JP3953448B2 - 台所用食べ物屑処理装置 - Google Patents

Description

本発明は台所用食べ物屑処理装置に関し、より詳細には食器洗浄台の下部空間に設置して、洗浄水と食べ物屑を分離させるのはもちろん、残飯を圧縮して水分を除去して乾燥し、残飯を簡便に処理して排出される食べ物屑の量を最少化させることができる台所用食べ物屑処理装置に関する。

一般的に食べ物を調理して食べたのちに残る食べ物屑（以下、「残飯」という）は食器洗浄台（以下、「シンク台」という）の排水口に設けられた漉し網に漉されて排水される水と分離させたのちに別途に処理しているが、前記漉し網により抽出される残飯はかなりの量の水分を含んでいるため、そのまま捨てるか地中に埋める場合には容易に腐敗して流れ出る滲出水により甚だしい悪臭を生じるようになるので、環境汚染を誘発する原因になり、焼却時には焼却が困難であるか、または焼却する時間がかなり長くかかる。

したがって、残飯を効果的に処理し得る多くの装置が提案されており、食べ物屑の水分を除去するための装置として、例えば、特許文献１に記載されているとおり、湿潤食品類の乾燥装置は乾燥筒周囲に断熱層（空間、必要によって断熱材を充填）および上部に排気口が設けられその内部に噴霧して原料を飛散する天井と原料の落下孔が配設された仕切板および攪拌兼スクレバーを複数段に配設し下部に循環用シュートとスクリューフィードが配設されており、前記の各仕切板は乾燥筒内を上下間隔に配置された複数段に設置され、その内部に形成された温水循環室には温水発生器・流入口および流出口が付着された温水配管を付設して制御手段によりその温水発生器を制御（水温・流量）し、その加熱水を表示方向へ循環制御し、各仕切板の温水循環室内に流通して原料を熱気により適当な温度に加熱し、各仕切板上に配設され共通の駆動軸で回転するスクレバーを有する攪拌兼スクレバーは制御手段により回転制御され、仕切板上の原料を攪拌バーで適宜に攪拌および移送させて水分が含有された食べ物屑を乾燥するものが知られている。

特開平７−１５９０３４号公報

しかし、前記の湿潤食品類の乾燥装置は豆腐を製造したのちに生成される微粒化されたおからに含有された水分を除去する場合には適当であり、野菜類・魚骨などの一般家庭で生成される一定な大きさの形状を有する残飯の乾燥は可能であるが、その装置が高価であり大型であるため、一般家庭では設置空間の不足により設置が不可能であり、また、主婦達が常用するシンク台の下部空間内部に設置して使用することができない問題点がある。

本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであって、食べ物屑処理装置を小型化して主婦達が常用するシンク台の下部空間内部に簡便に設置して便利に使用することができると共に水分が多く含有された残飯を脱水および所定の大きさに切断して乾燥過程を経ることにより、残飯に含有された水分を完璧に除去して排出される残飯の量を最少化させることができる台所用食べ物屑処理装置を提供することを目的としている。

前記目的を達成するための本発明の特徴的な構成を説明するとつぎのとおりである。
本発明の台所用食べ物屑処理装置は、シンク台から排出される汚水が流れ込むように胴体の上面の一方の側に設置された流入管と、該流入管の内部に設置されて汚水に含まれた残飯が集まるよう遮断し集まった残飯が下部へ排出されるよう第１作動器により作動されながら流入管の内部を開閉させる遮断板と、前記流入管の下部に所定の傾斜角が維持されるように設置された脱水手段と、該脱水手段から排出される残飯を乾燥するように胴体の内部に内蔵された乾燥手段と、該乾燥手段で乾燥された残飯を保管および排出できるように胴体の下部に引出可能に設置された貯蔵容器およびモータと作動器を動作させるスイッチを備えた制御手段を含んでいる。

本発明によれば、台所から発生する残飯を圧縮および脱水させたのち、所定の温度で加熱・攪拌および乾燥して水分を除去するので、残飯の排出量を最少化することができる。

また、本発明によれば、残飯を処理する処理装置をシンク台に内蔵することができるよう小型化して、家庭はもちろん食堂で簡便に設置して便利に使用することができる。

図１は本発明による食べ物屑処理装置を図示した正面図であり、図２は本発明による食べ物屑処理装置を図示した断面図である。

ここで、参照した図に示されるとおり、本発明はシンク台の内部に内蔵される胴体１０の上面の一方の側には、前記シンク台から排水される汚水が流れ込むようにするために、流入管１１が上部に突出するように設置されており、前記流入管１１の内部には汚水が含まれた残飯が集まるように遮断し、集まった残飯が下部へ排出されるように選択的に開閉する遮断板１２が設置されており、該遮断板１２は第１作動器１３により作動するように設置されている。

一方、前記遮断板１２の上側には、汚水が排水されるように分岐管１４の一端が連結設置されており、前記分岐管１４の他端は流入管１１に連結された排水管１５に連結されている。

そして、前記流入管１１の下部には、脱水手段２０が設置されているが、該脱水手段２０は流入管１１の下端部と貫通するように脱水槽２１が設置されており、その脱水槽２１は所定の傾斜角が維持されるように設置されており、該脱水槽２１の上側には、脱水が完了した残飯が排出される切断孔２１ａが形成されている。

また、前記脱水槽２１の内側周囲面には、残飯に含まれた水分が排水されるようにスクリーン網２２が設置されており、該スクリーン網２２の内部には残飯が脱水されるように圧縮および移動させるスクリュー２３が設置されており、該スクリュー２３は脱水槽２１の上面に設置されたスクリュー回転用モータ２４と連結されている。

一方、前記スクリュー２３の外側周囲面には残飯が移動されるようにスクリュー溝２３ａが形成されているが、前記スクリュー溝２３ａは中央を起点として下部において１列に形成し、上部において少なくとも２列以上に形成するのが望ましい。なぜならば、スクリュー２３が回転するにしたがって残飯に含まれた水分が脱水されて嵩が小さくなることにより脱水効果を向上させ、前記スクリュー２３により脱水が完了した残飯が切断孔２１ａから排出されるとき小さく切断するためである。

そして、胴体１０の内部には前記脱水手段２０により脱水が完了したのちに排出される残飯を乾燥するための乾燥手段３０が内蔵されているが、該乾燥手段３０には脱水手段２０により脱水が完了した残飯が収容される乾燥室３１が設置されており、その乾燥室３１の上側には開閉可能にカバー３２が設置されており、前記カバー３２の中央部には乾燥室３１に収容された残飯を攪拌する攪拌羽３３が設置されている。

一方、前記カバー３２の上面には攪拌羽回転用モータ３４が設置されており、その攪拌羽回転用モータ３４の一側には回転力を減速したのち攪拌羽３３に伝達するための減速器３５が設置されており、該減速器３５は攪拌羽３３と連結されている。

また、前記乾燥室３１の底面には、乾燥室３１で乾燥が完了した残飯を排出するための排出孔３１ａが形成されており、その排出孔３１ａには第２作動器３９により作動しながら排出孔３１ａを開閉する開閉板３８が設置されており、前記乾燥室３１の底面にはヒータ３６および断熱材３７が設置されている。

そして、前記胴体１０の内部には、前記乾燥手段３０によって乾燥したたのち、排出孔３１ａを通じて排出される残飯を保管する貯蔵容器４０が設置されているが、該貯蔵容器は胴体１０の前面へ引出可能に設置されている。

一方、前記胴体１０の前面にはモータと作動器を動作させるためのスイッチ５１を含む制御手段５０が設置されている。

このように構成された本発明の食べ物屑処理装置の作動状態を詳細に説明するとつぎのとおりである。

まず、シンク台の排水口を通じて排水される汚水および残飯は流入管１１を通じて流れ込み、該流入管１１へ流れ込んだ汚水は分岐管１４を通じて排出され、残飯は遮断板１２の上部に集まるようになる。

前記遮断板１２の上部に集まった残飯を処理するとき、制御手段５０に設置されたスイッチ５１を操作すると第１作動器１３が作動して遮断板１２を回転させるため、流入管１１の中央部が開かれて遮断板１２により遮断されていた残飯は下部へ移動するのである。

そして、脱水手段２０に設置されたスクリュー回転用モータ２４が作動して脱水槽２１の内部に設置されたスクリュー２３が回転すると、前記流入管１１を通じて流れ込んだ残飯は、スクリュー２３の外側周囲面に形成されたスクリュー溝２３ａに沿って移動しながら圧縮されて水分が脱水されるのであり、この際、脱水された水分はスクリーン網２２を通過して排水管１５へ流れ込むのである。

一方、前記スクリュー２３に形成されたスクリュー溝２３ａは、中央を基点として下部には１列に形成されているため水分が多く含まれた残飯を圧縮脱水し、中央を基点として上部には２列以上に形成されているため残飯をさらに圧縮され、脱水効果が一層向上する。

前記スクリュー溝２３ａにより脱水された残飯は、脱水槽２１の上端部に形成された切断孔２１ａを通じて所定の大きさに切断されて排出されるのであり、この際、切断される残飯の大きさはスクリュー溝２３ａの個数を増加すると残飯の大きさが小さくなるのである。

前述のとおり、脱水手段２０により圧縮脱水したのち切断孔２１ａを通じて排出される残飯は、乾燥手段３０により乾燥され、切断孔２１ａを通じて所定の大きさに切断された残飯は乾燥室３１へ流れ込む。この際、乾燥室３１の上面を密閉させるカバー３２に設置された攪拌羽回転用モータ３４が作動して、その攪拌羽回転用モータ３４から発生する回転力は、減速器３５で減速されたのちに攪拌羽３３に伝達される。

一方、前記乾燥室３１の底面に設置されたヒータ３６が作動して乾燥室３１内部の温度を上昇させる。該ヒータ３６から発生する熱は断熱材３７により外部と遮断されるため、乾燥室３１の温度をさらに上昇させる。

以上の如き過程を経て残飯の脱水および乾燥が完了すると、第２作動器３９が作動して開閉板３８を移動させるため、前記乾燥室３１の底面に形成された排出孔３１ａが開かれて乾燥完了した残飯は排出孔３１ａを通じて下部へ落下して貯蔵容器４０に収容される。一定時間が経過したのちに貯蔵容器４０を胴体１０から分離して残飯を廃棄処分すると残飯の処理が完了する。

本発明による食べ物屑処理装置を図示した正面図である。 本発明による食べ物屑処理装置を図示した断面図である。 本発明による食べ物屑処理装置の作動状態を図示した断面図である。 本発明による食べ物屑処理装置の作動状態を図示した断面図である。

符号の説明

１０ 胴体
１１ 流入管
１２ 遮断板
１３ 第１作動器
２０ 脱水手段
２１ 脱水槽
２１ａ 切断孔
２２ スクリーン網
２３ スクリュー
２３ａ スクリュー溝
２４ スクリュー回転用モータ
３０ 乾燥手段
３１ 乾燥室
３１ａ 排出孔
３２ カバー
３３ 攪拌羽
３４ 攪拌羽回転用モータ
３８ 開閉板
３９ 第２作動器
４０ 貯蔵容器
５０ 制御手段
５１ スイッチ

Claims (1)

1. シンク台から排水される汚水が流れ込むように胴体（１０）の上面の一方の側に設置された流入管（１１）と、該流入管（１１）の内部に設置されて汚水に含まれた残飯が集まるように遮断し、集まった残飯が下部へ排出されるように第１作動器（１３）により作動しつつ流入管（１１）の内部を開閉する遮断板（１２）と、前記流入管（１１）の下部に所定の傾斜角が維持されるように設置された脱水手段（２０）と、該脱水手段（２０）から排出される残飯を乾燥させるよう胴体（１０）の内部に内蔵された乾燥手段（３０）と、該乾燥手段（３０）により乾燥された残飯を保管および排出できるように胴体（１０）の下部に引出可能に設置された貯蔵容器（４０）およびモータと作動器を動作させるスイッチ（５１）を備えた制御手段（５０）を含み、
   前記乾燥手段（３０）が、脱水手段（２０）で脱水が完了した残飯が収容される乾燥室（３１）と、該乾燥室（３１）の上側に設置されたカバー（３２）の中央部に設置され、乾燥室（３１）に収容された残飯を攪拌する攪拌羽（３３）と、該攪拌羽（３３）を回転させるようにカバー（３２）の上面に設置された攪拌羽回転用モータ（３４）と、前記乾燥室（３１）の底面に設置されて乾燥室（３１）に収容された残飯が排出されるように第２作動器（３９）により乾燥室（３１）の底面に形成された排出孔（３１ａ）を選択的に開閉する開閉板（３８）を含む台所用食べ物屑処理装置であって、
   前記脱水手段（２０）が、流入管（１１）の下端部と貫通し所定の傾斜角が維持されるように設置され、上側に切断孔（２１ａ）が形成された脱水槽（２１）と、該脱水槽（２１）の内側周囲面に設置され残飯に含まれた水分を分離させるスクリーン網（２２）と、該スクリーン網（２２）の内部に回転可能に嵌められたスクリュー（２３）と、該スクリュー（２３）を回転させるように脱水槽（２１）の上面に設置されたスクリュー回転用モータ（２４）を含み、かつ
   前記スクリュー（２３）に形成されたスクリュー溝（２３ａ）が、中央を基点として下部において１列に形成され、上部において少なくとも２列以上に形成される
   ことを特徴とする台所用食べ物屑処理装置。

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