実施形態のツールポットが保持機構に保持されている状態を示す断面図である。 実施形態のツールポットが保持機構に保持されている状態を示す側面図である。 実施形態の変形例のツールポットを示す縦断面図であり、図6のV−V部位に対応する。 図5に示すツールポットの側面図である。 図5に示すツールポットが、保持機構に保持され、さらに、位置決め停止具によって停止された状態を示す概略側面図である。 図5に示すツールポットが、保持機構に保持され、さらに、位置決め停止具によって停止された状態を示す概略縦断面図である。 図5に示すツールポットが、位置決め停止具によって、位置合せされる状態を順に示す説明図である。
符号の説明
1・31…ツールポット、
2…工具装着孔、
3…周壁、
3a…開口端、
4…内周部、
5・32…外周部、
34…円筒状外周面、
37…リブ。

Claims (3)

  1. 工具装着孔の周壁を構成可能に、それぞれ、合成樹脂製として、前記工具装着孔の少なくとも開口端側の内周に位置する内周部と、該内周部の周囲に配置される外周部と、を備えて構成されるツールポットにおいて、
    前記内周部と前記外周部とが、同一の熱可塑性樹脂材料から形成されるとともに、前記外周部が、前記内周部に比べて、補強性充填剤の含有量を多くして、成形されていることを特徴とするツールポット。
  2. 前記内周部が、補強性充填剤の含有量を5重量%未満とし、前記外周部が、補強性充填剤の含有量を5〜60重量%としていることを特徴とする請求項1に記載のツールポット。
  3. 前記外周部が、外周面側を略円柱状とし、内周面側に複数の補強用のリブを設けて、構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のツールポット。
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