JP3952498B2 - 情報提供装置及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置や携帯情報端末、情報センター等の複数の情報処理装置間において、各種情報の提供を行なう技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネット等の通信環境を利用して、外部のサーバ等からパーソナルコンピュータに各種情報を取得する技術が普及しており、例えば特開平11−143358号には、係る通信環境において通信可能に接続された通信機能を備える車載ナビゲーション装置と情報センターとの間において、経路誘導等のナビゲーションを行う技術が提案されている。
【0003】
上記従来のナビゲーション装置によれば、目的地への移動中において、有益な各種情報を取得することができ、効率的な移動が行える。
【0004】
また、特開平9−198439号や特開2000−215231号には、予め登録された施設情報を、旅行を計画するユーザによる検索要求に応じて、そのユーザに提供する旅行情報提供装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の情報センターまたは車載ナビゲーション装置には、ユーザのお気に入り地点の登録機能があり、この機能によれば、例えばユーザが車両を利用して何れかの場所に出かけたときにその場所を気に入った場合には、その場所に後日改めて出かける際の検索性を向上することができ、利便性が高い。
【0006】
即ち、このお気入り登録機能に登録された場所や施設(以下、「地点」と総称する)は、あるユーザにとって再度行きたいと思うほどに良い地点(有効な地点)であるから、その地点に関して登録された情報は、そのユーザにとって良質且つ有効な情報と言える。より具体的には、例えば温泉通の人(ユーザ)によって登録されたお気に入り地点に関する情報は、その人にとって、市販されている温泉ガイド等の資料によっては容易に入手することができない希少性の高い、或いは洗練された情報である。このため、その情報を所有する人とは異なる他の温泉通の人や、温泉旅行を計画している他人(知人、友人等)にとっても魅力的且つ有効な情報である可能性が高い。
【0007】
従来の車載ナビゲーション装置においても、上記の如くお気入り登録機能に登録された魅力的且つ有効な情報を、複数のユーザ(車両)間において受け渡しする機能は知られている。しかしながら、現行の情報受け渡し機能には、以下に述べる点で不十分である。
【0008】
即ち、お気入りの地点を他のユーザ(以下、第2ユーザ)に対して「お薦めの地点」として受け渡す(紹介)するユーザ(以下、第1ユーザ)は、一般にはその地点に既に出かけた経験があるため、対象となる地点の登録に際して自分で付けた簡易な名称等によれば、後日であってもそのお気に入り地点についての場所や施設に関するイメージを容易に抱くことが可能である。
【0009】
一方、このような第1ユーザに対して、上記の情報受け渡し機能によって情報を提供された第2ユーザ(即ち、第1ユーザの知人や友人等)は、提供されたお薦めの地点には未だ出かけた経験がないのが一般的である。このため、第2ユーザは、そのお薦めの地点について具体的なイメージを抱くことは当然に困難であるから、お薦めの地点として第1ユーザから教えてもらったからには、自分にとっても多分良い地点なのであろうと想像するに留まり、その地点に実際に行くか否か決断に躊躇する、或いは気が進まないままで出かける、というような状況を招く。更には、1箇所について情報を提供されただけでもこのような状況であるから、上記の情報受け渡し機能によって、ある1人の第1ユーザから、或いは複数の第1ユーザから情報の提供を受けることにより、複数の地点について情報を入手した場合、第2ユーザは、何れの地点に出かけるか選択することは容易ではなく、そのような場合には、何れの地点に出かけるか決断できるように、入手した情報を参照して、例えば検索サイト等を利用して、更なる情報を手探りで入手する状況も生じる。
【0010】
従って、前述した例のような状況が情報受け渡し機能によって情報を提供された第2ユーザに起こらないようにするためには、自分自身が未だ出かけた経験が無いことによって薦められた地点(第1ユーザお気に入りの地点)についての具体的なイメージを抱くことができない場合であっても、自分自身の嗜好や価値判断によって、その地点に行く、行かない、或いは複数箇所の中から何れかを選択する、という判断を容易且つ確実に行えるように改善されることにより、係る情報受け渡し機能の利便性の向上が望まれる。
【0011】
また、上記従来の情報受け渡し機能によって第1ユーザから複数箇所のお気に入りの地点を第2ユーザ端末に薦める場合を考えると、それらの地点に関して情報を提供された第2ユーザは上述した如く判断に迷う訳であるが、そのような第2ユーザの状況を予め予測した第1ユーザは、情報の提供に先立って、第2ユーザに提供しようとする個々のお気に入りの地点に関する各種の情報を何等かの方法によって新たに入手しようとするかもしれないが、第1ユーザには、その情報を提供される第2ユーザがどのような判断(何れの地点を選択するか、何れの地点にも出かけない等)をするかまでは判らず、且つその情報が第2ユーザにとって有効な(価値のある)ものであるかも判らないので、お気に入りの地点に関する本来の情報を提供するのに先立って第1ユーザが新たな情報(例えばより詳細な情報)を入手するために要した時間は全く無駄になるかもしれない。そしてこのような状況は、前記の如く複数箇所のお気に入りの地点を薦める場合だけでなく、ある一ヶ所のお気に入りの地点を薦める場合においても発生する。従って、係る状況を未然に防止して合理的な情報の受け渡しが行なえることも望まれる。
【0012】
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、特定のユーザ端末のユーザが他人のお気に入り地点の位置情報を取得するに際して、その特定のユーザ端末において当該地点に関連する情報の入手が可能であると共に、その情報を入手した当該特定のユーザ端末のユーザが薦められた地点についてどのような判断を行なったかを情報提供元のユーザ端末において認識可能にする情報提供装置及びコンピュータ・プログラムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る情報提供装置は、以下の構成を特徴とする。
【0014】
即ち、第1ユーザがお気に入りの地点として登録した地点の中から前記第1ユーザが指定する複数の地点の位置情報及び前記地点に関連する関連情報の第2ユーザへの提供要求を、前記第1ユーザの第1ユーザ端末から受信する提供要求受信手段と、前記複数の地点の前記位置情報及び前記関連情報を、前記第2ユーザの第2ユーザ端末へ送信する情報送信手段と、前記第2ユーザが前記複数の地点の中から注目地点として選択した複数の地点の選択指示を、前記第2ユーザ端末から受信する選択指示受信手段と、前記第2ユーザによる複数の前記注目地点の選択結果を前記第1ユーザ端末へ送信する選択結果送信手段と、前記第1ユーザが複数の前記注目地点の中からお薦めの地点として選択した地点のコメントであって、前記第1ユーザが前記第1ユーザ端末へ入力したコメントを、前記第1ユーザ端末から受信するコメント受信手段と、前記コメントを前記第2ユーザ端末へ送信するコメント送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
ここで、前記選択指示受信手段は、前記選択指示と、前記注目地点に向けて前記第2ユーザが出発する予定日時を表わす情報とを受信し、前記選択結果送信手段は、前記選択結果と、前記予定日時を表す情報とを送信することもできる
【0018】
また、前記選択指示受信手段は、前記選択指示と、前記注目地点に向けて前記第2ユーザが出発する予定地点を特定する情報とを受信し、前記選択結果送信手段は、前記選択結果と、前記予定地点を特定する情報とを送信することもできる
【0022】
また、更に、前記位置情報に基づいて、前記関連情報として前記地点の周辺施設を検索する検索手段を備えても良い。
【0024】
また、同目的を達成するため、本発明のコンピュータ・プログラムは、コンピュータを、第1ユーザがお気に入りの地点として登録した地点の中から前記第1ユーザが指定する複数の地点の位置情報及び前記地点に関連する関連情報の第2ユーザへの提供要求を、前記第1ユーザの第1ユーザ端末から受信する提供要求受信手段、前記複数の地点の前記位置情報及び前記関連情報を、前記第2ユーザの第2ユーザ端末へ送信する情報送信手段、前記第2ユーザが前記複数の地点の中から注目地点として選択した複数の地点の選択指示を、前記第2ユーザ端末から受信する選択指示受信手段、前記第2ユーザによる複数の前記注目地点の選択結果を前記第1ユーザ端末へ送信する選択結果送信手段、前記第1ユーザが複数の前記注目地点の中からお薦めの地点として選択した地点のコメントであって、前記第1ユーザが前記第1ユーザ端末へ入力したコメントを、前記第1ユーザ端末から受信するコメント受信手段、前記コメントを前記第2ユーザ端末へ送信するコメント送信手段、として機能させることを特徴とする
【0025】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、特定のユーザ端末のユーザが他人のお気に入りの地点として登録された位置情報を取得するに際して、その特定のユーザ端末において当該登録地点に関連する情報の入手が可能であると共に、その情報を入手した当該特定のユーザ端末のユーザが薦められた地点についてどのような判断を行なったかを情報提供元のユーザ端末において認識可能にする情報提供装置及びコンピュータ・プログラムの提供が実現する。
【0026】
即ち、請求項1、請求項の発明によれば、特定のユーザ端末である第2ユーザ端末の第2ユーザが他人(第1ユーザ)のお気に入りの複数の登録地点の位置情報を取得するに際して、その第2ユーザ端末において当該複数の登録地点に関連する情報の入手が可能であると共に、それら登録地点の中から第2ユーザがどの地点を選択したかを、情報提供元の第1ユーザ端末において第1ユーザが認識可能である。そして、第1ユーザお気に入りの複数地点の中から何れの地点に決定しようか第2ユーザが迷っている場合に、第1ユーザは、第2ユーザから知らされた複数地点の中から、適当な地点を選択して、その地点に対するコメントを第2ユーザに対して更に提供(提案)することができるので、第1ユーザは、判断に迷っている第2ユーザの意向を尊重して、適当な地点を合理的に選択してコメントを提供でき、利便性が高い。
【0028】
また、請求項の発明によれば、第1ユーザに予定日時を表わす情報が知らせられるので、第1ユーザは、その予定日時を考慮したコメントを第2ユーザに提供することができ、第2ユーザは、提供されたコメントを利用して、実際に出かける際の行動予定をより合理的なものにすることができので、利便性が高い。
【0029】
また、請求項の発明によれば出発予定地点を特定する情報が第1ユーザに知らせられるので、入手した2地点間に存在するお薦めの立ち寄り地等を容易に特定することができ、第1ユーザは、出発予定地点を考慮したコメントを第2ユーザに提供することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報提供システムの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における情報提供システムのシステム構成を例示する図であり、大別して、通信回線を介して接続される情報センター1と、複数のユーザ端末2によって構成されている。
【0035】
同図において、情報センター1は、通信機能を有するサーバ・コンピュータ等の情報処理装置であって、インターネット4等の通信回線を介して外部装置とのデータ通信を行なうと共に、本実施形態に係る情報提供処理(詳細は後述する)を行なうことにより、主に、Aさんが使用するユーザ端末2(以下、第1ユーザ端末)からの要求に応じて、Bさんが使用するユーザ端末2(以下、第2ユーザ端末)に対して情報提供を行なう。
【0036】
データベース(DB)6には、
・本実施形態に係る情報提供処理によって第1及び/または第2ユーザ端末に提供可能な複数地点に関する情報が、その位置情報が関連付けされて予め登録されており、
・また、登録されている当該複数地点の位置情報(座標値)を含む広域な地図情報が予め格納されている。
【0037】
更に、データベース6には、情報センター1による情報提供を受けることが可能な複数のユーザ端末2(第1及び第2ユーザ端末を含む)のユーザを対象として、ユーザ専用の記憶領域がユーザ個別に割り当てられており、個々の記憶領域には、対応するユーザの端末操作によって「お気に入り地点」として任意に登録された地点に関して、名称、位置情報、その地点に関連するユーザ所望(任意)の関連情報が関連付けされて登録されている。
【0038】
ここで、お気に入り地点を特定する名称としては、その地点をユーザ自身が後日容易に認識するために任意に付与した愛称や略称等であっても、或いは、地図情報に含まれる位置情報に地点を表わす名称が予め登録されている場合には、その予め登録されている名称がそのままであっても良い。
【0039】
また、本実施形態において、「地点」とは、デパートやガソリンスタンド、駅、宿泊施設、公園等の公共施設等のような公共性の高い各種サービスが提供される施設の所在地や、観光地の場所を表わす総称である。
【0040】
そして、「関連情報」とは、第1ユーザお気に入りの地点に関する画像(所定のデータ形式の画像データ)、インターネットWebサイトのアドレス情報(例えばURL:Uniform Resource Locator)、或いは該地点に対応する施設に関する情報等であり、係る画像は、第1ユーザが撮影した任意の画像や当該地点に関して第三者によってデータベース6或いは外部装置内に予め用意された画像である。
【0041】
情報センター1は、本システムによる情報提供サービスを受けることが可能な第1ユーザ端末からの要求に応じて本実施形態に係る情報提供処理を実行することにより、データベース6に記憶されている情報(第1ユーザ端末のユーザ専用の記憶領域、及び/または不特定の地点に関する提供可能な情報)を参照することによって、或いは、インターネット4等を介して外部装置(不図示)から、要求された地点に関しての関連情報を入手し、入手した関連情報を、第2ユーザ端末に提供することを主な機能として有する。
【0042】
本実施形態において、第1及び第2ユーザ端末であるユーザ端末2は、本システムによる情報提供サービスを受けることが可能な、通信機能を有する情報処理装置であって、図1に示すような携帯情報端末(PDA)の他に、携帯電話、移動体である自動車(車両)に搭載されたナビゲーション装置等の一般的な情報処理装置(情報端末)を採用することができるので、本実施形態におけるハードウエアの詳細な説明は省略する。
【0043】
そして、ユーザ端末2は、本実施形態において、インターネット通信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエアに従ってインターネット4を介してデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメール機能、並びにブラウザを描画する一般的なソフトウエア群を有しており、これらのソフトウエアが不図示のCPUによって適宜実行されることにより、第1ユーザ端末と情報センター1、そして第2ユーザ端末と情報センター1は、情報センター1に第1及び/または第2ユーザ端末が接続された(例えばログインした)状態において、インターネット4、並びに基地局5等の有線及び無線を含む通信回線を介して、双方向通信可能に接続される。尚、これらの装置における通信手段自体には、一般的な構成を採用するものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0044】
また、図1に示すユーザ端末2では、説明の便宜上、その外部に、受信したGPS(グローバル・ポジショニング・システム)信号等に基づいて当該ユーザ端末の現在位置を検出する現在位置測位センサ3と、各種記憶デバイスからなるお気に入り地点登録メモリ7とを備えるが、好適な実施形態においては、そのユーザ端末内に設けられている。
【0045】
尚、個々のユーザ端末2のユーザお気に入り地点に関する情報(名称、位置情報、関連情報)は、データベース6内に一括して記憶されているシステム構成であっても、図1にお気に入り地点登録メモリ7として示す如く、個々のユーザ端末2が個別に、各種記憶デバイス内に記憶している構成であっても良いが、何れのシステム構成の場合も、情報センター1と複数のユーザ端末2においては、位置情報(座標値)を扱うに際して、共通の座標系が採用されている。
【0046】
以下、情報センター1の動作を中心として、本システム全体の処理を説明する。
【0047】
尚、本実施形態では、以下に説明する情報提供処理が情報センター1において実行されるのに応じて、インターネット4等の通信回線を介して情報センター1から受信した所定のデータ形式(例えば、HTML:Hypertext Markup Language)に基づくデータを利用して、第1及び第2ユーザ端末にて所謂インターネットブラウザ機能が実行されることにより、第1ユーザ端末のユーザ(以下、第1ユーザ)、或いは第2ユーザ端末のユーザ(以下、第2ユーザ)に対して、表示画面等の必要なマンマシン・インタフェース(ユーザインタフェース)が提供される場合を例に説明する。この場合、第1及び第2ユーザ端末の処理負担を軽減することができるので、係る第1及び第2ユーザ端末のコスト低減にも寄与することができる。
【0048】
しかしながら、本実施形態に係る情報処理システムはこのシステム構成に限られるものではなく、以下に説明する処理の一部が、第1ユーザ端末または第2ユーザ端末において実行されるシステム構成であっても、或いは、係る全体の処理が、情報センター1を介することなく、第1及び第2ユーザ端末によって適宜実現されるシステム構成であっても良い。この場合、第1ユーザお気に入りの地点の関連情報が第1または第2ユーザ端末(例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置等)によって入手されるので、情報センター1等の外部装置に依存することなく、通信回線を介して接続された第1及び第2ユーザ端末からなる直接的且つ小規模なシステム構成を実現できる。
【0049】
はじめに、図2を参照して本実施形態に係る情報提供処理の全容について概説する。
【0050】
図2は、第1の実施形態における情報提供システムにおいて送受信される各種情報の流れを概念的に示した説明図である。
【0051】
(ステップI)
データベース6内のユーザ専用の記憶領域またはユーザ端末2内のお気に入り地点登録メモリ7には、上述したように、お気に入り地点に関する情報を登録可能である。第1ユーザは、自らの「お気に入り地点」が既に登録されている状況において、そのお気に入り地点を第2ユーザに薦めよう(教えよう)とする場合、当該ユーザお気に入りの地点を選択すると共に、選択地点に関する位置情報、並びにその位置情報とは異なる関連情報を第2ユーザに提供すべく、所定の要求操作を行なう。
【0052】
情報センター1は、係る要求操作に応じて第1ユーザ端末からお薦め対象となるお気に入りの登録地点について、少なくともその位置情報を受信すると、データベース6内部の当該ユーザ専用の記憶領域または外部装置から、当該地点に関する関連情報を入手し、入手した関連情報を、第1ユーザ端末から受信した位置情報と共に、第2ユーザ端末に提供する。そこで、以下の説明では、第2ユーザ端末に提供される関連情報を、位置情報と共に提供される「付帯情報」と称する場合があるが、係る処理構成に限られるものではなく、第1ユーザ端末お気に入りの地点についての位置情報と、関連情報とが別々に提供される処理構成であっても良い。
【0053】
尚、第1ユーザ端末のお気に入り地点登録メモリ7にお気に入り地点に関する情報が登録されている場合、第1ユーザ端末は、第1ユーザによって第2ユーザへのお薦め対象として選択されたお気に入り地点(複数地点であっても良い)の位置情報と共に、当該メモリ内の対応する関連情報を、第2ユーザ端末(第2ユーザ)に提供する。提供された関連情報は、第2ユーザ端末のディスプレイに表示される(音声等が適宜併用されても良い)。
【0054】
第1ユーザお気に入り地点に関して、その位置情報及び付帯情報(関連情報)を入手した第2ユーザは、第1ユーザから提供されたお気に入り地点(お薦めの地点)に関して、何れかの時点において、実際に出かけるか否かを決定する必要があるが、その決定に際して、更に多くの情報を必要とする場合がある。このような場合、本実施形態では、第2ユーザ端末における所定の操作に応じて、情報センター1は、先に位置情報と共に提供された関連情報(付帯情報)とは異なる関連情報を入手して、詳細情報として、第2ユーザ端末に提供する。
【0055】
(ステップII)
上記の如く入手した関連情報を参考にして、第1ユーザから提供されたお気に入り地点(お薦めの地点)に実際に出かけると決定した第2ユーザは、係る地点を特定する位置情報、第2ユーザが当該地点に移動するに際しての出発予定地の位置情報、並びにその出発予定地を出発する予定日時を表わす情報を、少なくとも第1ユーザ端末に送信する。
【0056】
そして、第2ユーザから出かける地点を特定する位置情報、出発予定地の位置情報、並びに出発予定日時を表わす情報を知らされた第1ユーザは、第1ユーザ端末を操作することにより、第2ユーザによる選択を容易にすべく、第2ユーザ端末に対して、参考情報を提供することが可能である。
【0057】
尚、第1ユーザから複数箇所のお気に入り地点を薦められたために第2ユーザがどの地点に出かけようかと選択に迷っている場合には、第2ユーザ端末において当該複数箇所のお気に入り地点の中から少なくとも2ヶ所の地点の選択操作が行われ、且つ問合せのための所定の操作が第2ユーザ端末にて行われるのに応じて、第1ユーザ端末では、第2ユーザによる選択を容易にすべく、第2ユーザ端末に対して、参考情報を提供することが可能である。
【0058】
(ステップIII)
第1ユーザから薦められた少なくとも何れか1ヶ所のお気に入り地点に行くことを決定した第2ユーザは、第2ユーザ端末(または第2ユーザ端末及び情報センター1)を利用して、当該地点を目的地とする経路誘導を受けることができ、当該地点に第2ユーザ端末(第2ユーザ)が到達した場合には、その地点を第2ユーザ自身のお気に入り地点として登録するか否かを、データベース6内の第2ユーザ専用の記憶領域または第2ユーザ端末のお気に入り地点登録メモリ7に登録することができる。
【0059】
<情報センター1>
図8は、第1の実施形態における情報センター1の情報提供処理を示すフローチャートであり、情報センター1の不図示のCPUが行なうソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0060】
同図において、ステップS1:アクセス中の第1または第2ユーザ端末、或いは他のユーザ端末2における設定操作に応じて、そのユーザ端末のユーザのためのデータベース6内の専用領域に、お気に入り地点に関する情報が記憶され、既に記憶されている地点に関しては、記憶情報の更新、閲覧のための読み出しが実行される。
【0061】
ここで、情報センター1にアクセス可能な第1及び第2ユーザ端末を含む個々のユーザ端末2は、個別の識別情報(ID)が予め与えられており、以下の説明(後述する第2の実施形態も含む)において、情報センター1及びユーザ端末2間の情報の送受信、並びにユーザ端末2同士の情報の送受信が行われるに際しては、一般的な手順により、情報の送信元と送信先とが適宜判別(特定)されるものとする。
【0062】
図3は、第1の実施形態においてお気に入り地点が登録されるに際して対象となるユーザ端末のディスプレイに表示される登録画面を例示する図であり、ユーザは、お気に入り地点として登録しようとする何れかの地点を、現在地、或いは経路誘導機能の目的地として設定されている地点を選択することができ、選択された地点に応じて、その地点の位置情報が特定される。また、ユーザは、同画面において、当該地点に関して、名称(愛称、略称等)及びジャンル(カテゴリ)を設定可能である。
【0063】
そして、ステップS1では、同画面においてこれら一連の設定操作が行われた後、ソフトウエアボタンとして表示されている「ok」ボタンの操作が検出されるのに応じて、情報センター1は、上記の如く登録画面(図3)にて設定されたお気に入り地点に関する複数アイテムの情報が互いに関連付けされて、1箇所分の登録情報(レコード)として、データベース6内の当該ユーザ専用の記憶領域に登録される(またはユーザ端末内のお気に入り地点登録メモリ7に登録しても良い)。
【0064】
ここで、第1ユーザ(Aさん)のお気に入り地点に関して登録されている情報(登録アイテム)は、例えば、
名称(任意名称) 位置情報 ジャンル
○○市△△付近 E134,N34,・・ 良い風景
○△温泉 ・・・・・・・ マイ温泉
××温泉 ・・・・・・・ マイ温泉
等であり、
第2ユーザ(Bさん)のお気に入り地点に関して登録されている情報(登録アイテム)は、例えば、
名称(任意名称) 位置情報 ジャンル
××市×△付近 E100,N20,・・ 憩いの場所
△○レストラン ・・・・・・・ マイA級グルメ
×○ラーメン ・・・・・・・ マイB級グルメ
等である。
【0065】
また、既に登録されている特定のお気に入り地点に関する登録情報の更新や変更も、登録画面(図3)にて行なうことができ、その場合は、ユーザによって選択された地点に対応する登録済みの登録アイテムが読み出され、同画面の所定箇所に表示されるので、その画面上で適宜変更操作を行なうことができる。
【0066】
ステップS2:第1ユーザ端末において表示されたお気に入り地点一覧画面(図4(a))において第1ユーザによるお気に入り地点の選択操作がなされ、その後、転送操作が行われた場合には、その選択操作に対応する地点に関して、その地点の位置情報及び関連情報(付帯情報)を第2ユーザ端末に提供する必要があるので、処理がステップS4に進められ、何れのお気に入り地点に対する選択操作も行われない場合には、処理がステップS3に進められる。
【0067】
即ち、ステップS2では、第1ユーザ端末においてなされた所定の要求操作が検出されるのに応じて、情報センター1は、第1ユーザ専用の記憶領域に既に登録されているお気に入り地点に関する登録情報を読み出し、読み出した登録情報を含むお気に入り地点一覧画面(図4(a))を表示可能な所定のデータ形式(例えば、HTML)の情報を、第1ユーザ端末に送信する。尚、ユーザ端末2に画面の表示等を行なうべく情報センター1から情報が提供される場合は、後述する他の表示画面においても同様なデータ形式の情報が送信されるものとする。
【0068】
図4は、第1の実施形態において第1ユーザ端末にて表示されるお気に入り地点一覧画面(図4(a))と、その画面において所定操作が行われるのに応じて更に表示される付帯情報表示画面(図4(b))とを例示する図である(尚、図4(b)に例示する付帯情報表示画面については説明の都合上から後述する)。
【0069】
図4(a)に例示するお気に入り地点一覧画面では、第1ユーザ端末にて表示された第1ユーザ(Aさん)お気に入りの3ヶ所の地点のうち、上から2つの地点が第2ユーザ(Bさん)へのお薦め地点として選択された状態を示している。
【0070】
そして、ステップS2では、同画面において少なくとも1箇所のお気に入り地点がお薦め地点として選択された後、「他人に転送」ボタンの操作が検出されると、情報センター1は、第1ユーザ専用の記憶領域に登録されている当該選択されたお気に入り地点に関する登録情報(レコード)を参照することにより、その地点の位置情報と、カテゴリとを特定する。ここで、第1ユーザ端末内にお気に入り地点登録メモリ7を有するシステム構成の場合には、当該メモリから選択されたお気に入り地点の位置情報及びカテゴリを表わす情報が読み出された後、情報センター1に送信される。
【0071】
尚、お気に入り地点一覧画面(図4(a))において、
・「地図確認」ボタンが操作されるのに応じて、対応する地点の登録情報(レコード)に含まれる位置情報に基づいてデータベース6内の地図情報から入手した所定範囲の地図画像が、第1ユーザ端末に新たに表示され、
・また、「目的地設定」ボタンが操作されるのに応じて、対応する地点の登録情報(レコード)に含まれる位置情報が参照されることにより、その地点が、経路誘導機能の目的地として設定される。
【0072】
ステップS3:第1ユーザ端末において上述したお気に入り地点一覧画面(図4(a))が表示されている場合において、第1ユーザによって所定操作が行なわれるのに応じて、該当する位置情報に対して既に入手した付帯情報(関連情報)が読み出され、読み出された付帯情報は、図4(b)に例示する如く第1ユーザ端末にて表示され、その後、処理はステップS1にリターンする。本ステップにより、第1ユーザお気に入りの地点の関連情報として第2ユーザに提供された情報を第1ユーザ自身も確認することができるので、利便性が高い。
【0073】
ステップS4:第1ユーザ端末における選択操作(転送操作)がステップS2にて検出された場合、上述したように、選択されたお気に入り地点の位置情報と、カテゴリとが情報センター1に用意される。そこで、本ステップでは、係る選択された地点に対応する関連情報を付帯情報として入手すべく、当該選択されたお気に入り地点の位置情報と、カテゴリを表わす情報とに基づいて、データベース6内に位置情報が関連付けされて記憶されている上述した第1及び/または第2ユーザ端末に提供可能な複数箇所の地点に関する情報、或いは外部装置(不図示)が検索される。
【0074】
このように本実施形態では、第1ユーザお気に入りの登録地点の位置情報と、その登録地点の属性を表わす情報であるところの、その登録地点の属するジャンル(カテゴリ)とに基づく検索によって関連情報が入手されるので、関連情報として第2ユーザに提供される情報の妥当性を向上することができ、お気に入りの登録地点を薦めようとした第1ユーザの思い(即ち、意向)を、第2ユーザに的確に伝えることができる。
【0075】
ここで、デパートやガソリンスタンド、駅、宿泊施設、公園等の公共施設等のように、公共性の高いサービスが提供される各種の施設は、一般に、第2ユーザが出かけようとする地点として選択される可能性や頻度が高いと想定される。そこで、ステップS4において当該地点に関して付帯情報(関連情報)を入手するに際しては、そのような施設に関する情報が優先的に入手できるように検索を行なえば、実際の状況に即しており、利便性が高い。
【0076】
また、ステップS4では、当該地点に関して付帯情報を入手すべく、前記の如く検索が行なわれても良いが、まず第1段階として、第1ユーザ専用の記憶領域(或いは第1ユーザ端末のお気に入り地点登録メモリ7)内のレコードが参照され、その参照によっては付帯情報が入手できない場合(即ち、当該地点の位置情報に付帯情報として読み出すべき画像等の関連情報が登録されていない場合)に、第2段階として、データベース6内に位置情報が関連付けされて記憶されている第1及び/または第2ユーザ端末に提供可能な複数箇所の地点に関する情報、或いは外部装置(不図示)への検索がなされるように構成しても良い。この場合、お気に入りの登録地点に関する各種の情報を自装置内部に記憶している場合に、その記憶した情報の中に第2ユーザに提供されるべき関連情報が含まれない場合であっても、必要な情報を入手することができるので、合理的なシステム構成を実現することができる。
【0077】
ステップS5:ステップS4における検索の結果入手した第1ユーザお気に入りの登録地点に関する関連情報が、第2ユーザ端末に提供すべき付帯情報の候補として、第1ユーザ端末に提供される。即ち、第1ユーザ端末において図4(a)に示す「付帯」ボタンが操作されるのに応じて、係る第1ユーザ端末には、先に第1ユーザ端末が選択した少なくとも1ヶ所のお気に入りの登録地点について、図4(b)に例示するような付帯情報表示画面が表示される。同画面に示した例では、第1ユーザがお気に入り地点一覧画面(図4(a))にて第2ユーザに薦めるべく先に選択した2ヶ所の地点(○○市△△付近、○△温泉)について上述したステップS4における検索処理によって入手した関連情報(即ち、付帯情報の候補)が表示されている。
【0078】
即ち、第1ユーザお気に入りの登録地点が複数箇所の場合には、第1ユーザ端末において、第1ユーザによるお薦めの順位が入力可能であると共に、表示された少なくとも1ヶ所のお気に入りの登録地点に関する関連情報を、情報センター1が、付帯情報として位置情報と共に第2ユーザ端末に対して提供しても良いかについて承認操作が可能である。
【0079】
また、ステップS4では、ある1ヶ所のお気に入りの登録地点に関して、第2ユーザ端末に提供すべき付帯情報の候補として、複数件の関連情報が存在する場合には、所望の関連情報を選択可能に構成しても良い。また、お気に入りの登録地点が複数箇所の場合には、係る複数箇所の中から選択可能に構成しても良い。
【0080】
より具体的に、図4(b)には、名称「○○市△△付近」について2ヶ所の関連情報(××温泉及び○○温泉)が表示されており、個々の関連情報は、その地点を表わす画像、その地点に関する情報を入手可能なインターネットWebサイトのアドレス情報(この例ではURL)、並びに文字情報からなる詳細情報等が表示されている。そして、他方の名称「○△温泉」については1ヶ所の関連情報ではあるが、同様な項目の情報が表示されている。
【0081】
係る付帯情報表示画面(図4(b))において、
・「変更」ボタンが操作された場合に、第1ユーザは、対応する地点を表わす画像を、他の画像(自分が撮影した任意画像を含む)に変更することができる。
【0082】
・「選択」ボタンが操作された場合、第1ユーザは、その「選択」ボタンが属する地点の関連情報を、第2ユーザ端末に実際に提供すべき付帯情報として選択することができる。
【0083】
また、付帯情報表示画面(図4(b))では、表示された関連情報が付帯情報として第2ユーザ端末に提供される際のお薦めの順位を設定可能である。尚、同画面の例では、数値による順位付けによってお薦めの度合いを表わしているが、この操作系に限られるものではなく、例えば、同画面に表示されている地点毎の関連情報の表示の順番を一般的な操作(例えばドラッグ・アンド・ペースト)によって変更しても良い。
【0084】
そして、上記のオペレーションによって第2ユーザ端末に付帯情報として提供されるべき関連情報が選択され、必要に応じて順位付けがなされた後、「ok」ボタンの操作が検出されると、情報センター1は、第1ユーザ端末にて選択された関連情報を付帯情報として扱うことについて第1ユーザが承認したものと判断する。
【0085】
このように、本実施形態では、第1ユーザ端末にて承認操作が行われるまでは、第2ユーザ端末に対して少なくとも関連情報が提供されないようにすることができるので、第1ユーザが納得しない不本意な情報が、お気に入りの登録地点を表わす関連情報として第2ユーザに提供されることを防止することができ、係る第1ユーザの思いを、承認された関連情報によって、第2ユーザに的確に伝えることができる。
【0086】
ステップS6:第2ユーザ端末にお薦めの地点として提供される当該地点の位置情報、その地点の名称、並びにステップS5にて第1ユーザ端末において承認された付帯情報(画像やURL等)及び設定されている場合には第1ユーザによるお薦めの順位を表わす情報が、第2ユーザ端末に提供される。
【0087】
ステップS7:第2ユーザ端末にお薦めの地点(地点の位置情報等)が複数箇所の場合には、それら複数箇所の地点を第2ユーザが少なくとも視覚的に同時に比較できるように、それら複数箇所の地点に関して第2ユーザ端末において同一画面に表示可能な情報態様(例えば、html等の所定のデータ形式)で情報が提供される。これにより、第2ユーザ端末では、図5に例示する画面が表示される。
【0088】
図5は、第1の実施形態において第2ユーザ端末にて表示されるお薦め情報一覧画面(図5(a))と、その画面において所定操作が行われるのに応じて更に表示される選択地点情報表示画面(図5(b))とを例示する図である(尚、選択地点情報表示画面については後述する行先決定処理(図9)において詳述する)。
【0089】
図5(a)に例示するお薦め情報一覧画面には、ステップS6及びステップS7にて情報センター1から受信した情報に従って、第1ユーザからのお薦めの地点の名称、並びにステップS5にて第1ユーザ端末において承認された付帯情報として、画像、URL、文字等からなる詳細情報が表示される。このとき、第1ユーザからのお薦めの地点が複数箇所であって、個々の地点に上述した如くお薦めの順位を表わす情報が付与されている場合には、同画面に例示する如く、その順番に従って表示がなされる。
【0090】
上述したお薦め情報一覧画面(図5(a))によれば、情報センター1から複数件の付帯情報が提供される際に、第2ユーザ端末における同時表示が可能な情報態様に調整
(構成)されているので、第2ユーザ端末が有する一般的なブラウザ機能によって同時に表示することができるので、第2ユーザは、係る複数件の情報を容易に比較することができる。
【0091】
ステップS8:また、お薦め情報一覧画面(図5(a))において、「詳細入手」ボタンが操作された場合、第2ユーザは、その「詳細入手」ボタンが属する地点に関しての詳細情報を入手することができる。即ち、当該地点に対応する更なる関連情報を詳細情報として入手すべく、例えば、第2ユーザ端末に対して第2ユーザが入力した情報や当該地点の位置情報等に基づいて、上述したステップS4における検索処理と同様に、データベース6内に位置情報が関連付けされて記憶されている上述した第1及び/または第2ユーザ端末に提供可能な複数箇所の地点に関する情報、或いは外部装置(不図示)が検索される(検索対象は、第1ユーザ端末のお気に入り地点登録メモリ7であっても良い)。そして、係る検索処理によって入手した当該地点に関する関連情報は、詳細情報として第2ユーザ端末にて表示される。
【0092】
次に、上述した情報提供処理(図8)と共に本実施形態において実行される行先決定処理について、図9を参照して説明する。
【0093】
図9は、第1の実施形態における情報センター1の行先決定処理を示すフローチャートであり、情報センター1の不図示のCPUが行なうソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0094】
同図において、ステップS11,ステップS12:上述したステップS7及びステップS8において第2ユーザ端末に表示されているお薦め情報一覧画面(図5(a))において、少なくとも何れか1ヶ所のお薦め地点が第2ユーザによって選択され(例えば所望の地点のチェックボックスにチェックマークが付与され)、その後、第2ユーザ端末における「行先選択」ボタンの操作が検出された場合に、処理はステップS13に進められる。
【0095】
ステップS13:第2ユーザの必要に応じて、お薦め情報一覧画面(図5(a))に含まれる「地図確認」ボタン及び「目的地設定」ボタンの操作が行なわれた場合には、地図表示や目的地設定が行われる。係る「地図確認」ボタン及び「目的地設定」ボタンの操作及び機能については、上述したお気に入り地点一覧画面(図4(a))の場合と同様であるため、重複する説明は省略する。
【0096】
ステップS14:上記の如く少なくとも何れか1ヶ所のお薦め地点が選択された後、第2ユーザ端末において「行先選択」ボタンの操作がなされた場合に、情報センター1は、本ステップにおいて、当該選択されたお薦め地点に対応する選択地点情報表示画面(図5(b))を、第2ユーザ端末において表示する。この画面に表示及び入力された情報は、第1ユーザ端末に提供される。
【0097】
即ち、図5(b)は、お薦め情報一覧画面(図5(a))に表示された3ヶ所の地点の中から、第2ユーザが「××温泉」を行き先(第2ユーザが出かけようとする場所)として選択した場合に表示された選択地点情報表示画面を例示する図である。
【0098】
同画面において、第2ユーザは、
・当該地点についての名称及び付帯情報の再確認、
・係る地点をお薦めの地点として知らせてくれた第1ユーザに対する任意のコメント、
・当該地点への出発予定日時の入力、
・当該地点に向けて出発する際の出発予定地の入力、
を行なうことができる。
【0099】
そして、ステップS14では、第2ユーザ端末にて表示されている選択地点情報表示画面(図5(b))において、「コメント要求」ボタンの操作が検出されると、処理はステップS15に進められる。
【0100】
ステップS15:係る選択地点情報表示画面(図5(b))にて表示及び入力された情報と、当該地点の位置情報とは、第1ユーザ端末に提供され、これにより、第1ユーザ端末には、提供された情報に応じたお薦め情報画面(図6)が表示される。
【0101】
図6は、第1の実施形態において第2ユーザ端末にてコメントを要求された場合に、第1ユーザ端末に表示されるお薦め情報画面を例示する図である。
【0102】
同図に示すお薦め情報画面では、上述した選択地点情報表示画面(図5(b))における表示及び入力項目に応じて、
・当該地点についての名称及び付帯情報(画像や詳細情報等)の確認、
・当該地点への第2ユーザの出発予定日時の確認、
・当該地点に向けて第2ユーザが出発する際の出発予定地の確認、
・第2ユーザが入力した任意のコメント、
・上記第2ユーザが入力した任意のコメントに対する返答として第1ユーザが入力可能な任意のコメントの入力、
を行なうことができる。
【0103】
更に、お薦め情報画面(図6)では、「お気に入り地点情報添付」ボタンを操作することにより、第1ユーザは、第2ユーザに提供すべき参考情報として、例えば、
・第2ユーザから同画面によって知らされた当該地点に実際に出かける第2ユーザが注意すべき情報、
・出発予定地から当該地点に移動する際のお薦めの経路情報、
・その移動に際して立ち寄ることを薦める地点に関する情報、
・第2ユーザから同画面によって知らされた当該地点への出発予定日時を考慮した情報、
等の各種情報を、例えば第1ユーザによる任意情報の添付操作、上述した検索処理(図8のステップS4)と同様な手順を利用して設定することができる。
【0104】
ステップS16:ステップS15にてお薦め情報画面(図6)に対して入力及び設定された情報(データベース6を利用した情報検索等によって新たに付帯された情報を含む)は、参考情報として第2ユーザ端末に提供される。
【0105】
ステップS17:必要に応じて、当該地点(他の地点であっても良い)への経路誘導が行われる。
【0106】
このように、上述した本実施形態によれば、特定のユーザ端末である第2ユーザ端末の第2ユーザ(Bさん)が他人である第1ユーザ端末の第1ユーザ(Aさん)からお気に入りの登録地点の位置情報や名称等を取得するに際して、例えば検索機能等によって得られた当該登録地点に関連する関連情報(例えば、第1ユーザお気に入りの登録地点に関する画像、インターネットWebサイトのアドレス情報、或いは該登録地点に対応する施設に関する情報等)を、位置情報に付帯した付帯情報として、その第2ユーザ端末にて第2ユーザに提供することができる。
【0107】
これにより、第2ユーザ端末の第2ユーザは、自分自身が未だ出かけた経験が無い地点を第1ユーザから薦められた場合であっても、その地点についての具体的なイメージを抱くことができ、自分自身の嗜好や価値判断によって、例えばその地点に行くか否か等の判断を容易且つ確実に行えるようになる。
【0108】
ところで、付帯情報(関連情報)として第2ユーザに複数件の情報が提供された場合、第2ユーザは、何れの付帯情報が第1ユーザお気に入りの登録地点を良く表わしているか判断に迷うことが想定されるところ、本実施形態では、第2ユーザに対する提供に先立って第1ユーザ端末にて表示されるお気に入り地点一覧画面(図4(a))により、第1ユーザによる選択が可能であるため、付帯情報として第2ユーザに提供される関連情報の妥当性を向上することができ、複数件の情報が関連情報として提供される場合であっても、お気に入りの登録地点を薦めようとした第1ユーザの思いを、第2ユーザに的確に伝えることができる。
【0109】
また、付帯情報(関連情報)として第2ユーザに複数件の情報が提供された場合、第2ユーザは、何れの関連情報が第1ユーザお気に入りの登録地点を良く表わしているか判断に迷うことが想定されるところ、本実施形態では、上述した付帯情報表示画面(図4(b))において、お薦めの度合いを表わす情報として順位を付与することができるので、係る複数件の付帯情報(関連情報)を第2ユーザが参照するに際しては、その第1ユーザによって設定された順位付けを参考にして判断することが可能であるから、付帯情報として第2ユーザに提供される情報の妥当性を向上することができ、複数件の付帯情報が提供される場合であっても、お気に入りの登録地点を薦めようとした第1ユーザの思いを、第2ユーザに的確に伝えることができる。
【0110】
また、本実施形態では、第1ユーザお気に入りの登録地点の関連情報を入手した第2ユーザが、例えば、その登録地点に実際に行くか否かの判断等に迷う場合であっても、第2ユーザ端末に表示されるお薦め情報一覧画面(図5(a))に含まれる「詳細入手」ボタンを操作することにより、当該登録地点について更に詳細な情報を自ら入手することができるので、そのような場合の判断を容易にすることができ、利便性が高い。
【0111】
また、本実施形態では、特定のユーザ端末である第2ユーザ端末の第2ユーザが他人(第1ユーザ)のお気に入りの複数の登録地点の位置情報や名称等を取得するに際して、その第2ユーザ端末において当該複数の登録地点に関連する情報を提供可能であるが、その場合、第2ユーザは、第1ユーザから薦められたどの地点(一ヶ所または複数箇所)を選択しようかと迷うこともあるが、本実施形態では、入手した当該第2ユーザから薦められた複数の登録地点についてどのような判断を行なったかを、情報提供元の第1ユーザ端末においてお薦め情報画面(図6)によって第1ユーザが認識可能である。このため、第1ユーザは、第2ユーザが選択した特定の地点を認識した上で、その特定の地点に対する参考情報(抜け道や経由立ち寄り地に関する情報等)を、参考情報として、第2ユーザ端末に対して更に提供(提案)することができる。従って、最初の情報提供に際して第2ユーザによって選択されるかどうか判らない個々の登録地点に関して必要以上に多くの関連情報を用意する必要は無く、合理的且つ利便性が高い。
【0112】
また、本実施形態によれば、第1ユーザに知らせられた地点を特定する情報に基づいて入手した参考情報が、行先決定処理(図9)のステップS16において提供されるので、第2ユーザは、提供された参考情報を利用して、その地点のイメージや、実際に出かける際の行動予定等をより具体的にすることができ、利便性が高い。
【0113】
また、本実施形態によれば、お薦め情報画面(図6)によって、第1ユーザに予定日時を表わす情報が知らせられるので、第1ユーザは、その予定日時を考慮した参考情報を第2ユーザに提供することができ、第2ユーザは、提供された参考情報を利用して、実際に出かける際の行動予定をより合理的なものにすることができので、利便性が高い。
【0114】
また、本実施形態によれば、お薦め情報画面(図6)によって、第2ユーザが出かけようとする地点を特定する情報と、出発予定地点とが第1ユーザに知らせられるので、第1ユーザは、入手した2地点間に存在するお薦めの立ち寄り地等を容易に特定することができ、最初の情報提供に際して第2ユーザによって選択されるかどうか判らない個々の登録地点に関して必要以上に多くの関連情報を用意する場合と比較して、合理的であり且つ第1ユーザの負担も軽減できる。
【0115】
また、本実施形態によれば、上述した選択地点情報表示画面(図5(b))にて入力された任意のコメントによって、例えば、第2ユーザが出かけようとする地点への経由予定地を第1ユーザに知らせられるので、第1ユーザは、参考情報として提供すべく、入手したそれらの情報から更にお薦めの立ち寄り地等を容易に特定することができ、最初の情報提供に際して第2ユーザによって選択されるかどうか判らない個々の登録地点に関して必要以上に多くの関連情報を用意する場合と比較して、合理的であり且つ第1ユーザの負担も軽減できる。
【0116】
また、本実施形態によれば、第1ユーザお気に入りの複数の登録地点の中から何れの登録地点に決定しようか第2ユーザが迷っている場合に、第2ユーザは、お薦め情報一覧画面(図5(a))において決めかねている複数の地点を選択し、その後、選択地点情報表示画面(図5(b))にて任意のコメントを適宜入力すれば、第1ユーザは、お薦め情報画面(図6)によって、第2ユーザから知らされた複数地点の中から、適当な地点を選択することができるので、第2ユーザは、判断に迷っている第1ユーザの意向を尊重して、適当な地点を合理的に選択してやることができ、利便性が高い。
【0117】
[第2の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る情報提供システムを基本とする第2の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0118】
上述した第1の実施形態における情報提供処理によって第1ユーザからお気に入りの登録地点を第2ユーザ端末に薦める場合を考えると、その第2ユーザ端末の第2ユーザ自身がお気に入りの地点を既に登録している場合には、第2ユーザ端末においてそれらの地点に関して情報を表示するに際して、第1ユーザから提供されたお気に入りの(お薦めの)地点に関する情報と、第2ユーザ自身が既に登録しているお気に入りの地点に関する情報とを、第2ユーザが区別して認識するのが容易でない場合が想定される。そこで、本実施形態では、このような場合における利便性を向上するデータ管理処理について説明する。
【0119】
はじめに、本実施形態において、第2ユーザ専用の記憶領域には、以下に説明するデータ管理処理を可能とする前提として、第2ユーザ端末において現在地測位センサ3等によって検出された第2ユーザの過去の移動履歴(位置情報及び日時)や経路誘導機能において目的地として設定された地点の位置情報及びその地点への到達日時を表わす情報が格納されている。ここで、第2ユーザ専用の記憶領域は、データベース6の内部に設けられていても、第2ユーザ端末の内部に設けられていても良い。
【0120】
図10は、第2の実施形態において情報センター1が行なうデータ管理処理を示すフローチャートであり、情報センター1の不図示のCPUが行なうソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0121】
同図において、ステップS21:上述した第1の実施形態における情報提供処理(図8)のステップS1と同様な、ユーザ毎のお気に入り地点の登録情報の設定、更新、閲覧等の処理が行なわれる。
【0122】
ステップS22:第1ユーザ端末から第2ユーザ端末に対して、第1の実施形態にて説明した情報提供処理によって、第1ユーザお気に入りの登録地点に関する情報(位置情報や付帯情報)が受け渡されたかが判断され、係る情報の受け渡し(即ち、情報提供)が行われた場合に、処理はステップS23に進められる。
【0123】
ステップS23:ステップS22にて情報の受け渡しがあったことが確認された登録地点の位置情報と付帯情報とが、第2ユーザ(Bさん)専用の記憶領域内に用意された所定の一時記憶領域に格納される。
【0124】
ステップS24:第2ユーザ端末における所定の読み出し操作が検出されるかが判断され、係る所定の読み出し操作が検出された場合には、図7に例示する登録情報画面を第2ユーザ端末において表示するための処理が開始される。
【0125】
図7は、第2の実施形態において第2ユーザ端末に表示される登録情報画面を例示する図である。
【0126】
同図に示す登録情報画面において、左半分の表示エリアには、第2ユーザ(Bさん)自身のお気に入りの登録地点についての登録情報が表示され、右半分の表示エリアには、第1ユーザ(Aさん)お気に入りのお薦め地点についての情報が表示される。
【0127】
即ち、ステップS25,ステップS26:ステップS24にて読み出し操作が検出された場合には、第2ユーザ自身が以前に登録したお気に入り地点についての登録情報が、登録情報画面(図7)の左半分の表示エリアの如く、第2ユーザ端末にて表示される(ステップS25)と共に、第2ユーザ専用の記憶領域に既に格納されている当該第2ユーザの過去の移動履歴や目的地設定等に基づいて、上記所定の一時記憶領域にステップS23にて格納したところの、第1ユーザから入手したお薦めの地点への到達経験が、位置情報を検索キーとしてチェックされる(ステップS26)。このチェックの結果は、後述するステップS28にて利用される。
【0128】
登録情報画面(図7)の左半分の表示エリアには、上述した第1の実施形態におけるお気に入り地点一覧画面(図4(a))と同様な機能を有する「地図確認」ボタン、「目的地設定」ボタン、「付帯」ボタン、「他人に転送」ボタン、「ok」ボタン、並びにチェックボックスが設けられており(重複する説明は省略する)、これに第2ユーザ端末は、情報提供元である第1ユーザ端末としても機能する。
【0129】
ステップS27:第2ユーザ専用の記憶領域に既に格納されているお気に入り地点についての登録情報の中に、第1ユーザから入手したお気に入り地点と重複するものがあるかが、少なくとも位置情報を利用してチェックされる。このチェックの結果が重複していることを表わす場合には、後述するステップS28にて利用される。ここで、重複するか否かは、例えば、所定距離範囲内に注目する2点が存在するかを判断すれば良い。
【0130】
ステップS28:第2ユーザに自身のお気に入り地点を薦めようとする第1ユーザは複数存在する場合も想定される。そこで、本ステップでは、第1ユーザから入手したお気に入り地点に関する情報について、登録情報画面(図7)の右半分の表示エリアの如く、その提供者が誰であるかを第2ユーザが認識可能に第2ユーザ端末にて表示される。
【0131】
係る右半分の表示エリアがステップS28にて表示されるに際しては、上述したステップS26におけるチェックの結果が参照されることにより、例えば、同エリア中程の名称「○△温泉」についての付帯情報の表示位置に例示するメッセージ「左記▲2▼と重複している可能性大」の如く、第2ユーザに対して、第2ユーザ自身のお気に入り地点の中の特定の地点と、第1ユーザから薦められたお気に入り地点の中の特定の地点とが重複する可能性があることが認識可能に表示される。
【0132】
また、係る右半分の表示エリアがステップS28にて表示されるに際しては、上述したステップS27におけるチェックの結果が参照されることにより、同エリア上方の名称「××温泉」についての付帯情報の表示位置に例示するメッセージ「この場所にBさんご自身は5/10に既に到達したことがあります。」の如く、第2ユーザに対して、到達経験が認識可能に表示される。
【0133】
ステップS29:第2ユーザ端末の操作に応じて、第1ユーザから入手したお気に入り地点の全て(当該右半分の表示エリア内の「一括登録」ボタンが操作された場合)或いは指定されたものだけ(当該右半分の表示エリア内のチェックボックス及び「登録」ボタンが操作された場合)が、その第2ユーザ(Bさん)のお気に入り地点として、第2ユーザ専用の記憶領域に変更登録され、これに応じて、その地点について一時記憶領域に記憶されている情報は削除される。本ステップでは、これらのボタン(ソフトウエアボタン)がマンマシン・インタフェースとして提供されるので、第2ユーザは、提供された関連情報等に対応する第1ユーザのお気に入りの地点を、自分自身のお気に入りの地点に組み入れる等のメンテナンス(管理)を容易に行なうことができる。
【0134】
また、ステップS29では、当該右半分の表示エリアにおいて、何れかの地点へのチェックマークの設定の後で「削除」ボタンが操作された場合には、その地点について一時記憶領域に記憶されている情報は削除される。
【0135】
また、当該右半分の表示エリアに設けられた「地図選択」ボタン、「目的地設定」ボタン、「詳細入手」ボタン、並びに「行先選択」ボタンは、上述した第1の実施形態におけるお薦め情報一覧画面(図5(a)に設けられた「行先選択」ボタンと同様な機能を有するので、重複する説明は省略する。
【0136】
ステップS30:上述した所定の一時記憶領域に、第1ユーザからのお薦め地点として残っている何れかの地点に第2ユーザ端末が到達したかが判断され、到達が検出された場合には処理がステップS31に進められ、検出されない場合はリターンする。
【0137】
ステップS31:ステップS30にて到達が検出された地点の位置情報を、自分(第2ユーザ)用のお気に入り地点として登録するかについて、第2ユーザ端末に問合せがなされる。ここで、お気に入り地点として登録するか否かは、その地点に到達した時点では判断に迷う場合が想定されるので、好適な実施形態では、その地点に到達した後に、第2ユーザ端末が当該地点から離れるときに、本ステップに係る問合せがなされると良い。
【0138】
ステップS32:ステップS31にて第2ユーザ端末における登録(変更)する旨のレスポンスが検出された場合には、ステップS30にて到達が検出された地点に対応するところの、第1ユーザからお薦めの地点として入手したお気に入り地点に関する情報が、第2ユーザ自身のお気に入り地点として、第2ユーザ専用の記憶領域に変更登録され、され、これに応じて、その地点について一時記憶領域に記憶されている情報は削除される。
【0139】
このように、上述した本実施形態によれば、特定のユーザ端末である第2ユーザ端末の第2ユーザが他人である第1ユーザのお気に入り地点に関する位置情報や名称等を取得するに際して、その第2ユーザ端末において当該地点に関する付帯情報(関連情報)の入手が可能であると共に、入手した関連情報を含む第1ユーザお気に入りの地点に関する位置情報等と、当該第2ユーザお気に入り地点に関する情報とが、登録情報画面(図7)の左右の表示エリアに区別して表示される。これにより、第2ユーザは、それらの情報を容易に判別することができ、且つ第1ユーザからお気に入りの地点に関する名称、位置情報、並びに付帯情報等の各種情報を提供された第2ユーザは、提供された情報を、その第2ユーザ自身のお気に入りの地点(例えば自らが既に登録しているお気に入り地点)に関する情報に組み入れる、或いは入れ替える等のメンテナンス(管理)を容易且つ確実に行なうことができ、利便性が高い。
【0140】
ところで、第1ユーザからお気に入りの登録地点に関して各種情報を提供された場合に、その登録地点に出かけた経験が無い第2ユーザは、その登録地点について具体的にイメージすることは容易ではないから、自分自身のお気に入りの地点として登録すべきか迷うのが一般的であるが、本実施形態によれば、上述したデータ管理処理(図10)のステップS31において、第1ユーザお気に入りの登録地点に第2ユーザ端末(第2ユーザ)が到達したことが認識されるのに応じて、その登録地点を、第2ユーザ自身のお気に入りの地点として登録するか否かが問合せされるので、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0141】
ところで、一度でも訪れた地点については、一般に、そのことが判れば容易に想像が及ぶものであるが、本実施形態によれば、上述したデータ管理処理(図10)のステップS26において、第1ユーザお気に入りの登録地点への第2ユーザの到達経験(例えば、到達経験の有無、到達した日時等)がチェックされ、そのチェックの結果が、第2ユーザ端末において、登録情報画面(図7)の右側の表示エリアに例示する如く、第1ユーザお気に入りの登録地点への第2ユーザの到達経験を表わすメッセージが表示されるので、利便性に優れる。
【0142】
また、本実施形態によれば、お気に入りの登録地点に関する各種情報が複数の第1ユーザから提供される場合に、第2ユーザは、登録情報画面(図7)の右側の表示エリアに例示する如く、提供元の個々の第1ユーザを容易に判別することができるので、利便性が高い。
【0143】
また、お気に入りの登録地点を登録する際には、その地点を登録するユーザ自身が適当だと考える名称を付与するのが一般的であるため、第1ユーザからお気に入りの地点に関する情報が第2ユーザ端末に提供された場合、提供された地点に関する情報が表わす実際の地点と、第2ユーザお気に入りの地点に関する情報が表わす実際の地点とが、付与されている名称が異なっていても、近接している、或いは重複している場合も想定されるところ、本実施形態によれば、上述したデータ管理処理(図10)のステップS27において、提供された付帯情報(関連情報)に対応する第1ユーザのお気に入りの地点と、第2ユーザお気に入りの地点とが所定距離範囲内に位置することが判明した場合には、それら2地点が重複または近接していることが、登録情報画面(図7)の右側の表示エリアに例示する如く、第2ユーザ端末にて表示されるので、第2ユーザは、自分自身のお気に入りの地点との入れ替え、グループ化等のメンテナンス(管理)を容易に行なうことができる。
【0144】
ところで、第2ユーザ端末が車両に搭載されたナビゲーション装置や携帯情報端末等のように小型ディスプレイを備える場合には、一般に、一度に表示する情報量が制限されるところ、本実施形態によれば、登録情報画面(図7)の左側の表示エリアに例示する如く、第2ユーザお気に入りの地点については、第2ユーザ自身が容易に想像できるのでその地点の名称を表わす表記(例えば地点毎の名称表記だけ)が表示される。このため、表示可能な情報量が制限される小型ディスプレイを第2ユーザ端末が備える場合であっても、第1ユーザお気に入りの登録地点についての関連情報は、第2ユーザが訪れたことが無い可能性が高いので、同画面の右側の表示エリアに例示する如く、可能な限り多くの情報(付帯情報や各種メッセージ)を、係る小型ディスプレイ上において合理的に表示することができ、利便性が高い。
【0145】
尚、上述した各実施形態を例に説明した本発明は、上述した情報センター1に対して、その説明において参照したフローチャートの機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、その装置のCPUに読み出して実行することによって達成される。そして、上述した処理の一部または全部を第1及び/または第2ユーザ端末にて行なう場合には、該当する処理を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、その装置のCPUに読み出して実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶デバイスに格納すれば良い。
【0146】
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フレキシブルディスク等の各種記録媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができ、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における情報提供システムのシステム構成を例示する図である。
【図2】第1の実施形態における情報提供システムにおいて送受信される各種情報の流れを概念的に示した説明図である。
【図3】第1の実施形態においてお気に入り地点が登録されるに際して対象となるユーザ端末のディスプレイに表示される登録画面を例示する図である。
【図4】第1の実施形態において第1ユーザ端末にて表示されるお気に入り地点一覧画面(図4(a))と、その画面において所定操作が行われるのに応じて更に表示される付帯情報表示画面(図4(b))とを例示する図である。
【図5】第1の実施形態において第2ユーザ端末にて表示されるお薦め情報一覧画面(図5(a))と、その画面において所定操作が行われるのに応じて更に表示される選択地点情報表示画面(図5(b))とを例示する図である。
【図6】第1の実施形態において第2ユーザ端末にてコメントを要求された場合に、第1ユーザ端末に表示されるお薦め情報画面を例示する図である。
【図7】第2の実施形態において第2ユーザ端末に表示される登録情報画面を例示する図である。
【図8】第1の実施形態における情報センター1の情報提供処理を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施形態における情報センター1の行先決定処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態において情報センター1が行なうデータ管理処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:情報センター,
2:ユーザ端末,
3:現在地測位センサ,
4:インターネット,
5:基地局,
6:データベース(DB),
7:メモリ

Claims (5)

  1. 第1ユーザがお気に入りの地点として登録した地点の中から前記第1ユーザが指定する複数の地点の位置情報及び前記地点に関連する関連情報の第2ユーザへの提供要求を、前記第1ユーザの第1ユーザ端末から受信する提供要求受信手段と、
    前記複数の地点の前記位置情報及び前記関連情報を、前記第2ユーザの第2ユーザ端末へ送信する情報送信手段と、
    前記第2ユーザが前記複数の地点の中から注目地点として選択した複数の地点の選択指示を、前記第2ユーザ端末から受信する選択指示受信手段と、
    前記第2ユーザによる複数の前記注目地点の選択結果を前記第1ユーザ端末へ送信する選択結果送信手段と、
    前記第1ユーザが複数の前記注目地点の中からお薦めの地点として選択した地点のコメントであって、前記第1ユーザが前記第1ユーザ端末へ入力したコメントを、前記第1ユーザ端末から受信するコメント受信手段と、
    前記コメントを前記第2ユーザ端末へ送信するコメント送信手段と、
    を備えたことを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記選択指示受信手段は、前記選択指示と、前記注目地点に向けて前記第2ユーザが出発する予定日時を表わす情報とを受信し、
    前記選択結果送信手段は、前記選択結果と、前記予定日時を表す情報とを送信することを特徴とする請求項記載の情報提供装置。
  3. 前記選択指示受信手段は、前記選択指示と、前記注目地点に向けて前記第2ユーザが出発する予定地点を特定する情報とを受信し、
    前記選択結果送信手段は、前記選択結果と、前記予定地点を特定する情報とを送信することを特徴とする請求項記載の情報提供装置。
  4. 更に、
    前記位置情報に基づいて、前記関連情報として前記地点の周辺施設を検索する検索手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  5. コンピュータを、
    第1ユーザがお気に入りの地点として登録した地点の中から前記第1ユーザが指定する複数の地点の位置情報及び前記地点に関連する関連情報の第2ユーザへの提供要求を、前記第1ユーザの第1ユーザ端末から受信する提供要求受信手段、
    前記複数の地点の前記位置情報及び前記関連情報を、前記第2ユーザの第2ユーザ端末へ送信する情報送信手段、
    前記第2ユーザが前記複数の地点の中から注目地点として選択した複数の地点の選択指示を、前記第2ユーザ端末から受信する選択指示受信手段、
    前記第2ユーザによる複数の前記注目地点の選択結果を前記第1ユーザ端末へ送信する選択結果送信手段、
    前記第1ユーザが複数の前記注目地点の中からお薦めの地点として選択した地点のコメントであって、前記第1ユーザが前記第1ユーザ端末へ入力したコメントを、前記第1ユーザ端末から受信するコメント受信手段、
    前記コメントを前記第2ユーザ端末へ送信するコメント送信手段、
    として機能させるコンピュータ・プログラム。
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