JP3950869B2 - レーザ照射装置及びレーザ照射方法 - Google Patents

レーザ照射装置及びレーザ照射方法 Download PDF

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本発明は、レーザ照射装置及びレーザ照射方法に関し、特に基板の表面にパルスレーザ光を繰り返し入射させながら、パルスレーザ光の光軸及び基板の一方を他方に対して移動させるレーザ照射装置及びレーザ照射方法に関する。
表面がアモルファスシリコンによって構成された基板にパルスレーザ光を入射させ、パルスレーザ光が入射した位置のアモルファスシリコンを多結晶化するアニール技術が知られている(特許文献1参照)。また、表面が有機材料膜によって構成された基板にパルスレーザ光を入射させ、パルスレーザ光が入射した位置の有機材料膜をアブレーションにより除去する技術が知られている(特許文献2参照)。
これらの技術では、基板の表面にパルスレーザ光を繰り返し入射させながら、パルスレーザ光の光軸に対して基板を移動させる。これにより、基板の表面上でパルスレーザ光のビームスポットの位置を移動させることができる。こうして基板表面のアニールすべき領域を全域にわたってアニールする。また、基板表面のアブレーションさせるべき領域を全域にわたってアブレーションさせる。
特開平5−090191号公報 特開2002−248589号公報
パルスレーザ光を繰り返し入射させる過程で基板が熱膨張し、これに伴なって基板表面の領域も拡大する。そのため、基板の熱膨張を考慮せずにビームスポットを移動させたのでは、アニールすべき領域を全域にわたってアニールすることができない場合がある。また、アブレーションさせるべき領域を全域にわたってアブレーションさせることができない場合がある。このような場合、アニールや除去加工の加工品質が低下する。
本発明の目的は、基板の熱膨張等に起因して、アニールや除去加工等の加工品質が低下してしまうことを防止することのできる技術を提供することにある。
本発明の一観点によれば、
基板を、その表面に平行な方向の熱膨張を許容した状態で保持する保持台と、
前記保持台によって保持された基板の表面に入射するパルスレーザ光を繰り返し出射するパルスレーザ光出射装置と、
前記パルスレーザ光出射装置から出射されるパルスレーザ光の入射位置が、前記保持台によって保持された基板の表面上で、1パルス毎又は複数パルス毎に移動するように、前記パルスレーザ光の光軸及び前記保持台の一方を他方に対して移動させる移動機構と
を備えたレーザ照射装置において、
前記保持台に対して固定的に設けられており、前記基板の表面に平行な方向に関し、前記保持台によって保持された基板の端面の位置の、該保持台に対する変位量を測定するレーザ変位計と、
前記保持台に保持された基板に、前記パルスレーザ光出射装置から出射されたパルスレーザビームを照射している途中に、前記レーザ変位計の測定結果に基づいて、前記パルスレーザ光出射装置による前記パルスレーザ光の出射のタイミング及び1パルス毎又は複数パルス毎に行われる前記移動機構による移動の量の少なくともいずれか一方を随時更新する制御装置と
を備えたレーザ照射装置が提供される。
保持台に対する基板の端面の位置の変位量に基づいて、パルスレーザ光出射装置によるパルスレーザ光の出射のタイミング及び1パルス毎又は複数パルス毎に行われる移動機構による移動の量の少なくともいずれか一方を随時制御することにより、パルスレーザ光の入射による基板の熱膨張等に起因してアニールや除去加工等の加工品質が低下してしまうことを防止できる。
図3を参照して、まず比較例によるアニール方法について説明する。図3は、アニール処理の対象となる基板Wの平面図である。基板Wは、ガラス基板の上にアモルファスシリコン膜を形成したものである。アモルファスシリコン膜が、基板Wの表面を構成している。基板Wの表面にパルスレーザ光を入射させ、パルスレーザ光が入射した領域のアモルファスシリコン膜を多結晶化させる。
平面視において基板Wは長方形であり、その一辺に平行な方向をX方向とし、その辺と隣り合う辺に平行な方向をY方向とするXY直交座標系を考える。図3の右から左に向う方向をX軸の正方向とし、下から上に向う方向をY軸の正方向とする。パルスレーザ光のビームスポットSが、基板W表面におけるX方向一端部の第1の位置PからX軸の正方向に他端部の第2の位置Pまで移動し、次にY軸の正方向に第2の位置Pから第3の位置Pまで移動し、次にX軸の負方向に第3の位置PからX方向一端部の第4の位置Pまで移動するように、基板Wをパルスレーザ光の光軸に対して移動させる。
基板Wの表面上でビームスポットSは正方形又は長方形状をなしており、そのサイズはパルス間で一定である。従って、ビームスポットSをX方向に移動させる際は、パルス間での基板Wの移動量をビームスポットSのX方向の長さと同一の値とし、ビームスポットSをY方向に移動させる際は、パルス間での基板Wの移動量をビームスポットSのY方向の長さと同一の値とすれば、ビームスポットSを前回のショットのパルスレーザ光によってアニールされた領域と接するように移動させることができ、その結果、第1の位置Pから第4の位置PまでのビームスポットSの移動経路を隙間無くアニールすることができるようにもみえる。
ところが、ビームスポットSを上述のようにして移動させる間に基板Wが熱膨張する。そのため、基板Wの熱膨張を考慮せずにビームスポットを移動させた場合、基板W表面を隙間無くアニールすることができない場合がある。即ち、基板Wが熱変形しないという仮定の下では、パルス間での基板Wの移動量が固定的であっても、アニールすべき領域に隙間無くビームスポットを配置することはできる。しかし、ビームスポットSを移動させる途中で基板Wが熱膨張する場合、パルス間での基板Wの移動量を固定したのでは、基板W表面を隙間無くアニールすることができない場合がある。
図4(A)に、パルスレーザ光によってアニールされた領域と、本来アニールすべき領域との間にX方向に隙間が生じている様子を示す。破線で示す輪郭Wは、図3の第1の位置Pにパルスレーザ光を入射させた時点(以下、第1の時点という。)における基板Wの端面の位置を示す。一方、実線で示す輪郭Wは、図3の第4の位置Pにパルスレーザ光を入射させた時点(以下、第2の時点という。)における基板Wの端面の位置を示す。図3の第1の位置Pから第4の位置PまでビームスポットSを移動させる間に基板Wが熱膨張したことにより、基板Wの端面のX方向の位置が移動している。
また、破線で示す位置Aは、図3の第1の位置Pに入射させたパルスレーザ光によりアニールされた領域の第1の時点における位置を示す。実線で示す位置Aは、そのアニールされた領域の第2の時点おける位置を示す。基板Wの熱膨張に伴い、アニールされた領域の位置も移動している。
このように、図3の第1の位置Pから第4の位置PまでビームスポットSを移動させる間に基板Wが熱膨張するため、基板Wの熱膨張を考慮せずに第1の時点における基板W表面上の第4の位置Pに相当する位置Bにパルスレーザ光を入射させたのでは、そのパルスレーザ光によってアニールされた領域と、本来アニールすべき領域との間に、X方向にΔXの隙間が生じてしまう。
図4(B)に、パルスレーザ光によってアニールされた領域と、本来アニールすべき領域との間にY方向に隙間が生じている様子を示す。破線で示す輪郭Wは、図3の第1の位置Pにパルスレーザ光を入射させた時点(第1の時点)における基板Wの端面の位置を示す。実線で示す輪郭Wは、図3の第5の位置Pにパルスレーザ光を入射させた時点(以下、第3の時点という。)における基板Wの端面の位置を示す。図3の第1の位置Pから第5の位置PまでビームスポットSを移動させる間に基板Wが熱膨張したことにより、基板Wの端面のY方向の位置が移動している。
このため、基板Wの熱膨張を考慮せずに第1の時点における基板W表面上の第5の位置Pに相当する位置Cにパルスレーザ光を入射させたのでは、そのパルスレーザ光によってアニールされた領域と、本来アニールすべき領域との間に、Y方向にΔYの隙間が生じてしまう。
ΔX及びΔYは、0.1μm以下であれば許容されるが、それを超えるとアニールの加工品質が低下する。なお、基板Wのサイズが730mm×920mmで、ビームスポットのサイズが10mm×10mmである場合には、ΔX及びΔYは約1μm程度になる。また、ΔX及びΔYの値は、基板Wのサイズが大きい程、大きな値になると考えられる。そこで、近年の基板サイズの大型化に伴なってΔX及びΔYの値を低減することのできる技術が望まれる。これについて以下に説明する。
図1に、実施例によるアニール装置の概略図を示す。基板Wが、アニール処理の対象物である。基板Wは、ガラス基板上にアモルファスシリコン膜が形成された構造を有する。アモルファスシリコン膜が、基板Wの表面を構成している。基板Wの表面にパルスレーザ光Lを入射させ、パルスレーザ光Lが入射した領域のアモルファスシリコン膜を多結晶化させる。
保持台1が、基板Wを保持している。保持台1は、真空チャックによって構成されている。即ち、保持台1には保持面1aが画定されていて、その保持面1aには、真空ポンプに通じる吸引路の一端が複数開口している。その吸引路が真空ポンプによって真空引きされることにより、基板Wが保持面1aに吸着される。保持面1aには、基板Wの面内方向の位置を規制する位置規制部材が設けられていない。従って、基板Wが保持面1aとの摩擦力等に抗して面内の全方向に熱膨張することが許容されている。
変位計2が、保持台1に対して固定的に設けられている。変位計2は、保持台1によって保持された基板Wの端面の位置の、保持面1aに対する変位量を測定する。即ち、基板Wが熱膨張した場合、基板Wの端面の位置が保持面1aに対して変位する。その変位量を変位計2が測定する。変位計2の測定結果dは、コントローラ6に送出される。なお、変位計2は、例えばレーザ変位計によって構成されている。
パルスレーザ光出射装置3が、外部からパルス信号Trを与えられる毎に、そのパルス信号Trをトリガとして基板Wの表面に入射するパルスレーザ光Lを出射する。パルスレーザ光出射装置3から出射されるパルスレーザ光Lの光軸の空間的位置は固定である。なお、パルスレーザ光出射装置3はエキシマレーザ発振器を含んで構成されており、パルスレーザ光Lはそのエキシマレーザ発振器から出射される紫外レーザ光である。
移動機構4が、コントローラ6から与えられる動作指令Sに従って、保持台1をパルスレーザ光Lの光軸に対して、保持面1aに平行な方向に移動させる。なお、移動機構4は、保持台1の移動量の最小分解能が0.01μm程度の精密移動機構によって構成されている。また、移動機構4は、保持台1を移動させる過程で、保持台1の位置に関する位置データdをトリガ発生装置5及びコントローラ6に送出する。
トリガ発生装置5が、移動機構4によって出力された位置データdを観測し、位置データdに基づいて、保持台1が目標移動ピッチだけ移動したか否かを判定する。この判定の基準となる目標移動ピッチの値は、コントローラ6から与えられる目標移動ピッチ設定指令Sによって与えられる。トリガ発生装置5は、保持台1が目標移動ピッチ移動したと判定する毎に、パルスレーザ光出射装置3にパルス信号Trを与える。
コントローラ6が、トリガ発生装置5に予め目標移動ピッチの初期値を設定する目標移動ピッチ設定指令Sを与える。また、コントローラ6は、既にトリガ発生装置5に設定した目標移動ピッチの値を、変位計2の測定結果dに基づいて補正し、補正して得られた目標移動ピッチの補正値を設定させる目標移動ピッチ設定指令Sをトリガ発生装置5に与える。トリガ発生装置5は、目標移動ピッチ設定指令Sが与えられる毎に、その目標移動ピッチ設定指令Sが示す補正値でもって既に設定されていた目標移動ピッチの値を更新する。
図2に、保持台1によって保持された基板Wの平面図を示す。基板Wの一辺に平行な方向(図2の左右方向)をX方向とし、その辺と隣り合う辺に平行な方向(図2の上下方向)をY方向とするXY直交座標系を考える。基板Wの四方を取り囲むように、第1〜第5の左側XセンサSAX〜SAX、第1〜第5の右側XセンサSBX〜SBX、第1〜第5の下側YセンサSAY〜SAY、及び第1〜第5の上側YセンサSBY〜SBYが配置されている。これらセンサの各々は保持台1に固定されており、これらのセンサ群によって図1に模式的に示した変位計2が構成されている。
第1〜第5の左側XセンサSAX〜SAXは、X方向に関して基板Wの一方の端面(図2の左側の端面)と対向する位置においてY方向に配列されており、第1〜第5の右側XセンサSBX〜SBXは、他方の端面(図2の右側の端面)と対向する位置においてY方向に配列されている。これら左側及び右側Xセンサの各々が、基板Wの熱膨張が無視できる時点における基板Wの端面の位置を基準とし、基準位置からの端面のX方向の変位量を測定し、測定結果を図1のコントローラ6に送出する。1つの左側XセンサSAX(iは1〜5までの自然数とする。)と、対応する1つの右側XセンサSBXとが、基板Wを挟んでX方向に向かい合うように配置されている。
第1〜第5の下側YセンサSAY〜SAYは、Y方向に関して基板の一方の端面(図2の下側の端面)と対向する位置においてX方向に配列されており、第1〜第5の上側YセンサSBY〜SBYは、他方の端面(図2の上側の端面)と対向する位置においてX方向に配列されている。これら下側及び上側Yセンサの各々が、基板Wの熱膨張が無視できる時点における基板Wの端面の位置を基準とし、基準位置からの端面のY方向の変位量を測定し、測定結果を図1のコントローラ6に送出する。1つの下側YセンサSAY(iは1〜5までの自然数とする。)と、対応する1つの上側YセンサSBYとが基板Wを挟んでY方向に向かい合うように配置されている。
基板Wのサイズは、平面視において920mm×730mmである。なお、基板Wの厚さは0.7mmである。基板Wの表面におけるビームスポットSのサイズは10mm×10mmである。なお、図2では説明のために、基板Wのサイズに対するビームスポットSのサイズ等を実際とは異ならせて示している。
以下、図2を参照しながら、図1に示したアニール装置の動作を説明する。まず、コントローラ6が、トリガ発生装置5に目標移動ピッチ設定指令Sを与え、目標移動ピッチの初期値を設定する。目標移動ピッチには、X方向に関する目標移動ピッチ(以下、X目標移動ピッチという。)と、Y方向に関する目標移動ピッチ(以下、Y目標移動ピッチという。)とがある。ここで、X方向に関する目標移動ピッチの初期値は、ビームスポットSのX方向の長さ(10mm)と同一の値であり、Y方向に関する目標移動ピッチの初期値は、ビームスポットSのY方向の長さ(10mm)と同一の値である。
次に、コントローラ6は、図1の移動機構4に動作指令Sを与え、保持台1の移動を開始させる。保持台1は、まずX軸の負方向に移動する。保持台1がX軸の負方向に、X目標移動ピッチ移動する毎に、図1のトリガ発生装置5がパルスレーザ光出射装置3にパルス信号Trを与える。パルスレーザ光出射装置3は、パルス信号Trを与えられる毎にパルスレーザ光を出射する。こうして、基板Wの表面上でパルスレーザ光のビームスポットSが、第1の位置Pから第2の位置Pに向って移動する。
パルスレーザ光の出射を開始した直後は基板Wの熱膨張量は無視できる程小さい。従って、X目標移動ピッチの初期値をビームスポットSのX方向の長さと同一の値に設定した場合、ビームスポットSが、前回のショットのパルスレーザ光によってアニールされた領域と接するように、第1の位置Pから第2の位置Pに向って移動する。但し、ビームスポットSの位置が、第1の位置Pと第2の位置Pとの中間位置P1aに達したあたりから基板Wの熱膨張量が無視できなくなってくる。
そこで、コントローラ6は、ビームスポットSの位置が中間位置P1aに達した時に、X目標移動ピッチを更新する処理を行う。まず、基板Wの熱膨張に起因する中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離の増加量を推定する。この増加量は、Y方向の位置が中間位置P1aから第2の位置PまでのビームスポットSの移動経路のY方向の位置に最も近く、かつビームスポットSの移動先である第2の位置P側の端面に対向して配置された第4の左側XセンサSAXの測定結果によって推定される。
例えば、第4の左側XセンサSAXの測定結果が+2μmであったとする。これは、基板Wの端面が、X軸の正方向に2μm変位したことを意味する。この場合、コントローラ6は、第4の左側XセンサSAXの測定結果に基づいて、中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離の増加量が2μmであるとする。
中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離が2μm増加しているとすれば、基板上において実際にアニールした領域と、本来アニールすべき領域との間に最大2μm幅の隙間が生じてしまう可能性がある。2μmという値は、許容値(0.1μm)を超えているため、アニール処理の加工品質の低下を招く可能性がある。このため、2μm幅の隙間が生じてしまうことを防止する措置をとる。但し、2μmという値は、ビームスポットSのX方向の長さ(10mm)に比べると極めて小さいため、X方向に関するビームスポットSの配置数によってこの誤差を補正することは困難である。そこで、本実施例では、パルスレーザ光Lのパルス間における保持台1の移動量によって2μmの誤差を補正する。以下、具体的に説明する。
即ち、コントローラ6は、中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離の増加量をΔXとし、基板Wの熱膨張を考慮しない場合の中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離をLXとし、X目標移動ピッチの初期値をDX1としたとき、DX2=DX1+(ΔX/LX)×DX1で定義される補正値DX2を算出する。なお、移動機構4の最小移動分解能等を考慮し、ミリメートル単位で表した場合にDX2の値の小数点第6位以下の値を切り捨てるか又は四捨五入する。いまの場合、ΔX=2μm、LX=460mm、DX1=10mmであるから、10mm+(2μm/460mm)×10mmで定義される補正値DX2は、10.00004mmとなる。
次に、コントローラ6は、求めた補正値DX2をトリガ発生装置5に設定するべく、トリガ発生装置5に目標移動ピッチ設定指令Sを与える。これにより、トリガ発生装置5においてX目標移動ピッチが10mmから10.00004mmに更新される。移動機構4による保持台1の移動量の最小分解能が0.01μmであるため、このようなX目標移動ピッチの更新は可能である。なお、このX目標移動ピッチの更新により、厳密にいえばX方向に隣り合うビームスポット間に0.04μm幅の隙間が生じることになるが、0.04μm幅であればアニール品質の観点からは許容される。
このように、X目標移動ピッチの値を10mmから10.00004mmへと増大させたことにより、ビームスポットSが第2の位置Pに達した時に、その第2の位置Pに配置したビームスポットSによりアニールされた領域のX軸正方向側の端部と、基板WのX軸正方向側の縁との間に2μm幅の隙間が生じてしまうことを防止できる。以上で、X目標移動ピッチの第1回目の更新処理を終える。
次に、コントローラ6は、ビームスポットSが第2の位置Pに達した時点において、Y目標移動ピッチの更新処理を行う。まず、基板Wの熱膨張に起因する第2の地点Pから、この第2の地点PとX方向に関する位置が同じであってY軸正方向側の端部に画定される第6の位置Pまでの、Y方向に関する距離の増加量を推定する。この増加量は、X方向の位置が第2の位置P及び第6の位置PのX方向の位置に最も近く、Y方向に関して第6の位置P側の端面に対向して配置された第1の上側YセンサSBYの測定結果により与えられる。例えば、第1の上側YセンサSBYの測定結果が、+0.7μmであったとする。この場合、コントローラ6は、第2の位置Pから第6の位置Pまでの距離の増加量が0.7μmであるとする。
次に、コントローラ6は、第2の位置Pから第6の位置Pまでの距離の増加量をΔYとし、基板Wの熱膨張を考慮しない場合の第2の位置Pから第6の位置Pまでの距離をLYとし、Y目標移動ピッチの初期値をDY1としたとき、DY2=DY1+(ΔY/LY)×DY1で与えられる補正値DY2を算出する。いまΔY=0.7μm、DY1=10mmであり、LY=350mmであるとすると、DY2は、10mm+(0.7μm/350mm)×10mm=10.00002mmとなる。
次に、コントローラ6は、求めた補正値DY2をトリガ発生装置5に設定するべく、トリガ発生装置5に目標移動ピッチ設定指令Sを与える。これにより、トリガ発生装置5においてY目標移動ピッチが10mmから10.00002mmに更新される。なお、この目標移動ピッチの更新により、厳密にはY方向に隣り合うビームスポット間に0.02μm幅の隙間が生じることになるが、0.02μm幅の隙間であれば許容される。以上で、Y目標移動ピッチの第1回目の更新処理を終える。
また、コントローラ6は、ビームスポットSが第2の位置Pに達した時点において、X目標移動ピッチの第2回目の更新処理も行う。まず、基板Wの熱膨張に起因する第3の位置Pから第4の位置Pまでの距離の増加量を推定する。この増加量は、Y方向の位置が第3の位置Pから第4の位置Pまでの移動経路のY方向の位置に最も近く、基板Wを挟んでX方向に向かい合う第3の左側XセンサSAX及び第3の右側XセンサSBXの測定結果により与えられる。例えば、第3の左側XセンサSAXの測定結果が+2.4μmであり、第3の右側XセンサSBXの測定結果が−3μmであったとする。この場合、コントローラ6は、第3の位置Pから第4の位置Pまでの距離の増加量が、5.4μmであるとする。
次に、コントローラ6は、第3の位置Pから第4の位置Pまでの距離の増加量をΔXとし、基板Wの熱膨張を考慮しない場合の第3の位置Pから第4の位置Pまでの距離をLXとし、X目標移動ピッチの初期値をDX1としたとき、DX2=DX1+(ΔX/LX)×DX1で与えられる補正値DX2を求める。いまの場合、ΔX=5.4μm、LX=920mm、DX1=10mmであるから、DX2は、10mm+(5.4μm/920mm)×10mm=10.0006mmとなる。
次に、コントローラ6は、求めた補正値DX2を設定させる目標移動ピッチ設定指令Sを図1のトリガ発生装置5に与える。これにより、トリガ発生装置5においてX目標移動ピッチが10.0004mmから10.0006mmに更新される。なお、この補正により、厳密にはX方向に隣り合うスポット間に0.06μm幅の隙間が生じることになるが、0.06μm幅の隙間であればアニール品質の観点からは許容される。以上で、X目標移動ピッチの第2回目の更新処理を終える。
次に、コントローラ6は、ビームスポットSの位置が、第3の位置Pと第4の位置Pとの間の中間位置P3aに達した時に、X目標移動ピッチの第3回目の更新処理を行う。まず、基板Wの熱膨張に起因する中間位置P3aから第4の位置Pまでの距離の増加量を推定する。この増加量は、Y方向の位置が中間位置P3aから第4の位置PまでのビームスポットSの移動経路のY方向の位置に最も近く、かつビームスポットSの移動先である第4の位置P側の端面に対向して配置された第3の右側XセンサSBXの測定結果により与えられる。
例えば、第3の右側XセンサSBXの測定結果が+4μmであったとする。これは、基板Wの端面が、X軸の正方向に4μm変位したことを意味する。この場合、コントローラ6は、第3の右側XセンサSBXの測定結果に基づいて、中間位置P3aから第4の位置Pまでの距離の増加量が4μmであるとする。
次に、コントローラ6は、中間位置P3aから第4の位置Pまでの距離の増加量をΔXとし、基板Wの熱膨張を考慮しない場合の中間位置P3aから第4の位置Pまでの距離をLXとし、X目標移動ピッチの初期値をDX1としたとき、DX2=DX1+(ΔX/LX)×DX1で定義される補正値DX2を算出する。いまの場合、ΔX=4μm、LX=460mm、DX1=10mmであるから、10mm+(4μm/460mm)×10mmで定義される補正値DX2は、10.00008mmとなる。
次に、コントローラ6は、求めた補正値DX2をトリガ発生装置5に設定するべく、トリガ発生装置5に目標移動ピッチ設定指令Sを与える。これにより、トリガ発生装置5においてX目標移動ピッチが10.00006mmから10.00008mmに更新される。なお、このX目標移動ピッチの更新により、厳密にいえばX方向に隣り合うビームスポット間に0.08μm幅の隙間が生じることになるが、0.08μm幅であればアニール品質の観点からは許容される。
これにより、ビームスポットSが、第4の位置Pに達した時に、その第4の位置Pに配置したビームスポットによりアニールされた領域のX軸負方向側の端部と、基板WのX軸負方向側の縁との間に4μm幅の隙間が生じてしまうことを防止できる。以上で、X目標移動ピッチの第3回目の更新処理を終える。
以上のようにして、コントローラ6が、アニール処理の途中でX目標移動ピッチ及びY目標移動ピッチをリアルタイムに随時更新する処理を行うので、アニール処理の途中で基板Wが熱膨張しても、アニールの加工品質が低下してしまうことを防止できる。具体的には、X目標移動ピッチの更新を行うことにより、実際にアニールした領域と基板W表面のX方向の縁との間に0.1μm以上の隙間が生じてしまうことを防止できる。また、Y目標移動ピッチの更新を行うことにより、実際にアニールされた領域と基板W表面のY方向の縁との間に0.1μm以上の隙間が生じてしまうことを防止できる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、ビームスポットSのY方向の位置が、基板Wを挟んでX方向に向かい合う第iの左側及び右側Xセンサと、第i+1の左側及び右側Xセンサとの間に位置する時には、それらのXセンサの測定結果を用いて、補間演算を行うことにより基板のX方向の膨張量を求めてもよい。
具体的には、図2の第3の位置Pから第4の位置Pまでの移動経路のY方向の位置が、第3の左側及び右側XセンサSAX及びSBXと、第4の左側及び右側XセンサSAX及びSBXとの中間に位置するときには、第3の左側及び右側XセンサSAX及びSBXの測定結果の絶対値の和と、第4の左側及び右側XセンサSAX及びSBXの測定結果の絶対値の和との平均により、第3の位置Pから第4の位置Pまでの距離の増加量を求めてもよい。
また、図2の中間位置P1aから第2の位置Pまでの移動経路のY方向の位置が、第3の左側XセンサSAXと第4の左側XセンサSAXとの中間に位置するときには、第3の左側XセンサSAXの測定結果と、第4の左側XセンサSAXの測定結果の平均により、中間位置P1aから第2の位置Pまでの距離の増加量を求めてもよい。
また、パルスレーザ光のビームスポットSは、基板W表面におけるY方向一端部からY軸の正方向に他端部まで移動させ、次にX軸の正方向に移動させ、次にY軸の負方向に他端部から一端部まで移動させるようにしてもよい。この場合は、第2〜第4の上側YセンサSBY〜SBY及び第2〜第4の下側YセンサSAY〜SAYの測定結果も、Y目標移動ピッチの更新処理に利用される。
また、実施例では、トリガ発生装置5とコントローラ6とによって構成される制御装置が、保持台1の位置を示す位置データd2と変位計2の測定結果d1とに基づいて、保持台1が移動している状態においてパルスレーザ光Lの出射のタイミングを制御するようにしたが、パルスレーザ光Lのパルス間隔は固定にしておいて、パルス間における保持台1の移動量を変位計2の測定結果d1に基づいて制御するようにしてもよい。また、実施例では、基板Wを保持台1に載せて移動させる場合を説明したが、ガルバノミラー等でレーザ光の進行方向を振り、ビームスポットを基板Wの表面内で移動させてもよい。この場合には、ガルバノミラー等と保持台1の両方が制御される。
また、X及びY目標移動ピッチを更新する時点及び更新の回数は特に限定されない。また、パルスレーザ光出射装置3が備えるレーザ光源は、エキシマレーザ発振器に限られず、Nd:YAGレーザ発振器等の固体レーザ発振器であってもよい。また、変位計2を構成するセンサの配置数も特に限定されない。また、実施例では、アモルファスシリコン膜のアニール処理について説明したが、有機又は無機材料膜のアブレーション加工やプリント基板の穴あけ加工等の除去加工や、基板表面に形成された転写層をその基板に転写するパターニング加工等にも本発明を適用できる。レーザ照射の対象とする基板は、金属、プラスチック、セラミックス、又は半導体材料等からなるものであってもよい。金属からなる基板を対象とする場合は、保持台1が磁力により基板Wを保持する電磁チャックを備えた構成としてもよい。この他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
実施例によるアニール装置の構成を示す概略図である。 保持台によって保持された基板の平面図である。 同じく、保持台によって保持された基板の平面図である。 パルスレーザ光のビームスポット間に隙間が生じている様子を示す概略図である。
符号の説明
1 保持台
1a 保持面
2 変位計
3 パルスレーザ光出射装置
4 移動機構
5 トリガ発生装置
6 コントローラ
W 基板

Claims (5)

  1. 基板を、その表面に平行な方向の熱膨張を許容した状態で保持する保持台と、
    前記保持台によって保持された基板の表面に入射するパルスレーザ光を繰り返し出射するパルスレーザ光出射装置と、
    前記パルスレーザ光出射装置から出射されるパルスレーザ光の入射位置が、前記保持台によって保持された基板の表面上で、1パルス毎又は複数パルス毎に移動するように、前記パルスレーザ光の光軸及び前記保持台の一方を他方に対して移動させる移動機構と
    を備えたレーザ照射装置において、
    前記保持台に対して固定的に設けられており、前記基板の表面に平行な方向に関し、前記保持台によって保持された基板の端面の位置の、該保持台に対する変位量を測定するレーザ変位計と、
    前記保持台に保持された基板に、前記パルスレーザ光出射装置から出射されたパルスレーザビームを照射している途中に、前記レーザ変位計の測定結果に基づいて、前記パルスレーザ光出射装置による前記パルスレーザ光の出射のタイミング及び1パルス毎又は複数パルス毎に行われる前記移動機構による移動の量の少なくともいずれか一方を随時更新する制御装置と
    を備えたレーザ照射装置。
  2. 前記移動機構が、前記パルスレーザ光の光軸に対して前記保持台を移動させるとともに、その移動の過程で該保持台の位置に関する位置データを出力し、
    前記制御装置が、前記位置データ及び前記レーザ変位計の測定結果に基づいて、前記パルスレーザ光出射装置による前記パルスレーザ光の出射のタイミングを制御する請求項1に記載のレーザ照射装置。
  3. 前記制御装置が、予め与えられた前記保持台の目標移動ピッチの値を、前記レーザ変位計の測定結果に基づいて補正するとともに、前記位置データに基づいて前記保持台が前記補正された目標移動ピッチだけ移動したか否かを判定し、該保持台が前記補正された目標移動ピッチだけ移動したと判定したときに、前記パルスレーザ光出射装置に前記パルスレーザ光を出射させる請求項2に記載のレーザ照射装置。
  4. (a)保持台によって、基板をその表面に平行な方向の熱膨張を許容した状態で保持する工程と、
    (b)パルスレーザ光出射装置から、前記保持台によって保持された基板の表面上における第1の位置に入射するパルスレーザ光を出射させる工程と、
    (c)前記工程bの後、前記基板の表面に平行な方向に関し、前記保持台によって保持された基板の端面の位置の、該保持台に対する変位量を、該保持台に対して固定的に設けられたレーザ変位計で測定し、その測定結果に基づいて前記基板の表面上における次のショットのパルスレーザ光を入射させるべき目標位置を特定する工程と、
    (d)特定した目標位置に前記パルスレーザ光出射装置から出射されるパルスレーザ光が入射するように、前記パルスレーザ光の光軸及び前記保持台の一方を他方に対して移動させる工程と
    (e)移動後に、前記パルスレーザ光出射装置から次のショットのパルスレーザ光を出射させる工程と
    を有するレーザ照射方法。
  5. 前記工程(c)では、前記基板の表面に平行な第1の方向に関し、前記保持台によって保持された基板の端面の位置の、該保持台に対する変位量を測定し、
    前記工程(d)では、前記パルスレーザ光の光軸及び前記保持台の一方を他方に対して前記第1の方向に移動させる請求項4に記載のレーザ照射方法。
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