JPS5848734Y2 - サ−クライン型螢光灯器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサークライン型螢光灯器具に関し、サークライ
ン型螢光灯を簡単な構成で容易かつ強固に取付けること
ができるようにしたものである。

サークライン型螢光灯器具には、安定器等を内蔵して天
井、壁等の被取付部材に取付けられる器具本体ケースと
、線材により細長い矩形状に形成された螢光灯ホルダー
とを備え、該ホルダーの両端部に形成された抱合部によ
りサークライン型螢光灯の径方向に対向する外周部を抱
持するようにしたものがある。

しかし従来のこの種螢光灯器具では、螢光灯ホルダーの
中央部を取付ねし等の取付具により器具本体ケースに取
付けるようにしており、従って螢光灯を天井等に取付け
るためには器具本体ケースを壁等に取付けると共に、ホ
ルダーを器具本体ケースに取付けなければならず、螢光
灯の取付けが非常に面倒であり、また器具本体ケースを
天井等に取付けるための取付構造とは全く別体にホルダ
ーを器具本体ケースに取付ける為の特別の取付具等が必
要であり、全体の構造が複雑であった。

さらにホルダーを線材により構成しているため、ホルダ
ーを器具本体に強固に取付けできず、た易く弛みやガタ
付きを生ずる惧れもあった。

本考案は上記問題点を解消したもので、その特徴とする
ところは、安定器等を内蔵して天井、壁等の被取付部材
に取付けられる器具本体ケースと、サークライン型螢光
灯を保持する螢光灯ホルダーとを備え、前記螢光灯ホル
ダーは、線材により細長い矩形状に形成され、かつその
両端部には、螢光灯の径方向に対向する外周部を抱持す
る抱合部が形成されたサークライン型螢光灯器具におい
て、前記器具本体ケースは、円板形の鍔部と、該鍔部か
ら径方向の略全長に互って長方形状に膨出した前記径方
向に長い収納部とを備え、鍔部は、収納部の幅方向に対
応する径方向両端部に挿入した取付ねしにより被取付部
材に面接触するように取付けられ、前記螢光灯ホルダー
は、その抱合部を残して略全長に互って被取付部材に当
接されかつ両端部が鍔部から収納部の長手方向外方に突
出するように配置されると共に、鍔部の収納部長手方向
の両端側に形成した係止凹部を介して被取付部材と鍔部
との間で挟持されている点にある。

以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、図に
おいて、１は器具本体ケースで、円板形の鍔部２と、該
鍔部２から径方向の略全長に亙って長方形状に膨出した
前記径方向に長い収納部３とを備える。

収納部３は安定器等を内蔵すると共に、ソケット４を外
部に導出している。

鍔部２は収納部３の幅方向に対応する径方向両端部に取
付孔５を介して挿入した一対の取付ねじ６により、天井
や壁等の被取付部材７に面接触するように着脱自在に取
付けられる。

８は螢光灯ホルダーで、線材により細長い矩形状に形成
され、その両端部には、サークライン型螢光灯９の径方
向に対向する外周部を抱持する抱合部１０が形成されて
いる。

このホルダー７は、鍔部２の収納部３長手方向の両端側
に一対ずつ凹設形成した係止凹部１１に夫々係合され、
この係合凹部１１を介して被取付部材７と鍔部２との間
で挾持されている。

そしてホルダー８は、その抱合部１０を残して全長に亙
って被取付部材７に接当されると共に、両端部が同一長
さずつ鍔部２から収納部３の長手方向外方に突出した状
態になっている。

上記実施例の構成によれば、螢光灯８を被取付部材７に
取付ける場合、螢光灯９を装着した螢光灯ホルダー８を
係止凹部１１に係合させた状態で、器具本体ケース１の
鍔部２を被取付部材３に面接触するように取付ねじ６に
より取付ければよく、螢光灯９を非常に簡単に取付ける
ことができる。

以上のように本考案によれば、螢光灯ホルダー８は、鍔
部２の収納部３長手方向の両端側に形成した係止凹部１
１を介して被取付部材７と鍔部２との間で挟持されてい
るので、単に鍔部２を被取付部材７に取付けるのみで、
器具ケース本体１と共に螢光灯ホルダー８を被取付部材
７に同時に固定でき、従って螢光灯９を非常に簡単に取
付けることができる。

しかも取付後には鍔部２と被取付部材７とによりホルダ
ー８を極力抱合部１０近傍で挾持できると共に、ホルダ
ー８は抱合部１０を残して略全長に亙って被取付部材７
に接当され、かつ係止凹部１１に係合された状態になる
ので、ホルダー８は線材により形成されているにも拘わ
らず、ガタ付いたりする惧れなく強固に取付は得る。

また鍔部２は、線部３の幅方向に対応する径方向両端部
に挿入した取付ねじ６により被取付部材７に面接触する
ように取付けられ、ホルダー８は、両端部が鍔部２から
収納部３の長手方向外方に突出するように配置されてい
るので、係止凹部１１よりホルダー８の線径が大である
ために、鍔部２の係止凹部１１近傍と被取付部材７との
間に比較的大きな隙間が生じるようなことがあっても、
取付ねじ６の締付力により鍔部２の収納部３両側をたわ
みを利用して被取付部材７に効果的に密着でき、しかも
この密着面積を極力大きくでき、この点からも器具本体
ケース１乃至螢光灯９をより一層安定に取付けることが
可能である。

さらにホルダー８は被取付部材７に略全長に互って接当
しているので、螢光灯９が被取付部材７から大きく突出
するようなことはなくなり、螢光灯９を極めてコンパク
トに取付は得るし、またホルダー８を取付けるための特
別な取付具等が不要となり、構造簡単にして安価に提供
でき、その実用的効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は側面図である。 １・・・・・・器具本体ケース、２・・・・・・鍔部、
３・・・・・・収納部、６・・・・・・取付ねし、７・
・・・・・被取付部材、８・・・・・・螢光灯ホルダー
、９・・・・・・サークライン型螢光灯、１０・・・・
・・抱合部、１１・・・・・・係止凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 安定器等を内蔵して天井、壁等の被取付部材７に取付け
   られる器具本体ケース１と、サークライン型螢光灯９を
   保持する螢光灯ホルダー８とを備え、前記螢光灯ホルダ
   ー８は、線材により細長い矩形状に形成され、かつその
   両端部に、は、螢光灯９の径方向に対向する外周部を抱
   持する抱合部１０が形成されたサークライン型螢光灯器
   具において、前記器具本体ケース１は、円板形の鍔部２
   と、該鍔部２から径方向の略全長に互って長方形状に膨
   出した前記径方向に長い収納部３とを備え、鍔部２は、
   収納部３の幅方向に対応する径方向両端部に挿入した取
   付ねじ６により被取付部材７に面接触するように取付け
   られ、前記螢光灯ホルダー８は、その抱合部１０を残し
   て略全長に亙って被取付部材７に接当されかつ両端部が
   鍔部２から収納部３の長手方向外方に突出するように配
   置されると共に、鍔部２の収納部３長手方向の両端側に
   形成した係止凹部１１を介して被取付部材７と鍔部２と
   の間で挟持されていることを特徴とするサークライン型
   螢光灯器具。