JP3950534B2 - 印刷絵柄検査装置 - Google Patents

印刷絵柄検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3950534B2
JP3950534B2 JP33230197A JP33230197A JP3950534B2 JP 3950534 B2 JP3950534 B2 JP 3950534B2 JP 33230197 A JP33230197 A JP 33230197A JP 33230197 A JP33230197 A JP 33230197A JP 3950534 B2 JP3950534 B2 JP 3950534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
light
head member
pattern inspection
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33230197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11147308A (ja
Inventor
寛 大泉
弘明 雨宮
敏昭 土子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP33230197A priority Critical patent/JP3950534B2/ja
Publication of JPH11147308A publication Critical patent/JPH11147308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3950534B2 publication Critical patent/JP3950534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ヘッドの透明窓板の汚れ度合いを自動的に判定する印刷絵柄検査装置に係り、詳しくは、非検査時において光ヘッドを検査位置から移動させて発光素子が発光する光を監視用の受光器に入射させ、該受光器に入射した光の光量に基づき光ヘッドの汚れ度合いを判定する印刷絵柄検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、印刷機には印刷絵柄検査装置を設けて印刷された印刷物のインキ切れ等に起因した印刷不良の検出が行われる。このような印刷絵柄検査装置は、通常、発光素子と受光素子を透明窓板で保護した光ヘッドを備え、光ヘッドを印刷物と近接した位置で発光素子等が印刷物の印刷面と対面するように配設する。そして、印刷絵柄検査装置は、発光素子から透明窓板を通し印刷物の印刷面に光を照射して印刷面の反射光を受光素子で受光し、受光素子が受光した光の光量等に基づき印刷不良の有無を判定している。
【0003】
ところで、上述した印刷絵柄検査装置は、光ヘッドが印刷物に近接して配設されるため、光ヘッドの透明窓板に紙粉やインキミストが付着することが避けられず、透明窓板の清掃が不可欠である。ところが、光ヘッドが印刷機の内部に位置し、かつ、印刷物に接近していることから透明窓板の清掃が困難であり、また、透明窓板の汚れ度合いも印刷機により異なり、汚れ度合いを把握し、的確な清掃時期を知ることが困難であるという不都合があった。
【0004】
一方、特公昭61−35507号公報には、光源が装架された光電室を回動自在に軸架し、光電室の窓板等の清掃の容易化を図った色彩選別機の光電選別装置が記載される。したがって、この特公昭61−35507号公報に記載の技術を上述した印刷絵柄検査装置の光ヘッドに適用することで、光ヘッドの透明窓板の清掃を容易化できると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特公昭61−35507号公報に記載の装置にあっても、光電室の窓板の汚れ度合いは検査員が自身の感性で判断しなければならず、汚れを定量的に判定することができず、また、その清掃作業も検査員自身の判断で装置を停止させる等して行わなければならず、適正な時期に清掃を行うことができないという問題がある。
この発明は、上記問題に鑑みなされたもので、光ヘッドの透明窓板の汚れを正確に判定でき、透明窓板の清掃を適正な時期に行える光ヘッドの透明窓板の汚れ判定装置を備えた印刷絵柄検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、発光素子と受光素子をヘッド部材に取り付け、ヘッド部材前面に透明窓板を設けて光ヘッドを構成し、該光ヘッドを印刷機から送出される印刷済みの印刷用紙の送出経路近傍の印刷絵柄検査位置で前記透明窓板を通して前記発光素子から印刷用紙の印刷面に光を照射し該印刷面による反射光を前記受光素子で受光し、該受光素子が受光した反射光量に基づき前記印刷用紙の印刷状態を検査する印刷絵柄検査装置において、
光量検出器と前記ヘッド部材を駆動する駆動部とが設けられ、該光量検出器が前記発光素子が放射する光を受光して光の光量を基に前記透明窓板の汚れ度合いの判定を行う汚れ判定装置を備えるとともに、前記印刷機が運転中又は運転停止した状態に応じて該駆動部により該ヘッド部材前記印刷絵柄検査位置と前記判定装置において汚れ度合いの判定を行う汚れ判定位置との間を移動させ、印刷用紙の印刷状態の検査と前記汚れ判定装置による前記透明窓板の汚れの検査とを行うことを特徴とする印刷絵柄検査装置である。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷絵柄検査装置において、前記駆動部または前記ヘッド部材に該ヘッド部材が印刷絵柄検査位置に位置したことを検出する第1のセンサと、前記光ヘッドが前記汚れ判定位置に位置したことを検出する第2のセンサとを設け、前記第1のセンサにより前記光ヘッドが前記印刷絵柄検査位置にあることが検出た場合にのみ印刷用紙の印刷面の印刷状態を検査し、前記第2のセンサにより前記光ヘッドが前記汚れ判定位置にあることが検出た時にのみ汚れ度合いの判定を行うことを特徴とする印刷絵柄検査装置である
【0008】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の印刷絵柄検査装置において、前記汚れ判定装置の前記光量検出器に被蓋可能な可動蓋を設け、該可動蓋を前記ヘッド部材が前記汚れ判定位置に位置した時に開くようにしたことを特徴とする印刷絵柄検査装置である。
【0009】
【作用】
この発明にかかる印刷絵柄検査装置は、ヘッド部材を駆動するアクチュエータ等の駆動部を印刷機の運転状態に応じて制御、例えば、印刷機が印刷を停止(中断)している時等にヘッド部材を汚れ判定位置に、印刷機の運転時には印刷絵柄検査位置に移動させる。そして、印刷絵柄検査位置では印刷用紙の印刷面の検査を行い、また、汚れ判定位置で発光素子から汚れ判定装置へ光を照射して汚れ判定装置が受光した光の光量で汚れ度合いを判定する。したがって、印刷機の運転を汚れの判定のために特別に停止させる必要がなく、印刷に影響を及ぼすことなく汚れ判定を行える。
【0010】
特に、請求項2に記載の発明にかかる印刷絵柄検査装置は、ヘッド部材の位置を第1のセンサおよび第2のセンサにより検出してそれぞれ印刷物の検査(印刷絵柄の判定)と光センサの汚れ判定を行うため、これら検査や判定を正確に行え、高い信頼性が得られる。
また、請求項3に記載の発明にかかる印刷絵柄検査装置は、汚れ判定装置に汚れ判定時にのみ開く可動蓋を設けて受光部を被蓋するため、汚れ判定装置の受光部が汚れることを防止できる。
【0011】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1から図11はこの発明の一の実施の形態にかかる印刷絵柄検査装置を示し、図1が同検査装置の平面図、図2が図1のA−A矢視断面図、図3が同検査装置の図1と異なる動作状態における平面図、図4が図3のB−B矢視断面図、図5が図1,3と異なる動作状態における平面図、図6が図5のC−C矢視断面図、図7が同検査装置の制御系の構成図、図8が同制御系の要部のブロック図、図9および図10が同制御のメインルーチンを示すフローチャート、図11が同制御のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0012】
図1,2,3,4,5,6において、10A,10Bは平行に架設された印刷機フレームであり、印刷機フレーム10A、10Bには2つのガイドローラ11A,11Bが上下に離間して回転自在に架設され、これらガイドローラ11A,11Bに印刷済みのロール紙(印刷用紙)Pが走行可能に掛装される。図示しないが、ロール紙Pは、巻取ロールから引き出されて一面(図1中下面、印刷面)に印刷機により絵柄が印刷され、上記ガイドローラ11A,11Bを経て巻取ローラや裁断機等に導かれる。
【0013】
また、印刷機フレーム10A,10Bには、ヘッド部材21が架設され、このヘッド部材21の下方に光量検出器(受光器)41が取り付けられる。ヘッド部材21は、両端がそれぞれ支軸22A,22Bとアーム23A,23Bにより印刷機フレーム10A,10Bに取り付けられ、支軸22A,22B廻りに印刷絵柄検査位置(図1,2)、汚れ判定位置(図3,4)および清掃位置(図5,6)の間を揺動する。アーム23A,23Bはそれぞれ、一端にヘッド部材21が、中間部に支軸22A,22Bが固着し、他端にエアシリンダ24A,24Bが連結する。上述したアーム23A,23Bやエアシリンダ24A,24B等が駆動部を構成する。
【0014】
ヘッド部材21には、複数の発光素子31と受光素子32が対をなして取り付けられ、また、透明窓板39が取り付けられる。発光素子31と受光素子32は印刷絵柄検査装置99および後述する汚れ判定器に接続され、周知のように、発光素子31が光を発光し、受光素子32が発光素子31の発光した光の反射光を受光する。透明窓板39は、ガラス板あるいは透明樹脂板等からなり、素子31,32の発光方向前方に設けられる。
【0015】
後述するが、ヘッド部材21が印刷絵柄検査位置に位置した時は、発光素子31がロール紙Pの印刷面に向けて光を発光し、この印刷面からの反射光を受光素子32で受光する印刷絵柄検査を行う。また、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置した時は発光素子31が光量検出器41に向けて光を発光して透明窓板39の汚れを判定し、さらに、ヘッド部材21が清掃位置に位置した時には作業者が透明窓板39の清掃を行う。
【0016】
なお、図示および詳細な説明は割愛するが、印刷異常判定器は、受光素子31が受光した光の光量等で印刷異常を判定し、印刷異常が発生した時に印刷異常警報を出力する。これらヘッド部材21および素子31,32が光ヘッドを構成する。
また、上述した清掃位置は印刷絵柄検査位置と汚れ判定位置との間のみならず任意の位置に設定でき、さらに、その清掃も作業者による手作業のみならず、自動クリーニング装置を用いることも可能である。
【0017】
エアシリンダ24A,24Bはそれぞれ、シリンダボディが印刷機フレーム10A,10Bに揺動自在に取り付けられ、ロッド先端がアーム23A,23Bに連結する。このエアシリンダ24A,24Bは、電磁弁78等を介して圧縮空気源に連絡され、電磁弁78を経て供給される加圧空気によりヘッド部材21を揺動駆動する。図示を省略するが、電磁弁78は、コントローラ90に接続されて印刷機の運転状態等に応じて制御される。このエアシリンダ24A,24Bは、電磁弁78の通電制御により圧縮空気を供給され、ヘッド部材21を印刷絵柄検査位置、汚れ判定位置および清掃位置のいずれかにに駆動する。
【0018】
また、エアシリンダ24A,24Bには、上述した3つの動作位置を検出する第1のセンサ28a、第2のセンサ28aおよび第3のセンサ28cが設けられる。これらセンサ28a,28b,28cは印刷機コントローラ90に接続され、第1のセンサ28aはエアシリンダ24A,24Bがヘッド部材21を印刷絵柄検査位置に位置させる動作位置にある時に検知信号を、第2のセンサ28aはエアシリンダ24A,24Bがヘッド部材21を汚れ判定位置に位置させる動作位置にある時に検知信号を、第3のセンサ28cはエアシリンダ24A,24Bがヘッド部材21を清掃位置に位置させる動作位置にある時に検知信号をコントローラ90に出力する(オン)。
なお、これらセンサ28,29はヘッド部材21やアーム23A,23B等が印刷絵柄検査位置、汚れ判定位置および清掃位置に位置したことを検出するマイクロスイッチ等で代替することも可能である。
【0019】
光量検出器41は、ブラケット49により印刷機フレーム10Aに取り付けられ、汚れ判定器50に接続される。この光量検出器41は、受光素子からなる受光部41aと、この受光部41aを覆うカバー89とを備える。カバー89には、開口89aが形成され、また、蓋体88が開口89aを開閉可能にヒンジにより取り付けられる。蓋体88は、2つのリンク81,82を有するリンケージ80により前述したアーム23Aと連結され、アーム23A、すなわち、ヘッド部材21の揺動に応じて開閉する。
【0020】
後述するが、光量検出器41は、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置した時に、蓋体88がカバー89の開口89aを開き、発光素子31が発光する光を受光して受光した光の光量を表す検知信号を汚れ判定器50に出力する。この光量検出器41と汚れ判定器50が汚れ判定手段を構成する。
なお、上述の蓋体88は、前述したセンサ28a,28b,28cの出力等に基づきソレノイド等のアクチュエータで駆動することも可能である。
【0021】
汚れ判定器50は、図8に示すように、判定部51、基準入力部52および出力部53を有し、判定部51に光量検出器41が接続し、出力部53がコントローラに接続する。この汚れ判定器50は、基準値入力部52が基準値信号を判定部51に出力し、判定部51が光量検出器41から入力する検知信号と基準値信号を比較して判定信号を出力部53に出力し、検知信号が基準値信号よりも小さい時(光量検出器41が受光した光の光量が設定値よりも小さい時)に光量低下信号を出力部53からコントローラ90に出力する。
【0022】
コントローラ90は、図7に示すように、周知のシーケンサ等からなり、入力側に切替スイッチ71、検査位置スイッチ71a、清掃位置スイッチ71b、光量検出位置スイッチ71c、警報リセットスイッチ72、印刷機制御盤73、汚れ判定器50、第1のセンサ28および第2のセンサ29が接続し、また、出力側に検査位置確認ランプ74、清掃位置確認ランプ75、位置不良警報ランプ76、汚れ警報ランプ77、光量正常表示ランプ79、絵柄検査装置99および電磁弁78が接続する。
【0023】
詳細な説明は割愛するが、切替スイッチ71は、手動と自動の2切替位置を有し、モードを切り替えるために用いられる。検査位置スイッチ71aは手動モード時に印刷絵柄の検査を行うために、同様に、清掃位置スイッチ71bは手動モード時に清掃を行うために、光量検出位置スイッチ71cは手動モード時に透明窓板39の汚れ判定を行うために用いられる。警報リセットスイッチ72は警報を停止させるために用いられ、印刷機制御盤73は印刷機の運転を制御するために用いられて印刷機運転信号を出力し、また、各ランプ74,75,76,77,79は該当する場合に駆動されて点灯する。
【0024】
次に、図9,10,11を参照して作用を説明する。
この実施の形態にかかる印刷絵柄検査装置は、図9,10のフローチャートに示す一連の処理を実行して印刷用紙の絵柄検査を行う。すなわち、ステップS101において切替スイッチ71によるモードが手動モードあるいは自動モードのいずれであるかを判定し、モードに応じた処理を実行する。
【0025】
先ず、自動モードの場合を説明すると、ステップS101で自動モードと判定されると、ステップS102で印刷機から運転信号が入力しているか否か、すなわち、印刷機が印刷を行っているか否かを判定し、運転信号が入力していればステップS103以降の処理を、運転信号が入力していなければステップS109以降の処理を行う。
【0026】
ステップS103においては、電磁弁78を通電してエアシリンダ24A,24Bによりヘッド部材21を印刷絵柄検査位置(図1,2)に駆動する。次のステップS104においては、第1のセンサ28aが検知信号を出力(オン)しているか否か、すなわち、ヘッド部材21が印刷絵柄検査位置に位置しているか否かを判定し、ヘッド部材21が印刷絵柄検査位置になければステップS105の処理を、ヘッド部材21が印刷絵柄検査位置にあればステップS106の検査処理を行う。
【0027】
ステップS106においては、検査位置確認ランプ74等を点灯するとともに絵柄検査装置99に検査位置信号を出力し、また、絵柄検査装置99において入力する受光素子32の出力信号を基に印刷絵柄の検査を行う。すなわち、図1,2に示すように、印刷機から送り出される印刷済みの印刷用紙に発光素子31から光を照射し、この光の印刷用紙の印刷面で反射した反射光を受光素子32で受光し、この受光素子32の出力信号を基に絵柄検査装置99において印刷異常の有無を検査する。
【0028】
ステップS105においては、ステップS103の電磁弁78への通電オフから所定時間T1が経過した否かを判定し、所定時間T1が経過していなければステップS104からの処理を繰り返し実行し、所定時間T1が経過していればステップS107の位置不良処理を行う。このステップS107においては、位置不良警報ランプ76等を点灯し、また、必要に応じて印刷停止指令信号等を出力する。そして、次のステップS108において、終了か否かを判定し、終了であれば一連の処理を終了し、終了でなければステップS101からの処理を繰り返し実行する。
【0029】
一方、ステップS102で印刷機の運転信号が入力していないと判断されると、ステップS109で電磁弁78を通電してエアシリンダ24A,24Bによりヘッド部材21を汚れ判定位置(図3,4)に駆動する。続いて、ステップS110において、第2のセンサ28bが検知信号を出力(オン)しているか否か、すなわち、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置しているか否かを判定し、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置していればステップS111の汚れ監視処理を、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置していなければステップS112の処理を行う。
【0030】
ステップS111においては、図3,4に示すように、ヘッド部材21が汚れ判定位置に位置した状態で発光素子31から光量検出器41に向けて光を照射し、光量検出器41が受光した光の光量を汚れ判定器50により判定して発光素子31の汚れ度合いを検出し、汚れ度合いの報知や清掃等を行う。すなわち、このステップS111においては、図11のフローチャートに示すように、ステップS201において汚れ判定器50が光量低下信号を出力したか否かを判定し、光量低下信号が出力されていればステップS202で汚れ警報ランプ77を点灯し、また、光量低下信号が出力されていなければステップS203で正常な状態にあることを示す正常表示ランプ79の点灯等を行う。
【0031】
ステップS112においては、ステップS109の電磁弁78への通電から所定時間T2が経過しているか否かを判定し、所定時間T2が経過していなければステップS112からの処理を繰り返し行い、また、所定時間が経過していればステップS113で位置不良処理を行う。このステップS113においては、位置不良警報ランプ76の点灯等を行う。
【0032】
また、ステップS102において切替スイッチ71により手動モードに設定されていると判断された場合は、図10に示すように、ステップS114で清掃位置スイッチ71bがオン操作されているか、ステップS115で検査位置スイッチ71aがオン操作されているか、ステップS116で光量検出位置スイッチ71cがオン操作されているか否かを判断する。そして、清掃位置スイッチ71bがオン操作されている場合はステップS117以降の処理を行い、検査位置スイッチ71aがオン操作されていれば前述したステップS103以降の処理を、また、光量検出位置スイッチ71cがオン操作されていれば前述したステップS109以降の処理を行う。
【0033】
ステップS117においては、電磁弁78を通電してエアシリンダ24A,24Bによりヘッド部材21を清掃位置(図5,6)に駆動する。続いて、ステップS118で第3のセンサ28cが検知信号を出力(オン)しているか否か、すなわち、ヘッド部材21が清掃位置に位置しているか否かを判断し、ヘッド部材21が清掃位置に位置していればステップS119で清掃処理を行う。このステップS119においては、清掃位置確認ランプ75を点灯し、また、印刷機に運転停止指令信号を出力し、作業者が透明窓板39の清掃を行う。ここで、図5,6に示すように、透明窓板39の前方には相当の空間が確保されるため、その清掃作業も容易に行える。
【0034】
また、ステップS118でヘッド部材21が清掃位置に到達していないと判断されると、ステップS120において電磁弁78への通電から所定時間T3が経過した否かを判定し、所定時間T3が経過していなければステップS118からの処理を繰り返し実行し、所定時間T3が経過していればステップS121の位置不良処理を行う。このステップS120の位置不良処理は、前述したステップS107,S113等と同様にして行う。
【0035】
なお、上述した実施の形態においては、ヘッド部材21を揺動させて検査位置と汚れ判定位置との2位置間を移動させるが、揺動に限らず直線的な移動により2位置間を移動させることも可能である。
また、ヘッド形状が大きい場合や汚れ度合いが不均一な場合には、汚れ判定器50を複数個設置することも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる印刷絵柄検査装置によれば、光ヘッドの発光素子の光を受光して該受光した光に基づき透明窓板の汚れ度合いを判定する汚れ判定装置を設け、光ヘッドを印刷絵柄検査位置と汚れ判定位置との間を移動可能に支持するとともに、印刷機の運転状態に応じて制御されて光ヘッドを駆動する駆動部を設け、印刷機の運転時には発光素子から光を印刷用紙に照射して印刷用紙からの反射光を受光素子で受光し、受光素子が受光した光に基づき印刷状態を判定し、また、印刷機の運転停止時等には光ヘッドを汚れ判定位置に移動させ、汚れ判定位置において発光素子が発光する光を汚れ判定手段により照射して汚れ度合いを判定するため、印刷機の運転に影響を及ぼすことなく光ヘッドの透明窓板の汚れ判定を自動的かつ客観的に行え、ヘッド部材の透明窓板の清掃位置を印刷機から離れた位置に設定して清掃を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる印刷絵柄検査装置の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】同印刷絵柄検査装置の図1と異なる状態の平面図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】同印刷絵柄検査装置の図1,3と異なる状態の正面図である。
【図6】図5のC−C矢視図図である。
【図7】同印刷絵柄検査装置の制御系のブロック図である。
【図8】同制御系における汚れ判定のブロック図である。
【図9】同印刷絵柄検査装置の制御処理におけるメインルーチンの一部を示すフローチャートである。
【図10】同印刷絵柄検査装置の制御処理におけるメインルーチンの残部を示すフローチャートである。
【図11】同制御処理におけるサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10A,10B 印刷機フレーム
11A,11B ガイドローラ
21 ヘッド部材
22A,22B 支軸
23A,23B アーム
24A,24B エアシリンダ(アクチュエータ)
28a 第1のセンサ
28b 第2のセンサ
28c 第3のセンサ
31 発光素子
32 受光素子
39 透明窓板
41 光量検出器(受光器)
50 汚れ判定器(汚れ判定手段)
74 検査位置確認ランプ
75 清掃位置確認ランプ
76 位置不良警報ランプ
77 光量低下警報ランプ
80 リンケージ
88 蓋
89 カバー
89a 開口
90 コントローラ
P 印刷用紙

Claims (3)

  1. 発光素子と受光素子をヘッド部材に取り付け、ヘッド部材前面に透明窓板を設けて光ヘッドを構成し、該光ヘッドを印刷機から送出される印刷済みの印刷用紙の送出経路近傍の印刷絵柄検査位置で前記透明窓板を通して前記発光素子から印刷用紙の印刷面に光を照射し該印刷面による反射光を前記受光素子で受光し、該受光素子が受光した反射光量に基づき前記印刷用紙の印刷状態を検査する印刷絵柄検査装置において、
    光量検出器と前記ヘッド部材を駆動する駆動部とが設けられ、該光量検出器が前記発光素子が放射する光を受光して光の光量を基に前記透明窓板の汚れ度合いの判定を行う汚れ判定装置を備えるとともに、前記印刷機が運転中又は運転停止した状態に応じて該駆動部により該ヘッド部材前記印刷絵柄検査位置と前記判定装置において汚れ度合いの判定を行う汚れ判定位置との間を移動させ、印刷用紙の印刷状態の検査と前記汚れ判定装置による前記透明窓板の汚れの検査とを行うことを特徴とする印刷絵柄検査装置。
  2. 請求項1に記載の印刷絵柄検査装置において、前記駆動部または前記ヘッド部材に該ヘッド部材が印刷絵柄検査位置に位置したことを検出する第1のセンサと、前記光ヘッドが前記汚れ判定位置に位置したことを検出する第2のセンサとを設け、前記第1のセンサにより前記光ヘッドが前記印刷絵柄検査位置にあることが検出た場合にのみ印刷用紙の印刷面の印刷状態を検査し、前記第2のセンサにより前記光ヘッドが前記汚れ判定位置にあることが検出た時にのみ汚れ度合いの判定を行うことを特徴とする印刷絵柄検査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷絵柄検査装置において、前記汚れ判定装置の前記光量検出器に被蓋可能な可動蓋を設け、該可動蓋を前記ヘッド部材が前記汚れ判定位置に位置した時に開くようにしたことを特徴とする印刷絵柄検査装置。
JP33230197A 1997-11-18 1997-11-18 印刷絵柄検査装置 Expired - Fee Related JP3950534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33230197A JP3950534B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷絵柄検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33230197A JP3950534B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷絵柄検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11147308A JPH11147308A (ja) 1999-06-02
JP3950534B2 true JP3950534B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=18253439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33230197A Expired - Fee Related JP3950534B2 (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷絵柄検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3950534B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4616451B2 (ja) 2000-09-22 2011-01-19 株式会社小森コーポレーション 印刷品質検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11147308A (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2124065A1 (en) Device and method for detecting web contamination
KR102023581B1 (ko) 릴-투-릴 검사장치 및 릴-투-릴 검사방법
TWI432720B (zh) 非亮燈檢查裝置
MX2015002202A (es) Inspeccion del interior de envases desde abajo a traves del fondo del envase.
JP2002071588A (ja) X線異物検査装置
KR20020093133A (ko) 유리 가장자리 검사 장치
JP3950534B2 (ja) 印刷絵柄検査装置
JPH0453255B2 (ja)
FI93581C (fi) Laite paperin tai kartongin pölyämistaipumuksen määrittämiseksi
US5015849A (en) Index marking system
KR101469113B1 (ko) 차량의 선바이저의 제품 불량 검사장치
JP4002429B2 (ja) 異物検査機能を備えた露光装置及びその装置における異物検査方法
WO2020105368A1 (ja) ガラス板の製造方法、及びガラス板の製造装置
FI125725B (fi) Menetelmä ja sovitelma kuiturainan seuraamiseksi
KR101469112B1 (ko) 차량의 선바이저 힌지 연결부의 토크력 및 이음 검사장치
KR101806694B1 (ko) 용접팁 검사장치 및 그 방법
JP3741513B2 (ja) リードフレームの検査装置
JP2002365227A (ja) プレス品の検査装置
JP2001215197A (ja) 透明シートの検査方法および装置
US20080098914A1 (en) Rotary body protecting apparatus
JP2000292368A (ja) 品質検査装置
JPH07125729A (ja) 不良袋検出装置
JP3247646B2 (ja) 表面検査装置の校正方法
KR20140073229A (ko) 차량의 선바이저 조명부의 조도 및 전류 검사장치
JP3005705B2 (ja) 粘着ゴミ取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees