JP3949601B2 - 文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムに係り、特に入力キーを用いて文字を入力する文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、簡易型携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯型の情報処理装置は、一層の小型化が進んでいる。このため、携帯型の情報処理装置は文字などを入力するためのキーを配置する面積が少なくなり、少ないキーで文字を入力する様々な工夫がなされている。
【0003】
例えば携帯電話では、「0〜9」の数字キーと「*、♯」の記号キーとを用いて仮名文字、アルファベット、数字、記号などを入力するようにしている。仮名文字を入力する場合、携帯電話では1行の仮名文字「あ、い、う、え、お」などを割り当てられた1つの数字キーを打鍵し、その数字キーを打鍵した回数に応じて仮名文字「あ、い、う、え、お」の何れか1つを入力するようにしていた。
【0004】
また、パーソナルコンピュータが、インターネットの普及に伴い、各家庭に導入されている。その結果、初心者がパーソナルコンピュータを操作する状況が増加している。
【0005】
特許文献1には、少ないキーを用いて文字を入力するものとして、あ行に専用キーを採用し、全部で15個のキーを用いてローマ字入力を行う携帯文字入力装置について記載されている。
【0006】
また、特許文献2には少ないキーを用いて文字を入力するものとして、専用キーを採用せず、全部で10〜12個のキーを用いてローマ字入力を行う携帯文字入力装置について記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−84086号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2002−149319号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報処理装置は、少ないキーを用いて文字を入力するために、1つの文字を入力するのに多くのキー操作が必要であった。そこで、特許文献1及び2には少ないキーを用いた文字の入力であっても、少ないキー操作で文字を入力するための技術が記載されている。特許文献1及び2は特殊なキー配列を利用することで、少ないキーを用いた文字の入力であっても、少ないキー操作で文字を入力できるようにしたものである。
【0010】
しかしながら、携帯電話、簡易型携帯電話等では、電話機能を考慮すると数値キーの配列(3列4段のキー配列)を変更しないことが望ましい。つまり、特許文献1及び2のように特殊なキー配列を利用する技術では、利用の拡大に寄与できない可能性があった。
【0011】
また、携帯電話、簡易型携帯電話等では、入力キーが少ないことから、促音と拗音を含む場合、キータッチが多くなるという問題がある。
【0012】
また、携帯電話と比較して入力キーの多いキーボードを装備したパーソナルコンピュータを用いた場合であっても、初心者の場合、促音と拗音の入力に手間取るという問題がある。
【0013】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、促音又は拗音を含む文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置であって、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置の文字入力方法であって、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を取得する取得段階と、取得した数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換段階とを有することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、文字キー及び特殊キーを用いて文字入力を行う文字入力プログラムであって、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出ステップと、文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照する変換辞書参照ステップと、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、文字キー及び特殊キーを用いて文字入力を行う文字入力方法であって、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出ステップと、文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照する参照ステップと、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理ステップとを有することを特徴とする。
【0018】
このように、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番と、文字又は文字列とを変換辞書に対応付けておくことにより、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に応じて文字だけでなく文字列の入力も可能となる。また、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に対応付ける文字列として高頻度の文字列を対応付けておくことにより、効率的な文字の入力が可能となる。
【0019】
また、文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照して、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換することにより、効率的な文字の入力が可能となる。
【0020】
本発明によれば、促音又は拗音を含む文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、仮名文字、アルファベット、数字又は記号などを入力する文字入力装置の入力モードのうち、仮名文字を入力する仮名文字入力モードについて説明していく。
【0022】
図1は、本発明の文字入力装置の一実施例の構成図である。本発明の文字入力装置1は、キーボード100、変換処理部120、変換辞書130、表示部140を有するように構成される。
【0023】
キーボード100は一般的な携帯電話や簡易型携帯電話と同様に、「0〜9」の数字が割り当てられた数字キー101〜110と、「*、♯」が割り当てられた記号キー111、112と、無変換キー113と、変換キー114とを有するように構成される。
【0024】
変換処理部120は打鍵されたキーの情報をキーボード100から受信し、そのキーの情報を変換辞書130の内容に応じて文字又は文字列に変換する。変換処理部120は打鍵されたキーの情報を文字又は文字列に変換すると、その文字又は文字列を表示部140に表示させる。
【0025】
なお、変換処理部120は無変換キー113が打鍵された旨を表すキーの情報を受信すると、未確定の文字又は文字列を漢字などの変換候補に変換せずに確定する。また、変換処理部120は変換キー114が打鍵された旨を表すキーの情報を受信すると、未確定の文字又は文字列を変換辞書130の内容に応じて漢字などの変換候補に変換し、その変換候補を表示部140に表示させる。表示部140に表示された変換候補は、操作者からの所定の操作(例えば、図示しない決定キーの打鍵など)により確定される。
【0026】
表示部140は変換処理部120からの要求に基づき、打鍵されたキーボード100上のキー及び変換辞書130の内容に応じた文字又は文字列などを表示する。
【0027】
変換辞書130は、仮名変換用テーブルと仮名漢字変換用テーブルとを含むように構成される。仮名変換用テーブルは、キーボード100上で打鍵された1つ以上のキーと仮名文字又は仮名文字列とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている。また、仮名漢字変換用テーブルは文字又は文字列と変換候補とが対応付けられている。
【0028】
なお、本実施例では仮名文字の入力について説明するため、変換辞書130の仮名漢字変換用テーブルの図示を省略している。例えば図1の変換辞書130では、キーボード100上で打鍵された数字キー101〜110又は記号キー111、112と仮名文字又は仮名文字列とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている。
【0029】
具体的に、変換辞書130は、「1」を割り当てた数字キー101の1打鍵と仮名文字「あ」、数字キー101の2打鍵と仮名文字「い」、数字キー101の1打鍵及び「*」を割り当てた記号キー111の2打鍵と仮名文字列「あっ」などが対応付けられている。なお、変換辞書130の詳細は後述する。
【0030】
次に、本願発明の理解を容易とするために、一般的な携帯電話で利用されているマルチタップ式の文字入力方法について説明する。図2は、マルチタップ式の文字入力方法で利用する文字変換規則表の一例の構成図である。図3及び図4は、マルチタップ式の文字入力方法の一例のフローチャートである。なお、図2の文字変換規則表は、変換辞書130の仮名変換用テーブルに相当する。
【0031】
図3中、ステップS10では、変換処理部120が、打鍵されたキーの情報をキーボード100から受信し、そのキーの情報を記憶する。例えばキーボード100から受信するキーの情報は、数字、記号、キーボード上のXY座標などである。
【0032】
ステップS10に続いてステップS11に進み、変換処理部120はステップS10で記憶したキーの情報のエラーチェックを行う。例えば図2の文字変換規則表の場合、1番目に数字キー101〜110が打鍵されたか否かでをエラーチェックを行う。
【0033】
ステップS11に続いてステップS12に進み、変換処理部120はステップS11のエラーチェック結果に基づき、ステップS10で記憶したキーの情報にエラーがあるか否かを判定する。例えば図2の文字変換規則表の場合、変換処理部120は1番目に数字キー101〜110以外が打鍵されたときに、ステップS10で記憶したキーの情報にエラーがあると判定する。
【0034】
ステップS10で記憶したキーの情報にエラーがないと判定すると(S12においてNO)、変換処理部120はステップS13に進み、記憶したキーの情報を用いて変換辞書130を検索する。
【0035】
ステップS13に続いてステップS14に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報に対応する文字が変換辞書130にあるか否かを判定する。対応する文字が変換辞書130にあると判定すると(S14においてYES)、変換処理部120はステップS15に進み、対応する文字を表示部140に表示する。
【0036】
例えばステップS10で記憶したキーの情報が数字キー101の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「あ」を表示部140に表示する。また、ステップS10で記憶したキーの情報が数字キー102の1打鍵及び記号キー112の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「が」を表示部140に表示する。
【0037】
ステップS15に続いてステップS16に進み、変換処理部120は表示部140に表示中の文字を採用する所定の操作がキーボード100上で行われたか否かを判定する。変換処理部120は、操作者からの所定の操作(例えば、図示しない決定キーの打鍵や次の文字の入力など)が行われたときに、表示中の文字を採用する操作が行われたと判定する。
【0038】
表示中の文字を採用する所定の操作が行われたと判定すると(S16においてYES)、変換処理部120はステップS18に進む。一方、表示中の文字を採用する所定の操作が行われていないと判定すると(S16においてNO)、変換処理部120はステップS17に進む。
【0039】
ステップS17では、変換処理部120が、記憶したキーの情報の個数が最大個数か否かを判定する。例えば図2の文字変換規則表を用いる5タップ式の文字入力方法の場合、変換処理部120は記憶したキーの情報の個数が7個であるときに最大個数であると判定する。
【0040】
記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定すると(S17においてYES)、変換処理部120はステップS18に進む。即ち、変換処理部120は表示中の文字を採用する所定の操作が行われたと判定したとき及び記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定したときにステップS18に進む。
【0041】
ステップS18では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字を採用すると共に、ステップS10で記憶したキーの情報を消去してステップS10に戻る。ステップS10に戻ることで、変換処理部120は次にキーボード100から受信するキーの情報に対応する。
【0042】
なお、記憶したキーの情報の個数が最大個数でないと判定すると(S17においてNO)、変換処理部120はステップS10に戻り、次にキーボード100から受信するキーの情報に対応する。
【0043】
ステップS10で記憶したキーの情報にエラーがあると判定すると(S12においてYES)、変換処理部120はステップS19に進み、表示部140に表示中の文字を消去すると共に、ステップS10で記憶したキーの情報を消去してステップS10に戻る。また、対応する文字が変換辞書130にないと判定したときも(S14においてNO)、変換処理部120はステップS10に戻る。
【0044】
図2のような文字変換規則表、図3及び図4のようなフローチャートを利用することにより、一般的なマルチタップ式の文字入力方法が実現されている。ここで、図2のような文字変換規則表、図3及び図4のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。以下、「α」を割り当てた数字キーのA打鍵及び「β」を割り当てた記号キーのB打鍵を、「(A個のα)(B個のβ)」と表して説明する。
【0045】
図2の文字変換規則表を利用する場合、「と、う、き、ょ、う、の、と、っ、き、ょ、ち、ょ、う」という文の入力は、「44444、111、22、888*、111、55555、44444、444*、22、888*、44、888*、111」という46打鍵を必要とする。
(第1実施例)
次に、図5〜図7を参照しつつ、拗音及び促音を伴う本発明の第1実施例の文字入力方法について説明する。図5は、本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第1実施例の構成図である。図6及び図7は、本発明の文字入力方法の第1実施例のフローチャートである。
【0046】
図5の文字変換規則表は、促音付きの仮名文字又は拗音付きの仮名文字からなる仮名文字列と、キーボード100上で打鍵された数字キー101〜110又は記号キー111、112とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている点で図2の文字変換規則表と異なっている。
【0047】
ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列の場合、図5の文字変換規則表は促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1又は2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0048】
なお、あ行、か行、や行の促音を伴う仮名文字列の場合、文字変換規則表は仮名文字の小文字と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1回の打鍵とを対応付けている。このため、文字変換規則表は、ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0049】
イ行の促音を伴う仮名文字列の場合、図5の文字変換規則表は拗音及び促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の2回の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵とを対応付けている。なお、図5の文字変換規則表では、仮名文字又は仮名文字列の濁音又は半濁音と、最後に打鍵される1又は2回の記号キー112とが対応付けられている。
【0050】
図5の文字変換規則表では、促音を伴う仮名文字列「あっ」と、数字キー101の1打鍵及び記号キー111の2打鍵と対応付けられている。同様に、促音を伴う文字列「いっ、うっ、えっ、おっ」と、数字キー101の2〜5打鍵及び記号キー111の2打鍵とが対応付けられている。なお、図5の文字変換規則表では、「1」を割り当てた数字キー101の1打鍵及び「*」を割り当てた記号キー111の2打鍵を「1**」と表している。
【0051】
また、拗音及び促音を伴う仮名文字列「きゅう」は、数字キー102の2打鍵及び記号キー111の2打鍵と対応付けられている。なお、図5の文字変換規則表では、「2」を割り当てた数字キー102の2打鍵及び「*」を割り当てた記号キー111の2打鍵を「22**」と表している。
【0052】
即ち、図5の文字変換規則表では、「α」を割り当てた数字キーのA打鍵及び「β」を割り当てた記号キーのB打鍵を、「(A個のα)(B個のβ)」として表している。
【0053】
次に、図5のような文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用した場合の文字入力装置1の動作について図6及び図7のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図6及び図7のフローチャートは一部を除いて図3及び図4のフローチャートと同一であるため、同一部分の説明を適宜省略する。
【0054】
図6中、ステップS20〜S22の処理は図3のステップS10〜S12の処理と同一であるため、説明を省略する。ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがないと判定すると(S22においてNO)、変換処理部120はステップS23に進み、記憶したキーの情報を用いて変換辞書130を検索する。このとき、変換処理部120は図5のような文字変換規則表を検索する。
【0055】
ステップS23に続いてステップS24に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報に対応する文字又は文字列が変換辞書130にあるか否かを判定する。対応する文字又は文字列が変換辞書130にあると判定すると(S24においてYES)、変換処理部120はステップS25に進み、対応する文字又は文字列を表示部140に表示する。
【0056】
例えばステップS20で記憶したキーの情報が数字キー101の2打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「い」を表示部140に表示する。また、ステップS10で記憶したキーの情報が数字キー101の2打鍵及び記号キー111の2打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「いっ」を表示部140に表示する。さらに、ステップS10で記憶したキーの情報が数字キー102の2打鍵及び記号キー111の2打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「きゅう」を表示部140に表示する。
【0057】
ステップS25に続いてステップS26に進み、変換処理部120は表示部140に表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作がキーボード100上で行われたか否かを判定する。
【0058】
表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定すると(S26においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。一方、表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われていないと判定すると(S26においてNO)、変換処理部120はステップS27に進む。
【0059】
ステップS27では、変換処理部120が、記憶したキーの情報の個数が最大個数か否かを判定する。例えば図5の文字変換規則表を用いる文字入力方法の場合、変換処理部120は記憶したキーの情報の個数が10個であるときに最大個数であると判定する。
【0060】
記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定すると(S27においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。即ち、変換処理部120は表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定したとき及び記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定したときにステップS28に進む。
【0061】
ステップS28では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字又は文字列を採用すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。なお、記憶したキーの情報の個数が最大個数でないと判定すると(S27においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0062】
ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがあると判定すると(S22においてYES)、変換処理部120はステップS29に進み、表示部140に表示中の文字又は文字列を消去すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。また、対応する文字又は文字列が変換辞書130にないと判定したときも(S24においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0063】
図5のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用することにより、第1実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図5のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0064】
図5の文字変換規則表を利用する場合、「と、う、きょう、の、とっ、きょ、ちょう」という文の入力は、「44444、111、22***、55555、44444*、22******、44***」という37打鍵を必要とする。
【0065】
したがって、第1実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
(第2実施例)
次に、図6〜図8を参照しつつ、拗音及び「う」音を伴う本発明の第2実施例の文字入力方法について説明する。図8は、本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第2実施例の構成図である。なお、本発明の文字入力方法の第2実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であり、図面を省略する。
【0066】
図8の文字変換規則表は、拗音付きの仮名文字又は「う」音付きの仮名文字からなる仮名文字列と、キーボード100上で打鍵された数字キー101〜110又は記号キー111、112とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている点で図5の文字変換規則表と異なっている。
【0067】
図8の文字変換規則表は拗音又は「う」音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の6回以上の打鍵とを対応付けている。なお、図8の文字変換規則表では、仮名文字又は仮名文字列の濁音又は半濁音と、最後に打鍵される1又は2回の記号キー112とが対応付けられている。
【0068】
図8の文字変換規則表では、拗音を伴う仮名文字列「きゃ」と、数字キー102の6打鍵とが対応付けられている。同様に、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列「きゅう」と、数字キー102の7打鍵とが対応付けられている。また、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列「ぎゅう」と、数字キー102の7打鍵及び記号キー112の1打鍵とが対応付けられている。
【0069】
次に、図8のような文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用した場合の文字入力装置1の動作について説明する。なお、本発明の文字入力方法の第2実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であるため、図6及び図7のフローチャートを適宜参照しつつ説明する。
【0070】
ステップS20〜S22の処理は、第1実施例の処理と同一であるため、説明を省略する。ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがないと判定すると(S22においてNO)、変換処理部120はステップS23に進み、記憶したキーの情報を用いて変換辞書130を検索する。このとき、変換処理部120は図8のような文字変換規則表を検索する。
【0071】
ステップS23に続いてステップS24に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報に対応する文字又は文字列が変換辞書130にあるか否かを判定する。対応する文字又は文字列が変換辞書130にあると判定すると(S24においてYES)、変換処理部120はステップS25に進み、対応する文字又は文字列を表示部140に表示する。
【0072】
例えばステップS20で記憶したキーの情報が数字キー101の3打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「う」を表示部140に表示する。また、ステップS10で記憶したキーの情報が数字キー102の6打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「きゃ」を表示部140に表示する。さらに、ステップS10で記憶したキーの情報が数字キー103の7打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「きゅう」を表示部140に表示する。
【0073】
ステップS25に続いてステップS26に進み、変換処理部120は表示部140に表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作がキーボード100上で行われたか否かを判定する。
【0074】
表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定すると(S26においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。一方、表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われていないと判定すると(S26においてNO)、変換処理部120はステップS27に進む。
【0075】
ステップS27では、変換処理部120が、記憶したキーの情報の個数が最大個数か否かを判定する。例えば図5の文字変換規則表を用いる文字入力方法の場合、変換処理部120は記憶したキーの情報の個数が9個であるときに最大個数であると判定する。
【0076】
記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定すると(S27においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。即ち、変換処理部120は表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定したとき及び記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定したときにステップS28に進む。
【0077】
ステップS28では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字又は文字列を採用すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。なお、記憶したキーの情報の個数が最大個数でないと判定すると(S27においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0078】
ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがあると判定すると(S22においてYES)、変換処理部120はステップS29に進み、表示部140に表示中の文字又は文字列を消去すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。また、対応する文字又は文字列が変換辞書130にないと判定したときも(S24においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0079】
図8のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用することにより、第2実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図8のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0080】
図8の文字変換規則表を利用する場合、「と、う、きょう、の、と、っ、き、ょ、ちょう」という文の入力は、「44444、111、22222222、55555、44444、444*、22、888*、44444444」という44打鍵を必要とする。
【0081】
したがって、第2実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
(第3実施例)
次に、図2、図6、図7及び図9を参照しつつ、ナラコード文字を伴う本発明の第3実施例の文字入力方法について説明する。図9は、本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第3実施例の構成図である。なお、本発明の文字入力方法の第3実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であり、図面を省略する。
【0082】
図9の文字変換規則表は、ナラコード文字からなる仮名文字列と、キーボード100上で打鍵された記号キー111、112又は数字キー101〜110とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている点で図5及び図8の文字変換規則表と異なっている。
【0083】
図9の文字変換規則表はナラコード文字からなる仮名文字列と、記号キー111、112の1回の打鍵及び数字キー101〜110の1回以上の打鍵とを対応付けている。なお、第3実施例の文字入力方法では、仮名文字列以外の仮名文字の清音、濁音及び半濁音の入力に、図2の文字変換規則表を用いる。
【0084】
ここで、ナラコード文字について簡単に説明する。ナラコード文字とは、単語の文節に使われる仮名文字列(きゅう、きょうなど)のうち高頻度のものを分析したものである。なお、ナラコード文字の詳細は、特許第3099210号の特許文献に記載されている。
【0085】
第3実施例の文字入力方法は、上記の特許文献に記載されているナラコード式キーボードを、図1のようなキーボード100を有する文字入力装置1に適用したものである。
【0086】
図9の文字変換規則表では、ナラコード文字を伴う仮名文字列「こう」と、例えば記号キー111の1打鍵及び数字キー102の1打鍵とが対応付けられている。また、図9の文字変換規則表では、ナラコード文字を伴う仮名文字列「きょう」と、記号キー111の1打鍵及び数字キー102の3打鍵とが対応付けられている。さらに、図9の文字変換規則表では、ナラコード文字を伴う仮名文字列「ぎゅう」と、記号キー112の1打鍵及び数字キー102の3打鍵とが対応付けられている。
【0087】
次に、図2及び図9のような文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用した場合の文字入力装置1の動作について説明する。なお、本発明の文字入力方法の第3実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であるため、図6及び図7のフローチャートを適宜参照しつつ説明する。
【0088】
図6中、ステップS20では、変換処理部120が、打鍵されたキーの情報をキーボード100から受信し、そのキーの情報を記憶する。ステップS20に続いてステップS21に進み、変換処理部120はステップS20で記憶したキーの情報のエラーチェックを行う。
【0089】
ステップS21に続いてステップS22に進み、変換処理部120はステップS21のエラーチェック結果に基づき、ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがあるか否かを判定する。ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがないと判定すると(S22においてNO)、変換処理部120はステップS23に進み、記憶したキーの情報を用いて変換辞書130を検索する。このとき、変換処理部120は図2及び図9のような文字変換規則表を検索する。
【0090】
ステップS23に続いてステップS24に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報に対応する文字又は文字列が変換辞書130にあるか否かを判定する。対応する文字又は文字列が変換辞書130にあると判定すると(S24においてYES)、変換処理部120はステップS25に進み、対応する文字又は文字列を表示部140に表示する。
【0091】
例えばステップS20で記憶したキーの情報が数字キー101の3打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「う」を表示部140に表示する。また、ステップS10で記憶したキーの情報が記号キー111の1打鍵及び数字キー104の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「とう」を表示部140に表示する。さらに、ステップS10で記憶したキーの情報が記号キー112の1打鍵及び数字キー104の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「どう」を表示部140に表示する。
【0092】
ステップS25に続いてステップS26に進み、変換処理部120は表示部140に表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作がキーボード100上で行われたか否かを判定する。
【0093】
表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定すると(S26においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。一方、表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われていないと判定すると(S26においてNO)、変換処理部120はステップS27に進む。
【0094】
ステップS27では、変換処理部120が、記憶したキーの情報の個数が最大個数か否かを判定する。例えば図5の文字変換規則表を用いる文字入力方法の場合、変換処理部120は記憶したキーの情報の個数が9個であるときに最大個数であると判定する。
【0095】
記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定すると(S27においてYES)、変換処理部120はステップS28に進む。即ち、変換処理部120は表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定したとき及び記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定したときにステップS28に進む。
【0096】
ステップS28では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字又は文字列を採用すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。なお、記憶したキーの情報の個数が最大個数でないと判定すると(S27においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0097】
ステップS20で記憶したキーの情報にエラーがあると判定すると(S22においてYES)、変換処理部120はステップS29に進み、表示部140に表示中の文字又は文字列を消去すると共に、ステップS20で記憶したキーの情報を消去してステップS20に戻る。また、対応する文字又は文字列が変換辞書130にないと判定したときも(S24においてNO)、変換処理部120はステップS20に戻る。
【0098】
図2、図9のような文字変換規則表、図6、図7のようなフローチャートを利用することにより、第3実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図2及び図9のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0099】
図2、図9のような文字変換規則表を利用する場合、「とう、きょう、の、と、っ、きょ、ちょう」という文の入力は、「*4、*222、55555、44444、444*、*2222222、*444」という32打鍵を必要とする。
【0100】
したがって、第3実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
(第4実施例)
本発明の文字入力方法では、第1〜第3実施例の文字変換規則表を合成して新たな文字変換規則表を作成し、その文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用することもできる。次に、拗音、促音及びナラコード文字を伴う本発明の第4実施例の文字入力方法について説明する。
【0101】
図10は、本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第4実施例の構成図である。なお、本発明の文字入力方法の第4実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であり、図面を省略する。
【0102】
図10の文字変換規則表は、促音「っ」付きの仮名文字、拗音「ゃ,ゅ、ょ」付きの仮名文字又はナラコード文字「子音+母音(O+U)」からなる仮名文字列と、キーボード100上で打鍵された数字キー101〜110又は記号キー111、112とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている点で図2、図5、図8及び図9の文字変換規則表と異なっている。
【0103】
ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列の場合、図10の文字変換規則表は促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1又は2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0104】
なお、あ行、か行、や行の促音を伴う仮名文字列の場合、文字変換規則表は仮名文字の小文字と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1回の打鍵とを対応付けている。このため、文字変換規則表は、ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0105】
イ行の促音を伴う仮名文字列の場合、図10の文字変換規則表は促音、拗音及びナラコード文字を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の2回の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵とを対応付けている。なお、図10の文字変換規則表では、仮名文字又は仮名文字列の濁音又は半濁音と、最後に打鍵される1又は2回の記号キー112とが対応付けられている。
【0106】
図10の文字変換規則表では、促音を伴う仮名文字列「あっ」と、数字キー101の1打鍵及び記号キー111の2打鍵と対応付けられている。同様に、図10の文字変換規則表では、促音を伴う文字列「いっ、うっ、えっ、おっ」と数字キー101の2〜5打鍵及び記号キー111の2打鍵とが対応付けられている。また、促音、拗音又はナラコード文字を伴う仮名文字列「きゃ、きゅ、きょ、きっ、こう」は、数字キー102の2打鍵及び記号キー111の2〜6打鍵と対応付けられている。
【0107】
さらに、使用頻度の高い仮名文字列を優先的に出現させるため、促音、拗音及びナラコード文字を伴う仮名文字列と数字キー101〜110の2回の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵との対応付けを、使用頻度の学習に応じて並び替えるようにしてもよい。使用頻度の学習は促音、拗音、ナラコード文字の3つの単位で行うことが考えられる。
【0108】
なお、図10のような文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用した場合の文字入力装置1の動作は、第1実施例と同様であり、説明を省略する。図10のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用することにより、第4実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図10のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0109】
図10の文字変換規則表を利用する場合、「とう、きょ、う、の、とっ、きょ、ちょ、う」という文の入力は、「44******、22****、111、55555、44444*、22****、44****、111」という43打鍵を必要とする。
【0110】
したがって、第4実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
(第5実施例)
さらに、第1〜第3実施例の文字変換規則表を合成して新たな文字変換規則表を作成し、その文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用する本発明の第5実施例の文字入力方法について説明する。
【0111】
図11は、本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第5実施例の構成図である。なお、本発明の文字入力方法の第5実施例のフローチャートは第1実施例のフローチャートと同様であり、図面を省略する。
【0112】
図11の文字変換規則表は、拗音付きの仮名文字又はナラコード文字からなる仮名文字列と、キーボード100上で打鍵された記号キー111、112及び数字キー101〜110とが、打鍵の回数及び順番を考慮した上で対応付けられている点で図10の文字変換規則表と異なっている。
【0113】
ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列の場合、図11の文字変換規則表は促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1又は2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0114】
なお、あ行、か行、や行の促音を伴う仮名文字列の場合、文字変換規則表は仮名文字の小文字と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の1回の打鍵とを対応付けている。このため、文字変換規則表は、ア段、ウ段、エ段、オ段の促音を伴う仮名文字列と、数字キー101〜110の1回以上の打鍵及び記号キー111の2回以上の打鍵とを対応付けている。
【0115】
イ行の促音を伴う仮名文字列の場合、図11の文字変換規則表は拗音及びナラコード文字を伴う仮名文字列と、記号キー111又は112の1回以上の打鍵及び数字キー101〜110の1回以上の打鍵とを対応付けている。
【0116】
なお、図11の文字変換規則表では、仮名文字又は仮名文字列の濁音又は半濁音と、最後に打鍵される1又は2回の記号キー112とが対応付けられている。
【0117】
図11の文字変換規則表では、促音を伴う仮名文字列「たっ」と、数字キー104の1打鍵及び記号キー111の1打鍵と対応付けられている。同様に、図11の文字変換規則表では、促音を伴う文字列「ちっ、つっ、てっ、とっ」と数字キー104の2〜5打鍵及び記号キー111の1打鍵とが対応付けられている。また、拗音又はナラコード文字を伴う仮名文字列「ちゃ、ちゅ、ちょ、とう」は、記号キー111の1打鍵及び数字キー104の1〜4打鍵と対応付けられている。
【0118】
さらに、使用頻度の高い仮名文字列を優先的に出現させるため、拗音及びナラコード文字を伴う仮名文字列と記号キー111の1打鍵及び数字キー104の1〜4打鍵との対応付けを、使用頻度の学習に応じて並び替えるようにしてもよい。使用頻度の学習は拗音、ナラコード文字の2つの単位で行うことが考えられる。
【0119】
なお、図11のような文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用した場合の文字入力装置1の動作は、第1実施例と同様であり、説明を省略する。図11のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用することにより、第5実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図11のような文字変換規則表、図6及び図7のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0120】
図11の文字変換規則表を利用する場合、「とう、きょ、う、の、とっ、きょ、ちょ、う」という文の入力は、「*4444、*222、111、55555、44444*、*222、*444、111」という34打鍵を必要とする。
【0121】
したがって、第5実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
(第6実施例)
さらに、第1及び第3実施例の文字変換規則表を仮名変換用テーブルとして利用する本発明の第6実施例の文字入力方法について説明する。図12及び図13は、本発明の文字入力方法の第6実施例のフローチャートである。
【0122】
図12中、ステップS30では、変換処理部120が、打鍵されたキーの情報をキーボード100から受信し、そのキーの情報を記憶する。
【0123】
ステップS30に続いてステップS31に進み、変換処理部120はステップS10で記憶したキーの情報に基づき、1番目に記号キー111又は112が打鍵されたか否かを判定する。
【0124】
1番目に記号キー111又は112が打鍵されたと判定すると(S31においてYES)、変換処理部120はステップS32に進み、2番目以降に打鍵されたキーが数字キーであるか否かを判定する。2番目以降に打鍵されたキーが数字キーであると判定すると(S32においてYES)、変換処理部120はステップS34に進む。即ち、変換処理部120はナラコード文字を伴う仮名文字列の入力処理に進む。ステップS34では、変換処理部120が、仮名変換用テーブルとして利用する文字変換規則表として図9の文字変換規則表を選択する。
【0125】
一方、1番目に記号キー111又は112が打鍵されていないと判定すると(S31においてNO)、変換処理部120はステップS33に進む。即ち、変換処理部120は促音又は拗音を伴う仮名文字列の入力処理に進む。ステップS33では、変換処理部120が、仮名変換用テーブルとして利用する文字変換規則表として図5の文字変換規則表を選択する。
【0126】
ステップS33又はS34に続いてステップS35に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報を用いて、ステップS33又はS34で選択した文字変換規則表を検索する。
【0127】
ステップS35に続いてステップS36に進み、変換処理部120は記憶したキーの情報に対応する文字又は文字列が文字変換規則表にあるか否かを判定する。対応する文字又は文字列が文字変換規則表にあると判定すると(S36においてYES)、変換処理部120はステップS37に進み、対応する文字又は文字列を表示部140に表示する。
【0128】
例えばステップS30で記憶したキーの情報が数字キー101の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字「あ」を表示部140に表示する。また、ステップS30で記憶したキーの情報が記号キー111の1打鍵及び数字キー102の1打鍵である場合、変換処理部120は仮名文字列「こう」を表示部140に表示する。
【0129】
ステップS37に続いてステップS38に進み、変換処理部120は表示部140に表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作がキーボード100上で行われたか否かを判定する。
【0130】
表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定すると(S38においてYES)、変換処理部120はステップS40に進む。一方、表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われていないと判定すると(S38においてNO)、変換処理部120はステップS39に進む。
【0131】
ステップS39では、変換処理部120が、記憶したキーの情報の個数が最大個数か否かを判定する。例えば図5又は図9の文字変換規則表を用いる文字入力方法の場合、変換処理部120は記憶したキーの情報の個数が10又は9個であるときに最大個数であると判定する。
【0132】
記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定すると(S39においてYES)、変換処理部120はステップS40に進む。即ち、変換処理部120は表示中の文字又は文字列を採用する所定の操作が行われたと判定したとき及び記憶したキーの情報の個数が最大個数であると判定したときにステップS40に進む。
【0133】
ステップS40では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字又は文字列を採用すると共に、ステップS30で記憶したキーの情報を消去してステップS30に戻る。ステップS30に戻ることで、変換処理部120は次にキーボード100から受信するキーの情報に対応する。
【0134】
なお、記憶したキーの情報の個数が最大個数でないと判定すると(S39においてNO)、変換処理部120はステップS30に戻り、次にキーボード100から受信するキーの情報に対応する。
【0135】
2番目以降に打鍵されたキーが数字キーでないと判定すると(S32においてNO)、変換処理部120はステップS30で記憶したキーの情報にエラーがあると判定して、ステップS41に進む。
【0136】
ステップS41では、変換処理部120が、表示部140に表示中の文字又は文字列を消去すると共に、ステップS10で記憶したキーの情報を消去してステップS30に戻る。また、対応する文字又は文字列が文字変換規則表にないと判定したときも(S36においてYES)、変換処理部120はステップS30に戻る。
【0137】
図5及び図9のような文字変換規則表、図12及び図13のようなフローチャートを利用することにより、第6実施例の文字入力方法が実現されている。ここで、図5及び図9のような文字変換規則表、図12及び図13のようなフローチャートを利用して、「とうきょうのとっきょちょう」という文を入力するときの打鍵数を検討する。
【0138】
図5及び図9の文字変換規則表を利用する場合、「とう、きょう、の、とっ、きょ、ちょう」という文の入力は、「*4、*222、55555、44444*、*2222222、*444」という29打鍵を必要とする。
【0139】
したがって、第6実施例の文字入力方法によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
【0140】
以上のような第1〜第6実施例の文字入力方法は、携帯電話、簡易型携帯電話などの通信端末の他、携帯型の情報処理装置、会話補助装置に適用することにより、少ないキーであっても素早く文字を入力できる。
【0141】
なお、変換処理部120及び変換辞書130を実現するプログラムやデータは、文字入力装置1に様々な形態で供給できる。図14は、変換処理部及び変換辞書を実現するプログラムやデータの供給方法について説明する図である。
【0142】
第1の供給方法としては、変換処理部120及び変換辞書130を実現するプログラムやデータを記録媒体4に記録して配布することが考えられる。なお、記録媒体4は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(MO)等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0143】
例えば記録媒体4に記録されたプログラムやデータを文字入力装置1に供給する場合、記録媒体4をPC2のドライブにセットして記録媒体4に記録されたプログラムやデータをPC2に転送する。そして、文字入力装置1とPC2との間でファイル転送が可能となるように例えばUSBなどの接続手段5で接続し、記録媒体4に記録されていたプログラムやデータをPC2から文字入力装置1に転送する。
【0144】
第2の供給方法としては、変換処理部120及び変換辞書130を実現するプログラムやデータをインターネットなどのネットワーク6に接続されたサーバ3からダウンロードさせることが考えられる。この場合、文字入力装置1はネットワーク6に接続するための機能が必要となる。
【0145】
このように、文字入力装置1は変換処理部120及び変換辞書130を実現するプログラムやデータを取得して容易に更新することができるので、新たな機能の追加や不具合の除去を容易に行うことが可能である。
(第7実施例)
上述した第1の実施例から第6の実施例は、小型化が進んでいる携帯電話、簡易型携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯型の情報処理装置の比較的小さな文字入力装置に適した文字入力方法である。
【0146】
以下の実施例は、据え置きタイプの入力装置又は携帯型の情報処理装置の入力装置であって、比較的大きな入力装置に適した文字入力方法であり、マルチタップ式の文字入力方法は必ずしも必要としないものである。
【0147】
図15は、本発明の文字入力システムの一実施例の構成図である。本発明の文字入力システムは、PC(Personal Computer)本体200、表示装置250及び入力装置260を有するように構成される。
【0148】
PC本体200は、出力制御部210、変換辞書220、入力制御部230及び文字入力処理部240を有するように構成される。
【0149】
なお、文字入力処理部240は、図示しないPC本体のRAMに搭載された文字入力プログラムに基づいて、コンピュータが行う機能の一つである。なお、この文字入力プログラムは、常時、搭載されている必要はなく、必要に応じて、CDROM等の外部記憶装置から、読み出して、搭載するようにしてもよい。
【0150】
図15のシステム構成により、入力装置260のキーボードにおいて打鍵された文字又は記号等の情報を、PC本体200の文字入力処理部240は、入力制御部230から得る。次いで、文字入力処理部240は、変換辞書220を参照して、入力制御部230から得た文字又は記号等の情報を、文字又は文字列に変換する。その際、打鍵された文字又は記号等の情報又は変換された文字又は文字列を、出力制御部210の制御により、表示装置250に表示する。
【0151】
表示装置250は、PC本体200の出力制御部210の制御に基づいて、打鍵された文字又は記号等及び文字入力処理部240で変換された文字又は文字列などを表示する。
【0152】
入力装置260は、PC本体200の入力制御部230の制御に基づいて、文字、記号等をPC本体200に入力する。この入力装置260は、例えば、図16に示されているような入力キーボード300を有している。この入力キーボード300は、半角/全角変換・キー301、タブ・キー302、キャプス・ロック・キー303、シフト・キー304、コントロール・キー305、アルト・キー306、無変換・キー307、スペース(空白)・キー308、変換次候補・キー309、カタカナ・ひらがな変換・キー310、エンター・キー311、バックスペース・キー312並びに文字キー及び特殊キーを有している。
【0153】
上述したように、本実施例では、仮名文字、アルファベット、数字又は記号などを入力する文字入力装置の入力モードのうち、仮名文字を入力する仮名文字入力モードについて説明する。
【0154】
図16に示すキーボードにより、仮名文字が入力される。このキーボードにより仮名文字を入力する従来の方法は以下の通りである。
(1) 50音(清音及び濁音・半濁音)の入力
・清音は、その文字キーを打鍵して入力する。
【0155】
・濁音は、その文字を入力した後、濁音キー▲3▼を打鍵して入力する。
【0156】
・半濁音は、その文字を入力した後、半濁音キー▲4▼を打鍵して入力する。
【0157】
例えば、「9」ボタン▲1▼を押下して「か」を入力する。また、「0」ボタン▲2▼を押下して、「き」を入力する。
【0158】
「9」ボタン▲1▼と「゛」ボタン▲3▼を押下して「が」を入力する。また、「0」ボタン▲2▼と「゛」ボタン▲3▼を押下して「ぎ」を入力する。
(2) 50音+拗音(清音及び濁音・半濁音)の入力
・清音と小文字は、シフトキー304を押下しながら、その文字キーを打鍵して入力する。
【0159】
・濁音は、シフトキー304を押下しながら、その文字キーを打鍵した後、濁音キー▲3▼を打鍵して入力する。
【0160】
・半濁音は、シフトキー304を押下しながら、その文字キーを打鍵した後、半濁音キー▲4▼を打鍵して入力する。
【0161】
・文字キー1(あ段以外)の文字キーとほぼ同時に文字キー2(あ段)を打鍵して、50音+拗音(ぁぃぅぇぉ)を入力する。
【0162】
例えば、シフトキー304を押下しながら、「3」ボタン▲5▼を押下して「ひゅ」を入力する。シフトキー304を押下しながら、「3」ボタン▲5▼と「゛」ボタン▲3▼を押下して「びゅ」を入力する。
【0163】
文字キー▲2▼とほぼ同時に文字キー▲7▼を打鍵して「きぇ」を入力する。
(3) 50音+促音の入力
・50音(清音)+促音(っ)は、スペース(空白)キー308を押下しながら、その文字キーを打鍵して入力する。
【0164】
・濁音は、スペースキー308を押下しながら、その文字キーを打鍵した後、濁音キー▲3▼を打鍵して入力する。
【0165】
・半濁音は、スペースキー308を押下しながら、その文字キーを打鍵した後、半濁音キー▲4▼を打鍵して入力する。
【0166】
例えば、スペースキー308を押下しながら、「0」ボタン▲2▼を押下して「きっ」を入力する。スペースキー308を押下しながら、「0」ボタン▲2▼と「゛」ボタン▲3▼を押下して「びゅ」を入力する。
【0167】
文字キー▲2▼とほぼ同時に文字キー▲3▼を打鍵して「ぎっ」を入力する。
【0168】
これに対して、本発明では、次のように仮名文字を入力する。
【0169】
促音を伴う仮名文字列の入力は、空白ボタン(スペースキー)を親指シフト用ボタンと見なし、仮名キーボタン「か」「き」・・等と同時(ほぼ同時を含む)に空白ボタンを打鍵することにより、「かっ」「きっ」・・等の仮名文字列(2文字)を入力する。
【0170】
また、拗音を伴う仮名文字列の入力は、仮名キーボタン「き」「く」・・等と同時(ほぼ同時を含む)にシフトキーボタンを打鍵することにより、「きゃ」「きゅ」・・等の仮名文字列(2文字)を入力する。
【0171】
本発明における拗音及び促音を伴う50音の変換規則表を図17、図18に示す。
【0172】
なお、図16以外に、図19及び図20のキーボードを用いてもよい。図19のキーボードは、図16のキーボード配列に対して、「は」と「な」行を入れ替えたものである。この入れ替えにより、右半分は、濁音又は半濁音を有するキーとなり、左半分は、濁音又は半濁音を有さないキーとなるので、キーボードの配列がすっきりし、入力もし易くなる。また、図20のキーボードは、図16のキーボードに、ナラコードのキーを配置したものである。
【0173】
図16、図19、図20のキーボードは、必要に応じて、使い分けすることができる。
【0174】
図15に戻り、PC本体200の出力制御部210は、打鍵された入力装置260のキーボード上のキーの文字又は文字入力処理部240で処理された文字又は文字列などを表示するように、表示装置250を制御する。
【0175】
変換辞書220は、仮名変換用テーブルと仮名漢字変換用テーブルとを含むように構成される。仮名変換用テーブルは、文字キー又は特殊キーと、所定キーとの組み合わせに対応した文字列が対応付けられている。また、仮名漢字変換用テーブルは文字又は文字列と変換候補とが対応付けられている。
【0176】
入力制御部230は、打鍵された入力装置260のキーボード上の文字キー又は特殊キーに対応した数値・記号又はキーボードのXY座標を、文字入力処理部240に入力するように、入力装置260を制御する。
【0177】
文字入力処理部240は、打鍵キー検出部、変換辞書参照部及び変換処理部を有し、変換辞書220を参照して、文字又は文字列に変換するものである。
【0178】
文字入力処理部240は、打鍵されたキーの情報を、入力制御部230から受信し、そのキーの情報を変換辞書220の内容に応じて文字又は文字列に変換する。文字入力処理部240は、打鍵されたキーの情報を文字又は文字列に変換すると、その文字又は文字列を、出力制御部210を介して、表示装置250に表示させる。
【0179】
なお、文字入力処理部240は、図17、図18に示されている50音の変換規則表に沿って、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、打鍵された文字を所定の文字列に変換する。
【0180】
また、文字入力処理部240は、無変換キー307が打鍵された旨を表すキーの情報を受信すると、未確定の文字又は文字列を漢字などの変換候補に変換せずに確定する。また、文字入力処理部240は変換キー309が打鍵された旨を表すキーの情報を受信すると、未確定の文字又は文字列を変換辞書220の内容に応じて漢字などの変換候補に変換し、その変換候補を表示装置250に表示させる。表示装置250に表示された変換候補は、操作者からの所定の操作(例えば、図示しない決定キーの打鍵など)により確定される。
(文字入力方法)
次に、図21及び図22を参照しつつ、拗音及び促音を伴う本発明の第7実施例の文字入力方法について説明する。
【0181】
ステップS50では、文字入力処理部240の変換処理部が、打鍵されたキーの情報を入力装置260から受信し、そのキーの情報を記憶する。例えば、入力装置260から受信するキーの情報は、数字、記号、キーボード上のXY座標などである。
【0182】
ステップS50に続いてステップS51に進み、文字入力処理部240の変換処理部は、ステップS500で記憶したキーの情報のエラーチェックを行う。例えば図17、図18の文字変換規則表の場合、1番目に文字キーが打鍵されたか否かでをエラーチェックを行う。
【0183】
ステップS51において、ステップS500で記憶した1番目のキーが、文字キーでない場合(S51においてNO)は、エラー処理を行う。
【0184】
ステップS51において、ステップS500で記憶した1番目のキーが、文字キーの場合(S51においてNO)は、ステップS52に進む。
【0185】
ステップS52では、文字入力処理部240の変換処理部は、ステップS500で記憶したキーの情報が、シフトキー又はスペースキーであるか否かを判定する。シフトキー又はスペースキーでないと判定すると(S52においてNO)、変換処理部はステップS53に進み、対応する文字を表示装置250に表示する。
【0186】
例えば、ステップS50で記憶したキーの情報が数字キー「6」ボタン▲8▼の打鍵である場合、変換処理部は仮名文字「あ」を表示装置250に表示する。また、ステップS50で記憶したキーの情報が数字キー「0」ボタン▲2▼の打鍵である場合、変換処理部は仮名文字「き」を表示装置250に表示する。
【0187】
ステップS52において、シフトキー又はスペースキーであると判定すると(S52においてYES)、変換処理部はステップS54に進み、2打目に入力されたキーを判定する。
【0188】
ステップS54において、2番目に打鍵されたキーが、文字キーでない場合(S54においてNO)は、エラー処理を行う。
【0189】
また、2打目に打鍵されたキーが文字キーであると判定すると(S54においてYES)、変換処理部はステップS55に進み、打鍵されたキー情報に基づいて、変換辞書220を検索する。
【0190】
ステップS55において、打鍵されたキー情報の組み合わせ(第1番目のキーと第2番目のキーの組み合わせ)が、変換辞書220にない場合(S55においてNO)は、ステップS50に戻る。
【0191】
ステップS55において、打鍵されたキー情報の組み合わせ(第1番目のキーと第2番目のキーの組み合わせ)が、変換辞書220にある場合(S55においてYES)は、ステップS56に進む。ステップS56では、変換処理部は、変換辞書を参照して、打鍵された第1番目のキーと、打鍵された第2番目のキーとの組み合わせに基づき、文字列に変換して、変換した文字列を表示装置250に表示する。
【0192】
このように、変換処理部は、これまで入力された未変換のシフトキー又はスペースキーを押した状態で、連続して文字キーを含む文字列をもとに変換辞書から仮名文字列を検索・抽出して表示する。
【0193】
例えば、シフトキー304を押下しながら、「0」ボタン▲2▼を押下して「きゃ」を表示装置250に表示する。また、スペースキー308を押下しながら、「0」ボタン▲2▼を押下して「きっ」を表示装置250に表示する。
【0194】
変換処理部は、ステップS53で入力された文字列を表示装置250に表示し、又は変換した文字列を表示装置250に表示すると、ステップS57に進む。
【0195】
ステップS57では、打鍵された第2打目(ステップS53経由の場合)又は第3打目のキー(ステップS56経由の場合)が、「U」キー又は「J」キーであるか否かを判定する。ステップS57において、第2打目又は第3打目のキーが、「U」キー又は「J」キーでない場合(S57においてNO)、ステップS59に進み、ステップS50で記憶したキーの情報を消去してステップS50に戻る。ステップS50に戻ることで、変換処理部は、次に、入力装置260から受信するキーの情報に対応する。
【0196】
ステップS57において、第2打目又は第3打目のキーが、「U」キー又は「J」キーである場合(S57においてYES)、ステップS58に進む。
【0197】
ステップS58では、変換処理部は、変換辞書を参照して、打鍵された第1番目のキーと、打鍵された第2番目のキーと、ステップS57における「U」キー又は「J」キーの組み合わせに基づき、文字列に変換して、変換した文字列を表示装置250に表示する。
【0198】
このように、変換処理部は、これまで入力された未変換のシフトキー又はスペースキーを押した状態で、連続して押した文字キーを含む文字列及び「U(濁音)」キー又は「J(半濁音)」キーをもとに変換辞書から仮名文字列を検索・抽出して表示する。
【0199】
例えば、シフトキー304を押下しながら、「0」ボタン▲2▼と「U」ボタン▲3▼を押下して「ぎゃ」を表示装置250に表示する。また、スペースキー308を押下しながら、「0」ボタン▲2▼と「U」ボタン▲3▼を押下して「ぎっ」を表示装置250に表示する。また、スペースキー308を押下しながら、「5」ボタン▲9▼と「U」ボタン▲3▼を押下して「ばっ」を表示装置250に表示する。また、スペースキー308を押下しながら、「5」ボタン▲9▼と「J」ボタン▲4▼を押下して「ぱっ」を表示装置250に表示する。
【0200】
また、「0」ボタン▲2▼と「U」ボタン▲3▼を押下して「ぎ」を表示装置250に表示する。また、「T」ボタンと「U」ボタン▲3▼を押下して「ま」を表示装置250に表示する。また、「5」ボタン▲9▼と「U」ボタン▲3▼を押下して「ば」を表示装置250に表示する。また、「5」ボタン▲9▼と「J」ボタン▲4▼を押下して「ぱ」を表示装置250に表示する。
【0201】
次いで、変換処理部は、変換した文字列を表示装置250に表示すると、ステップS59に進み、ステップS50で記憶したキーの情報を消去してステップS50に戻る。
【0202】
このようして、文字入力処理部240は、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出し、次いで、文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照し、次いで、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理する。
【0203】
その結果、促音又は拗音を含む文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる文字入力方法を提供することができる。
【0204】
なお、上記実施例では、シフトキーを拗音に、スペースキーを促音に、「U」ボタンを濁音に、「J」ボタンを半濁音に対応付けたが、これに限らず本発明を実施することができる。
【0205】
また、上記説明では、シフトキーとスペースキーを、押下しながら文字キーを入力するように説明したが、シフトキー及びスペースキーと、押下される文字キーの時間関係は、「同時」であっても、「ほぼ同時」であっても、又は文字を「押下したままで、シフトキー又はスペースキーを押下するようにしてもよい。 また、シフトキー又はスペースキーを押下してから、文字キーを押下してもよい。
【0206】
また、空白キーとしては、押して離すと空白1字入力、押してしばらく継続して押したままでタイパーマチック機能で空白複数文字入力の2種類の機能も併せ持つようにしてもよい。
(第8実施例)
米Canesta社は、電視覚技術(Electronic Perception Technology)を応用した光キーボードを発表している。このキーボードは、デスクなどの平面に投射した仮想のキーをタッチすることで、実際のキーボードのように入力が行うものである。携帯電話やタブレットPC向けのデバイスとして利用を見込まれている。
【0207】
光キーボードの構成を図23に示す。光キーボード300は、キーボード表示部301、キー入力検出部302及び信号処理部303を有するように構成される。
【0208】
キーボード表示部301から、可視光線304を机の表面等の平面306に照射して、平面306にキーボードを表示する。キーボードの操作をキー入力検出部302が検出する。キー入力検出部302は、平面に照射された仮想キーボードに、赤外線を照射して、その反射光に基づいて、キー入力を検出する。
【0209】
信号処理部303は、キーボード表示部301及びキー入力検出部302を制御して、打鍵されたキーの情報を得て、その情報をPCへ送信する。
【0210】
光キーボードの特長・特徴として、シフトキーを押下した状態や各種入力モード(仮名モード、英字モード、等)では、キーボタン上の刻印を瞬時に再表示して、入力対象の文字を大きく投影することができる。
また、図16、図19、図20に示したキーボードを選択スイッチにより、適宜選択することができる。
【0211】
また、シフトキーが押下されていないときは、図24のキーボードとし、シフトキーが押下されたときは、その後に変換される内容(変換後の文字列)をキーに表示する図25のキーボードとすることができる。同様に、スペースキーが押下されたときは、その後に変換される内容(変換後の文字列)をキーに表示する図26のキーボードとすることができる。
そのために、今、何の文字(一般キー配列は1文字のみ)又は文字列(本考案キー配列では1〜3文字)が入力可能かを理解しやすく、大きく読みやすくすることができる。
(変形例)
図27に示されているように、変換辞書をPC本体でなく、入力装置が備えるようにしてもよい。
【0212】
図27は、ディジタルTV本体400にアンテナ420、表示装置(TVの表示装置)450及び入力装置480を有するように構成されている。なお、ディジタルTV本体400は、送信・受信部430と変換処理部440を有し、入力装置480は、変換辞書470を有している。
【0213】
これにより、ディジタル放送における、促音又は拗音を含む文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
【0214】
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものでなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【0215】
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1) 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置であって、
数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段と
を有することを特徴とする文字入力装置。
(付記2) 前記変換辞書は、数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、拗音又は促音を含む仮名文字列と対応付けたことを特徴とする付記1記載の文字入力装置。
(付記3) 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を有する情報処理装置であって、
数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記4) 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置の文字入力方法であって、
数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を取得する取得段階と、
取得した数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換段階と
を有することを特徴とする文字入力方法。
(付記5) 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供するためにコンピュータを、
数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段と
して機能させるための文字入力プログラム。
(付記6) 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供するためにコンピュータを、
数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段と
して機能させるための文字入力プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記7) 文字キー及び特殊キーを用いて文字入力を行う文字入力プログラムであって、
打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出ステップと、
文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照する変換辞書参照ステップと、
打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
(付記8) 前記変換処理ステップは、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを、拗音又は促音を含む仮名文字列と対応付けたことを特徴とする付記7記載の文字入力プログラム。
(付記9) 文字キー及び特殊キーを光キーボードを用いて入力することを特徴とする付記8記載の文字入力プログラム。
(付記10) 前記所定キーが打鍵されたとき、打鍵された前記所定キーに対応した文字列を、前記光キーボードのキーに表示することを特徴とする付記9記載の文字入力プログラム。
(付記11) 請求項7ないし10いずれか一項記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記12) 文字キー及び特殊キーを用いて文字入力を行う文字入力方法であって、
打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出ステップと、
文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照する参照ステップと、
打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理ステップと、
を有することを特徴とする文字入力方法。
(付記13) 文字キー及び特殊キーを用いて文字入力を行う文字入力装置であって、
打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出手段と、
文字キー及び特殊キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換テーブルと、
前記変換テーブルを参照して、打鍵された文字キー及び特殊キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理手段と、
を有することを特徴とする文字入力装置。
(付記14) 前記変換テーブルを、前記文字キー及び特殊キーを入力するためのキーボードが備えるようにしたことを特徴とする付記13記載の文字入力装置。
【0216】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、少ないキーを用いた文字の入力を特殊なキー配列を利用せずに素早く入力することができる。
【0217】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字入力装置の一実施例の構成図である。
【図2】マルチタップ式の文字入力方法で利用する文字変換規則表の一例の構成図である。
【図3】マルチタップ式の文字入力方法の一例のフローチャート(1/2)である。
【図4】マルチタップ式の文字入力方法の一例のフローチャート(2/2)である。
【図5】本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第1実施例の構成図である。
【図6】本発明の文字入力方法の第1実施例のフローチャート(1/2)である。
【図7】本発明の文字入力方法の第1実施例のフローチャート(2/2)である。
【図8】本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第2実施例の構成図である。
【図9】本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第3実施例の構成図である。
【図10】本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第4実施例の構成図である。
【図11】本発明の文字入力方法で利用する文字変換規則表の第5実施例の構成図である。
【図12】本発明の文字入力方法の第6実施例のフローチャート(1/2)である。
【図13】本発明の文字入力方法の第6実施例のフローチャート(2/2)である。
【図14】変換処理部及び変換辞書を実現するプログラムやデータの供給方法について説明する図である。
【図15】 本発明の文字入力システムの一実施例の構成図である。
【図16】キー配列の例を説明するための図(その1)である。
【図17】本発明の拗音及び促音を伴う50音変換規則表(仮名1〜2文字)(1/2)を示す図である。
【図18】本発明の拗音及び促音を伴う50音変換規則表(仮名1〜2文字)(2/2)を示す図である。
【図19】キー配列の例を説明するための図(その2)である。
【図20】キー配列の例を説明するための図(その3)である。
【図21】本発明の拗音及び促音を伴う50音変換処理のフローチャート(1/2)である。
【図22】本発明の拗音及び促音を伴う50音変換処理のフローチャート(2/2)である。
【図23】光キーボードの構成を説明するための図である。
【図24】シフトキーが押下されていないときのキーボードである。
【図25】シフトキーが押下されたときのキーボードである。
【図26】スペースキーが押下されたときのキーボードである。
【図27】ディジタルTV本体に適用した例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 文字入力装置
2 PC
3 サーバ
4 記録媒体
5 接続手段
6 ネットワーク
100 キーボード
120、440 変換処理部
130 変換辞書
140 表示部
200 PC本体
210 出力制御部
220、470 変換辞書
230 入力制御部
240 文字入力処理部
250、450 表示装置
260、480 入力装置
300 光キーボード
301 キーボード表示部
302 キー入力検出部
303 信号処理部
304 可視光線
306 平面
400 ディジタルTV本体
420 アンテナ

Claims (6)

  1. 数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
    打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段とを有する数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置であって、
    前記変換辞書は、1回の打鍵で小文字への変換に対応付けられた小文字変換記号キーの打鍵回数を、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付けたことを特徴とする文字入力装置。
  2. 数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
    打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段とを有する数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置であって、
    前記変換辞書は、数字キーの6回以上の打鍵回数を、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付けたことを特徴とする文字入力装置。
  3. 数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を、文字又は文字列と対応付けた変換辞書と、
    打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換処理手段とを有する数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置であって、
    前記変換辞書は、1回の打鍵で拗音の変換に対応付けられた拗音変換記号キーであって、数字キーの打鍵を伴う冒頭の拗音変換記号キー、又は、1回の打鍵で濁音への変換に対応付けられた濁音変換記号キーであって、数字キーの打鍵を伴う冒頭の濁音変換記号キーを、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付け、
    たことを特徴とするナラコード式キーボ−ドを用いた文字入力装置。
  4. 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置の文字入力方法であって、
    数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を取得する取得段階と、
    取得した数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換段階とを有し、
    前記変換段階は、1回の打鍵で小文字への変換に対応付けられた小文字変換記号キーの打鍵の回数に基づき、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付けて変換することを特徴とする文字入力方法。
  5. 数字キー及び記号キーを用いた文字入力機能を提供する文字入力装置の文字入力方法であって、
    数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番を取得する取得段階と、
    取得した数字キー及び記号キーの打鍵の回数及び順番に基づき、打鍵された数字キー及び記号キーの回数及び順番を前記変換辞書を用いて文字又は文字列に変換する変換段階とを有し、
    前記変換段階は、数字キーの6回以上の打鍵回数に基づき、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付けて変換することを特徴とする文字入力方法。
  6. 文字キー及び記号キーを用いて文字入力を行う文字入力プログラムであって、
    打鍵された文字キー及び記号キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせを検出する打鍵キー検出ステップと、
    文字キー及び記号キーの打鍵と、所定キーの打鍵との組み合わせと文字列と対応付けた変換辞書を参照する変換辞書参照ステップと、
    打鍵された文字キー及び記号キーと、打鍵された所定キーとの組み合わせに基づき、文字列に変換する変換処理ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記変換ステップは、1回の打鍵で小文字への変換に対応付けられた小文字変換記号キーの打鍵の回数に基づき、拗音及び「う」音を伴う仮名文字列と対応付けて変換することを特徴とする文字入力プログラム。
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