JP3949285B2 - 電子天秤 - Google Patents

電子天秤 Download PDF

Info

Publication number
JP3949285B2
JP3949285B2 JP21989998A JP21989998A JP3949285B2 JP 3949285 B2 JP3949285 B2 JP 3949285B2 JP 21989998 A JP21989998 A JP 21989998A JP 21989998 A JP21989998 A JP 21989998A JP 3949285 B2 JP3949285 B2 JP 3949285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
electronic balance
accuracy
display
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21989998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000039356A (ja
Inventor
吉一 長根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&D Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&D Co Ltd filed Critical A&D Co Ltd
Priority to JP21989998A priority Critical patent/JP3949285B2/ja
Publication of JP2000039356A publication Critical patent/JP2000039356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3949285B2 publication Critical patent/JP3949285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子天秤と称される電磁平衡式秤量装置に係り、特に装置の配置された環境における急激な温度変化に対応するよう構成した電子天秤に関する。
【0002】
電子天秤では秤量物の荷重に対応して変位しようとする可動式のコイル(以下「フォースコイル」と称する)に印加する電流によりフォースコイルの位置を復元させるフィードバック回路が形成され、このとき通常は電圧として出力される電気量から秤量物の荷重を演算するようになっている。即ち電子天秤ではフォースコイルに流れる電流と秤量物の質量との間に比例関係が成立することを前提としてこの秤量物の荷重を測定するよう構成されている。
【0003】
図8は電子天秤の基本構成を示すものであって、同図を用いて電子天秤の作動を説明する。先ず秤量皿1に秤量物が載置されるとビーム3は秤量物の荷重により支点2を中心として傾こうとし、このビーム3の変位はセンサ5により検知される。センサ5の不平衡信号としてサーボ増幅器6で制御された出力電流Iはビーム3に取り付けられたフォースコイル4に供給され、フォースコイル4においてビーム3を平衡に復帰させる力を生じさせる。この復帰力と前記出力電流Iとは比例するため、秤量物の荷重は電流Iに変換されることになる。
【0004】
図の例では電流Iは安定性の高い抵抗Rを介して電圧EとしてA/D変換回路7に出力され、演算手段8において秤量物の荷重が演算されデジタル出力されて表示器9に表示される。上記構成の電子天秤において、秤量物の荷重を正確に測定するためにはマグネット10による磁気回路で発生する磁束が一定であることや前記抵抗Rの抵抗値が安定していることが必要条件となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際にはマグネットを構成する材料の温度特性に起因して、マグネットが形成する磁束は温度変化により変化してしまう。現在では電磁部のマグネットとしてはアルミニッケルコバルト(アルニコ)合金磁石、及びサマリュウムやコバルト等の希土類磁石が使用されているが、これらの磁石では−200〜−300ppm /℃程度の磁束変化が生じる。この変化は、例えば秤量精度が100万分の1(1ppm )の秤量装置では極めて重大な影響を及ぼし、使用に耐えないため、マグネットの種類に対応する温度係数を電子天秤に記憶させておくことにより、温度変化があっても実際の磁束変化の約1/100の±2ppm /℃程度まで減少させるようにしている。
【0006】
一方前記抵抗R等が配置されている基板は電磁部に比較して熱容量が小さく、外気の温度変化に対して電磁部よりも早く追随し、また、パワートランジスタ等の発熱量の比較的大きい電子部品を搭載している場合には他の部材との温度差がより生じやすくなる。このため電子天秤機構内部の温度分布が安定化するまではこの温度差による影響によって測定値がドリフトすることになる。この点を改善する方法として、温度差の生じやすい電磁部と基板部分にそれぞれ温度測定手段を配置し、各測定温度から適正な補正値を選択することより測定値を補正する方法が提案され一定の効果を発揮している。
【0007】
しかし、電子天秤の周囲の温度が急激に変化した場合には上述のような補正を行っても適正な重量表示をすることは困難な事態が生じている。例えば真冬で、夜間暖房を停止していた部屋で、暖房を開始した場合、或いは逆に真夏で冷房を停止していた部屋で冷房を開始した場合等では電子天秤周囲の温度は急激に変化する。元来電子天秤のような精密でかつ環境変化に対してデリケートな装置はこのような温度変化の激しい場所に置くべきではないが、従来は専ら実験室等の良好な環境下で使用されていた電子天秤も、低価格化等により用途が多様化し、必ずしも当該電子天秤にとって適正な環境に置かれるとは限らない事態が生じている。
【0008】
またこのような使用目的の多様化は、電子天秤使用者の使用目的からして必ずしも電子天秤の定格性能を必要としない場合も多いことを意味している。例えば秤量精度で言えば、電子天秤の精度が50万分の1であるが、使用者の使用目的からすれば10万分の1、或いは5万分の1の精度であれば十分である場合等である。
【0009】
一方上記の観点とは異なるものであるが、電子天秤周囲の温度を測定し、この測定結果により荷重の測定値を補正する方法も提案されている。この方法は特に内蔵分銅による校正を行うタイミングを設定する方法として提案されているものである。同方法においては、周囲の温度を測定し、この測定値が前回校正を行った時点における周囲の測定温度に対して一定値以上変化した場合に次の校正を行うことをその内容としている。この方法は周囲の温度が比較的緩やかに変化している場合には効果的であるが、上述のような周囲の温度の急激な変化の場合には校正終了時点で、既に設定値以上の温度変化が生じているため更に新たな校正指令が出てしまい、校正動作が連続して秤量物の荷重測定が不可能になる等極めて不都合な事態が生じる。この点は校正タイミングを補正値の設定タイミングに置き換えても同様な問題が生じることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の問題点に鑑み構成されたものであり、電子天秤周囲の温度を検知する温度センサと電磁部の温度を検出するセンサと、基板部の温度を検出するセンサのうち少なくとも電子天秤周囲の温度を検知するセンサを有し、かつこの温度センサの測定結果に対応して重量表示の補正値の設定を行う制御部とを有し、制御部には周囲の温度の変化の度合いを判定する手段と、周囲の温度の変化の度合いに対応して電子天秤の精度を変更する手段とが設けられ、電子天秤周囲の温度の急激な変化が生じた場合にはこの変化の度合いに対応して測定精度を変更して表示するよう構成したことを特徴とする電子天秤である。
【0011】
【発明の実施の形態】
電子天秤の電磁部、基板部及び装置外部のうち少なくとも装置外部に温度センサを配置する。装置外部の温度センサは電子天秤周囲の環境の温度を検知するものであり、この検知結果は電子天秤の制御部に常時入力されている。制御部は例えばクロック回路等の時計手段を用いて単位時間内の周囲温度の変化から温度変化率を算出する。この温度変化率が予め設定した敷居値よりも小さい場合、即ち温度変化が比較的緩やかな場合にはこの温度変化に対応した適正な補正値を選択して、秤量物の荷重測定データを補正して表示する。この場合、電磁部或いは基板部にも温度センサを配置してある場合にはこの測定データも補助的に使用して補正値を設定するよにうにしてもよい。
【0012】
一方この温度変化が予め設定した敷居値よりも大きい場合、即ち温度変化が激しい場合には測定データを補正しても秤量精度に対応する適正な測定値は表示できない。この場合には、表示駆動手段に作動信号を発して保証可能な桁数のみ重量表示をしたり、あるいは保証できない桁については点滅或いは、表示色彩を変える等して現在の保証精度を示すようにする。この方法は負荷時の荷重表示時のみでなく無負荷時でゼロ点を示している場合であってもよい。
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参考に説明する。
図2は電子天秤に於ける温度センサの配置状態を示す。また図8に示す構成と同じ部材は同じ符号で示す。秤量皿1に載置された秤量物の荷重はアーム11、吊りバンドと通称される接続手段12を介して支点2を以て揺動するビーム3に伝達され、このビーム3に設けられたフォースコイル4を変位させようとする。符号SN1はこのフォースコイル4の配置部に磁束を形成するマグネット10或いはこのマグネット10の近傍に設けら、測定温度Taを検出、出力する温度センサである。また符号13は電子回路を構成する回路基板であって、この回路基板13に対して測定温度Tbを検出する温度センサSN2が設けられている。
【0014】
符号SN3は電子天秤本体外部の環境温度Tc(以下単に「温度Tc」とする)を検知する温度センサであって本発明には必須のセンサであり、一方上述の各温度センサSN1及びSN2は本発明に於いては温度変化が比較的ゆるやかな場合に補正を行うために補助的に設置されるセンサである。
【0015】
図3は各部に於ける温度変化と、重量表示との関係を模式的に示す図である。なおこの図により本発明を構成するに至った技術的経緯を示し、この経緯と後述の本発明のより詳細な内容とを対比させることにより本発明の内容を具体的に説明する。
【0016】
最上段の線図(A)は各部の温度変化の状態を示す。先ず温度センサSN3で検知した電子天秤の周囲の温度Tcが時間Tm1 において 急激に上昇すると電子天秤内では先ず熱容量の小さな基板部の温度Tbが外部温度Tcに追随して上昇し、時間Tm2 において温度Tcと同じとなる。一方熱容量の大きな電磁部の温度Taはこれより遅れて時間Tm3 において前記外気温度Tcと一致する。
【0017】
この間、線図(B)に示されるように、時間ΔTm(Tm3 −Tm1 )において基板温度Tbと電磁部温度Taとの温度差ΔT(Tb−Ta)は図示のような変化を生じ、最終的には時間Tm3 において各部部の温度差ΔTそのものはゼロとなる。しかし、温度差ΔTはゼロとなっても温度自体は線図(A)に示すようにTs1 からTs2 に変化しているため、補正を行わないと線図(C)の如くその重量表示は適正値Wsから、不適正な重量表示Ws´となってしまう。このため電磁部温度Ta或いは基板温度Tbを用いて重量値を補正する。線図(D)は電磁部温度Taを用いて重量表示の補正を行う状態を示すが、電子天秤周囲の温度Tcに引きずられて温度Taの変化が大きい場合には適正な補正値を選択した段階で、この温度Tcの急激な変化により既に選択した補正値が不適正となるなど補正が正しく行われない事態が生じる。図示の場合には時間Tm1 からTm3 の間にこの事態が生じ、特に時間Tm2 のときに最も不適正な補正が行われていることを示す。
【0018】
なお、図示の線図は変化を模式的に示しているが、実際には線図(A)における温度変化が、例えば冬季における無暖房状態から暖房を入れた際の温度変化であるとすると、温度の変化量は20℃から30℃にも達し、かつTm1 からTm3 までの時間は数十分或いは一時間程度を必要とし、この間補正値による重量表示補正では対応できなくなる場合が生じる。
【0019】
図1は電子天秤に於ける制御部の構成を示し、この制御部は電気量として出力された荷重の計測データを重量として表示する機能を有する部分であり、電子天秤の中心的機能を果たす部分である。
【0020】
符号20は制御部であり、図8の演算手段8に対応する部分である。この制御部20に対しては電子天秤の外気温度Tcを測定する温度センサSN3が接続されている。21は重量計測手段であって前記制御部20に対して荷重測定データを電気的に出力するものであり、図8の構成で示すとA/D変換装置までの荷重測定機構全体を示す。
【0021】
以下、本発明の構成をその作用と共に説明する。先ず温度センサSN3により常時電子天秤外部の温度Tcが検知されこの温度Tcのデータは、直接中央処理装置22に入力される。一方この温度Tcは温度変化率判定手段23に対しても入力される。この温度変化率判定手段23は、クロック24から出力される時間データに基づいて単位時間当たりの温度Tcの変化を温度変化率として判定する手段である。即ち図5を用いて説明すると、時間Tm1 において温度Tcを示す線図が上昇を開始しているが、この場合例えば温度変化を線図Tcの傾きαとしてとらえ、この温度変化率αが中央処理装置に出力される。
【0022】
中央処理装置22には予めこのαに対する敷居値αSが設定されている。この敷居値αSは、特定の補正値を設定して重量測定値を補正する方法ではもはや適正な重量表示に補正することが不可能な程度に温度の変化が急激であるか否かを判定するために設定される値である。中央処理装置22においてこの変化率αが敷居値αS以下であると判定された場合には、中央処理装置22は温度センサSN3から出力された測定値Tcに対応する補正値を補正値記憶手段25から引出し、重量測定値を適正値WSに近似させるよう補正する。図5の例では時間Tm1 とTm5 との間、及び時間Tm6 とTm4 との間において温度Tcの変化率はα<αSとなるため特定の補正値を用いて補正が可能となる。
【0023】
なお上記補正においては補正値を選択するためのデータを温度Tcとしたが、この温度Tcを補正を行うトリガーとし、かつ電磁部温度Ta、基板部温度Tbも用いて補正値を設定するよう構成することはもとより可能である。この場合、前記電磁部温度Ta、基板部温度Tbを測定するための専用センサを個々に設けず、外気温センサSN3から出力される温度Tcを時間的に積分することにより前記温度Ta、Tbを算出することも可能である。
【0024】
一方、α≧αSである場合は温度変化が急激で、もはや補正値を用いる方法では正しく補正はできない。この場合には中央処理装置22は精度表示変更手段26に対して電子天秤としての精度を変更して重量表示するよう指令を発する。この精度(保証精度)の変更は後述の如く、例えば少数点以下の重量表示桁数を減少させる等の方法により実施される。即ち図1の構成では精度表示変更手段26は表示駆動手段27に作動信号を発し、この表示駆動手段26を介して表示手段28に於ける重量表示において、例えば保証出来なくなった桁数を消灯、点滅或いは別の色彩で表示する等の方法で精度変更を行う。図5の場合を例にとると時間Tm5 とTm6 との間がα≧αSとなり、重量表示はWS´までが保証される状態となる。なお図4は上述の作動状態をフロー図として示したものである。
【0025】
図6は保証精度を変更した場合の重量表示の表示状態の例を示す。なお何れも小数点以下二桁までの表示を保証する場合を例に説明する。先ず(A)は無負荷時で、例えば0.0000の表示を全て点滅或いは保証出来ない小数点以下3桁及び4桁の0を点滅、或いは点灯の色彩を変更して、現在測定精度が低下していることを示す。
【0026】
(B)は実際に荷重測定した場合であるが、この場合には小数点以下3桁及び4桁の数字を点滅させる。なお図示の場合には図7で示される適正表示と同じ50.2345が表示され、この小数点以下3桁及び4桁の数字4及び5を点滅させているが、精度低下により実際にはこの数字自体が別の数字として表示されることが多い。
【0027】
(C)はこの3桁及び4桁の数字を別の色彩で表示するよう構成した状態を示す。例えば小数点以下2桁まではグリーンのLEDで表示し、小数点以下3桁及び4桁の数字を赤で示す等である。
【0028】
(D)は3桁及び4桁の部分を消灯し、その数字そのものを示さないようにした構成を示す。なお図7は精度表示を変更せず適正値を表示した状態を示す。この場合には精度変更をしていないことを示すため例えば図の左側に示すようなOKのサインを表示してもよい。
【0029】
以上本発明を、環境温度Tcが上昇する場合を例に説明したが、当該温度Tcが下降する場合も同様に制御可能であることはもとより当然である。また、図5において、α≧αSである場合に、温度Tc、TbまたはTaにより大まかな補正をしておいてもよく、この大まかな補正により電子天秤の計測精度を必要以上に落とすことがなくなる。
【0030】
【発明の効果】
以上の如く、本発明では電子天秤周囲の温度の変化の状態を判定する手段を有するので、周囲の温度の変化の状態に対応して補正が可能か否かの判定を行い、補正が可能な場合には補正値を用いて重量表示の補正を行い、かつ補正が不可能な場合には装置としての精度の表示を変更するように構成したので、周囲の温度の変化にに応じてその温度変化の範囲で常に信頼性の高い重量表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す制御部のブロック図である。
【図2】温度センサの配置状態を示す電子天秤の構造図である。
【図3】環境温度と電子天秤内部の温度変化及び温度変化に対する重量表示の変化を示す線図である。
【図4】本発明にかかる装置の作動状態の一例を示すフロー図である。
【図5】環境温度と電子天秤内部の温度変化、及びこの温度変化に対応する重量表示の制御の例を示す線図である。
【図6】制御装置により精度表示が変更された際の重量表示の具体例を示す図である。
【図7】精度表示が変更されない状態の重量表示の具体例を示す図である。
【図8】電子天秤の機能を示す電子天秤の構造の概念図である。
【符号の問い説明】
1 秤量皿
3 ビーム
4 フォースコイル
10 マグネット
11 アーム
13 回路基板
20 制御部
21 重量計測手段
22 中央処理装置
23 温度変化率判定手段
24 クロック(回路)
25 補正値記憶手段
26 精度表示変更手段
27 表示駆動手段
28 表示手段
SN1 電磁部温度センサ
SN2 基板部温度センサ
SN3 外部環境温度センサ
Ta 電磁部測定温度
Tb 基板部測定温度
Tc 環境温度
α 環境温度変化率
αS 敷居値

Claims (7)

  1. 電磁部に負荷された荷重を電気量として出力しかつこの電気量から荷重の重量を算出し、測定された温度データにより算出された重量の表示を補正する補正手段が設けられている電子天秤において、荷重の重量を算出する制御部と、装置が配置されている周囲の環境温度を検知する外部環境温度センサと、装置内部の温度を検知する温度センサとが設けられ、制御部には環境温度の変化の度合いを判定する温度変化率判定手段と、環境温度の変化の度合いに対応して重量測定の精度を変更する手段と、中央処理装置とが設けられ、外部環境温度センサは制御部の中央処理装置および温度変化率判定手段の両方に接続し、中央処理装置は、温度変化率判定手段により環境温度の温度変化率が予め定められた敷居値よりも小さいときは外部環境温度センサから出力された環境温度に対応した補正値を選択して重量表示の補正を行い、また当該温度変化率が予め定められた敷居値よりも大きいときは精度表示変更手段に対して精度表示変更の指令を発するよう構成したことを特徴とする電子天秤。
  2. 前記電子天秤内部の温度を検知する温度センサは、電磁部の温度を検知する温度センサ及び基板部の温度を検知する温度センサのうちの少なくとも一方の温度センサであることを特徴とする請求項1記載の電子天秤。
  3. 温度変化率判定手段はクロック回路と接続し、外部環境温度センサから出力される温度データの変化を単位時間当たりの変化として算出することにより温度変化率を判定するよう構成したことを特徴とする請求項記載の電子天秤。
  4. 精度表示変更手段は表示駆動手段と接続し、表示駆動手段は精度表示変更手段の指令信号により、精度保証を行わない桁を確認可能にするよう構成したことを特徴とする請求項1記載の電子天秤。
  5. 重量表示部において、精度保証を行わない桁を点滅するよう構成したことを特徴とする請求項記載の電子天秤。
  6. 重量表示部において、精度保証を行わない桁の点灯時の色彩を他の桁の色彩と異ならせるよう構成したことを特徴とする請求項記載の電子天秤。
  7. 重量表示部において、精度保証を行わない桁を消灯するよう構成したことを特徴とする請求項記載の電子天秤。
JP21989998A 1998-07-21 1998-07-21 電子天秤 Expired - Fee Related JP3949285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21989998A JP3949285B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 電子天秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21989998A JP3949285B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 電子天秤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000039356A JP2000039356A (ja) 2000-02-08
JP3949285B2 true JP3949285B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=16742788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21989998A Expired - Fee Related JP3949285B2 (ja) 1998-07-21 1998-07-21 電子天秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3949285B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650238B2 (en) * 2005-05-09 2010-01-19 Northrop Grumman Corporation Environmental characteristic determination
JP5903690B2 (ja) * 2014-06-25 2016-04-13 日本電波株式会社 ディジタルスケールの表示制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000039356A (ja) 2000-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63148132A (ja) 電気秤
JP2012533743A (ja) 力測定装置の温度補償方法及び力測定装置
US4375838A (en) Electronic balance
JPH0568645B2 (ja)
US20060216004A1 (en) Electronic scale and method for weight measurement including correction means for correcting a weight dependent signal
JP3949285B2 (ja) 電子天秤
US4489800A (en) Temperature-compensated weighing apparatus
US5207284A (en) Mechanical scale conversion system
EP0039249B1 (en) An electronic balance
JP6153349B2 (ja) 計量装置
US7249516B2 (en) Method of operating a resistive heat-loss pressure sensor
WO2006132234A1 (ja) 電子天びん
JPS58186020A (ja) 電子秤
US20060021444A1 (en) Method of operating a resistive heat-loss pressure sensor
JP2569486B2 (ja) 電子天びん
JPH0313705Y2 (ja)
JP3753208B2 (ja) 電子式秤量装置
JP2594439B2 (ja) 巻線温度検出装置
JPH10104045A (ja) 電子天びん
JPS644132B2 (ja)
JP3191525B2 (ja) 電子天びん
JPH10197320A (ja) 荷重測定の補正方法及び同方法を用いた電子天秤
EP1771711B1 (en) Method of operating a resistive heat-loss pressure sensor
JPH02226080A (ja) バッテリ残存容量指示装置
JPH0582532B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees