JP3949262B2 - 舗装表面仕上げ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート等の舗装表面の仕上げ機に関し、特に、作業性の向上、施工性の向上等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート等の舗装表面に、排水と滑り止めを主目的として、溝を構築すること(フレッシュグルービング)が行われている。
かかる溝を構築する舗装表面仕上げ機が従来より知られているが、上記の溝は、その幅や間隔が供給後の条件及び現場条件により決められるため、舗装表面仕上げ機の仕様を統一化することが困難である。
【0003】
例えば、溝を付ける部材が路面上をスライドすることによって路面に溝が形成されるが、路面の端部にはこの溝を付ける部材が至らず、該路面の端部には溝を形成できない。
このため、現場毎に簡易な小道具を製作して、補助的に人力施工を実施しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方法では、溝の深さの均一性や直線性、溝幅の均一性等が得られず、平坦性の確保や美観の点からも改善が望まれている。
又、SFC(スチールファイバー入りコンクリート)舗装面に上記の方法を適用した場合、ファイバー等が掻き起こされる等の問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みてなされたもので、溝の幅や間隔が供給後の条件及び現場条件により決められるのにも対応でき、しかも、溝の深さの均一性や直線性、溝幅の均一性等を得られ、平坦性の確保や美観の点からも有利で、かつSFC(スチールファイバー入りコンクリート)舗装にも効果的に適用可能な舗装表面仕上げ機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
本体フレームと、ロータアタッチメントと、該ロータアタッチメントの支持装置と、ロータアタッチメントの駆動装置と、ロータアタッチメント移動補助装置と、を含んで構成され、
前記本体フレームは、固定部と該固定部の両端部に連結される一対の可動部と、該可動部に交換可能に取り付けられた走行用車輪部と、から構成され、
前記ロータアタッチメントの支持装置は、前記本体フレーム下面に設けられており、支持装置本体には、ロータアタッチメントの支持体がスライド自由に取り付けられる構成であり、
前記ロータアタッチメントの駆動装置は、本体フレーム上面に支持された操作体と、該操作体によって回動される駆動体と、本体フレームに回転自由に支持される3つの被駆動体と、駆動体と3つの被駆動体に巻が掛けられる駆動索条と、該駆動索条に固定される移動バーであって、略L字形状に形成され、ロータアタッチメントの支持部材に形成されたパイプ体がスライド可能に挿通される移動バーと、から構成される一方、
前記ロータアタッチメント移動補助装置は、ロータアタッチメントが路面の端部手前位置にスライドしたときに、該ロータアタッチメントをパイプ体に対して進行方向に更にスライドして、路面の端部位置まで補助的に移動させるように構成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、
前記本体フレームの固定部は、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材と、両横部材の前後端同士を連結する前後一対の端部材と、から構成される方形の枠形状に形成され、
前記各可動部は、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材と、両横部材の一端同士を連結する端部材と、から構成される略コ字形状に形成されて、その一対の横部材が、固定部の左右一対の横部材の端部内側にスライド自由に挿入されて組付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、
前記ロータアタッチメントの支持装置は、前記本体フレーム下面に高さ調節可能に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
前記ロータアタッチメント移動補助装置は、本体フレームの長手方向の両端部夫々から後方向に所定距離の位置で前後に離間する2位置に、夫々ロータアタッチメント移動補助部材が回動自由に設けられ、このロータアタッチメント移動補助部材は、本体フレーム内側の長手方向と直交する方向に延びて橋渡しして固定された支軸に回動自由に支持されるパイプ部材と、該パイプ部材の離間する2位置に夫々ロッドを介して固定された把持アームと、から構成され、該把持アームは、円弧状に延びる軸部材から構成されており、その円弧の凸側が上向き、凹側が下向きとなるように固定され、
かつ、ロータアタッチメントの進行方向前部側のロータアタッチメント移動補助部材は、その把持アームの円弧長さが前側に長くなり、後側に短くなるように取り付けられると共に、ロータアタッチメントの進行方向後部側のロータアタッチメント移動補助部材は、その把持アームの円弧長さが後側に長くなり、前側に短くなるように取り付けられる構成であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4において、舗装表面仕上げ機は、本体フレーム1と、ロータアタッチメント2と、該ロータアタッチメント2の支持装置4と、ロータアタッチメント2の駆動装置5と、から構成される。
【0010】
前記本体フレーム1は、固定部1Aと該固定部1Aの両端部に連結される一対の可動部1Bと、該可動部1Bに取り付けられた支持・移動用車輪部1Cと、から構成される。
前記固定部1Aは、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材1aと、両横部材1aの前後端同士を連結する前後一対の端部材1bと、から構成される方形の枠形状に形成される。
【0011】
前記各可動部1Bは、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材1cと、両横部材1cの一端同士を連結する端部材1dと、から構成される略コ字形状に形成される。
各可動部1Bは、その一対の横部材1cが、固定部1Aの左右一対の横部材1aの端部内側にスライド自由に挿入されて組付けられる。
【0012】
かかる構成によって、本体フレーム1が長手方向に長さ調節可能になる。
前記車輪部1Cは、次のように構成される。
即ち、上記の可動部1Bの端部材1dの下部には、夫々支持部材1eが水平方向に回動可能に連結される。
前記一方の支持部材1eの下面の左右部には、レール3を走行可能なレール用車輪4が夫々固定取付される。
【0013】
又、他方の支持部材1eの下面の左右部には、路面を走行可能な路面用車輪8が夫々固定取付される。
前記ロータアタッチメント2は、図5に示すように構成され、回転軸部材2Aの外周壁に所定間隔をもって円盤部材2Bが列状に設けられている。
かかるロータアタッチメント2は、その円盤部材2Bの数や先端部形状の設定によって、図6(A)〜(E)に示すように、溝の幅、間隔、形状等が変化調整される。
【0014】
前記ロータアタッチメント2の支持装置4は、前記本体フレーム1下面に操作体としてのハンドル6の回転により中央部の高さが調節可能に設けられており、路面横断方向の形状が水平であっても、両勾配であっても追従できる。
又、支持装置本体4Aには、ロータアタッチメント2の支持体7がスライド自由に取り付けられている。
【0015】
前記ロータアタッチメント2の駆動装置5は、本体フレーム1上面に支持された操作体としてのハンドル9と、該ハンドル9によって回動される駆動スプロケット(駆動体)10と、本体フレーム1に回転自由に支持される2つの被駆動スプロケット(被駆動体)11,12と、駆動スプロケット10と被駆動スプロケット11に巻き掛けられるチェーン(駆動索条)13と、被駆動スプロケット11と被駆動スプロケット12に巻き掛けられるチェーン(駆動索条)14と、チェーン14に固定される略L字形状の移動バー15(図8参照)と、から構成される。
【0016】
前記移動バー15には、図8に示すように、ロータアタッチメント2の支持部材16に形成されたパイプ体17がスライド可能に挿通される。
従って、ハンドル9を回転させると、チェーン13の移動によって、移動バー15が移動し、これによって、支持部材16を介してロータアタッチメント2が路面に沿ってスライドされ、該ロータアタッチメント2のスライドによって路面に溝が付与される。
【0017】
尚、この移動バー15によるロータアタッチメント2の移動構造は、後述するロータアタッチメント移動補助装置の一つを構成するものである。
ここで、ロータアタッチメント2が路面上をスライドすることによって路面に溝が形成されるが、路面の端部にはロータアタッチメント2が至らず、該路面の端部には溝を形成できない。
【0018】
このため、本実施形態の構成では、ロータアタッチメント2が路面の端部手前位置にスライドしたときに、該ロータアタッチメント2をパイプ体17に対して進行方向に更にスライドして、路面の端部位置まで補助的に移動させるロータアタッチメント移動補助装置が採用されている。
この装置について説明すると、上記のように、チェーン14に固定される略L字形状の移動バー15には、ロータアタッチメント2の支持部材16に形成されたパイプ体17がスライド可能に挿通される。
【0019】
一方、図7に示すように、本体フレーム1の長手方向の両端部夫々から後方向に所定距離の位置で前後に離間する2位置には、夫々ロータアタッチメント移動補助部材18が回動自由に設けられている。
このロータアタッチメント移動補助部材18は、本体フレーム1内側の長手方向と直交する方向に延びて橋渡しして固定された支軸19に回動自由に支持されるパイプ部材20と、該パイプ部材20の離間する2位置に夫々ロッド21を介して固定された把持アーム22と、から構成される。
【0020】
前記把持アーム22は、円弧状に延びる軸部材から構成されており、その円弧の凸側が上向き、凹側が下向きとなるように固定される。
そして、本体フレーム1の長手方向の両端部夫々に前後に離間して設けられたロータアタッチメント移動補助部材18は、前部と後部とで、前記把持アーム22の取付形態、即ち、把持アーム22のロッド21に対する取付位置が相違している。
【0021】
即ち、ロータアタッチメント2の進行方向前部側のロータアタッチメント移動補助部材18(図7の左側)は、その把持アーム22の円弧長さが前側に長くなり、後側に短くなるように取り付けられる。
又、ロータアタッチメント2の進行方向後部側のロータアタッチメント移動補助部材18(図7の右側)は、その把持アーム22の円弧長さが後側に長くなり、前側に短くなるように取り付けられる。
【0022】
かかるロータアタッチメント移動補助装置の作用について説明する。
先ず、図7〜図12に基づいて、ロータアタッチメント2が前側(図の左側)にスライドされる場合の作用を説明する。
尚、図8〜図12夫々において、(A)はロータアタッチメント2と把持アーム22との関係を示し、(B)はロータアタッチメント2と移動バー15との位置関係を示している。
【0023】
図7に示すように、ロータアタッチメント2がロータアタッチメント移動補助装置の後側から、これを越えた前側にスライドする場合、図8に示すように、後側の把持アーム22の後側において、ロータアタッチメント2は移動バー15の基端部に位置してスライドされ、後側の把持アーム22に当たる。このとき、後側の把持アーム22が押されて回動し、ロータアタッチメント2が把持アーム22の下側に位置したときに、図9に示すように、該ロータアタッチメント2に傾斜した状態の把持アーム22が係合したときに、ハンドル9をロータアタッチメント2の進行方向と逆方向に少し戻してやれば、ロータアタッチメント2を引っ張る作用が奏されるから、該ロータアタッチメント2が移動バー15に沿ってスライドし、移動バー15の先端部まで移動する。
【0024】
ロータアタッチメント2はこのままの状態で更に前方にスライドされ、図10に示すように、今度は、前側の把持アーム22の下側に位置して、該ロータアタッチメント2に垂直の状態の把持アーム22が係合し、この場合はロータアタッチメント2を引っ張る作用が奏されず、図11に示すように、該ロータアタッチメント2が移動バー15に沿ってスライドせず、把持アーム22を抜け出て更に前方に進む。
【0025】
従って、図12に示すように、ロータアタッチメント2が移動バー15の先端部まで移動した状態で、該移動バー15が本体フレーム1前端に位置することによって、該ロータアタッチメント2は本体フレーム1前端により更に前方の位置まで至ることになる。
次に、図13〜図19に基づいて、ロータアタッチメント2が後側(図の右側)にスライドされる場合の作用を説明する。
【0026】
尚、図14〜図19夫々において、(A)はロータアタッチメント2と把持アーム22との関係を示し、(B)はロータアタッチメント2と移動バー15との位置関係を示している。
図14に示すように、ロータアタッチメント2がロータアタッチメント移動補助装置の前側から、これを越えた後側にスライドする場合、図15に示すように、前側の把持アーム22の前側において、ロータアタッチメント2は移動バー15の基端部に位置してスライドされ、前側の把持アーム22に当たる。このとき、前側の把持アーム22が押されて回動し、ロータアタッチメント2が把持アーム22の下側に位置したときに、図16に示すように、該ロータアタッチメント2に傾斜した状態の把持アーム22が係合したとき、ハンドル9をロータアタッチメント2の進行方向と逆方向に少し戻してやれば、ロータアタッチメント2を引っ張る作用が奏されるから、該ロータアタッチメント2が移動バー15に沿ってスライドし、移動バー15の先端部まで移動する。
【0027】
ロータアタッチメント2はこのままの状態で更に後方にスライドされ、図17に示すように、今度は、後側の把持アーム22の下側に位置して、該ロータアタッチメント2に垂直の状態の把持アーム22が係合し、この場合はロータアタッチメント2を引っ張る作用が奏されず、図18に示すように、該ロータアタッチメント2が移動バー15に沿ってスライドせず、把持アーム22を抜け出て更に後方に進む。
【0028】
従って、図19に示すように、ロータアタッチメント2が移動バー15の先端部まで移動した状態で、該移動バー15が本体フレーム1後端に位置することによって、該ロータアタッチメント2は本体フレーム1後端により更に後方の位置まで至ることになる。
かかる構成の舗装表面仕上げ機によれば、特に、ロータアタッチメント移動補助装置の採用によって、路面の端部には溝を付けるロータアタッチメント2が至り、該路面の端部には溝を容易に形成できる。
【0029】
この結果、現場毎に簡易な小道具を製作して、補助的に人力施工を実施する必要がなく、溝の深さの均一性や直線性、溝幅の均一性等が得られ、平坦性の確保や美観の点からも優れる。
特に、SFC(スチールファイバー入りコンクリート)舗装面において、ファイバー等が掻き起こされる等の問題もない。
【0030】
又、かかる構成の舗装表面仕上げ機によれば、次の利点もある。
(1)溝の幅、間隔は、ロータアタッチメント2の調整によって任意に対応でき、更に、ロータアタッチメント2自体の交換によって溝形状そのものを容易に変更できる。
(2)装置の高さ調整等によって、片勾配面、両面勾配共に継続的に装置を移動しつつ溝をスムーズに形成できる。
(3)本体フレーム1の幅方向の調整によって、装置のセット幅最大限までの道路幅に対応できる。
(4)走行用車輪部1Cの交換によって、オンレール式、オフレール式共任意に使用選定できる。
(5)溝を形成するロータアタッチメント2の円盤部材2Bは、舗装体表面に押し付けられた力を回転力としているため、SFC(スチールファイバー入りコンクリート)舗装面の仕上げの場合、最大効力が得られる。
(6)仕上げる舗装体に対して溝方向は直角でも、斜めに角度を有する場合でも、任意に対応できる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の舗装表面仕上げ機によれば、舗装体に付与する溝の幅、間隔は、ロータアタッチメントの調整によって任意に対応でき、更に、ロータアタッチメント自体の交換によって溝形状そのものを容易に変更でき、走行用車輪部の交換によって、オンレール式、オフレール式共任意に使用選定でき、更に、仕上げる舗装体に対して溝方向は直角でも、斜めに角度を有する場合でも、任意に対応でき、ロータアタッチメントの適用により、SFC(スチールファイバー入りコンクリート)舗装面の仕上げの場合にも、最大効力が得られる。
【0032】
特に、ロータアタッチメント移動補助装置の採用によって、路面の端部には溝を付けるロータアタッチメントが至り、該路面の端部には溝を容易に形成でき、溝の深さの均一性や直線性、溝幅の均一性等が得られ、平坦性の確保や美観の点からも優れる。
請求項2に係る発明によれば、本体フレームの幅方向の調整によって、装置のセット幅最大限までの道路幅に対応でき、種々の道路幅に適用できる。
【0033】
請求項3に係る発明によれば、装置の高さ調整によって、片勾配面、両面勾配共に継続的に装置を移動しつつ溝をスムーズに形成できる。
請求項4に係る発明によれば、ロータアタッチメント移動補助装置を簡単に構成でき、路面の端部に溝を容易に形成できる効果をより確実に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る舗装表面仕上げ機の一実施形態の概略構造を示す正面図
【図2】 その平面図
【図3】 同上の舗装表面仕上げ機の端部の構造を示す図で、(A)は平面図、(B)側面図
【図4】 図1中A−A矢視断面図
【図5】 ロータアタッチメントの正面図
【図6】 同上のロータアタッチメントによる溝形態を示す断面図
【図7】 ロータアタッチメント移動補助装置によって、ロータアタッチメントが前側(図の左側)にスライドされる場合の作用を説明する図
【図8】 ロータアタッチメント移動補助装置によって、ロータアタッチメントが前側(図の左側)にスライドされる場合の作用を説明する図で、(A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図9】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図10】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図11】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図12】 ロータアタッチメントと把持アームとの関係及びロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図13】 ロータアタッチメント移動補助装置によって、ロータアタッチメントが後側(図の右側)にスライドされる場合の作用を説明する図
【図14】 ロータアタッチメント移動補助装置によって、ロータアタッチメントが後側(図の右側)にスライドされる場合の作用を説明する図で、(A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図15】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図16】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図17】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図18】 (A)はロータアタッチメントと把持アームとの関係を示し、(B)はロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【図19】 ロータアタッチメントと把持アームとの関係及びロータアタッチメントと移動バーとの位置関係を示す図
【符号の説明】
1 本体フレーム
2 ロータアタッチメント
4 ロータアタッチメント支持装置
5 ロータアタッチメント駆動装置
14 チェーン
15 移動バー
16 支持部材
17 パイプ体
18 ロータアタッチメント移動補助部材
20 パイプ部材
21 ロッド
22 把持アーム
Claims (4)
- 本体フレームと、ロータアタッチメントと、該ロータアタッチメントの支持装置と、ロータアタッチメントの駆動装置と、ロータアタッチメント移動補助装置と、を含んで構成され、
前記本体フレームは、固定部と該固定部の両端部に連結される一対の可動部と、該可動部に交換可能に取り付けられた走行用車輪部と、から構成され、
前記ロータアタッチメントの支持装置は、前記本体フレーム下面に設けられており、支持装置本体には、ロータアタッチメントの支持体がスライド自由に取り付けられる構成であり、
前記ロータアタッチメントの駆動装置は、本体フレーム上面に支持された操作体と、該操作体によって回動される駆動体と、本体フレームに回転自由に支持される3つの被駆動体と、駆動体と3つの被駆動体に巻が掛けられる駆動索条と、該駆動索条に固定される移動バーであって、略L字形状に形成され、ロータアタッチメントの支持部材に形成されたパイプ体がスライド可能に挿通される移動バーと、から構成される一方、
前記ロータアタッチメント移動補助装置は、ロータアタッチメントが路面の端部手前位置にスライドしたときに、該ロータアタッチメントをパイプ体に対して進行方向に更にスライドして、路面の端部位置まで補助的に移動させるように構成された
ことを特徴とする舗装表面仕上げ機。 - 前記本体フレームの固定部は、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材と、両横部材の前後端同士を連結する前後一対の端部材と、から構成される方形の枠形状に形成され、
前記各可動部は、互いに平行をなして水平に長く延びる左右一対の横部材と、両横部材の一端同士を連結する端部材と、から構成される略コ字形状に形成されて、その一対の横部材が、固定部の左右一対の横部材の端部内側にスライド自由に挿入されて組付けられる
ことを特徴とする請求項1記載の舗装表面仕上げ機。 - 前記ロータアタッチメントの支持装置は、前記本体フレーム下面に高さ調節可能に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の舗装表面仕上げ機。 - 前記ロータアタッチメント移動補助装置は、本体フレームの長手方向の両端部夫々から後方向に所定距離の位置で前後に離間する2位置に、夫々ロータアタッチメント移動補助部材が回動自由に設けられ、このロータアタッチメント移動補助部材は、本体フレーム内側の長手方向と直交する方向に延びて橋渡しして固定された支軸に回動自由に支持されるパイプ部材と、該パイプ部材の離間する2位置に夫々ロッドを介して固定された把持アームと、から構成され、該把持アームは、円弧状に延びる軸部材から構成されており、その円弧の凸側が上向き、凹側が下向きとなるように固定され、
かつ、ロータアタッチメントの進行方向前部側のロータアタッチメント移動補助部材は、その把持アームの円弧長さが前側に長くなり、後側に短くなるように取り付けられると共に、ロータアタッチメントの進行方向後部側のロータアタッチメント移動補助部材は、その把持アームの円弧長さが後側に長くなり、前側に短くなるように取り付けられる構成である
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の舗装表面仕上げ機。
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