JP3952190B2 - リニアモータ及び該リニアモータを使用した工作機械 - Google Patents

リニアモータ及び該リニアモータを使用した工作機械 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
発明は、リニアモータ及び該リニアモータを使用して被加工物を載置するテーブルを設けた工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
リニアモータは、工作機械や電車等種々の分野において用いられており、様々な種類のものが知られている。
例えば、リニアモータを形成する可動部及び固定部のいずれか一方を構成する棒状の内側部分と、該内側部分をスライド自在に嵌入する嵌入穴を有し該可動部及び該固定部のいずれか他方を構成する外側部分と、を備えてなるリニアモータ(以下、「嵌入穴型リニアモータ」という。)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。かかる嵌入型リニアモータは、OA機器や、工作機械における(移動)テーブル等において、種々のものを主として直線的に駆動するのに用いられてきた。
【0003】
図5は、このような嵌入型リニアモータよって駆動される従来の(移動)テーブル101を示す正面図であり、図6はテーブル101の左側面図(図5中、矢印A方向から見たところを示している。)であり、図7は図5のB−B端面図である。図5乃至図7を参照して、従来のテーブル101について説明する。なお、テーブル101は、工作機械における被加工物(「ワーク」ともいう。図示せず。)を載置面103に載置固定し、移動自在(図6及び図7中、移動方向を矢印Cにて示した。)に支持するために用いられるものである。
【0004】
テーブル101は、ベース部105と、ベース部105の上方(図5乃至図7中、矢印D方向)に配設される円筒形のシャフト107と、シャフト107が形成する該円筒の軸が略水平方向に向くようにシャフト107の両端をベース部105に取り付ける支持部109a、109bと、被加工物(ワーク。図示せず。)を載置固定する載置面103を有する移動テーブル113と、移動テーブル113をベース部105に対して所定方向(矢印C方向)に対して移動(スライド)自在に支持するための静圧ガイド121、123と、シャフト107に外嵌された円筒形状のコイル部111(シャフト107が形成する該円筒の軸に沿って移動自在である。)と、コイル部111と移動テーブル113とを連結する連結部117と、ベース部105と移動テーブル113との位置関係を検出するためのエンコーダ(スケール)131(ベース部105に対して移動テーブル113が矢印C方向に関してどの位置に存するかを検出する。)と、を備えてなる。また、静圧ガイド121、123は、ベース側(ガイドレール)121a、123aと、テーブル側(ガイドブロック)121b、123bと、の間に圧縮空気が供給されることで静圧軸受が形成されるようになっている(圧縮空気の供給口等はここでは図示していない。)。そして、移動テーブル113がベース部105に対して移動自在な方向(矢印C方向)と、シャフト107が形成する該円筒の軸と、が略平行になっている。
エンコーダ(スケール)131に電気信号を発生させるためのエンコーダ(ヘッド)113cと、エンコーダ(ヘッド)113cが下端に取り付けられた取り付け部113dと、は、移動テーブル113の一部を構成している。
【0005】
さらに、シャフト107は、複数の永久磁石を互いに反対の磁極が対向するように直列に組み合わせた磁石積層物と、該磁石積層物が内嵌されたパイプ(該磁石積層物を構成する永久磁石の磁力を妨げず通過させる材質によって形成されている。)と、を有してなる。そして、コイル部111は、シャフト107の外側にこれを囲むように配置されており、前述のようにシャフト107の軸方向にスライド自在である。ここではシャフト107とコイル部111とによってリニアモータが構成されている。即ち、リニアモータを形成する可動部及び固定部のいずれか一方を構成する棒状の内側部分がシャフト107によって構成され、該内側部分をスライド自在に嵌入する嵌入穴(ここではシャフト107が貫通しているコイル部111の孔が該当する。)を有し該可動部及び該固定部のいずれか他方を構成する外側部分がコイル部111によって構成されている。
【0006】
このようなテーブル101の載置面103に被加工物(ワーク)を載置固定すれば、エンコーダ(スケール)131によってベース部105と移動テーブル113との位置関係を検出しつつ、シャフト107とコイル部111とによって構成されるリニアモータにより移動テーブル113を矢印C方向に駆動することで、被加工物(ワーク)を矢印C方向に関し所望の位置に移動させることができる。
また、図示していないが、テーブル101の載置面103に載置固定された被加工物(ワーク)に所定の加工を施すことができるように、実際には、工具やエンドミル等が配設されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−313566号公報(段落番号0002)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載された嵌入穴型リニアモータ(図5乃至図7中においては、シャフト107とコイル部111とによって構成される。)を用いて第1部分(図5乃至図7中においては、ベース部105)に対して第2部分(図5乃至図7中においては、移動テーブル113)を駆動しようとすると、第1部分(ベース部105)に対して第2部分(移動テーブル113)を移動(スライド)自在に支持するよう案内機構(図5乃至図7中においては、静圧ガイド121、123)を別個に設ける必要があった。
この嵌入穴型リニアモータと案内機構とを別個に設けると、次のような問題点があった。即ち、(1)嵌入穴型リニアモータの移動方向(駆動力の方向)と、案内機構の移動方向と、をうまく平行になるように構成する必要があるので(両方向が平行でない場合には、円滑に動かなかったり、破損する場合がある。)、嵌入穴型リニアモータを用いた装置の組み立て工程が煩雑であること、(2)嵌入穴型リニアモータと案内機構とを別個に配設することで構造が複雑になったり、大型化及び重量化すること、(3)駆動力を生じる嵌入穴型リニアモータと、駆動の抵抗となる案内機構と、が離れるので、駆動によってゆがみが生じやすいこと(駆動により案内機構を中心とした回転モーメントが生じる。)、等である。
【0009】
そこで、本発明では、かかる(1)〜(3)の問題を生じない、嵌入穴型リニアモータと案内機構とを別個に設ける必要がないリニアモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のリニアモータ(以下、「本リニアモータ」という。)は、リニアモータを形成する可動部及び固定部のいずれか一方を構成する棒状の内側部分と、該内側部分をスライド自在に嵌入する嵌入穴を有し該可動部及び該固定部のいずれか他方を構成する外側部分と、を備えてなり、該内側部分の外面と該嵌入穴の内面との間に加圧流体が供給され静圧軸受が形成されるものである、リニアモータである。
ここに「棒状」とは、直線に略沿った部分である直線部分を有し、該直線に対して垂直な断面における該直線部分の外形(該断面における該直線部分の外縁によって形成される形をいう。)が、該直線に沿ったいずれの位置においても略同じであることをいう。
また、静圧軸受を形成するために供給する「加圧流体」は、内側部分の外面と嵌入穴の内面との間に十分な軸受を形成することができるものであればいかなる流体であってもよく何ら制限されるものではないが、例えば、加圧空気及び加圧窒素等のような加圧気体や、加圧水及び加圧油等のような加圧液体を例示的に挙げることができる。とりわけ加圧気体を用いれば、静圧軸受から漏れ出る加圧流体を回収するための特別な手段を講じる必要がないので、本リニアモータを簡単に構成することができる。加えて、加圧流体として加圧空気を用いれば、本リニアモータの運転費用を安価にすることもできる。
そして、ここにいう「軸受」とは、外側部分が有する嵌入穴に内側部分が嵌入された際、前記スライド(嵌入穴に対する内側部分のスライド)の方向に嵌入穴に対して内側部分がスライド(移動)可能になるように外側部分と内側部分とを互いに支持するものであれば足り、外側部分と内側部分との相対的な回転や回動を許容するか否かは問わない。
【0011】
まず、本リニアモータは、リニアモータを形成する可動部及び固定部のいずれか一方を構成する棒状の内側部分と、該内側部分をスライド自在に嵌入する嵌入穴を有し該可動部及び該固定部のいずれか他方を構成する外側部分と、を備えてなる嵌入穴型リニアモータである。ここに「内側部分」と「外側部分」とは、いずれか一方が磁石を有し、いずれか他方がコイルを有することで、これら両方によってリニアモータが構成される。
そして、本リニアモータは、内側部分の外面と嵌入穴の内面との間に加圧流体が供給され静圧軸受が形成されるので、本リニアモータが案内機構(静圧軸受)を内蔵し、嵌入穴型リニアモータと案内機構とを別個に設ける必要がない。このため嵌入穴型リニアモータと案内機構とを別個に設けると生じる上述した(1)〜(3)の問題も生じない。具体的には、本リニアモータを組み付ければ、嵌入穴型リニアモータの移動方向(駆動力の方向)と、案内機構の移動方向と、をうまく一致(平行)させることができるので、嵌入穴型リニアモータを用いた装置の組み立てを容易に行うことができ、上記した(1)の問題を回避することができる。そして、嵌入穴型リニアモータと案内機構とは一体として構成され案内機構を別個に配設しないので、構造の簡略化、小型化及び軽量化に資することができ、上記した(2)の問題を回避することができる。さらに、駆動力を生じる嵌入穴型リニアモータと、駆動の抵抗となる案内機構(静圧案内)と、が一体となるので(駆動力の加わる位置と、案内機構による抵抗力(静圧案内の場合、極めて小さいことも駆動によってゆがみを生じにくくする。)が加わる位置と、が略一致する。)、駆動によってゆがみが生じないか又は極めて生じにくい(駆動により案内機構(静圧案内)を中心とした回転モーメントが生じないか又は極めて生じにくい。)ので、上記した(2)の問題を回避又は著しく減少させることができる。
【0012】
前記棒状の内側部分が、前記スライドの方向に対して垂直な断面が円であってもよい。
こうすることで、外側部分が、内側部分の周りに自由に回転することができるので、とりわけ本リニアモータを有するテーブルや工作機械を組み立てる際、便利がよい。また、外側部分又は内側部分に、スライドの方向に対して垂直方向の力が加わる際、スライドの方向に対して垂直ないずれの方向から加わる力にもほぼ同じ性質を有する。そして、スライドの方向が互いに略平行になるように本リニアモータを複数(特に2本)配設するようにすれば、内側部分の周りの外側部分の不意の回動や回転を防止することができる。
【0013】
前記棒状の内側部分が、前記スライドの方向に対して垂直な断面が楕円又は長方形であってもよい。
こうすることで、外側部分が、内側部分の周りに回転することを制限することができるので、本リニアモータ1本のみで内側部分の周りの外側部分の不意の回動や回転を防止することができる(本リニアモータを用いたテーブルや工作機械を構成する場合、内側部分の周りの外側部分の不意の回動や回転を防止する必要がある際にも、嵌入穴型リニアモータと案内機構とを本リニアモータ1本のみで構成することができる。)。
【0014】
前記内側部分が外面を形成するパイプを有し、該パイプの材質がセラミック、超硬合金及びオーステナイト系ステンレスよりなる群より選ばれるもの(以下、「非磁性パイプ品」という。)であってもよい。
内側部分が外面を形成するパイプを有することで、内側部分の外面と嵌入穴の内面との間に供給される加圧流体の層をうまく形成する(加圧流体が内側部分の内部に漏れ込むことを防止する等)ことができ、一層確実に静圧軸受を形成することができる。加えて、パイプの材質がセラミック、超硬合金及びオーステナイト系ステンレスよりなる群より選ばれるもの(非磁性)とすることで、パイプ内部に収容された磁石又はコイルから生じる磁力(磁束)が妨げられることなくパイプを貫通するので、外側部分と内側部分とによって効率的にリニアモータが構成される。
【0015】
非磁性パイプ品の場合、前記パイプの材質が超硬合金又はオーステナイト系ステンレスであり、前記パイプの表面にクロムめっきが施されたものであってもよい。
このようにパイプの表面にクロムめっきが施されることで、パイプ表面の硬度が上昇するので、パイプ表面が傷つきにくくなることから本リニアモータの寿命や信頼性を向上させることができる。また、ここではクロムめっきとして、より好ましくは、硬質クロムめっきが用いられてもよい。
【0016】
本リニアモータの具体的構成は棒状のパイプ内へ複数の永久磁石を互いに反対の磁極が対向するよう積層埋入してなる固定部の内側部分又は可動部の外側部分と、該固定部又は可動部に於ける上記積層永久磁石の複数を取囲むように配設してなるコイル本体、及び該コイル本体の左右側方へその内部に流体供給路の穿設された円盤体を取付け、且つ上記各円盤体の流体供給路出口端は凹形状で円盤体内周を巡る流体供給溝を形成し、また上記コイル本体はその外周を取囲む状態に冷却体の巡環流路を備えるものとなした可動部の外側部分又は固定部の内側部分との両者から構成し、前者の固定部又は可動部外周を後者の可動部又は固定部が一定の間隙下でスライドするように嵌入させると共に、後者の可動部又は固定部はその左右円盤体の各流体供給路に加圧流体を供給し、これにより可動部又は固定部の左右円盤体間の間隙内に静圧軸受が形成されるものとなしたことを特徴とする。
【0017】
本リニアモータは、種々のものに用いることができるが、とりわけ(移動)テーブルの駆動に好適に用いることができる。そして、かかる(移動)テーブルは、工作機械の被加工物(ワーク)を載置固定し移動させるために好適に用いられることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
【0019】
図1は、一実施形態の本発明のリニアモータ(本リニアモータ)によって駆動される(移動)テーブル11を示す正面図であり、図2はテーブル11の左側面図(図1中、矢印F方向から見たところを示している。)であり、図3は図1のG−G断面一部拡大図(後述の第1コイル部31及び第1シャフト17の部分のみを拡大している。)である。図1乃至図3を参照して、テーブル11について説明する。なお、上述のように図3は、第1コイル部31及び第1シャフト17の部分を示しているが、後述の第2コイル部41及び第2シャフト18も同じ構造を有している。
テーブル11は、工作機械における被加工物(ワーク。図示せず。)を載置面13に載置固定し、移動自在(図2中、移動方向を矢印Kにて示した。)に支持するために用いられるものである。なお、被加工物(ワーク。図示せず。)を載置面13に固定するための機構は図示を省略した。
【0020】
テーブル11は、ベース15と、ベース15の上方(図1及び図2中、矢印H方向)に配設される円筒形の第1シャフト17と、ベース15の上方(図1及び図2中、矢印H方向)に配設される円筒形の第2シャフト18と、第1シャフト17が形成する該円筒の軸が略水平方向に向くように第1シャフト17の両端をベース15に取り付ける支持19a、19bと、第2シャフト18が形成する該円筒の軸が略水平方向に向くように第2シャフト18の一端をベース15に取り付ける支持20a,20b(なお、支持19a、19bと同様に、第2シャフト18の他端をベース15に取り付けるための支持も存するが図面には現れない。)と、第1シャフト17に外嵌された円筒形状の第1コイル部31(第1シャフト17が形成する該円筒の軸に沿って移動自在である。)と、第1コイル部31を収容する第1収容部33と、第2シャフト18に外嵌された円筒形状の第2コイル部41(第2シャフト18が形成する該円筒の軸に沿って移動自在である。)と、第2コイル部41を収容する第2収容部43と、第1収容部33の上面と第2収容部43の上面とに下面が取り付けられ、被加工物(ワーク。図示せず。)を載置固定する載置面13を有する移動テーブル23と、ベース15と移動テーブル23との位置関係を検出するためのエンコーダ(スケール)51(ベース15に対して移動テーブル23が矢印K方向に関してどの位置に存するかを検出するための電気的な信号を発する。)と、を備えてなる。
そして、第1シャフト17が形成する該円筒の軸と、第2シャフト18が形成する該円筒の軸と、は互いに略平行になっている。
また、エンコーダ(スケール)51に電気信号を発生させるためのエンコーダ(ヘッド)23cと、エンコーダ(ヘッド)23cが下端に取り付けられた取り付け部23dと、は、移動テーブル23の一部を構成している(図1を参照されたい。)。
【0021】
第1シャフト17と第2シャフト18とのいずれも同じ構造及び大きさを有しており、具体的には、複数の永久磁石を互いに反対の磁極が対向するように直列に組み合わせた磁石積層物61(具体的には、ネオジウム鉄磁石を60mmの等間隔にて積層した。)と、磁石積層物61が内嵌されたパイプ63と、を有してなる(図3を参照されたい。)。ここにパイプ63は、セラミック(ここでは具体的にはアルミナ)によって形成されており、外径30mm、肉厚5mmそして表面は研磨仕上げされた直円筒形をしている。
【0022】
そして、第1コイル部31と第2コイル部41とのいずれも同じ構造及び大きさを有しており、且つ第1シャフト17又は第2シャフト18の外側で各パイプ内の複数磁石を囲むように配置されており、第1シャフト17又は第2シャフト18の軸方向にスライド自在である。第1コイル部31と第2コイル部41とのいずれも、第1シャフト17又は第2シャフト18を取り囲むように配設された円筒状のコイル本体71(具体的には、内径35mm、外径50mmになるように270回巻いたコイルを1相当たり2個配置し、これを三相に結線した(図4に結線の状態を示した。))と、コイル本体71の内側を保護する円筒状の内側保護壁70と、コイル本体71を収容しコイル本体71の外側を保護する円筒状のコイル保護部73と、コイル保護部73の両側を挟持状態に配設され円盤75a、75bとからなる。而して、該各円盤体75a,75bは内部に夫々れ流体供給路77a,77bが穿設してあり、且つその出入口端には凹形状で円盤体内周を巡る流体供給溝(以下、凹溝と云う)76a、76bが形成される。これにより、図示しない空気コンプレッサーによって上記流体供給路77a、77bに加圧空気を圧送すると、加圧空気は、流体供給路77a、77bを介し夫々れの上記凹溝76a、76bに導かれて各円盤体の内周を巡るように流出されるのであり、しかもこのさい固定部(第1シャフト17又は第2シャフト18)の外周面と、可動部(第1コイル部31又は第2コイル部41)の内面との間79には加圧空膜が形成されるが、とりわけ上記円盤体75aと75b間では安定した静圧軸受が形成されるものとなる(なお、供給された加圧空気の吹き出しを図3中、矢印Jにて示した。)。
【0023】
なお、コイル本体71とコイル保護部73との間にはコイル本体71を取り囲むように冷却油の流路81が形成されている。流路81には、冷却油を冷却し圧送する冷却油ユニット83から冷却された冷却油が供給され、コイル本体71が発する熱によって加熱された冷却油は再び冷却油ユニット83へ戻り冷却されるようになっており、これによってコイル本体71を冷却することができるようになっている。
以上説明したように、ここでは第1シャフト17と第1コイル部31とによって第1の本リニアモータが形成されると共に、第2シャフト18と第2コイル部41とによって第2の本リニアモータが形成されている。
このように構成した第1の本リニアモータと第2の本リニアモータとのいずれも、110Nの推力を生じ、第1シャフト17又は第2シャフト18に対する第1コイル部31又は第2コイル部41の繰り返し位置決め精度(第1シャフト17又は第2シャフト18が形成する円筒の軸に沿った方向(矢印K方向)に関する。)は0.01マイクロメートルであった。
【0024】
さらに、第1コイル部31(具体的には、第1コイル部31のコイル保護部73)に第1収容部33が取り付けられると共に、第2コイル部41(具体的には、第2コイル部41のコイル保護部73)に第2収容部43が取り付けられている。
そして、上述したように、第1シャフト17の外面と第1コイル部31の内面との間79に加圧空気の膜によって静圧軸受が形成されると共に、第2シャフト18の外面と第2コイル部41の内面との間79に加圧空気の膜によって静圧軸受が形成されるので、第1コイル部31と第1収容部33と第2コイル部41と第2収容部43と移動テーブル23と(これらをまとめて「スライド部分」という。)は、第1シャフト17が形成する該円筒の軸と、第2シャフト18が形成する該円筒の軸と、に略平行な方向(図2中、矢印K方向。以下、「スライド方向」という。)に沿って移動(スライド)自在である。
【0025】
また、上述のように、第1シャフト17と第1コイル部31とによって形成される第1の本リニアモータと、第2シャフト18と第2コイル部41とによって形成される第2の本リニアモータと、が、スライド部分をスライド方向に沿って移動(スライド)させる力を生じるので、スライド部分をスライド方向に沿って自由に移動させることができる。なお、この際、エンコーダ(スケール)51が発する電気的信号を用いてベース部15と移動テーブル23との位置関係を検出し(例えば、テーブル11を管理するコンピュータが該電気的信号を受信することで、該位置関係を検出するようにしてもよい。)、ベース部15に対して移動テーブル23が所望位置になるように第1の本リニアモータと第2の本リニアモータとにスライド部分を移動させるようにしてもよい(上述のコンピュータが第1の本リニアモータと第2の本リニアモータとを制御するようにしてもよい。)。
【0026】
以上説明したように、テーブル11のスライド部分を駆動する第1の本リニアモータ(第1シャフト17と第1コイル部31とによって構成される。)は、リニアモータを形成する可動部(ここでは第1コイル部31)及び固定部(ここでは第1シャフト17)のいずれか一方(ここでは固定部たる第1シャフト17)を構成する棒状の内側部分たる第1シャフト17と、内側部分たる第1シャフト17をスライド自在に嵌入する嵌入穴(第1コイル部31のうち第1シャフト17を貫通させている貫通穴。特に、図3を参照されたい。)を有し可動部(ここでは第1コイル部31)及び固定部(ここでは第1シャフト17)のいずれか他方(該一方である固定部ではない可動部たる第1コイル部31)を構成する外側部分たる第1コイル部31と、を備えてなり、内側部分たる第1シャフト17の外面と該嵌入穴の内面(外側部分たる第1コイル部31の内面)との間79に加圧流体(ここでは加圧空気)が供給され静圧軸受が形成されるものである、リニアモータである。また、ここでは外側部分たる第1コイル部31が有するコイル本体71と、内側部分たる第1シャフト17の外面と、の間にも加圧流体(ここでは加圧空気)が供給され静圧軸受が形成される。
【0027】
そして、前記棒状の内側部分たる第1シャフト17が、前記スライドの方向(ここでは第1シャフト17が形成する円筒の軸に略平行な方向(矢印K方向))に対して垂直な断面が円である(第1シャフト17は略直円筒形状を有している。)。
また、内側部分たる第1シャフト17が外面を形成するパイプ63を有し、パイプ63の材質がセラミック(ここでは具体的にはアルミナ)である。
さらに、加圧流体たる加圧空気を供給する流体供給口(ここでは流体供給溝76a、76b)が、外側部分たる第1コイル部31に取り付けられている。
【0028】
同様に、テーブル11のスライド部分を駆動する第2の本リニアモータ(第2シャフト18と第2コイル部41とによって構成される。)は、リニアモータを形成する可動部(ここでは第2コイル部41)及び固定部(ここでは第2シャフト18)のいずれか一方(ここでは固定部たる第2シャフト18)を構成する棒状の内側部分たる第2シャフト18と、内側部分たる第2シャフト18をスライド自在に嵌入する嵌入穴(第2コイル部41のうち第2シャフト18を貫通させている貫通穴。第1の本リニアモータと同様であるので、特に図3を参照されたい。)を有し可動部(ここでは第2コイル部41)及び固定部(ここでは第2シャフト18)のいずれか他方(該一方である固定部ではない可動部たる第2コイル部41)を構成する外側部分たる第2コイル部41と、を備えてなり、内側部分たる第2シャフト18の外面と該嵌入穴の内面(外側部分たる第2コイル部41の内面)との間79に加圧流体(ここでは加圧空気)が供給され静圧軸受が形成されるものである、リニアモータである。また、ここでは外側部分たる第2コイル部41が有するコイル本体71と、内側部分たる第2シャフト18の外面と、の間にも加圧流体(ここでは加圧空気)が供給され静圧軸受が形成される。
【0029】
そして、前記棒状の内側部分たる第2シャフト18が、前記スライドの方向(ここでは第2シャフト18が形成する円筒の軸に略平行な方向(矢印K方向))に対して垂直な断面が円である(第2シャフト18は略直円筒形状を有している。)。
また、内側部分たる第2シャフト18が外面を形成するパイプ63を有し、パイプ63の材質がセラミック(ここでは具体的にはアルミナ)である。
さらに、加圧流体たる加圧空気を供給する流体供給口(ここでは流体供給溝76a、76b)が、外側部分たる第2コイル部41に取り付けられている。
【0030】
そして、上述したように、テーブル11のスライド部分は、前記第1の本リニアモータ及び前記第2の本リニアモータによって駆動される。
また、テーブル11は工作機械の一部をなし、具体的には、工作機械における被加工物(ワーク)を載置面13に載置固定し、移動自在(図2中、移動方向を矢印Kにて示した。)に支持するために用いられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の本リニアモータによって駆動されるテーブルを示す正面図である。
【図2】図1に示したテーブルの左側面図である。
【図3】図1のG−G断面一部拡大図である。
【図4】コイル本体の結線状態を示す図である。
【図5】嵌入型リニアモータよって駆動される従来のテーブルを示す正面図である。
【図6】図5に示したテーブルの左側面図である。
【図7】図5のB−B端面図である。
【符号の説明】
11 テーブル
13 載置面
15 ベース
17 第1シャフト(固定部)
18 第2シャフト(固定部)
19a、19b 支持
20a,20b 支持
23 移動テーブル
23c エンコーダ(ヘッド)
23d 取り付け部
31 第1コイル部(可動部)
33 第1収容部
41 第2コイル部(可動部)
43 第2収容部
51 エンコーダ(スケール)
61 磁石積層物
63 パイプ
70 内側保護壁
71 コイル本体
73 コイル保護部
75a、75b 流体供給部
76a、76b 凹溝
77a、77b 流体流路
79 間隙
81 流路
83 冷却油ユニット
101 従来の(移動)テーブル
103 載置面
105 ベース部
107 シャフト
109a、109b 支持部
111 コイル部
113 移動テーブル
113c エンコーダ(ヘッド)
113d 取り付け部
117 連結部
121、123 静圧ガイド
121a、123a ベース側(ガイドレール)
121b、123b テーブル側(ガイドブロック)
131 エンコーダ(スケール)

Claims (4)

  1. 棒状のパイプ内へ複数の永久磁石を互いに反対の磁極が対向するよう積層埋入してなる固定部の内側部分と、該固定部に於ける上記積層永久磁石の複数を取囲むように配設してなるコイル本体、及び該コイル本体の左右側方へその内部に流体供給路の穿設された円盤体を取付け、且つ上記各円盤体の流体供給路出口端は凹形状で円盤体内周を巡る流体供給溝を形成し、また上記コイル本体はその外周を取囲む状態に冷却体の巡環流路を備えるものとなした可動部の外側部分との両者から構成し、前者の固定部外周を後者の可動部が一定の間隙下でスライドするように嵌入させると共に、後者の可動部はその左右円盤体の各流体供給路に加圧流体を供給し、これにより可動部の左右円盤体間の間隙内に静圧軸受が形成されるものとなしたことを特徴とするリニアモータ。
  2. 棒状のパイプ内へ複数の永久磁石を互いに反対の磁極が対向するよう積層埋入してなる可動部の内側部分と、該可動部に於ける上記積層永久磁石の複数を取囲むように配設してなるコイル本体、及び該コイル本体の左右側方へその内部に流体供給路の穿設された円盤体を取付け、且つ上記各円盤体の流体供給路出口端は凹形状で円盤体内周を巡る流体供給溝を形成し、また上記コイル本体はその外周を取囲む状態に冷却体の巡環流路を備えるものとなした固定部の外側部分との両者から構成し、前者の可動部外周が後者の固定部内周を一定の間隙下でスライドするように嵌入させると共に、後者の固定部はその左右円盤体の各流体供給路に加圧流体を供給し、これにより固定部の左右円盤体間の間隙内に静圧軸受が形成されるものとなしたことを特徴とするリニアモータ。
  3. 請求項1に記載した1箇のリニアモータの固定部を、ベース台上へ支持脚を介して一定高さに支持固定すると共に、該可動部上面に対して被加工物を載置するテーブルを設けた構成を特徴とする工作機械。
  4. 請求項1に記載した2箇のリニアモータの各固定部を、ベース台上へ夫々れ支持脚を介し平行な間隔の一定高さに支持固定すると共に、各可動部はその上面を一体化構造となし、且つ該上面に対して被加工物を載置するテーブルを設けた構成を特徴とする工作機械。
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