JP3948023B2 - フイルムスキャナー - Google Patents

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Description

本発明はフイルムスキャナーに係り、特に、現像済みフイルムを蛍光灯で照明しその透過画像光をCCDラインセンサでスキャンしながら読み取るフイルムスキャナーに好適な画像読み取りタイミングの制御技術に関する。
ファクシミリやフイルムスキャナー等の画像読取装置において、光源に蛍光灯を使用しているものは、蛍光灯の温度が低い状態(点灯直後)蛍光灯から光は通常の状態よりも赤外線を多く含み、CCDイメージセンサで画像を取り込んだ場合に、読み取り性能が劣化することが広く知られている。
かかる課題を改善する方策として、特許文献1には、赤外線に高感度を有する受光素子を設け、CCDイメージセンサの出力値と受光素子の出力値を比較することで蛍光灯が安定状態にあるか否かを判別し、安定状態が確認されてから読み取りを開始する技術が開示されている。
また、特許文献2には、蛍光灯の近傍に受光素子を設け、この受光素子の出力値を監視することで蛍光灯が安定状態にあるか否かを判別し、安定状態が確認されてから読み取りを開始する技術が開示されている。
特公平3−76626号公報 特公平4−17585号公報
しかしながら、従来提案されている技術では、蛍光灯の安定を感知するための手段として、受光素子及びその検出回路を別途設けなけらばならず、構成が複雑でコスト高であるという欠点がある。
一方、CCDイメージセンサの前に赤外線カットフィルターを配置することで、赤外線の影響を小さくすることはできるが、蛍光灯の点灯直後の低温時には、蛍光灯からの光量は少なく、安定するで光量は変化する。従って、低温時に読み取った画像はCCDの出力が小さく、S/Nが悪くなるという問題がある。
また、蛍光灯が安定していない時にCCDの感度補正等のキャリブレーションを行うと、誤った補正値で実際の画像の取り込みを行ってしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、受光素子及び検出回路を設けることなく蛍光灯の安定を検知でき、良好な画像読み取りを可能にするフイルムスキャナーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るフイルムスキャナーは、画像読み取り対象物たるフイルムを照明する蛍光灯と、前記蛍光灯から照射された光を受光し、R,G,Bの3原色の各色に対応する3つのチャンネル毎に受光した光量に応じた信号に変換するラインセンサと、前記蛍光灯の点灯開始後、前記フイルムの無い状態で前記蛍光灯から照射された照明光を前記ラインセンサで受光させるとともに、該ラインセンサから出力されるR,G,Bの色信号のうちB信号の変化量を監視し、前記蛍光灯のスペクトル変化が安定するまで前記ラインセンサによる前記フイルムの画像光の読み取りを待機させ、前記蛍光灯のスペクトル変化が安定した後、画像光の読み取りを開始させるように読み取りタイミングを制御する制御手段とを備え、前記フイルムの無い状態で前記蛍光灯から照射された照明光を前記ラインセンサで受光させたときに、該ラインセンサから出力されるB信号がレベル過大となって飽和する場合には、前記変化量を監視する色信号としてG信号が用いられることを特徴とする。
本発明によれば、蛍光灯の点灯開始後、画像読み取りの前に読み取り対象物たるフイルムが無い状態で蛍光灯の光をラインセンサーで受光し、ラインセンサの各チャンネルの出力のうち、信号の変化量を監視する。そして、その変化量が前記蛍光灯のスペクトル変化の安定値を示す所定の値に達するまでは、前記対象物(フイルム)の画像読み取りを実行せず、蛍光灯が安定するのを待つ。前記変化量が所定の値に達したら蛍光灯が安定したと判断し、前記フイルムを蛍光灯で照明し、画像光の読み取りを開始する。これにより、安定した画像情報を得ることができる。また、蛍光灯の安定を感知するために別途受光素子等を設ける必要が無く、コストの削減を図ることができる。
前記フイルムとして、現像済みネガフイルムを用いる態様がある。
本発明に係るフイルムスキャナーによれば、蛍光灯の点灯開始後、画像読み取りの前に蛍光灯の光をラインセンサーで受光し、ラインセンサの各チャンネルの出力のうち、一つのチャンネルの信号の変化量を監視して、前記変化量が所定の値に達したら蛍光灯が安定したと判断し、画像光の読み取りを開始するようにしたので、安定した画像情報を得ることができる。また、蛍光灯の安定を感知するために別途受光素子等を設ける必要が無く、コストの削減を図ることができる。
以下添付図面に従って本発明に係るフイルムスキャナーの好ましい実施の形態について詳説する。
図1に本発明を適用したフイルムスキャナーの構成が示されている。このフイルムスキャナーは、主として、照明用の蛍光灯10と、読み取り対象となる現像済みネガフイルム12を平面状に支持する支持台14と、支持台14に形成されたスリット16を通過した光を反射するミラー18と、その光をCCDラインセンサ20の受光面に集光するレンズ22と、受光光量に応じた電気信号を出力するCCDラインセンサ20と、CCDラインセンサ20からの電気信号を増幅するアンプ24と、増幅された電気信号をデジタル化する信号処理回路26と、信号処理回路からのデジタル信号に基づいて各種の処理を行うとともに、前記蛍光灯10のインバータ回路28を制御し、前記フイルムを搬送する搬送用モータ30を駆動するモータ駆動回路32を制御する制御回路34と、から構成される。
蛍光灯10は、その長手方向がフイルム12の搬送方向に直交する方向に向けられ、支持台14の上方に配置されている。電源が投入されると、制御回路34からインバータ回路28をONする信号が出力され、蛍光灯10が点灯するようになっている。尚、インバータ回路28には図示しない電流検出器が設けられ、電流過少又は電流過大が検出された場合には、図示しないモニター画面上に蛍光管の交換を促す警告を表示するようになっている。
電源投入直後の初期状態において、現像済みネガフイルム12は、図示しないフイルムカートリッジに収納されており、蛍光灯10の下には存在していない。従って、蛍光灯10の点灯開始直後、蛍光灯10から投射された光は、図示しない赤外線カットフィルターを介して直接スリット16を通過し、ミラー18、レンズ22を経てCCDラインセンサ20に受光される。
CCDラインセンサ20は、詳しくは図示されていないが、GチャンネルとR/Bチャンネルの2ラインで構成されており、Gチャンネルの受光部はGフィルタを介して光を受光するフォトセンサが一列配列され、R/Bチャンネルの受光部はRフイルムを介して光を受光するフォトセンサとBフィルタを介して光を受光するフォトセンサとが交互に配列されている。このCCDラインセンサ20はフイルム搬送方向と直交する方向(CCDラインセンサの長手方向がフイルムの幅方向と平行)に配設されている。
CCDラインセンサ20の受光面に結像された画像光はR,G,Bフィルタを有する各フォトセンサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、図示しないCCD駆動回路から加えられる所定周期のリードゲートパルスによって読みだされ、出力される。
アンプ24は、R,G,Bそれぞれの信号を所定のゲインで増幅するもので、各色信号に対するゲイン値は、後述するキャリブレーションによって決定される。
信号処理回路34は、増幅後の各R,G,B信号をそれぞれデジタル信号に変換する。このデジタル化されたR,G,B信号に基づいて、以後、各種信号処理が施され、画像データが取得されることになる。
また、蛍光灯10の点灯開始直後、フイルム12を経ずに蛍光灯10から直接スリット16に進入した照明光のR,G,B信号のうち、信号処理回路26でデジタル化された一つの色信号のデータは、制御回路34に通知される。制御回路34に通知される色信号としては、後述する理由によりB信号が好ましく、以下B信号のデータが通知されるものとして説明する。
制御回路34は、入力するBのデジタル信号の変動を監視することによって蛍光灯10の発光が安定したか否かを判別する。B信号の変化と蛍光灯の安定状態とをどの様に対応付けるかについては様々な形態が考えられる。例えば、B信号の絶対量がある閾値に達したら蛍光灯が安定したと判断してもよいし、入力するB信号の時間的変化量を監視して、その変化量が一定値以内になったら蛍光灯が安定したと判断することができる。
本実施の形態では後者が採用され、ある時刻tiにおける信号値と、時刻ti+ΔTにおける信号値の差分を変動量として、その変動量がある所定の値より大きい場合は、B信号の単位時間当たりの変化が大きい「過渡期」にあることを意味しているので、蛍光灯の発光スペクトルが安定していないと判断する。他方、前記変動量が前記所定の値以内になったら、B信号の単位時間当たりの変化が小さくなったことを意味しているので、蛍光灯10のスペクトルが安定したと判断する。このように、単位時間当たりの信号の変動量がある一定の値以内になるときをもって蛍光灯10の安定状態を判断すれば、蛍光管の経年変化によって発光量が次第に低下していく場合にも、対応できるという利点がある。
さて、蛍光灯10が安定し、変動量が前記所定の値以内になった後、所定のタイミングで制御回路34からフイルム搬送用モータ30を駆動する指令信号が出力される。この指令信号に基づいてモータ駆動回路32がONし、フイルム搬送用モータ30が駆動される。そして、該モータ30の動力によってネガフイルム12がカートリッジから引き出され、蛍光灯10に照明されながら支持台14上を一方向に搬送される。
ネガフイルム12を透過した光は、ミラー18、レンズ22を経てCCDラインセンサ20に到達する。CCDラインセンサ20から出力されたR,G,Bそれぞれの信号は、アンプ24で増幅された後、信号処理回路26にてそれぞれデジタル信号に変換される。このデジタル化されたR,G,B信号に基づいて、各種信号処理が施され、フイルムに記録されたコマ画像の画像データが取得される。本実施の形態では、画像データの処理について詳しくは説明しないが、例えば、NTSC方式の複合映像信号に変換して、フイルム画像をモニターテレビに表示することができる。
次に、図2から図5を参照しながら、蛍光灯の特性について説明する。
図2から図4には、蛍光ランプ点灯後のスペクトルの変化の一例が示され、図2は点灯2秒後のスペクトル、図3は点灯20秒後のスペクトル、図4は点灯40秒後のスペクトル、図5は点灯90秒後のスペクトルである。
先ず、電源が投入されると、制御回路34はインバータ回路28をONして蛍光灯10を点灯させる。始動時、蛍光灯10は放電開始から2秒以内に熱電極動作に移行するが、水銀の蒸気圧は未だ低いため水銀からの紫外線、可視光の発光エネルギーは低い。従って、水銀からの紫外線により発光する蛍光体の光も弱く、主として希ガス(Ar)からの発光(750nm〜900nm付近)が高くなる。
その後、ランプが加熱されランプ温度上昇により、水銀蒸気圧が上昇するに伴い、水銀からの紫外線、可視光の発光が増大する。従って、水銀からの紫外線により励起される蛍光体からの発光も増大していく。一方、水銀からの発光増大にともない、希ガスからの発光は減少する(過渡期)。
そしてランプが熱平衡に達した安定時には、水銀蒸気圧も平衡に達し、水銀からの紫外線、可視光の出力も平衡に達する。これにより、蛍光体からの発光も平衡に達するとともに、希ガス発光も減少して平衡に達する。
図6には、CCDラインセンサの分光感度特性の一例(VDD1=9V、VDD2=5V、Ta=25°C)が示されている。同図に示すように、Bチャンネルは波長が450nm近辺で最大感度を示し、700nmを越える波長域については感度が非常に小さくなっている。一方、Gチャネルは、波長が530nm近辺で最大感度を示し、700nmを越える波長域についても少ないながら感度を有している。また、Rチャンネルは、波長が640nm近辺で最大感度を示し、700nmを越える波長域についても大きい感度を有していることが分かる。
図7は、蛍光灯の光を赤外カットフィルターを介して前記CCDランイセンサで受光した場合の5°CにおけるR,G,B各チャンネルの出力を示すグラフであり、図8は蛍光灯の光を赤外カットフィルターを通さずに前記CCDランイセンサで受光した場合の5°CにおけるR,G,B各チャンネルの出力を示すグラフである。
図7、図8に示したように、赤外カットフィルターの有無にかかわらず、信号レベルの変化量は、R、G、Bの順に大きく(R<G<B)なっている。また、各チャンネルの信号が安定値(飽和点)に達するまでに要する時間も、R、G、Bの順に大きく(R<G<B)なっている。従って、蛍光灯の安定を判断するにはB信号の変動を監視するのが最も好ましい。
上記の如く構成されたフイルムスキャナーの作用について説明する。
電源が投入されると制御回路34はインバータ回路28をONして蛍光灯10を点灯する。この時点で読み取り対象となるネガフイルム12は未だ搬送されていないため、蛍光灯10の光はネガフイルム12を透過しないで、スリット16、ミラー18、レンズ22を介してCCDラインセンサ20に到達する。
CCDラインセンサ20から照明光の光の強さに応じたR,G,B各信号が出力され、アンプ24で増幅された後、信号処理回路26でそれぞれデジタル信号に変換される。変換されたBのデジタル信号は制御回路34に送られる。
ところで、電源投入から30秒以内に蛍光灯10が安定することはないことが実験的に分かっているので、制御回路34は、電源投入後約30秒間待機し、蛍光管が暖まるのを待ってから、B信号の変動量を監視している。即ち、電源投入から30秒後に山登り的に変化するB信号の信号値についてその変動量を求め、蛍光灯安定を示す所定の値と比較する。変動量が前記所定の値に達するまで、フイルムの搬送及び画像の取り込み処理を待機し、変動量が所定の値に達したら蛍光灯が安定したと判断し、モータ駆動回路32をONしてフイルムの先端部まで搬送する。
フイルムの先端の領域(リーダー部)は、撮影画像が記録されておらず、ネガベース領域となっている。従って、このネガベース領域を透過してくる光量が、画像読み取り時にCCDランインセンサ20に入射する最大光量と判断し、キャリブレーションを行う。即ち、CCDラインセンサ20の電子シャッター値を初期値に設定すると共にアナログアンプのゲインを所定の初期値に設定し、このネガベースをCCDラインセンサ20で撮像する。尚、電子シャッター値の初期値は、予め2種類ほど用意されており、ネガベース透過光量に応じて適当な一つの初期値が選択される。
ネガベース領域を撮像した1ライン分のデータについて、R,G,B各チャンネルの信号のうち最も大きい出力レベル一つの信号に、他の二つの信号レベルを合わせるにように、その二つのチャンネルについてアンプのゲインを設定する。このように、R,G,B各チャンネルの出力レベルを全体として略一致させてホワイトバランスを調整する。
その後、制御回路34は、モータ駆動回路32をONし、ネガフイルム12を一定の速度で搬送して、フイルムに記録された各コマの画像を読み取る。
上記実施の形態では、蛍光灯の安定を感知するためにB信号の変動を監視する場合について説明したが、B信号に限らず、他のチャンネルの信号でもよい。この場合、信号を処理する都合上、蛍光灯の発光開始直後から発光スペクトルが安定するまでの期間中に、CCDラインセンサから出力されるR,G,B各チャンネル信号のうち、その変化がなるべく大きい信号を選択することが好ましい。実際にどの色(チャンネル)の信号を監視するかについては、使用される蛍光灯の発光特性やCCDラインセンサの分光感度特性等を考慮して決定することが必要である。
図7、図8に示したように、R信号は、信号レベルが他の色(G、B)に比べて小さく、時間的にも発光開始後、短時間で変動が安定するので、R信号の変動量を検知するのは困難である。また、図6に示したCCDラインセンサの分光特性からも分かるように、R出力は赤外領域に感度を有しているので、赤外線の影響を受けやすいという問題もある。赤外線カットフィルターを利用する場合にも赤外領域を完全に無視することはできないため、赤外領域に感度のあるR信号は好ましくない。
これに対して、G信号、B信号は、信号レベルが大きく、安定するまでの時間、及び変動量が大きいのでG、B信号の変動量を検知するのはR信号に比べて容易である。また、G、B信号は赤外線の影響を受けにくいという利点がある。特にB信号は、CCD分光感度特性からわかるように、赤外領域に感度を殆ど持っていないので、赤外線の影響は非常に小さくなる。従って、赤外線カットフィルターを使用しない場合には、B信号の変動量を監視するのがよいと言える。
しかしながら、現像済みネガフイルムは一般にオレンジ色であることから、照明用の蛍光灯は、青色の発光エネルギーが強いものが用いられることが多く、このため、蛍光灯から照射される光をフイルムを通さずにCCDラインセンサで受光したときのB出力は、レベル過大となって信号が飽和する(サチレーションを起こす)場合がある。かかる場合は、G信号を監視すればよい。
また、B信号をデジタル信号に変換して監視する代わりに、Bのアナログ信号を時定数の大きい検波回路でレベル検出し、コンパレータを用いて検波していないBの信号と比較し、その差があるレベル以内であれば制御信号を発生する比較回路を用いてもよい。
予め定められた一つのチャンネルの信号の変化量を監視する代わりに、3色の信号の比や、異なる2色の信号同士の差など、R,G,B3色の信号レベルのバランスを示す値又はR,G,Bのうちから選択した2色の信号同士のバランスを示す値といった複数の信号同士の相対的な変化量を監視し、この相対的な変化量が一定値以内に達するか否かによって蛍光灯の安定の可否を判別してもよい。
また、上記実施の形態では、R,G,Bの3原色に分解して信号を処理する場合について説明したが、これに限らず、Y,M,Cの3原色に分解し、各色に対応する信号を処理する場合も同様である。
上記実施の形態では、ネガフイルムの画像を読み取るフイルムスキャナについて説明したが、本発明は、ポジフイルムの画像を読み取るフイルムスキャナや、複写機、ファクシミリ等の他の画像読取機器にも適用が可能である。
図1は、本発明を適用したフイルムスキャナーの構成を示すブロック図 図2は、点灯2秒後の蛍光灯の発光スペクトルを示す図 図3は、点灯20秒後の蛍光灯の発光スペクトルを示す図 図4は、点灯40秒後の蛍光灯の発光スペクトルを示す図 図5は、点灯90秒後の蛍光灯の発光スペクトルを示す図 図6は、CCDラインセンサの分光感度特性の一例を示す図 図7は、蛍光灯の光を赤外カットフィルターを介してCCDランイセンサで受受光した場合の、R,G,B各チャンネルの出力を示すグラフ 図8は、蛍光灯の光を赤外カットフィルターを通さずにCCDランイセンサで受光した場合の、R,G,B各チャンネルの出力を示すグラフ
符号の説明
10…蛍光灯
12…現像済みネガ写真フイルム(画像読み取り対象物)
20…CCDラインセンサ
24…アンプ
26…信号処理回路
30…フイルム搬送用モータ
32…モータ駆動回路
34…制御回路

Claims (2)

  1. 画像読み取り対象物たるフイルムを照明する蛍光灯と、
    前記蛍光灯から照射された光を受光し、R,G,Bの3原色の各色に対応する3つのチャンネル毎に受光した光量に応じた信号に変換するラインセンサと、
    前記蛍光灯の点灯開始後、前記フイルムの無い状態で前記蛍光灯から照射された照明光を前記ラインセンサで受光させるとともに、該ラインセンサから出力されるR,G,Bの色信号のうちB信号の変化量を監視し、前記蛍光灯のスペクトル変化が安定するまで前記ラインセンサによる前記フイルムの画像光の読み取りを待機させ、前記蛍光灯のスペクトル変化が安定した後、画像光の読み取りを開始させるように読み取りタイミングを制御する制御手段とを備え、
    前記フイルムの無い状態で前記蛍光灯から照射された照明光を前記ラインセンサで受光させたときに、該ラインセンサから出力されるB信号がレベル過大となって飽和する場合には、前記変化量を監視する色信号としてG信号が用いられることを特徴とするフイルムスキャナー。
  2. 前記フイルムとして、現像済みネガフイルムが用いられることを特徴とする請求項記載のフイルムスキャナー。
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