JP3947692B2 - 浴室暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室暖房装置に関する。
【0002】
【背景技術】
浴室暖房装置は、温水と空気の熱交換によって浴室の空気を加熱し、温風として吹き出させるための熱交換器を備えている。熱交換器に温水を循環させるための一対の温水配管は、一端を熱交換器に接続され、他端をケーシング外の外部接続位置まで導かれている。この温水配管は、通常は、送風通路を避けて配管されている。
【0003】
しかし、最近では、施工性や外観などを考慮して浴室暖房装置のコンパクト化が図られている。浴室暖房装置のコンパクト化が進むと、ケーシング内の余分なスペースが少なくなってくるので、熱交換器に接続されている温水配管を送風通路を避けて配管することが困難になってきている。かといって、温水配管が送風通路内を横切ると、温風吹出し口から吹き出される温風が乱れて温風吹出しの性能が低下したり、風切り音を発生したりする問題が起きている。
【0004】
本発明は上記従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱交換器に接続される温水配管を、浴室暖房装置の性能劣化を来したり、送風の邪魔になったりしないように配管できるようにすることにある。
【0005】
【発明の開示】
本発明にかかる浴室暖房装置は、浴室の空気を温水と熱交換させるための熱交換器と、熱交換器によって加熱された空気を浴室内に吹き出させるための循環ファンとをケーシング内の送風通路に納めた浴室暖房装置において、前記ケーシングの内面の、送風通路に面した位置に配管用の溝を凹設し、前記熱交換器に接続され送風通路を通過するように配管された温水配管を前記配管用の溝に納めて前記ケーシングの内面から飛び出ないようにしたことを特徴としている。
【0006】
本発明にかかる浴室暖房装置にあっては、ケーシングの内面に凹設された配管用の溝に熱交換器の温水配管を納めているので、温水配管がケーシングの内面から飛び出さず、コンパクトで配管スペースの小さな温水暖房装置においても、温水配管の配管箇所の制約が少なくなる。
【0007】
特に、温水配管を送風通路に面した位置に配管する場合でも、配管用の溝をケーシング内面の送風通路に面した位置に設けることにより、温水配管が送風通路内に飛び出して送風を妨げることがなくなる。よって、送風通路に沿って吹き出される風が乱れて性能が低下したり、風切り音が発生したりするのを防止することができる。
【0008】
また、熱交換器を固定するための熱交換器取付板がケーシングの内面に取付けられている箇所を通過するように温水配管を配設する場合にも、熱交換器取付板の背後で温水配管が配管用の溝内に配設されるようにすれば、熱交換器取付板と温水配管とが干渉しにくく、温水配管の処理が容易になる。また、熱交換器取付板で温水配管を押えることにより、温水配管が配管用の溝から浮き上がるのを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明の一実施形態による天井取付け型の浴室暖房装置の構造を示す概略断面図、図1(b)は図1(a)のX−X線断面図である。浴室暖房装置1は、装置本体2と化粧パネル3とから構成されている。装置本体2は天井裏へ納入され、吊りボルト(図示せず)等によって天井裏で吊り下げられる。装置本体2の下面に対向して開口された天井パネル4の開口5の下には、化粧パネル3が着脱自在に取付けられる。
【0010】
装置本体2においては、下面開口した箱状のケーシング6内にクロスフローファンからなる循環ファン7が納められ、循環ファン7の回転軸には、循環ファンモータ8が接続されている。循環ファンモータ8は、その軸受け部分8aを循環ファンモータ受け20と仕切り板24との間に挟み込まれて保持されている。また、循環ファン7のエア吸入側には2面の熱交換器10が設置されており、循環ファン7のエア吹き出し側には温風吹出し通路11が取付けられている。
【0011】
化粧パネル3には、グリル状をした吸込口12と吹出口13とが設けられ、吸込口12は循環ファン7のエア吸い込み側に対向するように配置され、吹出口13には装置本体2の温風吹出し通路11の下端が位置している。また、吸込口12の上面には面状のフィルタ14が配設されている。
【0012】
しかして、循環ファンモータ8により循環ファン7を回転させると、化粧パネル3の吸込口12から装置本体2内へ浴室内の空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は熱交換器10を通過する。熱交換器10には、熱源機(図示せず)で加熱された温水が循環しており、循環ファン7により吸い込まれた空気が熱交換器10を通過すると、温水と熱交換することによって加熱される。加熱された温風は、循環ファン7によって送り出され、温風吹出し通路11を通って吹出口13から吹き出される。
【0013】
よって、冬季の入浴時または入浴前においては、吹出口13から例えば斜めに温風を吹き出させることによって、浴室内の暖房を行うことができる。また、吹出口13の真下に衣類を吊り下げておき、吹出口13から真下に向けて温風を吹き出させることにより、浴室内を衣類乾燥室として使用することができる。
【0014】
図2は上記装置本体2の内部構造を示す下方から見た斜視図であり、図3は装置本体2から熱交換器10や循環ファン7を除いた状態の下面図である。また、図4は図3のY−Y線に相当する箇所の断面図である。ケーシング6内には換気通路部品34により換気通路35が形成されており、換気通路部品34の端に接続するようにして換気装置15が設けられている。なお、この換気通路部品34は、前記ファンモータ受け20と一体に成形されている。換気装置15を運転すると、浴室内の湿気を含んだ空気を装置本体2の外部へ、さらには排気ダクトを通じて屋外へ強制的に排出することができる。
【0015】
図2に示すように、熱交換器10の上部には熱交換器取付板17が設けられており、熱交換器取付板17をケーシング6内の天面にビス止めすることに熱交換器10がケーシング6に固定される。熱交換器10に温水を循環させるための2本の温水配管9は、一方端部を熱交換器10に接続されている。熱交換器10に接続された温水配管9は、吸い込み側に位置する熱交換器10に沿って上方へ延び、熱交換器取付板17及び熱交換器10の上面を超えて温風吹出し側へ延びている。この送風通路に沿って水平に延びている温水配管9の他端部はケーシング6内部の天面に沿っており、温水配管9の他端はケーシング6の開口からケーシング6外に露出している。図2で符号16で示すものは温水弁である。
【0016】
ケーシング6内部の天面は、循環ファン7によって送風される送風通路に面しているが、ケーシング6内部の天面には、図3及び図4に示すように、温水配管9の納まるような配管用溝18が設けられている。
【0017】
しかして、温水配管9のうち、上記のように熱交換器取付板17及び熱交換器10の上面を超えて温風吹出し側へ水平に延びている部分は、ケーシング6の内面から飛び出さないように配管用溝18に納められ、温水配管9の端部は、配管用溝18の端で開口(図示せず)を通ってケーシング6の外部に出ている。さらに、図4に示すように、温水配管9及び配管用溝18と交差するようにして、熱交換器取付板17をケーシング6の内面に取付けることにより、ケーシング6内に熱交換器10を取付けることができると共に、熱交換器取付板17によって温水配管9を押えて配管用溝18から浮き上がらないようにしている。
【0018】
この浴室暖房装置1にあっては、温水配管9が送風通路を通過するようにして配管されているので、温水配管9の配管長を短くでき、浴室暖房装置1のコンパクト化に寄与できる。しかも、温水配管9が送風通路を通過するように配管されているにもかかわらず、温水配管9は配管用溝18内に納まっていてケーシング6内面から飛び出ていないので、温水配管9に風が当たって風の流れを乱したり、風量を損失したり、風切り音を発生したりといった不具合を解消できる。また、温水配管9が配管用溝18内に納まっているので、熱交換器取付板17と干渉する恐れもなく、温水配管9が熱交換器取付板17を取付ける妨げになることもない。さらに、温水配管9がケーシング6内に埋まっているので、浴室暖房装置1のコンパクト化を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の浴室暖房装置によれば、ケーシング内面の送風通路に面した位置に配管用の溝を凹設し、送風通路を通過するように配管された熱交換器の温水配管を前記配管用の溝に納めているので、温水配管がケーシングの内面から飛び出さず、コンパクトで配管スペースの小さな温水暖房装置においても、温水配管の配管箇所の制約が少なくなる。
【0020】
特に、温水配管を送風通路に面した位置に配管する場合でも、配管用の溝をケーシング内面の送風通路に面した位置に設けることにより、温水配管が送風通路内に飛び出して送風を妨げることがなくなる。よって、送風通路に沿って吹き出される風が乱れて性能が低下したり、風切り音が発生したりするのを防止することができる。よって、送風通路に配管することができ、配管長を短くして浴室暖房装置の小型化を図ることができる。
【0021】
また、熱交換器を固定するための熱交換器取付板がケーシングの内面に取付けられている箇所を通過するように温水配管を配設する場合にも、熱交換器取付板の背後で温水配管が配管用の溝内に配設されるようにすれば、熱交換器取付板と温水配管とが干渉しにくく、温水配管の処理が容易になる。
【0022】
さらに、温水配管がケーシング内に埋まり込むので、浴室暖房装置をより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態による天井取付け型の浴室暖房装置の構造を示す概略断面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図2】装置本体の内部構造を示す、下方から見た斜視図である。
【図3】熱交換器や循環ファンを除いた状態の、装置本体の下面図である。
【図4】図3のY−Y線に相当する箇所の概略断面図である。
【符号の説明】
2 装置本体
6 ケーシング
7 循環ファン
9 温水配管
10 熱交換器
11 温風吹き出し通路
13 吹出口
17 熱交換器取付板
18 配管用溝
Claims (2)
- 浴室の空気を温水と熱交換させるための熱交換器と、熱交換器によって加熱された空気を浴室内に吹き出させるための循環ファンとをケーシング内の送風通路に納めた浴室暖房装置において、
前記ケーシングの内面の、送風通路に面した位置に配管用の溝を凹設し、前記熱交換器に接続され送風通路を通過するように配管された温水配管を前記配管用の溝に納めて前記ケーシングの内面から飛び出ないようにしたことを特徴とする浴室暖房装置。 - 前記熱交換器を固定するための熱交換器取付板を前記ケーシングの内面に取付け、前記熱交換器取付板の背後で前記温水配管を前記配管用の溝内に配設したことを特徴とする、請求項1に記載の浴室暖房装置。
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JP2002215470A JP3947692B2 (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 浴室暖房装置 |
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Family Applications (1)
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2002
- 2002-07-24 JP JP2002215470A patent/JP3947692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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