JP3952495B2 - 波形測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定部により測定した波形データと、記録媒体の波形データとを表示する波形測定装置に関し、詳しくは、測定部と異なる測定条件による記録媒体の波形データの表示が行える波形測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
波形測定装置は、例えば、ディジタルオシロスコープで、測定部が被測定波形を測定し、波形データとして波形メモリに格納すると共に、この波形データを、表示処理部を介して表示部に表示するように構成されたものであり、各種分野の研究開発、品質管理、保守作業における波形測定表示手段として広く使用されている。
【0003】
また、波形データをフロッピーディスクやハードディスク等の記録媒体に格納し、保存することが可能である。そして、記録媒体の波形データを読み出して表示部に表示することにより、新たに取得した波形データとの比較や解析等を容易に行うことができる。
【0004】
例えば、研究開発では、様々な試験環境で波形測定を行い、それぞれの試験環境下で測定した波形の比較が一般的に行われる。ある試験環境で取得した波形データを記録媒体に保存し、異なる試験環境で再び波形測定をする際に、記録媒体に保存した波形データを読み出すことにより、それぞれの試験環境下における波形の比較を容易に行うことができる。
【0005】
また、保守作業では、基準波形を前もって記録媒体に保存しておき、作業現場でこの基準波形を読み出し、作業現場の波形と比較することにより、容易に保守作業を行うことができる等、利用範囲が非常に広い。
【0006】
図9は、従来の波形測定装置の構成例を示した図である。図9において、測定部10は、複数の入力端子をもち、このチャネルごとに被測定波形が入力される(ただし、図中は1チャネル分のみを図示)。また、制御信号が入力され、この制御信号に従い被測定波形の信号レベルを増幅または減衰し、所望のサンプリング時間、サンプリング間隔にてデジタル信号に変換する。そして、測定部10は、デジタル信号に変換した被測定波形を波形データとして出力する。
【0007】
波形メモリ20は、測定部10からの各チャネルごとの波形データ(以下、取得波形データと略す)が格納される。
【0008】
記録媒体(記録媒体)30は、フロッピーディスクやハードディスク等で、波形データ、およびこの波形データを取得した際の設定データ、例えば、測定を行ったチャネル番号、測定点数、サンプリング間隔、測定レンジ等の測定条件が格納される。また、記録媒体30は、波形測定装置が電源オフとなっても、格納した波形データ、設定データを消去せずに保持する。
【0009】
入出力部40は、記録媒体30と波形メモリ20間で、所望のチャネル数の波形データの入出力を行う。ここで、入出力部40が波形メモリ20へ入力する波形データを、ロード波形データとする。また、記録媒体30の設定データの入出力を行う。
【0010】
設定部50はボタン等で、測定部10が取得波形データを取得する際の測定条件からなる設定データを出力する。表示処理部60は、制御信号に基づいて波形メモリ20の取得波形データ、ロード波形データを所望の形式の表示データに変換して出力する。表示部70は、表示処理部60から出力された表示データを表示する。
【0011】
制御部80は、設定部50からの設定データ(以下、取得波形設定データと略す)および、入出力部40が記録媒体30から読み出した設定データ(以下、ロード設定データと略す)が入力され、これらの設定データに基づき、制御信号を測定部10と表示処理部60に出力する。また、制御部80は、入出力部40を介して、取得波形設定データまたはロード設定データを記録媒体30に格納する。
【0012】
続いて、図9に示す装置の動作を説明する。図10は、図9に示す制御部80が、制御信号を出力するまでの動作を説明したフローチャートである。設定部50が、図示しないマンマシンインターフェースを介して設定される測定条件を取得波形設定データとして、制御部80に出力する(S10)。
【0013】
記録媒体30の波形データを読み出す場合、入出力部40が記録媒体30に格納されている波形データおよび設定データを読み出し(S11、S12)、この読み出した設定データをロード設定データとして制御部80に出力する(S13)。そして、制御部80が、図示しないマンマシンインターフェースを介して設定部50からの新たな測定条件の入力を禁止し、現在のロード設定データが新たな測定条件で変更されないようにすると共に(S14)、それぞれの設定データの差異にかかわらず、ロード設定データに基づき制御信号を出力する(S15)。
【0014】
記録媒体30の波形データを読み出さない場合、制御部80が取得波設定データに基づき制御信号を出力する(S11、S16)。
【0015】
次に、図11は、図9に示す装置が、制御部80の制御信号に従って表示部70に被測定波形を表示する動作を説明したフローチャートである。測定部10が、制御信号に従い、各チャネルごとに入力される被測定波形をデジタル信号に変換し、取得波形データを取得する(S20)。
【0016】
そして、制御部80の指示により、図10に示すステップS12で入出力部40が読み出したロード波形データに対応するチャネルと、測定部10が出力するチャネルとが同一の場合、測定部10はこのチャネルをマスクする(S21、S22)。そして、入出力部40は、ロード波形データを波形メモリ20に格納する(S23)。
【0017】
制御部80の指示により、測定部10が出力するチャネルと、ロード波形データのチャネルが異なる場合、測定部10が取得波形データを波形メモリ20に格納する(S21、S24)。
【0018】
測定部10の全チャネル分の取得波形データおよびロード波形データが波形メモリ20に格納されていない場合、再び、測定部10のチャネルとロード波形データのチャネルが同一かどうかで、波形メモリ20に測定部10の取得波形データの格納、または、入出力部40のロード波形データの格納を行う(S25、S21〜S24)。
【0019】
取得波形データおよびロード波形データが波形メモリ20に格納された場合、表示処理部60は、制御部80の制御信号に従い、取得波形データ、ロード波形データを必要に応じて、データ処理(例えば、スムージング処理、波形解析等)を行った後、所望の形式の表示データに変換し(S25、S26)、この表示データを表示部70に表示させる(S27)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、研究開発の場面においては、試験環境を変えると、被測定波形に現れる現象が異なる場合があり、測定条件の変更を行い、記録媒体のロード波形データと新たな測定により得た取得波形データと比較をしたいという要求がある。
【0021】
しかし、表示処理部60は、一度記録媒体30に記録したロード波形データと、新たな測定により得た取得波形データとを表示部70に表示する場合、サンプリング間隔等の測定条件を同じにして、測定点(データ位置)を同じにしなければ、表示部70に波形を表示することができないという問題があった。
【0022】
そこで、本発明の目的は、測定部と異なる測定条件による記録媒体の波形データの表示が行える波形測定装置を実現することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
測定条件により、被測定波形を測定部により測定し、波形データとして波形メモリに格納すると共に、波形データを記録媒体に保存及び表示部に表示を行う波形測定装置において、
第1の測定条件で測定され前記記録媒体に保存された波形データを、前記測定部における第2の測定条件の測定点に変換する波形変換部を設け、この波形変換部が変換した波形データを前記第2の測定条件で測定され前記波形メモリに格納されている波形データと共に前記表示部に表示し、前記第1の測定条件と前記第2の測定条件とは異なり、
前記波形変換部は、前記記録媒体の波形データを前記第2の測定条件と同じサンプリング間隔にすることを特徴とするものである。
【0024】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
波形メモリの前記第2の測定条件で測定された波形データと波形変換部が第2の測定条件の測定点に変換した波形データとにより演算を行い、演算結果を表示部に表示する表示処理部を設けたことを特徴とするものである。
【0025】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
波形変換部は、記録媒体の波形データの補間または間引きを行い、所望の測定点にすることを特徴とするものである。
【0027】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、
波形変換部は、記録媒体の波形データを圧縮または伸張することを特徴とするものである。
【0028】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、
波形変換部は、測定部が測定条件で測定した波形データと同一のデータ数となるように、記録媒体の波形データの変換を行うことを特徴とするものである。
【0029】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、
波形変換部が変換した波形データを、記録媒体に格納する入出力部を設けたことを特徴とするものである。
【0030】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、
波形変換部は、測定部の測定条件に、記録媒体の波形データを変換する変換手段と、この変換手段が変換した波形データを格納する変換波形メモリと、この変換波形メモリの波形データを波形メモリに転送する転送手段とを有することを特徴とするものである。
【0031】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、
波形変換部は、
波形データを補間する補間データを格納する補間テーブルと、
この補間テーブルの補間データにより、記録媒体の波形データの補間、または、記録媒体の波形データの間引きを行い、測定部の測定条件に波形データを変換する変換手段と、
この変換手段が変換した波形データを格納する変換波形メモリと、
この変換波形メモリの波形データを波形メモリに転送する転送手段と
を有することを特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示すブロック構成図である。図9と同一のものは同一符号を付し、説明を省略すると共に図示も省略する。図1において、制御部80の代わりに制御部81が設けられ、入出力部40からのロード設定データと、設定部50からの取得波形設定データに基づき、制御信号を出力する。
【0033】
また、波形変換部90が新たに設けられる。波形変換部90は、制御部81の制御信号に基づき、波形メモリ20に格納されたロード波形データを読み出し、この読み出したロード波形データを変換する。そして、変換したロード波形データを波形メモリ20へ格納する。また、波形変換部90は、補間テーブル91、変換手段92、ワークエリア(変換波形メモリ)93、転送手段94を有する。
【0034】
補間テーブル91は、ロード波形データを補間するための補間データが格納される。変換手段92は、制御部81の制御信号に基づき、波形メモリ20のロード波形データと補間テーブル91の補間データを読み出し、ロード波形データを間引きまたは補間による変換を行い出力する。ワークエリア93は、変換手段92で変換されたロード波形データ(以下、変換波形データと略す)を格納する。転送手段94は、ワークエリア93の変換波形データを読み出し、波形メモリ20にこの変換波形データをロード波形データの代わりに格納する。
【0035】
続いて、図1に示す装置の動作を説明する。図2のフローチャートを用いて、図1に示す制御部81が、制御信号を出力するまでの動作を説明する。設定部50が、図示しないマンマシンインターフェースを介して設定される測定条件を取得波形設定データとして、制御部81に出力する(S30)。
【0036】
記録媒体30の波形データを読み出す場合、入出力部40が記録媒体30に格納されている波形データおよび設定データを読み出し(S31、S32)、この読み出した設定データをロード設定データとして制御部81に出力する(S33)。そして、制御部81が、取得波形設定データとロード設定データを比較し、取得波形設定データに基づく制御信号を測定部10および表示処理部60に出力すると共に(S34)、ロード設定データと取得波形設定データの比較結果に基づく制御信号を波形変換部90に出力する(S35)。
【0037】
記録媒体30の波形データを読み出さない場合、取得波形設定データに基づき制御信号を測定部10、表示処理部60、波形変換部90に出力する(S31、S36)。
【0038】
次に、図2に示すステップS35における制御信号の具体例として、例えば、ロード設定データのサンプリングが、ΔT秒間に10,000ポイントとする。そして、取得波形設定データのサンプリングが、ΔT秒間に1,000ポイントとする。この場合、制御部80は、波長変換部90に、ロード波形データの測定点数を10,000ポイントから1,000ポイントに間引するように制御信号を出力する。
【0039】
また、制御信号の他の具体例として、ロード設定データのサンプリングがΔT秒間に100ポイントとする。そして、取得波形設定データのサンプリングがΔT秒間に1,000ポイントとする。この場合、制御部80は、波長変換部90に、ロード波形データの測定点数を100ポイントから1,000ポイントに補間するように制御信号を出力する。
【0040】
続いて、図3は、図1に示す波形変換部90が、ロード波形データを変換する動作を説明したフローチャートである。図4は、変換手段92がロード波形データを間引きによって変換する例を示している。図4において、横軸は時間で、縦軸は信号レベルを表し、ロード波形データのデータd1〜d8のうち、3ポイントずつ間引きされた例である。もちろん、ロード波形データはデータd8以降もデータは続いている。
【0041】
また、図5は、変換手段92がロード波形データを補間によって変換する例を示している。図5において、図4と同様に横軸は時間で、縦軸は信号レベルを表している。データD1〜D3のうち、データD1〜D3間ごとに3ポイント(図中では、×で表示)をサイン補間によってデータD1〜D3のデータ補間を行っている。すなわち、データD1、D2間は、データD11〜D13によってデータ補間され、データD2、D3間は、データD21〜D23によってデータ補間されている。もちろん、ロード波形データはデータD3以降もデータは続いている。また、補間の方法には、他にリニア補間、ステップ補間等がある。
【0042】
さて、図3に示すフローチャートに戻り、波形変換部90が、制御部81からの制御信号に従ってロード波形データを変換する動作を説明する。
【0043】
波形変換部90が、制御部81の指示によりロード波形データの変換を行わない場合(つまり、ロード設定データと取得波形設定データが同一の場合)、波形変換部90は、波形メモリ20からロード波形データの読み出しを行わない(S40)。
【0044】
波形変換部90が、制御部81の指示によりロード波形データを間引きによって変換を行う場合(S40、S41)、変換手段92が波形メモリ20からロード波形データを読み出す(S42)。そして、変換手段92が、ロード波形データを所望のポイント数間引き、ロード波形データの変換を行う。例えば、図4に示すように、データd1〜d4のうち、データd2〜d4を間引き、データd5〜d8のうち、データd6〜d8を間引く。なお、データd1〜d4の平均値をとり、その平均値をデータd1〜d4の間引いた値としてもよい。また、データd1〜d4の最大値、最小値を求め、その最大値、最小値のそれぞれをデータd1〜d4の間引いた値としてもよい(S43)。
【0045】
波形変換部90が、制御部81の指示によりロード波形データを補間によって変換を行う場合(S40、S41)、変換手段92が波形メモリ20からロード波形データを読み出すと共に、補間テーブル91から補間データを読み出す。この際、補間するポイント数(図5においては3ポイント)、および補間方法(図5においてはサイン補間)に対応する補間データを補間テーブル91から読み出す(S44)。そして、変換手段92が、ロード波形データを補間データにより所望ポイント数補間し、ロード波形データの変換を行う(S45)。例えば、図5に示すように、データD1、D2間でデータD11〜D13をデータ補間し、データD2、D3間で、データD21〜D23をデータ補間するので、より詳細な波形になる。
【0046】
そして、変換手段92が、変換したロード波形データ(データD1〜D3、D11〜D13、D21〜D23、d1、d5)を変換波形データとして、ワークエリア93に格納する(S46)。転送手段94が、ワークエリア93の変換波形データを、波形メモリ20に格納する(S47)。
【0047】
ここで、波形メモリ20に複数チャネルのロード波形データが格納されている場合は、それぞれのロード波形データごとに、図3に示すように、再び波形変換部90が波形メモリ20のロード波形データを間引きまたは補間によって変換し、変換波形データを、波形メモリ20に格納する。
【0048】
そして、制御部81が、取得波形設定データとロード設定データの比較結果に基づき制御信号を出力し、この制御信号によって波形変換部90が波形メモリ20のロード波形データの変換を行い、変換波形データを波形メモリ20に格納する動作以外は、図9に示す装置と同様なので説明を省略する。
【0049】
図6は、波形変換部90がロード波形データの変換した結果を、表示処理部60が表示部70で表示した例である。横軸は時間であり、縦軸は信号レベルである。図6に示す(a)は所望の設定データに基づく変換波形データを表示し、(b)は変換波形データと取得波形データとを表示し、(c)は変換波形データと取得波形データ、および変換波形データと取得波形データの波形演算を行った波形解析の結果とを表示している。
【0050】
このように、制御部81が取得波形設定データとロード設定データの比較結果に基づき制御信号を出力し、波形変換部90がこの制御信号によって、波形メモリ20のロード波形データを間引き、または補間によって図6に示す(a)のように、所望の測定点に変換する。これにより、測定部10と異なる測定条件による記録媒体30のロード波形データの表示が行える。
【0051】
また、制御部81が取得波形設定データとロード設定データの比較結果に基づき制御信号を出力し、波形変換部90がこの制御信号によって、波形メモリ20のロード波形データを間引き、または補間によって所望の測定点に変換すると共に、測定部10が取得波形設定データに従って測定を行う。これにより、ロード波形データが取得波形データと同等の測定条件に変換される。従って、図6に示す(b)のようにロード波形データと取得波形データの比較を容易に行うことができ、また図6に示す(c)のように、ロード波形データと取得波形データを演算し、解析を容易に行うことができる。
【0052】
図7は、本発明の第2の実施例を示すブロック構成図である。図1と同一のものは同一符号を付し、説明を省略すると共に図示も省略する。図7において、補間テーブル91、変換手段92の代わりに変換手段95が設けられる。変換手段95は、制御部81の制御信号に基づき、波形メモリ20のロード波形データを読み出し、このロード波形データを時間軸上に圧縮または伸張による変換を行い、変換したロード波形データを変換波形データとして、ワークエリア93に格納する。
【0053】
このような変換を必要とするのは、例えば、波形を周波数変換した場合、変更前後の一周期分の波形を比較し、解析を行いたい場合である。図8は波形を周波数変更した場合の測定例で、横軸は時間、縦軸は信号レベルである。ここで、(a)は周波数変更前の波形(周期T)の測定例、(b)は周波数変更後の波形(周期T/10)の測定例、(c)は周波数変更後の波形(周期10・T)の測定例である。そして、ロード波形データ100、取得波形データ101、102は、一周期をn(n:自然数)ポイントで測定されている。すなわち、図から明らかなように、ロード波形データ100と取得波形データ101の比較と、ロード波形データ100と取得波形データ102の比較とは、容易に行うことができない。
【0054】
そこで、制御部81がロード設定データと取得波形設定データの比較結果に基づく制御信号を、波形変換部90に出力する。
【0055】
そして、変換手段95が、制御部81からの制御信号に基づき、波形メモリ20からロード波形データを読み出し、このロード波形データを時間軸上で圧縮または伸張による変換を行い、変換したロード波形データを変換波形データとしてワークエリア93に格納する。
【0056】
例えば、図8において、ロード波形データ100は、1周期Tをnポイントで測定されているので、サンプリング間隔Δtが、(Δt=T/n)となる。同様にして、取得波形101、102のサンプリング間隔Δt101、Δt102は、それぞれ(Δt101=T/10/n)、(Δt102=10・T/n)となる。変換手段92は、ロード波形データ100のサンプリング間隔ΔtをそれぞれΔt101、Δt102となるように、ロード波形データ100を時間軸上で圧縮、または伸張し、変換する。
【0057】
制御部81からの制御信号に基づき、変換手段95が波形メモリ20のロード波形データを変換し、ワークエリア93に格納する動作以外は、図1に示す装置と同じなので説明を省略する。
【0058】
このように、制御部81が取得波形設定データとロード設定データの比較結果に基づき制御信号を出力し、波形変換部90がこの制御信号によって、波形メモリ20のロード波形データ100を時間軸上に圧縮、または伸張によって変換する。これにより、測定部10と異なる測定条件による記録媒体30のロード波形データ100の表示が行える。
【0059】
また、制御部81が取得波形設定データとロード設定データの比較結果に基づき制御信号を出力し、波形変換部90がこの制御信号によって、波形メモリ20のロード波形データ100を時間軸上に圧縮、または伸張によって所望の測定点に変換すると共に、測定部10が取得波形設定データに従って測定を行う。これにより、ロード波形データが取得波形データと同等の測定条件に変換される。従って、ロード波形データ100および取得波形データ101、102の比較、解析を容易に行うことができる。
【0060】
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
図1、図7に示す装置において、波形変換部90によって変換された変換波形データが、波形メモリ20に格納され、表示処理部60を介して表示部70に表示される構成を示したが、波形メモリ20の変換波形データおよび制御部81の取得波形設定データを、入出力部40を介して記録媒体30に格納する構成としてもよい。これにより、読み出したロード波形データに対して異なる測定条件の変換波形データを保存することができる。
【0061】
また、図1に示す装置において、波形変換部90によって変換された変換波形データが、波形メモリ20に格納され、表示処理部60を介して表示部70に表示される構成を示したが、波形メモリ20に格納される変換波形データおよび制御部81の取得波形設定データを、同一データ数で入出力部40を介して記録媒体30に格納する構成としてもよい。これにより、記録媒体30に格納できる波形データの数(つまり、記録媒体30で使用されるメモリ長)を容易に算出することができると共に、フロッピーディスクのように容量の少ない記録媒体30に効率良く波形データを格納することができる。
【0062】
また、図1、図7に示す装置において、記録媒体30のロード波形データを、波形メモリ20に格納してから、波形変換部90が読み出す構成を示したが、入出力部40がそのまま波形変換部90にロード波形データを出力する構成としてもよい。
【0063】
また、図1、図7に示す装置において、変換手段92、95がロード波形データを変換し、この変換波形データをワークエリア93に格納してから、転送手段94が波形メモリ20に転送する構成を示したが、変換手段92、95が変換波形データを波形メモリ20に格納する構成としてもよい。
【0064】
また、図1、図7に示す装置において、波形変換部90が、変換波形データを波形メモリ20に格納する構成としたが、波形変換部90が、変換波形データを表示処理部60に出力する構成としてもよい。
【0065】
また、図1に示す装置において、変換手段92がロード波形データを補間および間引くポイント数は何ポイントでもよい。
【0066】
また、図1に示す装置において、補間テーブル91の補間データを用いて変換手段92が補間データを求める構成を示したが、補間テーブル91を設けずに変換手段92が演算して補間データを求めてもよい。
【0067】
さらに、図7に示す装置において、変換手段95がロード波形データ100を時間軸の圧縮、または伸張する構成を示したが、変換手段95が時間軸の圧縮、または伸張を行うと共に、図1に示す装置のようにロード波形データの間引き、または補間を行い、所望の測定点とする構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜によれば、波形変換部が、記録媒体の波形データを、測定部の測定条件に合わせた測定点の波形データに変換し、表示部に表示するので、被測定波形を測定部で測定した波形データと記録媒体の波形データとを同時に表示部に表示することができる。すなわち、測定部と異なる測定条件による記録媒体の波形データの表示ができる。
【0069】
請求項2によれば、波形変換部により、記録媒体の波形データを、測定部の測定条件に合わせた測定点にするので、表示処理部にいて、測定部で測定した波形データと、記録媒体の波形データとを容易に演算することができ、比較、解析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示す装置の制御部81が制御信号を出力するまでの動作を示したフローチャートである。
【図3】図1に示す装置の波形変換部90がロード波形データの変換を行い、表示処理部60が表示データを生成する動作を示したフローチャートである。
【図4】図1に示す装置の変換手段92が、ロード波形データを変換(間引き)した例を示した図である。
【図5】図1に示す装置の変換手段92が、ロード波形データを変換(補間)した例を示した図である。
【図6】図1に示す装置の表示部70での表示例である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図8】周期の異なる波形データの表示部70での表示例である。
【図9】従来の波形測定装置の構成例を示した図である。
【図10】図9に示す装置が制御信号を出力するまでの動作を示したフローチャートである。
【図11】図9に示す装置が制御信号に基づき表示を行う動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
20 メモリ
30 記録媒体
50 設定部
60 表示処理部
81 制御部
90 波形変換部
91 補間テーブル
92、95 変換手段
93 ワークエリア
94 転送手段

Claims (8)

  1. 測定条件により、被測定波形を測定部により測定し、波形データとして波形メモリに格納すると共に、波形データを記録媒体に保存及び表示部に表示を行う波形測定装置において、
    第1の測定条件で測定され前記記録媒体に保存された波形データを、前記測定部における第2の測定条件の測定点に変換する波形変換部を設け、この波形変換部が変換した波形データを前記第2の測定条件で測定され前記波形メモリに格納されている波形データと共に前記表示部に表示し、前記第1の測定条件と前記第2の測定条件とは異なり、
    前記波形変換部は、前記記録媒体の波形データを前記第2の測定条件と同じサンプリング間隔にすることを特徴とする波形測定装置。
  2. 波形メモリの前記第2の測定条件で測定された波形データと波形変換部が第2の測定条件の測定点に変換した波形データとにより演算を行い、演算結果を表示部に表示する表示処理部を設けたことを特徴とする請求項1記載の波形測定装置。
  3. 波形変換部は、記録媒体の波形データの補間または間引きを行い、所望の測定点にすることを特徴とする請求項1または2記載の波形測定装置。
  4. 波形変換部は、記録媒体の波形データを圧縮または伸張することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の波形測定装置。
  5. 波形変換部は、測定部が測定条件で測定した波形データと同一のデータ数となるように、記録媒体の波形データの変換を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の波形測定装置。
  6. 波形変換部が変換した波形データを、記録媒体に格納する入出力部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の波形測定装置。
  7. 波形変換部は、
    測定部の測定条件に、記録媒体の波形データを変換する変換手段と、
    この変換手段が変換した波形データを格納する変換波形メモリと、
    この変換波形メモリの波形データを波形メモリに転送する転送手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の波形測定装置。
  8. 波形変換部は、
    波形データを補間する補間データを格納する補間テーブルと、
    この補間テーブルの補間データにより、記録媒体の波形データの補間、または、記録媒体の波形データの間引きを行い、測定部の測定条件に波形データを変換する変換手段と、
    この変換手段が変換した波形データを格納する変換波形メモリと、
    この変換波形メモリの波形データを波形メモリに転送する転送手段と
    を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の波形測定装置。
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