JP3949944B2 - 棒状物品の繰り出し容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、棒状口紅等の棒状物品を繰り出し可能に納めるための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上下の長さ方向とこれに直交する径方向とを有し、棒状口紅を長さ方向の頂部に形成された開口から繰り出し可能なボディーと、このボディーにかぶさる取り外し可能なキャップとからなる前記容器は周知である。かかる容器のボディーは、上下方向へ延びる軸を共有するように内側から外側へ向かって順に配置された可動部材と、内筒と、外筒と、操作筒とを有し、外筒と操作筒の間には操作筒の周面に固定された中間筒が介在している。可動部材の通称は中皿であり、これには口紅が取り付けられ、内筒の内側を周方向へ回動しながら上昇または下降し、上昇したときには口紅が繰り出される。外筒は、通称が螺旋と中蓋とである2部材が螺旋を内側に一体化したもので、螺旋の内側では内筒が周り方向へ回動可能に納まっている。操作筒の通称は袴であって、この筒を回動するように操作することで、口紅を繰り出し、繰り入れることができる。中間筒の通称は中具であって、このものは、外筒の外側にあって外筒の周りを回動可能である。これら部材によって形成されたボディーでは、外筒を回動することがないように固定して操作筒を回動させると、操作筒と一体を成すように組み立てられた可動部材と内筒と中間筒とが回動して、可動部材は外筒に設けられた螺旋溝を倣って動き、その動きに伴って上昇したり下降したりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記周知の容器におけるボディーでは、内筒と操作筒と中間筒とが一体的に回動し得るように、操作筒と中間筒とが内筒に対して直接的および間接的いずれかの態様で固定される。繰り出し容器の外観、構造の如何によって、操作筒や中間筒は内筒の周壁部または底部に対して固定される。これら操作筒や中間筒は、ボディーの外観を左右するものであって、口紅使用者の購買欲を喚起するために様々な形状に作られるのであるが、外観にはあまり影響を与えることのない内筒もまた、それらの形状に応じて様々な形状のものを作られなければならず、従来こうしたことが繰り出し容器の製作コストを上昇させる一因になっていた。
【0004】
この発明では、前記周知の繰り出し容器に対して、その製作コストの上昇を抑えることができるように、改良を施すことが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題解決のために、この発明が対象とする棒状物品の繰り出し容器は、上下方向と前記上下方向に直交する径方向とを有し、棒状物品を上方向に形成された開口から繰り出し可能なボディーと、前記ボディーに前記上方向からかぶさる取り外し可能なキャップとからなり、前記ボディーが前記上下方向へ延びる軸を共有するように内側から外側へ向かって順に配置された可動部材と、内筒と、外筒と、操作筒とを有し、前記可動部材はそれに棒状物品が取り付け可能であって前記上下方向へ移動可能なものであり、前記内筒は前記上方向に開口が形成されたもので前記可動部材を前記上下方向へ移動可能かつ該内筒とともに前記軸の周り方向へ回動可能に納めており、前記外筒は前記上方向に開口が形成されたもので前記内筒を前記軸の周り方向へ回動可能に納めており、前記操作筒は前記軸の周り方向へ前記内筒とともに回動し得るように前記外筒の下方で前記内筒に直接的および間接的いずれかの態様で連結しており、前記外筒と前記操作筒との間には前記操作筒の周面に固定される一方、前記外筒を囲んで前記外筒の周りを回動可能であり前記内筒と前記外筒と前記操作筒とは別体である中間筒が介在している。
【0006】
かかる繰り出し容器において、この発明が特徴とするところは、前記内筒が周壁部と底部とを有し、前記周壁部の外面部分と前記底部の中央に形成された開口の周縁部分とに、前記内筒の外側に位置する前記操作筒および前記中間筒いずれかのための前記内筒に対する抜け止め手段と回り止め手段とが形成されており、前記操作筒が前記内筒の前記開口の周縁部分に形成された回り止め手段に係合して前記内筒とともに回動可能に形成され、前記中間筒が前記内筒の前記外面部分に形成された前記抜け止め手段と前記回り止め手段とに係合するとともに前記操作筒の内側に形成された抜け止め手段にも係合して前記操作筒と中間筒とが前記内筒から抜けることがないように形成されていること、にある。
【0007】
この発明の実施態様の一つにおいて、前記操作筒が前記内筒における前記開口の周縁部分に形成された抜け止め手段と回り止め手段とに係合する連結部材を介して前記内筒に係合している。
この発明の実施態様の他の一つにおいて、前記操作筒の底部には円筒状の連結部が形成され、前記連結部に形成された回り止め手段が前記内筒における前記開口の周縁部分に形成された回り止め手段に係合している。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明に係る棒状物品の繰り出し容器として口紅容器を例にとり、添付の図面を参照して発明の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】
図1は、口紅容器1の斜視図である。容器1は、図の上下方向へ長い円筒状に形成されており、ボディー2と、ボディー2に上方からかぶせられる取り外し可能なキャップ3とを有し、図ではキャップ3が外された状態にある。ボディー2は、外筒23を指先で抑えて固定する一方、操作筒24を矢印P方向へ回動させると、外筒23の頂部開口34から、仮想線で示されるように口紅Lを繰り出すことができ、矢印Pとは反対の方向へ回動させると口紅Lを繰り入れることができる。
【0010】
図2,3,4は、図1における容器1のII−II線切断面を示す図と、容器1の分解組立図と、可動部材21および内筒22の斜視図である。ただし、図2ではキャップ3がボディー2にかぶせられた状態にあり、口紅Lは図示が省略されている。
【0011】
図2において、キャップ3は、その下端部分13がボディー2の中間筒26の上端部分に周り方向へ間欠的に並ぶように形成された小突起部56e(図1、3参照)に対して離脱可能にスナップ係合している。
【0012】
図2のボディー2では、中心軸Cを共有するように内側から外側へ向かって、図の上下方向へ移動可能な可動部材21と、可動部材21の外側に位置する内筒22と、内筒22の外側に位置する外筒23と、外筒23の外側に位置する操作筒24とが順に配置されており、可動部材21には棒状口紅(図示せず)が取り付けられる。外筒23と操作筒24との間には、中間筒26が介在している。内筒22の下端部と外筒23の下端部との間には、外筒23を上方向へ付勢する環状スプリング29が介在している。
【0013】
図3において、ボディー2が組み立てられる順序は各部材に添えた矢印によって示されており、その概略は次のとおりである。外筒23は、第1外筒31と第2外筒32とからなり、第2外筒32が第1外筒31に下方から圧入されて、抜け落ちることがないように固定され、両外筒31,32が一体化している。第2外筒32の内周面には、周方向へ180°の間隔をあけて2条の螺旋溝33が形成されている。このように組み立てられた外筒23は、頂部開口34と底部開口36と両開口34,36の間の周壁部30とを有し、周壁部30の内側に螺旋溝33を有しているものになる(図2を併せて参照)。
【0014】
内筒22は、その正面の形状が図3に示され、図3における左側面の形状が可動部材21とともに図4に示されている。内筒22は、頂部開口37と、底部35と、底部開口38と、これら頂部開口37と、底部35との間に延びる周壁部39とを有する。周壁部39には、頂部開口37の周縁に上部フランジ41が形成され、底部35の周縁には下部フランジ42が形成されている。下部フランジ42の直上の外周面には周壁部39の周り方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる上方回り止め43が位置し、下部フランジ42の直下の外周面には周壁部39の周り方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる下方回り止め44が位置している。周壁部39には、その一部分を切り欠くことによって上下方向へ延びる二条の案内部46,47が形成されており、これら案内部46,47は、内筒22の径方向において向かい合っている(図4参照)。内筒22の外側には、上方から環状スプリング29が嵌められる。環状スプリング29は、内周面に間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる内部回り止め49が内筒22の上方回り止め43とかみ合うので、内筒22の周り方向へ動くことがない。環状スプリング29は、図の上下方向へ弾性変形可能な一対のスプリング部48を有する。内筒22の内側には円筒状の可動部材21が納められる。
【0015】
可動部材21は、可動部材21の上下方向における位置が同じであって外周面から径方向外方ヘ向かって互いに反対向きに突出する一対の腕部51を有する。可動部材21が内筒22に納まったときには、これら腕部51が二条の案内部46,47を通り抜けて外へ延びている。かような可動部材21は、内筒22の内側において、案内部46,47に沿って上下動可能であるが、中心軸Cの周りに回動しようとすると、腕部51が案内部46,47の上下方向へ延びる縁部に側方から衝接してその回動が阻止される。それゆえ、可動部材21は、内筒22とともに中心軸Cの周りに回動する。可動部材21が納まる内筒22には、外側に外筒23が上方から嵌められる。外筒23は、底部開口36の周縁部が環状スプリング29に上方から接触し、頂部開口34周縁のフランジ部52が内筒22の上部フランジ41に環状スプリング29によって付勢された状態で下方から圧接する。内筒22の案内部46,47から外へ延びる可動部材21の一対の腕部51は、外筒23の二条の螺旋溝33のそれぞれに納まる。
【0016】
外筒23が嵌められた内筒22は、その下方部分を中間筒26の内側ヘ納める。中間筒26は、周壁部56と頂部開口56aと底部60とを有し、開口56aの下方では周壁部56を外側へをふくらませることにより、小突起部56eが形成されている。小突起部56eの下方には、これに平行する環状の下方フランジ部56dが形成されている。周壁部56の下端部内面には、周壁部56の外面から内面ヘ向かう方向へ突出して上下方向へ長く延びる多数の突起を周壁部56の周り方向へ間欠的に多数配置してなる回り止め58と、回り止め58直上で周壁部56の周り方向へ延びるアンダーカット部59(図2参照)とが形成されている。アンダーカット部59では、周壁部56が外面から内面へ向う方向へ突出している。
【0017】
内筒22が中間筒26の内側に納まったときには、図2を参照することによって明らかなように、内筒22の底部35が中間筒26の底部60に接触し、内筒22の下方回り止め44と中間筒26の回り止め58とがかみ合い、内筒22の下方フランジ42の上方には中間筒26の内周面に形成されたアンダーカット部59が接触することによって下方フランジ42は中間筒26に対する抜け止めとして作用し、中間筒26は内筒22の上下方向へも、周り方向へも動くことがないように内筒22と一体になる。かかる中間筒26の底部60は、閉じている。中間筒26の頂部開口56aの周縁は、外筒23を囲んでいる。
【0018】
操作筒24は、上方に開口61を有し、下方に開口62aが形成された底部62を有する。操作筒24には、内筒22と一体になった中間筒26が底部60の側から納められる。中間筒26は、その周壁部56が操作筒24の内側に圧入されるもので、その圧入は、中間筒26の下方フランジ部56dが操作筒24の頂部に衝接したところで停止する。この中間筒26は、操作筒24の中で上下方向へも周り方向へも動くことがない。
【0019】
このように組み立てられるボディー2においては、組み立て前に、または組み立て後に棒状口紅が周知技術に基づいて取り付けられる。
【0020】
口紅を使用するときには、キャップ3を外して現われる外筒23を指先でおさえる一方、操作筒24を図1,2の矢印P方向へ回動させる。操作筒24が回動すれば、これと一体になった中間筒26が外筒23の外側で外筒23の周りを矢印P方向へ回動し、中間筒26と一体になった内筒22および内筒22に納まる可動部材21が外筒23の内側で矢印P方向へ回動する。このときに、口紅が取り付けられている可動部材21は、その腕部51が外筒3の螺旋溝33を倣って動くことにより内筒22の内部を上昇し、口紅が内筒22および外筒23の開口37,34を通り抜けて繰り出される。なお、図2において、可動部材21が下降位置にあるときの部分図が実線で示され、上昇位置にあるときの部分図が仮想線で示されている。
【0021】
図5は、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様の図面である。図示例の容器1におけるボディー2では、内筒22と操作筒24とが円筒状に形成された連結部材80を介して一体化している。内筒22の底部35における開口38の周縁部には、内側へ張り出すフランジ81と、周縁部の回り方向へ起伏を繰り返して上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる回り止め82(図2参照)とが形成されている。操作筒24の底部62では、開口62aの周壁にその周壁の周り方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる回り止め83aが形成され、周壁の近傍に形成された隆起部83bが内筒22の底部35に下方から接触している。連結部材80では、周壁部86に周壁部86の径方向への弾性変形を可能にするU字状の切り欠き部87が周壁部86の周り方向に少なくとも1つ、より好ましくは2つ以上形成されている。周壁部86の外面では、上方部分に溝88が形成され、下方部分にフランジ89が形成され、両部分の中間に周壁部86の周り方向へ起伏を繰り返して上下方向へ長く延びる山部と谷部とからなる上部回り止め92aと下部回り止め92bとが形成されている。溝88には内筒22のフランジ81が嵌合して連結部材80の抜け止めとして作用し、周壁部86のフランジ89は操作筒24の開口62aの周縁部に下方から接触している。上部回り止め92aは、内筒22の開口38に形成された回り止め82と嵌合し、下部回り止め92bは操作筒24における開口62aの周壁に形成された回り止め83aと嵌合している。かくして、内筒22と操作筒24とは、連結部材80に対して外れることもなければ、単独で回動することもなく、これら両筒22,24は指先によって固定された外筒23の周りを一体となって回動する。なお、連結部材80は、溝88の一部を形成している径方向外方への張り出し部88aの張り出し寸法を小さくしておけば、図5の組立状態にあるものを図の下方へ外すことが可能になる。
【0022】
図5に示されたこのようなボディー2において、中間筒26は操作筒24の内側へ挿入され、中間筒26の上端部近傍に形成された径方向外方への張り出し部26aが操作筒24の上部に形成されたアンダーカット24aに下方から接触している。また中間筒26の下端部近傍に形成された径方向内方への張り出し部59が内筒22の抜け止め手段として作用する下部フランジ42に上方から接触している。さらに、中間筒26の下端部に形成された径方向内方への張り出し部26bが内筒22の下方回り止め44とかみ合っている。かような中間筒26は、操作筒24とともに回動し、かつ、内筒22からも操作筒24からも抜けることがない。
【0023】
図6もまた、この発明の実施態様の一例を示す図2と同様な図面である。図示例のボディー2では図2,5に示されたものと同じ内筒22と中間筒26とが使用されているが、操作筒24には底部62に連結部91を有するものが使用されている。操作筒24の連結部91は円筒状を呈しており、内筒22の開口38に嵌合している。連結部91の周壁外面には周壁の周り方向へ起伏を繰り返して上下方向へ延びる多数の山部と谷部とからなる回り止め93が形成され、底部62の内面には隆起部83bが形成されている。回り止め93は、内筒22における開口38の回り止め82と嵌合し、隆起部83bは内筒22の底部35に下方から接触している。かような操作筒24は、内筒22と一体になって回動する。中間筒26は、図5のそれと同じ態様で操作筒24の内側へ挿入されている。かかる中間筒24は、内筒22からも操作筒24からも抜けることがなく、これらと一体になって回動する。かように形成されたボディー2では、一体となった内筒22と操作筒24と中間筒26とが指先で固定されている外筒23の周りを回動し、可動部材21とそれに取り付けられた口紅とを上昇、下降させることができる。
【0024】
図1〜6によって明らかなように、この発明に係る繰り出し容器1では、内筒22がその周壁部39と底部35とに操作筒24や中間筒26に対する回り止め44,82と、抜け止め42,81とを有するから、繰り出し容器1の製造においては、これらの回り止めや抜け止めのための手段を使い分けることによって、1種類の内筒22をさまざまな形状の操作筒24や中間筒26に適用することができる。
【0025】
この発明において、内筒22、外筒23、操作筒24、中間筒26、連結部材80は金属製のものでも、プラスチック製のものでもよい。また、この発明を径方向の断面形状が多角形や楕円形、長円形などを成す操作筒24で実施する場合には、操作筒24と外筒23との間に操作筒24とともに回動する第2、第3の中間筒を介在させることができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明に係る棒状物品の繰り出し容器では、内筒がその周壁部と底部とに回り止めと抜け止めのための手段を有するから、それらの手段を使い分けることによって、1種類の内筒を様々な形状の操作筒や中間筒に適用することができる。それゆえ、この発明によれば、多種類の内筒を設計し、それによって多種類の金型を製作するということが必要となる従来の繰り出し容器に比べて製造コストの上昇を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 繰り出し容器の斜視図。
【図2】 図1のII−II線切断面を示す図。
【図3】 繰り出し容器の分解組立図。
【図4】 可動部材と内筒の斜視図。
【図5】 実施態様例を示す図2と同様の図面。
【図6】 他の実施態様例を示す図2と同様の図面。
【符号の説明】
1 繰り出し容器
2 ボディー
3 キャップ
21 可動部材
22 内筒
23 外筒
24 操作筒
26 中間筒
35 底部
37 開口
38 開口
39 周壁部
42 抜け止め
44 回り止め
81 抜け止め
82 回り止め
Claims (3)
- 上下方向と前記上下方向に直交する径方向とを有し、棒状物品を上方向に形成された開口から繰り出し可能なボディーと、前記ボディーに前記上方向からかぶさる取り外し可能なキャップとからなり、前記ボディーが前記上下方向へ延びる軸を共有するように内側から外側へ向かって順に配置された可動部材と、内筒と、外筒と、操作筒とを有し、前記可動部材はそれに棒状物品が取り付け可能であって前記上下方向へ移動可能なものであり、前記内筒は前記上方向に開口が形成されたもので前記可動部材を前記上下方向へ移動可能かつ該内筒とともに前記軸の周り方向へ回動可能に納めており、前記外筒は前記上方向に開口が形成されたもので前記内筒を前記軸の周り方向へ回動可能に納めており、前記操作筒は前記軸の周り方向へ前記内筒とともに回動し得るように前記外筒の下方で前記内筒に直接的および間接的いずれかの態様で連結しており、前記外筒と前記操作筒との間には前記操作筒の周面に固定される一方、前記外筒を囲んで前記外筒の周りを回動可能であり前記内筒と前記外筒と前記操作筒とは別体である中間筒が介在している棒状物品の繰り出し容器において、
前記内筒が周壁部と底部とを有し、前記周壁部の外面部分と前記底部の中央に形成された開口の周縁部分とに、前記内筒の外側に位置する前記操作筒および前記中間筒いずれかのための前記内筒に対する抜け止め手段と回り止め手段とが形成されており、前記操作筒が前記内筒の前記開口の周縁部分に形成された回り止め手段に係合して前記内筒とともに回動可能に形成され、前記中間筒が前記内筒の前記外面部分に形成された前記抜け止め手段と前記回り止め手段とに係合するとともに前記操作筒の内側に形成された抜け止め手段にも係合して前記操作筒と中間筒とが前記内筒から抜けることがないように形成されていることを特徴とする前記繰り出し容器。 - 前記操作筒が前記内筒における前記開口の周縁部分に形成された抜け止め手段と回り止め手段とに係合する連結部材を介して前記内筒に係合している請求項1記載の繰り出し容器。
- 前記操作筒の底部には円筒状の連結部が形成され、前記連結部に形成された回り止め手段が前記内筒における前記開口の周縁部分に形成された回り止め手段に係合している請求項1記載の繰り出し容器。
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