JP3949721B2 - スプライスを封止する熱回復性物品および方法 - Google Patents

スプライスを封止する熱回復性物品および方法 Download PDF

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Description

本発明は、スプライスを封止する熱回復性チューブ状物品に関する。
発明の背景
より大きい寸法の相当直径基材と、より小さい寸法の基材とを連結するスプライスを封止することは、困難である場合が多い。より大きい相当直径からより小さい相当直径へと狭くなるかまたは変化する、基材またはスプライス上に回復される接着剤被覆チューブを用いて、スプライスを封止しようとする場合、チューブが、より小さい相当直径の方向へ滑る傾向がある。これは、チューブの回復温度、接着剤の溶融温度、その回復温度における接着剤の粘性および潤滑性、ならびにその回復温度におけるチューブのフープ応力の作用である。この滑り現象は、「ミルクオフ」と呼ばれ、チューブが基材から滑り出て、基材を完全に非被覆状態のままにするほど激しくなる場合がある。ミルクオフは、チューブおよび基材がある種の用途において有することができる寸法を制限するので、熱回復性接着剤被覆チューブの使用範囲を制限する。スプライスの両側を均衡させるように、基材を再形成しなければならない。この問題は、スプライスの片側が、スプライスの反対側の単一ワイヤに添え継ぎされる多数のワイヤを有する、スプライスを封止しようとする場合に、自動車分野において、特に面倒である。
発明の要旨
我々は、ミルクオフを減少させるかまたは排除する熱回復性物品を見い出した。
本発明の第一の要旨は、
第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端および該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
第一スリーブの内表面の少なくとも一部の上に被覆され、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;
(a)T1を越えない第二回復温度T2を有し、(b)第一スリーブの第一末端部分に重なり、(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在する、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
を有して成る熱回復性チューブ状物品である。
本発明の他の要旨は、第一相当直径を有する第一のより小さい長い基材と、第二相当直径を有する第二のより大きい長い基材との間の、スプライスを封止する方法であり、該方法において、第二相当直径が第一相当直径よりも大きく、該方法は、下記段階:
本発明の第一の要旨において規定される熱回復性チューブ状物品を準備する段階;
第一スリーブが第一基材および第二基材に重なるように、ならびに、第二スリーブが第一スリーブの第一末端および第二基材に重なるように、チューブ状物品を基材の周りに配置する段階;および、
第一スリーブおよび第二スリーブを加熱し、それによってスリーブをスプライスの周りで回復させる段階
を含んで成る。
本発明の第三の要旨は、
70℃〜250℃の第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端と該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
第一スリーブの内表面全体に被覆され、65℃〜150℃であり、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;および、
(a)T1と等しい第二回復温度T2を有し、(b)スリーブの第一末端部分の周りに摩擦嵌合を形成するように、第一スリーブの第一末端部分に重なり、
(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在する、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
を有して成る熱回復性チューブ状物品である。
本発明の第四の要旨は、1〜3本のワイヤを有し、第一相当直径を有する第一のより小さい長い基材と、1〜11本のワイヤを有し、第二相当直径を有する第二のより大きい長い基材との間の、スプライスを封止する方法であり、該方法において、第二相当直径が第一相当直径よりも大きく、該方法は、下記段階:
本発明の第三の要旨において規定される熱回復性チューブ状物品を準備する段階;
第一スリーブが第一基材および第二基材に重なるように、ならびに、第二スリーブが第一スリーブの第一末端および第二基材に重なるように、チューブ状物品を基材の周りに配置する段階;および、
第一スリーブおよび第二スリーブを単一加熱操作において同時に加熱し、それによって、スリーブをスプライスの周りで回復させる段階
を含んで成る。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の物品の断面図である。
図2は、本発明の物品の分解断面図である。
図3は、スプライスの周りに配置した後の、回復前の、本発明の物品の正面断面図である。
図4は、スプライスの周りに回復した後の、本発明の熱回復性物品の正面断面図である。
発明の詳細な説明
図面を参照すると、図1および図2は、第一スリーブ4および第二スリーブ6を含む熱回復性チューブ状物品2を例示している。
第一スリーブ4は、第一開放末端8、第二開放末端10、ならびに、第一末端8と第二末端10の間に配置される本体12を有する熱収縮性ポリマースリーブである。本体12は内表面14および外表面16を有する。
熱回復性物品は既知である。それらは、熱処理にかけた際に、寸法形状が実質的に変化し得る物品である。これらの物品は通常、加熱時に、それらが変形される以前の元の形状に向かって回復するが、本明細書で用いられる「熱回復性」という語は、たとえ以前に変形されていなくても、加熱時に新たな形状を採る物品をも包含する。
第一スリーブ4は、スリーブがそれの元の形状に向かって回復する、回復温度T1を有する。第一スリーブ4は、熱収縮性ポリマー物質を含んで成る第一壁、および接着剤20の層を有して成る内壁を有する、二重壁チューブである。接着剤20は、T1より低い融点を有するホットメルト接着剤であり、内表面14の少なくとも一部に延在する。接着剤が、内表面の少なくとも一部を被覆するのが好ましく、内表面全体を被覆するのがより好ましい。
第二スリーブ6は、末端22を有する熱収縮性ポリマースリーブである。第二スリーブ6は、下記に記載のように、T1を越えない、好ましくはT1より低い、回復温度T2を有する。第二スリーブは、内表面を被覆する接着剤層を含まない単一壁チューブであるのが好ましい。
第二スリーブ6は、第一スリーブの第一末端8を越えて外側に延在し、第一末端に重なる。末端22および第一末端8は、末端22が第一末端8の周りに嵌め合わされるような寸法にされる。好ましい実施態様においては、末端22が、第一末端8よりも実質的に大きくない。末端22が、第一末端8と実質的に同じ寸法であるかまたは、それよりもほんの僅かだけ大きいのが、より好ましい。この場合、最も好ましい実施態様においては、末端22が第一末端8の周りに摩擦嵌め合わせにされる。これによって、チューブ状物品2を、一体のものとして取り扱うことができる。
第一スリーブ4および第二スリーブ6は、同じ熱収縮性ポリマー物質から構成することができる。この物質から構成される第二スリーブ6のような非被覆スリーブは、第二スリーブがより少ない量の加熱する物質を有するので、加熱したときに接着剤を被覆された第一スリーブ4より先に回復し始める。回復温度T2がT1を越えないか、またはT1がT2よりも150℃以下で高い、どのような他のチューブ材料から第二スリーブの構成されても、本発明の範囲に含まれる。
第一スリーブ4は、どのようなポリマー物質から構成されてもよく、例えば、ポリエチレンコポリマーチューブ材料、ポリエチレンホモポリマー、またはいずれかのフルオロポリマーから構成されてもよい。同様に、第二スリーブ6は、回復温度T1とT2との関係が前記のようなものであれば、どのようなポリマー物質から構成されてもよく、例えば、ポリエチレンコポリマーチューブ材料、ポリエチレンホモポリマー、またはいずれかのフルオロポリマーから構成されてもよい。
接着剤20はポリアミドであるのが好ましい。EVAを基剤とするホットメルトのような他の物質、または、ホットメルト接着剤であるどのような他の接着剤でも、本発明に使用することができる。
2個の分離スリーブからチューブ状物品2を構成することの1つの利点は、分離スリーブが連続操作において製造できることである。このようにして、第一スリーブ4が、連続チューブとして製造され、内表面全体に接着剤を被覆され、次に所定寸法にカットされる。同様に、第二スリーブ6が連続チューブとして製造され、接着剤を全く被覆されず、次に所定寸法にカットされる。この方法は、接着剤で被覆された1つの部分、および分離した非被覆部分を組み込む単一のチューブ状物品を製造するよりも、かなりコスト効率が高い。
操作において、第一相当直径を有する第一の長い基材28と、第二相当直径を有する第二の長い基材30との間のスプライス26を封止するために、チューブ状物品2が使用される。相当直径は、面積が基材の断面積と等しい円の直径であると定義される。図3および図4に示すように、第二相当直径は、第一相当直径よりも大きい。最も好ましい用途においては、第一基材が、ワイヤの小さい束であるかまたは単一ワイヤであり、一方、第二基材が、ワイヤのより大きい束である。スリーブが前記のような摩擦嵌合によって接合される場合には、チューブ状物品2がスプライス26の周りに一体のものとして配置され、あるいは、物品の各スリーブ4、6が個々にスプライスの周りに配置される。明確にするために、基材の周りの各スリーブの配置が、初めに、別個に記載される。
本体12が、第一基材28および第二基材30の両方の上に重なるように、第一スリーブ4が基材の周りに配置される。第二末端10が第一基材28の上に重なり、第一末端8が第二基材30の上に重なるように、第一スリーブ4が配置される。次に、第二スリーブの末端22が第一スリーブの第一末端8の上に重なるように、第二スリーブ6が第二基材30の周りに配置される。
あるいは、第一スリーブ4および第二スリーブ6が、摩擦嵌合によって一体に保持される一個のものとして、基材の周りに配置されてもよく、それによって、スリーブを別々に配置することに関して前記に記載したのと同様に、それらが基材の周りに配置される。
第一スリーブ4および第二スリーブ6が、好ましくは単一の加熱操作において、同時に加熱されるように、チューブ状物品2が加熱される。第二スリーブ6は、前記の理由により、第一スリーブまたはそれの接着剤より先に回復し始め、それによって、ミルクオフが始まる前に、スプライスの周りの所定の位置に第一スリーブを保持する。チューブ状物品の加熱を継続するにつれて、接着剤20が溶融し始め、第一スリーブ4が回復し始める。接着剤が流動し始める前に、第二スリーブが第一スリーブの所望の位置を維持するので、ミルクオフが防止される。ミルクオフを生じるよりもむしろ、接着剤がより小さい直径の基材上に追いやられ、それによって、より少量の接着剤が使用されることが可能になる。スリーブ4、6は、単一の加熱操作において、スプライスの周りで、それらの元の形状に回復する。図4に示されるように、回復された状態において、接着剤が、数字32で示されるように、スリーブ4、6を僅かに越えて流動する。
チューブ状物品2の1つの用途は、自動車分野である。この用途において、1〜14本のワイヤ、好ましくは1〜11本のワイヤ、より好ましくは1〜7本のワイヤ、特に1〜3本のワイヤが、第一のより小さい長い基材を形成する。これらのワイヤは、それぞれ同じであっても異なっていてもよく、それぞれが22〜2、好ましくは20〜4、より好ましくは20〜6のゲージ寸法を有する。各ワイヤ上の絶縁材は、架橋ポリエチレン、PVC、ポリプロピレン、ポリエステル、またはいずれかのポリマーワイヤジャケットであってもよい。
第二のより大きい長い基材は、1〜15本のワイヤ、好ましくは1〜12本のワイヤ、より好ましくは1〜7本のワイヤから構成される。これらのワイヤは、それぞれ同じであっても異なっていてもよく、それぞれが22〜2、好ましくは20〜4、より好ましくは20〜6のゲージ寸法を有する。各ワイヤ上の絶縁材は、架橋ポリエチレン、PVC、ポリプロピレン、ポリエステル、またはいずれかのポリマーワイヤジャケットであってもよい。
第一スリーブは、二重壁同時押出チューブを形成する接着剤で被覆されたポリエチレンコポリマーの1”〜4”(1インチ〜4インチ)の断面材である。第一スリーブの材料は、ポリエチレンホモポリマー、またはいずれかのフルオロポリマーであってもよい。第一スリーブの回復温度T1は、60℃〜300℃であり、好ましくは70℃〜250℃、より好ましくは70〜140℃である。第一スリーブの直径は、1/16”〜2”(1/16インチ〜2インチ)、好ましくは1/16”〜1 1/2”、より好ましくは1/8”〜1 1/4”であり、20%〜90%、好ましくは50%〜85%、より好ましくは50%〜80%で回復される。接着剤の材料は、ポリアミドまたはEVAを基剤とするホットメルトである。
接着剤の回復温度はT1よりも僅かに低く、好ましくは50℃〜250℃、より好ましくは65℃〜150℃、特に65℃〜130℃である。
第二スリーブは、T1に等しい、T1より僅かに低い、または好ましくはT1よりも150℃以内で低い、回復温度T2を有する、単一壁ポリエチレンコポリマーチューブの1”〜1 1/2”(1インチ〜1.5インチ)の断面材である。第二スリーブの材料は、ポリエチレンホモポリマー、またはフルオロポリマーであってよい。第二スリーブの直径は、1/16”〜2”(1/16インチ〜2インチ)、好ましくは1/16”〜1 1/2”、より好ましくは1/8”〜1 1/4”であり、20%〜90%、好ましくは50%〜85%、より好ましくは50%〜80%で回復される。
第一スリーブおよび第二スリーブがスリーブとして記載されているが、1つのスリーブまたは両方のスリーブを、ラップアラウンドスリーブ(巻付スリーブ)として、テープとして、または他の構成物として構成することも本発明の範囲に含まれる。本発明は、異相当直径を有する用途においても使用できると理解すべきである。請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲を逸脱することなく、変更および改良を加えることができる。

Claims (15)

  1. 熱回復性チューブ状物品であって、
    第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端と該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
    第一スリーブの内表面の少なくとも一部の上に被覆され、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;
    (a)T1を越えない第二回復温度T2を有し、(b)第一スリーブの第一末端部分の外表面に重なり、(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在し、および(d)単一壁チューブを有して成る、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
    を有して成る熱回復性チューブ状物品。
  2. ホットメルト接着剤の層が、第一スリーブの内表面全体に被覆されている請求項1に記載の物品
  3. 第二スリーブの末端部分が、第一スリーブの第一末端部分の周りの摩擦嵌合である請求項1に記載の物品。
  4. 第一スリーブおよび第二スリーブが、単一加熱操作において熱回復される請求項1に記載の物品。
  5. 1がT2に等しい請求項1に記載の物品。
  6. 1が、T2よりも150℃以下で高い請求項1に記載の物品。
  7. 第一相当直径を有する第一のより小さい長い基材と、第二相当直径を有する第二のより大きい長い基材との間の、スプライスを封止する方法であって、該方法において、第二相当直径が第一相当直径よりも大きく、該方法が、下記段階:
    第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端と該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
    第一スリーブの内表面の少なくとも一部の上に被覆され、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;
    (a)T1を越えない第二回復温度T2を有し、(b)第一スリーブの第一末端部分の外表面に重なり、(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在し、および(d)単一壁チューブを有して成る、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
    を有して成る熱回復性チューブ状物品を準備する段階;
    第一スリーブが第一基材および第二基材に重なるように、ならびに、第二スリーブが第一スリーブの第一末端および第二基材に重なるように、チューブ状物品を基材の周りに配置する段階;および、
    第一スリーブおよび第二スリーブを加熱し、それによってスリーブをスプライスの周りで回復させる段階
    を含んで成る方法。
  8. 1がT2に等しい請求項に記載の方法。
  9. 1が、T2よりも150℃以下で高い請求項に記載の方法
  10. 第一スリーブおよび第二スリーブを加熱する段階が、単一の加熱操作において、第一スリーブおよび第二スリーブを同時に加熱することを含んで成る請求項に記載の方法。
  11. チューブ状物品を配置する段階が、第一スリーブの第二末端から距離を置くように、第二スリーブを配置することを含んで成る請求項に記載の方法。
  12. 第二スリーブの末端部分が、第一スリーブの第一末端部分の周りの摩擦嵌合である請求項に記載の方法。
  13. 接着剤の層が、第一スリーブの内表面全体に延在する請求項に記載の方法。
  14. 熱回復性チューブ状物品であって、
    70℃〜250℃の第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端と該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
    第一スリーブの内表面全体に被覆され、65℃〜150℃であり、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;および、
    (a)T1を越えない第二回復温度T2を有し、(b)スリーブの第一末端部分の周りに摩擦嵌合を形成するように、第一スリーブの第一末端部分の外表面に重なり、(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在し、および(d)単一壁チューブを有して成る、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
    を有して成る熱回復性チューブ状物品。
  15. 1〜3本のワイヤを有し、第一相当直径を有する第一のより小さい長い基材と、1〜11本のワイヤを有し、第二相当直径を有する第二のより大きい長い基材との間の、スプライスを封止する方法であって、該方法において、第二相当直径が第一相当直径よりも大きく、該方法が、下記段階:
    70℃〜250℃の第一回復温度T1を有し、第一開放末端、第二開放末端、ならびに該第一末端と該第二末端との間の本体を有して成り、該本体が内表面および外表面を有する、第一熱収縮性ポリマースリーブ;
    第一スリーブの内表面全体に被覆され、65℃〜150℃であり、T1より低い融点を有する、ホットメルト接着剤の層;および、
    (a)T1を越えない第二回復温度T2を有し、(b)スリーブの第一末端部分の周りに摩擦嵌合を形成するように、第一スリーブの第一末端部分の外表面に重なり、(c)第一スリーブの第一末端部分を越えて外側に延在し、および(d)単一壁チューブを有して成る、第二熱収縮性ポリマースリーブ;
    を有して成る熱回復性チューブ状物品を準備する段階;
    第一スリーブが第一基材および第二基材に重なるように、ならびに、第二スリーブが第一スリーブの第一末端および第二基材に重なるように、チューブ状物品を基材の周りに配置する段階;および、
    第一スリーブおよび第二スリーブを単一加熱操作において同時に加熱し、それによって、スリーブをスプライスの周りで回復させる段階;
    を含んで成る方法。
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