JP2003290939A - レーザマーキング装置 - Google Patents

レーザマーキング装置

Info

Publication number
JP2003290939A
JP2003290939A JP2002091399A JP2002091399A JP2003290939A JP 2003290939 A JP2003290939 A JP 2003290939A JP 2002091399 A JP2002091399 A JP 2002091399A JP 2002091399 A JP2002091399 A JP 2002091399A JP 2003290939 A JP2003290939 A JP 2003290939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marking
laser
laser light
print area
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002091399A
Other languages
English (en)
Inventor
Iku Akasaka
郁 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
Original Assignee
Sunx Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunx Ltd filed Critical Sunx Ltd
Priority to JP2002091399A priority Critical patent/JP2003290939A/ja
Publication of JP2003290939A publication Critical patent/JP2003290939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーキング対象物が高速で搬送されるにして
も、マーキング対象物にマーキング情報を確実にマーキ
ングすることができるレーザマーキング装置を提供す
る。 【解決手段】 レーザ光源8からのレーザ光の方向を光
路切替手段9により切替えることにより光案内手段10
を通じて第1ヘッド部4に案内し、その状態でマーキン
グ対象物16の被印字エリアが印字エリアに位置したと
きはレーザ光源8及び第1ヘッド部4を制御することに
より、第1ヘッド部4により分割マーキング情報をマー
キング対象物16にマーキングする。続いて、光路切替
手段9を切替えてレーザ光を光案内手段10を通じて第
2ヘッド部5に案内した状態でマーキング対象物16の
被印字エリアが印字エリアに位置したときは、第2ヘッ
ド部5により分割マーキング情報をマーキングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送手段により搬
送されるマーキング対象物にマーキング情報をマーキン
グするのに好適するレーザマーキング装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、レーザ光源
から出射されるレーザ光を印字エリアに集光状態で照射
・走査することにより、予め設定された文字・記号・図
形などのマーキング情報をマーキング対象物の被印字エ
リアにマーキングするレーザマーキング装置が提供され
ている。この種のレーザマーキング装置は、マーキング
情報から変換した座標データに基づいてレーザ光源及び
ヘッド部を制御することによりマーキング対象物にマー
キング情報をマーキングするようにしている。
【0003】ところで、マーキング対象物にマーキング
する環境は様々であり、レーザマーキング装置を工場の
ラインに設置する場合には、ベルトコンベアなどの搬送
手段によって搬送されるマーキング対象物に対してマー
キングすることがある。このような場合、搬送されるマ
ーキング対象物の被印字エリアがレーザマーキング装置
の印字エリアに位置したことに基づいて、レーザ光源及
びヘッド部を制御することによりレーザ光を照射・走査
してマーキング情報をマーキング対象物にマーキングす
るようにしている。
【0004】一方、近年、工場の稼動効率の向上を目的
として、レーザマーキング装置でのマーキング処理時間
の短縮化が図られており、なるべく短時間でより多くの
マーキング対象物へのマーキングを実施するために、ベ
ルトコンベアなどの搬送装置の速度を速く設定する傾向
にある。
【0005】しかしながら、レーザマーキング装置では
マーキングできる範囲である印字エリアの大きさ、或は
設定されたマーキング速度によってマーキング情報をマ
ーキング可能な時間は限られてしまう。このため、マー
キング情報が膨大でマーキング時間が長い場合や、マー
キング対象物を高速で搬送した状態でマーキングする場
合は、マーキングを終了する前に、マーキング対象物の
被印字エリアが印字エリア外に脱出してしまうことにな
り、結局、マーキング情報をマーキングできない虞を生
じる。
【0006】このような問題が発生しないようにするに
は、マーキング情報をマーキングするのに十分な時間を
考慮して搬送手段の搬送速度を設定したり、マーキング
する間だけ搬送手段を一々停止したりしている。このた
め、今度は、マーキングの作業効率が低下してしまい、
マーキング処理時間が長くなるという問題を生じる。
【0007】このようなマーキング処理の短縮化・高速
化を目的とするものとしては、特開平02−00454
4号公報及び特開平06−226472号公報のものが
ある。特開平02−004544号公報のものは、複数
のマーキング装置と光分岐手段を備え、マーキングを施
すマーキング装置にレーザ光を供給するために光分岐手
段を必要なタイミングで切替える構成となっている。こ
のような構成によれば、ウェハ検査装置に適用したとき
に、2台のウェハテスト装置のうちの1台でウェハテス
トを行っている最中でも、もう1台のウェハテスト装置
でマーキング処理を行うことができるので、作業効率を
向上させることができるものの、マーキング処理を実行
しているマーキング装置に関しては、従来の課題が依然
として残されたままである。
【0008】また、特開平06−226472号公報の
場合は、レーザ光源からのレーザ光をプリズムにより分
割して2つのマーキング対象物に対して同時にマーキン
グを施すという構成であり、2つのラインを流れる別の
マーキング対象物にそれぞれ同時にマーキングを施すこ
とができるため、作業効率を向上させることができるも
のの、このような構成では、複数のラインを搬送される
別のマーキング対象物にそれぞれ同時にマーキングする
ことしかできないため、1つのラインで高速搬送される
マーキング対象物の一つの面に対してマーキングできな
い。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、マーキング対象物が高速で搬送され
るにしても、マーキング対象物にマーキング情報を確実
にマーキングすることができるレーザマーキング装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ光を所
定の印字エリアに集光状態で照射・走査することにより
搬送手段により搬送されるマーキング対象物の被印字エ
リアに所定のマーキング情報をマーキングするレーザマ
ーキング装置であって、レーザ光を出射するレーザ発生
手段を設け、前記搬送手段の搬送方向に沿って離間した
位置に印字エリアがそれぞれ設定され、前記レーザ発生
手段から出射したレーザ光を上記印字エリアに集光状態
で照射・走査する複数のレーザ出射部を設け、前記マー
キング情報を前記レーザ出射部に対応して分割して記憶
する記憶手段を設け、前記マーキング対象物の被印字エ
リアが前記レーザ出射部の印字エリアに位置したことを
判断する判断手段を設け、この判断手段が前記マーキン
グ対象物の被印字エリアは前記レーザ出射部の印字エリ
アに位置したと判断したときは、前記レーザ出射部を駆
動することにより当該レーザ出射部に対応して前記記憶
手段に記憶された分割マーキング情報を前記マーキング
対象物の被印字エリアにマーキングする制御手段を設
け、前記搬送手段により搬送されるマーキング対象物に
対して各レーザ出射部により分割マーキング情報を順に
マーキングすることにより最終的にマーキング情報全体
をマーキングするものである(請求項1)。
【0011】このような構成によれば、搬送手段により
搬送されるマーキング対象物がレーザ出射部の印字エリ
アに位置したときは、判断手段がそのことを判断するの
で、制御手段は、レーザ出射部を駆動することにより当
該レーザ出射部に対応して記憶手段に記憶された分割マ
ーキング情報をマーキング対象物の被印字エリアにマー
キングする。従って、搬送手段により搬送されるマーキ
ング対象物に対して各レーザ出射部により分割マーキン
グ情報を順にマーキングすることにより最終的にマーキ
ング情報全体をマーキングすることができる。
【0012】上記構成において、前記レーザ発生手段
は、1つのレーザ光源と、このレーザ光源から出射する
レーザ光の方向を切替える光路切替手段と、この光路切
替手段で方向が切替えられたレーザ光を所定の前記レー
ザ出射部に案内する光案内手段とから構成され、前記制
御手段は、マーキング対象物の被印字エリアが印字エリ
アに位置したレーザ出射部にレーザ光を案内するように
前記光路切替手段を切替えるようにしてもよい(請求項
2)。
【0013】このような構成によれば、1つのレーザ光
源からのレーザ光の方向を光路切替手段により切替える
ことにより、レーザ光を光案内手段を通じて所定のレー
ザ出射部に案内することができるので、制御手段は、マ
ーキング対象物の被印字エリアが印字エリアに位置した
レーザ出射部にレーザ光を案内するように光路切替手段
を切替えることにより、1つのレーザ光源を用いながら
搬送手段より搬送されるマーキング対象物に対して確実
にマーキングすることができる。
【0014】また、前記レーザ発生手段は、1つのレー
ザ光源と、このレーザ光源から出射するレーザ光を複数
の方向に分岐する光路分岐手段と、この光路分岐手段で
分岐されたレーザ光を全ての前記レーザ出射部に案内す
る光案内手段とから構成され、前記制御手段は、マーキ
ング対象物の被印字エリアが印字エリアに位置したレー
ザ出射部から出射するレーザ光のオンオフを制御するよ
うにしてもよい(請求項3)。
【0015】このような構成によれば、1つのレーザ光
源からのレーザ光は、光路分岐手段により複数の方向に
分岐されて光案内手段を通じて全てのレーザ出射部に案
内されるので、制御手段は、マーキング対象物の被印字
エリアが印字エリアに位置したレーザ出射部から出射す
るレーザ光のオンオフを制御することにより、1つのレ
ーザ光源を用いながら搬送手段より搬送されるマーキン
グ対象物に対して確実にマーキングすることができる。
【0016】また、前記レーザ出射部に対応した分割マ
ーキング情報として前記レーザ出射部によるマーキング
時間が略同一となるように設定するデータ生成手段を設
けるようにしてもよい(請求項4)。このような構成に
よれば、データ生成手段は、レーザ出射部に対応した分
割マーキング情報としてレーザ出射部によるマーキング
時間が略同一となるように設定するので、マーキング対
象物にマーキング情報をマーキング可能な搬送速度を高
めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明
する。図1は、レーザマーキング装置を概略的に示して
いる。この図1において、レーザマーキング装置1は、
コンソール2、コントローラ3、第1ヘッド部4及び第
2ヘッド部5(レーザ出射部に相当)から構成されてい
る。コンソール2は、マーキング対象物にマーキングす
る文字・記号・図形などのマーキング情報と、マーキン
グ速度、レーザ出力などのマーキングパラメータを入力
・設定するためのものである。
【0018】コントローラ3は、CPU(判断手段、制
御手段、データ生成手段に相当)6、メモリ(記憶手段
に相当)7、レーザ光源8、光路切替手段9、光案内手
段10、入出力回路11から構成されている。レーザ光
源8は、半導体レーザからなり、駆動状態で所定波長の
レーザ光を出射する。
【0019】光路切替手段9は、角度を切替え可能な例
えばガルバノミラーからなり、切替えられた角度に応じ
てレーザ光の出射方向を切替える。光案内手段10は、
光路切替手段9からのレーザ光を集光する結合レンズ1
0aと、この結合レンズ10aにより集光されたレーザ
光を案内する光ファイバ10bとからなる。以上のレー
ザ光源8、光路切替手段9、光案内手段10からレーザ
発生手段が構成されている。
【0020】第1,第2ヘッド部4,5は同一構成であ
り、光案内手段10の光ファイバ10bから出射したレ
ーザ光を平行光に変換するコリメータレンズ12と、こ
のコリメータレンズ12から出射したレーザ光を2次元
的に走査する光走査手段13と、この光走査手段13に
より走査されたレーザ光をマーキング対象物上に収束さ
せてレーザスポットを形成する収束レンズであるfθレ
ンズ14とを備えて構成されている。前記光走査手段1
3は、例えば一方向にレーザ光を走査するXガルバノミ
ラー13aと、これと直交する方向にレーザ光を走査す
るYガルバノミラー13bとの2枚を組合わせて構成さ
れており、これらのガルバノミラー13a,13bがコ
ントローラ3により駆動回路13cを通じて駆動される
ようになっている。
【0021】ここで、第1,第2ヘッド部4,5は、ベル
トコンベア(搬送手段に相当)15の上方に当該ベルト
コンベア15に沿って離間した位置に配置されており、
各ヘッド部4,5の印字エリアがベルトコンベア15に
沿った上流側と下流側となる位置にそれぞれ設定されて
いる。この場合、両者の印字エリアは、ベルトコンベア
15の横方向(搬送方向と直交する方向)に対して位置
ずれを生じないように設定されている。尚、第1,2ヘ
ッド部4,5のベルトコンベア15の横方向に対する位
置ずれを補正可能な構成の場合は、ベルトコンベア15
の横方向に対する印字エリアの位置ずれは許容される。
一方、ベルトコンベア15に沿った所定位置には例えば
光電センサ17が配置されており、この光電センサ17
によりベルトコンベア15で搬送されるマーキング対象
物16の先端を検出するようになっている。
【0022】さて、コントローラ3のメモリ7には、後
述するようにマーキング情報が設定された際に、マーキ
ング対象物16に対するマーキング情報が分割されて第
1,第2ヘッド部4,5に対応した分割マーキング情報と
して記憶されるようになっている。つまり、例えば「A
BC」というマーキング情報を文字で分割して記憶する
場合は、第1ヘッド部4に対応して「AB」が分割マー
キング情報として記憶され、第2ヘッド部5に対応して
「C」が分割マーキング情報として記憶される。
【0023】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、作業者は、コンソール2からベルトコンベア15に
よって搬送されるマーキング対象物16にマーキングす
る文字・記号・図形などのマーキング情報を入力する。
このとき、搬送速度(ベルトコンベア15の速度)や、マ
ーキング速度、レーザ出力などのレーザパラメータに加
えて第1,第2ヘッド部4,5間の距離なども入力・設定
する。コントローラ3のCPU6は、上述のように設定
されたマーキング情報・マーキングパラメータに基づい
て座標データを作成する。この座標データは、座標位
置、線種の情報、点情報(始点、終点、或は中点)を含
んでなる。
【0024】ここで、印字エリア(例えば100mm角)
内にマーキングするマーキング情報が膨大でマーキング
時間が長い場合や、マーキング対象物16を高速で搬送
した状態でマーキングする場合は、コントローラ3のC
PU6は、マーキングパラメータに基づいて必要に応じ
てマーキング情報を分割した分割マーキング情報を各ヘ
ッド部4,5に割当て、それらの分割マーキング情報に
対応した座標データを作成してメモリ7に記憶する。つ
まり、座標データにそれぞれの第1,第2ヘッド部4,5
に対応する情報も付与して記憶することになる。以上の
ようにして、各ヘッド部4,5に対応して分割マーキン
グ情報を設定したときは、コントローラ3により検出動
作を実行する。
【0025】図2は、コントローラ3のCPU6の検出
動作を示している。この図2において、CPU6は、光
路切替手段9を構成するガルバノミラー9a,9bを初
期状態、つまり、レーザ光源8からのレーザ光が光案内
手段10を介して第1ヘッド部4に案内されるように切
替えてから(S1)、光電センサ17から検出信号が入
力するかを監視する(S2)。
【0026】さて、マーキング対象物16をベルトコン
ベア15に載置すると、マーキング対象物16がベルト
コンベア15により搬送されるようになる。この場合、
マーキング対象物16を、ベルトコンベア15上の横方
向(搬送方向に対して直交する方向)の規定位置に載置
する必要があり、例えばロボットによりマーキング対象
物16をベルトコンベア15上にセットするのが望まし
い。そして、ベルトコンベア15によりマーキング対象
物16が所定位置まで搬送されると、光電センサ17が
マーキング対象物16の先端を検出して検出信号をCP
U6に出力するようになる。
【0027】CPU6は、光電センサ17から検出信号
を入力したときは(S2:YES)、予め設定されたベ
ルトコンベア15の速度及び光電センサ17と第1ヘッ
ド部4との距離に基づいてマーキング対象物16が光電
センサ17により検出されるタイミングから第1ヘッド
部4の印字エリアに位置するまでの遅延時間を算出する
(S3)。
【0028】そして、算出した遅延時間が経過したとき
は(S4:YES)、マーキング対象物16の被印字エ
リアが第1ヘッド部4の印字エリアに位置したと判断し
てマーキング対象物16の被印字エリアにマーキングを
施す。つまり、第1ヘッド部4に対応させて記憶された
座標データに基づいてレーザ光源8及び第1ヘッド部4
を制御することにより、第1ヘッド部4に対応した分割
マーキング情報をマーキング対象物16の被印字エリア
にマーキングする(S5)。具体的には、「ABC」の
文字を印字する場合には、例えば「AB」の2文字を第
1ヘッド部4によりマーキングする。このとき、CPU
6は、マーキング対象物16がベルトコンベア15によ
り搬送された状態でマーキングすることから、搬送方向
に対する位置ずれを補正しながらマーキング処理を実行
する。以上のような動作により、マーキング対象物16
の被印字エリアには図3に示すようにマーキング情報で
ある「ABC」のうち分割マーキング情報である「A
B」がマーキングされる。
【0029】CPU6は、第1ヘッド部4による分割マ
ーキング情報のマーキングが終了すると、光路切替手段
9を構成するガルバノミラー9aの角度を変更して、レ
ーザ光が光案内手段10を介して第2ヘッド部5に案内
されるように制御すると共に、第2ヘッド部5に対応す
る座標データをメモリ7から読み出す。
【0030】そして、先に第1ヘッド部4によって、
「AB」という分割マーキング情報がマーキングされた
マーキング対象物16の被印字エリアが第2ヘッド部5
の印字エリアに到達したときは、レーザ光源8及び第2
ヘッド部5を制御する。これにより、第2ヘッド部5に
対応する分割マーキング情報に基づいて、マーキング対
象物16の被印字エリアに残りの分割マーキング情報で
ある「C」がマーキングされることになる。
【0031】以上のような動作により、マーキング対象
物16の被印字エリアに分割マーキング情報である「A
B」に続けて、分割マーキング情報である「C」がマー
キングされることになり、最終的には、図3に示すよう
にマーキング情報である「ABC」全体がマーキングさ
れる。
【0032】このような実施の形態によれば、マーキン
グ対象物16にマーキングするマーキング情報を分割し
た分割マーキング情報を第1,2ヘッド部4,5に対応し
て記憶しておき、ベルトコンベア15で搬送されるマー
キング対象物16の被印字エリアが印字エリアに位置し
た各ヘッド4,5により分割マーキング情報を順にマー
キングするようにしたので、1つの出射ヘッドでマーキ
ング情報をマーキングする従来例のものに比較して、ベ
ルトコンベア15により高速で搬送されるマーキング対
象物16にマーキング情報を確実にマーキングすること
ができる。
【0033】しかも、1つのレーザ光源8からのレーザ
光を時分割で使用するようにしたので、各ヘッド部4,
5に対応してレーザ光源を設ける構成に比較して、レー
ザマーキング装置全体を小型化でき、設置スペースを抑
制することができると共に、レーザ光源8の稼働率を高
めて有効に活用することができる。また、分割マーキン
グ情報として、各ヘッド部4,5によるレーザ光の走査
量が略同一となるように設定したので、各ヘッド部4,
5のマーキング時間が略同一となり、ベルトコンベア1
5による高速搬送に対応することができる。
【0034】尚、図4に示すようにマーキング情報の線
分数を半分にした分割マーキング情報を各ヘッド部4,
5に割当て、それらの分割マーキング情報を各ヘッド部
4,5でマーキングするようにしてもよい。要するに、
各ヘッド部4,5に割当てられた分割マーキング情報の
走査量が略同一となるように文字或は線分を割当てるこ
とが重要である。
【0035】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図5に基づいて説明するに、第1の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。この第2の実施の形態はレーザ光源8からのレーザ
光を2つの方向に分岐したことを特徴とする。レーザマ
ーキング装置を概略的に示す図5において、第1の実施
の形態の光路切替手段9に代えて、光路分岐手段21が
設けられている。この光路分岐手段21は、プリズム或
はミラーを利用してレーザ光源8からのレーザ光を2分
割し、分割した光を光案内手段10を通じて第1,第2
ヘッド部4,5にそれぞれ案内するようになっている。
ここで、第1、第2ヘッド部4,5には、図示しないシ
ャッタ部が設けられており、そのシャッタ部をコントロ
ーラ3のCPU6がオンオフすることにより、レーザ光
源8をオンオフするのと同様な機能を呈するようになっ
ている。
【0036】さて、本実施の形態のレーザマーキング装
置1では、第1ヘッド部4で分割マーキング情報をマー
キングしながら、第2ヘッド部5でも分割マーキング情
報を同時にマーキングすることができるので、図5に示
すような長尺状のマーキング対象物22の2箇所に同時
にマーキングすることができる。この場合、ベルトコン
ベア15の下流側に位置する第2ヘッド部5から先に分
割マーキング情報を印刷することが可能となる。
【0037】このような実施の形態によれば、1つのレ
ーザ光源8を用いながら第1,第2ヘッド部4,5により
同時にマーキングすることができるので、1つのマーキ
ング対象物22の異なる被印字エリアに同時にマーキン
グしたり、2つのマーキング対象物に同時にマーキング
する場合に好適する。
【0038】本発明は、上記各実施に形態に限定される
ものではなく、次のように変形または拡張できる。本実
施の形態では、1つのレーザ光源8に対して2つのヘッ
ド部4,5を有した1台のレーザマーキング装置の例を
示したが、1つのレーザ光源に対して1つのヘッド部を
有した構成の2台のレーザマーキング装置に適用するよ
うしてもよい。1つのレーザ光源8に対してヘッド部を
3個以上設けるようにしてもよい。コントローラ3から
のレーザ光を各ヘッド部4,5に例えばミラーを利用し
て案内するようにしてもよい。搬送手段として搬送パレ
ットを用い、搬送パレットの位置に基づいて各ヘッド部
4,5を適宜駆動するようにしてもよい。レーザ光源8
としては、固体レーザ、液体レーザ、気体レーザ、ファ
イバレーザなどを用いるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、搬送手段により搬送されるマーキング対象物に対し
て各レーザ出射部により分割マーキング情報を順にマー
キングすることにより最終的にマーキング情報全体をマ
ーキングするようにしたので、マーキング対象物が高速
で搬送されるにしても、マーキング対象物にマーキング
情報を確実にマーキングすることができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における全体構成を
示す概略図
【図2】コントローラのCPUの動作を示すフローチャ
ート
【図3】各ヘッド部によるマーキング手順を示す図
【図4】異なるマーキング手順を示す図
【図5】本発明の第2の実施の形態における図1相当図
【符号の説明】
1はレーザマーキング装置、4,5はヘッド部(レーザ
出射部)、6はCPU(判断手段、制御手段、データ生
成手段)、7はメモリ(記憶手段)、8はレーザ光源、
9は光路切替手段、10は光案内手段、13は光走査手
段、15はベルトコンベア(搬送手段)、16はマーキ
ング対象物、17は光電センサ、21は光路分岐手段、
22はマーキング対象物である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を所定の印字エリアに集光状態
    で照射・走査することにより搬送手段により搬送される
    マーキング対象物の被印字エリアに所定のマーキング情
    報をマーキングするレーザマーキング装置であって、 レーザ光を出射するレーザ発生手段と、 前記搬送手段の搬送方向に沿って離間した位置に印字エ
    リアがそれぞれ設定され、前記レーザ発生手段から出射
    したレーザ光を上記印字エリアに集光状態で照射・走査
    する複数のレーザ出射部と、 前記マーキング情報を前記レーザ出射部に対応して分割
    して記憶する記憶手段と、 前記マーキング対象物の被印字エリアが前記レーザ出射
    部の印字エリアに位置したことを判断する判断手段と、 この判断手段が前記マーキング対象物の被印字エリアは
    前記レーザ出射部の印字エリアに位置したと判断したと
    きは、前記レーザ出射部を駆動することにより当該レー
    ザ出射部に対応して前記記憶手段に記憶された分割マー
    キング情報を前記マーキング対象物の被印字エリアにマ
    ーキングする制御手段とを備え、 前記搬送手段により搬送されるマーキング対象物に対し
    て各レーザ出射部により分割マーキング情報を順にマー
    キングすることにより最終的にマーキング情報全体をマ
    ーキングすることを特徴とするレーザマーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ発生手段は、 1つのレーザ光源と、 このレーザ光源から出射するレーザ光の方向を切替える
    光路切替手段と、 この光路切替手段で方向が切替えられたレーザ光を所定
    の前記レーザ出射部に案内する光案内手段とから構成さ
    れ、 前記制御手段は、マーキング対象物の被印字エリアが印
    字エリアに位置したレーザ出射部にレーザ光を案内する
    ように前記光路切替手段を切替えることを特徴とする請
    求項1記載のレーザマーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ発生手段は、 1つのレーザ光源と、 このレーザ光源から出射するレーザ光を複数の方向に分
    岐する光路分岐手段と、 この光路分岐手段で分岐されたレーザ光を全ての前記レ
    ーザ出射部に案内する光案内手段とから構成され、 前記制御手段は、マーキング対象物の被印字エリアが印
    字エリアに位置したレーザ出射部から出射するレーザ光
    のオンオフを制御することを特徴とする請求項1記載の
    レーザマーキング装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザ出射部に対応した分割マーキ
    ング情報として前記レーザ出射部によるマーキング時間
    が略同一となるように設定するデータ生成手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のレ
    ーザマーキング装置。
JP2002091399A 2002-03-28 2002-03-28 レーザマーキング装置 Pending JP2003290939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091399A JP2003290939A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 レーザマーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091399A JP2003290939A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 レーザマーキング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003290939A true JP2003290939A (ja) 2003-10-14

Family

ID=29236490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091399A Pending JP2003290939A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 レーザマーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003290939A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259515A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Toray Eng Co Ltd 露光装置及び露光方法
JP2006289415A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザ加工装置
JP2006297483A (ja) * 2005-03-23 2006-11-02 Datacard Corp 高速レーザマーキングマシン
JP2011034123A (ja) * 2010-11-19 2011-02-17 Toray Eng Co Ltd 露光装置及び露光方法
US8084712B2 (en) * 2007-03-16 2011-12-27 TEN Medias LLC Method and apparatus for laser marking objects
JP2012520768A (ja) * 2009-03-17 2012-09-10 ウクシィ サンテック パワー カンパニー リミテッド 一体的に並置した複数の放射源を用いたプレートの照射
JP2013215785A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Dainippon Printing Co Ltd レーザ加工システム、加工形状処理装置
CN113199151A (zh) * 2021-04-22 2021-08-03 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种条烟激光变焦定位打标装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259515A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Toray Eng Co Ltd 露光装置及び露光方法
JP4664102B2 (ja) * 2005-03-18 2011-04-06 東レエンジニアリング株式会社 露光装置及び露光方法
JP2006297483A (ja) * 2005-03-23 2006-11-02 Datacard Corp 高速レーザマーキングマシン
WO2006112066A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. レーザ加工装置とレーザ加工方法
KR100815312B1 (ko) * 2005-04-08 2008-03-19 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 레이저 가공장치와 레이저 가공방법
JP2006289415A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザ加工装置
US8084712B2 (en) * 2007-03-16 2011-12-27 TEN Medias LLC Method and apparatus for laser marking objects
JP2014195834A (ja) * 2007-03-16 2014-10-16 テン メディア, エルエルシーTEN Media, LLC 物体にレーザーマーキングをする方法および装置
US8884185B2 (en) 2007-03-16 2014-11-11 Ten Media, Llc. Method and apparatus for laser marking objects
JP2012520768A (ja) * 2009-03-17 2012-09-10 ウクシィ サンテック パワー カンパニー リミテッド 一体的に並置した複数の放射源を用いたプレートの照射
JP2011034123A (ja) * 2010-11-19 2011-02-17 Toray Eng Co Ltd 露光装置及び露光方法
JP2013215785A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Dainippon Printing Co Ltd レーザ加工システム、加工形状処理装置
CN113199151A (zh) * 2021-04-22 2021-08-03 大族激光科技产业集团股份有限公司 一种条烟激光变焦定位打标装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180105079A (ko) 레이저 가공 장치
JP6278451B2 (ja) マーキング装置およびパターン生成装置
WO2002098596A1 (en) Machining device and machining method
KR20160134494A (ko) 레이저 가공 장치
JP6035461B1 (ja) レーザー加工方法及びレーザー加工装置
JP2003136260A (ja) レーザマーキング装置
JP2006281268A (ja) レーザ加工機
JPH10328873A (ja) レーザ加工装置
JP2003290939A (ja) レーザマーキング装置
JP5081557B2 (ja) レーザ加工装置
JP2004148379A (ja) レーザマーキングシステム及びレーザマーキング方法
TW201739130A (zh) 雷射處理設備與使用其之雷射處理方法
JP3194248B2 (ja) レーザドリル装置及びレーザ穴あけ加工方法
JP4801634B2 (ja) レーザ加工装置、及び、レーザ加工方法
JP4718916B2 (ja) レーザマーキング装置
JP4891567B2 (ja) レーザマーキング装置、レーザマーキングシステム並びにガルバノミラーの制御方法
JP2005081392A (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置
KR20160107992A (ko) 레이저 마킹 장치
US11679602B2 (en) Substrate positioning for deposition machine
JP2009244808A (ja) 距離計測方法及び露光装置
WO2016147977A1 (ja) 描画装置
JP4040896B2 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP6013708B2 (ja) 姿勢修正装置
JP5274404B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP3850308B2 (ja) ガルバノスキャナのデジタル制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071127