JP2003164328A - 棒状物品の繰り出し容器 - Google Patents

棒状物品の繰り出し容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口紅等の棒状物品の繰り出し容器における製
作コストの上昇を抑える。 【解決手段】 繰り出し容器1がボディー2とキャップ
3とからなる。ボディー2は、棒状物品が取り付けられ
る可動部材21の外側に、内筒22と、外筒23と、操
作筒24とが順に配置され、外筒23と操作筒24との
間には操作筒24に固定された中間筒26が介在する。
内筒22は、周壁部39の外面部分と底部35の開口3
8の周縁部分とに、操作筒24および中間筒26いずれ
かのための抜け止め手段42,81と回り止め手段4
4,82とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、棒状口紅等の棒
状物品を繰り出し可能に納めるための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上下の長さ方向とこれに直交する
径方向とを有し、棒状口紅を長さ方向の頂部に形成され
た開口から繰り出し可能なボディーと、このボディーに
かぶさる取り外し可能なキャップとからなる前記容器は
周知である。かかる容器のボディーは、上下方向へ延び
る軸を共有するように内側から外側へ向かって順に配置
された可動部材と、内筒と、外筒と、操作筒とを有し、
外筒と操作筒の間には操作筒の周面に固定された中間筒
が介在している。可動部材の通称は中皿であり、これに
は口紅が取り付けられ、内筒の内側を周方向へ回動しな
がら上昇または下降し、上昇したときには口紅が繰り出
される。外筒は、通称が螺旋と中蓋とである2部材が螺
旋を内側に一体化したもので、螺旋の内側では内筒が周
り方向へ回動可能に納まっている。操作筒の通称は袴で
あって、この筒を回動するように操作することで、口紅
を繰り出し、繰り入れることができる。中間筒の通称は
中具であって、このものは、外筒の外側にあって外筒の
周りを回動可能である。これら部材によって形成された
ボディーでは、外筒を回動することがないように固定し
て操作筒を回動させると、操作筒と一体を成すように組
み立てられた可動部材と内筒と中間筒とが回動して、可
動部材は外筒に設けられた螺旋溝を倣って動き、その動
きに伴って上昇したり下降したりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記周知の容器におけ
るボディーでは、内筒と操作筒と中間筒とが一体的に回
動し得るように、操作筒と中間筒とが内筒に対して直接
的および間接的いずれかの態様で固定される。繰り出し
容器の外観、構造の如何によって、操作筒や中間筒は内
筒の周壁部または底部に対して固定される。これら操作
筒や中間筒は、ボディーの外観を左右するものであっ
て、口紅使用者の購買欲を喚起するために様々な形状に
作られるのであるが、外観にはあまり影響を与えること
のない内筒もまた、それらの形状に応じて様々な形状の
ものを作られなければならず、従来こうしたことが繰り
出し容器の製作コストを上昇させる一因になっていた。
【0004】この発明では、前記周知の繰り出し容器に
対して、その製作コストの上昇を抑えることができるよ
うに、改良を施すことが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、
この発明が対象とする棒状物品の繰り出し容器は、上下
方向と前記上下方向に直交する径方向とを有し、棒状物
品を上方向に形成された開口から繰り出し可能なボディ
ーと、前記ボディーに前記上方向からかぶさる取り外し
可能なキャップとからなるものである。かかる容器にお
ける前記ボディーは、前記上下方向へ延びる軸を共有す
るように内側から外側へ向かって順に配置された可動部
材と、内筒と、外筒と、操作筒とを有する。前記可動部
材は、それに棒状物品が取り付け可能であって前記上下
方向へ移動可能なものであり、前記内筒は、前記上方向
に開口が形成されたもので、前記可動部材の外側に位置
して前記可動部材を前記上下方向へ移動可能かつ該内筒
とともに前記軸の周り方向へ回動可能に納めている。前
記外筒は、前記上方向に開口が形成され、前記内筒の外
側に位置して前記内筒を前記軸の周り方向へ回動可能に
納め、前記操作筒は前記外筒の外側に位置して前記軸の
周り方向へ前記内筒とともに回動し得るように前記外筒
の下方で前記内筒に直接的および間接的いずれかの態様
で連結している。前記外筒と前記操作筒との間には、前
記操作筒の周面に固定される一方、前記外筒を囲んで前
記外筒の周りを回動可能な中間筒が介在している。
【0006】かかる繰り出し容器において、この発明が
特徴とするところは、前記内筒が周壁部と底部とを有
し、前記周壁部の外面部分と前記底部の中央に形成され
た開口の周縁部分とに、前記内筒の外側に位置する前記
操作筒および中間筒いずれかのための前記内筒に対する
抜け止め手段と回り止め手段とが形成されていること、
にある。
【0007】この発明の好ましい実施態様の一つにおい
て、前記操作筒が前記内筒の前記開口の周縁部分に形成
された回り止め手段に係合して前記内筒とともに回動可
能に形成され、前記中間筒が前記内筒の前記外面部分に
形成された抜け止め手段に係合して前記操作筒と中間筒
とが前記内筒から抜けることがないように形成されてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明に係る棒状物品の繰り出
し容器として口紅容器を例にとり、添付の図面を参照し
て発明の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】図1は、口紅容器1の斜視図である。容器
1は、図の上下方向へ長い円筒状に形成されており、ボ
ディー2と、ボディー2に上方からかぶせられる取り外
し可能なキャップ3とを有し、図ではキャップ3が外さ
れた状態にある。ボディー2は、外筒23を指先で抑え
て固定する一方、操作筒24を矢印P方向へ回動させる
と、外筒23の頂部開口34から、仮想線で示されるよ
うに口紅Lを繰り出すことができ、矢印Pとは反対の方
向へ回動させると口紅Lを繰り入れることができる。
【0010】図2,3,4は、図1における容器1のI
I−II線切断面を示す図と、容器1の分解組立図と、
可動部材21および内筒22の斜視図である。ただし、
図2ではキャップ3がボディー2にかぶせられた状態に
あり、口紅Lは図示が省略されている。
【0011】図2において、キャップ3は、その下端部
分13がボディー2の中間筒26の上端部分に周り方向
へ間欠的に並ぶように形成された小突起部56e(図
1、3参照)に対して離脱可能にスナップ係合してい
る。
【0012】図2のボディー2では、中心軸Cを共有す
るように内側から外側へ向かって、図の上下方向へ移動
可能な可動部材21と、可動部材21の外側に位置する
内筒22と、内筒22の外側に位置する外筒23と、外
筒23の外側に位置する操作筒24とが順に配置されて
おり、可動部材21には棒状口紅(図示せず)が取り付
けられる。外筒23と操作筒24との間には、中間筒2
6が介在している。内筒22の下端部と外筒23の下端
部との間には、外筒23を上方向へ付勢する環状スプリ
ング29が介在している。
【0013】図3において、ボディー2が組み立てられ
る順序は各部材に添えた矢印によって示されており、そ
の概略は次のとおりである。外筒23は、第1外筒31
と第2外筒32とからなり、第2外筒32が第1外筒3
1に下方から圧入されて、抜け落ちることがないように
固定され、両外筒31,32が一体化している。第2外
筒32の内周面には、周方向へ180°の間隔をあけて
2条の螺旋溝33が形成されている。このように組み立
てられた外筒23は、頂部開口34と底部開口36と両
開口34,36の間の周壁部30とを有し、周壁部30
の内側に螺旋溝33を有しているものになる(図2を併
せて参照)。
【0014】内筒22は、その正面の形状が図3に示さ
れ、図3における左側面の形状が可動部材21とともに
図4に示されている。内筒22は、頂部開口37と、底
部35と、底部開口38と、これら頂部開口37と、底
部35との間に延びる周壁部39とを有する。周壁部3
9には、頂部開口37の周縁に上部フランジ41が形成
され、底部35の周縁には下部フランジ42が形成され
ている。下部フランジ42の直上の外周面には周壁部3
9の周り方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延び
る多数の山部と谷部とからなる上方回り止め43が位置
し、下部フランジ42の直下の外周面には周壁部39の
周り方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多
数の山部と谷部とからなる下方回り止め44が位置して
いる。周壁部39には、その一部分を切り欠くことによ
って上下方向へ延びる二条の案内部46,47が形成さ
れており、これら案内部46,47は、内筒22の径方
向において向かい合っている(図4参照)。内筒22の
外側には、上方から環状スプリング29が嵌められる。
環状スプリング29は、内周面に間欠的に形成されて上
下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる内部回
り止め49が内筒22の上方回り止め43とかみ合うの
で、内筒22の周り方向へ動くことがない。環状スプリ
ング29は、図の上下方向へ弾性変形可能な一対のスプ
リング部48を有する。内筒22の内側には円筒状の可
動部材21が納められる。
【0015】可動部材21は、可動部材21の上下方向
における位置が同じであって外周面から径方向外方ヘ向
かって互いに反対向きに突出する一対の腕部51を有す
る。可動部材21が内筒22に納まったときには、これ
ら腕部51が二条の案内部46,47を通り抜けて外へ
延びている。かような可動部材21は、内筒22の内側
において、案内部46,47に沿って上下動可能である
が、中心軸Cの周りに回動しようとすると、腕部51が
案内部46,47の上下方向へ延びる縁部に側方から衝
接してその回動が阻止される。それゆえ、可動部材21
は、内筒22とともに中心軸Cの周りに回動する。可動
部材21が納まる内筒22には、外側に外筒23が上方
から嵌められる。外筒23は、底部開口36の周縁部が
環状スプリング29に上方から接触し、頂部開口34周
縁のフランジ部52が内筒22の上部フランジ41に環
状スプリング29によって付勢された状態で下方から圧
接する。内筒22の案内部46,47から外へ延びる可
動部材21の一対の腕部51は、外筒23の二条の螺旋
溝33のそれぞれに納まる。
【0016】外筒23が嵌められた内筒22は、その下
方部分を中間筒26の内側ヘ納める。中間筒26は、周
壁部56と頂部開口56aと底部60とを有し、開口5
6aの下方では周壁部56を外側へをふくらませること
により、小突起部56eが形成されている。小突起部5
6eの下方には、これに平行する環状の下方フランジ部
56dが形成されている。周壁部56の下端部内面に
は、周壁部56の外面から内面ヘ向かう方向へ突出して
上下方向へ長く延びる多数の突起を周壁部56の周り方
向へ間欠的に多数配置してなる回り止め58と、回り止
め58直上で周壁部56の周り方向へ延びるアンダーカ
ット部59(図2参照)とが形成されている。アンダー
カット部59では、周壁部56が外面から内面へ向う方
向へ突出している。
【0017】内筒22が中間筒26の内側に納まったと
きには、図2を参照することによって明らかなように、
内筒22の底部35が中間筒26の底部60に接触し、
内筒22の下方回り止め44と中間筒26の回り止め5
8とがかみ合い、内筒22の下方フランジ42の上方に
は中間筒26の内周面に形成されたアンダーカット部5
9が接触することによって下方フランジ42は中間筒2
6に対する抜け止めとして作用し、中間筒26は内筒2
2の上下方向へも、周り方向へも動くことがないように
内筒22と一体になる。かかる中間筒26の底部60
は、閉じている。中間筒26の頂部開口56aの周縁
は、外筒23を囲んでいる。
【0018】操作筒24は、上方に開口61を有し、下
方に開口62aが形成された底部62を有する。操作筒
24には、内筒22と一体になった中間筒26が底部6
0の側から納められる。中間筒26は、その周壁部56
が中間筒26の内側に圧入されるもので、その圧入は、
中間筒26の下方フランジ部56dが操作筒24の頂部
に衝接したところで停止する。この中間筒26は、操作
筒24の中で上下方向へも周り方向へも動くことがな
い。
【0019】このように組み立てられるボディー2にお
いては、組み立て前に、または組み立て後に棒状口紅が
周知技術に基づいて取り付けられる。
【0020】口紅を使用するときには、キャップ3を外
して現われる外筒23を指先でおさえる一方、操作筒2
4を図1,2の矢印P方向へ回動させる。操作筒24が
回動すれば、これと一体になった中間筒26が外筒23
の外側で外筒23の周りを矢印P方向へ回動し、中間筒
26と一体になった内筒22および内筒22に納まる可
動部材21が外筒23の内側で矢印P方向へ回動する。
このときに、口紅が取り付けられている可動部材21
は、その腕部51が外筒3の螺旋溝33を倣って動くこ
とにより内筒22の内部を上昇し、口紅が内筒22およ
び外筒23の開口37,34を通り抜けて繰り出され
る。なお、図2において、可動部材21が下降位置にあ
るときの部分図が実線で示され、上昇位置にあるときの
部分図が仮想線で示されている。
【0021】図5は、この発明の実施態様の一例を示す
図2と同様の図面である。図示例の容器1におけるボデ
ィー2では、内筒22と操作筒24とが円筒状に形成さ
れた連結部材80を介して一体化している。内筒22の
底部35における開口38の周縁部には、内側へ張り出
すフランジ81と、周縁部の回り方向へ起伏を繰り返し
て上下方向へ長く延びる多数の山部と谷部とからなる回
り止め82(図2参照)とが形成されている。操作筒2
4の底部62では、開口62aの周壁にその周壁の周り
方向へ間欠的に形成されて上下方向へ長く延びる多数の
山部と谷部とからなる回り止め83aが形成され、周壁
部近傍に形成された隆起部83bが内筒22の底部35
に下方から接触している。連結部材80では、周壁部8
6に周壁部86の径方向への弾性変形を可能にするU字
状の切り欠き部87が周壁部86の周り方向に少なくと
も1つ、より好ましくは2つ以上形成されている。周壁
部86の外面では、上方部分に溝88が形成され、下方
部分にフランジ89が形成され、両部分の中間に周壁部
86の周り方向へ起伏を繰り返して上下方向へ長く延び
る山部と谷部とからなる上部回り止め92aと下部回り
止め92bとが形成されている。溝88には内筒22の
フランジ81が嵌合して連結部材80の抜け止めとして
作用し、周壁部86のフランジ89は操作筒24の開口
62aの周縁部に下方から接触している。上部回り止め
92aは、内筒22の開口38に形成された回り止め8
2と嵌合し、下部回り止め92bは操作筒24における
開口62aの周壁に形成された回り止め83aと嵌合す
る。かくして、内筒22と操作筒24とは、連結部材8
0に対して外れることもなければ、単独で回動すること
もなく、これら両筒22,24は指先によって固定され
た外筒23の周りを一体となって回動する。なお、連結
部材80は、溝88の一部を形成している径方向外方へ
の張り出し部88aの張り出し寸法を小さくしておけ
ば、図5の組立状態にあるものを図の下方へ外すことが
可能になる。
【0022】図5に示されたこのようなボディー2にお
いて、中間筒26は操作筒24の内側へ挿入され、中間
筒26の上端部近傍に形成された径方向外方への張り出
し部26aが操作筒24の上部に形成されたアンダーカ
ット24aに下方から接触している。また中間筒26の
下端部近傍に形成された径方向内方への張り出し部59
が内筒22の抜け止め手段として作用する下部フランジ
42に上方から接触している。さらに、中間筒26の下
端部に形成された径方向内方への張り出し部26bが内
筒22の下方周り止め44とかみ合っている。かような
中間筒26は、操作筒24とともに回動し、かつ、内筒
22からも操作筒24からも抜けることがない。
【0023】図6もまた、この発明の実施態様の一例を
示す図2と同様な図面である。図示例のボディー2では
図2,5に示されたものと同じ内筒22と中間筒26と
が使用されているが、操作筒24には底部62に連結部
91を有するものが使用されている。操作筒24の連結
部91は円筒状を呈しており、内筒22の開口38に嵌
合している。連結部91の周壁外面には周壁の周り方向
へ起伏を繰り返して上下方向へ延びる多数の山部と谷部
とからなる回り止め93が形成され、底部62の内面に
は隆起部83bが形成されている。回り止め93は、内
筒22における開口38の回り止め82と嵌合し、隆起
部83bは内筒22の底部35に下方から接触してい
る。かような操作筒24は、内筒22と一体になって回
動する。中間筒26は、図5のそれと同じ態様で操作筒
24の内側へ挿入されている。かかる中間筒24は、内
筒22からも操作筒24からも抜けることがなく、これ
らと一体になって回動する。かように形成されたボディ
ー2では、一体となった内筒22と操作筒24と中間筒
26とが指先で固定されている外筒23の周りを回動
し、可動部材21とそれに取り付けられた口紅とを上
昇、下降させることができる。
【0024】図1〜6によって明らかなように、この発
明に係る繰り出し容器1では、内筒22がその周壁部3
9と底部35とに操作筒24や中間筒26に対する回り
止め44,82と、抜け止め42,81とを有するか
ら、繰り出し容器1の製造においては、これらの回り止
めや抜け止めのための手段を使い分けることによって、
1種類の内筒22をさまざまな形状の操作筒24や中間
筒26に適用することができる。
【0025】この発明において、内筒22、外筒23、
操作筒24、中間筒26、連結部材80は金属製のもの
でも、プラスチック製のものでもよい。また、この発明
を径方向の断面形状が多角形や楕円形、長円形などを成
す操作筒24で実施する場合には、操作筒24と外筒2
3との間に操作筒24とともに回動する第2、第3の中
間筒を介在させることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明に係る棒状物品の繰り出し容器
では、内筒がその周壁部と底部とに回り止めと抜け止め
のための手段を有するから、それらの手段を使い分ける
ことによって、1種類の内筒を様々な形状の操作筒や中
間筒に適用することができる。それゆえ、この発明によ
れば、多種類の内筒を設計し、それによって多種類の金
型を製作するということが必要となる従来の繰り出し容
器に比べて製造コストの上昇を抑えることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】繰り出し容器の斜視図。
【図2】図1のII−II線切断面を示す図。
【図3】繰り出し容器の分解組立図。
【図4】可動部材と内筒の斜視図。
【図5】実施態様例を示す図2と同様の図面。
【図6】他の実施態様例を示す図2と同様の図面。
【符号の説明】
1 繰り出し容器 2 ボディー 3 キャップ 21 可動部材 22 内筒 23 外筒 24 操作筒 26 中間筒 35 底部 37 開口 38 開口 39 周壁部 42 抜け止め 44 回り止め 81 抜け止め 82 回り止め

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向と前記上下方向に直交する径方
    向とを有し、棒状物品を上方向に形成された開口から繰
    り出し可能なボディーと、前記ボディーに前記上方向か
    らかぶさる取り外し可能なキャップとからなり、前記ボ
    ディーが前記上下方向へ延びる軸を共有するように内側
    から外側へ向かって順に配置された可動部材と、内筒
    と、外筒と、操作筒とを有し、前記可動部材はそれに棒
    状物品が取り付け可能であって前記上下方向へ移動可能
    なものであり、前記内筒は前記上方向に開口が形成され
    たもので前記可動部材の外側に位置して前記可動部材を
    前記上下方向へ移動可能かつ該内筒とともに前記軸の周
    り方向へ回動可能に納め、前記外筒は前記上方向に開口
    が形成され前記内筒の外側に位置して前記内筒を前記軸
    の周り方向へ回動可能に納め、前記操作筒は前記外筒の
    外側に位置して前記軸の周り方向へ前記内筒とともに回
    動し得るように前記外筒の下方で前記内筒に直接的およ
    び間接的いずれかの態様で連結しており、前記外筒と前
    記操作筒との間には前記操作筒の周面に固定される一
    方、前記外筒を囲んで前記外筒の周りを回動可能な中間
    筒が介在している棒状物品の繰り出し容器において、 前記内筒が周壁部と底部とを有し、前記周壁部の外面部
    分と前記底部の中央に形成された開口の周縁部分とに、
    前記内筒の外側に位置する前記操作筒および中間筒いず
    れかのための前記内筒に対する抜け止め手段と回り止め
    手段とが形成されていることを特徴とする前記繰り出し
    容器。
  2. 【請求項2】 前記操作筒が前記内筒の前記開口の周縁
    部分に形成された回り止め手段に係合して前記内筒とと
    もに回動可能に形成され、前記中間筒が前記内筒の前記
    外面部分に形成された抜け止め手段に係合して前記操作
    筒と中間筒とが前記内筒から抜けることがないように形
    成されている請求項1記載の繰り出し容器。
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