JP3954563B2 - 自動倉庫管理システム - Google Patents

自動倉庫管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP3954563B2
JP3954563B2 JP2003411765A JP2003411765A JP3954563B2 JP 3954563 B2 JP3954563 B2 JP 3954563B2 JP 2003411765 A JP2003411765 A JP 2003411765A JP 2003411765 A JP2003411765 A JP 2003411765A JP 3954563 B2 JP3954563 B2 JP 3954563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
plate
automatic warehouse
information
placement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003411765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005170582A (ja
Inventor
雅昭 安藤
Original Assignee
京葉ブランキング工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京葉ブランキング工業株式会社 filed Critical 京葉ブランキング工業株式会社
Priority to JP2003411765A priority Critical patent/JP3954563B2/ja
Publication of JP2005170582A publication Critical patent/JP2005170582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3954563B2 publication Critical patent/JP3954563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、鋼板等の板材を保管する自動倉庫における板材の入出荷処理等の管理処理を効率的に行うための自動倉庫管理システムに関するものである。
従来、鋼板等の板材を保管する自動倉庫としては、例えば下記先行技術文献に記載のようなものがある。
特開平7−61526号公報
しかしながら、例えば鋼板のように、同一サイズの板材でも熱処理条件や加工条件によって種類が異なるような板材を保管する場合には、上記従来技術のような棚状の収納倉庫では、多種の板材を保管可能とすべく収納スペースを多数設ける必要があるため、自動倉庫自体のコストが掛かるという問題があった。
そこで、棚型の自動倉庫ではなく、自動倉庫の床面に複数の板材載置エリアを設定し、その板材載置エリア内に板材を重ねて載置するタイプの自動倉庫を採用することで、自動倉庫自体のコストが削減できる。また、通常は早急な出荷処理を要せず、保管期間が比較的長期にわたって板材を保管する場合には、このタイプの自動倉庫の方が、棚型の自動倉庫に比べて使い勝手が良い。
しかしながら、このようなタイプの自動倉庫において効率的に板材の入出荷管理などの管理を実現するためには、このタイプの自動倉庫に適した管理システムが必要不可欠である。
そこで本発明の目的は、床面に設定された複数の板材載置エリア内に板材を重ねて載置するタイプの自動倉庫における板材の入出荷処理等の管理処理を効率的に行うための自動倉庫管理システムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の自動倉庫管理システムは、自動倉庫の床面に設定された複数の板材載置エリア内に板材を重ねて載置するタイプの自動倉庫の自動クレーンを動作制御する管理装置により、当該自動倉庫内の板材の管理処理を行う自動倉庫管理システムであって、前記管理装置は、入荷先から事前に受信した入荷板材の板材情報に基づきバーコードシールを作成する機能と、該バーコードシールが貼付された各入荷板材についてバーコードリーダでバーコードを読み取ることにより、入荷板材の板材イメージを画面上に表示する機能とを有し、前記板材イメージを自動倉庫のイメージ画面上で動かすことにより、この移動した板材イメージに対応する板材の搬送指示を行えるようにした。
本発明によれば、オペレータは画面上の板材イメージにより視覚的に把握することができるため、鋼板等の板材を保管する自動倉庫において、板材の入出荷処理のみならず、緊急出荷時の管理処理や、制限条件により在庫の板材を整理する必要がある場合などの管理処理をも、効率的に行うことができる。よって、オペレータは手間と時間を掛けることなく、自動倉庫の管理を効率的に行うことができる。
本発明の自動倉庫管理システムの一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の自動倉庫管理システムの全体構成図である。
[自動倉庫管理システムの構成]
本実施形態の自動倉庫管理システムは、図1に示す如く、鋼板等の板材の入荷先10および出荷先20とインターネット等のネットワーク30を介して接続されている。そして、入荷先10から自動倉庫管理システムには、入荷先10が自動倉庫40に入荷する予定の板材に関するデータが送られ、出荷先20から自動倉庫管理システムには、出荷先20が自動倉庫40より出荷を希望する板材に関するデータが送られてくる。
また、前記自動倉庫管理システムは、板材を保管する自動倉庫40と、当該自動倉庫40の搬出・搬入処理および管理処理を制御する管理装置100とを有している。そして、この管理装置100には、図示しない入力装置、出力装置および表示装置が備えられている。以下、前記自動倉庫管理システムの各構成要素について説明する。
[自動倉庫]
前記自動倉庫40の床面40aには、図1に示す如く、保管する板材を重ねて載置するための複数の板材載置エリア41と、板材の搬出入を行うトラック等の車両が進入する車両進入エリア42とが設定されている。また、この自動倉庫40には、板材を移送するための自動クレーン50が備えられている。この自動クレーン50は、前記管理装置100により移送動作を制御されている。
また、本実施形態の前記自動クレーン50は、図1および図2に示す如く、クレーン移動バー51と、該クレーン移動バー51に設けられた可動部52と、この可動部52に設けられた上下可動アーム53と、この上下可動アーム53の下端に設けられた把持部54と、から成る。
そして、前記クレーン移動バー51は、自動倉庫40の各板材載置エリア41上を、当該クレーン移動バー51と直交する方向かつ水平方向(図1の矢印アの方向に相当)に移動可能に構成されている。また、前記可動部52は、前記クレーン移動バー51に沿って、図1および図2の矢印イの方向に移動可能に構成されている。さらに、前記上下可動アーム53が上下方向に伸縮するよう構成されており、これによって前記把持部54が上下方向に移動可能となっている。尚、前記把持部54には、板材の側縁を狭持するタイプのものや、磁石により板材(特に鋼板)を持ち上げるタイプのもの、あるいは、板材の上面を真空吸着により把持部54に吸着させて板材を持ち上げるタイプのもの等がある。
[管理装置]
前記管理装置100は、送受信部101と、データ処理部102と、バーコードシール作成部103と、載置情報認識部104と、画面表示処理部105と、制限条件判定部106と、自動クレーン制御部107と、入荷板材データベース(以下、入荷板材DBという)108と、出荷板材データベース(以下、出荷板材DBという)109と、保管板材データベース(以下、保管板材DBという)110と、搬送情報データベース(以下、搬送情報DBという)111と、表示画面データベース(以下、表示画面DBという)112と、を具備している。以下、前記管理装置100の各構成要素について説明する。
前記送受信部101は、入荷先10、出荷先20、バーコードリーダおよび自動倉庫40と、管理装置100との間でのデータの送受信を行う機能を有している。
前記データ処理部102は、入荷先10から送信された入荷予定の各板材の板材情報を前記入荷板材DB108に登録する機能と、出荷先20から送信された出荷予定の各板材の板材情報を前記出荷板材DB109に登録する機能と、保管している各板材の板材情報および載置情報を前記保管板材DB110に登録する機能と、搬送指示時に搬送情報を前記搬送情報DB111に登録する機能と、各DBからのデータの抽出、削除および各DBへのデータの追加を行う機能と、を有している。
尚、板材情報とは、板材のサイズ情報(厚み×巾×長さ)、入荷日(あるいは出荷日)、入荷先10(あるいは出荷先20)、板材の重量、板材ごとに一意に付与されている番号(以下、単品ナンバーという)といった情報である。また、載置情報とは、各板材の載置されている位置に関する情報であり、具体的には、板材の載置されている板材載置エリア41の情報と、上から何番目に載置されているかを示す情報とを含むものである。また、搬送情報とは、板材をどの板材載置エリア41からどの板材載置エリア41まで搬送するかといった情報と、この搬送工程が全搬送工程の内の何番目に行われるかといった搬送工程の順番に関する情報とを含むものである。
前記バーコードシール作成部103は、各板材の単品ナンバーに基づいて板材ごとのバーコードシールを作成し、前記出力装置より当該バーコードシールを出力する機能を有している。
前記載置情報認識部104は、各板材の載置情報を認識する機能を有している。よって、オペレータが板材の搬送指示を出したときは、この機能により、板材の搬送前の位置と搬送後の位置とを認識することが可能となる。換言すれば、どの板材載置エリア41からどの板材載置エリア41まで搬送するかといった搬送情報を認識することが可能となる。
前記画面表示処理部105は、前記表示画面DB112に格納済みの表示画面データに基づいて表示装置の画面上に該当画面をウィンドウ表示する機能と、図3に示す如く保管対象の板材を表すカード状の板材イメージを画面上に表示する機能と、前記データ処理部102により抽出されたデータを画面上に表示する機能と、を有している。
前記制限条件判定部106は、オペレータが指定した板材載置エリア41に搬送対象の板材を搬送・載置可能か否かを、当該制限条件判定部106に設定登録済みの制限条件に基づいて判定する機能を有している。ここで、載置可能と判定された場合には、搬送指示通りに板材の搬送が行われることとなる。一方、載置不可能と判定された場合には、板材を搬送指示通りに搬送することができないため、オペレータは他の板材載置エリア41を選択して搬送指示をし直すこととなる。
尚、制限条件とは、保管する板材を重ねて載置する際に板材の載置を制限する条件である。具体的には、まず、重ねて載置された板材の上部が移動中の自動クレーン50にぶつからないようにするため、板材を重ねて載置することができる高さの許容上限値(例えば、重ねた板材の山の高さは1m以内、等)を第一の制限条件としている。次に、短い板材の上に長い板材を載置すると長い板材が撓んで変形してしまうことがあるため、載置可能な板材の長さの許容上限値(例えば、載置予定の板材載置エリア41において一番上に位置する板材よりも50cm以上長い板材は載置できない、等)を第二の制限条件としている。
前記自動クレーン制御部107は、前記載置情報認識部104により認識された搬送対象の板材の搬送情報に基づいて、自動クレーン50の動作制御を行う機能を有している。これにより、制御された自動クレーン50が、オペレータの搬送指示通りに板材の搬送を行うこととなる。
前記入荷板材DB108は、入荷先10から受信した入荷予定の各板材の板材情報を格納するものである。
前記出荷板材DB109は、出荷先20から受信した出荷希望の各板材の板材情報を格納するものである。
前記保管板材DB110は、自動倉庫40内に保管されている各板材の板材情報と、各板材の載置情報とを格納するものである。
前記搬送情報DB111は、板材の搬送指示時における搬送情報を格納するものである。
前記表示画面DB112は、前記表示装置の画面上に随時ウィンドウ表示される表示画面に関するデータを格納するものである。よって、このデータに基づいて各ウィンドウ表示画面が表示されることとなる。
[自動倉庫管理システムの処理手順]
次に、上記構成の自動倉庫管理システムによる入荷処理および出荷処理の処理手順について説明する。
[入荷処理]
まず、入荷処理について説明する。板材入荷前に前記管理装置100が入荷先10から入荷予定の各板材の板材情報を受信すると、前記データ処理部102により、入荷予定の各板材の板材情報が前記入荷板材DB108に登録される。次に、この入荷予定の板材情報に基づいてバーコードシール作成部103により板材ごとのバーコードシールが作成され、出力装置から、作成したバーコードシールが出力される。
こうして入荷前に上記処理が行われ、しかる後に板材が自動倉庫40に入荷されることとなるが、このとき、入荷された板材は、まずは自動倉庫40内の所定の板材載置エリア(入荷板材載置エリア、図1の点線箇所)41aに重ねて載置されていく。こうして入荷板材が載置された状態で、オペレータは、各板材に該当のバーコードシールを貼付する。
そして、重ねられた入荷板材のバーコードシールのバーコードを、下から順番にバーコードリーダで読み取っていく。すると、前記画面表示処理部105によって表示装置の画面上に表示されている自動倉庫イメージ画面上に、読み取られた板材の板材イメージが次々と表示されていく。こうして、複数枚の板材を入荷した場合には、画面上の入荷板材載置エリア41a上において、板材イメージが重なった状態で表示されることとなる。例えば入荷板材載置エリア41aのうちのD−1エリアに4枚の入荷板材が重ねられた場合には、図3のように4枚の板材が重ねられたような板材イメージが、画面上に表示されることとなる。
そしてこの状態で、オペレータは、画面上でマウスのカーソルを搬送対象の板材(入荷板材の山の一番上に位置する板材)に合わせ、この板材を搬送希望の位置までドラッグアンドドロップで動かすことにより、板材の搬送指示を行う。例えば図3のD−1エリアの4枚の入荷板材の内、最上段に位置する板材をC−3エリアに動かす場合には、図4のように、このD−1エリア最上段の板材をC−3エリアにドラッグアンドドロップで動かすことになる。このとき、前記制限条件判定部106により、設定登録済みの制限条件に基づいて板材を指示通りに搬送・載置可能か否かが判定される。
ここで、搬送・載置可能と判定された場合には、この板材の搬送後の保管位置が前記載置情報認識部104によって認識され、前記データ処理部102により、この板材が載置される板材載置エリア41に属する全ての板材(搬送後の当該板材も含む)の載置情報が前記保管板材DB110に更新登録されると共に、この板材の搬送情報が前記搬送情報DB111に登録される。つまり、図3のようにD−1エリア最上段の板材をC−3エリアにドラッグアンドドロップで動かした際に、搬送・載置可能と判断された場合には、図4のような画面表示になる。一方、制限条件をクリアせず載置不可能と判定された場合には、この板材について、オペレータは他の板材載置エリア41を選択して搬送指示をし直すこととなる。つまり、図3のようにD−1エリア最上段の板材をC−3エリアにドラッグアンドドロップで動かした際に、載置不可能と判断された場合には、図3の画面表示のままの状態となり、再度搬送指示をすることとなる。
こうして、全ての入荷板材について搬送指示が行われ、全入荷板材の搬送情報が前記データ処理部102によって前記搬送情報DB111に登録されると、前記自動クレーン制御部107により登録済みの搬送情報に基づいて自動クレーン50の動作制御が行われ、搬送指示通りに板材の搬送が行われることとなる。そして、全ての入荷板材について搬送が行われると、入荷処理が終了となる。
以上のように、上述の如く自動クレーン50の動作制御が自動的に行われるため、24時間無人の自動倉庫40で板材の入荷処理を実行することができる。よって、オペレータが不在の夜間にも入荷処理を自動制御で行っておけば、翌朝に入荷処理を完了させることもでき、自動倉庫40内における入荷処理作業の効率化を図ることができる。
尚、本実施形態では、全入荷板材の搬送情報を登録後にまとめて搬送処理が行われるバッチ処理としているが、板材の搬送情報が登録される度に入荷板材の搬送処理を行うようにしても良い。
[出荷処理]
次に、出荷処理について説明する。まず、板材出荷前に前記管理装置100が出荷先20から出荷予定の各板材の板材情報を受信すると、前記データ処理部102により、出荷対象の各板材の板材情報が前記出荷板材DB109に登録される。
続いて、オペレータが入力装置から出荷日を指定して当該出荷日を入力することにより、前記データ処理部102によって前記保管板材DB110から当該出荷日に出荷予定の全板材の板材情報および載置情報が抽出され、前記画面表示処理部105により表示装置の画面上に一覧表示される。
そこでオペレータは、この一覧を参照しながら、画面上でマウスのカーソルを出荷対象の板材に合わせ、この板材を自動倉庫40内の所定の板材載置エリア(出荷板材載置エリア、図1の一点鎖線箇所)41bまでドラッグアンドドロップで動かすことにより、板材の出荷搬送指示を行う。このとき、出荷対象の板材が板材の山の一番上に存在しない場合には、出荷対象の上に載置されている板材を他の板材載置エリア41に退かした後に、出荷対象の板材を出荷板材載置エリア41bに動かすこととなる。ここで、出荷対象板材の上に載置されている板材(退去板材)を退かす際に、前記制限条件判定部106により、設定登録済みの制限条件に基づいて退去板材を指示通りに搬送・載置可能か否かが判定される。
そして、搬送・載置可能と判定された場合には、この退去板材の搬送後の保管位置が前記載置情報認識部104によって認識されると共に、前記データ処理部102により、この退去板材の退去前および退去後に属する板材載置エリア41の全ての板材(搬送後の当該退去板材も含む)の載置情報が前記保管板材DB110に更新登録されると共に、この退去板材および出荷対象板材の搬送情報が前記搬送情報DB111に登録される。一方、制限条件をクリアせず載置不可能と判定された場合には、この退去板材について、オペレータは他の板材載置エリア41を選択して搬送指示をし直すこととなる。
こうして、全ての退去板材および出荷対象板材について搬送指示が行われ、全退去板材および出荷対象板材の搬送情報が前記データ処理部102によって前記搬送情報DB111に登録されると、前記自動クレーン制御部107により登録済みの搬送情報に基づいて自動クレーン50の動作制御が行われ、搬送指示通りに板材の搬送が行われることとなる。そして、全ての出荷対象板材について搬送が行われると、出荷処理が終了となる。
以上のように、上述の如く自動クレーン50の動作制御が自動的に行われるため、24時間無人の自動倉庫40で板材の出荷処理を実行することができる。特に早急に出荷をする必要がない場合には、オペレータが不在の夜間に出荷処理を自動制御で行っておけば、翌朝には出荷処理が完了しているため、自動倉庫40内における出荷処理作業の効率化を図ることができる。
尚、本実施形態では上述の入荷処理と同様、全退去板材および出荷対象板材の搬送情報を登録後にまとめて搬送処理が行われるバッチ処理としているが、板材の搬送情報が登録される度に各板材の搬送処理を行うようにしても良い。また、図1では入荷板材載置エリア41aと出荷板材載置エリア41bとを説明の便宜上区別しているが、車両進入エリア42に接する載置エリアであれば、特に入荷板材載置エリア41aと出荷板材載置エリア41bとを指定しておく必要はなく、さらに図1のように、必ずしも入荷板材載置エリア41aおよび出荷板材載置エリア41bを2箇所ずつ設けることはない。
[第二実施形態]
上述の出荷処理は、例えば出荷日が翌日以降である場合のように、出荷処理を早急に行う必要がない場合に有効であるが、板材を緊急に出荷しなければならない場合には、自動クレーン50を一時停止させ、別のクレーンを用いて所望の出荷対象板材を出荷板材載置エリア41bに搬送しなければならない。ここで、所望の出荷対象板材が板材の山の一番上に存在しない場合には、出荷対象の上に載置されている板材を他の板材載置エリア41に退かした後に出荷対象板材を出荷板材載置エリア41bに動かすこととなるが、このときの退去板材の搬送情報は管理装置100に登録されていないため、オペレータが退去板材の載置情報を記憶しておき、この緊急出荷処理の終了後に管理装置100に載置情報を更新登録しなければならない等、面倒な在庫管理を行わねばならなかった。そこで、このような緊急出荷を行う場合にも効率的で且つ有効な在庫管理を行うことができる自動倉庫管理システムについて、以下説明する。
第二実施形態の自動倉庫管理システムでは、第一実施形態の自動倉庫管理システムのバーコードリーダに、実行する処理の種類や選択した板材載置エリア41を指定入力するための入力装置(図示せず)を備えておく。尚、板材載置エリア41の指定入力においては、予め各板材載置エリア41にエリアナンバー(例えば、図3および図4に記載のA−1,B−1,…のようなもの)等の識別情報を付与しておき、その識別情報を用いて指定入力すれば良い。
そして、この自動倉庫管理システムによる緊急出荷時における処理手順は次のようになる。
まずオペレータは、入力装置から自動クレーン50の一時停止の指令を入力し、自動クレーン50の動作を一時停止させる。そして、この状態において、オペレータは別のクレーンを操作して、出荷対象板材を出荷板材載置エリア41bまで搬送する。このとき、出荷対象板材が板材の山の一番上に存在しない場合には、出荷対象の上に載置されている板材を別クレーンで他の板材載置エリア41に退かした後に、所望の出荷対象板材を出荷板材載置エリア41bに動かすこととなる。尚、このときオペレータは、予め設定してある制限条件を考慮して退去板材を退かさなければならない。
そして、オペレータは、退去板材の退去先の板材載置エリア41を確認後、バーコードリーダの入力装置から、「在庫更新処理」を行う旨を入力すると共に、退去先の板材載置エリア41を指定し、しかる後に退去板材に付与されているバーコードシールのバーコードを、当該バーコードリーダで読み取る。このとき、同一の山に複数枚の退去板材を重ね置きした場合には、最下の退去板材から最上の退去板材に向けて順にバーコードの読み取りを行うようにする。
こうしてバーコードが読み取られた退去板材については、当該退去板材の退去前の載置情報が前記データ処理部102により削除され、退去後の載置情報が、前記載置情報認識部104によって認識されると共に、前記データ処理部102により、この退去板材の退去前および退去後に属する板材載置エリア41の全ての板材(搬送後の当該退去板材も含む)の載置情報が前記保管板材DB110に更新登録される。
以上のような在庫更新処理によれば、オペレータが退去板材の載置情報を記憶しておき、この緊急出荷処理の終了後に管理装置100に載置情報を入力しなければならない等、面倒な在庫管理を行うことなく、効率的な在庫更新処理を実現することができる。
尚、上述の処理では、オペレータがバーコードリーダの入力装置から「在庫更新処理」を行う旨を入力することにより、管理装置100では在庫更新処理が行われると判断されるが、例えば、退去板材の退去後に属する板材載置エリア41の全ての板材(搬送後の当該退去板材も含む)のバーコードを下から順にバーコードリーダで読み取ることで、管理装置100では在庫更新処理が行われると判断されるようにしても良い。
[第三実施形態]
また、全ての板材載置エリア41において、最上に載置されている板材の長さが短いため、長さの制限条件によって入荷板材がどの板材載置エリア41にも載置できないといった状況もあり得る。この場合、一箇所あるいは数箇所の板材載置エリア41の板材を次々と搬送して移動させ、入荷板材が載置可能な分だけのスペースを作り、そのスペースに入荷板材を搬送することとなる。しかしながら、スペースを作るために自動クレーン50を動作制御すべく、オペレータは、スペース確保のための搬送指示を行う際に、どの板材をどの板材載置エリア41に移動させれば良いかを判断するのは非常に困難であり、且つ手間と時間が掛かる。そこで、このような場合にも効率的で且つ有効な在庫管理を行うことができる自動倉庫管理システムについて、以下説明する。
第三実施形態の自動倉庫管理システムでは、前記データ処理部102に、各板材載置エリア41において制限条件をクリアする板材の内で最上に載置された板材の載置情報を抽出する機能を備えさせ、さらに前記画面表示処理部105に、前記データ処理部102の機能により抽出された各板材載置エリア41における該当板材の載置情報の一覧を画面に表示する機能を備えさせれば良い。
そして、この自動倉庫管理システムにおいて、例えばオペレータは入力装置から「制限条件クリア参照」を行う旨を入力すると、前記データ処理部102により、各板材載置エリア41において制限条件をクリアする板材の内で最上に載置された板材の載置情報が抽出され、続けて前記画面表示処理部105により、前記データ処理部102により抽出された各板材載置エリア41における該当板材の載置情報の一覧が画面に表示される。
よってオペレータは、スペース確保のための搬送指示を行う際に、この一覧表示を参照して、どの板材をどの板材載置エリア41に移動させれば良いかを判断することができるため、搬送対象の板材の選定や搬送の順序を闇雲に考えて実行することなく、効率的な搬送指示の判断を行うことができるようになる。
本発明の一実施形態の自動倉庫管理システムの全体構成図である。 図1の自動倉庫管理システムにおける自動倉庫の側面から見た構成図である。 自動倉庫管理システムの表示装置に表示される画面の一例である。 自動倉庫管理システムの表示装置に表示される画面の一例である。
符号の説明
10…入荷先、20…出荷先、30…ネットワーク、40…自動倉庫、50…自動クレーン、100…管理装置

Claims (4)

  1. 自動倉庫の床面に設定された複数の板材載置エリア内に板材を重ねて載置するタイプの自動倉庫の自動クレーンを動作制御する管理装置により、当該自動倉庫内の板材の管理処理を行う自動倉庫管理システムであって、
    前記管理装置は、入荷先から事前に受信した入荷板材の板材情報に基づきバーコードシールを作成する機能と、該バーコードシールが貼付された各入荷板材についてバーコードリーダでバーコードを読み取ることにより、入荷板材の板材イメージを画面上に表示する機能と、を有し、
    前記板材イメージを自動倉庫のイメージ画面上で動かすことにより、この移動した板材イメージに対応する板材の搬送指示を行えるようにし
    緊急出荷時に自動クレーンとは異なる別のクレーンにより出荷対象板材を出荷する際に他の板材載置エリアに退けた退去板材について、退去先の板材載置エリアをバーコードリーダで指定入力し、且つ、前記退去板材のバーコードをバーコードリーダで読み取ることにより、前記管理装置は、退去板材の退去前および退去後に属する板材載置エリアのすべての板材の載置情報を更新登録することを特徴とする自動倉庫管理システム。
  2. 自動倉庫の床面に設定された複数の板材載置エリア内に板材を重ねて載置するタイプの自動倉庫の自動クレーンを動作制御する管理装置により、当該自動倉庫内の板材の管理処理を行う自動倉庫管理システムであって、
    前記管理装置は、入荷先から事前に受信した入荷板材の板材情報に基づきバーコードシールを作成する機能と、該バーコードシールが貼付された各入荷板材についてバーコードリーダでバーコードを読み取ることにより、入荷板材の板材イメージを画面上に表示する機能と、を有し、
    前記板材イメージを自動倉庫のイメージ画面上で動かすことにより、この移動した板材イメージに対応する板材の搬送指示を行えるようにし、
    緊急出荷時に自動クレーンとは異なる別のクレーンにより出荷対象板材を出荷する際に他の板材載置エリアに退けた退去板材について、退去板材の退去後に属する板材載置エリアのすべての板材のバーコードをバーコードリーダで読み取ることにより、前記管理装置は、退去板材の退去前および退去後に属する板材載置エリアのすべての板材の載置情報を更新登録することを特徴とする自動倉庫管理システム
  3. 前記管理装置には、板材を重ねて載置する際に一定の制限を行うための制限条件が予め設定登録され、オペレータは、前記制限条件をクリアする板材載置エリアの何れかに板材を載置しなければならないように管理されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動倉庫管理システム。
  4. 前記管理装置は、各板材載置エリアにて制限条件をクリアする板材の内で最上に載置された板材の載置情報を抽出し、続けて、抽出された各板材載置エリアにおける該当板材の載置情報の一覧を画面に表示する機能を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の自動倉庫管理システム。
JP2003411765A 2003-12-10 2003-12-10 自動倉庫管理システム Expired - Lifetime JP3954563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411765A JP3954563B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 自動倉庫管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411765A JP3954563B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 自動倉庫管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005170582A JP2005170582A (ja) 2005-06-30
JP3954563B2 true JP3954563B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=34732410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003411765A Expired - Lifetime JP3954563B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 自動倉庫管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3954563B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5109451B2 (ja) * 2007-04-10 2012-12-26 Jfeスチール株式会社 精整ヤードの非固定式置場管理方法及び鋼板のトラッキング方法
JP5134507B2 (ja) * 2008-11-14 2013-01-30 三菱重工業株式会社 部材管理サーバおよび部材管理システム
CN106347916A (zh) * 2016-11-11 2017-01-25 上海理工大学 智能电子元器件收纳装置
CN114378815B (zh) * 2021-12-25 2024-05-28 客来福家居股份有限公司 基于机器人分拣的板件出库方法、系统、设备和介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005170582A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9014844B2 (en) Methods and apparatus for stacking receptacles in materials handling facilities
JP7478852B2 (ja) 倉庫保管システム、貨物収集方法、装置、コンテナ移動装置及び制御端末
JP7156929B2 (ja) 物品の配送方法及び配送情報処理システム
CN109377125A (zh) 仓储管理系统及方法
EP1818285A1 (en) Automatic warehouse
JP6556532B2 (ja) 通信装置、搬送補助具、および搬送システム
KR20090130201A (ko) 검품 시스템과 검품 방법
EP4112499A1 (en) Transport control device, transport control method, and program
JP3954563B2 (ja) 自動倉庫管理システム
JP7370809B2 (ja) ピッキング作業支援装置およびピッキング作業支援プログラム
KR101249435B1 (ko) 강재 적치관리 시스템
JP3705195B2 (ja) 倉庫管理システムおよび倉庫管理プログラム
US12024327B2 (en) System and method for assisting error recovery in an automated packaging process and system and method for automatically packaging shipment sets
JP3230215B2 (ja) 倉庫管理システム
JP4446924B2 (ja) 図書保管管理システム
JP4295446B2 (ja) 貨物搬出入予約システム
CN113537917A (zh) 货柜管理辅助系统及方法
JP2002167014A (ja) 自動倉庫および自動倉庫の出庫方法
JP2005263399A (ja) 納品検収システム
JP5366111B2 (ja) 運搬具を用いた運搬システムにおける運搬具の管理システム
JP2006027810A (ja) 倉庫管理システム
JP2012171749A (ja) 入出庫管理システム
JP7436252B2 (ja) 保冷物品の配送方法及び配送システム
JP2002160812A (ja) 物流管理方法、定置場所管理方法、定置場所管理システム、定置場所管理装置、及び記録媒体
JP2007254147A (ja) 搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3954563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term