JP3954380B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス等の光学媒体による安価なレンズが入手困難な、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長帯の電磁波を感知する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
赤外線によるイメージ・センシングは夜間でも使用出来る等のメリットがあり、近年、半導体LSI技術を用いた非冷却型の赤外線撮像装置が低コストで実現されるようになってきた。これに従い、例えば車載用のナイトビジョン或いはロボットの自律歩行障害物検知用カメラやセキュリティ用監視カメラ等への幅広い赤外線撮像装置の応用が考え出されている。しかしながら、赤外光によるイメージ・センシングは、可視光と比較して波長が長いために、赤外光を透過する光学材料の種類が極めて限定されている。特に、波長2.5μm以上の中間赤外領域では、光学レンズの材質としての一般ガラス、石英ガラス、プラスチック等が利用出来ない。高価なサファイアガラスを用いても、波長6.5μm程度までしか透過しない。波長6.5μm以上の長波長帯では、ダイアモンドやGe等の材質を用いる必要があり、光学系が非常に高価且つ大きなものとなっている。
【0003】
図21及び22は、現状の撮像装置の概念図を示している。物体より放出された赤外線は、凸レンズ151及び凹レンズ152により集光され、赤外線センサ155に入射する。凸レンズ151の前方には、第1スリット153が、凹レンズ152の後方には、第2スリット154が配置されている。例えば、波長域8−12μmで透過率90%、焦点距離25mm、F値1.0の凸型Geレンズ51を用いた場合、収差を補正するために凹レンズ152をはじめ複数枚のGeレンズ151,152,・・・・・が必要となる。従って、カメラの大きさとして直径5cm、高さ10cm程度の円筒形の鏡筒156に電子回路部分を加えた大きさが必要で、その重量は数百gに達する。
【0004】
一方で、一般に、車両等の移動する装置にカメラを装着した場合、進行方向前方に設置されるが、進行方向が変化する場合には、予め進行しようとする方向の画像情報を得ていることが望ましい。これを実現させるためには、光学系の光軸を進行しようとする方向へ向けなければならないが、現状のカメラでは図22に示されるように光学系全体を向けることが必要となり、大掛かりな駆動装置が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
可視光の領域では、ガラス等の安価な光学材料により広角レンズ等の種々の光学レンズが、簡単に作成出来る。このため、可視光の領域では低コスト、軽量、小型の撮像装置が多く開発されている。一方、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長帯は、従来から「電波の暗黒地帯」と言われ、増幅素子、発信素子、変調素子、制御素子(光学系)等が未開発の領域である。例えば、上述の赤外光から遠赤外光の領域では、レンズ等の光学系の材料が極めて限定され、且つその駆動系も非常に大型化するので、撮像装置は大型、高価である。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長帯の電磁波の進行方向を簡単に制御出来、軽量、小型な撮像装置を低コストで提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波を反射する反射鏡と、この反射鏡で反射された電磁波を更に反射するマイクロ・ミラー・アレイと、複数のマイクロ・ミラーで反射された電磁波が入射され、この電磁波を感知する電磁波センサとを備える撮像装置であることを要旨とする。ここで、「マイクロ・ミラー・アレイ」は、複数のマイクロ・ミラーと、この複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御する電子回路を基板上に集積化した構造を有する。それぞれの「マイクロ・ミラー」は、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波の波長と同程度、若しくはこれ以上、且つ、電磁波の波長の30倍以下の最大寸法を有することが望ましい。例えば、ミリ波帯、若しくはサブミリ波帯の電磁波を受光するためには、直径0.4μm程度の微細なショットキーダイオードアレイを用いたミリ波帯撮像素子が使用可能である。このショットキーダイオードとしては、例えば、白金(Pt)/ガリウムヒ素(GaAs)ショットキーダイオード等が好適である。一方、波長100μm〜25μm程度の遠赤外領域及び波長25μm〜2.5μm程度の中間赤外領域においては、ボロメータ型の赤外線撮像素子が、安価且つ冷却装置を不要とする撮像素子として、好適である。
【0008】
先ず、電磁波として赤外線を例示し、図5及び図6を用いて、本発明の特徴に係るマイクロ・ミラー・アレイによる「電磁波(赤外線)の入射方向」の制御を具体的に説明する。図5は、原理説明のための、反射鏡25の焦点付近に平面ミラー22を配置した場合の幾何光学系を示す。図5(a)に示すように、光軸上の物点にある物体P1の像は、反射鏡25で反射され、その像点に像Q1を形成する。更に平面ミラー22により反射され、像Q1と鏡像関係の結像位置に像R1を形成する。一方、物体P1とは異なり、光軸上から離れた物点にある物体P2の像は、反射鏡25の像点に像Q2を形成し、更に平面ミラー22により反射され像Q2と鏡像関係の結像位置に像R2を形成する。図5(a)に示すように、光軸から物体P2が離なれれば、像R2の位置も光軸から離れるので、同一の赤外線センサで受光するのは困難である。この場合、図5(b)に示すように、平面ミラー22を傾ければ、光軸上から離れた物点にある物体P3の像は、反射鏡25の像点に像Q3を形成する。そして、更に傾いた平面ミラー22により反射され、像Q3と鏡像関係の結像位置に像R3を形成し、ほぼ光軸上の物体P1の像R1と同一の位置に結像出来る。しかし、図5(b)に示すように、結像位置が光軸の前後にずれてしまう。即ち、図5(b)の光学系ではコマ収差が生じてしまう。これは、平面ミラー22を用いた場合の大きな欠点である。そこで、図6に示すように、マイクロ・ミラー・アレイ12を用いると、光軸から離れた物点にある物体P3の像R3を、ほぼ光軸上の物体P1の像R1と同一の位置に結像出来、結像位置が前後にずれることもない。したがって、コマ収差を最小限にすることが可能になる。具体的には、それぞれのマイクロ・ミラーの角度を電磁波センサ(赤外線センサ)の各ピクセルに集光するように、それぞれのマイクロ・ミラーの角度を調整・制御することで、撮像装置の鏡筒の向きを変えずに、望む方向(電磁波の入射方向)の画像情報が得られる。
【0009】
図5及び図6では、電磁波として赤外線を例示したが、ミリ波帯、若しくはサブミリ波帯の電磁波の場合も同様である。
【0010】
本発明の特徴に係る撮像装置において、基板上に、加速度を感知する慣性センサが更に集積化され、この慣性センサからの信号により、電子回路は、感知された加速度の方向に基づいて、複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御するようにすれば、よりコンパクトなシステム構成となり好ましい。
【0011】
又、電磁波センサを搭載している基板上に、慣性センサがモノリシックに集積化されてなるように構成しても、コンパクトな撮像装置が実現出来る。
【0012】
更に、電子回路が、電磁波の入射方向が一定角度の範囲内を周期的に掃引するように、複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を周期的に制御(首振り制御)するようにすれば、広角レンズと同等な、広い入射角の電磁波を受信する撮像装置が実現出来る。
【0013】
或いは、電子回路が、外部信号により、電磁波の入射方向が所望の方向になるように、複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御するようにしても良い。例えば車両(自動車)のハンドルのステアリングを検出して、車両の曲がる方向に予め撮像装置の光軸方向(電磁波の入射方向)を調整すれば、車載用の撮像装置として、小型軽量且つ安価な装置が提供出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第4の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置は、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波を反射する反射鏡11と、この反射鏡11で反射された電磁波を更に反射するマイクロ・ミラー・アレイ12と、マイクロ・ミラー・アレイ12により光軸(電磁波の入射方向)を制御され、電磁波を感知する電磁波センサ14とを備える撮像装置であることを要旨とする。第1の実施の形態に係る撮像装置においては、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波として赤外光を例示し、説明する。ここで、「マイクロ・ミラー・アレイ12」は、図10、図11及び図12に示すように、複数のマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmと、この複数のマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmのそれぞれの角度θijを制御する電子回路(検出駆動回路)61を基板(半導体基板)1上に集積化した構造を有する。それぞれのマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmは、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波の波長と同程度、若しくはこれ以上、且つ、電磁波の波長の30倍以下の最大寸法を有する。例えば、図10、図11及び図12に示す赤外光のマイクロ・ミラー・アレイ12では、マイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmはそれぞれ、一辺が3μm〜3mm程度の矩形の形状をなし、m×nマトリクス状に配置された構造である。波長10μm帯の赤外光であれば、一辺が10μm〜0.3mm程度の矩形の形状にマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmの寸法を選定すれば良い。より集積化し、コンパクトにするためには、反射する電磁波と同程度〜3倍程度の寸法が好ましいので、マイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmはそれぞれ、例えば、一辺が10μm〜20μm程度の矩形の形状にすれば良い。一辺が10μm〜20μm程度の矩形にすれば、例えば、m×n=800×600,1024×768或いは1280×1024程度に半導体基板(半導体チップ)1の上に集積化可能である。
【0016】
図1に示すように、マイクロ・ミラー・アレイ12は、反射鏡11の焦点付近に配置されている。撮像装置に入射した赤外光は、反射鏡11により反射され、マイクロ・ミラー・アレイ12に集光される。
【0017】
各マイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmは、図10、図11及び図12に示すように、サポートポスト311,312,313,・・・・・・,3nmによりヨーク511,512,513,・・・・・・,5nmに接続されている。ヨーク5は、ヒンジ4a,4bにより固定されている。図12においては、添え字ijを省略しているが、それぞれのマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmにおいて同様である。マイクロ・ミラー2は、図12(b)に示すミラーアドレス電極7a,7bに印加する電圧で、その反射角度θijを調整出来る。図11では、マイクロ・ミラー2ijが−10°方向、マイクロ・ミラー2ij+1が+10°方向に傾いた場合を模式的に示している。ヨーク5ij+1の4角には、緩衝用のスプリングチップ6ij+1が取りつけられている。
【0018】
電磁波センサ14は、図20に示すように、半導体基板203上に光熱変換部δi,j及び熱電変換部γi,jからなる10μm×10μm程度のピクセル(画素)がマトリクス状に形成されたボロメータ型の赤外線センサ(撮像素子)である。光熱変換部δi,j及び熱電変換部γi,jは、支持脚23,24により、半導体基板203上にマトリクス状に配置された複数の凹部の内部に、中空状態に支持されている。複数のビット線Bi-1,Bi,Bi+1,・・・・・、この複数のビット線Bi-1,Bi,Bi+1,・・・・・に垂直方向で凹部のそれぞれに対応して設けられた複数のワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・により、X−Yアドレス線が構成されている。
【0019】
図1に示す第1の実施の形態に係る撮像装置は、ニュートン式反射望遠鏡に類似の構造であり、図7に示すように、固定金具18を用いて、マイクロ・ミラー・アレイ12が、鏡筒15に固定されている。図1において、マイクロ・ミラー・アレイ12の各マイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmは、反射鏡11による反射光が対応する電磁波センサ14の各ピクセルに入射するように、反射角度θijがそれぞれ制御される。マイクロ・ミラー・アレイ12で反射方向を調整された赤外光は、スリット13を介して、電磁波センサ14に入力される。そして、電磁波センサ14に入力された赤外光は、電磁波センサ14により、電気信号に変換されて画像情報として出力される。
【0020】
図2は本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置において加速度が加わった場合の概念図を示している。加速度が加わった場合、慣性センサからの信号により、移動する方向を予め予測し、各マイクロ・ミラーの角度θijを調節して、光路を変更し、望む方向の画像情報を得ることが可能である。慣性センサは、図10に示すように、マイクロ・ミラー・アレイ12と同一半導体基板1上に一体形成、或いは、図20に示すように、電磁波センサ(赤外線センサ)14と一体形成されている。図20は、同一半導体基板203上に赤外線センサ部201と慣性センサ部202が集積化された状態を示している。
【0021】
図10のマイクロ・ミラー・アレイ12と慣性センサとを同一半導体基板1上にモノリシックに集積化した構造では、半導体基板1の右上のコーナー部、即ち、1行目・m列のマイクロ・ミラー21mの位置に、慣性センサが配置されている。図10の1行目・m−1列及びm列のモノリシック集積化構造の分解図が、図12である。図12(b)に示すように、慣性センサは、重り部55を4方からサスペンション(板バネ)54a,54b,54c,54dで弾性的に保持している。サスペンション54a,54b,54c,54dは、それぞれ対応するアンカー51a,51b,51c,51dにより、図12(c)に示す第1メタル層72に固定されている。第1メタル層72には、櫛歯状の固定電極52a,52bも固定されている。一方、重り部55には、検出電極53a,53bが取りつけられている。振動により、重り部55が、アンカー51a,51b,51c,51dに対して相対的に移動すると、検出電極53a,53bと固定電極52a,52bとの間の静電容量が変化するので、加速度を検出出来る。
【0022】
各マイクロ・ミラーの角度θijを調節して光路を変更するためには、図3に示すように、加速度検知センサ(慣性センサ)101からの電気信号を進行方向予測部102に入力する。進行方向予測部102は、加速度検知センサ(慣性センサ)101からの電気信号を用いて、進行方向の回転速度を計算する。更に、一定時間後に期待される新たな赤外光の入力方向(光軸)を計算し、この新たな光軸を実現するに必要な、それぞれのマイクロ・ミラーの角度θijを計算する。計算されたマイクロ・ミラーの角度θijは、ミラー角調整部103を駆動するに必要な信号として、ミラー角調整部103に入力される。その結果、ミラー角調整部103は、それぞれのマイクロ・ミラーの角度θijを所定の値に調整する。そして、赤外光検知センサ104は、設定された新たな赤外光の光軸に入射する赤外光を感知する。更に、この赤外光を検出強度が最大になるように、赤外光検知センサ104の出力を、ミラー角調整部103にフィードバックし、フィードバック制御しても良い。
【0023】
図3に示されたようなブロック図に示す制御システムにより、各マイクロ・ミラーの角度θijを調節し、撮像装置の光軸をその方向に向けて、鏡筒15の向きを変えずに、望む方向の画像情報が得られる。なお、この機構は、振動による撮像装置の振れを抑えることにも適用出来る。
【0024】
なお、このマイクロ・ミラー・アレイ12は、微小電気機械システム(MEMS)に用いられるマイクロマシニングの製造技術を用いることにより、比較的容易に製造することが出来る。図13〜図19を用いて、図10に示すマイクロ・ミラー・アレイ12と同一基板(半導体基板)1上に慣性センサを同時に形成する方法を説明する。
【0025】
(イ)先ず、半導体基板1の表面に、周知のCMOS製造技術を用いて、慣性センサ用の検出回路及びマイクロ・ミラーのそれぞれの角度θijを調整する駆動回路を集積化する。慣性センサ用の検出回路には、波形整形回路と、波形整形回路からのアナログ信号を2値パルス信号に変換するA/Dコンバータと、A/Dコンバータからの2値パルス信号を入力するマイクロプロセッサ(CPU)等が接続され、これらの回路も半導体基板1の表面に、検出駆動回路61として集積化される。更に、図3に示した進行方向予測部102及びミラー角調整部103も、検出駆動回路61の一部として、半導体基板1上に集積化される。
【0026】
(ロ)その後、半導体基板1の表面に、CVD法で第1酸化膜71を堆積し、更にスパッタリング法で、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)等の高融点金属、若しくはアルミニウム(Al)等の第1メタル層72を形成する。更に、第1メタル層72の上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、第1メタル層72のエッチングマスクを形成する。そして、このエッチングマスクを用いて、図12(c)に示すようなリセットバス9やヨークアドレス電極8a,8bのパターンを形成する。図12(a)に示すように慣性センサ形成予定領域は平坦な第1メタル層72のプレートが残留する。更に、第1メタル層72の上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、図13に示すようにパターニングする。その後、紫外線を照射し、いわゆるUVキュアにより、フォトレジストを硬化し、第1スペーサ73を形成する(図13は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図である)。
【0027】
(ハ)第1スペーサ73の上に、高融点金属若しくはAl等の第2メタル層(ヒンジメタル)74をスパッタリング法で形成する。更に、プラズマCVD等の低温CVD法で、第2メタル層(ヒンジメタル層)74の上に第2酸化膜75を堆積する。この第2酸化膜75の上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、慣性センサ形成予定領域をパターニングする。フォトレジストをマスクとして、第2酸化膜75を選択的にエッチングし、この第2酸化膜75をマスクとし、第2メタル層(ヒンジメタル層)74の慣性センサ形成予定領域に対して、図14(b)に示すように選択的にエッチングする。図14(b)は、図12(b)に示す慣性センサの固定電極52a,52b及び検出電極53a,53bを構成する櫛状の歯の長さ方向(B−B方向)の工程断面図である。なお、図14(a)は、図12(b)に示すヒンジ4a及び4bの方向(A−A方向)に沿った工程断面図であり、この断面には、第2メタル層(ヒンジメタル)74のA−A方向の空隙部は現れず、一体(連続体)として示されている。
【0028】
(ニ)次に、第2メタル層(ヒンジメタル層)74のエッチングに用いたフォトレジストを除去後、再び第2酸化膜75の上部に、新たなフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いてフォトレジストのエッチングマスクを形成し、このエッチングマスクを用いて図15に示すように、第2酸化膜75を選択的にエッチングする。図15(a)は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図であり、ヒンジの形状に第2酸化膜75がパターニングされた様子を示す。図15(b)は、図12(b)のB−B方向に対応する工程断面図であり、慣性センサ形成予定領域に残留している第2酸化膜75を示す。
【0029】
(ホ)更に、第2酸化膜75の上に、Al等の第3メタル層(ヨークメタル層)76をスパッタリング法で堆積する。更に、第3メタル層(ヨークメタル層)76の上に、プラズマCVD等の低温CVD法で、第3酸化膜77を堆積する。この第3酸化膜77の上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、フォトレジストのエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクを用いて、第3酸化膜77を、図16に示すように選択的にエッチングする。
【0030】
(ヘ)更に、第3酸化膜77をエッチングマスクとして用いて、第3メタル層(ヨークメタル層)76を、第2酸化膜75が露出するまで選択的にエッチングする。その後、露出した第2酸化膜75と同時に第3酸化膜77を除去すれば、図17(a)に示すように、ヨーク5及びヒンジ脚78a,78bのパターンが出来る(図17(a)は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図である)。又、図17(b)に示すように、慣性センサ形成予定領域には、重り部55のパターンが完成する(図17(b)は、図12(b)のB−B方向に対応する工程断面図である。)。
【0031】
(ト)そして、ヨーク5及びヒンジ脚78a,78bのパターンの上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、フォトレジストをパターニングする。その後、UVキュアにより、フォトレジストを硬化し、第2スペーサ79を形成する。この第2スペーサ79の上に、Al等の第4メタル層80をスパッタリング法で堆積する。更に、第4メタル層80の上に、低温CVD法で、第4酸化膜81を堆積する。この第4酸化膜81の上部にフォトレジストをスピン塗布し、フォトリソグラフィを用いて、フォトレジストのエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクを用いて、第4酸化膜81を、図18に示すように選択的にエッチングする(図18は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図である)。
【0032】
(チ)そして、第4酸化膜81をマスクとして、第4メタル層80を選択的にエッチング除去すれば、マイクロミラー2及びサポートポスト3のパターンが出来る。その後、オゾンアッシング等により、第2スペーサ79及び第1スペーサ73を灰化すれば、図19(a)に示すようなヨーク5及びヒンジ4a、4bで中空に支持されたマイクロミラー2が完成する(図19(a)は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図である)。同時に、図19(b)に示すように、慣性センサ形成予定領域には、重り部55のパターンが中空に支持される(図19(b)は、図12(b)のA−A方向に対応する工程断面図である)。
【0033】
以上のように、マイクロ・ミラー・アレイ12と慣性センサとが、簡単に同一半導体基板1上に形成される。
【0034】
(第2の実施の形態)
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置は、カセグレン式反射望遠鏡に類似の構造であり、第1の実施の形態のニュートン式とは異なり、反射鏡21の中央部には、光取り出し用開口部を有している。そして、第1の実施の形態と同様に、反射鏡21の焦点付近には、m×nマトリクスのマイクロ・ミラー・アレイ12が配置されている。撮像装置に入射した赤外光は、反射鏡21により反射され、マイクロ・ミラー・アレイ12に集光される。マイクロ・ミラー・アレイ12の各マイクロ・ミラーは、反射鏡21による反射光が、反射鏡21の中央部の光取り出し用開口部を介して、電磁波センサ24の各ピクセルに入射するように、反射角度θijがそれぞれ制御される。第1の実施の形態と同様に、マイクロ・ミラーは、反射鏡21による反射光が、対応する電磁波センサ24の各ピクセルに入射するように、反射角度θijがそれぞれ制御される。そして、電磁波センサ24に入力された赤外光は、電磁波センサ24により、電気信号に変換されて画像情報として出力される。カセグレン式は、第1の実施の形態のニュートン式に比較すると、構造が複雑になるが、装置をコンパクトに出来るメリットがある。
【0035】
本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置においても、図3に示されたようなブロック図に示す制御システムにより、各マイクロ・ミラーの角度θijを調節し、撮像装置の光軸をその方向に向けて、鏡筒15の向きを変えずに、望む方向の画像情報を得ることが出来る。
【0036】
(第3の実施の形態)
図8に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置は、第2の実施の形態に係る撮像装置と同様に、カセグレン式反射望遠鏡に類似の構造であるが、反射鏡31の中央部に光取り出し用開口部がない。その代わり、反射鏡31の中央部に電磁波センサ14が配置されている。図8に示すように、マイクロ・ミラー・アレイ12は、固定金具18a,18b,18cを用いて鏡筒15に固定されている。マイクロ・ミラー・アレイ12は、反射鏡31の焦点距離の半分程度の中間的な位置に配置されている。
【0037】
撮像装置に入射した赤外光は、反射鏡31により反射され、マイクロ・ミラー・アレイ12に集光される。マイクロ・ミラー・アレイ12の各マイクロ・ミラーは、反射鏡31による反射光が、反射鏡31の中央部の電磁波センサ14の各ピクセルに入射するように、反射角度θijがそれぞれ制御される。そして、電磁波センサ14に入力された赤外光は、電磁波センサ14により、電気信号に変換されて画像情報として出力される。
【0038】
本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置においても、図3に示されたようなブロック図に示す制御システムにより、各マイクロ・ミラーの角度θijを調節し、撮像装置の光軸をその方向に向けて、鏡筒15の向きを変えずに、望む方向の画像情報を得ることが出来る。カセグレン式は、第1の実施の形態のニュートン式に比較すると、構造が複雑になるが、図8に示すように、装置をコンパクトに出来るメリットがあるのは、第2の実施の形態に係る撮像装置において述べたのと同様である。
【0039】
(第4の実施の形態)
図9に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置は、第3の実施の形態に係る撮像装置と同様に、反射鏡41の中央部に電磁波センサ14が配置されている。本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置は、一応、カセグレン式に分類出来る。
【0040】
第4の実施の形態に係る撮像装置は、自動車のヘッドライトの形状をなし、3枚の第1マイクロ・ミラー・アレイ12a,第2マイクロ・ミラー・アレイ12b及び第3マイクロ・ミラー・アレイ,12cが、反射鏡41の内部に配置されている点が、第3の実施の形態に係る撮像装置と異なる。反射鏡41の開口端部に接して、カバーグラス17が接続され、閉じた空間にマイクロ・ミラー・アレイ12a,12b,12cが収納されている。
【0041】
撮像装置にカバーグラス17を透過して、入射した赤外光は、反射鏡41により反射され、マイクロ・ミラー・アレイ12a,12b,12cに集光される。マイクロ・ミラー・アレイ12a,12b,12cの各マイクロ・ミラーは、反射鏡41による反射光が、反射鏡41の中央部の電磁波センサ14の各ピクセルに入射するように、反射角度θijがそれぞれ制御される。そして、電磁波センサ14に入力された赤外光は、電磁波センサ14により、電気信号に変換されて画像情報として出力される。
【0042】
本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置においても、図3に示されたようなブロック図に示す制御システムにより、第1マイクロ・ミラー・アレイ12a,第2マイクロ・ミラー・アレイ12b及び第3マイクロ・ミラー・アレイ,12cのそれぞれのマイクロ・ミラーの角度θijを調節し、撮像装置の光軸をその方向に向けて、鏡筒15の向きを変えずに、望む方向の画像情報を得ることが出来る。本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置により、よりコンパクトな車載用撮像装置が提供出来る。
【0043】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1乃至第4の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0044】
既に述べた第1乃至第4の実施の形態の説明においては、電磁波として赤外光を用いた例を示したが、ミリ波帯、若しくはサブミリ波帯の電磁波の場合も同様である。ミリ波帯、若しくはサブミリ波帯の電磁波を受光するためには、直径0.4μm程度の微細なショットキーダイオードアレイを用いたミリ波帯撮像素子が使用可能である。このショットキーダイオードとしては、例えば、白金(Pt)/ガリウムヒ素(GaAs)ショットキーダイオード等が使用可能であり、衛星通信の受信用アンテナや電波望遠鏡に応用しても良い。
【0045】
又、図12(d)に示す電子回路61は、光軸方向(実効的な電磁波の入射方向)が一定角度の範囲内を周期的に掃引するように、複数のマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmのそれぞれの角度を周期的に制御するようにすれば、広角レンズ同様な機能を、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波の領域で簡単に実現出来る。
【0046】
又、電子回路61は、外部信号により、電磁波の入射方向が所望の方向になるように、複数のマイクロ・ミラー211,212,213,・・・・・・,2nmのそれぞれの角度を制御するようにしても良い。例えば、車両(自動車)のステアリングからの信号を検出し、これを外部信号として、電子回路61に入力すれば、車両(自動車)の曲がる方向に常に撮像装置の光軸を予め設定しておくことが可能になる。
【0047】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波の入射方向を制御に反射鏡と副反射鏡としてのマイクロ・ミラー・アレイを用いるため、光学系が非常に簡単化され、軽量化、小型化、低価格化が可能となる。
【0049】
又、本発明によれば、加速度を感知して移動する方向を予め予測し、各マイクロ・ミラー角度を調節して撮像装置の入射方向(光軸)をその方向に向けることで、鏡筒の向きを変えずに望む方向の画像情報が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置において、加速度が加わった場合の電磁波の入射方向(光軸)の制御を説明する概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置におけるマイクロ・ミラーの角度制御システムのブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の概念図である。
【図5】本発明のマイクロ・ミラー・アレイによる「電磁波(赤外線)の入射方向」の制御を説明するための模式的な原理図である(その1)。
【図6】本発明のマイクロ・ミラー・アレイによる「電磁波(赤外線)の入射方向」の制御を説明するための模式的な原理図である(その2)。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置におけるマイクロ・ミラー・アレイの鏡筒への支持形態を示す模式図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の概念図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の概念図である。
【図10】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る撮像装置に用いることが可能な、慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化した構造を説明する平面図である。
【図11】本発明の第1〜第4の実施の形態に係る撮像装置に用いるマイクロ・ミラー・アレイの構造と動作を説明するための模式的な鳥瞰図である。
【図12】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化した構造を説明する分解鳥瞰図である。
【図13】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その1)。
【図14】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その2)。
【図15】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その3)。
【図16】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その4)。
【図17】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その5)。
【図18】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その6)。
【図19】慣性センサとマイクロ・ミラー・アレイとを同一半導体基板上にモノリシックに集積化する製造方法を示す工程断面図である(その7)。
【図20】図20(a)は、本発明の第1〜第4の実施の形態に係る撮像装置に用いることが可能な、慣性センサ部と電磁波センサ(赤外線センサ)部とを同一半導体基板上にモノリシックに集積化した構造を説明する平面図で、図20(b)は、電磁波センサ(赤外線センサ)部の1ピクセルの詳細を説明する部分破断平面図である。
【図21】従来の撮像装置の概念図である。
【図22】従来の撮像装置において加速度が加わった場合の概念図である。
【符号の説明】
1,203 半導体基板
2,211,212,213,・・・・・・,2nm マイクロミラー
3,311,312,313,・・・・・・,3nm サポートポスト
4a、4b ヒンジ
5 ヨーク
7a,7b ミラーアドレス電極
8a,8b ヨークアドレス電極
9 リセットバス
11,21,25,31,41 反射鏡
12,12a,12b,12c マイクロ・ミラー・アレイ
13 スリット
14,24 電磁波センサ
15,156 鏡筒
17 カバーグラス
18,18a,18b,18c 固定金具
22 平面ミラー
23,24 支持脚
51a,51b,51c,51d アンカー
52a,52b 固定電極
53a,53b 検出電極
54a,54b,54c,54d サスペンション
55 重り部
61 検出駆動回路
71 第1酸化膜
72 第1メタル層
73 第1スペーサ
74 第2メタル層(ヒンジメタル)
75 第2酸化膜
76 第3メタル層(ヨークメタル層)
77 第3酸化膜
78a,78b ヒンジ脚
79 第2スペーサ
80 第4メタル層
81 第4酸化膜
101 加速度検知センサ(慣性センサ)
102 進行方向予測部
103 ミラー角調整部
104 赤外光検知センサ
151 凸レンズ
152 凹レンズ
153 第1スリット
154 第2スリット
155 赤外線センサ
201 赤外線センサ部
202 慣性センサ部
i-1,Bi,Bi+1 ビット線
j-1,Wj,Wj+1 ワード線

Claims (4)

  1. ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波を反射する反射鏡と、
    加速度を感知する慣性センサ、前記反射鏡で反射された前記電磁波を更に反射する複数のマイクロ・ミラー、及び該複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御する電子回路を基板上に集積化したマイクロ・ミラー・アレイと、
    前記複数のマイクロ・ミラーで反射された前記電磁波が入射され、該電磁波を感知する電磁波センサ
    とを備え、前記慣性センサからの信号により、前記電子回路は、感知された前記加速度の方向に基づいて、前記複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. ミリ波帯から赤外光の領域に至る波長の電磁波を反射する反射鏡と、
    前記反射鏡で反射された前記電磁波を更に反射する複数のマイクロ・ミラーと、該複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御する電子回路を第1の基板上に集積化したマイクロ・ミラー・アレイと、
    前記複数のマイクロ・ミラーで反射された前記電磁波が入射され、該電磁波を感知する電磁波センサと、
    前記電磁波センサを搭載した第2の基板上に、モノリシックに集積化され、加速度を感知する慣性センサ
    とを備え、前記慣性センサからの信号により、前記電子回路は、感知された前記加速度の方向に基づいて、前記複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記電子回路は、前記電磁波の入射方向が一定角度の範囲内を周期的に掃引するように、前記複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を周期的に制御することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記電子回路は、外部信号により、前記電磁波の入射方向が所望の方向になるように、前記複数のマイクロ・ミラーのそれぞれの角度を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
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