JP3951862B2 - スキャンメール送信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャンメール送信システムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スキャナに原稿のイメージデータを生成させ、そのイメージデータファイルを添付ファイルとしたEメールを送信する機能を有する装置が、開発されている。
【0003】
また、そのような装置の中には、受信者に対して送信するEメールのサイズを、その受信者が受信可能な最大サイズ以下とするために、原稿から生成したイメージデータファイルを添付した1つのEメールを送信するのではなく、受信者側で1つのEメールに戻される複数のEメール(以下、分割メールと表示する)を送信することが出来るように構成された装置が、知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、原稿のイメージデータに関する分割メールを送信可能な装置としては、特開平10−322501、特開平10−150464、特開平11−184767、特開平2000−83125、特開平2000−83126、特開平2001−101102等の各公報に記載のものが知られているが、これらの公報に記載の装置は、いずれも、イメージデータのサイズのみに基づき、通常のEメールを送信するか分割メールを送信するかを決定する装置(換言すれば、長い本文データと共にイメージデータをEメールにて送信することが考慮されておらず、そのための機能を有さない装置)となっている。
【0005】
そこで、本発明の課題は、送信者が設定した任意内容の本文データと原稿から生成したイメージデータとをEメールにて確実に当該Eメールの受信者に渡すことが出来るスキャンメール送信システムを、提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスキャンメール送信システムは、スキャナに接続されると共に、電子メールが利用可能なコンピュータネットワークに接続されて使用されるスキャナ制御装置と、当該コンピュータネットワークに接続されて使用されるメール化装置とを含むシステムであって、スキャナ制御装置として、操作者によって出された、送信先アドレスとメール本文データとの指定を伴うスキャンメール送信指示を受け付ける指示受付手段と、この指示受付手段によってスキャンメール送信指示が受け付けられたときに、スキャナに原稿のイメージデータを生成させ、指示受付手段によって受け付けられたスキャンメール送信指示に関する指示情報と、スキャナが生成したイメージデータとをメール化装置に送信するイメージデータ等送信手段とを、備えた装置を含み、メール化装置として、最大送信メールサイズを記憶した最大送信メールサイズ記憶手段と、スキャナ制御装置から受信した指示情報とイメージデータとに基づき、そのイメージデータのファイルを添付ファイルとし、操作者によって指定された送信先アドレス、メール本文データを、それぞれ、宛先アドレス、メール本文とした電子メールであるスキャンメールを作成・送信する手段であって、イメージデータのファイルサイズとメール本文データ及びメールヘッダの合計サイズが、最大送信メールサイズ記憶手段に記憶された最大送信メールサイズを超えていた場合には、それらを受信したメーラーにてスキャンメールに復元される、最大送信メールサイズ以下のサイズの複数の分割スキャンメールを作成・送信するスキャンメール送信手段を、備える装置を含む。
【0009】
すなわち、本発明のスキャンメール送信システムは、スキャナ制御装置とメール化装置とで構成された、メール本文データのサイズを考慮して分割を行うシステムとなっている。従って、本スキャンメール送信システムを用いれば、送信者が設定した任意内容の本文データと原稿から生成したイメージデータとをEメールにて確実に当該Eメールの受信者に渡すことが出来ることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るスキャナ制御装置、スキャンメール送信用サーバの概要を説明する。
【0012】
図1(A)に示したように、本実施形態に係るスキャナ制御装置10は、スキャナ12と直接接続され、本実施形態に係るスキャンメール送信用サーバ40、及び、何台かのユーザPC45とネットワーク接続された形で使用される装置である。なお、スキャンメール送信用サーバ40(メール化装置に相当)とは、スキャナ制御装置10用に開発されたメール送信プログラムがインストールされたコンピュータのことであり、ユーザPC45とは、スキャナ制御装置10用に開発されたユーザ用プログラムがインストールされたコンピュータのことである。
【0013】
このスキャナ制御装置10は、原稿のイメージデータファイルを作成して、作成したイメージデータファイルを添付ファイルとした電子メールを作成・送信する作業(換言すれば、スキャナ制御装置10がない場合には、スキャナ制御用のプログラムとメーラとを用いなければならない作業)を簡単に行える作業環境を複数のユーザに提供するための装置である。すなわち、スキャナ制御装置10は、電子メールが利用可能なネットワークに接続されて使用される装置となっている。
【0014】
また、スキャナ制御装置10は、原稿のイメージデータファイルを添付ファイルとした電子メール(以下、スキャンメールと表記する)を自らが送信するのではなく、スキャンメール送信用サーバ40に送信させる装置となっている。すなわち、スキャナ制御装置10は、スキャンメールの作成に必要な情報(イメージデータ、宛先アドレス、メール本文情報等)を渡すことにより、スキャンメール送信用サーバ40にスキャンメールの送信を依頼する装置となっている。そして、スキャンメール送信用サーバ40にインストールされているメール送信プログラムは、自身がインストールされたコンピュータに、スキャナ制御装置10から与えられた情報に基づきスキャンメールを作成して送信する機能等を付与することが出来るプログラムとなっている。また、詳細については後述するが、スキャンメール送信用サーバ40内に記してある環境設定ファイルは、メール送信プログラムのインストール時に作成され、その後、管理者によってその内容設定(デフォルト値からの変更)が行われるファイルであるとともに、メール送信プログラムによってその内容が参照されるファイルとなっている。
【0015】
また、本スキャナ制御装置10は、図1(B)に模式的に示したような形状の、スキャナ12のみならず、プリンタ14とも接続されて使用される装置となっている。
【0016】
以上のことを前提として、以下、本実施形態に係るスキャナ制御装置10、スキャンメール送信用サーバ30の構成及び動作を具体的に説明する。なお、上記したように、スキャナ制御装置10は、プリンタ14にも接続される装置なのであるが、以下では、スキャナ制御装置10の,スキャンメールに関係する動作についてのみ説明することにする。
【0017】
まず、スキャナ制御装置10のハードウェア構成の説明と、スキャナ制御装置10を実際に使用する前(スキャナ制御装置10にスキャンメールを送信させる前)に、ユーザ及び管理者によって行われなければならない作業の説明とを、行う。
【0018】
図2に示したように、スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31,テンキー部32,CPU21,ROM22,RAM23,通信制御回路24,EEPROM25,LCD制御回路26,入力インタフェース回路(入力I/F)27,ネットワークインタフェース回路(NW-I/F回路)28等で構成されている。
【0019】
タッチスクリーン31は、液晶ディスプレイ(LCD)35上に透明な接触位置センサ36を重ねたデバイスであり、テンキー部32は、テンキー、スタートボタン等からなるユニットである。
【0020】
CPU21は、スキャナ制御装置10内の各部を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定したプログラムやCPU21が利用するデータが記録された不揮発性メモリである。RAM23は、CPU21(プログラム)が各種の情報を一時的に記憶しておくために使用するメモリである。通信制御回路24は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ14との間で情報交換(コマンドの送信、イメージデータの受信、印刷データの送信)を行なうために使用する回路である。LCD制御回路26は、タッチスクリーン31の構成要素である液晶ディスプレイ(LCD)35に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路27は、ユーザがテンキー部32或いはタッチスクリーン31の構成要素である透明な接触位置センサ36に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。ネットワークインタフェース回路28は、スキャンメール送信用サーバ40、ユーザPC45との間で通信を行うためにCPU21が利用する回路である。
【0021】
EEPROM25は、動作条件情報テーブル、スキャンメール情報テーブル等の記憶手段として用いられている書換可能な不揮発性記憶装置である。
【0022】
動作条件情報テーブルは、スキャナ制御装置10のデフォルトの動作条件を規定する各種の情報を記憶しておくためのテーブルである。本スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31、テンキー部32等を操作することによりこの動作条件情報テーブル内の情報を変更できる装置となっている。
【0023】
スキャンメール情報テーブルは、複数のユーザのそれぞれについて、ユーザ名、送信者名称、送信者メールアドレス、複数の宛先情報、複数のメール件名情報、複数のメール本文情報、署名情報等からなるスキャンメール情報を記憶しておくことが出来る構成のテーブルである。本スキャナ制御装置10は、各ユーザが、スキャナ制御装置10を実際に使用する前に、このスキャンメール情報テーブルに自身に関するスキャンメール情報を設定する作業を行っておく必要がある装置となっている。
【0024】
この作業内容を簡単に説明すると、まず、スキャナ制御装置10を利用したいユーザは、管理者に自身用のスキャンメール情報の登録を依頼する。当該依頼を受けた管理者は、そのユーザに割り当てるユーザ名を決定するとともに、スキャンメール送信用サーバ40(メール送信プログラム)を操作することにより、それらを含むスキャンメール情報をスキャナ制御装置10内のスキャンメール情報テーブルに登録する。
【0025】
そして、スキャンメール情報がスキャンメール情報テーブル内に登録されたユーザは、自身のユーザPC45にインストールされているユーザ用プログラムを起動して、自身に割り当てられているユーザ名の指定を伴う所定の操作を行う。この操作により、ユーザPC45には、図3に示したようなダイアログボックスが表示されるので、ユーザは、このダイアログボックスを操作することにより、スキャンメールの宛先情報(宛先名称、宛先Eメールアドレス等からなる情報)、メールの件名、メールの本文を、必要なだけ、設定しておく。
【0026】
さらに、本スキャナ制御装置10は、その使用を開始する前に、管理者が、スキャンメールの最大サイズ等をスキャンメール送信用サーバ40に対して設定する作業を行っておかなければならない装置となっている。
【0027】
スキャンメール送信用サーバ40にインストールされているメール送信プログラムは、この作業を管理者に行わせることが出来るプログラムとなっている。具体的には、スキャンメール送信用サーバ40(メール送信プログラム)は、管理者によって所定手順の操作がなされると、図4に示したようなダイアログボックス、すなわち、メール当たりの最大サイズ、送受信処理のリトライ条件等を設定可能なダイアログボックスを表示する。そして、スキャンメール送信用サーバ40は、このダイアログボックス上の“OK”ボタンが押下された際には、自装置内に記憶されている環境設定ファイルの内容を、ダイアログボックス上の各コントロールの設定値を保持したものに変更する。以下、図4のダイアログボックスに入力された結果として環境設定ファイル内に記憶されたメール当たりの最大サイズのことを、指定最大メールサイズと表記する。
【0028】
次に、図5乃至図10を用いて、スキャナ制御装置10のスキャンメール送信時の動作を説明する。なお、これらの図のうち、図5は、スキャンメール基本操作画面の表示後、スキャンメールを送信する処理が1回完了するまでの間におけるスキャナ制御装置10の動作手順を示した流れ図であり、図6〜図9は、いずれも、この流れ図に従ってスキャナ制御装置10が動作している間に、タッチスクリーン31上に表示される画面の説明図である。また、図10は、スキャンメールの送信をスキャナ制御装置10から依頼されたスキャンメール送信用サーバ40の動作手順を示した流れ図である。
【0029】
図5に示したように、スキャナ制御装置10は、通常の状態では、スキャンメール基本操作画面をタッチスクリーン31上に表示(ステップS101)した後、スキャンメール基本操作画面或いはテンキー部32がユーザによって操作されるのを待機している(ステップS102)。
【0030】
ここで、スキャンメール基本操作画面とは、図7に示したように、原稿のサイズ、原稿から生成するイメージデータの解像度、スキャンメールに添付するイメージデータファイルの形式(PDF、TIFF等)を設定するためのボタン群が示された領域53、宛先を設定するためのボタン51,メールの本文や件名を設定するためのボタン52、ユーザを指定(選択)するためのユーザボタン54等を備えた画面のことである。
【0031】
そして、スキャナ制御装置10は、スタートボタンの押下以外の操作がなされた場合(ステップS102;その他)には、なされた操作に応じた内容の処理をステップS103にて行った後、再び、ステップS102にて、ユーザにより何らかの操作が行われるのを待機する。
【0032】
例えば、スキャンメール基本操作画面上の宛先ボタン51が押下された場合、スキャナ制御装置10は、ユーザボタン54にて選択されているユーザ名を含むスキャンメール情報内の宛先情報群に基づき、図7(A)に示したような宛先設定画面、すなわち、宛先情報の要素である宛先名称(“USER_1”等)がリスト表示される宛先名称表示領域61や、詳細ボタン62、追加ボタン63、決定ボタン64等を備えた宛先設定画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0033】
そして、宛先名称表示領域61内の或る宛先名称が押下された場合、スキャナ制御装置10は、その宛先名称の表示形態を選択されていることを示すもの(本実施形態では、黒枠で囲まれたもの)に変更する。また、追加ボタン63が押下された場合、スキャナ制御装置10は、選択されている宛先名称を宛先名称表示領域61内から消去するとともに、その宛先名称で識別される宛先情報が、スキャンメールの実際の送信先を指定する宛先情報(以下、送信先宛先情報と表記する)として選択されたことを記憶する。
【0034】
また、宛先一覧ボタン65が押下された場合、スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31に表示する画面を、図7(B)に示したような内容の宛先確認画面、すなわち、送信先宛先情報として選択されている宛先情報に関する宛先名称(“USER_8”等)がリスト表示される送信先宛先名称表示領域66等を備えた宛先確認画面に変更する。
【0035】
また、宛先設定画面(図7(A))、宛先確認画面(図7(B))上の詳細ボタン62が押下された場合、スキャナ制御装置10は、選択されている状態にある宛先情報の内容(宛先名称、Eメールアドレス等)を示した宛先詳細画面を、タッチスクリーン31上に表示する。そして、スキャナ制御装置10は、当該画面上に設けられている所定のボタンが押下されたときに、タッチスクリーン31の表示内容を宛先詳細画面を表示する前に表示していたもの(宛先設定画面或いは宛先確認画面)に戻す。
【0036】
また、宛先設定画面、宛先確認画面上の決定ボタン64が押下された場合、スキャナ制御装置10は、宛先ボタン51の内部に“宛先:設定済”が示されたスキャンメール基本操作画面(図6参照)をタッチスクリーン31上に表示する。
【0037】
そして、スキャンメール基本操作画面上のメール情報参照ボタン52が押下された場合、スキャナ制御装置10は、図8に示したようなメール情報設定・確認画面をタッチスクリーン31上に表示する。また、スキャナ制御装置10は、このメール情報設定・確認画面上の本文ボタン72が押下された場合には、図9に示したように、ユーザが、自身が設定しておいたメール本文情報の中から1個のメール本文情報を選択できるメール本文設定画面を、タッチスクリーン31上に表示する。そして、このメール本文設定画面上のボタン81,82が操作された場合、スキャナ制御装置10は、メール本文設定画面内に表示するメール本文情報を、スキャンメール情報内での順番が1つ前/1つ後ろのメール本文情報に変更する。また、スキャナ制御装置10は、決定ボタン83が押下された際には、表示中のメール本文情報が、これから送信するスキャンメールに使用すべきメール本文情報として選択されたことを記憶して、タッチスクリーン31上に表示する画面をメール情報設定・確認画面に戻す。そして、メール情報設定・確認画面上の“OK”ボタンが押下された際には、タッチスクリーン31上に再びスキャンメール基本操作画面を表示する。
【0038】
なお、スキャナ制御装置10は、メール情報設定・確認画面上の件名ボタン71が押下された場合にも、メール本文設定画面と同様の構成のメール件名設定画面をタッチスクリーン31に表示する。
【0039】
そして、スキャンメール基本操作画面がタッチスクリーン31に表示されている状態で、スタートボタンが押下された際(図5:ステップS102;スタートボタン押下)、スキャナ制御装置10は、必要な情報が全て設定されていることを確認した上(図示せず)で、スキャナ12に対して原稿の読み取り(原稿上の画像を表すイメージデータの生成)を指示するコマンドを送信する(ステップS104)。その後、スキャナ制御装置10は、ユーザによって設定されている件名情報、メール本文情報、幾つか(少なくとも1つ)の宛先情報、ファイル形式情報等からなるスキャンメール送信条件情報を、スキャンメール送信用サーバ40に送信するとともに、スキャナ12から送信されてくるイメージデータをスキャンメール送信用サーバ40に転送する処理(ステップS105)を行う。そして、スキャナ制御装置10は、全てのイメージデータの転送が完了した際に、ステップS105の処理を終了する。
【0040】
一方、スキャンメール送信条件情報とイメージデータとをスキャナ制御装置10から受信したスキャンメール送信用サーバ40では、図10に示したように、メール送信プログラムの制御下、受信したイメージデータから、受信したスキャンメール送信条件情報内のファイル形式情報にて示されているファイル形式のイメージデータファイルを作成する処理(ステップS201)が行われる。次いで、受信したスキャンメール送信条件情報に含まれていたメール本文情報をメール本文に用い、作成したイメージデータファイルを添付ファイルとしたEメール(スキャンメール)のサイズ(メール本文情報、イメージデータファイルに対してBASE64変換を行ったもの)が、指定最大メールサイズ(図では、指定サイズ)を超えるか否かが判断される(ステップS202)。
【0041】
そして、受信したスキャンメール送信条件情報に含まれていたメール本文情報をメール本文に用い、作成したイメージデータファイルを添付ファイルとしたEメールのサイズが、指定最大メールサイズを超えない場合(ステップS202;NO)には、スキャナ制御装置10から与えられた情報に基づき、1つのスキャンメールを作成して送信する処理(ステップS203)が、行われる。
【0042】
一方、受信したスキャンメール送信条件情報に含まれていたメール本文情報をメール本文に用い、作成したイメージデータファイルを添付ファイルとしたEメールのサイズが、指定最大メールサイズを超える場合(ステップS202;YES)には、メール本文情報とイメージデータファイルとを分割して、サイズが指定最大メールサイズ以下の幾つかのスキャンメールを作成して送信する処理(ステップS204)が、行われる。
【0043】
以上、説明したように、本実施形態に係るスキャナ制御装置10は、メール本文情報のサイズを考慮して分割を行う装置となっているので、本スキャナ制御装置10を用いれば、送信者が設定した任意内容の本文データと原稿から生成したイメージデータとをEメールにて確実に当該Eメールの受信者に渡すことが出来ることになる。
【0044】
<変形形態>
実施形態のスキャナ制御装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、スキャナ制御装置10は、スキャンメール送信用サーバ40にスキャンメールを送信させる装置であったが、スキャナ制御装置10にスキャンメールを送信する機能を付与しておいても良い。また、分割がページ単位で行われるように(各分割メールに整数ページ分のイメージデータが含まれるように)、スキャナ制御装置10及びスキャンメール送信用サーバ40(主としてスキャンメール送信用サーバ40)を構成しておいても良い。
【0045】
また、タッチスクリーン31等を操作することにより、スキャンメール情報の設定が行えるように、スキャナ制御装置10を変形しておいてもよいことや、スキャナ制御装置10に表示させる各種画面を、上記したものとは異なるものとしておいても良いことは当然である。
【0046】
【発明の効果】
本発明のスキャナ制御装置によれば、各ユーザによって設定された宛先情報等の内容を他ユーザが確認・利用することが困難になるので、その結果として、記憶されている宛先情報等が悪用されることを防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るスキャナ制御装置の使用形態の説明図である。
【図2】 実施形態に係るスキャナ制御装置のハードウェア構成図である。
【図3】 ユーザPCにインストールされたユーザ用プログラムが表示するダイアログボックスの説明図である。
【図4】 スキャンメール送信用サーバにインストールされたメール送信プログラムが表示するダイアログボックスの説明図である。
【図5】 スキャナ制御装置の動作手順を示した流れ図である。
【図6】 スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるスキャンメール基本操作画面の説明図である。
【図7】 スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示される宛先設定画面、宛先確認画面の説明図である。
【図8】 スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるメール情報設定・確認画面の説明図である。
【図9】 スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるメール本文情報選択画面の説明図である。
【図10】 スキャンメール送信用サーバの動作手順を示した流れ図である。
【符号の説明】
10 スキャナ制御装置
12 スキャナ
14 プリンタ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御回路
25 EEPROM
26 LCD制御回路
27 入力インタフェース回路
28 ネットワークインタフェース回路
31 タッチスクリーン
32 テンキー部
40 スキャンメール送信用サーバ
45 ユーザPC
Claims (1)
- スキャナに接続されると共に、電子メールが利用可能なコンピュータネットワークに接続されて使用されるスキャナ制御装置と、当該コンピュータネットワークに接続されて使用されるメール化装置とで構成されるスキャンメール送信システムであって、
前記スキャナ制御装置は、
操作者によって出された、送信先アドレスとメール本文データとの指定を伴うスキャンメール送信指示を受け付ける指示受付手段と、
この指示受付手段によって前記スキャンメール送信指示が受け付けられたときに、前記スキャナに原稿のイメージデータを生成させ、前記指示受付手段によって受け付けられた前記スキャンメール送信指示に関する指示情報と、前記スキャナが生成したイメージデータとを前記メール化装置に送信するイメージデータ等送信手段
とを、備え、
前記メール化装置は、
最大送信メールサイズを記憶した最大送信メールサイズ記憶手段と、
前記スキャナ制御装置から受信した前記指示情報と前記イメージデータとに基づき、そのイメージデータのファイルを添付ファイルとし、前記操作者によって指定された前記送信先アドレス、前記メール本文データを、それぞれ、宛先アドレス、メール本文とした電子メールであるスキャンメールを作成・送信する手段であって、前記イメージデータのファイルサイズと前記メール本文データ及びメールヘッダの合計サイズが、前記最大送信メールサイズ記憶手段に記憶された最大送信メールサイズを超えていた場合には、それらを受信したメーラーにて前記スキャンメールに復元される、前記最大送信メールサイズ以下のサイズの複数の分割スキャンメールを作成・送信するスキャンメール送信手段
を、備える
ことを特徴とするスキャンメール送信システム。
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