JP3951036B2 - 動的小数点方式、動的小数点演算方法、並びに2次元逆離散コサイン変換方法及びその装置 - Google Patents

動的小数点方式、動的小数点演算方法、並びに2次元逆離散コサイン変換方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、動的小数点方式、動的小数点演算方法、並びに2次元逆離散コサイン変換方法及びその装置に関し、さらに詳しくは、固定小数点方式と浮動小数点方式との間の中間的な動的小数点方式、その方式を用いた動的小数点演算方法、並びにその演算方法を用いた2次元逆離散コサイン変換方法及びその装置に関する。
JPEG(Joint Photographic Expert Group)、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)などの画像圧縮では、画像データを離散コサイン変換(DCT;Discrete Cosine Transform)した後、量子化することにより符号化処理を行っている。一方、圧縮された画像データを元に戻す復号処理では、上記と逆に、圧縮された画像データを逆量子化した後、逆離散コサイン変換(IDCT;Inverse Discrete Cosine Transform)している。
画像データは2次元データであるから、符号化処理では2次元DCTを行い、復号処理では2次元IDCTを行う。N×N画素の元の画像データをf(x,y)(x,y=0〜N−1)とし、DCT後の画像データをF(u,v)(u,v=0〜N−1)とすると、2次元DCTは次の式(1)で、2次元IDCTは次の式(2)で表される。
Figure 0003951036
また、2次元DCTは次の式(3)及び(4)で表される1次元DCTに分解され、2次元IDCTは次の式(5)及び(6)で表される1次元IDCTに分解される。
Figure 0003951036
式(3)〜(6)から明らかなように、2次元DCTは1次元DCTを2回、2次元IDCTは1次元IDCTを2回行うことにより演算することができる。
しかし、いずれの場合も、1回目の演算結果を使用して2回目の演算を行うため、1回目の演算結果の精度により2回目の演算結果の精度が左右される。1回目の演算結果の精度を高めるためには1回目の演算結果の桁数を多く取って2回目の演算を行えばよいが、2回目の演算は1回目の演算が全て終了した後に行うので、1回目の演算結果はメモリに一時的に待避しておかなければならない。メモリ内に大きな待避領域を確保することは好ましくなく、また、メモリが有限なハードウエア資源である以上、確保可能な待避領域には一定の限界がある。
したがって、実在する符号化器又は復号器では小数点以下を3ビット程度に固定した固定小数点方式で演算を行っている。下記の特許文献1に開示されている逆離散コサイン変換方法もやはり小数点以下を4ビット(第11〜第14ビット)に固定している。
一般に、固定小数点方式は小数点以下のビット数を一定にしているため、浮動小数点方式よりも演算精度は低い。画像圧縮では演算対象となる数値範囲が限られていることから、演算可能な数値範囲の広い浮動小数点方式ではなく、演算速度の速い固定小数点方式が採用されている。
特開平10−149350号公報
本発明の目的は、浮動小数点方式よりも低いが、固定小数点方式よりも高い演算精度を確保することができる動的小数点方式を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、小数点の丸め誤差の累積を抑えることができる動的小数点数演算方法を提供することである。
本発明のさらにもう1つの目的は、離散コサイン変換後のデータを元のデータに高い精度で戻すことができる逆離散コサイン変換方法及びその装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による動的小数点方式は、少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、判断の結果、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき小数の下位iビットを除きi+jビットの整数とk−iビットの小数とをメモリに登録し、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき整数の上位iビットを除きjビットの整数とkビットの小数とをメモリに登録するステップとを備える。
この動的小数点方式では、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きい場合、整数用にi+jビットが確保される。一方、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さい場合、整数用にjビットが確保され、余ったiビットが小数に割り当てられる。したがって、数値を登録するためのメモリ容量を拡張することなく、数値の精度を高くすることができる。その結果、浮動小数点方式よりも低いが、固定小数点方式よりも高い演算精度を確保することができる。
好ましくは、上記動的小数点方式はさらに、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいときフラグを第1の状態に設定し、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいときフラグを第2の状態に設定するステップを備える。
この場合、小数点の位置はフラグで判別可能である。
本発明による動的小数点数演算方法は、少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む数値を算出するステップと、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、判断の結果、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき小数の下位iビットを除きi+jビットの整数とk−iビットの小数とをメモリに登録し、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき整数の上位iビットを除きjビットの整数とkビットの小数とをメモリに登録するステップと、メモリから数値を順次読み出してその数値に所定の数値を乗算し、その積を累算する積和演算ステップとを備える。
この動的小数点演算方法では、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きい場合、整数用にi+jビットが確保される。一方、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さい場合、整数用にjビットが確保され、余ったiビットが小数に割り当てられる。したがって、数値を登録するためのメモリ容量を拡張することなく、数値の精度を高くすることができる。その結果、その数値の積和演算で発生する丸め誤差の累積を小さく抑えることができる。
本発明による2次元逆離散コサイン変換方法は、少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む第1のテンポラリデータを算出する第1のIDCTステップと、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、判断の結果、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき小数の下位iビットを除きi+jビットの整数とk−iビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録し、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき整数の上位iビットを除きjビットの整数とkビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録するステップと、メモリから第2のテンポラリデータを順次読み出してその第2のテンポラリデータを1次元逆離散コサイン変換する第2のIDCTステップとを備える。
本発明による2次元逆離散コサイン変換装置は、少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む第1のテンポラリデータを算出する第1のIDCT手段と、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断する手段と、判断の結果、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき小数の下位iビットを除きi+jビットの整数とk−iビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録し、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき整数の上位iビットを除きjビットの整数とkビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録する手段と、メモリから第2のテンポラリデータを順次読み出してその第2のテンポラリデータを1次元逆離散コサイン変換する第2のIDCT手段とを備える。
この2次元逆離散コサイン変換方法及び装置では、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きい場合、整数用にi+jビットが確保される。一方、数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さい場合、整数用にjビットが確保され、余ったiビットが小数に割り当てられる。したがって、数値を登録するためのメモリ容量を拡張することなく、数値の精度を高くすることができる。その結果、その数値の1次元離散コサイン変換で発生する丸め誤差の累積を小さく抑え、離散コサイン変換後のデータを元のデータに高い精度で戻すことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、圧縮された2次元の画像データQF(u,v)を展開して2次元の画像データf'(x,y)を生成する復号装置10の全体構成を示す。復号装置10は、圧縮された画像データQF(u,v)を逆量子化してデータF"(u,v)を算出する量子化部12と、データF"(u,v)を飽和処理してデータF'(u,v)を算出する飽和処理部14と、データF'(u,v)を2次元逆離散コサイン変換して画像データf'(x,y)を算出する2次元IDCT部16とを備える。
一般にIDCTは8×8画素のブロック単位で行われるので、以下では上記式(2),(5),(6)をN=7として具体的に説明する。
図2は、2次元IDCT部16の構成を示す機能ブロック図である。2次元IDCT部16は、1次元逆離散コサイン変換を行う2つの1次元IDCT部18及び20と、IDCTテーブルを記憶したRAM(Random Accesses Memory)22と、1次元IDCT部18から出力される30ビットのテンポラリデータt'(x,v)を16ビットのテンポラリデータt"(x,v)に制限しかつ丸めるリミット/ラウンド部24とを含む。
図3は、式(5)を行列で表したものである。IDCTテーブルは8×8個のIDCT係数C(x,u)を有する。
飽和処理部14で算出された8×8個のデータF'(u,v)の中から1列ずつ列データF'(k,v)が抽出される。列データF'(k,v)の各数値は、IDCTテーブルにおける対応するIDCT係数C(x,k)と乗算され(181)、それらの積が累算される(182)。これらの乗算及び累算は、IDCTテーブルにおける対応する1行にある8個のIDCT係数C(x,k)全てについて繰り返される(183)。その結果、テンポラリデータt'(x,v)が得られる。テンポラリデータt'(x,v)の各数値は次の式(7)で表される。
t'(x,v)=C(x,0)×F'(k,0)+C(x,1)×F'(k,1)+C(x,2)×F'(k,2)+C(x,3)×F'(k,3)+C(x,4)×F'(k,4)+C(x,5)×F'(k,5)+C(x,6)×F'(k,6)+C(x,7)×F'(k,7)…(7)
算出されたテンポラリデータt'(x,v)はリミット/ラウンド部24を経てテンポラリデータt"(x,u)として外部RAM26に格納される。8列分の列データF'(k,v)全てについて1次元IDCT部18による1次元逆離散コサイン変換が終了すると、図4に示したt"(x,v)が外部RAM26に格納されることになる。
ここで図5及び図6を参照して、リミット/ラウンド部24の詳細を説明する。
1次元IDCT部18で算出されたテンポラリデータt'(x,v)の各数値は、1ビットの符号ビットSと、13ビットの整数と、16ビットの小数とからなる。
リミット/ラウンド部24は、テンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127か否か(テンポラリデータt'(x,v)の絶対値が127よりも大きいか否か)、具体的には、第23〜第28ビットのいずれかが「1」か否かを判断する(S1)。
第23〜第28ビットのいずれかが「1」の場合、モードフラグMFを「0」に設定するとともに(S2)、13ビットの整数を11ビットの整数に制限し、16ビットの小数を4ビットの小数に丸める(S3)。その結果、1ビットの符号ビットSを含む16ビットのテンポラリデータt"(x,v)が得られる。この場合を「モード0」という。
一方、第23〜第28ビットの全てが「0」の場合、モードフラグMFを「1」に設定するとともに(S4)、13ビットの整数を7ビットの整数に制限し、16ビットの小数を8ビットの小数に丸める(S5)。その結果、1ビットの符号ビットSを含む16ビットのテンポラリデータt"(x,v)が得られる。この場合を「モード1」という。
リミット/ラウンド部24は、得られた16ビットのテンポラリデータt"(x,v)を1ビットのモードフラグMFとともに外部RAM26に格納する(S6)。
IDCTでは、DC(直流)成分のデータF'(0,0)は大きい数値になる可能性が高い。したがって、このデータF'(0,0)を上記積和演算に用いて得たテンポラリデータt'(x,v)も大きい数値になる可能性が高い。本実施の形態ではテンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127以外の場合、整数用に11ビット(符号ビットSを含まない)を確保しているので、ほとんどの場合、オーバーフローを避けることができる。
一方、AC(交流)成分のデータF'(u,v)(u又はv≠0)は小さい数値になる可能性が高い。したがって、このデータF'(u,v)を上記積和演算に用いて得たテンポラリデータt'(x,v)も小さい数値になる可能性が高い。本実施の形態ではテンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127の場合、小数用に8ビットを確保しているので、十分な精度を持ったテンポラリデータt"(x,v)を次の1次元IDCT部20に与えることができる。
外部RAM26に格納された8×8個のテンポラリデータt"(x,v)の中から1行ずつ行データt'(x,j)が読み出され、1次元IDCT部20に入力され、2回目の1次元逆離散コサイン変換が行われる。具体的には、行データt"(k,j)の各数値は、IDCTテーブルにおける対応するIDCT係数と乗算され(201)、それらの積が累算され(202)、これらの乗算及び累算はIDCTテーブルにおける対応する1列にある8個のIDCT係数全てについて繰り返される(203)。その結果、展開された画像データf'(x,y)が得られる。
以上のように本実施の形態によれば、リミット/ラウンド部24において、テンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127以外の場合、整数用に11ビット(符号ビットSを含まない)が確保されるが、テンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127の場合、整数用の4ビットが小数用に割り当てられ、小数用に8ビットが確保されるので、十分な精度を持ったテンポラリデータt"(x,v)が次の1次元IDCT部20に与えられる。したがって、テンポラリデータt"(x,v)を待避するための外部RAM26の容量を増やすことなく、2次元逆離散コサイン変換の精度を高くすることができる。その結果、画像の復元精度が高くなる。
上記実施の形態ではテンポラリデータt'(x,v)の整数が−128〜+127か否かを判断しているが、このしきい値は特に限定されるものではなく、画像の復元精度が高くなるように適宜定めればよい。また、上記のビット数も一例に過ぎず、特に限定されるものではない。また、上記実施の形態は本発明をJPEG又はMPEG用のIDCTに適用したものであるから符号ビットSが存在するが、一般的な演算では存在しない場合もある。
また、上記実施の形態では本発明はIDCT部16に適用されているが、飽和処理部14に適用してもよい。飽和処理部14は、図7に示すように、21ビットのデータF"(u,v)(範囲:−1048576〜+1048577)を12ビットのデータF'(u,v)に制限する。
具体的には、まずデータF"(u,v)を「8」で除算する。「8」による除算は、データF"(u,v)の小数点を3桁繰り上げることに相当する。除算により得られた商については小数点以下3ビットの小数を丸める。これにより18ビットのデータFt"(u,v)(範囲:−131072〜+131071)が得られる。
次に、18ビットのデータFt"(u,v)を12ビットのデータF'(u,v)に制限する。すなわち、Ft"(u,v)>2047のときはF'(u,v)=2047とし、−2048≦Ft"(u,v)≦2047のときはF'(u,v)=Ft"(u,v)とし、Ft"(u,v)≦−2048のときはF'(u,v)=−2048とする。
このとき、データFt"(u,v)の整数が−256〜+255か否か、具体的には、第8〜第16ビットのいずれかが「1」か否かを判断する。第8〜第16ビットのいずれかが「1」の場合、モードフラグMFを「0」に設定し(モード0)、従来通り11ビット全てを整数に割り当てる。一方、第8〜第16ビットの全てが「0」の場合、モードフラグMFを「1」に設定し(モード1)、8ビットを整数に割り当て、残りの3ビットを上記除算により得られた商の小数に割り当てる。
この飽和処理部14によれば、モード0では整数用に11ビットが確保されるのでオーバーフローを避けることができ、モード1では整数用の余った3ビットが小数用に割り当てられるので、十分な精度を持ったデータF'(u,v)が次のIDCT16に与えられる。したがって、データF'(u,v)を格納するためのレジスタのビット数を拡張することなく12ビットに固定し、2次元逆離散コサイン変換の精度をさらに高くすることができる。
また、上記実施の形態では1ビットのモードフラグMFを使用しているが、2ビット又はそれ以上のモードフラグを使用してもよい。たとえば2ビットのモードフラグを使用すれば4通りのモードを実現できるので、大きいか否かの判断基準となる数値を3通り設定することができる。
また、復号装置10の全部をハードウエアで構成してもよいが、全部又は一部をソフトウエアで構成してもよい。
また、上記実施の形態では本発明はIDCTに適用されているが、DCTその他の直交変換及び逆直交変換にも適用される。また、本発明は小数の丸め誤差を累積することになる積和演算に適用されるのが好ましいが、特にそれに限定されない。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明による動的小数点方式、動的小数点数演算方法、並びに2次元逆離散コサイン変換方法及びその装置は、あらゆる2進演算に利用可能であるが、特に圧縮画像の復号器に利用可能である。
本発明の実施の形態による復号装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した復号装置及び外部RAMの構成を示す機能ブロック図である。 図2中の1次元離散コサイン変換を行列で表した数式である。 図2中の1次元離散コサイン変換で得られるテンポラリデータの構成を示す図である。 図2中のリミット/ラウンドの処理を示す概念図である。 図5に示したリミット/ラウンドの処理のフロー図である。 図1中の飽和処理を示す概念図である。
符号の説明
10 復号装置
12 量子化部
14 飽和処理部
16 IDCT部
18,20 1次元IDCT部
24 リミット/ラウンド部
26 外部RAM
MF モードフラグ

Claims (9)

  1. 少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、
    判断の結果、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき前記小数の下位iビットを除き前記(i+j)ビットの整数と(k−i)ビットの小数とをメモリに登録し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記整数の上位iビットを除きjビットの整数と前記kビットの小数とを前記メモリに登録するステップとを備えたことを特徴とする動的小数点方式。
  2. 請求項1に記載の動的小数点方式であってさらに、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいときフラグを第1の状態に設定し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記フラグを第2の状態に設定するステップを備えたことを特徴とする動的小数点方式。
  3. 少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む数値を算出するステップと、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、
    判断の結果、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき前記小数の下位iビットを除き前記(i+j)ビットの整数と(k−i)ビットの小数とをメモリに登録し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記整数の上位iビットを除きjビットの整数と前記kビットの小数とを前記メモリに登録するステップと、
    前記メモリから数値を順次読み出してその数値に所定の数値を乗算し、その積を累算する積和演算ステップとを備えたことを特徴とする動的小数点演算方法。
  4. 請求項3に記載の動的小数点演算方法であってさらに、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいときフラグを第1の状態に設定し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記フラグを第2の状態に設定するステップを備えたことを特徴とする動的小数点演算方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の動的小数点演算方法であって、
    前記積和演算ステップは逆離散コサイン変換ステップを含むことを特徴とする動的小数点演算方法。
  6. 入力データを1次元逆離散コサイン変換して少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む第1のテンポラリデータを算出する第1のIDCTステップと、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断するステップと、
    判断の結果、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき前記小数の下位iビットを除き前記(i+j)ビットの整数と(k−i)ビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記整数の上位iビットを除きjビットの整数と前記kビットの小数とを第2のテンポラリデータとして前記メモリに登録するステップと、
    前記メモリから第2のテンポラリデータを順次読み出してその第2のテンポラリデータを1次元逆離散コサイン変換する第2のIDCTステップとを備えたことを特徴とする2次元逆離散コサイン変換方法。
  7. 請求項6に記載の2次元逆離散コサイン変換方法であってさらに、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいときフラグを第1の状態に設定し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記フラグを第2の状態に設定するステップを備えたことを特徴とする2次元逆離散コサイン変換方法。
  8. 入力データを1次元逆離散コサイン変換して少なくとも{i(≧1)+j(≧0)}ビットの整数と少なくともk(≧i)ビットの小数とを含む第1のテンポラリデータを算出する第1のIDCT手段と、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいか否かを判断する手段と、
    判断の結果、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいとき前記小数の下位iビットを除き前記(i+j)ビットの整数と(k−i)ビットの小数とを第2のテンポラリデータとしてメモリに登録し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記整数の上位iビットを除きjビットの整数と前記kビットの小数とを第2のテンポラリデータとして前記メモリに登録する手段と、
    前記メモリから第2のテンポラリデータを順次読み出してその第2のテンポラリデータを1次元逆離散コサイン変換する第2のIDCT手段とを備えたことを特徴とする2次元逆離散コサイン変換装置。
  9. 請求項8に記載の2次元逆離散コサイン変換装置であってさらに、
    前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも大きいときフラグを第1の状態に設定し、前記数値の絶対値がjビットで表現可能な整数の最大値よりも小さいとき前記フラグを第2の状態に設定する手段を備えたことを特徴とする2次元逆離散コサイン変換装置。

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