JP3950312B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、像担持体が担持する現像剤像を記録媒体における適正な位置に正確に転写させて高精度の転写工程を実行することが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置における転写工程として、図1に示す転写媒体と非接触なチャージャ方式及び図2に示す転写媒体と接触するローラ方式が広く用いられている。
【0003】
このうち、チャージャ方式は、コロナワイヤ101とケース100との間に高電圧を印可して放電を起こし、空気をイオン化してトナー像(現像剤像)が転写される記録媒体としての用紙Pを帯電させるものである。これにより、帯電した用紙Pと像担持体としての感光体200との間に発生する電界により、荷電粒子であるトナー(現像剤)は、感光体200から用紙Pへと転写し用紙P上にトナー像が形成される。
【0004】
また、ローラ方式は、感光体200に対向する位置に、この感光体200と用紙Pを挟んで圧接される転写ローラ112を設け、この転写ローラ112にトナーと逆極性の電荷を流すことにより、感光体200から用紙Pへとトナー像を転写させるものである。
【0005】
ところが、これらのチャージャ方式及びローラ方式のいずれにおいても以下に述べる画像の再現性についての問題が生じる。
【0006】
まず、チャージャ方式においては図1(b)に示すように、ケース100内部では、帯電部材のワイヤ101とケース100の周りの電界が略同心円となるところ、ケース100外部ではケース100開放部と用紙Pとの間で電界が歪んだ形となり周辺に拡がっている。
【0007】
これにより、発生したイオンは同図の矢印で示す経路を取り用紙Pに達し、用紙Pの広範囲が帯電されることから、感光体200上のトナーは用紙Pと感光体200とが最も接近する転写域のみならず、搬送方向において転写域の上流側及び下流側に離間した、用紙Pと用紙Pと感光体200とが離れている位置からも電気的な力を受ける。
【0008】
このため、図1(c)に示すように、トナーが感光体200と用紙Pとの間の空隙を拡がりながら比較的長距離を飛翔し、大きな転写散りが発生し、ひいては画像の輪郭部が鮮明に再現することができないことになる。
【0009】
また、ローラ方式においては、一般的に転写ローラ112と感光体200との圧接により2〜3mmのニップ幅の転写域が形成され、このニップ幅の範囲で用紙に電荷が供給されることになるが、このとき電荷は用紙中を拡がりつつ帯電することから、図2(b)に示すように感光体200と用紙P間の電界は転写ニップよりも広い範囲に及ぶことになる。したがって、感光体200上のトナーは、上述と同様に用紙Pと感光体200とが最も接近する転写域のみならず、搬送方向において転写域の上流側及び下流側に離間した、用紙Pと用紙Pと感光体200とが離れている位置からも電気的な力を受ける。
【0010】
よって、上記チャージャ方式の場合と同様に、用紙Pと感光体200との非接触部分におけるトナーの飛翔を十分に抑制することができないことになる。
【0011】
そこで、転写散りを軽減させるための技術として、特開平6−202497号公報には、図3に示すように、板状導電性ゴムブレード102と該ブレード102に電圧を印可するための電極103を有し、該ブレード102と記録媒体の接するごく狭い範囲を帯電させ、トナーに及ぶ電界の広がりを小さくして転写散りを抑制する画像形成装置が開示されている。そして、この構成によれば、画像乱れを生じさせることなしに軽圧化を図り、それによって転写効率の良好な高画質を得ることができる、とされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−202497号公報に記載の構成においては、以下の不具合がある。
【0013】
つまり、この構成においては、幅の狭いブレード102を記録媒体保持体111に押し当てるため、ブレード102及び記録媒体保持体111の磨耗が生じる。そして、ブレード102が磨耗すると記録媒体保持体111との接触面積が変化して流れ込み電流量が変わるためトナー画像の転写効率が安定しない。しかも、ブレード102と記録媒体保持体111との摩擦負荷が全長に渡り一定でないときには、ブレード102の片減りが起き、ブレード102の長さ方向の位置により転写効率に差が生じるなど、記録媒体上で画質がばらつく虞がある。
【0014】
さらに、ブレード102、記録媒体保持体111が磨耗し、性能を維持出来なくなると、このブレード102を交換する必要が生ずるが、この交換に手間やコストがかかることになる。また、ローラ方式と比較すると、記録媒体の転写ニップ突入時に記録媒体先端に負荷がかかるため、特に厚紙で紙詰まりが起きやすい。
【0015】
その他に異音が発生するという問題もある。異音は、導電性ブレード102が記録媒体保持体111に摺動することによって微少振動し、導電性ブレードの振動が押圧部材に伝わって押圧部材が振動するために生ずるのであるが、この押圧部材の振動音がユーザに対し不快音となっている。
【0016】
この発明の目的は、転写工程における転写散りの発生を効率よく長期にわたり防止することが可能な画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明は以下の構成を備えている。
【0018】
(1)表面に現像剤像を担持する像担持体と、
該像担持体と対向する位置に配置された、アルミニウム及び銅を含む熱伝導率の高い材料からなる転写用帯電装置と、
転写域において該像担持体及び該転写用帯電装置に挟まれるように配置されるとともに像担持体が担持する現像剤像の転写を受けるべき記録媒体を搬送経路における転写域の上流側から下流側までの間にわたって表面に保持する、イオン導電性材料を素材とする記録媒体保持体と、
該記録媒体保持体の裏面における該転写域の上流側を加熱手段によって加熱することによって該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くする導電率調整手段と、
を設けたことを特徴とする。
【0019】
この構成においては、表面に現像剤像を担持する像担持体と、該像担持体と対向する位置に配置された転写用帯電装置と、を備えた画像形成装置において、
少なくともその一部が該像担持体及び該転写用帯電装置の間の転写域に位置するとともに像担持体が担持する現像剤像の転写を受けるべき記録媒体を搬送経路における転写域の上流側から下流側までの間にわたって保持する記録媒体保持体と、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くする導電率調整手段と、を設けたことから、該記録媒体保持体における転写域に位置する部分のみが効果的に帯電されるとともに、該記録媒体保持体に保持される記録媒体においても転写域に位置する部分のみ現像剤を吸引する電荷が効果的に付与されることになるため、記録媒体における転写域外に位置する部分で不必要に像担持体表面のトナーが記録媒体へと吸引されることがなくなり、転写散りの発生が効果的に防止される。
また、前記導電率調整手段として、高温になるにつれて電気抵抗が減少する特性をもつイオン導電部材が配合された前記記録媒体保持体を、該記録媒体保持体を所定の加熱温度で加熱する加熱手段を用いて加熱することにより、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率が該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くなることから、容易に該記録媒体保持体における転写域に位置する部分の導電率及び記録媒体における該転写域に位置する部分の帯電量の調整がされ、転写散りの発生が防止される。
さらに、前記転写用帯電装置は、アルミニウム及び銅を含む熱伝導率の高い材料からなるとともに前記像担持体と圧接する転写ローラであることから、転写域において高温となる記録媒体保持体の熱が該転写ローラとの接触部から転写ローラの方へと放出されやすくなるため、記録媒体保持体における転写域の下流側に位置する部分が転写域に位置する部分と比較して低温となるため、転写域の下流側において不必要な電界が生じることがなくなり転写散りの発生が防止される。
【0020】
(2)前記導電率調整手段は、前記像担持体が担持する現像剤像の厚さに基づいて該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率の調整を行うことを特徴とする。
【0021】
この構成においては、前記導電率調整手段は、前記像担持体が担持する現像剤像の厚さに基づいて該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率の調整を行うことから、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の帯電量の不足等が防止され適切な帯電量の調整がされるとともに、記録媒体においても適切な帯電量となるため、カラー又はモノクロにかかわらず常に良好な転写が行われる。
【0024】
(3)前記記録媒体保持体における前記転写域外に位置する部分を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする。
【0025】
この構成においては、前記記録媒体保持体における前記転写域外に位置する部分を冷却する冷却手段を備えたことから、容易に該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分と該転写域外に位置する部分との温度、またこの温度に影響される導電率の差が設けられるため、用紙における該転写域外に位置する部分に不必要な電界が発生することが防止され、転写散りの発生が防止される。
【0026】
(4)前記記録媒体保持体は搬送経路における転写域の上流側から下流側に向かって移動し、前記加熱手段は、記録媒体保持体の被加熱部分に加えた熱が被加熱部分における像担持体と対向する表層に伝播するまでの時間に対応する距離だけ転写域から上流側の位置に配置されることを特徴とする。
【0027】
この構成においては、前記加熱手段がその熱量等に応じて配置位置が決定され、該加熱手段から前記記録媒体保持体に与えられる熱が該記録媒体保持体の内部を伝わっていき前記像担持体と対向する表層に伝播される時以後に、該記録媒体保持体の該被加熱部分が転写域に達することから、略転写域のみにおいて該記録媒体保持体の電気抵抗が低下し該記録媒体保持体に接する記録媒体の帯電量が適量になるため、転写域以外における転写散りの発生が防止され良好な転写が行われる。
【0032】
(5)前記加熱手段は、記録媒体の搬送方向に直交する方向に移動自在に設けられた熱ヘッドであり、前記熱ヘッドは、前記記録媒体保持体におけるトナー像が存在するピクセルに相当する部分のみを加熱することを特徴とする。
【0036】
(6)前記加熱手段の発熱量は、雰囲気温度を含む使用条件によって調整されることを特徴とする。
【0037】
この構成においては、前記加熱手段の発熱量は、雰囲気温度を含む使用条件によって調整されることから、画像形成装置の使用されている環境等の条件によって、記録媒体保持体の初期温度すなわち初期電気抵抗が相違することを考慮して該使用環境に応じた熱量が記録媒体保持体に与えられることになり、使用条件に関わらず良好な転写が行われる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明の画像形成装置に実施形態を説明する。
【0039】
図4は、本発明の画像形成装置1の構成を示している。同図に示すように、画像形成装置1は、プリンタ2、スキャナ3、自動原稿搬送装置4、用紙後処理装置5、多段給紙ユニット6、中継搬送ユニット8を備えている。ここで、スキャナ3は、システムラック7上に支持されることでプリンタ2及び用紙後処理装置5の上方に配置されており、またスキャナ3の上部には自動原稿搬送装置4が配置されている。
【0040】
自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ上40に載置された原稿を原稿台30上に向かって搬送するとともに、原稿台上でスキャナ3による読取がされた原稿を原稿排出トレイ42上に排出する。
【0041】
スキャナ3は、自動原稿搬送装置4から供給されるシート物の原稿、又は手動で原稿台30上に載置されるブック物の原稿等を原稿台の下方に設けられた光学系ユニット31で読み取り、読み取った原稿の画像データを後述するプリンタ2へと供給する。
【0042】
多段給紙ユニット6は、外付けの用紙供給装置であり、用紙供給部61、62、及び63を備えるとともに、これらの用紙供給部61、62、又は63から画像形成処理がされるべき所望のサイズの用紙を選択してプリンタ2の画像形成部20へと供給する。
【0043】
中継搬送ユニット8は、プリンタ2に設けられた排紙トレイ29の上部に装着されており、排紙ローラ28から排出される用紙を、プリンタ2の下流側に位置する用紙後処理装置5へ又は排紙トレイ9へと選択的に導く。
【0044】
用紙後処理装置5は、中継搬送ユニットにより導かれる用紙に対して、ステープル処理又はソート処理等の後処理を施す。
【0045】
プリンタ2は、スキャナ3によって読み取られた原稿の画像データや、パソコン等の画像処理装置から供給される画像データに基づいて用紙上に所定の画像形成処理を行うものである。
【0046】
ここで、プリンタ2は、像担持体としてのドラム状の感光体200を中心とする画像形成部20を備えている。画像形成部20において、感光体200の周囲には、感光体200表面を一様に帯電させる帯電手段201、均一に帯電された感光体200の表面にレーザ光を走査して静電潜像を形成する光走査ユニット22、光走査ユニット22により形成された静電潜像に現像剤を供給し可視像である現像剤像を形成する現像ユニット202、感光体200表面の現像剤像を用紙に転写させる転写ユニット10、感光体200表面に残留した現像剤の除去をするクリーニングユニット203、及び感光体200表面の電荷を除去する図示しない除電ランプユニットが備えられている。
【0047】
また、画像形成部20の下方には、用紙供給部21が設けられている。用紙供給部21は用紙収容トレイ210と、用紙収容トレイ210に収容された用紙を1枚ずつ分離供給する分離供給手段211とを備えており、順次画像形成処理されるべき用紙を画像形成部20へと供給する。
【0048】
画像形成部20の上方には、定着装置23が配置されており、用紙上に転写された現像剤像を加熱定着する。なお、定着装置23を通過した用紙は、下流側の排紙ローラ28、そして中継搬送ユニット8へと搬送される。
【0049】
さらに、光走査ユニット22の上方には、画像形成部20の電子写真プロセスをコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板及び装置外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板を収容するプリンタ制御部24と、インターフェイス基板から受け入れられた画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査ユニット22により画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像制御部25と、が設けられている。そして、光走査ユニット22の下方には、各種基板、及び各種ユニット等に対して電力を供給する電源ユニット26が設けられている。
【0050】
図5は、画像形成装置1の制御部の要部の構成を示している。
【0051】
画像形成装置1の制御部は、CPU50、ROM51、RAM52、温度センサ53、用紙センサ54、及びドライバ55を備えている。ここで、ROM51には、導電率調整手段が必要とする情報を格納する領域51aが含まれている。領域51aに格納される情報には、像担持体表面の現像剤の層数や雰囲気温度に基づく加熱手段が記録媒体保持体11に提供すべき熱量の大きさに関する情報等が含まれる。
【0052】
温度センサ53は、画像形成装置1内部の温度を検出する。用紙センサ54は、搬送される用紙Pを検出する。ドライバ55は、CPU50からの命令により所定のタイミングで加熱手段13を駆動する。
【0053】
図6は、第1の実施形態における本発明の特徴部となる転写ユニット10近傍の構成を示している。
【0054】
同図に示すように、転写ユニット10は、転写ユニット10において用紙Pを保持する記録媒体保持体11、感光体200に対向する位置に配置されるとともに、記録媒体保持体11及び用紙Pを帯電する帯電手段としての転写ローラ12、記録媒体保持体11を加熱する加熱手段13、及び転写ローラに電圧を印可する高圧電源14を備えている。
【0055】
このとき、感光体200と転写ローラ12とが記録媒体保持体11を挟んで接する転写ニップ部に転写域Zが形成される。また、加熱手段13は、転写域Zの所定距離だけ上流側に配置されている。この所定距離は、記録媒体保持体の被加熱部分に加えた熱が被加熱部分における像担持体と対向する表層に伝播するまでの時間に対応する距離であり、記録媒体保持体11が用紙Pを下流側に搬送する速度、及び記録媒体保持体11内部における熱の伝搬速度等によって決定される。
【0056】
なお、本実施形態においては、電荷付与部材としての転写ローラ12と転写ローラ12に電圧を印可する高圧電源14により、本発明の転写帯電手段が構成されている。
【0057】
記録媒体保持体11には、例えば、ゴムやウレタン材等にイオン導電材が配合したものを用いることができる。このイオン導電材は、ラウリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウム、オクタドデシルトリメチルアンモニウム等を用いることができる。
【0058】
本実施形態では、加熱手段13は、主走査方向においてライン状に伸びたランプや電熱線で構成されている。また、転写ローラ12は、アルミニウム製又は銅製であり、紙面に垂直な方向に支軸を備えており、図中の矢印が示す方向に回転する。
【0059】
この構成において、まず記録媒体保持体11は、画像形成部20に導かれてくる用紙Pを保持しつつ、転写域Zの方へと搬送する。用紙が転写域Z上流の加熱手段13に到達すると、ランプ又は電熱線等は発熱し、記録媒体保持体11を加熱する。加熱手段13により加熱された記録媒体保持体11内部では、徐々に温度が感光体200と対向する面へと伝達していき、記録媒体保持体11の当該被加熱部分が転写域Zに到達するときには、感光体200と対向する側の表面にまで温度が伝達する。
【0060】
すなわち、転写域Zの上流側では、加熱手段13からの熱が記録媒体保持体11の感光体200と対向する側に完全には伝達しておらず、又、転写域Zの下流側では記録媒体保持体11がその熱が感光体200及び転写ローラ12に対して放出していることから転写域Zにおいて記録媒体保持体11が最も高温を示すことになる。
【0061】
ここで、記録媒体保持体11はイオン導電材料であることから、図7に示すような温度依存を示す。同図が示すように記録媒体保持体11の加熱された部分はその温度によって電気抵抗が指数関数的に変化する。例えば、常温25℃から60℃に熱すると、その電気抵抗は約7000分の1にまで減少する。
【0062】
したがって、実質的に絶縁体である記録媒体保持体の加熱された一部のみ導電体となり、用紙の記録媒体保持体11の被加熱部分の上に位置する部分のみ帯電されることになる。よって、帯電された微少領域と感光体200との間でのみ電界が発生し、トナーはその電界内に位置する用紙に対して転写される。
【0063】
さらに、記録媒体保持体11は感光体200と転写ローラ12とに接するので熱伝導により温度は急激に低下する。そのため、記録媒体保持体11の電気抵抗は速やかに元の値に復帰し、実質的に絶縁体となる。
【0064】
この冷却効果を高めるために、転写ローラ12の材料は熱伝導率の高いアルミニウム、銅等を用いるとより効果的である。さらに、転写ローラ12に対する放熱に加えて、例えば転写域Zの下流側に記録媒体保持体11と接するヒートシンク等の冷却手段を設ける構成にしてもよい。
【0065】
これにより、転写域Zの上流側及び下流側のいずれにおいても電気抵抗値が高くなり、トナーに作用する静電的な力が小さくなることからトナーの飛翔、すなわち転写散りの発生を防止することができる。
【0066】
つまり、図8に示すように記録媒体保持体11の斜線部分を通じて用紙が帯電されるため、転写域Zの微少領域でのみトナーの転写が行われ、その前後では、トナーの飛翔が抑制されるため、転写散りは著しく改善されるのである。
【0067】
図9(a)は、本発明の第2の実施形態を構成を示している。
【0068】
この実施形態においては、記録媒体保持体11の導電率を制御するための加熱手段として熱ヘッド15を用いている。なお、加熱手段を除く転写ユニット10の構成については、第1の実施形態と同様である。
【0069】
ここで、熱ヘッド15は、転写プリンタで用いられるものと同様であり、制御基板からのオン、オフ信号により加熱状態と非加熱状態とを切り替えることができる。熱ヘッド15内のギアに噛合している駆動ベルト15bの往復運動に連動して、熱ヘッドガイド軸15aに沿って主走査方向に往復運動する構成となっている。
【0070】
モノクロ画像を形成するときにおいては、熱ヘッドはガイド軸に沿って、往復運動しているが、その際、記録媒体保持体11における感光体200上にトナー像が存在するピクセルに相当する部分のみを熱するようにオン、オフ制御するとこができる。
【0071】
これにより、本実施形態を用いれば、記録媒体保持体11のトナー像の転写に必要な部分のみを加熱するので、加熱手段の発熱量を少なくすることができ、画像形成装置1内部の温度の上昇を抑えることができる。
【0072】
また、カラー画像を形成するときにおいては、モノクロ画像を形成するときとは異なる制御をすることが望ましい。
【0073】
つまり、カラー画像を形成する場合には、単色部分と混色部分とでは像担持体上のトナーの量が異なっている。混色部分の転写では用紙に飛翔したトナーが用紙上の帯電量と飽和し易いので、用紙をより強く帯電させる必要がある。そのため、単色部分に合わせた帯電量に帯電させる転写ローラ12の印可電圧条件では、混色部分のトナーが転写しきらず転写不良となる。反対に混色部分に合わせた印可電圧条件では単色部分で過剰な帯電量となってしまい用紙と像担持体との間で放電が起こり画像を劣化させる問題がある。
【0074】
そこで、カラー画像を形成する場合においては、ピクセル単位のオン、オフのみでなく、その加熱温度も多段階に制御するとよい。例えば、4色のトナーを用いるカラー画像形成装置では、像担持体上のトナーは1〜4層の4つの場合が存在する。
【0075】
このため、印可データを参照して、トナーの層の数すなわち像担持体上の荷電粒子の数に応じて加熱条件を制御する。用紙上のトナー層が厚い箇所に相当する部分程高い温度で加熱して、記録媒体保持体11の電気抵抗をより低くする。すると、転写域Zでは、自動的により多くの電荷が転写ローラ13から供給され、トナー層が厚くても転写不良が生じることを防止できる。
【0076】
よって、本実施形態を用いれば、記録媒体保持体11の必要でない部分を加熱することがないので、加熱手段の発熱量を少なくすることができ、画像形成装置1内部の温度の上昇を抑えることができる。また、長時間の連続して画像形成処理を行っても、転写ローラ13及び像担持体の蓄熱が防止されるため、連続して印刷等を行うときに転写域下流側の転写散りが発生しない。
【0077】
さらに、加熱手段の消費電力を少なくすることもできる。特にカラー画像を形成する場合にも、画像内のトナーの層厚の差に起因する転写不良や画像劣化を生じない。
【0078】
図9(b)は、本発明の第3の実施形態の構成を示している。本実施形態においては、加熱手段としてレーザ発光手段16を用いる。レーザ光は、回転するポリゴンミラー17により反射され、f−θレンズ18により光路差を修正されて、記録媒体保持体11上に達する。ポリゴンミラー17が回転することにより、レーザ光は、原稿等の画像データと同期して、必要なピクセルに相当するタイミングで発振し、記録媒体保持体11を加熱する。
【0079】
本実施形態では、レーザ光による照射を受けた記録媒体保持体11が発熱するのであって加熱手段であるレーザ発光手段16自体は発熱しない。そのため、画像形成装置1内部の温度はほとんど上昇しないという効果を奏することができる。また、レーザ光の走査はポリゴンミラー17の回転により高速に行うことができ、プロセス速度の速い画像形成装置においても用いることが可能になる。
【0080】
さらに、レーザ発光手段16を複数備えるとともに各々から照射されるレーザ光の焦点を用紙と当接する記録媒体保持体11表層とすることによってさらに高速な処理対応した加熱を行うことができる。
【0081】
なお、いずれの実施形態においても転写用帯電手段として転写ローラ12を使用しているが、これに代えて転写チャージャを使用することもできる。これによれば、転写域Zの近傍に空隙が生じるため加熱手段の設置場所の自由度が増すとともに、例えばレーザ発光手段16により転写域Zへレーザ光を照射することが容易になる等の効果を奏することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0083】
(1)表面に現像剤像を担持する像担持体と、該像担持体と対向する位置に配置された転写用帯電装置と、を備えた画像形成装置において、
少なくともその一部が該像担持体及び該転写用帯電装置の間の転写域に位置するとともに像担持体が担持する現像剤像の転写を受けるべき記録媒体を搬送経路における転写域の上流側から下流側までの間にわたって保持する記録媒体保持体と、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くする導電率調整手段と、を設けたことから、該記録媒体保持体における転写域に位置する部分のみを効果的に帯電できるとともに、該記録媒体保持体に保持される記録媒体においても転写域に位置する部分のみ現像剤を吸引する電荷を効果的に付与できることになるため、記録媒体における転写域外に位置する部分で不必要に像担持体表面のトナーが記録媒体へと吸引されることをなくすことができ、転写散りの発生を効果的に防止することができる。
【0084】
(2)前記導電率調整手段は、前記像担持体が担持する現像剤像の厚さに基づいて該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率の調整を行うことから、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の帯電量の不足等を防止することができ適切な帯電量の調整をすることができるとともに、記録媒体においても適切な帯電量となるため、カラー又はモノクロにかかわらず常に良好な転写を行うことができる。
【0085】
(3)前記導電率調整手段として、高温になるにつれて電気抵抗が減少する特性をもつイオン導電部材が配合された前記記録媒体保持体を、該記録媒体保持体を所定の加熱温度で加熱する加熱手段を用いて加熱することにより、該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くすることができることから、容易に該記録媒体保持体における転写域に位置する部分の導電率及び記録媒体における該転写域に位置する部分の帯電量の調整をすることができ、転写散りの発生を防止することができる。
【0086】
(4)前記記録媒体保持体における前記転写域外に位置する部分を冷却する冷却手段を備えたことから、容易に該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分と該転写域外に位置する部分との温度、またこの温度に影響される導電率に差を設けることができるため、用紙における該転写域外に位置する部分に不必要な電界が発生することを防止でき、転写散りの発生を防止することができる。
【0087】
(5)前記加熱手段がその熱量等に応じて配置位置が決定され、該加熱手段から前記記録媒体保持体に与えられる熱が該記録媒体保持体の内部を伝わっていき前記像担持体と対向する表層に伝播される時以後に、該記録媒体保持体の該被加熱部分が転写域に達することから、略転写域のみにおいて該記録媒体保持体の電気抵抗を低下させ該記録媒体保持体に接する記録媒体の帯電量を適量にすることができるため、転写域以外における転写散りの発生を防止することができ良好な転写を行うことができる。
【0088】
(6)前記転写用帯電装置は、アルミニウム及び銅を含む熱伝導率の高い材料からなるとともに前記像担持体と圧接する転写ローラであることから、転写域において高温となる記録媒体保持体の熱が該転写ローラとの接触部から転写ローラの方へと放出されやすくなるため、記録媒体保持体における転写域の下流側に位置する部分を転写域に位置する部分と比較して低温にすることができるため、転写域の下流側において不必要な電界が生じることをなくし転写散りの発生を防止することができる。
【0089】
(7)前記転写用帯電装置は、前記記録媒体保持体に間隙を設けて対向する位置に配置される転写チャージャであることから、転写域近傍に空間が生じ、加熱手段等の配置位置の自由度が増すため、容易に該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くすることができるため、転写散りの発生を防止することができる。
【0090】
(8)前記加熱手段は、記録媒体の搬送方向に直交する方向について、ライン状のランプ、ライン状の電熱線、移動自在に設けられた熱ヘッド、又は前記記録媒体保持体にビーム光を走査するレーザ発光手段であることから、用途に応じてこれらのうちのいずれかの装置を選択的に加熱手段として用いることができる。
【0091】
(9)前記加熱手段としての熱ヘッド及びレーザ発光手段は、前記記録媒体保持体における前記転写域に位置する部分のみを加熱することから、転写工程において記録媒体の帯電が必要な部分のみ加熱されることになり、不要な熱の発生をなくすとともに、画像形成装置内部の温度上昇及び記録媒体保持体の蓄熱を防止することができ、長時間使用時においても良好な転写を行うことができる。
【0092】
(10)前記加熱手段の発熱量は、雰囲気温度を含む使用条件によって調整されることから、画像形成装置の使用されている環境等の条件によって、記録媒体保持体の初期温度すなわち初期電気抵抗が相違することを考慮して該使用環境に応じた熱量を記録媒体保持体に与えることができるため、使用条件に関わらず良好な転写を行うことができる。
【0093】
よって、転写工程における転写散りの発生を効率よく長期にわたり防止することが可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャージャ方式の転写装置の構成を示す図である。
【図2】ローラ方式の転写装置の構成を示す図である。
【図3】従来の転写装置の構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の画像形成装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の画像形成装置の制御部要部の構成を示す図である。
【図6】本発明の特徴部となる転写ユニットの構成を示す図である。
【図7】イオン導電材の温度と電気抵抗との関係を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における転写域近傍の状態を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1−画像形成装置
2−プリンタ
3−スキャナ
4−自動原稿搬送装置
5−用紙後処理装置
6−多段給紙ユニット
7−システムラック
8−中継搬送ユニット
9−排紙トレイ
10−転写ユニット
11−記録媒体保持体
12−転写ローラ
13−加熱手段
14−高圧電源
15−熱ヘッド
16−レーザ発光手段
20−画像形成部
200−感光体

Claims (6)

  1. 表面に現像剤像を担持する像担持体と、
    該像担持体と対向する位置に配置された、アルミニウム及び銅を含む熱伝導率の高い材料からなる転写用帯電装置と、
    転写域において該像担持体及び該転写用帯電装置に挟まれるように配置されるとともに像担持体が担持する現像剤像の転写を受けるべき記録媒体を搬送経路における転写域の上流側から下流側までの間にわたって表面に保持する、イオン導電性材料を素材とする記録媒体保持体と、
    該記録媒体保持体の裏面における該転写域の上流側を加熱手段によって加熱することによって該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率を該記録媒体保持体における該転写域外に位置する部分の導電率よりも高くする導電率調整手段と、
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記導電率調整手段は、前記像担持体が担持する現像剤像の厚さに基づいて該記録媒体保持体における該転写域に位置する部分の導電率の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体保持体における前記転写域外に位置する部分を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体保持体は搬送経路における転写域の上流側から下流側に向かって移動し、前記加熱手段は、記録媒体保持体の被加熱部分に加えた熱が被加熱部分における像担持体と対向する表層に伝播するまでの時間に対応する距離だけ転写域から上流側の位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱手段は、記録媒体の搬送方向に直交する方向に移動自在に設けられた熱ヘッドであり、前記熱ヘッドは、前記記録媒体保持体におけるトナー像が存在するピクセルに相当する部分のみを加熱することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記加熱手段の発熱量は、雰囲気温度を含む使用条件によって調整されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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