JP3950386B2 - トンネル掘削機並びにトンネル施工工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下自動車道路や地下鉄道などに使用する拡幅トンネルを掘削形成するトンネル掘削機並びにトンネル施工工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なシールド掘削機は、筒状の掘削機本体の前部にカッタヘッドが回転自在に装着されると共に、この掘削機本体の後部にシールドジャッキ及びセグメントエレクタが装着されて構成されている。従って、このカッタヘッドを駆動モータによって旋回させながら、シールドジャッキによって掘削機本体を前進させることで、前方の地盤を掘削してトンネルを掘削形成し、エレクタ装置によってこの掘削形成されたトンネルの内壁面にセグメントを組付けてトンネルを構築することができる。
【0003】
ところで、例えば、地下自動車道路では、車線が増加して拡幅してその後に分岐した道路があり、また、地下鉄道では、途中駅から複数の路線に分岐した鉄道がある。このような拡幅部分を有するトンネルを掘削する場合、トンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方向に広くしたり、狭くしたりする必要がある。このようなトンネル掘削断面形状を掘削途中で幅方向に変更する、所謂、拡幅式のトンネル掘削機としては、例えば、特開平11−256980号公報に開示されたものがある。この公報に開示されたトンネル掘削機は、主カッタ機構を有する主掘削機本体の両側にそれぞれ副カッタ機構を有する副掘削機本体を配設し、拡幅ジャッキにより主掘削機本体に対して副掘削機本体を外方に移動可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような拡幅式のトンネル掘削機では、箱型をなす主掘削機本体の両側部にコ字型をなす副掘削機本体が嵌合した構成となっており、構造が複雑で製造コストも増加してしまう。また、掘削機本体同志のシール性やセグメントとの間のシール性を十分に確保することが困難であった。
【0005】
本発明はこのような問題点を解決するものであって、簡単な構成で拡幅トンネルを容易に施工可能としたトンネル掘削機並びにトンネル施工工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のトンネル掘削機は、筒形状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に装着されたカッタと、前記掘削機本体の後部に装着されて掘削壁面に沿って覆工部材を組み付けるエレクタ装置と、前記掘削機本体の側部から外方に移動して当該掘削機本体の外周面との間に拡幅空間部を形成可能な拡幅部とを具えたことを特徴とするものである。
【0007】
この場合、拡幅部は掘削機本体の側部から全体が外方にスライド可能としたり、上端部または下端部を支点として回動可能としてもよく、また、この拡幅部を複数の部分から構成したり、着脱自在として必要時に装着するようにしてもよい。そして、拡幅部を移動させるための手段は、既に掘削機本体内に搭載されている機器、例えば、エレクタ装置を用いてもよく、別途油圧ジャッキや駆動モータなどを用いてもよい。
【0008】
請求項2の発明のトンネル掘削機では、前記拡幅部は前記掘削機本体の側部開口を閉塞するように配設され、前記エレクタ装置により外方に移動可能であることを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明のトンネル掘削機では、前記エレクタ装置は、前記掘削機本体の内周面に沿って覆工部材を組付可能であると共に、外方に移動した前記拡幅部の内周面に沿って覆工部材を組付可能であることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明のトンネル掘削機では、前記拡幅部は前記掘削機本体に設けられたガイドにより側方に移動可能に支持されたことを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明のトンネル掘削機では、前記拡幅部は上端部あるいは下端部が前記掘削機本体に回動可能に支持されたことを特徴としている。
【0012】
請求項6の発明のトンネル施工工法は、前記請求項1乃至5のいずれかに記載のトンネル掘削機におけるカッタを駆動しながら掘削機本体を前進することで、前方地盤の掘削及び側方地盤の余掘りを行い、前記掘削機本体の内周面に沿って第1覆工部材をリング状に組み付けると共に、該掘削機本体から拡幅部を前記余掘部分に移動して該拡幅部の内周面に沿って第2覆工部材を組み付けることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の発明のトンネル施工工法では、前記第1覆工部材と前記第2覆工部材とが重複して組み付けられた後、両者を仮接合することを特徴としている。
【0014】
請求項8の発明のトンネル施工工法では、前記第1覆工部材と前記第2覆工部材とを接合すると共に、該第2覆工部材の内側に重複して位置する前記第1覆工部材を切除することで、トンネル拡幅空間部を形成することを特徴としている。
【0015】
請求項9の発明のトンネル施工工法では、前記第2覆工部材は中空箱体であって、前記第2覆工部材の内側に重複して位置する前記第1覆工部材の切除時に、該中空箱体の内壁も切除することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1に本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の縦断面、図2に図1のII−II断面、図3及び図4に本実施形態のトンネル掘削機によるセグメント組付作業を表す概略、図5にセグメントの組付状態を表すトンネル断面、図6にトンネル拡幅空間部の形成作業を表すトンネル要部断面を示す。
【0018】
本実施形態のトンネル掘削機において、図1及び図2に示すように、掘削機本体11は円筒形状をなし、前部にカッタヘッド12が回転自在に装着され、カッタ旋回モータ13により駆動回転可能となっている。このカッタヘッド12は円板形状をなし、前面に多数のカッタビット14が装着されると共に、コピーカッタ15が油圧ジャッキ16により側方に突出可能に装着されている。従って、カッタ旋回モータ13を駆動すると、カッタヘッド12を回転することができ、カッタビット14により前方の地盤を掘削することができると共に、コピーカッタ15により側方の地盤を余掘りすることができる。
【0019】
また、掘削機本体11にはシールドジャッキ17が周方向に沿って複数並設されており、このシールドジャッキ17を掘進方向後方に伸長して既設セグメント(第1覆工部材)SA に押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進することができる。また、掘削機本体11には支持部材18により旋回リング19が旋回自在に支持され、駆動モータ20により旋回可能となっており、この旋回リング19にセグメントSA を組立てるエレクタ装置21が装着されている。
【0020】
このエレクタ装置21において、旋回リング19には左右一対の外筒22が固定され、各外筒22にはそれぞれ内筒23が移動自在に支持され、各内筒23の下端部はアーム24を介してその中央に位置するグリップボックス25に連結されている。また、各外筒22にはそれぞれ昇降ジャッキ26が取付けられ、駆動ロッドの先端部がアーム24に連結されている。従って、昇降ジャッキ26を伸縮駆動することで、アーム24を介してグリップボックス25をトンネル径方向に沿って移動することができる。
【0021】
このグリップボックス25は下方に開口した箱型形状をなし、スライドジャッキ27により移動体28がトンネル長手方向にスライド可能となっている。そして、この移動体28に吊りブラケット29が取付けられ、連結ピン30により吊り金具31が連結可能となっている。なお、この吊り金具31はセグメントSA にねじ係脱可能となっている。また、移動体28にはサポートジャッキ(図示略)によりサポート部材32が移動可能に装着されている。
【0022】
従って、グリップボックス25の吊りブラケット29に連結ピン30により吊り金具31を連結してサポート部材32をセグメントSA の内周面に押圧することで、このセグメントSA を振れることなく適正に保持することがで、この状態で、駆動モータ20により旋回リング19を旋回すると、セグメントSA をトンネル周方向に移動することができ、昇降ジャッキ26を伸縮すると、セグメントSA をトンネル径方向に移動することができ、スライドジャッキ27を伸縮すると、セグメントSA をトンネル長手方向に移動することができる。
【0023】
また、図1乃至図3に示すように、掘削機本体11の左右の側部には周方向に沿った開口部33,34が形成され、この開口部33,34の外周側にはスライドガイド35,36が固定されており、拡幅プレート(拡幅部)37,38が各開口部33,34を閉塞するようにスライドガイド35,36に外方に移動自在に嵌合している。即ち、スライドガイド35,36は、掘削機本体11における各開口部33,34の上側及び下側には固定された上下一対のガイド35a,35b、36a,36bと、掘削機本体11における開口部33,34の前側に固定された前ガイド35c,36cとにより構成されており、上下のガイド35a,35bは前ガイド35cにより連結され、上下のガイド36a,36bは前ガイド36cにより連結されている。また、拡幅プレート37,38は、掘削機本体11の外周面に沿った湾曲部37a,38aと、この湾曲部37a,38aの前側に直交して固定された前壁部37b,38bとから構成されている。
【0024】
そして、各拡幅プレート37,38は、湾曲部37a,38aがスライドガイド35,36の上下ガイド35a,35b、36a,36bに嵌合して移動自在であり、前壁部37b,38bが前ガイド35c,36cに挾持されて移動自在となっている。なお、各湾曲部37a,38aの上下端部には上下ガイド35a,35b、36a,36bに摺接するシール部材37c,37d,38c,38dが装着され、各前ガイド35c,36cには各前壁部37b,38bに摺接するシール部材35dが装着され、各湾曲部37a,38aの後部内周面にシール部材37eが装着されると共に、シール部材37eに対向する掘削機本体11の外周面にシール部材33aが装着されている。
【0025】
また、スライドガイド35,36の上下ガイド35a,35b、36a,36bにおける上下端部にはストッパ35e,35f、36e,36fが形成されており、各拡幅プレート37,38の外方への移動量を規制している。掘削機本体11と上下ガイド35a,35b、36a,36bと各湾曲部37a,38aとの間には裏込注入管39,40が配設されている。更に、掘削機本体11の後部内周面にはテールシール41が装着されている。
【0026】
ここで、このように構成された本実施形態のトンネル掘削機による拡幅トンネルの施工工法について説明する。
【0027】
まず、図1及び図3(a)に示すように、カッタ旋回モータ13によりカッタヘッド12を回転させながら、複数のシールドジャッキ17を伸長して既設セグメントSA へ押し付け、その反力によって掘削機本体11を前進させる。すると、カッタヘッド12の各カッタビット14が前方の地盤を掘削して円形断面のトンネルを掘削することができる。次に、エレクタ装置21はトンネル内に搬入されたセグメントSA を保持して掘削機本体11の内周面に沿って移動し、各セグメントSA 同志を連結固定してリング状に組み立てる。従って、この繰返し作業により円形断面のトンネルを施工することができる。
【0028】
この円形断面のトンネルを掘削して予め設定されたトンネル拡幅開始位置に到達すると、カッタヘッド12を回転させながらコピーカッタ15を所定の回転位置で突出して、例えば、右側方を余掘りする。そして、拡幅プレート37がコピーカッタ15により余掘りされた位置に至ると、図3(b)に示すように、エレクタ装置21がトンネル内に搬入された拡幅トンネル用のセグメントSB を保持して旋回し、開口部33を通してこのセグメントSB により拡幅プレート37を外方に押し出す。即ち、拡幅プレート37の外側には余掘りによって空間部が形成されており、エレクタ装置21は保持したセグメントSB を開口部33から露出する拡幅プレート37の内周面に接触し、昇降ジャッキ26を伸長することで、セグメントSB により拡幅プレート37を外方に移動して押し出し、掘削機本体11の外周面と拡幅プレート37の内周面との間に拡幅空間部を形成する。なお、拡幅プレート37の後端部には伸縮自在で掘削機本体11に密着するゴムシール42が設けられており、内部への浸水が防止されている。
【0029】
掘削機本体11に対して拡幅プレート37が所定距離だけ外方に移動して拡幅空間部が形成されると、図4(a)に示すように、掘削機本体11を前進させながら、エレクタ装置21は拡幅プレート37の内周面に沿ってセグメントSB 同志を連結固定して弧状に組み付けると共に、掘削機本体11の内周面に沿ってセグメントSA をリング状に組み立て、連結ピン43によりセグメントSB とセグメントSA とを仮接合する。この場合、開口部33に対応した位置でセグメントSB に続いてセグメントSA が組付けられると、直ちに連結ピン43を貫通して両者を仮接合するが、掘削機本体11が所定距離前進したら、この連結ピン43を抜いて掘削機本体11との接触を防止し、この掘削機本体11の後方で再び連結ピン43をセグメントSB ,SA を貫通して両者を仮接合する。
【0030】
このセグメントSB ,SA を組み付ける途中で、エレクタ装置21が保持した拡幅トンネル用のセグメントSB により再び拡幅プレート37を外方に押し出すことで、この掘削機本体11に対する拡幅プレート37の拡幅量(移動量)は徐々に大きくしていく。この場合、図4(b)に示すように、拡幅プレート37の拡幅量に合わせて厚さの異なる拡幅トンネル用のセグメントSB が予め用意されており、前述と同様に、掘削機本体11を前進させながら、エレクタ装置21が拡幅プレート37の内周面に沿ってセグメントSB を弧状に組み付けると共に、掘削機本体11の内周面に沿ってセグメントSA をリング状に組み立て、連結ピン43により両者を仮接合する。
【0031】
そして、拡幅トンネル用のセグメントSB が所定距離だけ組付けられると、コピーカッタ15による余掘り量を減少していくと共に、エレクタ装置21は保持したセグメントSB を拡幅プレート37の内周面に形成された図示しない係止部に係止し、昇降ジャッキ26を収縮することで拡幅プレート37を内方に引き戻し、掘削機本体11と拡幅プレート37との間の拡幅空間部を減少させる。その後、掘削機本体11がトンネル拡幅終了位置に到達すると、エレクタ装置21はセグメントSB の組付作業を終了し、拡幅プレート37を内方に引き戻して掘削機本体11に密着させ、セグメントSA のみをリング状に組み立てていく。
【0032】
このセグメントSA ,SB の組付作業により、図5及び図6(a)に示すように、側方に重複するSA ,SB が形成されると、周辺の地盤を薬液注入により固化して地盤改良し、セグメントSB の外周部とセグメントSA との間にコンクリートの打設によって接合壁44を形成すると共に、図6(b)に示すように、互いに重複する内側のセグメントSA を切除することで、トンネル拡幅空間部Aを形成する。
【0033】
この場合、掘削機本体11の推進力を得る目的で、セグメントSA にはシールドジャッキ17の駆動力が作用するため、このセグメントSA は所定の剛性力を必要とするが、セグメントSB にはシールドジャッキ17の駆動力が作用しないため、セグメントSB は外部からの土圧を受け止められればよく、強固に製造する必要はない。本実施形態では、図6(a)(b)に示すように、セグメントSB を鋼板を溶接により接合して中空箱体に形成しており、トンネル拡幅空間部Aを形成するとき、セグメントSB の内壁も切除することで、トンネル拡幅空間部Aの容積を十分に確保できる。
【0034】
なお、上述の説明では、トンネル掘削機の右側方を余掘りし、エレクタ装置21により右側の拡幅プレート37を外方に突出してセグメントSB を組み付けてトンネル拡幅空間部Aを形成したが、トンネル掘削機の左側方を余掘りし、エレクタ装置21により左側の拡幅プレート38を外方に突出してセグメントSB を組み付けてトンネル拡幅空間部Aを形成してもよく、同時に左右にトンネル拡幅空間部Aを形成してもよい。
【0035】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の前部にコピーカッタ15を有するカッタヘッド12を装着する一方、後部にエレクタ装置21を装着し、掘削機本体11の側部に開口部33,34を形成すると共に、この開口部33,34の外周側にスライドガイド35,36を固定し、拡幅プレート37,38が開口部33,34を閉塞するようにスライドガイド35,36に嵌合し、エレクタ装置21により外方に移動可能としている。
【0036】
従って、カッタヘッド12を駆動しながら掘削機本体11を前進することで、前方地盤を掘削すると共にコピーカッタ15により余掘りを行い、エレクタ装置21により掘削機本体11の後部内周面に沿ってセグメントSA をリング状に組み付けると共に、掘削機本体11から拡幅プレート37,38を余掘部分に移動して拡幅プレート37,38の内周面に沿ってセグメントSB を組み付け、セグメントSA ,SB を接合すると共に重複して位置するセグメントSA を切除することでトンネル拡幅空間部Aを形成することができる。
【0037】
そのため、掘削機本体11の側部に拡幅プレート37,38を移動自在に設け、既存のエレクタ装置21により移動可能とすることで、拡幅トンネル用の掘削機を簡単な構成で容易に製造可能となり、装置の簡素化を図ることができる。また、通常のトンネル部分と拡幅トンネル部分との接合を後工程で行うことで、トンネル掘削機によるセグメントSA ,SB の組立作業を効率よく行うことができ、拡幅トンネルを容易に施工可能とすることができる。
【0038】
図7及び図8にに本発明の第2、第3実施形態に係るトンネル掘削機の断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0039】
第2実施形態のトンネル掘削機において、図7に示すように、掘削機本体11の左右の側部には周方向に沿った開口部33,34が形成され、この開口部33,34の外周側には拡幅プレート(拡幅部)51,52が各開口部33,34を閉塞するように外方に回動自在に装着されている。即ち、掘削機本体11における各開口部33,34の上部にはヒンジ部53,54が装着されており、拡幅プレート51,52の上端部を回動自在に支持している。一方、各拡幅プレート51,52は、湾曲部51a,52aと前壁部51b,51bと下底部51c,52cとで構成され、上端部にヒンジ部53,54に支持される支持部51d,52dが形成され、下端部に外方への移動量を規制するストッパ51e,52eが形成されている。なお、掘削機本体11と拡幅プレート51,52との間には浸水を防止する図示しないシール部材が装着されている。
【0040】
従って、掘削機本体11に拡幅プレート51,52を密着させた状態で通常の円形断面トンネルを掘削し、予め設定されたトンネル拡幅開始位置に到達すると、カッタヘッド12を回転させながらコピーカッタ15により余掘りを行う。そして、拡幅プレート51,52が余掘り位置に至ると、エレクタ装置21により拡幅プレート51,52を外方に押し出すと、この拡幅プレート51,52は支持部51d,52dを支点として外方に回動し、掘削機本体11の外周面と拡幅プレート51,52の内周面との間に拡幅空間部を形成する。
【0041】
そして、エレクタ装置21が拡幅プレート51,52の内周面に沿ってセグメントSB を弧状に組み付けると共に、掘削機本体11の内周面に沿ってセグメントSA をリング状に組み立て、連結ピン43によりセグメントSB とセグメントSA とを仮接合する。その後、拡幅トンネル用のセグメントSB を所定距離だけ組付けると、前述の実施形態と同様に、エレクタ装置21により拡幅プレート51,52を内方に引き戻して掘削機本体11に密着させ、セグメントSA のみをリング状に組み立てていく。このセグメントSA ,SB の組付作業により、側方に重複するSA ,SB が形成されると、セグメントSB とセグメントSA とを接合すると共に、重複する内側のセグメントSA を切除することで、トンネル拡幅空間部を形成する。
【0042】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の側部に開口部33,34を形成すると共に、この開口部33,34の外周側に拡幅プレート51,52が開口部33,34を閉塞するように回動自在に装着し、エレクタ装置21により外方に回動可能としている。従って、掘削機本体11の外部に拡幅プレート51,52を移動自在に支持するためのガイドが不要となり、構造が簡素化されると共に、外方への突出部分がなくなって推進抵抗が減少して拡幅トンネルを容易に施工することができる。
【0043】
上述の第2実施形態にて、拡幅プレート51,52を湾曲部51a,52aと前壁部51b,52bと下底部51c,52cとを一体に形成して構成したが、湾曲部51a,52aに対して前壁部51b,52b及び下底部51c,52cを着脱自在とし、通常トンネルの掘削時には湾曲部51a,52aのみで開口部33,34を閉塞し、拡幅トンネルの掘削時に湾曲部51a,52aに前壁部51b,52b及び下底部51c,52cを装着してから外方に回動するようにしてもよい。このように構成することで、通常トンネルの掘削時に掘削機本体11内への突出物をなくして作業空間を確保することができる。
【0044】
第3実施形態のトンネル掘削機において、図8に示すように、掘削機本体11の左右の側部には周方向に沿った開口部33,34が形成され、この開口部33,34の外周側には拡幅プレート(拡幅部)61,62が各開口部33,34を閉塞するように外方に回動自在に装着されている。即ち、掘削機本体11における各開口部33,34の上部には上ヒンジ部63,64が装着され、下部には下ヒンジ部65,66が装着されている。一方、各拡幅プレート61,62は、上湾曲部61a,62aと下湾曲部61b,62bと前壁部61c,62cとで構成され、上湾曲部61a,62aの上端部がヒンジ部63,64に回動自在に支持される一方、下湾曲部61b,62bの下端部がヒンジ部65,66に回動自在に支持されており、上湾曲部61a,62aには外方への移動量を規制する図示しないストッパが形成されている。なお、掘削機本体11と拡幅プレート61,62との間には浸水を防止する図示しないシール部材が装着されている。
【0045】
従って、掘削機本体11に拡幅プレート61,62を密着させた状態で通常の円形断面トンネルを掘削し、予め設定されたトンネル拡幅開始位置に到達すると、カッタヘッド12を回転させながらコピーカッタ15により余掘りを行う。そして、拡幅プレート61,62が余掘り位置に至ると、エレクタ装置21により拡幅プレート61,62を外方に押し出すと、この拡幅プレート61,62は上湾曲部61a,62aがヒンジ部63,64を支点として、下湾曲部61b,62bはヒンジ部65,66を支点として外方に回動し、掘削機本体11の外周面と拡幅プレート61,62の内周面との間に拡幅空間部を形成する。
【0046】
そして、エレクタ装置21が拡幅プレート61,62の内周面に沿ってセグメントSB を弧状に組み付けると共に、掘削機本体11の内周面に沿ってセグメントSA をリング状に組み立て、連結ピン43によりセグメントSB とセグメントSA とを仮接合する。その後、拡幅トンネル用のセグメントSB を所定距離だけ組付けると、前述の実施形態と同様に、エレクタ装置21により拡幅プレート61,62を内方に引き戻して掘削機本体11に密着させ、セグメントSA のみをリング状に組み立てていく。このセグメントSA ,SB の組付作業により、側方に重複するSA ,SB が形成されると、セグメントSB とセグメントSA とを接合すると共に、重複する内側のセグメントSA を切除することで、トンネル拡幅空間部を形成する。
【0047】
このように本実施形態のトンネル掘削機にあっては、掘削機本体11の側部に開口部33,34を形成すると共に、この開口部33,34の外周側に拡幅プレート61,62が開口部33,34を閉塞するように回動自在に装着し、エレクタ装置21により外方に回動可能とし、この拡幅プレート61,62を少なくとも上湾曲部61a,62aと下湾曲部61b,62bとで構成している。従って、掘削機本体11の外部に拡幅プレート61,62を移動自在に支持するためのガイドが不要となると共に、掘削機本体11内への突出部を減少して構造を簡素化することができる。
【0048】
なお、上述した各実施形態において、拡幅プレート37,38,51,52,61,62を移動する移動手段としてエレクタ装置21を用いたが、掘削機本体11内に装着するスペースがあれば、別途専用の移動ジャッキ等を予め装着したり、使用時に装着可能としてもよい。
【0049】
また、掘削機本体11に対して拡幅プレート37,38をスライドして外方に移動可能としたり、拡幅プレート51,52,61,62を外方に回動可能としたがその構成は実施形態に限定されるものではない。更に、拡幅プレート37,38,51,52,61,62や開口部33,34の形状も実施形態に限定されるものではない。更に、掘削機本体11を円筒形状としたが、楕円形状、矩形状、あるいはその他の異形状であってもよい。
【0050】
そして、本発明のトンネル掘削機は、泥水式あるいは泥土圧式シールド掘削機やトンネルボーリングマシンに適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、推進ジャッキにより前進可能な掘削機本体の前部にカッタを装着すると共に、後部に掘削壁面に沿って覆工部材をリング状に組み付けるエレクタ装置を装着し、この掘削機本体の側部から外方に移動して当該掘削機本体の外周面との間に拡幅空間部を形成可能な拡幅部を設けたので、掘削機本体に拡幅部を移動自在に設けるだけで大幅な改良を行うことなく簡単な構成で容易に拡幅用トンネル掘削機を製造可能となり、装置の簡素化を図ることができる。
【0052】
請求項2の発明のトンネル掘削機によれば、拡幅部を掘削機本体の側部開口を閉塞するように配設し、エレクタ装置により外方に移動可能としたので、拡幅部を既存設備により移動可能とすることで、装置の簡素化並びに低コスト化を図ることができる。
【0053】
請求項3の発明のトンネル掘削機によれば、エレクタ装置は掘削機本体の内周面に沿って覆工部材を組付可能であると共に、外方に移動した拡幅部の内周面に沿って覆工部材を組付可能としたので、既存設備により通常トンネルの覆工部材と拡幅トンネルの覆工部材を組付可能とすることで、装置の簡素化並びに低コスト化を図ることができる。
【0054】
請求項4の発明のトンネル掘削機によれば、拡幅部は掘削機本体に設けられたガイドにより側方に移動可能に支持したので、拡幅部の移動を適正に支持することで拡幅動作をスムースに行い、確実に拡幅トンネルを形成することができる。
【0055】
請求項5の発明のトンネル掘削機によれば、拡幅部は上端部あるいは下端部が掘削機本体に回動可能に支持されたので、掘削機本体の外周面に大きな突出物をなくして推進抵抗を減少することができる。
【0056】
また、請求項6の発明のトンネル施工工法によれば、前記請求項1乃至5のいずれかに記載のトンネル掘削機におけるカッタを駆動しながら掘削機本体を前進することで、前方地盤の掘削及び側方地盤の余掘りを行い、掘削機本体の内周面に沿って第1覆工部材をリング状に組み付けると共に、掘削機本体から拡幅部を余掘部分に移動して拡幅部の内周面に沿って第2覆工部材を組み付けるようにしたので、拡幅トンネル用の掘削機を簡単な構成で容易に製造可能となり、装置の簡素化を図ることができると共に、拡幅トンネルを容易に施工可能とすることができる。
【0057】
請求項7の発明のトンネル施工工法によれば、第1覆工部材と第2覆工部材とが重複して組み付けられた後、両者を仮接合するようにしたので、第1覆工部材に対する第2覆工部材の組付位置のずれを防止することができる。
【0058】
請求項8の発明のトンネル施工工法によれば、第1覆工部材と第2覆工部材とを接合すると共に、第2覆工部材の内側に重複して位置する第1覆工部材を切除することで、トンネル拡幅空間部を形成するようにしたので、第1、第2覆工部材の組立作業を効率よく行うことができ、拡幅トンネルを容易に施工可能とすることができる。
【0059】
請求項9の発明のトンネル施工工法によれば、第2覆工部材は中空箱体であって、第2覆工部材の内側に重複して位置する第1覆工部材の切除時に、中空箱体の内壁も切除するようにしたので、第2覆工部材の簡素化並びに低コスト化を可能とすることができると共に、拡幅部の容積を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本実施形態のトンネル掘削機によるセグメント組付作業を表す概略図である。
【図4】本実施形態のトンネル掘削機によるセグメント組付作業を表す概略図である。
【図5】セグメントの組付状態を表すトンネル断面図である。
【図6】トンネル拡幅空間部の形成作業を表すトンネル要部断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機の断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るトンネル掘削機の断面図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体
12 カッタヘッド
13 カッタ旋回モータ
17 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
19 旋回リング
20 駆動モータ
21 エレクタ装置
26 昇降ジャッキ
31 吊り金具
33,34 開口部
35,36 スライドガイド
37,38 拡幅プレート(拡幅部)
51,52 拡幅プレート(拡幅部)
61,62 拡幅プレート(拡幅部)
A ,SB セグメント

Claims (9)

  1. 筒形状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に装着されたカッタと、前記掘削機本体の後部に装着されて掘削壁面に沿って覆工部材を組み付けるエレクタ装置と、前記掘削機本体の側部から外方に移動して当該掘削機本体の外周面との間に拡幅空間部を形成可能な拡幅部とを具えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 請求項1において、前記拡幅部は前記掘削機本体の側部開口を閉塞するように配設され、前記エレクタ装置により外方に移動可能であることを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 請求項2において、前記エレクタ装置は、前記掘削機本体の内周面に沿って覆工部材を組付可能であると共に、外方に移動した前記拡幅部の内周面に沿って覆工部材を組付可能であることを特徴とするトンネル掘削機。
  4. 請求項1において、前記拡幅部は前記掘削機本体に設けられたガイドにより側方に移動可能に支持されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  5. 請求項1において、前記拡幅部は上端部あるいは下端部が前記掘削機本体に回動可能に支持されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれかに記載のトンネル掘削機におけるカッタを駆動しながら掘削機本体を前進することで、前方地盤の掘削及び側方地盤の余掘りを行い、前記掘削機本体の内周面に沿って第1覆工部材をリング状に組み付けると共に、該掘削機本体から拡幅部を前記余掘部分に移動して該拡幅部の内周面に沿って第2覆工部材を組み付けることを特徴とするトンネル施工工法。
  7. 請求項6において、前記第1覆工部材と前記第2覆工部材とが重複して組み付けられた後、両者を仮接合することを特徴とするトンネル施工工法。
  8. 請求項6において、前記第1覆工部材と前記第2覆工部材とを接合すると共に、該第2覆工部材の内側に重複して位置する前記第1覆工部材を切除することで、トンネル拡幅空間部を形成することを特徴とするトンネル施工工法。
  9. 請求項6において、前記第2覆工部材は中空箱体であって、前記第2覆工部材の内側に重複して位置する前記第1覆工部材の切除時に、該中空箱体の内壁も切除することを特徴とするトンネル施工工法。
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