JP3953547B2 - 棒状器具の取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、機器の壁面などに開けた穴にセンサなど棒状器具を差し込んで取り付けるための板バネ製取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス機器のハウジングに外から温度センサなどの棒状器具を差し込んで着脱可能に取り付ける場合は、ハウジングにブラケットを締結し、このブラケットに線状バネまたは板バネを用いて棒状器具を固定する方法が取られている。この方法では、ブラケットの機器への締結と、ブラケットへのセンサおよびバネの組み付けとの作業が必要であった。このため、部品数の増大と組み付け作業の効率が悪い問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、部品数の低減と着脱作業の単純化とができる棒状器具の板バネ製取付具の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、同軸的に設けられた先側および後側の穴に、棒状器具を着脱可能に嵌着するための板バネ製取付具であって、前記棒状器具の先端部を保持する穴を有する連結部と、該連結部から同方向に延設された一対の帯板部とを有し、各帯板部は、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部、および内側または外側へ突出し、前記棒状器具の後部を保持する軸方向係止手段を備えたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】
この発明では、一枚のバネ板から形成された取付具に棒状器具を保持させて、機器に設けた同軸芯を有する2つの穴に差し込むことにより、棒状体の取り付けが可能である。このため、部品数の低減が可能であるとともに、着脱作業が容易にできる。
【0006】
請求項2に記載の構成では、前記連結部は円環板状を呈し、前記帯板部は円弧状断面を有することを特徴とする。これにより、帯板部の強度が大きくできるとともに、棒状器具の保持が確実にできる。
【0007】
請求項3に記載の構成では、板バネ製取付具は、軸方向の欠落部を有する開環状の筒体からなり、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部、および内側または外側へ突出した前記棒状器具の後部を保持する軸方向係止手段を設けたことを特徴とする。この構成においても、請求項1に記載の発明と同様な効果を有する。
【0008】
請求項4に記載の構成では、前記可変凸部は、前記板バネに略コ字形の切込みを設け、切込みの内側部を略ヘ字形に曲げて形成されていることを特徴とする。この構成により、可変凸部の弾性変形が容易にでき、着脱作業が容易になる。
請求項5に記載の構成では、軸方向係止手段を、板バネ製取付具に設けた内側に膨出する凹部と棒状器具に設けた周溝により構成し、簡単な構造で確実な位置決めを達成している。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、第一実施例にかかる板バネ製取付具1を示す。板バネ製取付具1は板バネ材で一体プレス成形されており、棒状器具である温度センサ(燃焼センサ)としての熱電対2を、図3、図4に示すガス燃焼式の焼物用グリルのハウジング3の上部に着脱可能に取り付けるために使用される。
【0010】
熱電対2は、径小の先端感熱部21、テーパー部22、胴部23からなるシーズチューブ20と、胴部23に外嵌された套管24を有し、シーズチューブ20の後端からリード線25が引き出されている。套管24の後部には先側周溝26、後側周溝27が並設されている。この套管24に設けた周溝20、27は、板バネ製取付具1と熱電対2との間で軸方向に係止する作用を有する。なお、溝以外の突起、穴などの係止手段であってもよい。
【0011】
板バネ製取付具1は、熱電対2の胴部23が嵌合する穴41が形成された円環板状の連結部4と、該連結部4の上部および下部から連結部4と直交的で、かつ同方向に延設され、1/4円弧状の断面を有する一対の帯板部5、5とからなる。なお、一対の帯板部5、5は、必ずしも円弧断面形状を有する必要はなく、多角形の筒面であっても平板であってもよいが、内包する棒状器具が円柱状を呈する場合は、円筒面を採用すると保持性がよい。
【0012】
各帯板部5には、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部51、該可変凸部51の後方に位置し外側へ膨出した後側凸部52、および内側へ膨出し、前記熱電対2の後部に設けた前記周溝26に係合する軸方向係止手段である凹部53を設けている。
【0013】
この実施例では、凹部53は、後側凸部52の後方に設けているが、熱電対2の套管24に設けた周溝26が套管24の先端側に位置するときは、可変凸部51より先側に形成してもよく、また、周溝27に係合するように設けてもよい。なお、図2に鎖線で示す如く、熱電対2の胴部23の最後端に係合する突片53aを設けて、軸方向係止手段としてもよい。
【0014】
可変凸部51は、帯板部5に略コ字形の切込みを設け、切込みの内側部54を略ヘ字形に曲げて外側へ膨出させて形成されている。内側部54は、30度の傾斜を有する後側部55と、15度の逆傾斜を有する先側部56からなり、先側部56の先端57は、帯板部5の内側に入り込んでいる。
【0015】
後側凸部52は、円弧状断面を有して外側に膨出した凸条からなり、可変凸部51の後側部55の後方に微小距離を隔てて形成されている。凹部53は、円弧状断面を有する内側に膨出した凸条からなり、套管24の先側周溝26に嵌まり込む位置および寸法に形成されている。帯板部5の後端には、着脱の際に把手として作用する鍔部58が設けられている。
【0016】
ハウジング3は、底31に蓋32を重ねた金属板製箱状の構造を有し、内部が焼物調理室30となっている。蓋32の天井には、窓縁34付きの窓35が開けられており、窓35には燃焼板式バーナ33が嵌め込まれている。右側の窓縁34には、その一部を下方に延長した延長部36が形成され、延長部36には支持穴37が設けられている。蓋32の右縁板38には、支持穴37と同軸的に取付穴39が設けられている。
【0017】
支持穴37は、シーズチューブ20の胴部23が差し込まれる寸法の直径に設定され、後側の取付穴39は套管24を挟んだ一対の帯板部5、5が差し込まれる寸法の直径に形成されている。また、取付穴39は、可変凸部51が内側に変位した状態で、且つ、一対の帯板部5、5が内側に弾性変形した状態で通過を許容し、通過後は帯板部5の弾性力が外側に働いた状態に保持する寸法に設定されている。
【0018】
この板バネ製取付具1は、図2に示す如く、熱電対2の先端の胴部23を穴41に差し込むとともに、帯板部5、5により套管24を挟んで、図3、図4に示す如く、支持穴37および取付穴39に差し込む。可変凸部51、51は、取付穴39を通過する際に内側に弾性変形し、通過後に外側に戻って、ハウジング3の右縁板38は可変凸部51と後側凸部52との間に保持され、板バネ製取付具1はハウジング3に対して軸方向に位置決め、固定される。
【0019】
なお、熱電対2を帯板部5、5内に差し込む際には、套管24の直径より凹部53の内径の方が大きく、挿入作業は容易に行えるようになっている。帯板部5、5を取付穴39に差し込んだ後には、帯板部5、5が内側に弾性変形し、凹部53が周溝26に係合される。
【0020】
図5は、第二実施例を示す。この実施例では、板バネ製取付具6は、先端に切り欠き円環板部7を備え、軸方向に欠落部60を有する筒状を呈している。円環板部7には、欠落部60に対応する扇状の切り欠き71と、該切り欠き71の反対側に形成されたスリット状切り欠き72が設けられている。
【0021】
板バネ製取付具6には、先端側に、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部51、51、該可変凸部51の後方に位置し外側へ膨出した後側凸部52、および内側へ膨出し、取付穴39に差し込んだときに、該板バネ取付具6が内側に弾性変形することにより、前記熱電対2の後部の周溝26に係合する凹部53を設けている。この実施例においても、第一実施例と同様の作用効果を奏する。
【0022】
なお、上記実施例においては、板バネ製取付具1、6に後側凸部52を設け板バネ製取付具1、6の焼物調理室30側の軸方向の位置決め(ストッパーとしての作用)を行ったが、連結部4または切り欠き円環板部7がハウジング3の延長部36に当接することによって、前記位置決めを行うことも可能である。この場合は、後側凸部52を設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例にかかる板バネ製取付具の斜視図である。
【図2】熱電対を内包した板バネ製取付具の断面図である。
【図3】ガス調理の焼物用グリルの断面図である。
【図4】図3の要部拡大斜視図である。
【図5】第二実施例にかかる板バネ製取付具の斜視図である。
【符号の説明】
1、6 板バネ製取付具
2 棒状体である熱電対
3 焼物用グリルのハウジング
4 円環板状の連結部
5 帯板部
51 可変凸部
53 凹部
Claims (5)
- 同軸的に設けられた先側および後側の穴に、棒状器具を着脱可能に嵌着するための板バネ製取付具であって、
前記棒状器具の先端部を保持する穴を有する連結部と、該連結部から同方向に延設された一対の帯板部とを有し、
各帯板部は、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部、および内側または外側へ突出し、前記棒状器具の後部を保持する軸方向係止手段を備えたことを特徴とする棒状器具の取付具。 - 請求項1において、前記連結部は円環板状を呈し、前記帯板部は円弧状断面を有することを特徴とする棒状器具の取付具。
- 同軸的に設けられた先側および後側の穴に、棒状器具を着脱可能に嵌着するための板バネ製取付具であって、
軸方向の欠落部を有する開環状の筒体からなり、外側へ膨出するとともに内側に弾性変形する可変凸部、および内側または外側へ突出した前記棒状器具の後部を保持する軸方向係止手段を設けたことを特徴とする棒状器具の取付具。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記可変凸部は、前記板バネに略コ字形の切込みを設け、切込みの内側部を略ヘ字形に曲げて形成されていることを特徴とする棒状器具の取付具。
- 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記板バネ製取付具に設けた軸方向係止手段は、内側に膨出した凹部であり、該凹部は前記棒状器具に設けた周溝に係合することを特徴とする棒状器具の取付具。
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JP13838396A JP3953547B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 棒状器具の取付具 |
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JPH09317722A JPH09317722A (ja) | 1997-12-09 |
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1996
- 1996-05-31 JP JP13838396A patent/JP3953547B2/ja not_active Expired - Fee Related
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